JP2020520905A5 - - Google Patents
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Description
別の実施形態において、上記キットは、抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントのある用量を含み、上記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、≧40kgの体重の患者に、1200mgを上記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
タンパク質漏出性腸症を有するヒト患者を処置するための方法であって、前記方法は、前記患者に、投与サイクルの間に、有効量の、それぞれ配列番号1、2および3に示されるCDR1、CDR2およびCDR3重鎖配列ならびにそれぞれ配列番号4、5および6に示されるCDR1、CDR2およびCDR3軽鎖配列を含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程を包含し、ここで前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、以下:
i. 10kgから<20kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
ii. 20kgから<30kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
iii. 30kgから<40kgの体重の患者に、900mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;または
iv. ≧40kgの体重の患者に、1200mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに
の用量で投与される、方法。
(項目2)
リンパ管拡張症を有するヒト患者を処置するための方法であって、前記方法は、前記患者に、投与サイクルの間に、有効量の、それぞれ配列番号1、2および3に示されるCDR1、CDR2およびCDR3重鎖配列ならびにそれぞれ配列番号4、5および6に示されるCDR1、CDR2およびCDR3軽鎖配列を含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程を包含し、ここで前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、以下:
i. 10kgから<20kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
ii. 20kgから<30kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
iii. 30kgから<40kgの体重の患者に、900mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;または
iv. ≧40kgの体重の患者に、1200mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、
の用量で投与される、方法。
(項目3)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、10kgから<20kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgまたは600mgを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、20kgから<30kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目5)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、30kgから<40kgの体重の患者に、900mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目6)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、≧40kgの体重の患者に、1200mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目7)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号7および8に示されるとおりの重鎖および/または軽鎖可変領域配列を含む、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目8)
前記抗C5抗体は、配列番号10および11に示されるとおりの重鎖および/または軽鎖配列を含む、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
前記処置は、前記投与サイクルの間に、100μg/mLまたはこれより高い前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントの血清トラフ濃度を維持する、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目10)
前記処置は、前記投与サイクルの間に、200μg/mLまたはこれより高い前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントの血清トラフ濃度を維持する、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目11)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、静脈内投与のために製剤化される、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目12)
前記処置は、血清アルブミンの正常レベルに向かうシフトを生じる、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目13)
前記処置は、20日間以内に、血清アルブミンレベルにおいてベースラインから少なくとも1.7倍増大する、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目14)
前記処置は、80日間以内に、血清アルブミンレベルにおいてベースラインから少なくとも5倍増大する、項目1〜12のいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
前記処置は、正常な全タンパク質血清レベルに向かうシフトを生じる、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
前記処置は、20日間以内に、全タンパク質血清レベルにおいてベースラインから少なくとも1.5倍増大する、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目17)
前記処置は、80日間以内に、全タンパク質血清レベルにおいてベースラインから少なくとも2.26倍増大する、項目1〜15のいずれか1項に記載の方法。
(項目18)
前記処置は、8日間以内に、血清TNFR1レベルにおいてベースラインから多くとも1/1.8に減少する、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目19)
前記処置は、43日間以内に、血清TNFR1レベルにおいてベースラインから多くとも1/3.25に減少する、項目1〜17のいずれか1項に記載の方法。
(項目20)
前記処置は、タンパク質喪失、浮腫、下痢、腹水、胸水、心膜炎、リンパ浮腫、腹痛、疲労、体重減少およびビタミン欠乏症の低減または停止からなる群より選択される少なくとも1つの治療効果を生じる、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目21)
前記患者は、18歳未満である、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目22)
前記投与サイクルは、合計27週間の処置である、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目23)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、300mg、600mg、900mgもしくは1200mgを前記投与サイクル後に最長2年間にわたって2週間ごとに、の用量で投与される、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目24)
ヒト患者においてタンパク質漏出性腸症を処置するためのキットであって、前記キットは、
(a)ある用量の、配列番号7に示される配列を有する重鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメイン、ならびに配列番号8に示される配列を有する軽鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメインを含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメント;ならびに
(b)ヒト患者においてタンパク質漏出性腸症を処置するための方法において、前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを使用するための指示、
を含む、キット。
(項目25)
ヒト患者においてリンパ管拡張症を処置するためのキットであって、前記キットは、
(a)ある用量の、配列番号7に示される配列を有する重鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメイン、ならびに配列番号8に示される配列を有する軽鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメインを含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメント;ならびに
(b)ヒト患者においてリンパ管拡張症を処置するための方法において、前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを使用するための指示、
を含む、キット。
(項目26)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、10kgから<20kgの体重の患者に、600mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目24または25に記載のキット。
(項目27)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、20kgから<30kgの体重の患者に、600mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目24または25に記載のキット。
(項目28)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、30kgから<40kgの体重の患者に、900mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目24または25に記載のキット。
(項目29)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、≧40kgの体重の患者に、1200mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目24または25に記載のキット。
(項目30)
サイクルで投与するための、配列番号7に示される配列を有する重鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメイン、ならびに配列番号8に示される配列を有する軽鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメインを含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントであって、ここで前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、以下:
i. 10kgから<20kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
ii. 20kgから<30kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
iii. 30kgから<40kgの体重の患者に、900mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;または
iv. ≧40kgの体重の患者に、1200mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、
投与される、抗C5抗体またはその抗原結合フラグメント。
(項目31)
前記抗体は、タンパク質漏出性腸症を有する患者における使用のために、複数回のIV用量後に、安全で、耐容性があり、効果的でかつ十分に非免疫原性であることが決定される、項目30に記載の抗体。
(項目32)
前記抗体は、リンパ管拡張症を有する患者における使用のために、複数回のIV用量後に、安全で、耐容性があり、効果的でかつ十分に非免疫原性であることが決定される、項目30に記載の抗体。
(項目33)
前記患者は、小児患者である、項目1〜23のいずれか1項に記載の方法。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
タンパク質漏出性腸症を有するヒト患者を処置するための方法であって、前記方法は、前記患者に、投与サイクルの間に、有効量の、それぞれ配列番号1、2および3に示されるCDR1、CDR2およびCDR3重鎖配列ならびにそれぞれ配列番号4、5および6に示されるCDR1、CDR2およびCDR3軽鎖配列を含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程を包含し、ここで前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、以下:
i. 10kgから<20kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
ii. 20kgから<30kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
iii. 30kgから<40kgの体重の患者に、900mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;または
iv. ≧40kgの体重の患者に、1200mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに
の用量で投与される、方法。
(項目2)
リンパ管拡張症を有するヒト患者を処置するための方法であって、前記方法は、前記患者に、投与サイクルの間に、有効量の、それぞれ配列番号1、2および3に示されるCDR1、CDR2およびCDR3重鎖配列ならびにそれぞれ配列番号4、5および6に示されるCDR1、CDR2およびCDR3軽鎖配列を含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程を包含し、ここで前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、以下:
i. 10kgから<20kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
ii. 20kgから<30kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
iii. 30kgから<40kgの体重の患者に、900mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;または
iv. ≧40kgの体重の患者に、1200mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、
の用量で投与される、方法。
(項目3)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、10kgから<20kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgまたは600mgを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、20kgから<30kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目5)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、30kgから<40kgの体重の患者に、900mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目6)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、≧40kgの体重の患者に、1200mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目1または2に記載の方法。
(項目7)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号7および8に示されるとおりの重鎖および/または軽鎖可変領域配列を含む、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目8)
前記抗C5抗体は、配列番号10および11に示されるとおりの重鎖および/または軽鎖配列を含む、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
前記処置は、前記投与サイクルの間に、100μg/mLまたはこれより高い前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントの血清トラフ濃度を維持する、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目10)
前記処置は、前記投与サイクルの間に、200μg/mLまたはこれより高い前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントの血清トラフ濃度を維持する、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目11)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、静脈内投与のために製剤化される、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目12)
前記処置は、血清アルブミンの正常レベルに向かうシフトを生じる、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目13)
前記処置は、20日間以内に、血清アルブミンレベルにおいてベースラインから少なくとも1.7倍増大する、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目14)
前記処置は、80日間以内に、血清アルブミンレベルにおいてベースラインから少なくとも5倍増大する、項目1〜12のいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
前記処置は、正常な全タンパク質血清レベルに向かうシフトを生じる、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
前記処置は、20日間以内に、全タンパク質血清レベルにおいてベースラインから少なくとも1.5倍増大する、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目17)
前記処置は、80日間以内に、全タンパク質血清レベルにおいてベースラインから少なくとも2.26倍増大する、項目1〜15のいずれか1項に記載の方法。
(項目18)
前記処置は、8日間以内に、血清TNFR1レベルにおいてベースラインから多くとも1/1.8に減少する、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目19)
前記処置は、43日間以内に、血清TNFR1レベルにおいてベースラインから多くとも1/3.25に減少する、項目1〜17のいずれか1項に記載の方法。
(項目20)
前記処置は、タンパク質喪失、浮腫、下痢、腹水、胸水、心膜炎、リンパ浮腫、腹痛、疲労、体重減少およびビタミン欠乏症の低減または停止からなる群より選択される少なくとも1つの治療効果を生じる、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目21)
前記患者は、18歳未満である、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目22)
前記投与サイクルは、合計27週間の処置である、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目23)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、300mg、600mg、900mgもしくは1200mgを前記投与サイクル後に最長2年間にわたって2週間ごとに、の用量で投与される、前述の項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目24)
ヒト患者においてタンパク質漏出性腸症を処置するためのキットであって、前記キットは、
(a)ある用量の、配列番号7に示される配列を有する重鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメイン、ならびに配列番号8に示される配列を有する軽鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメインを含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメント;ならびに
(b)ヒト患者においてタンパク質漏出性腸症を処置するための方法において、前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを使用するための指示、
を含む、キット。
(項目25)
ヒト患者においてリンパ管拡張症を処置するためのキットであって、前記キットは、
(a)ある用量の、配列番号7に示される配列を有する重鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメイン、ならびに配列番号8に示される配列を有する軽鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメインを含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメント;ならびに
(b)ヒト患者においてリンパ管拡張症を処置するための方法において、前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを使用するための指示、
を含む、キット。
(項目26)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、10kgから<20kgの体重の患者に、600mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目24または25に記載のキット。
(項目27)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、20kgから<30kgの体重の患者に、600mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目24または25に記載のキット。
(項目28)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、30kgから<40kgの体重の患者に、900mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目24または25に記載のキット。
(項目29)
前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、≧40kgの体重の患者に、1200mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与される、項目24または25に記載のキット。
(項目30)
サイクルで投与するための、配列番号7に示される配列を有する重鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメイン、ならびに配列番号8に示される配列を有する軽鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメインを含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントであって、ここで前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、以下:
i. 10kgから<20kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
ii. 20kgから<30kgの体重の患者に、600mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
iii. 30kgから<40kgの体重の患者に、900mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;または
iv. ≧40kgの体重の患者に、1200mgを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、
投与される、抗C5抗体またはその抗原結合フラグメント。
(項目31)
前記抗体は、タンパク質漏出性腸症を有する患者における使用のために、複数回のIV用量後に、安全で、耐容性があり、効果的でかつ十分に非免疫原性であることが決定される、項目30に記載の抗体。
(項目32)
前記抗体は、リンパ管拡張症を有する患者における使用のために、複数回のIV用量後に、安全で、耐容性があり、効果的でかつ十分に非免疫原性であることが決定される、項目30に記載の抗体。
(項目33)
前記患者は、小児患者である、項目1〜23のいずれか1項に記載の方法。
Claims (33)
- それぞれ配列番号1、2および3に示されるCDR1、CDR2およびCDR3重鎖配列ならびにそれぞれ配列番号4、5および6に示されるCDR1、CDR2およびCDR3軽鎖配列を含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、タンパク質漏出性腸症を有するヒト患者を処置するための組成物であって、前記組成物は、前記患者に、投与サイクルの間に、以下:
i. 10kgから<20kgの体重の患者に、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
ii. 20kgから<30kgの体重の患者に、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
iii. 30kgから<40kgの体重の患者に、900mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;または
iv. ≧40kgの体重の患者に、1200mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに
の用量で投与されることを特徴とする、組成物。 - それぞれ配列番号1、2および3に示されるCDR1、CDR2およびCDR3重鎖配列ならびにそれぞれ配列番号4、5および6に示されるCDR1、CDR2およびCDR3軽鎖配列を含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、リンパ管拡張症を有するヒト患者を処置するための組成物であって、前記組成物は、前記患者に、投与サイクルの間に、以下:
i. 10kgから<20kgの体重の患者に、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
ii. 20kgから<30kgの体重の患者に、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
iii. 30kgから<40kgの体重の患者に、900mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;または
iv. ≧40kgの体重の患者に、1200mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、
の用量で投与されることを特徴とする、組成物。 - 前記組成物は、10kgから<20kgの体重の患者に、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgまたは600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与されることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
- 前記組成物は、20kgから<30kgの体重の患者に、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与されることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
- 前記組成物は、30kgから<40kgの体重の患者に、900mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与されることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
- 前記組成物は、≧40kgの体重の患者に、1200mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与されることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
- 前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号7および8に示されるとおりの重鎖および/または軽鎖可変領域配列を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記抗C5抗体は、配列番号10および11に示されるとおりの重鎖および/または軽鎖配列を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物の投与は、前記投与サイクルの間に、100μg/mLまたはこれより高い前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントの血清トラフ濃度を維持する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物の投与は、前記投与サイクルの間に、200μg/mLまたはこれより高い前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントの血清トラフ濃度を維持する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物は、静脈内投与のために製剤化される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物の投与は、血清アルブミンの正常レベルに向かうシフトを生じる、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物の投与は、20日間以内に、血清アルブミンレベルにおいてベースラインから少なくとも1.7倍増大する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物の投与は、80日間以内に、血清アルブミンレベルにおいてベースラインから少なくとも5倍増大する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物の投与は、正常な全タンパク質血清レベルに向かうシフトを生じる、請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物の投与は、20日間以内に、全タンパク質血清レベルにおいてベースラインから少なくとも1.5倍増大する、請求項1〜15のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物の投与は、80日間以内に、全タンパク質血清レベルにおいてベースラインから少なくとも2.26倍増大する、請求項1〜15のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物の投与は、8日間以内に、血清TNFR1レベルにおいてベースラインから多くとも1/1.8に減少する、請求項1〜17のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物の投与は、43日間以内に、血清TNFR1レベルにおいてベースラインから多くとも1/3.25に減少する、請求項1〜17のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物の投与は、タンパク質喪失、浮腫、下痢、腹水、胸水、心膜炎、リンパ浮腫、腹痛、疲労、体重減少およびビタミン欠乏症の低減または停止からなる群より選択される少なくとも1つの治療効果を生じる、請求項1〜19のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記患者は、18歳未満である、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記投与サイクルは、合計27週間の処置である、請求項1〜21のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物は、300mg、600mg、900mgもしくは1200mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクル後に最長2年間にわたって2週間ごとに、の用量で投与される、請求項1〜22のいずれか1項に記載の組成物。
- ヒト患者においてタンパク質漏出性腸症を処置するためのキットであって、前記キットは、
(a)ある用量の、配列番号7に示される配列を有する重鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメイン、ならびに配列番号8に示される配列を有する軽鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメインを含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメント;ならびに
(b)ヒト患者においてタンパク質漏出性腸症を処置するための方法において、前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを使用するための指示、
を含む、キット。 - ヒト患者においてリンパ管拡張症を処置するためのキットであって、前記キットは、
(a)ある用量の、配列番号7に示される配列を有する重鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメイン、ならびに配列番号8に示される配列を有する軽鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメインを含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメント;ならびに
(b)ヒト患者においてリンパ管拡張症を処置するための方法において、前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを使用するための指示、
を含む、キット。 - 前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、10kgから<20kgの体重の患者に、600mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与されることを特徴とする、請求項24または25に記載のキット。
- 前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、20kgから<30kgの体重の患者に、600mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与されることを特徴とする、請求項24または25に記載のキット。
- 前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、30kgから<40kgの体重の患者に、900mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与されることを特徴とする、請求項24または25に記載のキット。
- 前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントは、≧40kgの体重の患者に、1200mgを投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、の用量で投与されることを特徴とする、請求項24または25に記載のキット。
- サイクルで投与するための、配列番号7に示される配列を有する重鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメイン、ならびに配列番号8に示される配列を有する軽鎖可変領域のCDR1、CDR2およびCDR3ドメインを含む抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを含む組成物であって、ここで前記組成物は、以下:
i. 10kgから<20kgの体重の患者に、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回ならびに3週間目の間に1回、続いて、300mgもしくは600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
ii. 20kgから<30kgの体重の患者に、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、600mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;
iii. 30kgから<40kgの体重の患者に、900mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、900mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに;または
iv. ≧40kgの体重の患者に、1200mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを前記投与サイクルの1週間目および2週間目の間に1週間あたり2回、続いて、1200mgの前記抗C5抗体またはその抗原結合フラグメントを3週間目、4週間目および5週間目の間に1週間あたり1回ならびにその後2週間ごとに、
投与されることを特徴とする、組成物。 - 前記組成物は、タンパク質漏出性腸症を有する患者における使用のために、複数回のIV用量後に、安全で、耐容性があり、効果的でかつ十分に非免疫原性であることが決定される、請求項30に記載の組成物。
- 前記組成物は、リンパ管拡張症を有する患者における使用のために、複数回のIV用量後に、安全で、耐容性があり、効果的でかつ十分に非免疫原性であることが決定される、請求項30に記載の組成物。
- 前記患者は、小児患者である、請求項1〜23のいずれか1項に記載の組成物。
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