JP2021009962A - 半導体集積回路 - Google Patents

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陽介 蟹江
弘智 斎藤
Hirotomo Saito
弘智 斎藤
淳一 松原
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淳一 松原
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Abstract

【課題】各々のダイオードの寄生抵抗が低減され、かつばらつきが抑制されたダイオードアレイを含む半導体集積回路を提供すること。【解決手段】基板11と、基板11上に形成された第1の導電型の不純物領域12と、第1の導電型の不純物領域12内の予め定められた方向に等間隔で形成された複数の第2の導電型の不純物領域13と、平面視で、複数の第2の導電型の不純物領域13の両端および間に第2の導電型の不純物領域13の各々から等距離となるように配置された複数の第1の導電型のコンタクト領域14と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体集積回路、特に各々のダイオードの寄生抵抗が低減され、かつばらつきが抑制されたダイオードアレイを含む半導体集積回路に関する。
ダイオードに関連した文献として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1に開示された半導体集積回路は、静電保護回路の保護素子を形成するために、第1導電型の半導体領域P−Wellと第2導電型の第1不純物領域Nと第1導電型の第2不純物領域Pにより形成されたガードリングGrd_Rngを具備している。特許文献1に開示された半導体集積回路では、このような構成を備えることにより、電流による静電破壊が軽減されるとしている。
特許文献1では、ダイオードに逆方向に流れる電流(サージ電流)の大きさを問題としているが、特に高出力ダイオードにおいては、順方向に流すことのできる電流の大きさを増大させたいという要求がある。一方、流せる電流の大きさを増大させる一方法として、ダイオードをアレイ化する方法がある。図4は、流せる電流の増大を意図した比較例に係るダイオードアレイ50を示している。図4(a)はダイオードアレイ50の平面図を、図4(b)は図4(a)に示すY−Y’線に沿って切断した断面図を、各々示している。また、ダイオードアレイ50は、9個のダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6、D7、D8、D9をアレイ状(格子状)に配置した例を示している。
図4(a)に示すように、ダイオードアレイ50は、9個のアノード電極17、および9個のアノード電極17の各々を囲んで配置されたカソード電極16を含んで構成されている。図4(a)において、符号「A」はアノードを意味し、符号「K」はカソードを意味している。また、図4(b)に示すように、ダイオードアレイ50は、P型半導体基板11上に形成されたN型ウェル12と、N型ウェル12内に形成された9個のP型不純物領域13とで形成された複数のPN接合(図示省略)を備えている。ただし、図4(b)では、9個のP型不純物領域13のうちダイオードD1に対応するP型不純物領域13−1、ダイオードD5に対応するP型不純物領域13−2、ダイオードD9に対応するP型不純物領域13−3が見えている。
一方、9個のアノード電極17の各々はコンタクト電極21を介して9個のP型不純物領域13の各々に接続され、カソード電極16は、コンタクト電極22を介してN型不純物領域14に接続されている(図4では図示を省略)。図4(a)に示すように、カソード電極16は正方形の枠形状とされており、カソード電極16に沿って配置されるN型不純物領域14も正方形の枠形状とされている。ただし、図4(b)では、断面視で見えるN型不純物領域14として、便宜的にN型不純物領域14−1、14−2の符号を付している。9個のP型不純物領域13とN型不純物領域14は、絶縁膜15によって分離されている。
特表2013−048209号公報
ところで、ダイオードは、一般的に順方向に流れる電流に対してある大きさの抵抗成分(以下、「寄生抵抗」)を有しており、この寄生抵抗によってダイオードの順方向の降下電圧の大きさが定まる。また、該寄生抵抗は、いわゆる電流−電圧特性(以下、「I−V特性」)の傾きとして観測される。一方、ダイオードアレイでは、複数のダイオードを並列に接続して用いる場合が多い。そのため、ダイオードアレイに含まれる各々のダイオードは、同じまたは近似したI−V特性を有していることが望ましい。
ここで、半導体集積回路内に形成されたダイオードの寄生抵抗は、主として、P型不純物領域とN型不純物領域との間のレイアウト上の距離(以下、「アノード−カソード間距離」)によって決まる。すなわち、ダイオードの寄生抵抗は、アノード−カソード間距離に比例する。また、あるP型不純物領域に対して複数の経路のN型不純物領域が存在する場合は、当該P型不純物領域と複数のN型不純物領域の各々との距離の合計がアノード−カソード間距離となる。
図4(b)を参照して、ダイオードアレイ50における寄生抵抗について説明する。まず、P型不純物領域13−1からN型不純物領域14への電流の流れを考慮した場合のアノード−カソード間距離は、P型不純物領域13−1からN型不純物領域14−1までの距離L1と、P型不純物領域13−1からN型不純物領域14−2までの距離L2の合計値(L1+L2)となる。P型不純物領域13−1と対称に配置されたP型不純物領域13−3とN型不純物領域14とのアノード−カソード間距離も、同様に(L1+L2)となる。
一方、P型不純物領域13−2とN型不純物領域14とのアノード−カソード間距離は、P型不純物領域13−2とN型不純物領域14−1との距離L3と、P型不純物領域13−2とN型不純物領域14−2との距離L3の合計値2・L3となる。ここで、(L1+L2)は2・L3と異なるので、ダイオードD1、D9の寄生抵抗と、ダイオードD5の寄生抵抗とは異なる。
以上のように、比較例に係るダイオードアレイ50では、ダイオードアレイ50に含まれる複数のダイオードにおいて、個々のダイオードの寄生抵抗が異なる組み合わせがあった。上述したように、ダイオードアレイにおける各ダイオードの寄生抵抗が異なると、I−V特性に差が出て、ダイオードアレイ50の全体の特性として好ましくない。また、用途等に応じて、寄生抵抗の値を小さくすることが求められる場合もある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、各々のダイオードの寄生抵抗が低減され、かつばらつきが抑制されたダイオードアレイを含む半導体集積回路を提供することを目的とする。
本発明の第1実施態様に係る半導体集積回路は、基板と、基板上に形成された第1の導電型の不純物領域と、第1の導電型の不純物領域内の予め定められた方向に等間隔で形成された複数の第2の導電型の不純物領域と、平面視で、複数の第2の導電型の不純物領域の両端および間に第2の導電型の不純物領域の各々から等距離となるように配置された複数の第1の導電型のコンタクト領域と、を含む。
第1実施態様に係る半導体集積回路は、基板上に形成された第1の導電型の不純物領域と、第1の導電型の不純物領域内の予め定められた方向に等間隔で形成された複数の第2の導電型の不純物領域と、を含んでいる。
ここで、第1の導電型の不純物領域と複数の第2の導電型の不純物領域の各々との界面にはPN接合が存在し、複数のダイオードが独立して形成されている。そして、複数の第1の導電型のコンタクト領域が、第2の導電型の不純物領域の両端および間に第2の導電型の不純物領域の各々から等距離となるように配置されている。このため、各々のダイオードの寄生抵抗が低減され、かつばらつきが抑制されたダイオードアレイを含む半導体集積回路が提供される。
本発明の第2実施態様に係る半導体集積回路では、複数の第1の導電型のコンタクト領域同士を接続するとともに予め定められた方向に延伸された2つの第1の導電型のコンタクト領域をさらに含み、複数の第2導電型の不純物領域の各々は、複数の第1の導電型のコンタクト領域と2つの第1の導電型のコンタクト領域によって囲まれている。
第2実施態様に係る半導体集積回路によれば、複数の第1の導電型のコンタクト領域同士を接続するとともに予め定められた方向に延伸された2つの第1の導電型のコンタクト領域をさらに含んでいる。そして、複数の第2導電型の不純物領域の各々が、複数の第1の導電型のコンタクト領域と2つの第1の導電型のコンタクト領域によって囲まれている。このため、各々のダイオードの寄生抵抗のばらつきがより効果的に抑制される。
本発明の第3実施態様に係る半導体集積回路では、複数の第1の導電型の不純物領域の各々に接続されるとともに、予め定められた方向に等間隔で配置された複数の第1の電極と、複数の第2の導電型の不純物領域の各々に接続されるとともに、予め定められた方向に等間隔で配置された複数の第2の電極と、をさらに含み、第1の電極を含む配線層と第2の電極を含む配線層とが異なる配線層となっている。
第3実施態様に係る半導体集積回路によれば、複数の第1の導電型の不純物領域の各々に接続されるとともに、予め定められた方向に等間隔で配置された複数の第1の電極と、複数の第2の導電型の不純物領域の各々に接続されるとともに、予め定められた方向に等間隔で配置された複数の第2の電極と、をさらに含んでいる。そして、第1の電極を含む配線層と第2の電極を含む配線層とが異なる配線層となっている。このため、複数の第1の導電型の不純物領域同士、および複数の第2の導電型の不純物領域同士との接続がより容易である。
本発明の第4実施態様に係る半導体集積回路では、複数の第1の電極同士を接続するとともに予め定められた方向に延伸された2つの延伸電極をさらに含み、複数の第2導電型の不純物領域の各々は、複数の第1の電極と2つの延伸電極によって囲まれている。
第4実施態様に係る半導体集積回路によれば、複数の第1の電極同士を接続するとともに予め定められた方向に延伸された2つの延伸電極をさらに含んでいる。そして、複数の第2導電型の不純物領域の各々が、複数の第1の電極と2つの延伸電極によって囲まれている。このため、ダイオードに電流を流す電源の接続が容易である。
本発明の第5実施態様に係る半導体集積回路では、複数の上記半導体集積回路を備え、複数の半導体集積回路は、予め定められた方向と交差する方向に連続して配置されている。
第5実施態様に係る半導体集積回路によれば、上記半導体集積回路を複数備えている。そして、複数の半導体集積回路は、予め定められた方向と交差する方向に連続して配置されている。このため、大規模なダイオードアレイがより効率的に構成される。
本発明によれば、各々のダイオードの寄生抵抗が低減され、かつばらつきが抑制されたダイオードアレイを含む半導体集積回路を提供することが可能となる。
第1の実施の形態に係る半導体集積回路の構成の一例を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る半導体集積回路の構成の一例を示す断面図である。 (a)は第2の実施の形態に係る半導体集積回路の構成の一例を示す平面図であり、(b)は第2の実施の形態の変形例に係る半導体集積回路の構成の一例を示す平面図である。 比較例に係る半導体集積回路の構成を示す、(a)は平面図、(b)は断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本実施の形態では、本発明に係る半導体集積回路の一例として、本発明を複数のダイオードが集積化されたダイオードアレイに適用した形態を例示して説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与し、重複する説明は適宜省略する。また、以下の説明において「等しい」、あるいは「正方形」とは、例えば製造誤差等の一定の誤差を含む範囲内で「等しい」、あるいは「正方形」に近似していることをいう。
[第1の実施の形態]
図1、および図2参照して、本実施の形態に係る半導体集積回路10について説明する。図1は半導体集積回路10の平面図を、図2は図1におけるX−X‘線に沿って切断した断面図を、各々示している。半導体集積回路10は9個のダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6、D7、D8、D9(以下、総称する場合は、「ダイオードDi」)を含んで構成され、9個のダイオードDiはアレイ状(格子状)に配列されている。なお、半導体集積回路10に含まれる複数のダイオードを9個のダイオードDiとするのは一例であって、複数であれば何個でもよい。
図1に示すように、半導体集積回路10は、P型半導体基板11上に配置された9個のアノード電極17、およびカソード電極16を備えている。9個のアノード電極17の各々は、コンタクト電極21を介して9個のP型不純物領域13(図2参照。図2にはP型不純物領域13−1、13−2、13−3が示されている)に接続され、カソード電極16は、複数のコンタクト電極22(図1では、136個の場合を例示している)を介してN型不純物領域14(図2参照。図2にはN型不純物領域14−1、14−2、14−3、14−4が示されている)に接続されている。本実施の形態では、1個のダイオードDiに1個のコンタクト電極21を配置させる形態を例示して説明するが、これに限られず複数のコンタクト電極21を配置させる形態としてもよい。アノード電極17は、図示を省略する配線によってアノード端子用のパッドに接続され、カソード電極16は、図示を省略する配線によってカソード端子用のパッドに接続されている。
図2を参照して、半導体集積回路10の断面構造について説明する。図2に示すように、半導体集積回路10は、P型半導体基板11、P型半導体基板11上に形成されたN型ウェル12、N型ウェル12の内部に形成された9個のP型不純物領域13、およびN型不純物領域14を含んで構成されている。そして、9個のP型不純物領域13、およびN型不純物領域14の間は、絶縁膜15で分離されている。絶縁膜15は一例としてシリコンの酸化物(シリコン酸化膜)で構成され、例えばLOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)法によって形成されている。9個のP型不純物領域13、およびN型不純物領域14は、各々コンタクト電極21、コンタクト電極22にオーミック接触されるコンタクト層であり、各々P+拡散層、N+拡散層で構成されている。本実施の形態において、P+、N+は各々相対的に高い濃度を有するP型不純物領域、N型不純物領域を意味している。
9個のP型不純物領域13の各々は、コンタクト電極21を介して9個のアノード電極17の各々に接続され、N型不純物領域14はコンタクト電極22を介してカソード電極16に接続されている。図2では9個のP型不純物領域13のうち、ダイオードD1に対応するP型不純物領域13−1、ダイオードD5に対応するP型不純物領域13−2、ダイオードD9に対応するP型不純物領域13−3が見えている。一方、本実施の形態に係る半導体集積回路10では、N型不純物領域14が、図1に示す井桁状のカソード電極16に沿って形成されている。従って、本実施の形態に係るN型不純物領域14は連続して一体化された井桁形状をなしているが、図2では断面視で見える4個のN型不純物領域14を区別して、符号14−1、14−2、14−3、14−4を付している。
また、本実施の形態では、カソード電極16を第1配線層(下層側)、アノード電極17を第2配線層(上層側)に配置させる形態を例示している。しかしながら、これに限られず、カソード電極16を第2配線層(上層側)、アノード電極17を第1配線層(下層側)に配置させる形態としてもよい。また、配線層を3層以上の多層配線とし、該多層配線のいずれかの層にアノード電極17、カソード電極16を配置させる形態としてもよい。
半導体集積回路10では、9個のP型不純物領域13の各々と、N型不純物領域14との界面に9個のPN接合が形成されている。この9個のPN接合によって9個のダイオードD1〜D9が構成されている。
ここで、半導体集積回路10のカソード電極16は、図1に示すように井桁状に形成され、コンタクト電極22は、井桁状のカソード電極16に対してほぼ均等に配置されている。そして、井桁状のカソード電極16で形成された9個の枠の各々の内部にダイオードDiが配置されている。換言すると、ダイオードDiの各々は、正方形のカソード電極16(つまり、N型不純物領域14)に囲まれている。
図2を参照して、本実施の形態に係る半導体集積回路10に含まれる9個のダイオードDiのアノード−カソード間距離について検討する。図2に示すように、ダイオードD1のアノード−カソード間距離は、P型不純物領域13−1からN型不純物領域14−1までの距離Lと、P型不純物領域13−1からN型不純物領域14−2までの距離Lとの合計値2・Lである。つまり、半導体集積回路10では、正方形の井桁状のN型不純物領域14としているので、P型不純物領域13の各々から両側のN型不純物領域14までの距離は等しい。従って、図2に示すダイオードD5、D9のアノード−カソード間距離も2・Lであり、さらには残りのダイオードDiのアノード−カソード間距離についても2・Lである。なお、上記の説明では、斜めの切断線X−X’に沿った断面におけるアノード−カソード間距離について説明したが、例えばダイオードD1、D2、D3を横方向に切断する断面でみても、9個のアノード−カソード間距離は等しくなっている。
以上、詳述したように、本実施の形態に係る半導体集積回路10によれば、ダイオードアレイに含まれるダイオードの寄生抵抗が等しくなり、寄生抵抗のばらつきが抑制される。また、比較例に係るダイオードアレイ50では、まとめて配置された複数のP型不純物領域13の周囲に枠状のN型不純物領域14を配置しているのに対し、半導体集積回路10では、P型不純物領域13の各々の周囲にN型不純物領域14が配置されているので、P型不純物領域13とN型不純物領域14との距離が短くなり、寄生抵抗の値そのものも減少する。
また、半導体集積回路10では、結果的に、ダイオードアレイに含まれる各々のダイオードのI−V特性が揃うので、例えば基準電圧生成回路に用いると精度が改善された基準電圧を生成することができる。より詳細には、半導体集積回路10にある機能を有する回路が含まれ、さらに半導体集積回路10には該回路に基準電圧を供給するダイオードを用いた基準電圧生成回路が含まれるとした場合、該基準電圧生成回路のダイオードとして本実施の形態に係るダイオードアレイを用いれば、供給される基準電圧の精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、井桁状に配置されたカソード電極16の全周囲にコンタクト電極22を配置される形態を例示して説明したが、これに限られない。例えば、図1において、横方向、または縦方向に配列されたコンタクト電極を削除した形態としてもよい。
[第2の実施の形態]
図3(a)を参照して、本実施の形態に係る半導体集積回路10Aについて説明する。半導体集積回路10Aは、上記実施の形態に係る半導体集積回路10に対して、ダイオードDiを直線状に一列に配置した形態である。換言すれば、半導体集積回路10では複数のダイオードが2次元に配置されていたが、半導体集積回路10Aでは1次元に配置されている。
図3(a)に示すように、半導体集積回路10Aは、3個のダイオードD1、D2、D3を含み、各々のダイオードDiはコンタクト電極21を介して接続されたアノード電極17を備えている。3個のダイオードD1、D2、D3は等間隔に配置されている。3個のコンタクト電極21の各々は、図示を省略する3個のP型不純物領域13の各々に接続されている。また、ダイオードDiの列の両脇および間には合計4個のカソード電極16−1、16−2、16−3、16−4が配置されている。カソード電極16−1、16−2、16−3、16−4も等間隔に配置され、カソード電極16−1、16−2、16−3、16−4の各々と対応するP型不純物領域13との距離も等しくなっている。半導体集積回路10Aに係るN型不純物領域14は一体とされてはおらず、分離され独立している。
半導体集積回路10Aにおいても、ダイオードD1、D2、D3のアノード−カソード間距離が等しくなっている。ダイオードD1のアノード−カソード間距離は、ダイオードD1に対応するP型不純物領域13から、カソード電極16−1に対応するN型不純物領域14までの距離と、カソード電極16−2に対応するN型不純物領域14までの距離との合計である。一方、ダイオードD2のアノード−カソード間距離は、ダイオードD2に対応するP型不純物領域13から、カソード電極16−2に対応するN型不純物領域14までの距離と、カソード電極16−3に対応するN型不純物領域14までの距離との合計である。さらに、ダイオードD3のアノード−カソード間距離は、ダイオードD3に対応するP型不純物領域13から、カソード電極16−3に対応するN型不純物領域14までの距離と、カソード電極16−4に対応するN型不純物領域14までの距離との合計である。本実施の形態では、3個のダイオードD1、D2、D3、およびカソード電極16−1、16−2、16−3、16−4が等間隔に配置されているので、ダイオードD1、D2、D3の各々のアノード−カソード間距離は等しい。
以上のように、本実施の形態に係る半導体集積回路10Aによれば、ダイオードアレイに含まれるダイオードの寄生抵抗が等しくなり、寄生抵抗のばらつきが抑制される。また、寄生抵抗の値そのものも減少させることができる。
<変形例>
図3(b)を参照して、本実施の形態に係る半導体集積回路10Bについて説明する。半導体集積回路10Bは、図3(a)に示す半導体集積回路10Aを縦に2段配置させたものである。換言すれば、図1に示す半導体集積回路10において、カソード電極16(すなわち、N型不純物領域14)の横方向の部分を削除し、詰めた形態である。なお、本実施の形態では、半導体集積回路10Aを2段配置させる形態を例示して説明するが、これに限られず、3段以上の適宜な段数配置させる形態としてもよい。
以上のような構成の半導体集積回路10Bによっても、ダイオードアレイに含まれるダイオードの寄生抵抗が等しくなり、寄生抵抗のばらつきが抑制される。また、寄生抵抗の値そのものも減少させることができる。
なお、上記実施の形態では、平面視正方形のダイオードDi(P型不純物領域13)を用いる形態を例示して説明したが、これに限られず、円形状、多角形等、半導体集積回路10のレイアウト等を勘案して、適宜な形状としてもよい。
また、上記実施の形態では、ダイオードDi(P型不純物領域13)を格子状、または直線状に配列させる形態を例示して説明したが、これに限られず、例えば千鳥状としてもよい。また、ダイオードDi(P型不純物領域13)の平面視での形状等に応じて配列形態を選択してもよく、例えばダイオードDi(P型不純物領域13)の平面視での形状を正六角形とする場合はハニカム構造のように緻密に配列させてもよい。
また、上記実施の形態では、平面視正方形の井桁形状のカソード電極16(N型不純物領域14)を用いる形態を例示して説明したが、これに限られず、ダイオードDi(P型不純物領域13)の平面視での形状、あるいは、ダイオードDi(P型不純物領域13)の平面視での配列等を勘案して、多角形形状等適宜な形状としてもよい。例えば、ダイオードDi(P型不純物領域13)の平面視での形状を正六角形とする場合はカソード電極16の形状を正六角形の井桁形状としてもよい。
また、上記実施の形態では、P型の半導体基板を用いた形態を例示して説明したが、N型基板を用いた形態としてもよい。この場合は、上記において、P型をN型に、N型をP型に読み替えればよい。
10、10A、10B・・・半導体集積回路、11・・・P型半導体基板、12・・・N型ウェル、13・・・P型不純物領域、13−1、13−2、13−3・・・P型不純物領域、14・・・N型不純物領域、14−1、14−2、14−3、14−4・・・N型不純物領域、15・・・絶縁膜、16・・・カソード電極、16−1、16−2、16−3、16−4・・・カソード電極、17・・・アノード電極、21・・・コンタクト電極、22・・・コンタクト電極、50・・・ダイオードアレイ、D1〜D9・・・ダイオード、Di・・・ダイオード、L・・・アノード−カソード間距離、L1〜L3・・・アノード−カソード間距離

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成された第1の導電型の不純物領域と、
    前記第1の導電型の不純物領域内の予め定められた方向に等間隔で形成された複数の第2の導電型の不純物領域と、
    平面視で、前記複数の第2の導電型の不純物領域の両端および間に前記第2の導電型の不純物領域の各々から等距離となるように配置された複数の第1の導電型のコンタクト領域と、を含む
    半導体集積回路。
  2. 前記複数の第1の導電型のコンタクト領域同士を接続するとともに前記予め定められた方向に延伸された2つの第1の導電型のコンタクト領域をさらに含み、
    前記複数の第2導電型の不純物領域の各々は、前記複数の第1の導電型のコンタクト領域と前記2つの第1の導電型のコンタクト領域によって囲まれている
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記複数の第1の導電型の不純物領域の各々に接続されるとともに、前記予め定められた方向に等間隔で配置された複数の第1の電極と、
    前記複数の第2の導電型の不純物領域の各々に接続されるとともに、前記予め定められた方向に等間隔で配置された複数の第2の電極と、をさらに含み、
    前記第1の電極を含む配線層と前記第2の電極を含む配線層とが異なる配線層となっている
    請求項1または請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記複数の第1の電極同士を接続するとともに前記予め定められた方向に延伸された2つの延伸電極をさらに含み、
    前記複数の第2導電型の不純物領域の各々は、前記複数の第1の電極と前記2つの延伸電極によって囲まれている
    請求項3に記載の半導体集積回路。
  5. 複数の請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半導体集積回路を備え、
    複数の前記半導体集積回路は、前記予め定められた方向と交差する方向に連続して配置されている
    半導体集積回路。
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