JP2020528381A - 自動車両用の送風機及び対応する暖房、換気及び/又は空調装置 - Google Patents

自動車両用の送風機及び対応する暖房、換気及び/又は空調装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、‐回転軸(A)を持つタービン(2)であって、第1部分(6)と第2部分(5)とを有するタービン(2)と、‐軸(B)に沿って主に延在するスクロール出口(17a)を有するスクロール(17)と、‐少なくとも2つの別個の空気吸入口を有する空気吸入ハウジングと、前記第1軸方向部分(6)を通過することが意図された第1空気流と前記第2軸方向部分(5)を通過することが意図された第2空気流とを分離するように延在する分離隔壁(14)と、を含む吸引パルサに関する。本発明によれば、前記分離隔壁(14)は、前記スクロール出口(17a)の前記延在軸(B)と前記タービン(2)の前記回転軸(A)とに直交する主延在方向において前記空気吸入ハウジングに延び入る上流端部(141)を有する。また、本発明は、対応する暖房、加熱及び/又は空調装置に関する。

Description

本発明は、自動車両の暖房、換気及び/又は空調装置において使用するように設計された吸引送風機、及びこのような送風機を含む暖房、換気及び/又は空調装置に関する。
自動車両は、暖房、換気及び/又は空調装置で通常発生した空気が流入する車室を有している。暖房、換気及び空調装置(HVAC)には、車両の外部からの空気(外気とも称される)又はリサイクル空気、すなわち車両の車室から取り込んだ空気を使用して供給され得る。既知の方法において、送風機を使用して空気流を形成する。この空気流は、車両の外部から取り込んだ新鮮で新しい空気、車両の車室から取り込んだリサイクル空気、又はリサイクル空気流と外部空気流との混合体を含み得る。
特に空気流が暖房、換気及び/又は空調装置を通過する際に、車両に乗っている人の要求に応じて、すなわち空気流を熱的に調節する際に、空気流(リサイクル空気から外部空気を)を分離できることが重要である。
実際に、リサイクル空気は既に達成すべき設定温度に近い温度であるから、ユーザが所望する温度を迅速に達成することができる。しかしながら、リサイクル空気は車両の外部から取り込まれた空気より高い水分含有量を有するため、例えば、リサイクル空気を、ドライバーや助手席の人の前方に配置された通気口を使用してフロントガラス付近に向けた場合、又は直接フロントガラスに向けた場合、リサイクル空気中の水分がフロントガラス上で凝縮して結露する。
既知の解決策は、外部空気流を熱調節し、前記空気流をフロントガラス付近の車室に、又はフロントガラスに直接移送するとともに、リサイクル空気流を熱調節し、前記空気流を他の通気口、例えばドライバーや助手席の人の足元にある空気入口出口を使用してフロントガラスから離間した状態で移送することである。この動作モードは「二重層」として知られている。
既知の暖房、換気及び/又は空調装置は、単数又は複数の異なる空気流が送風機に流入することを可能にする空気入口ハウジングと、タービン等の空気生成部材とを含む空気入口手段を含む。空気生成部材は、例えば円筒形であり、単数又は複数の空気流を送るようにそれ自体の軸を中心に回転駆動されるように設計される。
このような送風機は、「単一吸引」送風機として知られている。なぜならば、空気が送風機にタービンの片側、すなわちハウジング及び気流分離部材と同一の側から流入するからである。
2つの空気流、特にリサイクル空気と外部空気流とを分離するように、送風機は、空気流分離部材を有し得る。空気流分離部材は、タービンの第1軸方向部分を通過することが意図された第1空気流の通過を可能にする第1空気流チャネルと、タービンの第2軸方向部分を通過することが意図された第2空気流の通過を可能にする第2空気流チャネルと、を形成するように設計される。この空気流分離部材は、空気流を、第1空気流を形成するチャネル内部の中央空気流と、チャネルの周辺の周辺流とに分離するチャネルを形成する。第2空気流チャネルは、空気流分離部材の外側にある。
例えば、空気流分離部材は、空気入口ハウジング側のタービンの一端部を超えて位置する点まで、部分的にタービンの内部空間の内側にある。空気入口ハウジングは、タービンの当該端部と空気流分離部材とを覆う。
既知の解決策によれば、空気流分離部材は、空気入口ハウジングの下部に位置する上方又は上流端部であって、実質的に長方形の断面を持つ上方又は上流端部を有する。上流端部は、第1空気流チャネルを形成する空気流分離部材のチャネルを延長する開口を有する。この開口は、送風機において空気流分離部材を保持する2つのプレートにより画定される。
しかしながら、これらの保持プレートは、空気入口ハウジング内で画定された空気流エリアの全幅を横切って延在している。このような配置は、空気流分離部材の外側を流れることが意図された空気流が最適化されないということを意味する。
更に、車室に移送される空気の質を向上させるように、例えば吸引送風機の上流に、又は送風機の変形例ではタービン及び空気流分離部材の上流に、フィルタを設置して空気から粒子をフィルタリングすることが知られている。
しかし、後者の変形例では、二重層動作モードにおいて、空気流同士が、特にリサイクル空気流と外部空気流とがこのフィルタで混合してしまうことがある。空気流の混合は、特に例えばドライバー又は助手席の人の足元付近に配置された排気口又は通気口用に意図されたリサイクル空気流中に冷たい外気が存在するため、暖房、換気及び/又は空調装置の熱効率に悪影響を及ぼす、又は、特にフロントガラスに送風する排気口又は通気口用に意図された外気中にリサイクル空気が存在するため、例えばフロントガラスが曇るリスクが高くなり得る。
本発明は、空気流同士を分離するように仕切ること、及びこれらの空気流の通過を改善する変形送風機を提案することにより、先行技術におけるこれらの問題を少なくとも部分的に克服することを意図している。
この目的のために、本発明は、
‐ 軸を中心として回転駆動するように設計されたタービンであって、「上方部分」と称される第1軸方向部分と「下方部分」と称される第2軸方向部分とを少なくとも有するタービンと、
‐ 前記タービンを取り囲む送風機ハウジングであって、主に軸に沿って延在する送風機ハウジング出口を有する送風機ハウジングと、
‐ 少なくとも2つの別個の空気入口を有する空気入口ハウジングと、
‐ 前記タービンの前記第1軸方向部分を通過することが意図された第1空気流と、前記タービンの前記第2軸方向部分を通過することが意図された第2空気流と、を分離する分離隔壁と、
を含む、特に自動車両の暖房、換気及び/又は空調装置用の吸引送風機を提案する。
本発明によれば、前記分離隔壁は、前記空気入口ハウジングの内部において、前記送風機ハウジング出口の前記延在軸と前記タービンの前記回転軸とに直交する主延在方向に配置された上流端部を有する。
換言すれば、前記分離隔壁の前記上流端部は、前記空気入口ハウジングの内部において、前記送風機ハウジング出口からの少なくとも1つの空気流の流れの軸と前記タービンの前記回転軸とに直交する主延在方向に配置される。
このような配置は、特に空気流が異なるものである場合に、空気入口同士を仕切って、これらの空気流を関連するタービンの軸方向部分に別々に導くことを最適化する助けとなる。これにより、送風機、より広くはそのような送風機を組み込んだ暖房、換気及び/又は空調装置の動作が改善される。
前記送風機は、以下の単数又は複数の特徴を、別個に又は組み合わせて更に有し得る。
‐ 前記送風機ハウジング出口の前記延在軸、すなわち、前記送風機ハウジングからの少なくとも1つの空気流の流れの軸は、前記タービンの前記回転軸に対して直交する。
‐ 前記空気入口ハウジングは、空気流エリアを形成する内部空間を有し、前記内部空間は、前記送風機ハウジング出口の前記延在軸に直交する方向における第1寸法と、前記送風機ハウジング出口の前記延在軸に平行な第2寸法と、を有する。
‐ 前記分離隔壁の前記上流端部は、前記第1寸法の全体に亘って延在するとともに、前記第2寸法の一部に亘って延在する。
‐ 前記分離隔壁は、閉鎖した輪郭を有する内部チャネルを画成する。
‐ 前記分離隔壁の前記内部チャネルは、前記第1空気流を実現可能な第1空気流チャネルの少なくとも一部を形成する。
‐ 前記第2空気流を実現可能とする第2空気流チャネルは、前記分離隔壁の外側で延在する。
‐ 前記分離隔壁は、前記送風機の内部で固定的に配置される。
‐ 前記分離隔壁は、前記タービンと同軸である。
‐ 前記分離隔壁は、前記タービンの前記回転軸を中心とする回転形状を有する。
‐ 前記分離隔壁は、前記上流端部で終端する全体として円筒形の上流部分を有する。
‐ 前記分離隔壁は、前記上流端部の反対側で幅広となる下流部分を有する。
‐ 前記送風機は、第1空気流及び/又は第2空気流を前記タービンの関連する軸方向部分に向けて導くように設計された空気ガイド部材を有する。
‐ 前記送風機は、中央フラップと前記中央フラップの両側に配置された2つの側方フラップとを含む少なくとも3つの同軸フラップを有する。
‐ 前記同軸フラップは、前記空気入口ハウジングの前記2つの別個の空気入口の間において、前記送風機ハウジング出口の前記延在軸に平行な旋回軸を中心として可動であるように配置される。
‐ 前記同軸フラップの前記旋回軸は、前記タービンの前記回転軸に対して直交する。
‐ 前記同軸フラップは、前記同軸フラップが一方の空気入口を閉鎖する第1端部位置と、前記同軸フラップが他方の空気入口を閉鎖する第2端部位置との間で可動であるようにそれぞれ配置される。
‐ 前記入口ハウジングは、少なくとも1つのストッパを有し、側方フラップは前記ストッパに接触することで端部位置を取るように設計される。
‐ 前記同軸フラップは、空気流を、前記第1空気流チャネル及び/又は前記第2空気流チャネルに導くように設計される。
‐ 前記送風機は、前記空気入口ハウジングに配置された更なる分離隔壁であって、前記中央フラップの端部領域を端部位置において少なくとも部分的に取り囲む更なる分離隔壁を更に含む。
‐ 前記更なる分離隔壁は、前記送風機の内部で固定的に配置される。
‐ 前記更なる分離隔壁は、前記送風機ハウジング出口の前記延在軸に直交する延在方向において主に延在するフレームを有する。
‐ ガードルが、前記中央フラップの端部領域を端部位置において少なくとも部分的に取り囲むように、前記フレームと垂直方向に整列して延在する。
‐ 前記更なる分離隔壁の前記フレームは、少なくとも1つのストッパを有し、前記中央フラップは、前記ストッパに接することで端部位置で停止するように設計される。
‐ 前記更なる分離隔壁の前記フレームの形状は、前記分離隔壁の前記上流端部の形状に一致する。
‐ 前記更なる分離隔壁の前記フレームは、前記分離隔壁に対向して配置される。
‐ 前記送風機は、前記分離隔壁と前記更なる分離隔壁との間で軸方向に配置されたフィルタを更に含む。
また、本発明は、上述の吸引送風機を有する暖房、換気及び/又は空調装置に関する。
本発明の他の特徴及び利点は、添付図面を参照してなされる以下の説明に記載される。
本発明による送風機の斜視図。 図1の送風機の別の斜視図。 図1の送風機の概略図であって、空気入口ハウジングを除いた図。 図1及び3の送風機の概略上面図。 第1動作モードを示す、送風機の軸方向断面の概略図。 第2動作モードを示す、送風機の軸方向断面の概略図。 第3動作モードを示す、送風機の軸方向断面の概略図。
図面において、同一の要素には同じ参照符号が付される。
以下の実施形態は、本発明の主題の例示的な例である。本発明は、これらの実施形態に限定されない。単数又は複数の実施形態について言及がなされるが、これは、各言及が同一の実施形態を指すこと、又は特徴が1つの実施形態にのみ適用されることを必ずしも意味しない。異なる実施形態の個々の特徴は、他の実施形態を提供するように組み合わせ得る、又は交換され得る。
説明中の特定の要素にインデックスが付され得る。すなわち、第1要素又は第2要素について言及がなされ得る。この場合、このようなインデックスは、類似しているが同一ではない要素を区別及び識別することのみを意図している。このようなインデックスは、ある要素の別の要素に対する優先順位を意味するものではない。このような名称は、本発明の範囲を逸脱せずに容易に変更され得る。
<送風機>
図1及び2は、特に自動車両の暖房、換気及び/又は空調装置用の送風機1を示す。
吸引送風機1は、送風することを目的として、特に電気モータ(図示せず)によって軸Aを中心として回転駆動するように設計されたタービン2等の空気生成部材を、特に含む。送風機1は、通常、タービン2を取り囲む送風機ハウジング17と一般に呼ばれるハウジングを含む。
有利には、送風機1は、空気入口ハウジング21を形成する更なるハウジング、及び少なくとも1つの空気流分離部材も有する。空気入口ハウジング21は、送風機1内において少なくとも2つの異なる空気流、例えばリサイクル空気流FRと外部空気流FEとを実現可能である。
タービン2は、例えば軸Aを有する全体的に円筒形の形状を有する。以下の説明において、軸方向及び径方向という用語は軸Aを基準とする。
タービン2は、その径方向外周にブレード3を有するとともに、内部円筒状空間を形成する。
タービン2は、「上方部分」と呼ばれる第1軸方向部分6と、「下方部分」と呼ばれる第2軸方向部分5と、を有する。第1軸方向部分6は、タービン2の第1端部7から軸方向中間ゾーンまで延在している。第2軸方向部分5は、軸方向中間ゾーンからタービン2の第1端部7の反対側の第2端部8まで延在している。
ハブ(図示せず)は、通常、タービン2に固定されており、空気流のデフレクタとして機能する。ハブは、例えば軸Aを中心とした回転体である。
電気モータの回転駆動シャフト(図示せず)は、例えば、ハブの中央ゾーンに固定されている。動作において、モータはハブとタービン2とを回転駆動する。
本例における「上方」及び「下方」という用語は図面を基準としたものであり、本質的に限定的なものではない。
タービン2を取り囲む送風機ハウジング17は、送風された空気流を導く。より具体的には、空気流は、暖房、換気及び/又は空調装置の空気ラインに接続されるように設計された出口17a(図3に部分的に示す)を経由して送風機ハウジング17を出る前に、タービン2により吸引されて移動する。
記載される実施形態によれば、送風機ハウジング17は、全体として螺旋形状を有する。したがって、送風機ハウジング17の螺旋形状は、第1スクロール形状部分を有する。次いで、送風機ハウジング17の形状はより直線的になって、例えば暖房、換気及び/又は空調装置の空気ラインに開口する空気出口開口への送風機ハウジング出口17aを形成する。
したがって、送風機ハウジング17の出口17aは、図3の配置に対して垂直方向に示される平面内に位置する当該空気出口開口で終わる。自動車両を組み立てた状態において、空気出口開口は、特に車両の長手方向軸と鉛直方向軸とにより形成される平面内に位置し得る。
送風機ハウジング17の出口17aは、空気出口開口を含む平面を横切る軸Bに沿って延在する。送風機ハウジング17の出口17aは、本例において、長方形のフレーム内に含まれ、その寸法は軸Bに沿って延在する。
(図3に概略的に示すように)送風機ハウジング出口17aの延在軸Bは、タービン2の回転軸Aに対して直交している。
更に、送風機ハウジング17から流出する単数又は複数の空気流は、軸Bに沿って流れる。
更に、送風機ハウジング17は、モータ(図示せず)を少なくとも部分的に取り囲み得る。
送風機ハウジング17は、タービン2の第1及び第2軸方向部分5、6にそれぞれ対向して延在する2つのチャネル18、19を有する。図1乃至3の配置を考慮すると、チャネル18は、タービン2の下方部分5に対向する下方チャネルを形成し、チャネル19は、タービン2の上方部分6に対向する上方チャネルを形成する。
送風機ハウジング17は、分離壁(図示せず)も有し得る。分離壁は、例えばリング形状であり、2つのチャネル18、19を画定する。分離壁は、送風機ハウジング17を、2つの半体部、有利には同一の半体部に分離するように配置され得る。
送風機ハウジング17は、少なくとも1つの空気流が送風機1に流入することを可能にする上方開口22を有する。この上方開口22を、図3に、より明瞭に示す。
図5a乃至5cを参照すると、空気入口ハウジング21は、送風機ハウジング17の上方開口22の上方に固定されている。
空気入口ハウジング21は、内部空間を有している。内部空間は、空気流のエリアを画定する。空気入口ハウジング21の内部空間は、図5a乃至5cに示す配置を基準にすると下方に開口している、すなわち、タービン2側に開口している。
空気流エリアは、奥行を表す第1寸法d1と、幅を表す第2寸法d2と、軸Aに沿った高さとにより画定される。寸法d1及びd2の方向を、図1乃至3において矢印で概略的に示す。
特に図3を参照すると、本例における第2寸法d2は、送風機ハウジング出口17aの軸Bに平行に、又は実質的に平行に延在している。第1寸法d1は、送風機ハウジング出口17aの延在軸Bに直交する方向に延在している。
更に、空気入口ハウジング21は、少なくとも2つの別個の空気入口24、26を有する。空気入口24、26は、送風機1の内部において、異なる空気流、特にリサイクル空気流FR及び外部空気流FEを実現可能とする。
再び図1及び2を参照すると、空気入口24、26は、空気入口ハウジング21の奥行方向d1において連続的に配置されている。各空気入口24、26は、空気入口ハウジング21の全幅d2に亘って延在するとともに、奥行方向d1において部分的にのみ延在している。
空気入口24は、リサイクル空気流FR用の開口であり、以下でリサイクル空気入口24と称する。空気入口26は、外部空気流FE用の開口であり、以下で外部空気流入口26と称する。当然ながら、空気入口24と26とを逆にしてもよい。
異なる空気流の進入を管理するように、空気入口ハウジング21は、空気ガイド部材又は手段27、28、30も有する(図2及び3参照)。空気ガイド部材27、28、30は、異なる動作モードについて、異なるタイプの空気流、特にリサイクル空気流及び外部空気流を導くことができる。特に、前記部材は、空気流を第1空気流チャネルに、より大まかにはタービン2の第1軸方向部分6に向けて、及び/又は第2空気流チャネルに、より大まかにはタービン2の第2軸方向部分5に向けて導くように使用され得る。
空気ガイド部材は、単数又は複数の可動フラップ27、28、30を有し得る。
特に、これらのフラップは、ドラム、バタフライ、又はフラッグフラップであり得る。バタフライフラップは、少なくとも1つのブレード又は側壁と、フラップの中央に配置された回転シャフトとを有するフラップである。例えば2つの側壁がある場合、回転シャフトは2つの側壁の間に配置される。フラグフラップは、少なくとも1つのブレードと、フラップの一端部に配置された1つの回転シャフトとを有するフラップである。ドラムフラップは、互いに平行である2つの別個の平面内に含まれる2つの側壁と、これら2つの側壁に連結されて空気流を妨げるように使用される湾曲壁と、同じくこれら2つの側壁に連結されたアクチュエータを介して回転運動を付与する回転シャフトとを有するフラップである。換言すれば、湾曲壁及び回転シャフトは、2つの側壁の間に連続した物理的障壁を形成する。
図示の実施形態によれば、本例における空気ガイド部材は、複数のフラップ(図3に、より明瞭に示す)、例えば、中央フラップ27と中央フラップ27の両側の2つの側方フラップ28、30とを含む3つのフラップを含む。有利には、これらのフラップは、ドラムフラップ等の同一タイプのものである。
記載される実施形態によれば、中央フラップ27及び側方フラップ28、30は、リサイクル空気流入口24と外部空気流入口26との間に配置されて、前記2つの空気入口24、26を動作モードに応じて少なくとも部分的に又は完全に閉鎖し得るようになっている。
本例において、中央フラップ27及び側方フラップ28、30は、旋回軸を中心として回転駆動されるように配置される。特に、旋回軸は、3つのフラップ27、28、30に共通の軸33である。換言すれば、3つのフラップ27、28、30は同軸であり、単一の旋回軸33を中心として可動である。
旋回軸33は、タービン2の回転軸Aに直交している。図示例において、旋回軸33は、送風機ハウジング出口17aの延在軸である軸Bに対して、すなわち送風機ハウジング17から流出する少なくとも1つの空気流の流れの軸に対して平行である。
更に、図4に概略的且つ象徴的に示す上面図を参照すると、旋回軸33は、外部空気流FE及びリサイクル空気流FRの全体的な進入方向に対して直交している。
フラップ27、28及び30のそれぞれは、空気流エリアの全幅d2未満に亘って延在し、空気入口ハウジング21内の空気流エリアの幅d2の一部、特に3分の1に亘ってそれぞれ延在する。換言すれば、これらのフラップ27、28、30は、外部空気流入口26とリサイクル空気入口24との間で3列に配置されている。
各フラップ27、28、30は、2つの端部位置、すなわち、フラップが外部空気流入口26を閉鎖する第1端部位置と、フラップがリサイクル空気入口24を閉鎖する第2端部位置との間において道程を有する。
各端部位置において、側方フラップ28、30は、少なくとも1つのストッパに、例えば空気入口ハウジング21の縁部、湾曲壁や平坦壁等の当接壁、又は平坦壁にオーバーモールドされたストッパにおいて当接する。
当然ながら、本発明は、単一の旋回軸を中心として可動である3つの同軸ドラムフラップ27、28、30を有する空気ガイド部材の当該実施形態に限定されない。特に、3つより多いフラップ、異なるタイプのフラップ、それぞれが自身の旋回軸を中心として回転移動可能な別個のフラップ、又は空気入口ハウジング21に別の態様で配置されたフラップ、すなわち非限定的な例として空気入口ハウジング21の奥行方向d1に連続的に配置されるフラップであって、空気入口ハウジング21の全幅d2に亘って延在するフラップを使用することができる。非限定的な例として、3つのドラムフラップの代わりに6つのバタフライフラップを有する変形例(図示せず)も利用可能である。
更に、送風機1、特に空気ガイド部材は、それらの各道程の間に運動学的手段も有する。その目的は、フラップのうちの少なくともいくつかの動きを同期させることで、必要とされるアクチュエータの個数を制限することである。運動学的手段は、例えば数個の出力ギアを有するカム経路やフラップ間の接続ロッド等である。特に、共通アクチュエータが、フラップを同時に制御してもよい。
再び図1乃至3を参照すると、単数又は複数の空気流分離部材により、タービン2の第1軸方向部分6を通過することが意図された第1空気流と、タービン2の第2軸方向部分5を通過することが意図された第2空気流とを分離することが可能である。これらの部材は、特に、
‐ 第1空気流を実現可能とする第1空気流チャネルと、
‐ 第2空気流を実現可能とする第2空気流チャネルと、
を画定するように設計される。
単数又は複数の空気分離部材は、送風機1の内部に固定的に配置される。
特に、単数又は複数の空気流分離部材は、第1空気流と第2空気流とを分離するように設計された分離隔壁14を含む。この分離隔壁14を、図3に、より明瞭に示す。
分離隔壁14は、送風機1の内部に取り付けられるとともに、タービン2の内部空間に少なくとも部分的に延び入る。分離隔壁14は、例えば、2つの軸方向部分5、6の間のタービン2の中央ゾーンから空気入口ハウジング21(図3には示さず)に向かって延在している。本例において、分離隔壁14は、タービン2の中央ゾーンから第2端部8を超えた点まで延在する。
分離隔壁14は、送風機ハウジング17に対して固定的に配置される。これは、送風機ハウジング17に取り付けられた、又は成形された部品であってもよい。更に、この部材は中空であり、これにより閉鎖した輪郭を有するチャネルを形成する。分離隔壁14は、空気流を分離隔壁14の内部の中心流と分離隔壁14の周りの周辺流とに分離するように配置される。中心流は第1空気流である。周辺流は第2空気流である。換言すれば、分離隔壁14は、第1空気流チャネルの少なくとも一部を形成する内部チャネルを画定し、第2空気流チャネルは、分離隔壁14の外側で延在している。
分離隔壁14は、有利には回転形状を有する。この分離隔壁14は、タービン2と同軸であってもよい。この場合、分離隔壁14は、タービン2の回転軸Aを中心とする回転形状を有する。有利には、分離隔壁14の直径は、空気流が異なる場合に、送風機ハウジング17及びその後の自動車両内においてこれらの空気流の所望の割合が異なるように、例えば非限定的な例として、上方チャネル19においておよそ60%、下方チャネル18においておよそ40%になるように、空気流の分配を保証するように選択される。
分離隔壁14は、空気流をタービン2のブレード3に向けて導くように少なくとも部分的に幅広の全体形状を有し得る。一例として、分離隔壁14は、円筒状又は管状の上流又は上方部分15を有し得る。円筒状の上方部分15は、タービン2の第2端部8と空気入口ハウジング21の下方部分との間で延在する。
分離隔壁14は、下方に幅広となる下流又は下方部分(図示せず)も有し得る。換言すれば、下方部分、より大まかに分離隔壁14は、下流方向において幅広となっている。「上流」及び「下流」という用語は、送風機1を通過する空気の流れ方向を基準とする。このような下方部分は、タービン2の第2端部8とタービン2の軸方向中央ゾーンとの間で延在し得る。下方部分は、軸Aを中心とした回転形状を有し得る。有利には、下方部分の径方向周縁部は、ブレード3の回転を妨げないように、タービン2のブレード3の径方向周縁部より低い。分離隔壁14は、上流端部141を有する。特に、この上流端部141は、下方部分16の反対側の上方部分15を終端させる。
上流端部141は、空気入口ハウジング21の内部、特に空気入口ハウジング21の下方部分の内部で延在する。特に、上流端部141は、第1寸法すなわち奥行d1の全体に亘って延在するとともに、第2寸法すなわち幅d2の一部のみに亘って延在する。したがって、空気は、分離隔壁14の外面と、空気入口ハウジング21の内壁、又は送風機ハウジング17の上方開口22の縁部(図3)と、の間に位置する側方通路を流れることができる。この上流端部141は、例えば実質的に長方形の断面を有する。上流端部141は、特に中央に位置する開口143であって、第1空気チャネルの少なくとも一部を形成する分離隔壁14の内部チャネルを延長する開口143を有する。この開口143は、送風機1において分離隔壁14を保持する2つの保持プレート145により画定される。
送風機ハウジング17に取り付けられると、上流端部141は、特にその保持プレート145は、送風機ハウジング17に、より具体的には送風機ハウジング17の壁又は上方縁部に当接する。保持プレート145のサイズは、空気入口ハウジングの第2寸法d2に沿って測定した中央フラップ27のサイズと同様である。換言すれば、保持プレート145の幅は、中央フラップ27の幅に等しい、又は実質的に等しい。分離隔壁14の上流端部141は、緩やかな接続ゾーンによって円筒形の上方部分15に接続され得る。
分離隔壁14、特に上方部分15は、送風機ハウジング17の上方開口22を通過し得る。入口ハウジング21の内部空間により、空気は、上方開口22を経由して分離隔壁14及び/又はタービン2に流入し得る。したがって、空気は、分離隔壁14内、及び分離隔壁14の外面と送風機ハウジング17の上方開口22の縁部との間に位置する側方通路を流れることができる。記載される実施形態によれば、分離隔壁14の周りの周辺空気流は、送風機ハウジング17の上方チャネル19に供給される。分離隔壁14の内部からの中央流は、送風機ハウジング17の下方チャネル18に供給される。
更に、単数又は複数の空気流分離部材は、図3により明瞭に示す更なる分離隔壁39も有する。更なる分離隔壁39は、中央フラップ27の端部領域を端部位置において少なくとも部分的に取り囲むように空気入口ハウジング21に配置される。有利には、更なる分離隔壁39は、中央フラップ27の道程を終了させて外部空気入口26又はリサイクル空気入口24を密封閉鎖可能とする少なくとも1つのストッパを有する。記載される実施形態によれば、更なる分離隔壁39は、ベース、特にベースを形成するフレーム391を有する。このフレーム391は、送風機ハウジング出口17aの延在軸Bに対して直交する、すなわち、送風機ハウジング17からの少なくとも1つの空気流の流れの軸に直交する延在方向に、主に延在する。
フレーム391は、分離隔壁14の上流端部141の反対側に配置される。フレーム319の形状は、分離隔壁の上流端部141の形状に一致する。特に、フレーム391の輪郭は、上流端部141に類似した形状を有し、本例において、実質的に長方形である。フレーム391の寸法は、例えば、上流端部141の寸法と等しい、又は実質的に等しい。各端部位置において、中央フラップ27の道程は、フレーム319の側面、特に小さい側面に接することで終了する。フレーム391は、内部凹部393を形成する。この凹部393は空気の通過を可能にする。記載される実施形態によれば、更なる分離隔壁39は、旋回軸33に関して対称である。
更なる分離隔壁39は、ガードル395も有する。ガードル395は、例えばフレーム391の中央又は実質的に中央領域から、フレーム391の面のうちの1つと垂直方向に整列して延在する。このガードル395は、内部凹部を形成する。ガードル395は、中央フラップがいずれかの端部位置にあるときに、中央フラップ27を、より具体的には中央フラップ27の端部領域を取り囲むように設計される。更なる分離隔壁39のガードル395の形状は、中央フラップ27の形状、特に中央フラップ27の断面に一致する。更なる分離隔壁39、特にガードル395は、側方フラップ28、30の分離を保証する。
空気の質を向上させるように、空気入口ハウジング21は、少なくとも1つのフィルタ35(図5a乃至5c参照)も含み得る。フィルタ35は、第1及び第2空気流がこれを横切るように設計される。したがって、フィルタ35は、空気入口ハウジング21内の空気流の方向において、空気入口24、26の下流に配置される。このフィルタは、特にプリーツフィルタであり得る。
フィルタ35は、空気入口ハウジング21に、特に空気入口ハウジング21の下方部分に取り付けられ、空気入口ハウジング21の内部空間における空気流エリアの幅d2及び奥行d1の全て、又は実質的に全てを占める。一般に、フィルタ35は、分離隔壁14と空気入口24、26との間で軸方向に配置される。図5a乃至5cに示す変形実施形態によれば、フィルタ35は、一方において分離隔壁14と、他方において更なる分離隔壁39、特に同軸フラップ27、28、30との間で軸方向に取り付けられる。
このようなフィルタ35は、例えば車両のグローブボックスからアクセス可能である空気入口ハウジング21を開放する又は外すことにより、容易に取り外すことができる。図面において、フィルタ35は、全体的に長方形の形状を有するフィルタにより示されている。当然ながら、この形状は制限されない。フィルタ35は、平坦又は丸みを帯びたフィルタであってもよい。長方形のフィルタ35の場合、フィルタは、第2寸法d2に沿って長手方向に、且つ第1寸法d1に亘って幅方向に延在する。分離隔壁14の上流端部141は、フィルタ35の幅全体に亘って延在するとともに、フィルタ35の長さの一部のみに亘って延在する。
変形例において、フィルタ35を空気入口ハウジング21に配置する代わりに、暖房、換気及び/又は空調装置内のいずれかの場所に配置してもよい。非限定的な例として、本例において、フィルタ35は、暖房、換気及び/又は空調装置のエバポレータ等の熱交換器の上流に設置され得る。有利には、フィルタ35は、特に別個の空気流が吸引される送風機1の動作モードにおいて、空気流が混合することを制限又は防止するように設計された例えば単数又は複数の分離ストリップ又は隔壁を含む空気ガイド(図示せず)を有する。
空気ガイドは、フィルタ35に取り付けられた部品であり得る。このような空気ガイドは、更なる分離隔壁39の大きい側面を延長して空気入口ハウジング11の別個の空気入口24及び26からの空気流を仕切る。変形例において、複数のフィルタ、例えば3つのフィルタを使用することができる。フィルタ35を空気入口ハウジング21に配置しない場合、更なる分離隔壁39及び分離隔壁14を単一部品として作製してもよい。
<送風機の動作>
送風機1は、特に、
‐ リサイクル空気FRのみが送風機1に吸引される、100%リサイクルと呼ばれる第1モード(図5a)と、
‐ 外部空気FEのみが送風機1に吸引される、100%フレッシュと呼ばれる第2モード(図5b)と、
‐ 外部空気FE及びリサイクル空気FRが送風機1に吸引される、第3の50/50モード(図5c)と、
を特に含む複数の異なる動作モードに従って動作可能である。
100%リサイクルモード
図5aは、リサイクル空気FRのみを送風機1に吸引して、暖房、換気及び/又は空調装置にリサイクル空気FRを供給する第1動作モード(100%リサイクル)を示す。このような動作モードは、例えば(例えば夏季における)空調に利用できる。実際に、本例において、車室内の空気中の水分は、エバポレータを通過する際に凝縮する傾向があり、これにより空気が冷却され得る。したがって、このリサイクル空気の含水量は低い、又はゼロであるため、空気を車室に、特にフロントガラス付近に移送することができる。この動作モードにおいて、同軸フラップ27、28、30は、第1端部位置にあり、外部空気入口26を閉鎖するとともにリサイクル空気入口24を開放したままとする。この結果、外部空気流FEは送風機1に流入できないが、リサイクル空気流FRはリサイクル空気入口24を通って送風機1に流入できる。
したがって、再び図1乃至3を参照すると、車室から取り込んだ空気を含むリサイクル空気流FRの少なくとも一部が、リサイクル空気入口24を経由して流入し、更なる分離隔壁39とフィルタ35と分離隔壁14とタービン2の下方部分5とを横切って、例えばフロントガラスから離間して車両の車室に開口するチャネル18に流入する。平行して、リサイクル空気入口24からのリサイクル空気流FRの別の一部が、フィルタ35、分離隔壁14の外面と送風機ハウジング17の上方開口22との縁部との間に位置する側方通路、タービン2の上方部分6を横切って、例えばフロントガラス付近に又はこれに直接対向して車両の車室に開口するチャネル19に流入する。要するに、リサイクル空気流FRは、車室に流入する前に、第1流れチャネル及び第2流れチャネルの両方を通過する。
100%フレッシュモード
図5bは、外部空気FEのみを送風機1に吸引して、暖房、換気及び/又は空調装置に外部空気を供給する第2動作モード(100%フレッシュ)を示す。このような動作モードは、フロントガラスが過度に曇ることを防ぎつつ、例えば外部空気を(例えば冬季や中旬に)加熱するのに利用できる。この動作モードにおいて、同軸フラップ27、28、30は、第2端部位置にあり、リサイクル空気入口24を閉鎖するとともに外部空気入口26を開放したままとする。したがって、外部空気FEは送風機1に流入できるが、リサイクル空気FRは送風機1に流入できない。
本例において、再び図1乃至3を参照すると、外部空気入口26から流入する外部空気流FEは、更なる分離隔壁39、フィルタ35、分離隔壁14、タービン2の下方部分5を横切って、例えばフロントガラスから離間して車両の車室に開口するチャネル18に流入する。平行して、外部空気流FEは、分離隔壁14の外側を経由してタービン2の上方部分6に流れ、そして例えばフロントガラス付近に又はこれに直接対向して車両の車室に開口するチャネル19に流入する。要するに、外部空気流FEは、車室に流入する前に、第1流れチャネル及び第2流れチャネルの両方を通過する。
50/50モード
図5cは、外部空気FE及びリサイクル空気FRを送風機1に吸引して、暖房、換気及び/又は空調装置にリサイクル空気及び外部空気を供給する第3動作モード(50/50)であって、送風機1が2つの別個の空気流を生成できるモードを示す。このような動作モードは、空気を(例えば冬季や中旬に)加熱するのに利用できるとともに、フロントガラスに過度な曇りを生じることなく設定温度に達するために必要な時間を短縮する助けとなる。なぜならば、車室から取り込んだ空気の温度が、外部空気の温度より高いからである。
この動作モードのために、空気ガイド部材は、第1空気流、本例においてリサイクル空気流FRを第1空気流チャネルに向けて導くことができるとともに、第2空気流、本例において外部空気流FEを第2空気流チャネルに向けて導くことができる。この動作モードにおいて、中央フラップ27は、第1端部位置にあって外部空気入口26を閉鎖する。側方フラップ18、30は、第2端部位置にあってリサイクル空気入口24を閉鎖する。結果として、外部空気流FEは、送風機1に外部空気入口26を通って流入し、分離隔壁14の外側に向かってガイドされる。また、リサイクル空気流FRは、リサイクル空気流FRを更なる分離隔壁39及び分離隔壁14の内側に向けてガイドする中央フラップ27を通って、送風機1に流入する。
この動作モードにおいて、空気流は、リサイクル空気流FRである中央空気流と、外部空気流FEである周辺流とに分離される。したがって、再び図1乃至3を参照すると、リサイクル空気流FRは、更なる分離隔壁39、フィルタ35及び分離隔壁14、タービン2の下方部分5を横切って、例えばフロントガラスから離間して車両の車室に開口するチャネル18に流入する。平行して、外部空気流FEは、分離隔壁14の外側を経由してタービン2の上方部分6に流入し、例えばフロントガラス付近に又はこれに直接対向して車両の車室に開口するチャネル19に流入する。
したがって、分離隔壁14の上流端部141は、従来技術の解決策に対しておよそ90°回転している。そして、上流端部141は、(存在していれば)フィルタ35の幅方向でもある空気入口ハウジング21の奥行方向に延在し、もはや従来技術の解決策のようにフィルタ35の長さ方向に延在していない。このような配置により、3つの同軸フラップ27、28、30及び分離隔壁14は、空気入口ハウジングを、同軸フラップ27、28、30及び更なる分離隔壁39により分離された3つの別個の部分に仕切る。同軸フラップ27、28、30により、空気流を分離するのに必要な隔壁の個数が制限され得る。最終的に、本解決策による分離隔壁14、39によって仕切られることで、空気流が異なる場合にこれらの空気流同士が混合することが制限され得るため、50/50動作モードにおいて曇りが生じるリスクが制限される。
当然ながら、これらの例示的な実施形態は、本発明の保護対象を例示するために挙げたものであることを理解されたい。本発明は、上述の実施形態に限定されず、単なる例としてなされたものである。本発明は、当業者が本発明の範囲内で想定可能な他の修正、代替形態、又は他の変形例、及び特に上述の異なる実施形態の全ての組合せを包含する。

Claims (10)

  1. ‐ 軸(A)を中心として回転駆動されるように設計されたタービン(2)であって、「上方部分」と称される第1部分(6)と「下方部分」と称される第2部分(5)とを少なくとも有するタービン(2)と、
    ‐ 前記タービン(2)を取り囲む送風機ハウジング(17)であって、主に軸(B)に沿って延在する送風機ハウジング出口(17a)を有する送風機ハウジング(17)と、
    ‐ 少なくとも2つの別個の空気入口(24、26)を有する空気入口ハウジング(21)と、
    ‐ 前記タービン(2)の前記第1軸方向部分(6)を通過することが意図された第1空気流と、前記タービン(2)の前記第2軸方向部分(5)を通過することが意図された第2空気流と、を分離する分離隔壁(14)と、
    を含む、特に自動車両の暖房、換気及び/又は空調装置用の吸引送風機(1)において、
    前記分離隔壁(14)は、前記空気入口ハウジング(21)の内部において、前記送風機ハウジング出口(17a)の前記延在軸(B)と前記タービン(2)の前記回転軸(A)とに直交する主延在方向に配置された上流端部(141)を有する、
    ことを特徴とする吸引送風機(1)。
  2. ‐ 前記空気入口ハウジング(21)は、空気流エリアを形成する内部空間を有し、前記内部空間は、前記送風機ハウジング出口(17a)の前記延在軸(B)に直交する方向における第1寸法(d1)と、前記送風機ハウジング出口(17a)の前記延在軸(B)に平行な第2寸法(d2)と、を有し、
    ‐ 前記分離隔壁(14)の前記上流端部(141)は、前記第1寸法(d1)の全体に亘って延在するとともに、前記第2寸法(d2)の一部に亘って延在する、
    請求項1に記載の吸引送風機(1)。
  3. 前記吸引送風機(1)は、中央フラップ(27)と前記中央フラップ(27)の両側に配置された2つの側方フラップ(28、30)とを含む少なくとも3つの同軸フラップ(27、28,30)を含み、
    前記同軸フラップ(27、28、30)は、前記空気入口ハウジング(21)の前記2つの別個の空気入口(24、26)の間において、前記送風機ハウジング出口(17a)の前記延在軸(B)に平行な旋回軸(33)を中心として可動であるように配置される、
    請求項1又は2に記載の吸引送風機(1)。
  4. 前記同軸フラップ(27、28、30)は、前記同軸フラップ(27、28、30)が一方の空気入口(26)を閉鎖する第1端部位置と、前記同軸フラップ(27、28、30)が他方の空気入口(24)を閉鎖する第2端部位置との間で可動であるようにそれぞれ配置される、
    請求項3に記載の吸引送風機(1)。
  5. 前記空気入口ハウジング(21)に配置された更なる分離隔壁(39)であって、前記中央フラップ(27)の端部領域を端部位置において少なくとも部分的に取り囲む更なる分離隔壁(39)を更に含む、
    請求項4に記載の吸引送風機(1)。
  6. 前記更なる分離隔壁(39)は、前記送風機ハウジング出口(17a)の前記延在軸(B)に直交する延在方向において主に延在するフレーム(391)を有し、
    ガードル(395)が、前記中央フラップ(27)の端部領域を端部位置において少なくとも部分的に取り囲むように、前記フレームと垂直方向に整列する、
    請求項5に記載の吸引送風機(1)。
  7. 前記更なる分離隔壁(39)の前記フレーム(391)は、少なくとも1つのストッパを有し、
    前記中央フラップ(27)は、前記ストッパに接することで端部位置で停止するように設計される、
    請求項6に記載の吸引送風機(1)。
  8. 前記更なる分離隔壁(39)の前記フレーム(391)の形状は、前記分離隔壁の前記上流端部(141)の形状に一致する、
    請求項6又は7に記載の吸引送風機(1)。
  9. 前記分離隔壁(14)と前記更なる分離隔壁(39)との間で軸方向に配置されたフィルタ(35)を更に含む、
    請求項6乃至8のいずれか一項に記載の吸引送風機(1)。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の吸引送風機(1)を含むことを特徴とする暖房、換気及び/又は空調装置。
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