JP2005280444A - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

車両用ブレーキ液圧制御装置 Download PDF

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淳 飯島
Kazuhiro Ota
和宏 太田
Shuichi Shimizu
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Abstract

【課題】 本発明は、電磁弁における液圧を検出することのできる車両用ブレーキ液圧制御装置を提供する。
【解決手段】 本発明の車両用ブレーキ液圧制御装置1は、作動液の流出入を制御する電磁弁10と、電磁弁を制御する電子制御部と、を有する。
電磁弁10の固定コア22には、電磁弁内の液圧により歪みを発生する受圧部60が形成され、作動液の液圧による受圧部60の変形量を検出する歪検出手段70が設けられ、検出された前記受圧部の変形量を前記電磁弁内の液圧として計測する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、作動液の流路を開閉する電磁弁を有する車両用ブレーキ液圧制御装置に関するものである。
従来、例えば車両用ブレーキ液圧制御装置は、作動液の流路を開閉する電磁弁(ソレノイド・バルブ)や、作動液の液圧を検出する圧力センサなどが組み込まれている。
このような液圧制御部における圧力センサは、一般にマスタシリンダからの液圧を直接検出するものであり、マスタシリンダからの出力側の作動液の流路に配置されている。
しかしながら、この圧力センサは、電磁弁と同様に独立して作動液の流路に配置されていたため、電磁弁とほぼ同じスペースを占有していた。また、圧力センサは、マスタシリンダからの出力側の作動液の流路に配置されていたため、例えば各車輪ブレーキの液圧を検出することはできなかった。
そこで、電磁弁の固定コアに貫通孔を形成し、作動液を圧力センサへ導入する作動液回路を形成した電磁弁が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような電磁弁においては、固定コアと連通する作動液回路を新たに設けなければならず、構造が複雑であり、作動液とのシールも考慮しなければならなかった。また、このような電磁弁においては、圧力センサを保持するためのセンサ保持部を有するため、装置全体が大型化するとともに、組み付けや分解が煩雑であった。
特表2003−522677号公報
本発明は、作動液の流路における液圧を効率よく検出できると共に、小型化を達成した車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明は、
作動液の流出入を制御する電磁弁と、前記電磁弁を制御する電子制御部と、を有する車両用ブレーキ液圧制御装置において、
前記電磁弁の固定コアには、前記電磁弁内の液圧により歪みを発生する受圧部が形成され、前記作動液の液圧による前記受圧部の変形量を検出する歪検出手段が設けられ、
検出された前記受圧部の変形量を前記電磁弁内の液圧として計測する。
本発明によれば、固定コアの変形量そのものを検出し、その変形量を液圧の計測に用いることで、電磁弁内の作動液を圧力センサまで導く作動液回路を設ける必要がない。したがって、歪検出手段と作動液とのシールを考慮する必要もなく、構成が簡略化することで、組付工程も簡素化することができる。
特に、固定コアという既存の部品を活用することで、従来よりも部品点数を減らすことができ、比較的構造が簡単な液圧を計測できる電磁弁を得ることができる。
(2)本発明において、
前記受圧部は、薄肉に形成されると共に、前記作動液に接する受圧面と、前記受圧面とは反対側に形成された検出面と、を有し、
前記検出面には、前記歪検出手段が配置されることが好ましい。
このような構成とすることで、作動液に接する受圧面による液圧の変化を受圧面の反対側に設けられた検出面で確実に検出することができる。
また、作動液の接する受圧面と歪検出手段が配置された検出面とを表裏に設けたことで、歪検出手段を作動液から保護(シール)する必要もなく、歪検出手段の取り付け構造も簡略化できる。
(3)本発明において、
前記電磁弁は、常閉型の電磁弁として形成され、
前記固定コアには、可動コア側の一方の端部が開口し前記可動コアに形成された連通部を介して前記作動液の流路と連通する有底受圧孔が形成され、
前記有底受圧孔の底部を前記受圧面とすることが好ましい。
このような構成とすることで、常閉型の電磁弁において、可動コアのない電磁弁の端部側に歪検出手段に接続する回路部分を配置することができ、構造が簡単であると共に、電磁弁を用いた装置におけるコンパクトで効率のよい配置を行うことができる。
(4)本発明において、
前記歪検出手段は、
前記受圧部の前記検出面に配置固定された歪ゲージとして形成することができる。
このような構成とすることで、比較的小型・軽量の歪検出手段とすることができる。
(5)また、本発明において、
前記歪検出手段は、
前記歪ゲージと電気的に接続し、該歪ゲージで検出された変形量を液圧として信号処理することで前記電磁弁内の液圧として計測する信号処理回路を有する基板と、
前記基板の出力を前記電子制御部に提供する接続端子と、
前記基板及び前記接続端子を前記固定コアの端部に保持する保持部と、
を有することができる。
このような構成とすることで、歪検出手段を信号処理回路と共に取り付け取り外しできるため、歪検出手段における精度を、電磁弁を用いる装置全体の制御基板側で調整する必要がない。したがって、電磁弁を用いる装置への電磁弁の取り付け取り外しを容易にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の正面図である。図2は、本発明の一実施の形態に係る常閉型の電磁弁の縦断面図である。図3は、図2の歪検出手段の拡大図である。図4は、本発明の他の実施の形態に係る常閉型の電磁弁の縦断面図である。
図1に示す本発明の一実施の形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置1は、自動車等の各車輪のブレーキ本体に作用する作動液の(ブレーキ液圧)を制御するものである。
車両用ブレーキ液圧制御装置1は、作動液の流出入を制御する複数の電磁弁10を有する液圧制御部Aと、該液圧制御部Aの電磁弁などを電気制御する電子制御部Bと、を有する。
液圧制御部Aは、作動液の流路5が形成された金属製のハウジング4に配置された複数の電磁弁10と、図示せぬプランジャポンプ駆動装置やプランジャポンプなどの油圧部品と、ハウジング4に固定されプランジャポンプを駆動するための電動モータ2と、を有する。
電子制御部Bは、カバー3内に配置された第1の基板8と、第1の基板8に形成された複数の電子部品を含む回路と、を含み、液圧制御部Aの電動モータ2や電磁弁10などと電気的に接続されている。
(常閉型の電磁弁の構造)
本発明の一実施の形態に係る車両用ブレーキ制御装置1は、図1〜図3に示すように、例えば車両用ブレーキ制御装置1の作動液の流入口52と流出口51を開閉するための常閉型の電磁弁10を有する。常閉型の電磁弁10は、ハウジング4の装着孔6内に挿入され、カシメ部7でカシメ固定された薄肉円筒状のボディ20と、ボディ20の一端に固定された固定コア22と、通電によって固定コア22を励磁させるコイル24と、コイル24を覆うヨーク24aと、弁座42に対し着座可能に対向配置され、作動液の流入口52と流出口51を開閉する弁部としての弁体30と、固定コア22と弁座との間に配置され、弁座に対し弁体30と共に進退可能な可動コア32と、固定コア22と可動コア32の間にあって、弁座42に対し弁体30が着座し閉弁する閉弁方向に、可動コア32を付勢する弾性付勢部材としてのばね部材34と、を有する。コイル24は、コイル24へ通電する電流値を制御する電子制御部Bの第1の基板8と端子25を介して電気的に接続されている。コイル24を覆う磁性材料からなるヨーク24aは、固定コア22と磁気的に結合される。したがって、コイル24の通電によって、可動コア32と固定コア22との間に吸引力を発生させ、可動コア32を閉弁状態の初期位置からばね部材34の付勢力としてのばね力に抗し開弁方向に後退させる。
(ボディ)
ボディ20は、非磁性材料からなる薄肉円筒状のいわゆるスリーブであって、その一端には固定コア22が固定され、他端内側には弁座体40が固定され、可動コア32が固定コア22と弁座体40との間で進退可能に配置され、弁座体40が固定された他端をハウジング4の装着孔6内に挿入されている。ボディ20の他端側の外周面は、ハウジング4の装着孔6との間でカシメ部7と複数の環状シール部材Cによって作動液に対し液密にシールされている。ボディ20は、ハウジング4に形成された作動液の流路5に対して開口する流入口52と流出口51とを有し、流入口52に円筒状の弁座体40が装着されている。ハウジング4から外部に突出したボディ20の外側には、樹脂製のボビン26に巻装されたコイル24が取り付けられている。
(可動コア)
可動コア32は、磁性材料からなる略円柱形状であって、固定コア22に対向配置されている。可動コア32は、固定コア22に対向する一方の端部に横断面円形の凹部321が開口形成され、弁座体40に対向する先細り形状の他方の端部に球状の弁体30が圧入されている。凹部321内には、ばね部材34が凹部321に、固定コア22と可動コア32との間に縮設されるようにして配置されている。可動コア32は、作動液の流路5と連通する連通部322を有している。連通部322は、可動コア32の縦軸方向に沿って延在する外周面に形成された溝であって、作動液の流路5側から固定コア22側へと作動液を導いている。
(弁体)
弁体30は、球状であって、弁座体40の小径開口部に形成された漏斗状の弁座42に当接して閉弁する。コイル24が励磁しない消磁状態において、固定コア22と、可動コア32とをばね部材34を圧縮させて所定のばね力を発生させた状態で挟んで組付されている。
(固定コア)
固定コア22は、磁性材料からなる略円柱形状であって、可動コア32側の一方の端部を非磁性材料のボディ20の内部に挿入し、ボディ20と溶接固定されている。ボディ20から突出した固定コア22の外周面に対して、ヨーク24aと磁気的に結合することができるため、磁気損失が少ない。
固定コア22の可動コア32側の一方の端部の中心には、可動コア32側の一方の端部223が開口し他方の端部224側に向かって延びる有底受圧孔220が形成されている。有底受圧孔220の開口端には、ばね部材34の一端が当接する段部221が形成されている。したがって、ばね部材34は、その一端を可動コア32の凹部321内に当接させ、その他端を固定コア22の段部221に当接させている。
固定コア22には、電磁弁10内の液圧により歪みを発生する受圧部60が形成されている。本実施の形態において、この受圧部60は、薄肉に形成されると共に、電磁弁10内の作動液に接する受圧面225と、受圧面225とは反対側に形成された検出面226と、を有している。検出面226には、歪検出手段70が配置されている。本実施の形態に即して説明すれば、有底受圧孔220の底部が受圧面225として形成されている。
従って、前記受圧部60の受圧面225に作動液の液圧が作用すると、この液圧に応じた歪みが受圧部60に発生する。
本実施の形態では、歪検出手段70を用いて、受圧部60の検出面226(可動コアと反対側の面)に発生する歪み(受圧部60の変形)を検出し、電磁弁10内における作動液の液圧として出力する構成を採用する。
ここにおいて、受圧部60の肉厚は、歪検出手段70の検出性能の範囲内で作動液の液圧によって変形する程度の薄肉に形成されている。
(歪検出手段)
前述したように、受圧部60は、図3に示すように、作動液の流路5に連通する有底受圧孔220の底面からなる受圧面225と、受圧面225とは反対側であって、歪検出手段70が配置された検出面226と、を有している。検出面226は、固定コア22の他方の端部224に形成された有底検出孔228の底面である。したがって、歪検出手段70を固定コア22に設けたとしても、検出面226の位置は、ヨーク24aの軸方向高さよりも突出しているため、ヨーク24aと固定コア22との磁気的な結合を阻害せず、磁気損失もほとんどない。
歪検出手段70は、固定コア22の検出面228に配置固定された歪ゲージ72として形成されている。歪ゲージ72は、抵抗線式の歪ゲージでも良いが、省スペースを実現させるために半導体歪ゲージが好ましい。なお、本実施の形態においては、歪ゲージ72は検出面228に直接成膜した半導体歪ゲージが用いられているが、歪ゲージに限らず、受圧部60における変形量を検出できるものであれば光などを用いて変位をピックアップするセンサを用いることも可能である。
また、本実施の形態の歪検出手段70は、歪ゲージ72以外に、以下に説明する第1の基板8の回路に接続する複数本の接続端子74が、保持部76と絶縁部78を用いて、固定コア22の後端部側、具体的には可動コア32と対向する面とは反対側に配置されている。
すなわち、本実施の形態の歪検出手段70は、固定コア22から可動コア32に対向する面とは反対側に突出形成された複数例えば3本の接続端子74と、3本の接続端子74を一体化して固定コア22の端部に絶縁保持する樹脂製の保持部76と、接続端子74と歪ゲージ72とを電気的に接続する例えば3本の配線73と、各配線73のそれぞれに接続端子74を案内して絶縁する樹脂製の絶縁部78と、を有する。接続端子74は、内部にスプリングを有する棒状のいわゆるバネ端子であって、第1の基板8と歪検出手段70の配線74との間の電気的な接続を確実に維持すると共に、歪ゲージ72の出力を電子制御部Bに提供する。保持部76は、インサート射出成形によって接続端子74と一体化されている。絶縁部78は、例えば3つの案内孔が形成されると共に、固定コア22の有底検出孔228の内部に固定されている。そして、絶縁部78は、保持部76に保持された接続端子74の一端を案内孔で案内しながら配線73上に支持する。接続端子74は、バネ端子のような第1の基板8と接合されないものが用いられるため、高価な第1の基板8を交換することなく、電磁弁10あるいは歪検出手段70を単体で交換することができる。
(車両用ブレーキ液圧制御装置の動作)
以下、本実施の形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置1の動作について説明する。
(常閉型の電磁弁の消磁状態)
コイル24が通電しない消磁状態では、固定コア22は励磁せず、図2に示すように可動コア32は初期位置にあって、ばね部材34のばね力によって閉弁方向に付勢されており、弁体30は弁座42に当接して着座配置されて閉弁状態を維持する。したがって、この消磁状態で作動液は、流入口52と流出口51が連通しておらず、作動液は流れない。
(常閉型の電磁弁の励磁状態)
電子制御部Bからコイル24に通電して固定コア22が励磁すると、固定コア22と可動コア32との間に吸引力が発生し、ばね部材34のばね力に抗して可動コア32が固定コア22側に後退し、弁体30が弁座42から離間配置される。したがって、コイル24が通電した状態で、作動液は、流入口52から流出口51へと流れる。
(常閉型の電磁弁の調圧状態)
コイル24へ通電する通電時間を制御することで、常閉型の電磁弁10の流入口52から流出口51側への作動液の流れを制御する。固定コア22の受圧部60は、作動液の流路5と連通状態にある可動コア32の連通部322及び固定コア22の有底受圧孔220内の液圧を受圧面225で受けて変形する。
この受圧部60の変形による作動液の液圧変化を、検出面226の変形量として歪検出手段70によって常時検出する。歪検出手段70によって検出され出力された変形量は、第1の基板8の電子制御部Bへと伝えられ、作動液の流路5の液圧として計測される。
電子制御部Bは、このようにして計測された液圧を示す信号に従って、コイル24へ通電する通電時間を制御する。コイル24へ通電する通電時間を制御することで、可動コア32の開弁する時間を制御することができる。
例えば、このような制御のできる常閉型の電磁弁10を、各車輪に配置されたブレーキ本体に近い作動液の流路5に対応してそれぞれ設けると、各ブレーキ本体ごとに精度の高い液圧の制御を行うことができる。
図4は、本発明にかかる他の実施の形態である。
図2及び図3の実施の形態と基本的な構造は同じであるので、同じ部品については同じ符号を用いて説明を省略する。
この常閉型の電磁弁10は、図3の実施の形態と同様に、固定コア22から可動コア32に対向する面とは反対側に突出形成された複数例えば3本の接続端子741と、3本の接続端子741を一体化して固定コア22の端部に絶縁保持する樹脂製の第1の保持部76と、歪ゲージ72から検出面226上に延在する例えば3本の配線73と、を有する。
さらに、この電磁弁10は、一端を各配線73のそれぞれと例えばワイヤボンディングによって電気的に接続されると共に、他端を接続端子741のそれぞれに電気的に接続された第2の基板731と、歪ゲージ72を保護絶縁する樹脂からなる絶縁部78と、を有する。
第2の基板は、いわゆるフレキシブル基板であって、歪ゲージ72で検出された変形量を液圧として信号処理することで電磁弁10内の液圧として計測する信号処理回路81を有する。固定コア22の有底検出孔228内に形成された絶縁部78と、有底検出孔228の蓋のように配置された保持部76との間で保持されている。
第2の基板731と第1の基板8とは、接続端子741によって電気的に接続される。接続端子741は、導電性に優れた棒状体であって、一端を第1の基板8にはんだ付けされ、他端を第2の基板731にはんだ付けされている。
また、接続端子741は、図3に示す実施例同様にバネ端子としてもよく、あるいは第1の基板8側から固定コア22側へ突出形成されたバネ端子などと接触する比較的短い端子であってもよい。
このように第2の基板731に信号処理回路81を設けることで、歪ゲージ72の精度上のバラツキを補正する(キャリブレーション)こともできる。したがって、電磁弁10を交換しても歪検出手段70で歪ゲージ72の補正を行なうため、第1の基板8を交換もしくは第1の基板8で電磁弁交換のたびに補正する必要がない。
このように、本発明の他の実施の形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置1においては、電磁弁10の少なくとも一つの固定コア22は、作動液の流路5と連通する受圧部60を有すると共に、受圧部60の変形量を検出する歪検出手段70が一体に形成され、歪検出手段70は、信号処理回路81を含む第2の基板731と、電子制御部Bの第1の基板8と電気的に接続する接続端子741と、第2の基板731と接続端子741を保持する保持部76と、を有している。
なお、本発明は、本実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変形可能である。
なお、受圧部60の肉厚は、歪検出手段70の歪を検出する能力や受圧部60の材質などに従って適宜設定することができる。
また、本実施の形態では、常閉型の電磁弁における固定コア22に受圧部60を設けたが、これに限らず、常開型の電磁弁の固定コア22の一部に薄肉の受圧部60を形成することもできる。
さらに、本実施の形態では、歪検出手段70を固定コア22の端部に一体化して設けたが、これに限らず、固定コアを貫通孔を有する可動コア側の第1の固定コアと、その貫通孔の一端を塞ぐ有底の有底受圧孔を有する第2の固定コアと、を分割形成し、第2の固定コアに歪検出手段70をあらかじめ一体化して形成した後、第1及び第2の固定コアを溶接固定して、固定コアを形成しても良い。このようにすることで、成膜時に扱い易い形状に形成された第2の固定コアに、容易に半導体歪ゲージを成膜することができる。
また、本実施の形態では、歪検出手段70によって計測された液圧に従って、コイル24へ通電する通電時間を制御することで、常閉型の電磁弁10の開弁時間を制御していたが、これに限らず、この計測された液圧に従って車両用ブレーキ液圧制御装置における他の電磁弁などを制御しても良い。
本実施の形態では、接続端子74を3本としたが、これに限らず、信号処理回路を含む第2の基板731に歪検出手段70の自己診断機能を有する場合には、4本の接続端子74を有しても良い。
また、本実施の形態では、歪検出手段として歪ゲージを用いる場合を例に取り説明したが、本発明はこれに限らず、例えば受圧部の歪みをレーザ光等を用いて光学的に検出する手段や、その他各種の手段を用いることも可能である。
本発明の一実施の形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の側面図である。 本発明の一実施の形態に係る常閉型の電磁弁の縦断面図である。 図2の歪検出手段の拡大図である。 本発明の他の実施の形態に係る常閉型の電磁弁の歪検出手段の拡大図である。
符号の説明
1 車両用ブレーキ液圧制御装置
2 電動モータ
3 カバー
5 作動液の流路
8 第1の基板
10 常閉型の電磁弁
20 ボディ
24 コイル
22 固定コア
30 弁体
32 可動コア
34 ばね部材
40 弁座体
42 弁座
60 受圧部
70 歪検出手段
72 歪ゲージ
74、741 接続端子
220 有底受圧孔
228 有底検出孔
230 可動コアの対向面
A 液圧制御部
B 電子制御部

Claims (5)

  1. 作動液の流出入を制御する電磁弁と、前記電磁弁を制御する電子制御部と、を有する車両用ブレーキ液圧制御装置において、
    前記電磁弁の固定コアには、前記電磁弁内の液圧により歪みを発生する受圧部が形成され、前記作動液の液圧による前記受圧部の変形量を検出する歪検出手段が設けられ、
    検出された前記受圧部の変形量を前記電磁弁内の液圧として計測する車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記受圧部は、薄肉に形成されると共に、前記作動液に接する受圧面と、前記受圧面とは反対側に形成された検出面と、を有し、
    前記検出面には、前記歪検出手段が配置された車両用ブレーキ液圧制御装置。
  3. 請求項2において、
    前記電磁弁は、常閉型の電磁弁として形成され、
    前記固定コアには、可動コア側の一方の端部が開口し前記可動コアに形成された連通部を介して前記作動液の流路と連通する有底受圧孔が形成され、
    前記有底受圧孔の底部を前記受圧面とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
  4. 請求項2または3において、
    前記歪検出手段は、
    前記受圧部の前記検出面に配置固定された歪ゲージとして形成された車両用ブレーキ液圧制御装置。
  5. 請求項4において、
    前記歪検出手段は、
    前記歪ゲージと電気的に接続し、該歪ゲージで検出された変形量を液圧として信号処理することで前記電磁弁内の液圧として計測する信号処理回路を有する基板と、
    前記基板の出力を前記電子制御部に提供する接続端子と、
    前記基板及び前記接続端子を前記固定コアの端部に保持する保持部と、
    を有する車両用ブレーキ液圧制御装置。
JP2004095799A 2004-03-29 2004-03-29 車両用ブレーキ液圧制御装置 Pending JP2005280444A (ja)

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JP2009097567A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Advics Co Ltd 圧力センサ一体型電磁弁とそれを用いたブレーキ液圧制御装置
CN101161520B (zh) * 2006-10-13 2011-08-03 日信工业株式会社 车辆用制动液压控制装置及其制造方法
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