JP2021024258A - 印刷装置、制御方法、及び、プログラム - Google Patents

印刷装置、制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サーマルヘッドの温度によらず被印刷媒体Mに安定した熱量を加える。【解決手段】印刷装置1は、サーマルヘッド10と、サーマルヘッド10の温度をセンサ温度として検出するサーミスタ13と、サーマルヘッド10を制御する制御回路25を備えている。サーマルヘッド10は、複数の発熱素子10aを有し、被印刷媒体Mに印刷を行う。制御回路25は、サーミスタ13で検出したセンサ温度をサーマルヘッド10のヘッド温度と見做せるか否かを判定し、センサ温度をヘッド温度と見做せないと判定した場合に、印刷データに応じて、サーマルヘッド10へ印加するエネルギーを調整する。【選択図】図7

Description

本明細書の開示は、印刷装置、制御方法、及び、プログラムに関する。
サーマルヘッドを有する印刷装置では、サーマルヘッドの温度に応じて通電時に被印刷媒体に加わる熱量が変化することが知られている。被印刷媒体に加わる熱量の変化は、印字の擦れや滲みなどの不都合を引き起こすことがあり、望ましくない。このような技術的な課題に関連する技術は、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1には、サーマルヘッド内に設けられたサーミスタでサーマルヘッドの温度を測定し、測定した温度を適正温度と比較することで、サーマルヘッドを加熱又は冷却することが記載されている。特許文献1に記載の技術によってサーマルヘッドの温度を適正温度に保つことができれば、印刷品位を一定のレベルに維持することが可能である。
特開平3−256757号公報
上述したアプローチでは、サーマルヘッドの温度を精度高く把握して、サーマルヘッドへ印加するエネルギーを適切に調整することが重要である。しかしながら、サーミスタでサーマルヘッドの温度を精度高く取得することは必ずしも容易ではない。
これは、サーミスタが、発熱素子を制御するドライバICや配線などを避けるために、発熱素子からある程度離れた位置に配置されるからである。特に、印刷開始直後などサーミスタ周辺の温度が低い状態では、サーミスタがサーマルヘッドの温度変化に対して素早く応答することは難しい。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、サーマルヘッドの温度によらず被印刷媒体に安定した熱量を加える技術を提供することである。
本発明の一態様に係る印刷装置は、複数の発熱素子を有し、被印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの温度をセンサ温度として検出する温度センサと、前記サーマルヘッドを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記温度センサで検出した前記センサ温度を前記サーマルヘッドのヘッド温度と見做せるか否かを判定し、前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せないと判定した場合に、印刷データに応じて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する。
本発明の一態様に係る制御方法は、被印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドを備える印刷装置の制御方法であって、前記サーマルヘッドの温度を検出する温度センサで検出したセンサ温度を前記サーマルヘッドのヘッド温度と見做せるか否かを判定することと、前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せないと判定した場合に、印刷データに応じて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整することと、を含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、被印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドを備える印刷装置に、前記サーマルヘッドの温度を検出する温度センサで検出したセンサ温度を前記サーマルヘッドのヘッド温度と見做せるか否かを判定し、前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せないと判定した場合に、印刷データに応じて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する処理を実行させる。
上記の態様によれば、サーマルヘッドの温度によらず被印刷媒体に安定した熱量を加えることができる。
印刷装置1の斜視図である。 印刷装置1に収容されるテープカートリッジ30の斜視図である。 印刷装置1のカートリッジ収容部19の斜視図である。 印刷装置1の断面図である。 印刷装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 サーマルヘッド10に設けられたサーミスタ13の配置について説明するための図である。 印刷装置1が行う処理の一例を示すフローチャートである。 判定条件テーブルの一例を示した図である。 判定条件テーブルの別の例を示した図である。 判定条件テーブルの更に別の例を示した図である。
[第1の実施形態]
図1は、一実施形態に係る印刷装置1の斜視図である。印刷装置1は、サーマルヘッドを備えるサーマルプリンタであり、長尺状の被印刷媒体Mに印刷を行うラベルプリンタである。以降では、インクリボンを使用する熱転写方式のサーマルプリンタを例にして説明するが、サーマルプリンタであれば印刷方式は特に限定しない。印刷装置1は、感熱テープを使用する感熱方式のサーマルプリンタであってもよい。
印刷装置1は、図1に示すように、装置筐体2と、入力部3と、表示部4と、蓋5と、カセット収容部19を備える。装置筐体2の上面には、入力部3、表示部4、及び蓋5が配置されている。また、図示しないが、装置筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子、記憶媒体挿入口等が設けられている。
入力部3は、入力キー、十字キー、変換キー、決定キーなどの種々のキーを備える。表示部4は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどの表示装置である。なお、表示部4にはタッチパネルユニットが設けられていてもよく、その場合、表示部4を入力部3の一部として看做してもよい。
蓋5は、カセット収容部19の上部に開閉可能に配置されている。蓋5は、ボタン5aを押下することにより開放する。蓋5には、この蓋5が閉じた状態でもカセット収容部19にテープカセット30(図2参照)が収容されているか否かを目視で確認可能とするために、窓5bが形成されている。また、装置筐体2の側面には、排出口2aが形成されている。印刷装置1内で印刷が行われた被印刷媒体Mは、排出口2aから装置外へ排出される。
図2は、印刷装置1に収容されるテープカートリッジ30の斜視図である。図3は、印刷装置1のカートリッジ収容部19の斜視図である。図4は、印刷装置1の断面図である。図2に示すテープカートリッジ30は、図3に示すカートリッジ収容部19に着脱自在に収容される。図4には、テープカートリッジ30がカートリッジ収容部19に収容された状態が示されている。
テープカートリッジ30は、図2に示すように、サーマルヘッド被挿入部36及び係合部37が形成された、被印刷媒体MとインクリボンRを収容するカートリッジケース31を有する。カートリッジケース31には、テープコア32とインクリボン供給コア34とインクリボン巻取りコア35が設けられている。
被印刷媒体Mは、カートリッジケース31内部のテープコア32にロール状に巻かれている。熱転写用のインクリボンRは、その先端がインクリボン巻取りコア35に巻きつけられた状態で、カートリッジケース31内部のインクリボン供給コア34にロール状に巻かれている。
装置筐体2のカートリッジ収容部19には、図3に示すように、テープカートリッジ30を所定の位置で支持するための複数のカートリッジ受け部20が設けられている。また、カートリッジ受け部20には、テープカートリッジ30が収容するテープ(被印刷媒体M)の幅を検出するためのテープ幅検出スイッチ24が設けられている。
テープ幅検出スイッチ24は、テープカートリッジの形状に基づいて被印刷媒体Mの幅を検出するためのスイッチであり、被印刷媒体Mの幅を検出する幅センサの一例である。テープ幅検出スイッチ24は、カートリッジ収容部19に複数設けられている。互いに異なるテープ幅の被印刷媒体Mを収容した複数のテープカートリッジは、複数のテープ幅検出スイッチ24をそれぞれ異なる組み合わせで押下するように構成されている。これにより、後述する制御回路25(図5参照)が、押下されたテープ幅検出スイッチ24の組み合わせから、テープカートリッジの種類を特定し、被印刷媒体Mの幅(テープ幅)の情報を取得する。
カートリッジ収容部19には、さらに、複数の発熱素子を有し、被印刷媒体Mに印刷を行うサーマルヘッド10と、被印刷媒体Mを搬送するプラテンローラ21と、テープコア係合軸22と、インクリボン巻取り駆動軸23が設けられている。さらに、サーマルヘッド10には、サーミスタ13が埋め込まれている。サーミスタ13は、サーマルヘッド10に設けられた温度センサの一例である。
テープカートリッジ30がカートリッジ収容部19に収容された状態では、図4に示すように、カートリッジケース31に設けられた係合部37がカートリッジ収容部19に設けられたカートリッジ受け部20に支持される。また、サーマルヘッド10がカートリッジケース31に形成されたサーマルヘッド被挿入部36に挿入される。また、テープコア係合軸22には、テープカートリッジ30のテープコア32が係合し、さらに、インクリボン巻取り駆動軸23には、インクリボン巻取りコア35が係合する。
印刷装置1へ印刷指示が入力されると、被印刷媒体Mは、プラテンローラ21の回転によりテープコア32から繰り出される。この際、インクリボン巻取り駆動軸23がプラテンローラ21に同調して回転することで、被印刷媒体MとともにインクリボンRがインクリボン供給コア34から繰り出される。これにより、被印刷媒体MとインクリボンRは重なった状態で搬送される。そして、サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過する際にインクリボンRがサーマルヘッド10によって加熱されることで、インクが被印刷媒体Mに転写され、印刷が行われる。
サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過した使用済みのインクリボンRは、インクリボン巻取りコア35に巻き取られる。一方、サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過した印刷済みの被印刷媒体Mは、ハーフカット機構16及びフルカット機構17で切断され、排出口2aから排出される。
図5は、印刷装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。印刷装置1は、上述した構成に加えて、図5に示すように、制御回路25、通信インターフェース26、ROM(Read Only Memory)27、RAM(Random Access Memory)28、ヘッド駆動回路18、搬送用モータ駆動回路11、搬送用モータ12、カッターモータ駆動回路14、カッターモータ15を備える。
制御回路25は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの任意の処理回路を含んでいる。制御回路25は、ROM27に記憶されているプログラムをRAM28に展開し実行することで、印刷装置1の各部を制御する。なお、制御回路25は、サーマルヘッド10を制御する制御部の一例である。
通信インターフェース26は、例えば、無線通信により外部装置との間でデータを授受する。この場合、通信インターフェース26は、アンテナとRF(Radio Frequency)部とベースバンド部とを含む通信モジュールであり、例えば、Wi−Fiモジュール、Bluetoothモジュール、BLEモジュールである。なお、通信インターフェース26は、有線通信により外部装置との間でデータを授受してもよい。
ROM27には、被印刷媒体Mに印刷を行う印刷プログラム、印刷プログラムの実行に必要な各種データ(例えば、フォント、通電テーブル、判定テーブル等)が格納されている。RAM28は、プログラムの実行に用いられるワークメモリである。なお、印刷装置1での処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、ROM27のような、物理的な(非一時的な)記録媒体が含まれる。
サーマルヘッド10は、主走査方向に配列された複数の発熱素子10aを有している。ヘッド駆動回路18は、印刷データと制御信号に基づいて発熱素子10aへの通電を行う。サーマルヘッド10は、発熱素子10aでインクリボンを加熱して熱転写により被印刷媒体Mに一ラインずつ印刷を行う。
搬送用モータ駆動回路11は、搬送用モータ12を駆動する。搬送用モータ12は、例えばステッピングモータであり、プラテンローラ21を回転させる。プラテンローラ21は、搬送用モータ12の動力によって回転し、被印刷媒体Mの長手方向(副走査方向、搬送方向)に被印刷媒体Mを搬送する。
カッターモータ駆動回路14は、カッターモータ15を駆動する。フルカット機構17及びハーフカット機構16は、カッターモータ15の動力によって動作し、被印刷媒体Mをフルカット又はハーフカットする。
以上のように構成された印刷装置1では、制御回路25は、サーミスタ13で検出した温度(以降、センサ温度と記す。)をサーマルヘッド10の温度(以降、ヘッド温度と記す。)と見做せるか否かを判定し、センサ温度をヘッド温度と見做せないと判定した場合には、印刷データに応じて、サーマルヘッド10へ印加するエネルギーを調整する。これにより、センサ温度がヘッド温度を正しく反映していない場合であっても、印刷データに基づいて予想されるサーマルヘッド10の発熱状態を考慮して、サーマルヘッド10へ印加するエネルギーが調整されるため、ヘッド温度によらず被印刷媒体Mに安定した熱量を加えることができる。また、制御回路25は、センサ温度をヘッド温度と見做せると判定した場合には、センサ温度に応じて、サーマルヘッド10へ印加するエネルギーを調整する。これにより、センサ温度に基づいて、印加エネルギーをヘッド温度に応じた適切なエネルギーに調整されるため、ヘッド温度によらず被印刷媒体Mに安定した熱量を加えることができる。なお、以降では、印加エネルギーを、複数の発熱素子10aへ通電する通電時間を調整することによって調整する場合を例に説明するが、印加エネルギーの調整方法は、通電時間を調整する方法に限らない。例えば、サーマルヘッド10へ印加する電圧を調整することで印加エネルギーを調整してもよい。なお、通電時間とは、1ドットを印字するために発熱素子10aへ電流を流す時間である。
図6は、サーマルヘッド10に設けられたサーミスタ13の配置について説明するための図である。以下、図6を参照しながら、サーミスタ13の配置と、どのような条件下であればサーミスタ13で検出したセンサ温度をヘッド温度と見做せるのかについて説明する。
まず、サーミスタ13の配置について説明する。サーミスタ13が設けられたサーマルヘッド10には、図6に示すように、複数の発熱素子10aとヘッド駆動回路18とが配設されている。サーミスタ13は、ヘッド駆動回路18を避けながら発熱素子10aに可能な限り近接した位置に配置される。このため、図6に示すように、サーマルヘッド10の中心から離れた位置に配置される。
次に、センサ温度をヘッド温度と見做すことができる条件について説明する。サーミスタ13で検出するセンサ温度が、複数の発熱素子10aのうちのテープ幅に対応する発熱素子10a(以降、通電制御対象の発熱素子10aと記す。)の温度を十分に反映しているのであれば、センサ温度をヘッド温度と見做すことができる。
テープ幅との関係に注目して検討すると、以下のとおりである。サーマルヘッド10では、被印刷媒体Mのテープ幅によって、通電制御の対象となる発熱素子10aが異なる。図6に示すように、テープ幅が広い被印刷媒体M1に印刷を行う場合には、ほとんどすべての発熱素子10aが通電制御の対象になるのに対して、テープ幅が狭い被印刷媒体M2に印刷を行う場合には、サーマルヘッド10の中心付近に位置する一部の発熱素子10aのみが通電制御の対象になる。このため、通電制御対象の発熱素子10aに均等に通電する前提で考えると、通電制御対象の発熱素子10aとサーミスタ13の距離が短くなる、テープ幅が広い場合の方が、通電制御対象の発熱素子10aとサーミスタ13の距離が長くなる、テープ幅が狭い場合よりも、センサ温度にヘッド温度が反映されると見做すことができる。
通電制御対象の発熱素子10aとサーミスタ13の距離は、サーマルヘッド10の幅とテープ幅との差(以降、幅の差と記す。)にも依存する。同じテープ幅であっても、そのテープ幅とサーマルヘッド10の幅の差が大きい場合と小さい場合では、センサ温度にヘッド温度が反映されやすさが異なる。幅の差が小さい場合の方が、通電制御対象の発熱素子10aとサーミスタ13の距離が短くなるので、幅の差が大きい場合よりも、センサ温度にヘッド温度が反映されると見做すことができる。ただし、印刷装置1では、サーマルヘッド10の幅は一定である。このため、印刷装置1では、サーマルヘッド10の幅とテープ幅の差は、テープ幅によって一意に定まり、テープ幅と1:1に対応する。従って、ヘッド幅が一定である印刷装置1においては、通電制御対象の発熱素子10aとサーミスタ13の距離はテープ幅に定まるため、センサ温度へのヘッド温度の反映されやすさは、テープ幅に依存している。
また、印刷データとの関係に注目して検討すると、以下の通りである。サーミスタ13からの距離が異なることから、通電制御対象の発熱素子10aは、それぞれ通電時に異なる影響をサーミスタ13に及ぼす。実際に通電する発熱素子10aの空間的な分布が均一であれば、発熱素子10a間での影響の違いを無視することができる。一方で、実際に通電する発熱素子10aの空間的な分布が偏っている場合には、センサ温度は、通電制御対象の発熱素子10a全体の温度、つまり、ヘッド温度を十分に反映した温度になりにくい。このため、実際に通電する発熱素子10aの空間的な分布が均一なほど、センサ温度にヘッド温度が反映されると見做すことができる。なお、実際に通電する発熱素子10aの空間的な分布は、印刷データによって特定する可能である。
なお、いわゆる黒字率が高いほど空間的な分布の均一性が高いと見做してもよく、従って、黒字率が高いほどセンサ温度にヘッド温度が反映されると見做してもよい。これは、黒字率が高い状態では、実際に通電する発熱素子10aがある程度空間的に広がって存在する可能性が高いためである。なお、黒字率とは、印刷データに含まれる総ドットに対する印字ドットの割合である。つまり、印字ドットと非印字ドットの合計に対する印字ドットの割合である。
また、センサ温度との関係に注目して検討すると、以下の通りである。センサ温度が、例えば印刷開始時の温度から閾値以上上昇することで、センサ温度にヘッド温度が反映されたと見做してもよい。即ち、実際にサーミスタ13で検出した温度が上昇したことをもって、発熱素子10aから発せられた熱がサーミスタ13に伝達されたことを確認してもよい。
なお、制御回路25は、上述したテープ幅、印刷データ、及び、センサ温度の任意の組み合わせを用いて、センサ温度にヘッド温度が反映されるか否かを判定してもよい。
図7は、印刷装置1が行う処理の一例を示すフローチャートである。図8は、判定条件テーブルの一例を示した図である。以下、図7及び図8を参照しながら印刷装置1の制御方法について説明する。
図7に示す処理は、例えば、制御回路25がプログラムを実行することによって行われる。印刷装置1は、まず、フラグFを初期化する(ステップS1)。ここでは、制御回路25は、フラグFをF=0に設定する。フラグFは、センサ温度をヘッド温度と見做せるか否かを示すものである。フラグF=0は、センサ温度をヘッド温度と見做せない状態を表し、フラグF=1は、センサ温度をヘッド温度と見做せる状態を表す。
次に、印刷装置1は、テープ幅を取得し(ステップS2)、さらに、センサ温度を取得する(ステップS3)。ここでは、制御回路25は、テープ幅検出スイッチ24からの信号に基づいてテープカートリッジ30の収容された被印刷媒体Mの幅をテープ幅として取得する。制御回路25は、さらに、サーミスタ13で検出した温度をセンサ温度として取得する。
その後、印刷装置1は、フラグFが1か否を判定する(ステップS4)。フラグFが1ではあると判定すると(ステップS4YES)、後述するステップS10の処理を行う。一方、印刷装置1は、フラグFが1ではないと判定すると(ステップS4NO)、印刷装置1は、センサ温度をヘッド温度と見做せるか否かを判定する(ステップS5)。ここでは、制御回路25は、ステップS3で取得したセンサ温度を、サーマルヘッド10のヘッド温度と見做せるか否かを判定する。
具体的には、制御回路25は、印刷データとテープ幅とに基づいて、センサ温度をヘッド温度と見做せるか否かを判定する。より具体的には、制御回路25は、まず、ROM27に格納されている図8に示すテーブルT1を参照し、ステップS1で取得したテープ幅に対応する判定条件を取得する。テーブルT1は、センサ温度をヘッド温度と見做すための条件である判定条件が登録された判定条件テーブルである。テーブルT1には、テープ幅毎に異なる黒字率が判定条件として登録されている。黒字率は、例えば、この先10mm分の印刷データから算出される。なお、テープ幅が狭いほど高い黒字率が判定条件として登録されているのは、テープ幅が狭いほど発熱素子10aで生じた熱がサーミスタ13へ伝わりづらいことを考慮したためである。
判定条件を取得すると、制御回路25は、印刷データを先読みして、取得した判定条件を印刷データが満たしているか否かを判定する。制御回路25は、印刷データが判定条件を満たしていると判定した場合には、センサ温度をヘッド温度と見做せると判定する。一方、制御回路25は、判定条件を満たしていないと判定した場合には、センサ温度をヘッド温度と見做せないと判定する。
センサ温度をヘッド温度と見做せないと判定すると(ステップS5NO)、印刷装置1は、印刷データに基づいて通電時間を決定する(ステップS6)。ここでは、制御回路25は、例えば、印刷データに基づいて、印字ラインの黒字率を算出して、算出した黒字率に基づいて通電時間を決定してもよい。また、制御回路25は、例えば、印刷データに基づいて、印字ラインに含まれる印字ドットの分布状況に基づいてスコアを算出し、算出したスコアに基づいて通電時間を決定してもよい。印字ラインに含まれる印字ドット数が同じでも、印字ドットが集合している場合と印字ドットが分散している場合では異なるスコアが算出されてもよい。
通電時間が決定されると、印刷装置1は、印刷を行う(ステップS7)。ここでは、制御回路25は、ステップS6で決定した通電時間に従って印刷を行う。つまり、制御回路25は、ステップS6で決定した通電時間に基づいて、サーマルヘッド10へ印加するエネルギーを調整し、調整されたエネルギーで印刷を行う。その後、印刷装置1は、印刷が終了したか否かを判定し(ステップS8)、終了していないと判定した場合には(ステップS8NO)、ステップS3に戻って上述した処理を繰り返す。このため、印刷開始当初は、印刷データに基づいて決定した通電時間に従って印刷が行われる。一方、印刷装置1は、印刷が終了したと判定した場合には(ステップS8YES)、図7に示す処理を終了する。
その後、センサ温度をヘッド温度と見做せると判定すると(ステップS5YES)、印刷装置1は、フラグFを更新する(ステップS9)。ここでは、制御回路25は、フラグFをF=1に設定する。
フラグFが更新されると、印刷装置1は、センサ温度に基づいて通電時間を決定する(ステップS10)。ここでは、制御回路25は、ステップS3で取得したセンサ温度に基づいて、通電時間を決定する。より具体的には、制御回路25は、ROM27に格納されている通電時間テーブルを参照し、ステップS3で取得したセンサ温度に対応する調整係数を取得する。その後、制御回路25は、基準通電時間に調整係数を乗じることで算出した時間を、通電時間に決定する。
通電時間が決定されると、印刷装置1は、印刷を行う(ステップS7)。ここでは、制御回路25は、ステップS10で決定した通電時間に従って印刷を行う。つまり、制御回路25は、ステップS10で決定した通電時間に基づいて、サーマルヘッド10へ印加するエネルギーを調整し、調整されたエネルギーで印刷を行う。その後、印刷装置1は、印刷が終了したか否かを判定し(ステップS8)、終了していないと判定した場合には(ステップS8NO)、ステップS3に戻って上述した処理を繰り返す。ステップS9においてフラグFが1に更新されたため、以降では、ステップS4において常に判定がYESとなる。従って、センサ温度に基づいて決定した通電時間に従って印刷が行われる。一方、印刷装置1は、印刷が終了したと判定した場合には(ステップS8YES)、図7に示す処理を終了する。
以上のように、印刷装置1では、制御回路25は、センサ温度をヘッド温度と見做せると判定するまでの間、印刷データに基づいて通電時間を決定し、センサ温度をヘッド温度と見做せると判定した後には、センサ温度に基づいて通電時間を決定する。
印刷装置1によれば、センサ温度の信頼性が確保されるまでの間は、印刷データによって予想されるサーマルヘッド10の温度状態に基づいて通電時間を調整する。これにより、センサ温度の信頼性が確保されていない状況下でも印字品位の低下を抑制することができる。さらに、印刷装置1によれば、センサ温度の信頼性が確保された後は、センサ温度に基づいて通電時間を調整する。これにより、ヘッド温度に応じて通電時間を適切に調整することができる。このため、印刷品位の低下をさらに効果的に抑制することができる。また、黒字率に基づいてセンサ温度の信頼性を判定することで、判定条件を満たされれば、印刷開始直後からセンサ温度に基づいて通電時間を決定することができる。
なお、印刷装置1は、テーブルT1の代わりに、図9に示すテーブルT2を有してもよい。テーブルT2には、テープ幅毎に異なる判定条件が登録されている点は、テーブルT1と同様である。テーブルT2は、18mm以下の比較的狭いテープ幅の判定条件に、黒字率だけではなくセンサ温度の上昇が加わっている点が、テーブルT1とは異なる。狭いテープ幅の判定条件にセンサ温度の上昇を加えたのは、熱がサーミスタ13に伝わり始めるまでに時間がかかることを考慮したためである。印刷装置1は、テーブルT2を判定条件テーブルとして用いてもよい。即ち、制御回路25は、印刷データとセンサ温度とテープ幅とに基づいて、センサ温度をヘッド温度と見做せるか否かを判定してもよい。印刷装置1によれば、テーブルT2を判定条件テーブルとして用いた場合であっても、センサ温度がヘッド温度を正しく反映している場合にのみ、センサ温度に基づいて通電時間を調整することができる。従って、ヘッド温度に応じて通電時間を適切に調整することができる。また、テーブルT2を用いることで、サーマルヘッド10の幅とテープ幅の差が大きい場合においても、より確実にセンサ温度の信頼性を判定することができる。
印刷装置1は、テーブルT2の代わりに、図10に示すテーブルT3を有してもよい。テーブルT3には、テープ幅毎に異なる判定条件が登録されている点は、テーブルT2と同様である。テーブルT3は、24mm以上の比較的広いテープ幅の判定条件に、黒字率ではなくセンサ温度の上昇を用いる点が、テーブルT2とは異なる。印刷装置1は、テーブルT3を判定条件テーブルとして用いてもよい。即ち、制御回路25は、印刷データとセンサ温度とテープ幅とに基づいて、センサ温度をヘッド温度と見做せるか否かを判定してもよい。印刷装置1によれば、テーブルT3を判定条件テーブルとして用いた場合であっても、センサ温度がヘッド温度を正しく反映している場合にのみ、センサ温度に基づいて通電時間を調整することができる。このため、ヘッド温度に応じて通電時間を適切に調整することができる。また、テーブルT3を用いることで、サーマルヘッド10の幅とテープ幅の差が小さい場合には、黒字率の算出のために行われる印刷データの先読みを回避することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。印刷装置、制御方法、及び、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、制御回路25が印刷データとセンサ温度とテープ幅に基づいてセンサ温度をヘッド温度と見做せるか否かを判定する例を示したが、制御回路25は印刷データとセンサ温度の少なくとも1つに基づいて判定してもよい。例えば、テープ幅によらず印刷データが所定の条件を満たすことを判定条件としてもよい。また、テープ幅によらずセンサ温度が所定の条件を満たすことを判定条件としてもよい。制御回路25は印刷データとセンサ温度とテープ幅の少なくとも1つに基づいてセンサ温度をヘッド温度と見做せるか否かを判定してもよい。テープ幅そのものを判定条件としてもよく、例えば、テープ幅が所定の幅以上であればセンサ温度を信頼してもよい。このような判定方法によっても、サーマルヘッドの温度に応じて通電時間を適切に調整することができる。
上述した実施形態では、制御回路25が印刷データとセンサ温度とテープ幅に基づいてセンサ温度をヘッド温度と見做せるか否かを判定する例を示したが、制御回路25はその他の要素を考慮して判定してもよい。例えば、被印刷媒体の種類(例えば、紙、布、マグネットなど)を考慮して判定してもよい。
上述した実施形態では、制御回路25が一旦センサ温度をヘッド温度と見做せると判定すると、以降は常にセンサ温度をヘッド温度と見做せると仮定して通電時間を決定する例を示したが、この例に限らない。例えば、一旦センサ温度をヘッド温度と見做せると判定した後も、引き続き判定処理を繰り返してもよく、その結果として、センサ温度をヘッド温度と見做せる状態からセンサ温度をヘッド温度と見做せない状態への状態遷移を許容してもよい。
上述した実施形態では、印刷データに基づく判定の例として黒字率を例示したが、判定方法は黒字率のようにすべての印字ドットを均等に扱う例に限らない。例えば、印字ドットの位置に応じて重み付けして重み付きの黒字率を算出してもよい。例えば、サーミスタ13と印字ドットとの距離に応じた重みを付けて黒字率を算出し、その重み付き黒字率に基づいて判定を行ってもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
複数の発熱素子を有し、被印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドと、
前記サーマルヘッドの温度をセンサ温度として検出する温度センサと、
前記サーマルヘッドを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記温度センサで検出した前記センサ温度を前記サーマルヘッドのヘッド温度と見做せるか否かを判定し、
前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せないと判定した場合に、印刷データに応じて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記2]
付記1に記載の印刷装置において、
前記制御部は、
前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せないと判定した場合に、前記印刷データに基づいて、前記複数の発熱素子へ通電する通電時間を決定し、
決定した通電時間に基づいて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記3]
付記2に記載の印刷装置において、
前記制御部は、
前記印刷データに基づいて、印字ラインの黒字率を算出し、
算出した黒字率に基づいて、前記複数の発熱素子へ通電する通電時間を決定する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記4]
付記1乃至付記3のいずれか1つに記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せると判定した場合に、前記センサ温度に応じて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記5]
付記4に記載の印刷装置において、
前記制御部は、
前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せると判定した場合に、前記センサ温度に基づいて、前記複数の発熱素子へ通電する通電時間を決定し、
決定した通電時間に基づいて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記6]
付記1乃至付記5のいずれか1つに記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記印刷データと前記センサ温度との少なくとも1つに基づいて、前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せるか否かを判定する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記7]
付記1乃至付記5のいずれか1つに記載の印刷装置において、さらに、
前記被印刷媒体の幅を検出する幅センサを備え、
前記制御部は、前記印刷データと前記センサ温度と前記幅センサで検出された前記幅の少なくとも1つに基づいて、前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せるか否かを判定する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記8]
付記1乃至付記7のいずれか1つに記載の印刷装置において、
前記制御部は、
前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せると判定するまでの間、前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せるか否かを判定する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記9]
被印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドを備える印刷装置の制御方法であって、
前記サーマルヘッドの温度を検出する温度センサで検出したセンサ温度を前記サーマルヘッドのヘッド温度と見做せるか否かを判定し、
前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せないと判定した場合に、印刷データに応じて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
ことを特徴とする制御方法。
[付記10]
被印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドを備える印刷装置に、
前記サーマルヘッドの温度を検出する温度センサで検出したセンサ温度を前記サーマルヘッドのヘッド温度と見做せるか否かを判定し、
前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せないと判定した場合に、印刷データに応じて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
1 印刷装置
2 装置筐体
2a 排出口
3 入力部
4 表示部
10 サーマルヘッド
10a 発熱素子
13 サーミスタ
18 ヘッド駆動回路
21 プラテンローラ
25 制御回路
26 通信IF
27 ROM
28 RAM
M、M1、M2 被印刷媒体
R インクリボン
T1〜T3 テーブル

Claims (10)

  1. 複数の発熱素子を有し、被印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドと、
    前記サーマルヘッドの温度をセンサ温度として検出する温度センサと、
    前記サーマルヘッドを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記温度センサで検出した前記センサ温度を前記サーマルヘッドのヘッド温度と見做せるか否かを判定し、
    前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せないと判定した場合に、印刷データに応じて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、
    前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せないと判定した場合に、前記印刷データに基づいて、前記複数の発熱素子へ通電する通電時間を決定し、
    決定した通電時間に基づいて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、
    前記印刷データに基づいて、印字ラインの黒字率を算出し、
    算出した黒字率に基づいて、前記複数の発熱素子へ通電する通電時間を決定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せると判定した場合に、前記センサ温度に応じて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項4に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、
    前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せると判定した場合に、前記センサ温度に基づいて、前記複数の発熱素子へ通電する通電時間を決定し、
    決定した通電時間に基づいて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、前記印刷データと前記センサ温度との少なくとも1つに基づいて、前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せるか否かを判定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の印刷装置において、さらに、
    前記被印刷媒体の幅を検出する幅センサを備え、
    前記制御部は、前記印刷データと前記センサ温度と前記幅センサで検出された前記幅の少なくとも1つに基づいて、前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せるか否かを判定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、
    前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せると判定するまでの間、前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せるか否かを判定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  9. 被印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドを備える印刷装置の制御方法であって、
    前記サーマルヘッドの温度を検出する温度センサで検出したセンサ温度を前記サーマルヘッドのヘッド温度と見做せるか否かを判定し、
    前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せないと判定した場合に、印刷データに応じて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
    ことを特徴とする制御方法。
  10. 被印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドを備える印刷装置に、
    前記サーマルヘッドの温度を検出する温度センサで検出したセンサ温度を前記サーマルヘッドのヘッド温度と見做せるか否かを判定し、
    前記センサ温度を前記ヘッド温度と見做せないと判定した場合に、印刷データに応じて、前記サーマルヘッドへ印加するエネルギーを調整する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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