JP2021025259A - パネル部材の設置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤを取り外すことなく、パネル部材を交換できるようにする。【解決手段】道路の両側に進行方向に所定間隔に立設された支柱20間に、上下及び進行方向に延びて車道からの音を遮蔽する板状のパネル部材30を設置する設置構造11において、支柱20のウェブ板20bの上部に、支柱20同士を連結する支柱回転防止用ワイヤ2を通すワイヤ挿通孔20dを形成し、パネル部材30の上部に、支柱回転防止用ワイヤ2を通すワイヤ通し孔40aを有するワイヤ通し金具40を脱着可能に取り付ける金具取付部30aを設ける。そして、ワイヤ通し金具40に、ワイヤ通し孔40aに連続し、支柱回転防止用ワイヤ2をワイヤ通し孔40aに誘導可能なワイヤ通し切欠40bを形成する。【選択図】図3A

Description

本発明は、道路沿いに設置して車両の走行音等を遮断する、道路用遮音壁を構成するパネル部材の設置構造に関する。
従来より、道路の両側の平坦面や高欄に所定間隔でH型鋼の支柱を立設し、各支柱の間にグラスウール等の吸音材を内蔵した、パネル状の吸音板を配設して構成された道路用遮音壁は知られている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、道路用遮音壁を設置する工程では、まず、パネル部材を車両搭載型クレーン等を用いて支柱高さよりも高く吊り上げ、一組のH型支柱のフランジ部の間に上方から下方へ落とし込む。また、パネル部材を落とし込む工程の途中で、パネル部材に配設された孔に金属製のワイヤ等を挿通させる。次に、バネ等の弾性手段を用いてパネル部材をフランジの内側へ押付け、脱落不能に固定する。
これにより、パネル部材はバネ等の弾性手段によってH型支柱のフランジ部間に押付けて固定される。また、金属製ワイヤの両端部をH型支柱に固定することにより、車両の衝突を受けた場合等に衝撃を吸収しながら、パネル部材が支柱から脱落して後続車等の走行を妨げることを防止している。
しかしながら、上述した方法で道路用遮音壁を設置しようとする場合、パネル部材を一旦、支柱高さより高く持ち上げる必要がある。このため車両搭載型クレーン等の作業機械を用意する必要が生じ、施工性や安全性の面で不利である。また、パネル部材は、その支柱落下防止ワイヤをパネル部材に配設された孔に挿通させながら、パネル部材を設置する必要があり、作業が煩雑になってしまう。
そこで、例えば、特許文献2の道路用遮音装置では、支柱間にパネルを下方から挿入して設置するようにしている。このような遮音壁は、パネルをある程度の高さまで持ち上げてH型鋼の支柱間に落とし込むものより、施工作業を容易に行うことができるようにしている。
一方、例えば、特許文献3〜5のような遮音壁(パネル又は支柱)に用いられる落下防止用ワイヤの保持具が知られている。
特開2002−227145号公報 特許5927622号公報 特許3863455号公報 特開2006−144300号公報 特開2008−31685号公報
しかしながら、特許文献3〜5のものは、パネルを持ち上げてH型鋼の支柱間に落とし込む方式の遮音壁に適用しているもので、パネルを取り外す際、ワイヤを遮音壁(パネル及び支柱)から取り外すようになっている。したがって、特許文献2のように下方からパネルを取り付けて、パネルを下方へ取り外すようなものに対しては、より作業をし易くするような改善の余地が残されている。
一方、特許文献3及び4のようなワイヤ保持具は、パネルを保持具から取り外しても、ワイヤに対して保持具が残ってしまい、保持具を交換するためには、ワイヤを遮音壁から取り外さなくてはならなくなるという問題がある。また、特許文献5のようなものは確実にワイヤが保持されるためにはワイヤ係合凹部をワイヤ外径と同等にしなくてはならず、取付作業がし難くなるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ワイヤを取り外すことなくパネル部材を交換可能にすることにある。
前記の目的を達成するために、この発明では、パネル部材を抜け止めするワイヤを通す孔を有するワイヤ通し金具を、パネル部材に脱着可能に取り付けるようにした。
具体的には、本発明では、道路の進行方向に所定間隔に立設された支柱間に、上下及び進行方向に延びて車道からの音を遮蔽する板状のパネル部材を設置する設置構造を前提とし、
前記支柱は、進行方向に伸長するフランジ板と、前記フランジ板の略中央から前記フランジ板に対して略垂直に伸長するウェブ板と、を有し、立設された状態で断面上面視がT字状であり、
前記支柱は、少なくとも前記フランジ板と対向して前記パネル部材の上部を保持する上部保持部で構成される上部支持部を有し、
前記上部支持部の下方は、前記パネル部材を前記上部支持部と前記フランジ板との間の空間に挿入可能に開放されており、
前記パネル部材は、
前記フランジ板に沿って設置され、上部が前記上部保持部と前記フランジ板の間に受容されて保持される。
そして、前記ウェブ板の上部には、支柱同士を連結するワイヤを通すワイヤ挿通孔が形成され、
前記パネル部材の上部には、前記ワイヤを通すワイヤ通し孔を有するワイヤ通し金具を脱着可能に取り付ける金具取付部が設けられており、
前記ワイヤ通し金具は、前記ワイヤ通し孔に連続し、前記ワイヤを前記ワイヤ通し孔に誘導可能なワイヤ通し切欠を有する。
この構成によると、ワイヤを支柱に通したままでも、ワイヤ通し金具をパネル部材から取り外すことで、パネル部材の交換が可能となる。また、ワイヤ通し金具自体も、ワイヤ通し切欠を介してワイヤを通すことで、支柱間に通されたままのワイヤからでも容易に取り外すことができる。
また、前記ワイヤ通し金具は、
前記パネル部材の金具取付部に取り付けられる取付ベース部と、
前記取付ベース部に連続し、前記ワイヤ通し孔が形成されたワイヤ通し部とを備え、
前記ワイヤ通し切欠は、前記取付ベース部から前記ワイヤ通し部まで連続し、前記ワイヤ通し孔に到るように構成されていてもよい。
この構成によると、簡単な構成で、ワイヤをワイヤ通し孔に誘導できるワイヤ通し金具が得られる。
以上説明したように、本発明によれば、支柱のウェブ板の上部に支柱同士を連結するワイヤを通すワイヤ挿通孔を形成し、パネル部材の上部にワイヤを通すワイヤ通し孔を有するワイヤ通し金具を脱着可能に取り付ける金具取付部を設け、ワイヤ通し金具にワイヤ通し孔に連続してワイヤをワイヤ通し孔に誘導可能なワイヤ通し切欠を形成したことにより、ワイヤを取り外すことなく、パネル部材の交換を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係る、道路用遮音装置のパネル部材が装着された設置構造を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る、道路用遮音装置のパネル部材が装着された設置構造を示す背面図である。 図1AのII−II線断面図である。 図1AのIIIA方向から見た矢視図である。 図1AのIIIB−IIIB線断面図である。 図2のIVA部拡大断面図である。 図1AのIVB−IVB線断面図である。 パネル部材を示す正面図である。 パネル部材を一部拡大して示す平面図である。 ワイヤ通し金具を示す平面図である。 ワイヤ通し金具を示す正面図である。 ワイヤ通し金具を示す側面図である。 変形例に係るワイヤ通し金具を示す平面図である。 変形例に係るワイヤ通し金具を示す正面図である。 変形例に係るワイヤ通し金具を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
−道路用遮音装置の構成−
図1A〜図3Bは、本発明の実施形態に係る、パネル部材30が装着された道路用遮音装置10の設置構造11を示し、この設置構造11は、道路両側の、車道と民地との間に設置された高欄1に取り付けられ、車道から民地への音を遮蔽するものである。具体的には、道路の両側の高欄1に進行方向に所定間隔に複数のT字型断面の支柱20が起立している。そして、一対の支柱20間の空間にパネル部材30が収容されて固定されている。
図3Aに拡大して示すように、支柱20は、進行方向に伸長するフランジ板20aと、このフランジ板20aの略中央から車道方向に伸長するウェブ板20bとを備え、立設された状態で断面上面視がT字状となっている。
また、図4Aにも示すように、支柱20は、少なくともフランジ板20aと対向してパネル部材30の上部を保持する上部保持部20eで形成される上部支持部20cと、少なくとも、パネル部材30の下端を支持する下端支持部20i及びフランジ板20aと対向してパネル部材30の下部を保持する下端保持部20gで形成される下部支持部20f(いずれも図1A、図2及び図3Bに示す)とを有する。そして、上部支持部20cとフランジ板20aとの間及び下部支持部20fとフランジ板20aとの間には、それぞれパネル部材30を収容する空間を有する。
具体的には、上部支持部20cを構成する上部保持部20eの下端と、下部支持部20fを構成する下端支持部20gの上端との間の鉛直方向寸法X1は、パネル部材30の高さ寸法X2よりも小さく設定される(X1<X2)。さらに、パネル部材30を収容する空間の上限高さである上部保持部20eの上端と、下端支持部20gの上端との間の鉛直方向寸法X3は、高さ寸法X2よりも大きく設定される(X3>X2)。この構成により、パネル部材30の収容空間が確保される。
そして、図3A及び図4Aに示すように、ウェブ板20bの上部(上端近傍)には、支柱20同士を連結する支柱回転防止用ワイヤ2を通すワイヤ挿通孔20dが形成されている。なお、詳しくは図示しないが、ウェブ板20bの下部にも支柱落下防止用ワイヤ3を挿通させる下側ワイヤ挿通孔20h(図2に示す)が形成されており、それぞれの支柱20の下部も支柱落下防止用ワイヤ3によって連結可能となっている。例えば、支柱回転防止用ワイヤ2は、直径12mmの鋼製ワイヤよりなり、支柱落下防止用ワイヤ3は、直径18mmの鋼製ワイヤよりなる。ワイヤ挿通孔20dの内径は、支柱回転防止用ワイヤ2の外径よりも大きく、下側ワイヤ挿通孔20hの内径は、支柱落下防止用ワイヤ3の外径よりも大きくなっている。
パネル部材30は、図5A及び図5Bに示すように、例えば矩形板状の透光性遮音板31を有し、その四辺が、上枠32、下枠34及び一対の縦枠33で覆われている。例えば、透光性遮音板31は、厚さ8mmのポリカーボネイト樹脂板で構成され、上枠32、下枠34及び一対の縦枠33は、アルミニウム合金で構成されている。図4Bにも示すように、パネル部材30の上部には、支柱回転防止用ワイヤ2を通すワイヤ通し孔40aを有するワイヤ通し金具40を脱着可能に取り付ける金具取付部30aが設けられている。具体的には、後述するワイヤ通し金具40のボルト挿通孔41aに対応するネジ孔(図示せず)が所定の位置に設けられている。本実施形態では、金具取付部30aは、1つのパネル部材30に対して2箇所設けられている。また、上枠32には、図4Aに拡大して示すように、板状の上部支持部20cを押さえ付けて支柱20にパネル部材30を保持するためのパネル保持用板バネ50がボルト51及びナット52によって固定されている。このパネル部材30を支柱20に固定するためにボルトでパネル部材30を支柱20に直接締結するようにしてもよい。しかし、パネル保持用板バネ50であれば、ワンタッチでパネル部材30を支柱20に固定できる。なお、図3Aに示すように、上枠32と縦枠33との角部には、取付時に上部保持部20eを避けるための切欠30bが形成されている。
そして、図6A〜図6Cに示すように、ワイヤ通し金具40は、例えば、ステンレス鋼板の曲げ構造で構成され、ワイヤ通し孔40aに連続し、支柱回転防止用ワイヤ2をワイヤ通し孔40aに誘導可能なワイヤ通し切欠40bを有する。具体的には、ワイヤ通し金具40は、パネル部材30の上部に取り付けられる取付ベース部41と、取付ベース部41に連続し、ワイヤ通し孔40aが形成されたワイヤ通し部42とを備えている。ワイヤ通し切欠40bは、取付ベース部41からワイヤ通し部42まで連続し、ワイヤ通し孔40aに到るように構成されている。このように、本実施形態では、簡単な構成で、支柱回転防止用ワイヤ2をワイヤ通し孔40aに誘導できるワイヤ通し金具40が得られる。
取付ベース部41には、例えば2つのボルト挿通孔41aが設けられている。これら一対のボルト挿通孔41aの間を通るように、ワイヤ通り切欠40bが、取付ベース部41において平面視で略直角に折れ曲がるように延び、そこからワイヤ通し部42のワイヤ通し孔40aまで連続している。
−パネル部材の設置方法−
前提として、図2に示すように、車道と民地との間には適切な高さのコンクリート等よりなる高欄1が設けられている。
そして、この高欄1に対し、進行方向に所定の間隔で支柱20を取り付ける。支柱20は、支柱落下防止用ワイヤ3を各支柱20の下側ワイヤ挿通孔20hに挿通することで、各支柱20が高欄1から落下しない。なお、支柱20を含む部材は、アンカーボルト4等により、高欄1に固定されている。
そして、上述したように、予めウェブ板20bの上部に支柱20同士を連結する支柱回転防止用ワイヤ2を通すワイヤ挿通孔20dを形成すると共に、パネル部材30の上部に支柱回転防止用ワイヤ2を通すワイヤ通し孔40aを有するワイヤ通し金具40を脱着可能に取り付けておく。
そして、T型支柱20の上部支持部20cとフランジ板20aとの間及び下部支持部20fとフランジ板20aとの間にパネル部材30を収容させるためには、まず、図2に二点鎖線で示すように、作業者Mがパネル部材30を持ち上げる。ここで、パネル部材30の大きさは一例として、幅1.5メートル、高さ2メートル程度である。
次に、パネル部材30の上部を上部支持部20cの上部保持部20eと、フランジ板20aとの間に差し込み、パネル部材30の底部の位置が、下部支持部20fの開口部より高い状態を維持しながら、下部支持部20fの下端支持部20gと、フランジ板20aとの間に差し込んで載置する。このとき、上部保持部20eの上端と、下端支持部20gの上端との間の鉛直方向寸法X3と、パネル部材30の高さ寸法X2は、X3>X2となるように設定されているため、パネル部材30を上限まで差し込めば、パネル部材30の底部を、下部支持部20fの開口部よりも高い位置にすることができる。
次いで、作業者Mがパネル部材30から手を放した後も、上部支持部20cと、下端支持部20gとの間の、鉛直方向の間隔X1と、パネル部材30の高さ寸法X2とは、X2>X1となるように設定されているため、パネル部材30は上部支持部20cの上部保持部20e及び下部支持部20fの下端支持部20gにより保持され、脱落することはない。しかも、図4Aに示すように、上枠32がパネル保持用板バネ50によって支柱20に容易且つ確実に固定される。
そして、複数のパネル部材30を一対の支柱20間に取り付けた後、それぞれのウェブ板20bの上部のワイヤ挿通孔20dに通した支柱回転防止用ワイヤ2を、ワイヤ通し金具40のワイヤ通し孔40aに通し、パネル部材30を支柱回転防止用ワイヤ2によって落下防止状態となるように連結する。また、支柱回転防止用ワイヤ2によって支柱20の回転が防止される。
従来の設置構造では、支柱回転防止用ワイヤ2を挿通する作業には、作業者Mを載せて作業する高所作業車等が必要となるが、本実施形態では、梯子等の簡単な装備を用意するのみでよく、運搬車両の荷台で代用することも可能である。
最後に、必要に応じて、T型支柱20の車道側面に、車道側からの景観を向上させるための図示しない化粧板を配設し、本発明の道路用遮音装置10の設置が完了する。
−パネル部材の交換方法−
一方、一部のパネル部材30のみを交換しなければならないような事態が生じたときには、まず、支柱回転防止用ワイヤ2が通されたままのワイヤ通し金具40をパネル部材30の上部から取り外す。
この後、支柱回転防止用ワイヤ2に残ったワイヤ通し金具40は、取り外して交換してもよいし、再び利用してもよい。そして、ワイヤ通し切欠40bに沿って支柱回転防止用ワイヤ2を通すようにしてワイヤ通し金具40を回転させれば、容易にワイヤ通し金具40を支柱回転防止用ワイヤ2から取り外すことができる。新しいワイヤ通し金具40を支柱回転防止用ワイヤ2に取り付けるときには、ワイヤ通し切欠40bに沿って支柱回転防止用ワイヤ2を通すようにしてワイヤ通し金具40を回転させれば、容易にワイヤ通し孔40aに導いて新しいワイヤ通し金具40を支柱回転防止用ワイヤ2に取り付けることができる。
次いで、パネル部材30をフランジ板20aに沿って上方へ若干スライドさせて取り外す。
次いで、新しいパネル部材30を図2Aのように持ち上げる。
その後、新しいパネル部材30をフランジ板20aに沿って下方へスライドさせて設置する。そして、支柱回転防止用ワイヤ2が通されたワイヤ通し金具40を新しいパネル部材30の上部に固定する。このようにして、パネル部材30の交換が容易に行われる。
したがって、本実施形態では、支柱回転防止用ワイヤ2を支柱20に通したままでも、支柱回転防止用ワイヤ2通し金具をパネル部材30から取り外すことで、パネル部材30の交換が可能となる。また、支柱回転防止用ワイヤ2通し金具自体も、ワイヤ通し切欠40bを介して支柱回転防止用ワイヤ2を通すことで、支柱回転防止用ワイヤ2から容易に取り外すことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、支柱回転防止用ワイヤ2を取り外すことなく、パネル部材30の交換を容易に行うことができる。
−変形例−
図7A〜図7Cは、本発明の実施形態の変形例を示し、ワイヤ通し金具140の形状が異なる点で上記実施形態と異なる。なお、本変形例では、図6A〜図6Cと同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、本変形例のワイヤ通し金具140は、上記実施形態のワイヤ通し金具40に比べて簡単な構成で、U字状となっている。この構成であれば、簡易な構成のワイヤ通し具140が得られる。
しかし、上記実施形態のように、パネル部材30の上端面の狭い箇所では、本変形例の形状であれば、2つのボルト頭の間にワイヤを通す隙間を確保しがたいという問題がある。そこで、上記実施形態のワイヤ通し金具40は、この問題を避けるための特有の形状となっている。
(その他の実施形態)
本発明は、前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、前記実施形態では、パネル部材30をT型支柱20間に1枚のみ設置する場合について説明したが、複数のパネル部材30を鉛直方向に重ねて設置する場合、T型支柱20に上部支持部20cと、下部支持部20fとをパネル部材30を重ねる枚数と同数配設すれば、前記実施形態と同様な工程でパネル部材30を設置することができる。
例えば、パネル部材30をT型支柱20間に2枚、鉛直方向に重ねて設置する場合、T型支柱20に上部支持部20cと、下部支持部20fとを2組配設すれば、前記実施形態と同様な手順でパネル部材30を設置することができる。
また、前記実施形態のパネル部材30は、ポリカーボネイト製の透光性遮音板31を有するものとしたが、グラスウール等の吸音材を内蔵した吸音板や、ガラス板、アクリル板等を用いることができる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 高欄
2 支柱回転防止用ワイヤ(ワイヤ)
3 支柱落下防止用ワイヤ
4 アンカーボルト
10 道路用遮音装置
11 設置構造
20 支柱
20a フランジ板
20b ウェブ板
20c 上部支持部
20d ワイヤ挿通孔
20e 上部保持部
20f 下部支持部
20g 下端保持部
20h 下側ワイヤ挿通孔
20i 下端支持部
30 パネル部材
30a 金具取付部
30b 切欠
31 透光性遮音板
32 上枠
33 縦枠
34 下枠
40 ワイヤ通し金具
40a ワイヤ通し孔
40b ワイヤ通し切欠
41 取付ベース部
41a ボルト挿通孔
42 ワイヤ通し部
50 パネル保持用板バネ
51 ボルト
52 ナット

Claims (2)

  1. 道路の進行方向に所定間隔に立設された支柱間に、上下及び進行方向に延びて車道からの音を遮蔽する板状のパネル部材を設置する設置構造において、
    前記支柱は、進行方向に伸長するフランジ板と、前記フランジ板の略中央から前記フランジ板に対して略垂直に伸長するウェブ板と、を有し、立設された状態で断面上面視がT字状であり、
    前記支柱は、少なくとも前記フランジ板と対向して前記パネル部材の上部を保持する上部保持部で構成される上部支持部を有し、
    前記上部支持部の下方は、前記パネル部材を前記上部支持部と前記フランジ板との間の空間に挿入可能に開放されており、
    前記パネル部材は、
    前記フランジ板に沿って設置され、上部が前記上部保持部と前記フランジ板の間に受容されて保持されており、
    前記ウェブ板の上部には、支柱同士を連結するワイヤを通すワイヤ挿通孔が形成され、
    前記パネル部材の上部には、前記ワイヤを通すワイヤ通し孔を有するワイヤ通し金具を脱着可能に取り付ける金具取付部が設けられており、
    前記ワイヤ通し金具は、前記ワイヤ通し孔に連続し、前記ワイヤを前記ワイヤ通し孔に誘導可能なワイヤ通し切欠を有する
    ことを特徴とするパネル部材の設置構造。
  2. 請求項1のパネル部材の設置構造において、
    前記ワイヤ通し金具は、
    前記パネル部材の金具取付部に取り付けられる取付ベース部と、
    前記取付ベース部に連続し、前記ワイヤ通し孔が形成されたワイヤ通し部とを備え、
    前記ワイヤ通し切欠は、前記取付ベース部から前記ワイヤ通し部まで連続し、前記ワイヤ通し孔に到るように構成されている
    ことを特徴とするパネル部材の設置構造。
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JP7040839B1 (ja) 2021-11-16 2022-03-23 ▲蔦▼井株式会社 遮音壁の遮音パネル板交換工法
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