JP2021011826A - 作動機械 - Google Patents

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JP2021011826A JP2019124599A JP2019124599A JP2021011826A JP 2021011826 A JP2021011826 A JP 2021011826A JP 2019124599 A JP2019124599 A JP 2019124599A JP 2019124599 A JP2019124599 A JP 2019124599A JP 2021011826 A JP2021011826 A JP 2021011826A
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森 淳
Atsushi Mori
淳 森
佑輔 高橋
Yusuke Takahashi
佑輔 高橋
拓 本田
Hiroshi Honda
拓 本田
祐介 岡
Yusuke Oka
祐介 岡
雄祐 北本
Yusuke Kitamoto
雄祐 北本
翔一 竹本
Shoichi Takemoto
翔一 竹本
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Abstract

【課題】作動室に圧力センサを設けることなく、作動室の圧力状態を検知することが可能な作動機械を提供する。【解決手段】作動機械は、シリンダと、シリンダと共に作動室を形成するピストンと、圧力ポートを有する本体と、圧力ポートと作動室とを開閉可能に配置される弁体と、作動室の圧力状態を検出する検出部と、を備え、本体は、密閉空間を画成する密閉空間画成部を有し、弁体は、作動室と密閉空間とを連通する連通部を有し、検出部は、密閉空間の圧力状態を検出することで、作動室の圧力状態を検出する。【選択図】図1

Description

本開示は、作動機械に関する。
例えば、特許文献1には、回転軸の回転に連動し並進運動するピストンと、ピストンとで作動室を形成し、ピストンの並進運動によって作動室の容積が変化するシリンダと、作動室と低圧ポートとの連通を制御する低圧側の電磁弁と、作動室と高圧ポートとの連通を制御する高圧側の電磁弁と、を備えた作動機械が開示されている。
ここで、低圧側の電磁弁は、作動室から低圧ポートへの流れを妨げるように設けられたポペットバルブである。また、高圧側の電磁弁は、高圧ポートから作動室への流れを妨げるように設けられたポペットバルブである。低圧側の電磁弁および高圧側の電磁弁は、ポンピングモータ又はモータリングするために、シフトの回転角に連動するように制御されている。
上記の作動機械では、例えば、高圧側の電磁弁が閉じられるタイミングで閉じられなかった場合、作動室が高圧状態のままで回転することで、回転軸とピストンとに異常な摩擦が発生する場合がある。これにより、ピストンなどが焼き付きによって損傷するおそれがある。また、作動機械の性能が低下するおそれがある。
例えば、特許文献2には、作動室の圧力を検出するための圧力センサと、圧力センサの検出結果に基づいて、作動機械の異常を判定する異常判定部とが開示されている。
特許第6267310号公報 特開2015−12848号公報
しかし、上記特許文献2に記載の作動機械では、作動室に圧力センサが設けられているため、例えば、圧力センサを取り付けるための孔、および、孔と圧力センサとの間の隙間を塞ぐための高圧シールが必要となり、製造コストが嵩むという問題がある。
本開示の目的は、作動室に圧力センサを設けることなく、作動室の圧力状態を検知することが可能な作動機械を提供することである。
上記の目的を達成するため、本開示における作動機械は、
シリンダと、
前記シリンダと共に作動室を形成するピストンと、
圧力ポートを有する本体と、
前記圧力ポートと前記作動室とを開閉可能に配置される弁体と、
前記作動室の圧力状態を検出する検出部と、
を備え、
前記本体は、密閉空間を画成する密閉空間画成部を有し、
前記弁体は、前記作動室と前記密閉空間とを連通する連通部を有し、
前記検出部は、前記密閉空間の圧力状態を検出することで、前記作動室の圧力状態を検出する。
本開示における作動機械によれば、作動室に圧力センサを設けることなく、作動室の圧力状態を検知することができる。
図1は、本開示の実施の形態に係る作動機械の構成の一部を概略的に示す図である。 図2は、低圧バルブを閉状態、高圧バルブを開状態とした場合の作動機械の構成の一部を概略的に示す図である。 図3Aは、制御信号の出力状態に対する検出部の出力振幅の一例を示す図である。 図3Bは、制御信号の出力状態に対する検出部の出力振幅の一例を示す図である。 図3Cは、制御信号の出力状態に対する検出部の出力振幅の一例を示す図である。 図4は、作動室の圧力状態の判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の実施の形態に係る作動機械100の構成の一部を概略的に示す図である。図1には、X軸、Y軸およびZ軸が描かれている。図1において、左右方向をX方向、カム軸径方向又は弁体軸方向といい、右方向を「+X方向」、「カム軸径方向内側」又は「弁体軸方向一端側」、左方向を「−X方向」、「カム軸径方向外側」又は「弁体軸方向他端側」という。図1において、上下方向をY方向といい、上方向を「+Y方向」、下方向を「−Y方向」という。図1において、紙面に直交する方向をZ方向または奥行き方向といい、手前方向を「+Z方向」、奥方向を「−Z方向」という。なお、弁体軸方向に対する直交する方向を「弁体軸径方向」という。
図1に示すように、作動機械100は、回転軸10と、シリンダブロック20と、シリンダ30と、ピストン40と、カム50と、本体60と、低圧バルブ70と、高圧バルブ80と、検出部90と、制御部200とを備える。本実施の形態に係る作動機械100は、作動流体の流体エネルギーと回転軸10の回転エネルギーとの間で変換可能に構成される。ここで、作動流体は、液体(例えば、オイル)及び気体(例えば、エア)を含む。
(回転軸10)
回転軸10は、Z方向に延在している。回転軸10は、例えば、クランクシャフトである。なお、回転軸10に対して円板状のカム50の中心軸(カム軸)は、XY平面上で偏心している。
(シリンダブロック20)
シリンダブロック20は、カム軸の外周方向に環状に配置されている。図1に、環状に配置されるシリンダブロック20の一部を示す。シリンダブロック20は、シリンダ30が嵌め込まれる嵌合穴22と、低圧ポート24とを有している。
低圧ポート24は、嵌合穴22の周囲に設けられている。低圧ポート24は、シリンダブロック20をカム軸径方向内側からカム軸径方向外側へ貫通している。これにより、低圧ポート24は、シリンダブロック20とカム50との間の隙間であるカム室26と作動室28(後述する)とを連通する。カム室26は、低圧流体ライン(不図示)を構成する。
(シリンダ30)
シリンダ30は、嵌合穴22に嵌め込まれ、固定されている。なお、カム50の周方向に沿って複数組(例えば、8組)のシリンダ30およびピストン40が配列されている。図1に、複数組のうちの1組のシリンダ30およびピストン40を示す。図1に示すように、シリンダ30の中心軸は、カム軸径方向(X方向)に沿って延在している。
(ピストン40)
ピストン40は、シリンダ30と共に作動室28を形成し、シリンダ30に案内されてカム軸径方向(X方向)に沿ってシリンダ30内を往復運動可能に配置されている。ピストン40のカム50側の端部(+X側端部)がカム50のカム面に当接している。これにより、ピストン40の往復運動と回転軸10の回転運動とが交換可能となる。
(カム50)
カム50は、回転軸10と一体的に回転する。カム50は、例えば、円板を有し、円板の中心が回転軸10の軸中心から所定距離だけ離間する偏心カムである。カム50及びカム50が取り付けられた回転軸10は、ピストン40がX方向に一往復する間に一回転するように構成される。
(本体60)
本体60は、鉄等の磁性材料からなる。本体60は、バルブブロック61およびエンドブロック62を有している。複数個(例えば8個)のバルブブロック61は、シリンダブロック20の外周方向(カム軸の周方向)に沿って所定の間隔で配置されている。図1に、複数個のうちの1つのバルブブロック61を示す。また、バルブブロック61のカム軸回りの方向一端側およびカム軸回りの方向他端側を省略して示す。バルブブロック61は、図1に示すように、シリンダブロック20よりもカム軸径方向外側(−X方向)に配置されている。
バルブブロック61は、カム軸径方向内側壁面611と、第1円周状壁面612と、環状壁面613と、第2円周状壁面614と、カム軸径方向外側壁面615と、高圧ポート618(本開示の「圧力ポート」に対応する)とを有している。
カム軸径方向内側壁面611は、バルブブロック61のカム軸径方向内側(+X方向)の端に位置し、+X方向に面している。第1円周状壁面612は、カム軸径方向内側壁面611からカム軸径方向外側(−X方向)に延在する第1穴616の周壁面である。環状壁面613は、カム軸径方向内側壁面611よりもカム軸径方向外側(−X方向)に位置し、第1円周状壁面612のカム軸径方向外側(−X方向)の端から弁体軸径方向外側に拡径する、−X方向に面する壁面である。第1円周状壁面612と環状壁面613とが交差する角部には、面取りが施されている。
第2円周状壁面614は、環状壁面613の弁体軸径方向外側の端からカム軸径方向外側(−X方向)に延在する第2穴617の周壁面である。第2穴617の径は、第1穴616の径よりも大きい。カム軸径方向外側壁面615は、第2穴617のカム軸径方向外側(−X方向)の端から弁体軸径方向外側に拡径する、−X方向に面する壁面である。高圧ポート618は、第2円周状壁面614から弁体軸径方向外側に延在している。高圧ポート618は、高圧流体ライン(不図示)に接続されている。
エンドブロック62は、カム軸径方向内側壁面621と、内周壁面622と、底壁面623と、外周壁面624と、カム軸径方向外側壁面625とを有している。エンドブロック62は、バルブブロック61の第2穴617に嵌め込まれて、固定されている。
カム軸径方向内側壁面621は、エンドブロック62のカム軸径方向内側(+X方向)の端に位置し、+X方向に面している。内周壁面622は、カム軸径方向内側壁面621からカム軸径方向外側(−X方向)に延在する穴626の周壁面である。底壁面623は、穴626の底壁面であって、カム軸径方向内側壁面621よりもカム軸径方向外側(−X方向)に位置し、+X方向に面している。
外周壁面624は、カム軸径方向内側壁面621の弁体軸径方向外側の端からカム軸径方向外側(−X方向)に延在するエンドブロック62の外周壁面である。カム軸径方向外側壁面625は、エンドブロック62のカム軸径方向外側(−X方向)の端に位置し、−X方向に面している。カム軸径方向外側壁面625は、カム軸径方向(X方向)においてバルブブロック61のカム軸径方向外側壁面615と同じ位置に位置する。
(低圧バルブ70)
低圧バルブ70は、低圧弁体71と、低圧弁体71が着座可能な低圧弁シート72とを有する。
低圧弁体71は、鉄等の磁性材料からなる。なお、低圧弁体71は、非磁性材料でもよい。低圧弁体71は、円板形状を有している。
低圧弁シート72は、低圧ポート24の−X側端の周縁部に設けられている。
低圧バルブ70は、例えば、低圧弁体71を低圧弁シート72から着座する方向に付勢する付勢部材(不図示)と、付勢部材の付勢力に抗して磁力によって低圧弁体71をカム軸径方向外側(開弁方向、−X方向)に駆動する電磁石73とを備えている。図1にカム軸径方向外側(開弁方向)に駆動された低圧弁体71を示す。低圧バルブ70は、電磁石73への電流の供給を制御するための制御信号を出力することで、低圧弁体71を吸引する吸引力を調整し、低圧ポート24と作動室28との開閉を制御する電磁弁である。なお、低圧バルブ70の開閉状態に関係なく、第1穴616と作動室28とは連通している。
(高圧バルブ80)
高圧バルブ80は、高圧弁体81と、高圧弁体81が着座可能な高圧弁シート82とを有する。
高圧弁体81は、鉄等の磁性材料からなる。なお、高圧弁体81は、非磁性材料でもよい。高圧弁体81は、第1軸部811と、第2軸部812と、円柱部813と、連通部814とを有する。
第1軸部811は、所定の軸径を有し、弁体軸方向の中央部から一端側(+X方向)に延在する。第2軸部812は、所定の軸径を有し、弁体軸方向の中央部から他端側(−X方向)に延在する。第2軸部812は、エンドブロック62の穴626に弁体軸方向(X方向)に移動可能に嵌合している。第2軸部812、内周壁面622を含む周壁部622A、および、底壁面623を含む底壁部623Aによって密閉空間Aが画成されている。密閉空間Aは、高圧弁体81を間にして、シリンダ30とは反対の位置(つまり、カム軸径方向外側)に配置される。なお、以下の説明で、第2軸部812、周壁部622Aおよび底壁部623Aを「密閉空間画成部」という。
円柱部813は、弁体軸方向(X方向)の中央部に位置する。円柱部813は、第1軸部811の−X側端から弁体軸径方向外側に拡径し、弁径体軸径方向外側に対して−X方向に傾斜する環状壁面815と、第2軸部812の+X側端から弁径方向外側に拡径する環状壁面816と、円柱部813の外周面を構成する円周壁面817とを有する。
連通部814は、第1軸部811、第2軸部812、円柱部813の各中心部を弁体軸方向(X方向)に貫通する。これにより、連通部814は、作動室28と密閉空間Aとを連通する。その結果、密閉空間Aの圧力状態は、作動室28の圧力状態に対応する。
高圧弁シート82は、第1穴616のカム軸径方向外側(−X方向)の端の周縁部に設けられている。
高圧バルブ80は、例えば、高圧弁体81を高圧弁シート82から着座する方向に付勢する付勢部材(不図示)と、付勢部材の付勢力に抗して磁力によって高圧弁体81をカム軸径方向外側(開弁方向)に駆動する電磁石83と、を備えている。図2にカム軸径方向外側(開弁方向)に駆動された高圧弁体81を示す。高圧バルブ80は、電磁石83への電流の供給を制御する制御信号を出力することで、高圧弁体81を吸引する吸引力を調整し、高圧ポート618と作動室28との開閉を制御する電磁弁である。つまり、高圧ポート618と作動室28との開閉状態は、制御信号の出力状態と対応関係にある。さらに言えば、密閉空間Aの圧力状態(作動室28の圧力状態)は、制御信号の出力状態と対応関係にある。
(検出部90)
検出部90は、密閉空間Aの圧力状態を検出する。検出部90は、例えば、密閉空間画成部(ここでは、底壁部623A)の歪みを検出する歪みセンサである。検出部90は、底壁部623Aの歪みを検出することで、密閉空間Aの圧力状態を検出し、さらに、作動室28の圧力状態を検出することが可能となる。換言すれば、検出部90は、底壁部623Aの歪みを検出することで、高圧弁体81が所定の位置に位置しているか否かについて推定することが可能となる。
(制御部200)
制御部200は、判定部210、および、記憶部220を有している。
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。CPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して作動機械100を集中制御する。制御部200は、例えば、電磁石83(電磁石73)への電流の供給を制御するための制御信号を出力する。これにより、高圧ポート618(低圧ポート24)と作動室28との開閉が制御される。記憶部220は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
判定部210は、検出部90の出力状態、および、電磁石83への電流の供給を制御するための制御信号の出力状態に基づいて、作動室28の圧力状態が異常であるか否かについて判定する。
次に、作動室28の圧力状態の判定について、図3Aから図3Cを参照して説明する。図3Aから図3Cは、制御信号の出力状態に対する検出部90の出力振幅の一例を示す図である。図3Aから図3Cにおいて、横軸に時間(sec)、縦軸に検出部90の出力振幅(V)を示す。また、上側に制御信号の出力状態を示し、下側に検出部90の出力振幅を示す。また、制御信号の出力状態に対する検出部90の出力状態(ここでは、出力振幅の変曲点)の時間的遅れを、応答遅れTとして示す。また、変曲点における出力振幅を応答振幅AMとして示す。
判定部210は、例えば、図3Aに示すように、応答遅れTが閾値を超えていない場合、作動室28の圧力状態が正常であると判定する。
また、判定部210は、例えば、図3Bに示すように、応答遅れTが閾値を超えている場合、作動室28の圧力状態が異常であると判定する(異常判定条件1)。なお、判定部210は、制御信号の出力状態に対する検出部の応答振幅AMが閾値未満である場合、作動室28の圧力状態が異常であると判定する(異常判定条件2)。なお、異常判定条件1,2のうちの少なくとも一方により作動室28の圧力状態を判定すればよい。
また、判定部210は、例えば、図3Cに示すように、制御信号の出力状態に対する検出部の出力振幅が予め定められた時間T1経過後に閾値Vthを超えている場合、作動室28の圧力状態が異常であると判定する(異常判定条件3)。なお、異常判定条件3を、上記の異常判定条件1,2の少なくとも一方と組み合わせることにより、作動室28の圧力状態を判定してもよく、上記の異常判定条件1,2と独立して、作動室28の圧力状態を判定してもよい。
次に、作動室の圧力状態の判定処理について図4を参照して説明する。図4は、作動室の圧力状態の判定処理の一例を示すフローチャートである。制御部200が判定処理のプログラムを実行することにより開始される。
先ず、ステップS100において、制御部200は、検出部90の出力状態を取得する。ここで、検出部90の出力状態とは、検出部90が検出した底壁部623A(密閉空間画成部)の歪みの検出結果である。
次に、ステップS110において、制御部200は、高圧バルブ80の開閉を制御するための制御信号の出力状態を取得する。
次に、ステップS120において、制御部200(判定部210)は、制御信号の出力状態に対する検出部90の出力状態の時間的な遅れが閾値を超えたか否かについて判定する。制御信号の出力状態に対する検出部90の出力状態の時間的な遅れが閾値を超えている場合(ステップS120:YES)、処理はステップS130に遷移する。制御信号の出力状態に対する検出部90の出力状態の時間的な遅れが閾値を超えていない場合(ステップS120:NO)、処理はステップS140に遷移する。
ステップS130において、制御部200は、作動室28の圧力状態が異常であると判定する。その後、図4に示す処理は終了する。
ステップS140において、制御部200は、作動室28の圧力状態が正常であると判定する。その後、図4に示す処理は終了する。
上記実施の形態に係る作動機械100によれば、シリンダ30と、シリンダ30と共に作動室28を形成するピストン40と、高圧ポート618を有する本体60と、高圧ポート618と作動室28とを開閉可能に配置される高圧弁体81と、作動室28の圧力状態を検出する検出部90と、を備え、本体60は、密閉空間を画成する密閉空間画成部を有し、高圧弁体81は、作動室28と密閉空間Aとを連通する連通部814を有し、検出部90は、密閉空間Aの圧力状態を検出することで、作動室28の圧力状態を検出する。これにより、作動室28に圧力センサを設けることなく、作動室28の圧力状態を検知することが可能となる。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えば、上記実施の形態においては、検出部90として、密閉空間画成部の歪みを検出する歪みセンサを示したが、本開示は、これに限らず、例えば、密閉空間Aに圧力センサを設けることで、密閉空間Aの圧力状態を検出してもよい。
なお、従来、作動室28に取り付けられる圧力センサの取り付けスペースは、カム回りの円周方向で隣接するバルブブロック61間の隙間となる。このため、取り付けスペースは狭い。その結果、圧力センサの取り付けがしにくいという欠点がある。これに対して、本実施の形態に係る作動機械100によれば、密閉空間Aは、高圧弁体81を間にして、シリンダ30とは反対の位置(つまり、カム軸径方向外側)に配置される。これより、密閉空間Aに取り付けられる圧力センサの取り付けスペースを、バルブブロック61のカム軸径方向外側とすることができる。このため、取り付けスペースが広い。その結果、圧力センサの取り付けがしやすいという利点がある。
本開示は、作動室に圧力センサを設けることなく、作動室の圧力状態を検知することが要求される油圧機械(油圧ポンプ又は油圧モータ)や発電装置に好適に利用される。
10 回転軸
20 シリンダブロック
22 嵌合穴
24 低圧ポート
26 カム室
28 作動室
30 シリンダ
40 ピストン
50 カム
60 本体
61 バルブブロック
62 エンドブロック
70 低圧バルブ
71 低圧弁体
72 低圧弁シート
73 電磁石
80 高圧バルブ
81 高圧弁体
82 高圧弁シート
83 電磁石
90 検出部
100 作動機械
200 制御部
210 判定部
220 記憶部
611 カム軸径方向内側壁面
612 第1円周状壁面
613 環状壁面
614 第2円周状壁面
615 カム軸径方向外側壁面
616 第1穴
617 第2穴
618 高圧ポート
621 カム軸径方向内側壁面
622 内周壁面
622A 周壁部
623 底壁面
623A 底壁部
624 外周壁面
625 カム軸径方向外側壁面
626 穴
811 第1軸部
812 第2軸部
813 円柱部
814 連通部
815 環状壁面
816 環状壁面
817 円周壁面

Claims (7)

  1. シリンダと、
    前記シリンダと共に作動室を形成するピストンと、
    圧力ポートを有する本体と、
    前記圧力ポートと前記作動室とを開閉可能に配置される弁体と、
    前記作動室の圧力状態を検出する検出部と、
    を備え、
    前記本体は、密閉空間を画成する密閉空間画成部を有し、
    前記弁体は、前記作動室と前記密閉空間とを連通する連通部を有し、
    前記検出部は、前記密閉空間の圧力状態を検出することで、前記作動室の圧力状態を検出する、
    作動機械。
  2. 前記検出部は、前記密閉空間画成部の歪みを検出することで、前記密閉空間の圧力状態を検出する、
    請求項1に記載の作動機械。
  3. 前記検出部の出力状態、および、前記圧力ポートと前記作動室との開閉を制御するための制御信号の出力状態に基づいて、前記作動室の圧力状態が異常であるか否かについて判定する判定部と、
    を備える、
    請求項1または2に記載の作動機械。
  4. 前記判定部は、前記制御信号の出力状態に対する前記検出部の出力状態の時間的遅れが閾値を超えている場合、前記作動室の圧力状態が異常であると判定する、
    請求項3に記載の作動機械。
  5. 前記判定部は、前記制御信号の出力状態に対する前記検出部の出力振幅が閾値未満である場合、前記作動室の圧力状態が異常であると判定する、
    請求項3に記載の作動機械。
  6. 前記判定部は、前記制御信号の出力状態に対する前記検出部の出力振幅が予め定められた時間経過後に閾値を超えている場合、前記作動室の圧力状態が異常であると判定する、
    請求項3に記載の作動機械。
  7. 前記密閉空間は、前記弁体を間にして、前記シリンダとは反対の位置に配置される、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の作動機械。

JP2019124599A 2019-07-03 2019-07-03 作動機械 Pending JP2021011826A (ja)

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