JP2021003922A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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誠人 尾崎
Masato Ozaki
誠人 尾崎
裕記 杉浦
Yuki Sugiura
裕記 杉浦
克典 清水
Katsunori Shimizu
克典 清水
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Abstract

【課題】タイヤ由来のロードノイズを低減するにはキャップトレッドゴムを柔らかくし、バネ特性を低下させる手法がある。しかし、この手法では乗り心地が低下するという問題点があり、ロードノイズの低減と乗り心地の向上は、二律背反の関係にある。【解決手段】天然ゴムおよびブタジエンゴムを含むジエン系ゴム100質量部に対し、窒素吸着比表面積が35〜120m2/gのカーボンブラックを40質量部以上含み、ジエン系ゴム100質量部中、天然ゴムの配合割合が30質量部以上であるリムクッションゴム8を有し、キャップトレッドゴムの100%モジュラス(M100 cap)と、リムクッションゴムの100%モジュラス(M100 RC)とが、(M100 cap)×(M100 RC)≦18MPaを満たし、リムクッションゴム8の最大厚さが、2.0mm〜6.0mmである空気入りタイヤ。【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関するものであり、詳しくは、ロードノイズの低減および乗り心地の向上を両立し得る空気入りタイヤに関するものである。
空気入りタイヤは左右一対のビード部およびサイドウォール部と、両サイドウォール部に連なるとともにキャップトレッドとアンダートレッドとからなるトレッド部から主に構成されている。タイヤの内側にはカーカスが設けられ、カーカスの両端部はビードコアをタイヤ内側から外側へ包みこむように折り返されている。
またビードコアのタイヤ径方向内側およびタイヤ幅方向外側には、リムに対する接触面を構成するゴム層であるリムクッションゴムが配置されている。
ところで、モータを動力源として走行する電気自動車は、内燃機関を動力源として走行する自動車と比較して、車両由来の騒音が大きく低減されている。そのため車両走行におけるノイズ源としてタイヤ由来の騒音(ロードノイズ)がクローズアップされており、さらなるロードノイズの低減が求められている。
ロードノイズを低減するには、例えばキャップトレッドゴム等のタイヤを構成する部材を柔らかくすることによって、タイヤのバネ特性を低下させる手法が知られている。しかし、例えばキャップトレッドゴムのモジュラスが下がると乗り心地が悪化する問題点があり、ロードノイズの低減と乗り心地の向上は、二律背反の関係にある。
なお、ロードノイズの低減を図る技術としては、例えば特許文献1〜3に開示がある。
特開2007−253708号公報 特開2014−80074号公報 国際公開WO2014/002631号パンフレット
したがって本発明の目的は、ロードノイズの低減および乗り心地の向上を両立し得る空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者は鋭意研究を重ねた結果、リムクッションゴムの組成、キャップトレッドゴムとリムクッションゴムの100%モジュラスの関係、およびリムクッションゴムの最大厚さの範囲を特定化することにより、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成することができた。
すなわち本発明は以下の通りである。
1.タイヤ径方向内側に配置されるとともにビード部のリム嵌合面を構成するリムクッションゴムと、タイヤ接地面を構成するキャップトレッドゴムと、を備える空気入りタイヤにおいて、
前記リムクッションゴムは、天然ゴムおよびブタジエンゴムを含むジエン系ゴム100質量部に対し、窒素吸着比表面積(NSA)が35〜120m/gのカーボンブラックを40質量部以上含み、かつ前記ジエン系ゴム100質量部中、前記天然ゴムの配合割合が30質量部以上であり、
前記キャップトレッドゴムの100%モジュラス(M100 cap)と、前記リムクッションゴムの100%モジュラス(M100 RC)とが、(M100 cap)×(M100 RC)≦18(MPa) を満たし、かつ
前記リムクッションゴムの最大厚さが、2.0mm〜6.0mmである
ことを特徴とする空気入りタイヤ。
2.前記リムクッションゴムにおける加硫促進剤および純硫黄分の質量比が、前者/後者として0.8以上であることを特徴とする前記1に記載の空気入りタイヤ。
3.前記リムクッションゴムの100%モジュラス(M100 RC)が、4.0(MPa)以上であることを特徴とする前記1または2に記載の空気入りタイヤ。
本発明の空気入りタイヤは、タイヤ径方向内側に配置されるとともにビード部のリム嵌合面を構成するリムクッションゴムと、タイヤ接地面を構成するキャップトレッドゴムと、を備え、前記リムクッションゴムは、天然ゴムおよびブタジエンゴムを含むジエン系ゴム100質量部に対し、窒素吸着比表面積(NSA)が35〜120m/gのカーボンブラックを40質量部以上含み、かつ前記ジエン系ゴム100質量部中、前記天然ゴムの配合割合が30質量部以上であり、前記キャップトレッドゴムの100%モジュラス(M100 cap)と、前記リムクッションゴムの100%モジュラス(M100 RC)とが、(M100 cap)×(M100 RC)≦18(MPa) を満たし、かつ前記リムクッションゴムの最大厚さが2.0mm〜6.0mmであることを特徴としているので、ロードノイズの低減および乗り心地の向上を両立し得る空気入りタイヤを提供することができる。
上述のように、ロードノイズを低減するには、キャップトレッドゴムを柔らかくすることが有効であるが、その反面、キャップトレッドゴムのモジュラスが下がり乗り心地が低下してしまう。本発明では、リムクッションゴムの組成、キャップトレッドゴムとリムクッションゴムの100%モジュラスの関係、およびリムクッションゴムの最大厚さの範囲を特定化することにより、キャップトレッドゴムがロードノイズの改善を担い乗り心地を減じた場合でも、リムクッションゴムが衝撃を吸収し乗り心地を補完する役割を果たし、結果として二律背反の関係にあるロードノイズの低減と乗り心地の向上を同時に達成することが可能となった。
空気入りタイヤの子午線断面図である。 空気入りタイヤのビード部付近をリム組みした状態で示したタイヤ子午線方向断面図である。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
(リムクッションゴム)
本発明の空気入りタイヤに用いられるリムクッションゴムは、タイヤ径方向内側に配置されるとともにビード部のリム嵌合面を構成するゴムである。タイヤ径方向とは、タイヤ回転軸に直交する方向であり、タイヤ径方向内側とはタイヤ回転軸に近づく方法を指す。
本発明では、リムクッションゴムの組成が特定される。すなわち、前記リムクッションゴムは、天然ゴムおよびブタジエンゴムを含むジエン系ゴム100質量部に対し、窒素吸着比表面積(NSA)が35〜120m/gのカーボンブラックを40質量部以上含み、かつ前記ジエン系ゴム100質量部中、前記天然ゴムの配合割合が30質量部以上である。
前記カーボンブラックの配合量が40質量部未満である場合、前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)が35〜120m/gの範囲外である場合、前記天然ゴムの割合が40質量部未満の場合、前記(M100 cap)×(M100 RC)が18(MPa)を超える場合、および/または、前記リムクッションゴムの最大厚さが、2.0mm〜6.0mmの範囲外である場合は、ロードノイズの低減と乗り心地の向上を同時に達成することができない。なおカーボンブラックは2種類以上をブレンドして用いてもよい。
ここで、本発明の効果向上の観点から、下記の形態が好ましい。
(1)前記カーボンブラックの配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対し、60〜90質量部が好ましい。この範囲によれば、さらなる低発熱化および高強度を両立できる。
(2)前記天然ゴムの割合は、前記ジエン系ゴム100質量部中、40〜70質量部が好ましい。この範囲によれば、さらなる高耐疲労性および高強度を両立できる。
(3)前記ブタジエンゴムの割合は、前記ジエン系ゴム100質量部中、30〜70質量部が好ましい。
なお窒素吸着比表面積(NSA)は、JIS K 6217−2:2001「第2部:比表面積の求め方−窒素吸着法−単点法」にしたがって測定した値である。
本発明で使用されるリムクッションゴムを構成するゴムは、天然ゴム(NR)およびブタジエンゴム(BR)以外にも、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(NBR)等を併用することもできる。本発明で使用されるゴムは、その分子量やミクロ構造はとくに制限されず、アミン、アミド、シリル、アルコキシシリル、カルボキシル、ヒドロキシル基等で末端変性されていても、エポキシ化されていてもよい。
また、前記リムクッションゴムには、前記した成分に加えて、各種充填剤、各種オイル、老化防止剤、可塑剤、酸化亜鉛などのリムクッションゴムに一般的に配合されている各種添加剤を配合することができる。また加硫の際は、公知の加硫又は架橋剤、加硫又は架橋促進剤を制限なく使用できる。これらの添加剤の配合量も、本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
なお本発明では、前記リムクッションゴムにおける加硫促進剤および純硫黄分の質量比が、前者/後者として0.8以上であることが好ましい。この範囲内であれば、本発明の効果が高まるとともに、耐熱老化性および耐久性を向上できる。前記質量比は、1.0以上が好ましく、1.2以上であることがさらに好ましい。
本発明の空気入りタイヤにおけるキャップトレッドゴムは、空気入りタイヤの接地面を構成するゴムである。
本発明において、キャップトレッドゴムの組成は、下記で説明する(M100 cap)×(M100 RC)の関係を満たすことができれば、とくに制限されず、適宜選択することができる。
例えば、ジエン系ゴム、シリカやカーボンブラック等の各種充填剤、カップリング剤、各種オイル、老化防止剤、可塑剤、酸化亜鉛などのキャップトレッドゴムに一般的に配合されている各種成分を配合することができる。また加硫の際は、公知の加硫又は架橋剤、加硫又は架橋促進剤を制限なく使用できる。これらの添加剤の配合量も、本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
また、本発明の空気入りタイヤにおけるその他の部材を構成する部材についても、各成分の配合割合はとくに制限されず、適宜選択することができる。
例えばその他の部材のゴム組成物として、ジエン系ゴム、各種充填剤、各種オイル、老化防止剤、可塑剤、酸化亜鉛等の一般的に配合されている各種成分を配合することができる。また加硫の際は、公知の加硫又は架橋剤、加硫又は架橋促進剤を制限なく使用できる。これらの添加剤の配合量も、本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
加硫後のキャップトレッドゴムの最大厚み(アンダートレッドとの接触面からタイヤ径方向におけるタイヤ表面までの最大長さ)はとくに制限されないが、例えば2mm〜20mmであり、2mm〜15mmが好ましい。
本発明の空気入りタイヤは、前記キャップトレッドゴムの100%モジュラス(M100 cap)と、前記リムクッションゴムの100%モジュラス(M100 RC)とが、下記式を満たすことが必要である。
(M100 cap)×(M100 RC)≦18(MPa)
すなわち、(M100 cap)および(M100 RC)を乗じた値が18(MPa)以下であることにより、上述のように、キャップトレッドゴムがロードノイズの改善を担い乗り心地を減じた場合でも、リムクッションゴムが衝撃を吸収し乗り心地を補完する役割を果たし、結果として二律背反の関係にあるロードノイズの低減と乗り心地の向上を同時に達成することが可能となる。
本発明で言う前記キャップトレッドゴムの100%モジュラス(M100 cap)および前記リムクッションゴムの100%モジュラス(M100 RC)は、JIS K6251に準拠し、23℃、500mm/分にて引張り試験を行い100%伸長時の応力を測定した値(MPa)とする。
前記キャップトレッドゴムの100%モジュラス(M100 cap)および前記リムクッションゴムの100%モジュラス(M100 RC)の調整は、例えば可塑剤、充填剤、加硫剤または架橋剤の増減により可能である。
なお本発明の効果が一層向上するという観点から、前記(M100 cap)×(M100 RC)は、16(MPa)以下が好ましく、14(MPa)以下がさらに好ましく6〜14(MPa)であることがとくに好ましい。
また本発明の効果が一層向上するという観点から、前記リムクッションゴムの100%モジュラス(M100 RC)は、4.0(MPa)以上であることが好ましく、4.5(MPa)以上であることがさらに好ましく、4.5〜6.5(MPa)であることがとくに好ましい。また、前記キャップトレッドゴムの100%モジュラス(M100 cap)は、1.0〜4.0(MPa)が好ましく、1.0〜3.0(MPa)がさらに好ましい。
図1は、空気入りタイヤの子午線断面図である。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、トレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2と、サイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3とを備えている。
一対のビード部3,3間にはタイヤ径方向に延びる複数本のカーカスコードを含むカーカス4が装架されている。カーカス4はビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げられている。またビードコア5のタイヤ径方向内側およびタイヤ幅方向外側には、リムに対する接触面を構成するゴム層であるリムクッションゴム8が配置されている。なお、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸と平行な方向を指す。
一方、トレッド部1におけるカーカス4の外周側には、複数層のベルト層7がタイヤ全周にわたって埋設されている。これらベルト層7は、タイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。
また、図2は、空気入りタイヤのビード部付近をリム組みした状態で示したタイヤ子午線方向断面図である。
図2の空気入りタイヤTにおいて、ビード部3にはビードコア5がタイヤ1周にわたるように埋設され、上記のようにこのビードコア5の回りにカーカス4の端部がタイヤ内側から外側へ折り返すように巻き上げられている。またリムクッションゴム8がリムに対する接触面を構成し、ビード部3はリムRに強固に嵌合している。
本発明では、リムクッションゴム8の最大厚さが、2.0mm〜6.0mmであることが必要である。
リムクッションゴム8の最大厚さとは、タイヤを正規リムにリム組みし、正規内圧を充填した無負荷状態であるとき、リム径の測定点Qからビードコア5までの、タイヤ径方向に沿ったリムクッションゴム8の最大長さRHである。
ここで、正規リムとは、JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、あるいは、ETRTOで規定する「Measuring Rim」である。また、正規内圧とは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」である。
リムクッションゴム8の最大厚さが、2.0mm〜6.0mmであることにより、キャップトレッドゴムがロードノイズの改善を担い乗り心地を減じた場合でも、リムクッションゴムが乗り心地を補完する役割を果たし、結果として二律背反の関係にあるロードノイズの低減と乗り心地の向上を同時に達成することが可能となる。
リムクッションゴム8の最大厚さは、2.5mm〜6.0mmであることが好ましく、2.8mm〜6.0mmであることがさらに好ましい。
また本発明の空気入りタイヤは、従来の空気入りタイヤの製造方法に従って製造が可能であり、例えば乗用車用途が好ましい。
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
実施例1〜4および比較例1〜2
表1に示す配合(質量部)において、加硫促進剤と硫黄を除く成分を1.6リットルの密閉式バンバリーミキサーで5分間混練し、ゴムをミキサー外に放出して室温冷却した。次いで、該ゴムを同ミキサーに再度入れ、加硫促進剤および硫黄を加えてさらに混練し、各種リムクッションゴム(RC)を得た。
一方、キャップトレッドゴムを常法にしたがい調製し、可塑剤もしくは充填剤の量を増減することにより、表1に示す各種硬度を有するキャップトレッドゴム(CAP)を得た。
キャップトレッドゴムの100%モジュラス(M100 cap)およびリムクッションゴムの100%モジュラス(M100 RC)は、JIS K6251に準拠し、23℃、500mm/分にて引張り試験を行い100%伸長時の応力を測定した(MPa)。
また、リムクッションゴムの最大厚さを測定した。
結果を表1に示す。
前記リムクッションゴムと、前記キャップトレッドゴムとを組み込み、タイヤサイズ245/40R18の各種空気入りタイヤを製造した。なお、リムクッションゴムおよびキャップトレッドゴム以外の各部材の条件は、各種空気入りタイヤ間で同一とした。
得られた各種空気入りタイヤについて、下記の評価を行った。結果を表1に示す。
乗り心地:試験タイヤをリムサイズ18×8.5Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧240kPaの条件にて、舗装路からなるテストコースにおいてテストドライバーによる官能評価を実施した。評価は5段階評価とし、「3」点を基準とし、相対評価した。
5:「3」点に対し、乗り心地に顕著な向上が見られる。
4:「3」点に対し、乗り心地に向上が見られる。
3:基準
2:「3」点に対し、乗り心地に劣っていた。
1:「3」点に対し、乗り心地に顕著に劣っていた。
ロードノイズ:各試験タイヤをリムサイズ18×8.5Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧240kPaの条件にて、走行時のロードノイズについてテストドライバーによる官能評価を行った。評価は5段階評価とし、「3」点を基準とし、相対評価した。
5:「3」点に対し、ロードノイズに顕著な改善が見られる。
4:「3」点に対し、ロードノイズに改善が見られる。
3:基準
2:「3」点に対し、ロードノイズが感じられる。
1:「3」点に対し、ロードノイズが顕著に感じられる。
Figure 2021003922
*1:NR(TSR20)
*2:BR(日本ゼオン(株)製NIPOL BR 1220)
*3:カーボンブラックCB(キャボットジャパン社製ショウブラックN330、NSA=76m/g)
*4:酸化亜鉛(正同化学工業(株)製酸化亜鉛3種)
*5:ステアリン酸(日新理化(株)製ステアリン酸50S)
*6:老化防止剤(FLEXSYS社製SANTOFLEX 6PPD)
*7:アロマオイル(出光興産(株)製ダイアナプロセスNH−70S)
*8:加硫促進剤(三新化学工業(株)製NS−G)
*9:不溶性硫黄(四国化成工業(株)製ミュークロンOT−20、硫黄含有量=80質量%)
上記の表1から明らかなように、各実施例では、リムクッションゴムの組成、キャップトレッドゴムとリムクッションゴムの100%モジュラスの関係、およびリムクッションゴムの最大厚さの範囲を特定化しているので、比較例1に比べて、ロードノイズの低減および乗り心地の向上が両立している。
比較例2では、(M100 cap)×(M100 RC)が本発明で規定する上限を超え、またリムクッションゴムの最大厚さが本発明で規定する下限未満であるので、ロードノイズおよび乗り心地に改善が見られなかった。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス
5 ビードコア
7 ベルト層
8 リムクッションゴム
Q リム径の測定点
R リム
T 空気入りタイヤ

Claims (3)

  1. タイヤ径方向内側に配置されるとともにビード部のリム嵌合面を構成するリムクッションゴムと、タイヤ接地面を構成するキャップトレッドゴムと、を備える空気入りタイヤにおいて、
    前記リムクッションゴムは、天然ゴムおよびブタジエンゴムを含むジエン系ゴム100質量部に対し、窒素吸着比表面積(NSA)が35〜120m/gのカーボンブラックを40質量部以上含み、かつ前記ジエン系ゴム100質量部中、前記天然ゴムの配合割合が30質量部以上であり、
    前記キャップトレッドゴムの100%モジュラス(M100 cap)と、前記リムクッションゴムの100%モジュラス(M100 RC)とが、(M100 cap)×(M100 RC)≦18(MPa) を満たし、かつ
    前記リムクッションゴムの最大厚さが、2.0mm〜6.0mmである
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記リムクッションゴムにおける加硫促進剤および純硫黄分の質量比が、前者/後者として0.8以上であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記リムクッションゴムの100%モジュラス(M100 RC)が、4.0(MPa)以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
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