JP2021017954A - 弁構造および作動機械 - Google Patents

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佑輔 高橋
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佑輔 高橋
祐介 岡
Yusuke Oka
祐介 岡
雄祐 北本
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雄祐 北本
拓 本田
Hiroshi Honda
拓 本田
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翔一 竹本
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Abstract

【課題】シーリングラインを容易に形成することが可能な弁構造および作動機械を提供する。【解決手段】弁構造は、弁体71と、環状のポート24の周囲に配置されるバルブシート部72と、を備え、前記バルブシート部72は、前記ポート24の内周方向および外周方向に沿って環状に配置され、前記弁体71が前記ポート24を閉じる場合、前記弁体71に内側および外側からそれぞれ接触する凸条部74を有する。例えば、凸条部74は、弾性を有する。例えば、弁体は、平板形状を有している。【選択図】図1

Description

本開示は、弁構造および作動機械に関する。
従来の弁構造としては、例えば、流体作動機械に組み込まれている。流体作動機械の作動室は、例えば、シリンダの内部とピストンとにより画成されている。弁構造は、弁体とポートとを有し、弁体によりポートを開閉することで、作動室と作動流体流路(例えば、油路)との連通を制御する。
例えば、特許文献1には、弁構造の一例としての面シーリング環状バルブが開示されている。面シーリング環状バルブは、弁体と、環状のポートの周囲に配置されるバルブシート部とを有している。弁体の中心部にはロッドが設けられている。弁体はロッド軸に沿って開弁位置と閉弁位置とにスライド可能に構成されている。弁体の周縁部には、ポートの内周方向および外周方向に沿って環状に配置され、弁体が閉弁位置にあるとき、バルブシート部に接触する内側および外側の凸条部を備えている。
特表2014−530998号公報
しかし、特許文献1に記載の弁構造においては、弁体に設けた凸条部では、効果的にシール性を上げるための良好なシーリングラインを形成することが難しいという問題がある。
なお、正確なシーリングラインを形成するため、凸条部を複雑な形状にした場合、設計上の公差指示が増えるため、製造コストが嵩むばかりでなく、生産バラツキによって、シール性の不良が発生するおそれがある。また、凸条部が連続かつ高速に繰り返し衝撃を受ける部位であるため、例えば、閉弁時に所謂コンタミ(contamination)を挟んだ場合、弁体の変形によって、シール性が低下することが懸念される。
また、弁体側に設けた凸条部が作動流体の力を受け、弁体が不用意にポートを閉じてしまうおそれがある。また、弁体に凸条部を設けると、弁体の重量が重くなり、ポートを開閉する際の応答時間が長くなって応答性が低下するおそれがある。
本開示の目的は、シーリングラインを容易に形成することが可能な弁構造および作動機械を提供することである。
上記の目的を達成するため、本開示における弁構造は、
弁体と、
環状のポートの周囲に配置されるバルブシート部と、
を備え、
前記バルブシート部は、前記ポートの内周方向および外周方向に沿って環状に配置され、前記弁体が前記ポートを閉じる場合、前記弁体に内側および外側からそれぞれ接触する凸条部を有する。
弁構造。
上記弁構造を備える作動機械。
本開示の弁構造によれば、シーリングラインを容易に形成することができる。
図1は、本開示の実施の形態に係る作動機械の構成の一部を概略的に示す図である。 図2は、開状態にある低圧バルブを概略的に示す図である。 図3は、閉じ状態にある低圧バルブの一部を拡大して概略的に示す部分拡大図である。 図4は、低圧バルブを閉状態、高圧バルブを開状態とした場合の作動機械の構成の一部を概略的に示す図である。 図5は、本実施の形態の変形例に係る低圧バルブの一部を概略的に示す図である。 図6は、低圧バルブを閉じ状態にした場合の変形例に係る低圧バルブの一部を概略的に示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の実施の形態に係る作動機械100の構成の一部を概略的に示す図である。図1には、X軸、Y軸およびZ軸が描かれている。図1において、左右方向をX方向、カム軸径方向又はロッド軸方向といい、右方向を「+X方向」、「カム軸径方向内側」又は「ロット軸方向一端側」、左方向を「−X方向」、「カム軸径方向外側」又は「ロッド軸方向他端側」という。図1において、上下方向をY方向といい、上方向を「+Y方向」、下方向を「−Y方向」という。図1において、紙面に直交する方向をZ方向または奥行き方向といい、手前方向を「+Z方向」、奥方向を「−Z方向」という。なお、ロッド軸方向に対する直交する方向を「ロッド軸径方向」という。
図1に示すように、作動機械100は、回転軸10と、シリンダブロック20と、シリンダ30と、ピストン40と、カム50と、本体60と、低圧バルブ70と、高圧バルブ80と、圧縮バネ90と、制御部200とを備える。本実施の形態に係る作動機械100は、作動流体の流体エネルギーと回転軸10の回転エネルギーとの間で変換可能に構成される。ここで、作動流体は、液体(例えば、オイル)及び気体(例えば、エア)を含む。
(回転軸10)
回転軸10は、Z方向に延在している。回転軸10は、例えば、クランクシャフトである。なお、回転軸10に対して円板状のカム50の中心軸(カム軸)は、XY平面上で偏心している。
(シリンダブロック20)
シリンダブロック20は、カム軸の外周方向に環状に配置されている。図1に、環状に配置されるシリンダブロック20の一部を示す。シリンダブロック20は、シリンダ30が嵌め込まれる嵌合穴22と、低圧ポート24とを有している。シリンダブロック20は、例えば、鉄等の材料からなる。なお、本明細書で「環状」とは、単に閉じた領域であればよく、当該閉じた領域が必ずしも円形でなくてもよい。
低圧ポート24は、嵌合穴22の周囲に環状に設けられている。低圧ポート24は、シリンダブロック20をカム軸径方向内側からカム軸径方向外側へ貫通している。これにより、低圧ポート24は、シリンダブロック20とカム50との間の隙間であるカム室26と作動室28(後述する)とを連通する。カム室26は、低圧流体ライン(不図示)を構成する。
(シリンダ30)
シリンダ30は、嵌合穴22に嵌め込まれ、固定されている。なお、カム50の周方向に沿って複数組(例えば、8組)のシリンダ30およびピストン40が配列されている。図1に、複数組のうちの1組のシリンダ30およびピストン40を示す。図1に示すように、シリンダ30の中心軸は、カム軸径方向(X方向)に沿って延在している。
(ピストン40)
ピストン40は、シリンダ30と共に作動室28を形成し、シリンダ30に案内されてカム軸径方向(X方向)に沿ってシリンダ30内を往復運動可能に配置されている。ピストン40のカム50側の端部(+X側端部)がカム50のカム面に当接している。これにより、ピストン40の往復運動と回転軸10の回転運動とが交換可能となる。
(カム50)
カム50は、回転軸10と一体的に回転する。カム50は、例えば、円板を有し、円板の中心が回転軸10の軸中心から所定距離だけ離間する偏心カムである。カム50及びカム50が取り付けられた回転軸10は、ピストン40がX方向に一往復する間に一回転するように構成される。
(本体60)
本体60は、鉄等の磁性材料からなる。本体60は、バルブブロック61およびエンドブロック62を有している。複数個(例えば8個)のバルブブロック61は、シリンダブロック20の外周方向(カム軸の周方向)に沿って所定の間隔で配置されている。図1に、複数個のうちの1つのバルブブロック61を示す。また、バルブブロック61のカム軸回りの方向一端側およびカム軸回りの方向他端側を省略して示す。バルブブロック61は、図1に示すように、シリンダブロック20よりもカム軸径方向外側(−X方向)に配置されている。
バルブブロック61は、底壁部611と、底壁部611よりカム軸径方向外側(−X方向)に位置する円筒状壁部612と、穴613と、高圧ポート614とを有している。
穴613は、底壁部611をX方向に貫通して、底壁部611のカム軸径方向内側の空間と円筒状壁部612の内部とを連通する。高圧ポート614は、円筒状壁部612の内部からロッド軸径方向(Y方向)へ延在している。高圧ポート614は、高圧流体ライン(不図示)に接続されている。
エンドブロック62は、円筒状壁部612の内部に嵌め込まれて、固定されている。エンドブロック62のカム軸径方向内側壁面621には、−X方向に延在する穴622が設けられている。穴には、圧縮バネ90が収容されている。
(低圧バルブ70)
図2は、開状態にある低圧バルブ70を概略的に示す図である。低圧バルブ70は、図2および図3に示すように、低圧弁体71と、低圧弁体71が着座可能な低圧弁シート部72(本開示の「バルブシート部」に相当)と、凸条部74と、ロッド75と、を有する。
低圧弁体71は、鉄等の磁性材料(例えば、浸炭処理により硬度を高めた炭素鋼)からなる。なお、低圧弁体71は、非磁性材料でもよい。低圧弁体71は、円形の平板形状を有している。低圧弁体71のロット軸方向一端側(+X方向)の面71Aは、円形の中心からロッド軸径方向に延在する平面である。
低圧弁シート部72は、低圧ポート24の−X側端の周縁部に設けられている。低圧弁シート部72は、鋼等の材料(例えば、特に浸炭処理を行っていない炭素鋼)からなる。低圧弁シート部72は、シリンダブロック20と一体的に形成されている。低圧弁シート部72は、面71AにX方向で対向する平面である。
凸条部74は、鋼等の材料(例えば、特に浸炭処理を行っていない炭素鋼)からなる。凸条部74は、低圧弁シート部72と一体的に形成されている。凸条部74は、弾性を有する。なお、この弾性は、数十ミクロンから数百ミクロンのレベルで弾性的に変形するような弾性である。凸条部74は、環状の低圧ポート24の内周方向に沿って環状に配置される内側凸条部74Aと、環状の低圧ポート24の外周方向に沿って環状に配置される外側凸条部74Bとを有している。内側凸条部74Aおよび外側凸条部74Bは、低圧弁シート部72側から低圧弁体71側へ(ロッド軸方向他端側、−X方向)へ突出している。凸条部74は、例えば、山形断面形状をそれぞれ有している。換言すれば、凸条部74においては、低圧弁シート部72に支持される面積は、低圧弁体71の面71Aに接触する面積より大きい。
図3は、閉じ状態にある低圧バルブ70の一部を拡大して概略的に示す部分拡大図である。低圧弁体71および凸条部74の面精度や、生産のバラツキ等によって、低圧弁体71の面71Aが内側凸条部74Aおよび外側凸条部74Bに均一に接触しないで、一方の凸条部74のみに接触する場合がある。しかし、低圧弁体71は、一方の凸条部74を弾性変形させながら、さらに、+X方向に移動するため、面71Aは、他方の凸条部74にも接触し、結果的に、面71Aは、内側凸条部74Aおよび外側凸条部74Bの両方に接触するようになる。面精度や生産のバラツキなどによっても、シール性が低下しない良好なシーリングラインを容易に形成することが可能となる。
ロッド75は、円板形状の低圧弁体71の中央部に固定されている。ロッド75は、X方向に延在している。ロッド75は、X方向に移動可能に支持されている。これにより、低圧弁体71は、ロッド軸方向(X方向)に図1に示す開弁位置と閉弁位置(図4を参照)との間を移動可能となる。なお、ロッド75の支持構造の説明については省略する。
低圧バルブ70は、例えば、低圧弁体71を低圧弁シート部72に着座する方向に付勢する付勢部材(不図示)と、付勢部材の付勢力に抗して磁力によって低圧弁体71をカム軸径方向外側(開弁方向、−X方向)に駆動する電磁石73とを備えている。図1にカム軸径方向外側(開弁方向)に駆動された低圧弁体71を示す。低圧バルブ70は、電磁石73への電流の供給を制御するための制御信号を出力することで、低圧弁体71を吸引する吸引力を調整し、低圧ポート24と作動室28との開閉を制御する電磁弁である。なお、低圧バルブ70の開閉状態に関係なく、穴613と作動室28とは連通している。
(高圧バルブ80)
高圧バルブ80は、高圧弁体81と、高圧弁体81が着座可能な高圧弁シート部82とを有する。
高圧弁体81は、鉄等の磁性材料からなる。なお、高圧弁体81は、非磁性材料でもよい。高圧弁体81は、第1軸部811と、第2軸部812と、円柱部813とを有する。
第1軸部811は、所定の軸径を有し、高圧弁体81のX方向の中央部から一端側(+X方向)に延在する。第2軸部812は、所定の軸径を有し、高圧弁体81のX方向の中央部から他端側(−X方向)に延在する。第2軸部812は、エンドブロック62の穴622にX方向に移動可能に嵌合している。圧縮バネ90のカム軸径方向一端側は、第2軸部812のカム軸径方向他端部に当接している。圧縮バネ90のカム軸方向他端側は、エンドブロック62の穴622のカム軸径方向他端側面である底壁面に当接している。以上により、圧縮バネ90は、高圧弁体81をカム軸径方向一端側(+X方向)に付勢する。
円柱部813は、高圧弁体81のX方向の中央部に位置する。円柱部813は、第1軸部811(第2軸部812)側からロッド軸径方向外側に拡径する。
高圧弁シート部82は、穴613のカム軸径方向外側(−X方向)の端の周縁部に設けられている。
高圧バルブ80は、例えば、高圧弁体81を高圧弁シート部82に着座する方向に付勢する圧縮バネ90(前述する)と、圧縮バネ90の付勢力に抗して磁力によって高圧弁体81をカム軸径方向外側(開弁方向)に駆動する電磁石83と、を備えている。図4にカム軸径方向外側(開弁方向)に駆動された高圧弁体81を示す。高圧バルブ80は、電磁石83への電流の供給を制御する制御信号を出力することで、高圧弁体81を吸引する吸引力を調整し、高圧ポート614と作動室28との開閉を制御する電磁弁である。
(制御部200)
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。CPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して作動機械100を集中制御する。制御部200は、例えば、電磁石83(電磁石73)への電流の供給を制御するための制御信号を出力する。これにより、高圧ポート614(低圧ポート24)と作動室28との開閉が制御される。
上記実施の形態に係る作動機械100によれば、低圧弁体71と、環状の低圧ポート24の周囲に配置される低圧弁シート部72と、を備え、低圧弁シート部72は、低圧ポート24の内周方向および外周方向に沿って環状に配置され、低圧弁体71が低圧ポート24を閉じる場合、低圧弁体71に接触する内側および外側の凸条部74を有する。低圧弁体71側でなく、低圧弁シート部72側に凸条部74が設けられているため、効果的にシール性を上げるための良好なシーリングラインを容易に形成することが可能となる。
また、正確なシーリングラインを形成するため、凸条部を複雑にする必要がなく、設計上の公差指示が増えることがないため、製造コストが嵩まないばかりでなく、生産のバラツキも少ないため、シール性の不良が発生するおそれがない。
また、閉弁時に、凸条部74が所謂コンタミ(contamination)を挟んだ場合であっても、凸条部74を設けた低圧弁シート部72側が変形しにくく、シール性が低下するおそれがない。
また、低圧弁体71を凸条部等の複雑な形状を持たない平板形状とし、作動流体の力を受け難い形状としたことにより、例えば、低圧弁体71が不用意に低圧ポート24を閉じてしまうおそれがない。
また、凸条部を低圧弁シート部72側に設け、低圧弁体71側に設けないため、低圧弁体71の重量が重くなり、低圧ポート24を開閉する際の応答時間が短くなって応答性を向上することができる。
また、凸条部74が弾性を有しているため、低圧弁体71が一方の凸条部74に接触し、他方の凸条部74に接触しないような場合でも、一方の凸条部74が弾性変形するため、低圧弁体71が他の凸条部74にも接触するようになる。これにより、良好なシーリングラインをさらに容易に形成することが可能となる。
また、凸条部74は、低圧弁シート部72と一体的に形成されているため、凸条部74を低圧弁シート部72に組み付ける必要がなく、製造コストを低減することが可能となる。
次に、変形例について図5および図6を参照して説明する。図5は、本実施の形態の変形例に係る低圧バルブの構成の一部を概略的に示す図である。図6は、低圧バルブを閉じ状態にした場合の変形例に係る低圧バルブの構成の一部を概略的に示す図である。
変形例においては、低圧弁体71のロッド軸方向一端側(+X方向)の面77には、低圧ポート24に対応して配置された内側傾斜部77Aおよび外側傾斜部77Bが設けられている。内側傾斜部77Aは、ロッド軸径方向外側(+Y方向)に対してロッド軸一端側(+X方向)に傾斜する斜面である。外側傾斜部77Bは、内側傾斜部77Aよりもロット軸径方向外側(+Y方向)に配置され、ロッド軸径方向内側(−Y方向)に対してロッド軸一端側(+X方向)に傾斜する斜面である。
凸条部76は、低圧弁シート部72の低圧ポート24の内周側縁に沿って配置された内側凸条部76Aと、低圧弁シート部72の低圧ポート24の外周側縁に沿って配置された外側凸条部76Bとを有している。内側凸条部76Aは、ロッド軸方向(X方向)において内側傾斜部77Aに対向して配置される。外側凸条部76Bは、ロッド軸方向(X方向)において外側傾斜部77Bに対向して配置される。
図6に示す低圧バルブ70の閉じ状態において、内側傾斜部77Aは内側凸条部76Aに接触して、内側凸条部76Aを弾性変形させる。外側傾斜部77Bは外側凸条部76Bに接触して、外側凸条部76Bを弾性変形させる。これにより、面77の面精度や生産のバラツキなどによって、例えば、内側傾斜部77Aが内側凸条部76Aに接触するが、外側傾斜部77Bが外側凸条部76Bに接触しないような場合であっても、低圧バルブ70に押されて内側凸条部76Aが弾性変形する間に、外側傾斜部77Bが外側凸条部76Bに接触するようになるため、シール性が低下することがなく、シール性を上げるための良好なシーリングラインを容易に形成することが可能となる。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えば、上記実施の形態においては、凸条部74の材料として鋼を示したが、本開示はこれに限らず、ゴムや樹脂などでもよい。
また、上記実施の形態においては、凸条部74と低圧弁シート部72とが一体的に形成されているが、本開示はこれに限らず、凸条部74と低圧弁シート部72とシリンダブロック20とが一体的に形成されてもよい。これにより、凸条部74および低圧弁シート部72をシリンダブロック20に組み付ける必要がなく、製造コストをさらに低減することが可能となる。
本開示は、シーリングラインを容易に形成することが要求される油圧機械(油圧ポンプ又は油圧モータ)や発電装置に好適に利用される。
10 回転軸
20 シリンダブロック
22 嵌合穴
24 低圧ポート
26 カム室
28 作動室
30 シリンダ
40 ピストン
50 カム
60 本体
61 バルブブロック
62 エンドブロック
70 低圧バルブ
71 低圧弁体
71A 面
72 低圧弁シート部
73 電磁石
74 凸条部
74A 内側凸条部
74B 外側凸条部
75 ロッド
76 凸条部
76A 内側凸条部
76B 外側凸条部
77 面
77A 内側傾斜部
77B 外側傾斜部
80 高圧バルブ
81 高圧弁体
82 高圧弁シート部
83 電磁石
90 圧縮バネ
100 作動機械
200 制御部
611 底壁部
612 円筒状壁部
613 穴
614 高圧ポート
621 カム軸径方向内側壁面
622 穴
811 第1軸部
812 第2軸部
813 円柱部

Claims (5)

  1. 弁体と、
    環状のポートの周囲に配置されるバルブシート部と、
    を備え、
    前記バルブシート部は、前記ポートの内周方向および外周方向に沿って環状に配置され、前記弁体が前記ポートを閉じる場合、前記弁体に内側および外側からそれぞれ接触する凸条部を有する、
    弁構造。
  2. 前記凸条部は、弾性を有する、
    請求項1に記載の弁構造。
  3. 前記弁体は、平板形状を有している、
    請求項1または2に記載の弁構造。
  4. 前記凸条部は、前記バルブシート部と一体的に形成される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の弁構造。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の弁構造を備える、作動機械。
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