JP3037339U - マット構造 - Google Patents

マット構造

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JP3037339U
JP3037339U JP1996010913U JP1091396U JP3037339U JP 3037339 U JP3037339 U JP 3037339U JP 1996010913 U JP1996010913 U JP 1996010913U JP 1091396 U JP1091396 U JP 1091396U JP 3037339 U JP3037339 U JP 3037339U
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sheet
mat
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Inventor
章 井上
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有限会社神明
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷された絵模様が印刷当時のままに保持され
てマット表面をいつまでも綺麗に見せる。 【解決手段】塩化ビニールシート1bの裏面に絵模様2
を印刷し、その上から裏面全面に単色印刷3を施し、こ
れをスポンジ台板1aに貼着する。塩化ビニールシート
表面に滑り防止用の透明な小粒状突起5を設けることが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主に室内に敷置されるマット、更に詳しくは、マット表面に絵模様 を綺麗に見せ、また、ある程度の厚みがあってクッション性を発揮するスポンジ 素材を用いたマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、室内に敷置されるマットとして、ある程度の厚みがあってクッショ ン性を発揮するスポンジ製のマットが広く使用されている。
【0003】 この種の汎用マットとして、例えば、一般家庭の風呂場などに用いるマットは 、普通、1〜2cm程度の厚みで固めのスポンジ素材で出来ていて、その表面に凹 凸滑り止め加工を施している。また、素材表面に任意の絵模様などを印刷したも のもある。
【0004】 ところで、上記するようなスポンジ製の汎用マットにおいて、表面に施された 凹凸滑り止め加工は、一種の繰り返し凹凸模様としてマット表面をデザイン的に 特徴付ける面はあるが、この凹凸模様は、粗くて軟らかなスポンジ素材面に対し て加工されるため、模様の大きさや形状的な面で制約を受ける。また、スポンジ 素材面に対する直接的な印刷では、紙面や塩化ビニールシート面などに印刷され るような緻密で綺麗な絵模様の印刷はできない。
【0005】 従って、この種のスポンジ製の汎用マットは、どうしても機能重視のマットと なり、使用場所が風呂場や水濡れする作業場などに限って使用されているのが現 状である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案のうち請求項1記載の考案は、マット表面をいつまでも綺麗に 見せるクッション性を発揮するマット構造を提供することを目的としたものであ る。
【0007】 請求項2ないし4記載の考案は、請求項1記載の考案の目的に加えて、マット 表面が水濡れしても、滑り難くしたマット構造を提供することを目的としたもの である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案のうち請求項1記載の考案は、透明な塩 化ビニールシートの裏面に任意の絵模様を印刷するとともに、シート裏面全面に 亘って単色印刷を施し、該シートをスポンジ台板上に貼着したことを特徴とする 。
【0009】 ここで塩化ビニールシートの厚さとしては、比較的、分厚目のものが好ましく 、例えば、0.4〜2mm程度の厚さとする。このシート裏面に印刷される絵模様 は、周知の印刷機によって印刷されるもので、緻密なものである方が好ましく、 この絵模様を印刷した後でシート裏面全面に亘って施される単色印刷も、周知の 印刷機によって印刷される。スポンジ台板は、ある程度の厚みがあってクッショ ン性を発揮する固めのスポンジ素材が用いられ、実用的には、汎用マットと同じ く1〜2cm程度のものである。そして、スポンジ台板に対し、接着剤を用いて先 のシート裏面全面に亘って単色印刷した後の塩化ビニールシートを貼着してマッ トに仕上げられる。
【0010】 このように形成すると、マット表面には、単色印刷面に対して絵模様を浮き出 させるように見せて綺麗なものである。また、マット上を人が歩いて足裏がマッ ト表面、つまり、塩化ビニールシート表面に擦れることがあっても、絵模様はシ ート裏面に印刷されているので、この絵模様が擦れて剥げたりするようなことは なく、いつまでも印刷当時のままに綺麗に保持される。
【0011】 また、スポンジ台板上に塩化ビニールシートを貼着した接着剤層は、シート裏 面の単色印刷面とスポンジ台板との間に形成されるので、塩化ビニールシート自 体の裏面が接着剤が直接に触れることがなく、経時的に接着剤に含まれる硫黄分 が塩化ビニールと化学変化を起こして黄変するような変色をシート面を透かして 見せるようなこともこともない。
【0012】 本考案のマットは、その使用目的によって、塩化ビニールシートの表面を平滑 面のままのマットとしても提供されるが、従来のスポンジ製の汎用マットのよう に、風呂場や水濡れする作業場などに敷置するマットの場合は、請求項2記載の ように、塩化ビニールシート表面に、滑り止め用の透明な小粒状突起を点在状に 設けることができる。ここで、小粒状突起を突設する加工としては、請求項3記 載のように、透明塩化ビニールシート表面にUVインキを点字状に盛り上げ印刷 し、該インキを紫外線の照射で固化させて作ることができる。なお、このように して形成した小粒状突起は、塩化ビニールシートに対して印刷される通常の点字 とほぼ同じものでよいので、周知の点字印刷機及びその技法を適用して形成する ことができる。また、小粒状突起を形成するのに使用するUVインキは、請求項 4記載のような、エボキシアクリレート、ウレタンアクリレート樹脂を主成分と するものが好適し、該インキに抗菌剤を混入するのがよい。
【0013】 このような小粒状突起がシート表面に設けてあると、マット表面が水濡れして 滑り易くなっていても、足裏の滑り止め作用を発揮するとともに、該突起は、固 くしてマット面上に盛り上がっているので、足裏に当たって適度な刺激を与えて マッサージ作用も発揮する。また、小粒状突起はシート表面に点在的に存在し、 シート裏面の絵模様は、この突起を透かして見ることになるが、小粒状突起と絵 模様はシート厚さ分だけしか離れておらず、ごく接近しているので、絵模様が歪 んで見えたりすることはなく、外観面からは小粒状突起の存在はほとんど気にな らない。また、突起形成素材とするUVインキに、安全性の高い無機系の抗菌剤 を混入することにより、マット面が長期間に亘ってカビ等に有効な抗菌作用を発 揮するので、食品関係の衛生業務の場をはじめとして、日常生活の中で多方面に 使用して衛生面からも優れたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態の一例を、図面に基づいて説明する。
【0015】 図1は本考案の第一の実施例を示すマットの斜視図、図2は部分拡大断面図で ある。
【0016】 図において、マット1を示す。このマット1は、スポンジ台板1a上に透明な 塩化ビニールシート1bを貼着してなるもので、マット1の厚さについては、汎 用のスポンジ製の汎用マットとほぼ同じ程度とされる。
【0017】 具体的には、スポンジ台板1aは、ある程度の厚みがあってクッション性を発 揮する固めのスポンジ素材からなるもので、厚さは1〜2cm程度のものである。 また、塩化ビニールシート1bとしても、比較的分厚目のもので、厚みは0.4 〜2mm程度のものである。
【0018】 塩化ビニールシート1bの裏面には、任意の絵模様2が印刷され、この絵模様 2の上からシート裏面全面に亘って単色印刷3を施している。従って、スポンジ 台板1aに対して塩化ビニールシート1bを貼着した時に、両者を接着させる接 着層4は、スポンジ台板1aとシート裏面に印刷した単色印刷3との間に形成さ れることになる。なお、絵模様2と単色印刷3の印刷には、周知の印刷機とその 技法が適用される。
【0019】 次に、図3は本考案の第二の実施例を示すマットの斜視図、図4は部分拡大断 面図である。
【0020】 なお、本実施例におけるマット1の基本構成は、上記の第一の実施例と同じく するので、共通部分については同一の符号を付けて重複した詳細な説明は省略す る。
【0021】 本実施例においては、塩化ビニールシート1b上面に、透明な小粒状突起5を 点在的に設けている。この小粒状突起5としては、シート表面にUVインキを点 字状に盛り上げ印刷し、該インキを紫外線の照射で固化させて形成することがで きる。ここで、シート表面に印刷するUVインキとしては、エボキシアクリレー ト、ウレタンアクリレート樹脂を主成分とするものを用い、無機系の抗菌剤を混 入している。そして、シート表面において固化後の小粒状突起5の大きさは、半 径が約2mm程度で高さが1〜3mm程度で丸く球面状に盛り上がりを見せる形態の ものである。
【0022】 なお、小粒状突起5は、厚膜スクリーン版によるスクリーン印刷又は金属板に 穴を明けたエンチッグ印刷等の周知の印刷機とその技法を適用して形成すること ができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、本考案によれば、マット表面 をなす塩化ビニールシートの裏面に印刷した絵模様は、いつまでも印刷当時のま まに保持されるので、マット表面をいつまでも綺麗に見せる。また、絵模様は、 周知の印刷機を用いて印刷されるので、いろんな印刷ができ、従来のスポンジ製 の汎用マットとは異なり、用途的な制限のない斬新なマットが提供できる。
【0024】 また、マット表面に、滑り止め用の透明な小粒状突起を点在的に設けることに より、足裏の滑り止め作用を発揮し、しかも、この突起は足裏で踏まれて適度な 刺激となってマッサージ的効果も発揮するとともに、この突起形成素材内に混入 した抗菌剤が長期間に亘って抗菌作用を発揮するので、食品関係の衛生業務の場 をはじめとして、日常生活の中で多方面に使用して衛生面からも優れたものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第一の実施例を示すマットの斜視図
である。
【図2】 マットの部分拡大断面図である。
【図3】 本考案の第二の実施例を示すマットの斜視図
である。
【図4】 マットの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 マット 1a スポンジ台板 1b 塩化ビニールシート 2 絵模様 3 単色印刷部 4 接着層 5 小粒状突起
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/30 101 B32B 27/30 101 B68G 7/05 B68G 7/05 C

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な塩化ビニールシートの裏面に任意
    の絵模様を印刷するとともに、シート裏面全面に亘って
    単色印刷を施し、該シートをスポンジ台板上に貼着した
    ことを特徴とするマット構造。
  2. 【請求項2】 シート表面に、滑り止め用の透明な小粒
    状突起を点在状に設けたことを特徴とする請求項1記載
    のマット構造。
  3. 【請求項3】 小粒状突起は、シート表面にUVインキ
    を点字状に盛り上げ印刷し、該インキを紫外線の照射で
    固化させてなることを特徴とする請求項2記載のマット
    構造。
  4. 【請求項4】 UVインキは、エボキシアクリレート、
    ウレタンアクリレート樹脂を主成分とし、該インキに抗
    菌剤を混入したことを特徴とする請求項2又は3記載の
    マット構造。
JP1996010913U 1996-10-28 1996-10-28 マット構造 Expired - Lifetime JP3037339U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039582A (ja) * 2001-07-19 2003-02-13 Three M Innovative Properties Co 湿潤防滑性シート及び湿潤防滑構造体
JP2010019028A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Three M Innovative Properties Co 透明防滑性保護シート及び装飾シート

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