JP2020516609A - 腫瘍を治療および/または予防する薬物の調製におけるカリマイシンおよびその薬学的に許容可能な塩の応用 - Google Patents
腫瘍を治療および/または予防する薬物の調製におけるカリマイシンおよびその薬学的に許容可能な塩の応用 Download PDFInfo
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Abstract
Description
規格:200mg/350mg
核錠の処方:
カリマイシン 200g
微結晶セルロース 110g
カルボキシメチルデンプンナトリウム 22g
ポビドンK30(5%) 15g
ステアリン酸マグネシウム 3g
製造 1000錠
コーティング液の処方:
オパドライII 21g
蒸留水 適量
製造 105ml
核錠の調製:主薬および添加剤をそれぞれ100メッシュに通し、処方量のカリマイシン、微結晶セルロースおよび処方の1/2量のカルボキシメチルデンプンナトリウムを均一に混合する。その後5%ポビドンK30水溶液を添加して軟質材料を作製し、18メッシュで造粒し、湿った顆粒を60℃の通風条件下で2h乾燥させる。乾燥後18メッシュで整粒し、さらに処方の1/2量のカルボキシメチルデンプンナトリウムおよびステアリン酸マグネシウムを添加して均一に混合した後、直径11mmの臼で打錠すると、重量が350mg、硬度が6.5kgの薬物含有核錠が得られる。
処方:
カリマイシン原料粉末 1000g
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(5%) 92.5g
カルボキシメチルデンプンナトリウム(3%) 55.5g
ステアリン酸マグネシウム(1%) 18.5g
デンプン 総重量−その他の原料、添加剤の重量
総重量 1850g
処方:
カリマイシン原料粉末 1000g
デンプン(薬用) 1080−カリマイシン原料粉末の重量
薬用3号カプセル 1000粒
流動パラフィン 50ml
処方:
カリマイシン原料粉末 1250g
クエン酸(0.5%) 15g
スクロース 総重量−その他の原料、添加剤
総重量約 500g
色素(クルクミン) 約1g
処方:
カリマイシン原料粉末 1250g
粉砂糖 20000g
デキストリン 9000g
5%PVP−K30 適量
カリマイシン原料粉末500mgおよび等モルのプロピレングリコールを秤取して均一に混合した後、5ml水中に溶解すると、淡黄色の透明な溶液が得られ、pHは4.6〜5.6の間である。さらに凍結乾燥支持剤としてマンニトール40mgを添加し、低温で9h急速冷凍させた後、凍結乾燥させると、淡黄色の軟らかな塊が得られる。使用前に10mlの滅菌水で溶解する。
測定の目的は、測定試料の体外での細胞増殖抑制作用または細胞毒性活性を評価することである。
ヒト乳腺癌細胞MCF−7およびMDA−MB−231、ヒト肝癌細胞HepG2、ヒト非小細胞肺癌細胞A549、ヒト大細胞肺癌細胞H460およびH1299、ヒト腎淡明細胞癌細胞786−O、ヒト腎細胞癌細胞769−P、ヒト神経膠腫細胞U251、ヒト神経膠芽腫細胞A172、ヒト組織リンパ腫細胞U937、ヒト子宮頸癌細胞HeLa、ヒト前立腺癌細胞PC3、ヒト膵臓腺癌細胞PANC−1、ヒト食道癌細胞TE−1、ヒト胃腺癌細胞SGC7901、ヒト結腸癌細胞HT−29、ヒト前骨髄球性白血病細胞HL−60。
RPMI1640培地、MEM培地、DMEM低グルコース培地、ウシ胎児血清は米国Gibco社から購入し、トリプシン、グルタミン、ペニシリン、ストレプトマイシン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、メチルチアゾリルテトラゾリウム(MTT)は、米国Sigma社から購入した。
炭酸ガスインキュベータ(Sanyo、Japan)、酵素免疫測定装置(Tecan、Austria)、96ウェル培養プレート(Corning、USA)、倒立顕微鏡(Motic、China)。
接着細胞:
MCF−7、MDA−MB−231、HepG2、A549、H460、H1299、786−O、769−P、U251、A172、HeLa、PC3、PANC−1、TE−1、SGC7901、HT−29は接着細胞である。対数期の接着腫瘍細胞を選択し、パンクレアチンで消化した後、10%ウシ胎児血清を含む培地で4〜5×104/mlの細胞懸濁液を調製する。96ウェル細胞プレート中に各ウェル100μlで接種し、37℃、5%CO2で24h培養する。実験群は異なる濃度の測定試料カリマイシンを含む新しい培地に交換し、対照群は同体積の溶媒を含む培地に交換する。各群に3つの平行ウェルを設定し、37℃、5%CO2で48h培養する。上清液を捨て、PBSで慎重に3回洗浄し、各ウェルに0.5mg/mlMTTを含む新しく調製した培地を100μL添加し、37℃で続けて4h培養する。慎重に上清を除去し、150μLDMSOを添加し、小型振盪器で10min均一に混合した後、マイクロプレートリーダを用いて492nm部分の光学密度値を測定する。
U937、HL−60は浮遊細胞である。対数期の細胞を選択し、10%仔牛血清を含むRPMI1640培地で2×105/mlの細胞懸濁液を調製する。96ウェル培養プレート中に各ウェル50μlで接種し、37℃、5%CO2で24h培養する。実験群に異なる濃度の測定試料カリマイシンを含む培地50μLを添加し、対照群は同体積の溶媒を含む培地を添加する。各群に3つの平行ウェルを設定し、37℃、5%CO2で48h培養する。各ウェルに5mg/mlMTTを含む新しく調製した培地を10μL添加し、37℃で続けて4h培養する。溶解液(SDS10g、0.1mLの10MHCl、イソブタノール5mLを蒸留水で100mLに希釈する)100μLで結晶を溶解し、37℃で12h培養する。マイクロプレートリーダを用いて492nm部分の光学密度値を測定する。
下式により、腫瘍細胞の成長に対する薬物の抑制率を計算する。
腫瘍細胞成長抑制率(%)=[A492(陰性対照)−A492(投与群)]/A492(陰性対照)×100%
これから試料の半数阻害濃度(IC50)を求める。
ヒト乳腺癌細胞MCF−7およびMDA−MB−231、ヒト肝癌細胞HepG2、ヒト非小細胞肺癌細胞A549、ヒト大細胞肺癌細胞H460およびH1299、ヒト腎淡明細胞癌細胞786−O、ヒト腎細胞癌細胞769−P、ヒト神経膠腫細胞U251、ヒト神経膠芽腫細胞A172、ヒト組織リンパ腫細胞U937、ヒト子宮頸癌細胞HeLa、ヒト前立腺癌細胞PC3、ヒト膵臓腺癌細胞PANC−1、ヒト食道癌細胞TE−1、ヒト胃腺癌細胞SGC−7901、ヒト結腸癌細胞HT−29、ヒト前骨髄球性白血病細胞HL−60を用いる。
1、ヒト非小細胞肺癌ヌードマウスモデルに対するカリマイシンの抑制作用
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のA549細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のMCF−7細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のU937細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のHeLa細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のPC3細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のHT−29細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のHL−60細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のHepG−2細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のMDA−MB−231細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のH460細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のH1299細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期の786−O細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期の769−P細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のU251細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のA172細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のPANC−1細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のTE−1細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
対数期のSGC7901細胞で、トリパンブルー染色実験により生細胞>95%のものを用いる。トリプシン消化し、遠心分離して上清を除去し、matrigelで細胞濃度を1×107/mlに調整する。細胞をヌードマウスの右わき下皮下に0.2ml/匹で接種し、接種1日目と記す。腫瘍が≧100mm3まで成長すると、動物を無作為に各群6匹で5群に分け、モデル群、シクロホスファミド群、カリマイシン12.5、25および50mg/kgの3つの用量群である。各群の動物に連続して30日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。投与停止の翌日にマウスを屠殺し、指標を測定する。ヌードマウスへの投与開始から屠殺するまでの期間、2日ごとに腫瘍の長径、短径および体重を記録する。
2dごとにヌードマウスの体重および移植腫瘍の長径(a)、短径(b)を測定し、下記の公式により、腫瘍体積(v)、相対腫瘍体積(RTV)および相対腫瘍増殖率(T/C)をそれぞれ計算する。このうちV=a×b2/2;RTV=V/V0(V0は投与前の腫瘍体積、Vは屠殺前の腫瘍体積)、T/C(%)=治療群RTV/モデル対照群RTV×100%である。
マウスの重さを量ってから屠殺し、腫瘍を完全に剥離し、血痕、脂肪など非腫瘍組織を除去して腫瘍重量を量り、腫瘍成長抑制率を計算する。各群マウスの平均腫瘍重量を治療効果の指標とする。腫瘍成長抑制率(%)=(1−治療群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%。
マウス固形腫瘍モデルの構築
液体窒素で凍結保存したH22細胞株を昆明マウス体内で起こし、3代後腹水を採取する。50ml遠沈管に入れ、10mlの0.9%生理食塩水を添加し、1000rpm、室温で5min遠心分離して、上清を捨てる。10mlの0.9%生理食塩水を添加し、ピペットで吹き付けて均一に混合し、カウント後、生理食塩水で5×106生細胞/mlに希釈する。氷水中で保存し、75%エタノールでマウスの右わき下皮膚を消毒する。昆明マウスの右前足のわき下皮下に、各匹0.2mlを迅速に接種する。
H22肝癌モデルにおいて、接種の翌日、腫瘍を接種したマウスを無作為に各群10匹で群分けする。モデル対照群、陽性薬シクロホスファミド対照群(CTX、26mg/kg)、カリマイシン13、26および53mg/kgの3つの用量群を含む。各群動物に連続して7日間胃内投与し、投与体積は20ml/kgである。
担癌マウスに最後の投与を行った翌日、重さを量ってから屠殺し、皮下腫瘍を解剖して重さを量り、各群の平均腫瘍重量をそれぞれ計算し、腫瘍抑制率を計算する。
腫瘍抑制率=(1−T/C)×100%
T:投与群の平均腫瘍重量;C:ブランク対照群の平均腫瘍重量。
1.マウスH22肝癌移植腫瘍に対するカリマイシンの抑制作用
表38の結果から、昆明マウスH22肝癌に対する陽性対照薬シクロホスファミドの腫瘍抑制率は47.25%であることがわかる。カリマイシン26および52mg/kgは、マウスH22肝癌の成長に対して明らかな抑制作用を有し、腫瘍抑制率はそれぞれ50.67%および79.50%であるが、カリマイシン52mg/kg用量群の腫瘍抑制率は、陽性対照群より明らかに低い(P<0.05)。
表39の結果から、マウスLewis肺癌に対する陽性対照薬シクロホスファミドの腫瘍抑制率は49.14%であることがわかる。カリマイシン13、26および52mg/kgは、マウスLewis肺癌の成長に対して明らかな抑制作用を有し、腫瘍抑制率はそれぞれ50.30%、55.88%および76.23%であり、カリマイシン52mg/kg用量群の腫瘍抑制率は陽性対照群より明らかに低い(P<0.05)。カリマイシンの各投与群における動物の体重は、投与前と比較していずれも幾分増加し、モデル対照群と比較して明らかな差はない。
方法
1、担癌マウスの胸腺インデックスおよび脾臓インデックスに対する影響
担癌マウスを屠殺後、脾臓および胸腺を採取して重さを量り、脾臓インデックスおよび胸腺インデックスを計算する。
2.1 脾リンパ細胞の調製
シャーレに無血清のRPMI1640培地を入れ、氷上に置く。無菌で脾臓を採取し、滅菌スライドガラスで脾臓を軽くすり潰し、細胞懸濁液を作製する。2層滅菌ガーゼでろ過し、無血清のRPMI1640培地で2回洗浄し、1500rpmで5min遠心分離して上清液を除去する。赤血球溶解液を2mL添加し、2min静置し、RPMI1640培地を8mL添加する。1500rpmで5min遠心分離して上清液を除去し、RPMI1640培地で2回洗浄する。トリパンブルー染色で生細胞をカウントすると、生細胞>95%である。体積で10%のウシ胎児血清を含むRPMI1640培地で細胞懸濁液を作製する。
脾細胞懸濁液を用い、細胞密度を1×107/mLに調整する。各マウスに、A.対照ウェル:RPMI1640培地100μlを添加;B.コンカナバリンA(ConA)刺激ウェル:コンカナバリンA(ConA)溶液100μL(10mg/L)を添加;C.細菌内毒素(LPS)刺激ウェル:細菌内毒素(LPS)溶液を100μL(20mg/L)添加、を設定する。上記細胞を96ウェルプレート中に添加し、その後以上の各ウェルに100μLの脾細胞懸濁液を添加する。培養プレートを体積で5%のCO2、37℃、飽和湿度条件下に移し、72h培養した後、各ウェルにMTT溶液(5g/L)を10μL添加し、同様の条件で引き続き4h培養してから培養を終了する。溶解液(SDS10g、0.1mLの10MHCl、イソブタノール5mLを蒸留水で100mLに希釈する)を100μl添加し、10min振盪させ、結晶を充分に溶解させて570nm部分の各ウェルの吸光度(OD)値を測定し、リンパ細胞増殖率を計算する。リンパ細胞増殖率(%)=[(T−C)/C]×100%、式中Tは刺激ウェルの吸光度値、Cは対照ウェルの吸光度値である。
脾細胞懸濁液を用い、細胞密度を1×107/mL(エフェクター細胞)に調整する。K562細胞懸濁液を調製し、細胞密度は1×105/mL(標的細胞)である。各マウスに、A.エフェクター細胞:標的細胞のウェル(数量比は20:1)、脾細胞懸濁液20μLおよびK562細胞懸濁液100μLを添加;B.エフェクター細胞対照ウェル、脾細胞懸濁液100μLおよびRPMI1640培地100μLを添加;C.標的細胞対照ウェル、K562細胞懸濁液100μLおよびRPMI1640培地100μLを添加、を設定する。上記細胞を96ウェルプレートに添加し、培養プレートを体積で5%のCO2、37℃、飽和湿度条件下に移して22h培養した後、各ウェルにMTT溶液(5g/L)を10μL添加し、同様の条件で引き続き4h培養してから培養を終了する。溶解液(SDS10g、0.1mLの10MHCl、イソブタノール5mLを蒸留水で100mLに希釈する)を100μl添加し、10min振盪させ、結晶を充分に溶解させて490nm部分の各ウェルの吸光度値を測定し、NK細胞活性を計算する。NK細胞活性(%)=[TO−(S−E)]/TO×100%、式中TOは標的細胞対照ウェルの吸光度値、Sはエフェクター細胞対照ウェルの吸光度値、Eはエフェクター細胞の吸光度値である。
1、H22肝癌担癌マウスの胸腺インデックスおよび脾臓インデックスに対する影響
表40の結果から、陽性対照薬シクロホスファミド群の動物の胸腺インデックスおよび脾臓インデックスは、対照群と比較して顕著に低下する(P<0.01)ことがわかる。カリマイシン13、26および52mg/kg群の動物の胸腺インデックスは、対照群と比較して明らかな変化はなく、52mg/kg群の動物の脾臓インデックスは、対照群と比較して明らかに増加する(P<0.05)。
表41の結果から、陽性対照薬シクロホスファミド群の動物の脾臓インデックスは、対照群と比較して顕著に低下する(P<0.01)ことがわかる。カリマイシン13、26および52mg/kg群の動物の脾臓インデックスおよび胸腺インデックスは、対照群と比較して明らかな変化はない。
表42の結果から、陽性対照薬シクロホスファミド群の動物のNK細胞活性は、対照群と比較して顕著に低下する(P<0.05)ことがわかる。カリマイシン13、26mg/kg群の動物のNK細胞活性は、対照群と比較して明らかに増加する(P<0.01)。
表43の結果から、陽性対照薬シクロホスファミド群の動物のリンパ細胞活性は、明らかに抑制される(P<0.05)ことがわかる。カリマイシン13、26mg/kg群の動物のリンパ細胞活性は、対照群と比較して明らかに増加する(P<0.05、P<0.01)。
表44の結果から、陽性対照薬シクロホスファミド群の動物の脾臓インデックスは、対照群と比較して顕著に低下する(P<0.01)ことがわかる。カリマイシン13、26および52mg/kg群の動物の脾臓インデックスは、対照群と比較して明らかな変化はない。
本発明は、臨床症例を複数集めている。乳腺癌を患うある患者は、疼痛症状が重い。カリマイシン錠(実施例1で調製)を2クール(30日を1クール、毎日2錠内服する)服用すると、主治医は腫瘤が小さくなったと診断した。患者本人も疼痛が軽減したと感じ、精神状態は良好である。
1、急性毒性試験
1.1 試験の目的
イヌにカリマイシンを1度強制投与して、毒性反応の程度、死亡状況および半数致死量LD50を測定し、慢性毒性試験の参考とする。
名称:カリマイシン
力価:927U/mg
調製方法:適量を秤取して粉末になるまで磨砕し、適量の0.5%カルボキシメチルセルロース溶液を添加する。続けて撹拌して均一に混合し、100mg/mlに調製したものを内服投与する。
溶媒:0.5%カルボキシメチルセルロース
供給源:中国医学科学院阜外心血管病医院動物飼育場
種属:交雑種
合格証番号:京動管犬字(96)第024号
体重:15〜20キログラム
性別:オス
絶食期間:12時間
各群の動物数:1〜2匹
暫定的な予備試験で、イヌに2000mg/kgおよび3000mg/kgを内服により胃内投与しても動物は死亡せず、深刻な毒性反応もない。新薬のガイドラインに応じて、薬量を50%増加させ、すなわち4500mg/kgに増やす。体重に応じてカリマイシンの使用量を秤取し、0.5%CMCと十分に混合し、胃管を用いて胃内に内服投与(試験前は一晩絶食する)する。投与後、毒性反応および死亡状況を観察する。
1.5.1 毒性反応
予備試験の用量は2000mg/kgおよび3000mg/kgであり、一度胃内投与すると、一時的な嘔吐反応のみが現れ、薬液の残渣、胃液および食物残渣を吐出した。嘔吐反応以外に、その他の毒性反応はない。本試験時、2匹の犬にそれぞれ4500mg/kgを内服させると、毒性反応は依然として嘔吐など消化管症状が現れ、下痢または軟便はない。さらに嘔吐反応後、その他の明らかな毒性症状はない。
2回の予備試験での胃内投与用量は2000mg/kgおよび3000mg/kgであり、嘔吐などの消化管症状のみが現れた。新薬審査認可のガイドラインに基づくと、50%漸増法の要求に応じて、本試験の用量は4500mg/kgである。胃内投与後の2匹の犬に嘔吐反応が現れ、その他の毒性反応はない。イヌへのカリマイシンの内服投与において、LD50>4500mg/kgである。
2.1 試験の目的
測定薬物の哺乳動物体細胞に対する突然変異の潜在性は、臨床薬に根拠を提供する。
名称:カリマイシン
含有量:力価927U/mg
調製方法:用量に応じて、適量のカリマイシン微粉を乳鉢に秤取して磨砕し、適量の0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム溶液を添加して懸濁液を作製し、4℃の冷蔵庫で保存する。陰性対照は同量の0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム溶液を用いる。陽性対照は適量の注射用シクロホスファミドを秤取し、使用する際に生理食塩水中に溶解し、60mg/kgの溶液を調製する。
溶媒、賦形剤:生理食塩水、0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム溶液
対照品:陽性対照:60mg/kgシクロホスファミド溶液
陰性対照:0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム
成体オスNIHマウスを用いる。中国薬品生物製品検定所から提供されたもの。
各群6匹のマウスを用いる。予備実験で用量、投与回数、骨髄のサンプリング時間を選択する。
少なくとも3つの用量群であり、それぞれ2000mg/kg、1000mg/kg、500mg/kgである。
用量比:0.5
投与回数:1度経口投与する。
内服(胃内)投与。
頸椎脱臼法で動物を屠殺し、胸骨を採取して、筋肉をきれいにそぎ落とし、ガーゼで付着物をきれいに拭う。骨髄を直接塗抹標本とすることを採用する。胸骨を切り、骨髄腔を露出させ、事前に仔牛血清を一滴落としたスライドグラスに骨髄を押し出して混合し、引きガラス法で塗抹する。乾かした後、メタノール中で10分間固定し、乾かした後、Giemsa染色を行う。各マウスで赤血球の輪郭が完全な1000個前後の多染性赤血球を顕微鏡観察し、小核が出現した頻度および多染性赤血球の赤血球に占める割合を計算する。
2.5.1 多染性赤血球の小核出現率
以上の結果は、カリマイシンが染色体異常誘発剤でないことを明確に示す。使用する用量では、細胞の正常な有糸分裂に影響を及ぼさず、骨髄に対する抑制作用はない。
Claims (10)
- 腫瘍を治療および/または予防する薬物の調製におけるカリマイシンおよびその薬学的に許容可能な塩の応用。
- 前記腫瘍が固形腫瘍および非固形腫瘍を含むことを特徴とする、請求項1に記載の応用。
- 前記固形腫瘍が良性固形腫瘍および悪性固形腫瘍を含み、前記非固形腫瘍がリンパ腫または白血病であることを特徴とする、請求項2に記載の応用。
- 前記悪性固形腫瘍が乳腺癌、肝癌、肺癌、腎癌、脳腫瘍、子宮頸癌、前立腺癌、膵臓腺癌、食道癌、胃癌または結腸癌であり、
好ましくは、前記脳腫瘍が神経膠腫または髄膜腫であり、前記胃癌が胃腺癌であることを特徴とする、請求項3に記載の応用。 - 前記薬物が、カリマイシンおよびその薬学的に許容可能な塩、ならびに薬学的に許容可能な添加剤で作製した各種剤形であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の応用。
- 前記薬物が、カリマイシンおよびその薬学的に許容可能な塩、抗腫瘍薬、ならびに薬学的に許容可能な添加剤で作製した各種剤形であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の応用。
- 前記薬物が、カリマイシンおよびその薬学的に許容可能な塩を含む第1薬剤と、抗腫瘍薬を含む第2薬剤との組合せであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の応用。
- 前記抗腫瘍薬が、化学療法、放射線療法、標的療法および/または免疫療法薬であることを特徴とする、請求項6または7に記載の応用。
- 前記薬物の用量が5〜1500mg、好ましくは50〜1000mg、より好ましくは100〜400mgであることを特徴とする、請求項5または6に記載の応用。
- 前記第1薬剤の用量が5〜1500mg、好ましくは50〜1000mg、より好ましくは100〜400mgであることを特徴とする、請求項5または6に記載の応用。
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