JP2020200422A - 摺動材 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩耗耐久性の向上やメンテナンスサイクルの延長を図ることができる摺動材を提供することにある。【解決手段】摺動材12は、母材12aである樹脂材と、樹脂材中に分散された粒子12bとを有した複合樹脂材であり、粒子12bは、表面積が大きく母材12aとの接触面積を増やすことのできるデンドライト状の粒子12bを用いる。【選択図】図1

Description

本発明は、摺動材に関する。
空気などの流体を圧縮する流体機械としては、一般に、レシプロ式の流体機械やスクロール式の流体機械が用いられている。例えばレシプロ式流体機械において、金属製のシリンダ内を往復動するピストンには、シリンダの内面と摺動する摺動材として、ピストンリングが取り付けられている。また、例えばスクロール式の流体機械において、金属製の固定スクロールや、固定スクロールに対して旋回運動しながら接触して摺動する旋回スクロールの端部には、摺動材として、チップシールが取り付けられている。
摺動材としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEという。)に代表される樹脂材料が用いられている。例えばPTFEは、結晶性が高く、せん断強度が小さいため、せん断を受けるとミクロレベルで容易に表層剥離し、シリンダ内面などの相手面に移着する。PTFEを母材とした摺動材の低摩擦化や低摩耗化の効果を高めるため、カーボン粒子や金属粒子、無機化合物の粒子といった様々な粒子を配合した複合樹脂材として用いることが常である。
特許文献1には、スクロール式流体機械において、珪藻土やアルミナなど、歯底面以上の硬度をもった硬質充填材を摺動材に配合することで、コストアップを招かずに高寿命化を実現できるスクロール式流体機械が開示されている。
特開2011−179392
特許文献1に記載の方法を用いることで、摺動材の耐摩耗性を向上し、それによって流体機械としての耐久性を飛躍的に向上できるようになった。しかし、近年になって、産業界から耐久性のさらなる向上が求められるようになってきた。
特許文献1の歯底面以上の硬度をもった硬質充填材を用いることで耐摩耗性の向上を図ることができるが、硬質充填剤が摩耗粉として排出された場合、アブレシブ作用によって摩耗が悪化することがある。
上記の硬質充填剤は、アトマイズによる金属粒子や、鉱物等の粉砕によるセラミクス粒子や、樹脂粒子の高温焼成によるカーボン粒子であることが多い。硬質充填剤の材質として、特許文献1には珪藻土やアルミナなどのセラミクス粒子を使っている。また、硬質充填剤の材質の他の例としてはカーボン粒子を用いる場合がある。
多くの場合、これらの粒子は球状やそれに類する形状、機械的粉砕による不定形状である。例えば、PTFEにこれら形状を呈する硬質充填材を配合し、流体機械の摺動材として用いた場合、PTFEとの密着性が弱いため摺動中に摺動材から硬質充填材が脱落することがあった。すると、上記で説明のアブレシブ作用が増強され、摩耗が悪化する問題が顕在化していた。
このようなアブレシブ摩耗が発生した場合、さらなる耐久性の向上を図ることができないという問題が生じる。これにより、摺動部における摩耗耐久性が低下し、流体機械のメンテナンスサイクルの短縮や、寿命短縮等の問題が生じていた。
本発明の目的は、摩耗耐久性の向上やメンテナンスサイクルの延長を図ることができる摺動材を提供することにある。
本発明の好ましい一例は、母材である樹脂材と、前記樹脂材中に分散された粒子とを有し、前記粒子は、デンドライト状である摺動材である。
本発明の好ましい他の例は、母材となる樹脂材と、前記樹脂材中に分散された粒子とを有し、前記粒子は、板状である摺動材である。
本発明によれば、摩耗耐久性の向上やメンテナンスサイクルの延長、寿命の延長を図ることができる。
実施例の摺動部を示す断面図である。 デンドライト状の粒子のミクロ組織を表す模式図である。 レシプロ式流体機械の全体構成を示す断面図である。 図3のシリンダ内部の構成を拡大した図である。 スクロール式流体機械の構成を示す断面図である。 図5に示すスクロール式流体機械の固定スクロール及び旋回スクロールの一部を拡大した図である。 オルダム継手を備えたスクロール式流体機械の構成を示す断面図である。 図7のケーシング、旋回スクロール及びオルダム継手を示す分解斜視図である。 図7のオルダム継手を拡大した図である。 実施例1、実施例2、比較例1で用いた銅粒子の走査型電子顕微鏡像である。 摩擦試験の構成を示す図である。 摩擦試験で得た摩耗体積と摩擦係数の実験結果を示す図である。 摩擦試験で採取した摩耗粉の光学顕微鏡像を示す図である。 実施例1、実施例2、および比較例1の成分についての表1を示す図である。
図1は、実施形態に係る流体機械に備えられる摺動部10を示す図である。流体機械としては、例えばレシプロ式流体機械やスクロール式流体機械を挙げることができる。レシプロ式流体機械やスクロール式流体機械の全体構成は後述する。
摺動部10は、金属製の部材11と、フッ素樹脂を母材とする複合樹脂材により形成された摺動材12と、を有している。摺動部10では、摺動材12が、摺動界面13において部材11と接触して摺動する。摺動界面13には、潤滑油やグリースなどが供給されてもよい。但し、実施形態の流体機械は、十分な潤滑油等を供給せず、オイルレスの状態で使用したときに、または全く潤滑油等を供給せず、オイルフリーの状態で使用したときに、特に効果が発揮される。
図1に示す例では、部材11は、基材としての金属材11aの表面に、表面処理11bが形成されている。即ち、図1に示す例では、表面処理11bにより、摺動面が形成されており、この表面処理11bに、摺動材12を接触させて摺動させる。なお、図1では、金属材11aの表面に表面処理11bが形成されている例を示したが、金属材11aには、必ずしも表面処理11bが形成されていなくてもよく、部材11の表面に、金属材11aが露出していていもよい。即ち、部材11の金属表面は、金属材11aを構成する金属により形成されていてもよく、金属材11a上に形成された、表面処理11bにより形成されていてもよい。
摺動材12を構成する複合樹脂材には、樹脂材である母材12a中に、粒子12bが配合されている。この粒子12bの詳細については、後述する。摺動材12には、上記した粒子12bに加えて、棒状粒子12cを配合する。棒状粒子12cとしては、炭素(カーボン)繊維やガラス繊維、金属繊維、セラミクス繊維などが挙げられる。また、上記した粒子12b、棒状粒子12c以外の粒子、例えば二硫化モリブデンなどの固体潤滑材が配合されていてもよい。
部材11を構成する金属材11aとしては、例えば、アルミニウム、マグネシウム、ケイ素等の軽金属や、鉄、クロム、ニッケル、モリブデン、チタン、銅等の遷移金属を用いることができる。金属材11aとしては、具体的には、例えばアルミニウムやアルミニウム合金等のアルミニウム系材料、鉄や鉄−ニッケル合金等の鉄系材料、チタンやチタン合金等のチタン系材料、銅や銅合金等の銅系材料を用いることができる。中でも、アルミニウム系材料を用いた場合に、耐摩耗性について優れた効果を得ることができる。アルミニウム系材料には、例えば少量のマグネシウム、ケイ素等が含有されていてもよい。また、鉄系材料には、例えばクロム、ニッケル、モリブデン等が含有されていてもよい。
金属材11aの表面に形成される表面処理11bは、金属材11aに自然に生成した自然酸化膜や、人工的に施した表面コーティングのことを言う。自然酸化膜の場合、例えば金属材11aがアルミニウムの場合には酸化アルミニウムであり、鉄の場合には酸化鉄であり、銅の場合には酸化銅である。
表面コーティングの場合、一例として、メッキ処理や物理蒸着(PVD)法、化学蒸着(CVD)法、浸炭処理等により施すものであり、アルミニウム、リン、クロム、鉄、ニッケル、亜鉛のうち少なくとも1つを含む材料で構成される。このような元素を含む表面コーティングの一例として、アルマイト処理、アルミニウムめっき、ニッケルめっき、ニッケルリンめっき、クロムめっき、鉄めっき、亜鉛めっきなどを挙げることができる。
摺動材12を構成する複合樹脂材の母材12aとしては、フッ素樹脂材をはじめ、樹脂材を用いることができる。フッ素樹脂の一例として、PTFE、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)からなる群から選ばれる少なくとも一つを用いることができる。例えば、PTFEと、それ以外のフッ素樹脂と、の2種類以上を混合して用いてもよい。
フッ素樹脂以外の樹脂材としては、例えば、超高分子ポリエチレン(UHMWPE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)、ポリイミド(PI)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアセタール(POM)、フェノール樹脂などや、これらの変性体が挙げられる。これら樹脂材を2種類以上混合して用いてもよいし、これら樹脂材と上記したフッ素樹脂材を2種類以上混合して用いてもよい。
摺動材12を構成する複合樹脂材が配合する粒子12bとして、デンドライト状(または樹枝状と呼ぶ)や板状(または薄片状、鱗片状、フレーク状などと呼ぶ)の粒子を用いる。デンドライトとは、一本の軸から複数の枝が伸びて成る形状であり、棒状、針状、柱状、紡錘状などを含む細長い形状でかつ枝分かれしている形状のことを言う。
図2は、枝部が棒状の場合のデンドライトを模式的に示した図である。棒状の細長い形状である複数の枝部12dが相互に連結されて構成される形状である。さらに具体的には、各枝部が放射状に配置されて端部が連結される形状である。枝部は必ずしも極端に細長い形状でなくてもよく、先端が鋭く尖った形状である必要もない。
デンドライト状または板状の粒子12bを用いる理由について説明する。例えば、特許文献1に記載の摺動材は、母材に対しアルミナ粒子や珪藻土の粒子などの酸化物系材料が添加されている。酸化物系材料は、硬く、摺動材の耐摩耗性向上に有効ではあったが、球状もしくはそれに準ずる形状もしくは不定形状のため、せん断による脱落が起きやすい。これら粒子の脱落物は、切削作用を有するアブレシブ粒子となり、摩耗が拡大することがあった。
デンドライト状や板状の粒子は、一般的な球状もしくはそれに準ずる形状を有する粒子に比べ、表面積が大きい。粒子の表面積が大きいと、母材との接触面積が増え、よって密着性が高く、せん断によって脱落する頻度を大幅に下げることが可能である。よって、デンドライト状や板状の粒子12bを母材に配合し複合樹脂材とした摺動材は、摩耗耐久性が高い。
粒子12bとして用いるデンドライト状の粒子を構成する材料の一例は金属材である。例えば金属イオンを含む水溶液を電気分解し、デンドライト状の粒子を析出させることで、デンドライト状の粒子を得ることができる。
また、粒子12bとして用いる板状の粒子を構成する材料の一例は金属材であり、例えば粉砕粉など扁平でない粒子を、つき砕くことによって扁平加工することで得られる。
上記した粒子12bを構成する金属材の一例は、銅または銅合金である。ここに示した粒子の製法や材質は一例であり、類似の形状であればセラミクスやカーボンなどの材料も用いることができる。
摺動材12の耐摩耗性の向上のため、粒子12bの粒径は特に限定されるものではないが、例えばレーザー回折式粒度分布計で測定される球形近似の粒径として10nmから300μmの範囲で用いると好適である。
摺動材12を構成する複合樹脂材を製造する際には、母材12aの粉末、上記した方法で作成した粒子12b、棒状粒子12c、二硫化モリブデンなどその他の粉末を、ミキサーで均一に混合して混合物とし、続いて混合物を圧縮成型又は射出成型で任意の形状に成型して成形物とした後、成形物を電気炉等で焼成して、複合樹脂材を得ることができる。焼成は、使用する母材の種類に応じて、その温度範囲を適宜調整して行う。
摺動材12における、粒子12bの存在を確認するためには、摺動材12の表面や摺動材12の破砕物を、光学顕微鏡や走査型電子顕微鏡(SEM)を用いてミクロ観察し、デンドライト状や板状などの粒子形状を確認することにより、容易に確認することができる。その他の確認方法としては、(a)摺動材12を焼くことで、母材12aが熱分解して消失し、残渣として残った粒子12bを観察することでその形状を確認できる。(b)摺動材12を酸性の水溶液に浸漬することで、粒子12bを構成する金属粒子が溶け、粒子12bの形状を確認できる。さらに(c)X線CTを使うことで、直接的に摺動材12に含まれる粒子の形状を確認することができる。
図3は、レシプロ式流体機械40の全体構成を示す図である。レシプロ式流体機械40は、シリンダ41と、シリンダ41内部を往復動するピストン42と、を有している。シリンダ41内の、ピストン42により画成された空間には、流体を圧縮又は膨張させる作動空間としての圧縮/膨張室43が形成されている。
図3に示すようにシリンダ41の上端は、仕切り板44により閉塞されており、仕切り板44に、吸入口44a、吐出口44bが設けられている。吸入口44a、吐出口44bには、それぞれ、吸入弁44c、吐出弁44dが設けられており、吸入弁44c、吐出弁44dの先には、それぞれ配管が接続されている。
図3に示すように、シリンダ41は、下端側が開放されており、この下端部において、筐体45と接続されている。ピストン42には、ピストンピン46aを介して連結棒46が接続されている。筐体45内には、モータ47が収容されている。モータ47は、プーリ48、及びプーリ48間に巻き回されたベルト49を介して、連結棒46に接続されている。
レシプロ式流体機械40の作動時には、モータ47の動力を、ベルト49、プーリ48を介して、連結棒46によりピストン42に伝える。ピストン42を上下動させることで、吸入口44aから圧縮/膨張室43内に外気を吸入し、圧縮/膨張室43内で吸入ガスを圧縮する。圧縮されたガスは、吐出口44bを通って、圧縮/膨張室43の外部に吐出され、配管により回収される。
図4は、図3に示すレシプロ式流体機械40のシリンダ41内部の構成を拡大した図である。ピストン42には、ピストンリング421、ライダーリング422が環装されており、ピストン42の上下動に伴い、ピストンリング421、ライダーリング422が、シリンダ41の内周面と摺動する。これにより、ピストン42とシリンダ41との接触やカジリを防止することができ、ピストン42とシリンダ41とのスムーズな摺動状態を得ることができる。
シリンダ41は、図1における部材11に該当し、ピストンリング421は、図1における摺動材12に該当する。ピストン42は、金属製であってもよいし、樹脂製であってもよい。シリンダ41は、金属材11a(図1参照)を基材とする金属製であり、金属材11aについて説明したのと同様の材料を用いて形成することができる。
シリンダ41には、金属材11aに対する表面処理11bにより、適宜被膜を形成してもよい。例えば、金属材11aの表面は自然酸化膜が生じたまま用いてもよいし、アルマイト処理やニッケルめっき等を形成してもよい。なお、シリンダ41の金属材11aの表面には、被膜を形成しなくてもよい。
ピストンリング421は、上記した複合樹脂材料により形成する。即ち、ピストンリング421は、樹脂材の母材に対し粒子12bと棒状粒子12cが配合されている複合樹脂材を用いて形成する。ライダーリング422についても、ピストンリング421と同様、複合樹脂材を用いて形成してもよい。
図5は、スクロール式流体機械50の構成を示す断面図である。図5において、スクロール式流体機械50は、スクロール式流体機械50の外殻をなすケーシング53と、ケーシング53に回転可能に設けられた駆動軸54と、ケーシング53に取り付けられた固定スクロール51と、駆動軸54のクランク軸54Aに旋回可能に設けられた旋回スクロール52と、を有している。
固定スクロール51は、固定鏡板51aと、固定鏡板51aの一主面側に渦巻状に形成された固定スクロールラップ51bと、を有している。旋回スクロール52は、旋回鏡板52aと、旋回鏡板52aの一主面側に渦巻状に形成された旋回スクロールラップ52bと、を有している。旋回スクロール52には、旋回鏡板52aの背面側中央にボス部52fが突設されている。
旋回スクロール52は、旋回スクロールラップ52bが、固定スクロールラップ51bと互いに噛み合うように、互いに対向して配置されている。これにより、固定スクロールラップ51bと旋回スクロールラップ52bとの間に、流体を圧縮又は膨張する作動空間としての圧縮/膨張室55が形成される。
固定スクロール51の固定鏡板51aの外周側には、吸入口56が穿設されている。吸入口56は、最外周側の圧縮/膨張室55に連通している。また、固定スクロール51の固定鏡板51aの中心部には、吐出口57が穿設されている。吐出口57は、最内周側の圧縮/膨張室55に開口している。
駆動軸54は、玉軸受58を介してケーシング53に回転可能に支持されている。駆動軸54の一端側は、ケーシング53外で電動モータ等に連結されており、駆動軸54の他端側は、ケーシング53内に伸張してクランク軸54Aとなる。クランク軸54Aの軸線は、駆動軸54の軸線に対して、所定寸法だけ偏心している。
ケーシング53の旋回スクロール52側の内周には、円環状のスラスト受部61が設けられている。スラスト受部61と旋回鏡板52aとの間には、スラストプレート62が設けられている。スラストプレート62は、例えば鉄等の金属材料により円環状の板体として形成されている。旋回スクロール52が旋回運動したときに、旋回鏡板52aに対してその表面が摺動し、主に圧縮運転時に旋回スクロール52に作用するスラスト方向(旋回スクロール52を固定スクロール51から離間させる方向)の荷重を、スラストプレート62はスラスト受部61と共に受けとめる。これにより、ケーシング53と旋回鏡板52aとのかじりや異常摩耗を防止する。
また、スラスト受部61と旋回鏡板52aとの間には、スラストプレート62より中心寄りの位置に、オルダムリング63が設けられている。オルダムリング63は、駆動軸54によって旋回スクロール52が回転駆動されたときに、旋回スクロール52の自転を防止し、クランク軸54Aによる所定寸法の旋回半径を持った円運動を与える。
不図示の電動モータ等により駆動軸54を回転駆動させると、旋回スクロール52が所定寸法の旋回半径で旋回運動し、吸入口56から吸い込まれた外部の空気が、固定スクロールラップ51bと旋回スクロールラップ52bとの間に画成された圧縮/膨張室55で順次圧縮される。この圧縮空気は、固定スクロール51の吐出口57から、外部の空気タンク等に吐出される。
図6は、図5に示すスクロール式流体機械50の固定スクロール51及び旋回スクロール52の一部を拡大した図である。固定スクロールラップ51bの旋回鏡板52aとの対向側の端面51cには、溝51dが形成されており、この溝51dには、チップシール591が嵌め込まれている。
また、旋回スクロールラップ52bの固定鏡板51aとの対向側の端面52cにも、溝52dが形成されており、この溝52dにもチップシール592が嵌め込まれている。
旋回スクロール52の旋回運動に伴い、チップシール591が旋回鏡板52aのラップ底面52eと摺動し、チップシール592が固定鏡板51aのラップ底面51eと摺動する。これにより、固定スクロールラップ51bと旋回鏡板52aのラップ底面52eとの接触や、旋回スクロールラップ52bと固定鏡板51aのラップ底面51eとの接触を防止することができ、スムーズな摺動状態を得ることができる。
図6において、固定スクロール51及び旋回スクロール52は、図1における部材11に該当し、チップシール591及びチップシール592は、図1における摺動材12に該当する。固定スクロール51及び旋回スクロール52は、金属材11a(図1参照)を基材とする金属製であり、金属材11aについて説明したのと同様の材料を用いて形成することができる。固定スクロール51の固定鏡板51aのラップ底面51e及び固定スクロールラップ51bの側面には、金属材11aに対する表面処理により、適宜メッキ膜等の被膜を形成してもよい。
チップシール591及びチップシール592は、複合樹脂材料により形成する。即ち、チップシール591及びチップシール592は、母材12aに対し、粒子12bと棒状粒子12cが配合されている複合樹脂材料を用いて形成する。
また、スラストプレート62と旋回鏡板52aとの摺動部において、これらの摺動面を形成するスラストプレート62表面又は旋回鏡板52aの表面に、上記した、複合樹脂材をコーティングしてもよい。また、上記した説明では、スラストプレート62を、鉄等の金属材料により形成した例を示したが、スラストプレート62自体を、複合樹脂材料により形成してもよい。
また、上記した説明では、スラストプレート62と、スラストプレート62より中心寄りの位置に設けられたオルダムリング63により、旋回スクロール52の自転を防止する機構について示したが、これに限られるものではなく、例えば補助クランク(図示しない)など他の自転防止機構を用いたスクロール式流体機械にも実施例を適用することができる。
図5、図6では、旋回スクロール52の自転を防止する機構として、オルダムリング63を備えたスクロール式流体機械50の構成を示した。図7〜図9では、旋回スクロールの自転防止機構として、オルダム継手90を備えたスクロール式流体機械70の構成を示す。
図7は、旋回スクロールの自転防止機構として、オルダム継手90を備えたスクロール式流体機械70の構成を示す断面図である。
図7において、71は固定スクロール、72は旋回スクロール、73はケーシング、74は駆動軸である。旋回スクロール72は、旋回スクロール本体75と、旋回スクロール本体75の背面側に取り付けられた、略円板状の背面プレート76とを有している。
固定スクロール71は、固定鏡板71aの表面側に固定スクロールラップ71bが設けられ、固定鏡板71aの背面側に放熱板71cが設けられている。また、旋回スクロール本体75は、旋回鏡板75aの表面側に、固定スクロールラップ71bと対向するように、旋回スクロールラップ75bが設けられ、旋回鏡板75aの背面側に放熱板75cが設けられている。
背面プレート76は、旋回スクロール本体75の放熱板75cの先端に、ボルト等により固着されており、その背面中央部には、ボス部76dが軸方向に突出している。なお、スクロール式流体機械70の基本的な構成は、上記した点以外は、図5に示す構成と同様である。このため、図5と共通する部分については説明を省略する。
図8は、ケーシング73、旋回スクロール72及びオルダム継手90を示す分解斜視図である。また、図9は、図7のオルダム継手90を拡大した図である。スクロール式流体機械70では、旋回スクロール72の背面プレート76と、ケーシング73のフランジ部77との間に、自転防止機構であるオルダム継手90が設けられている。
図8と図9に示すように、オルダム継手90は、X軸方向に延びるX軸ガイド91、91、X軸方向に直交するY軸方向に延びるY軸ガイド92、92、X軸ガイド91及びY軸ガイド92に摺接するスライダ93、及びスライダ93に配置された各球体94を有している。
X軸ガイド91、91、Y軸ガイド92、92は、いずれも細長い角板状に形成されている。X軸ガイド91、91は、ケーシング73のフランジ部77の摺動面77Aに一体に設けられており、Y軸方向に一定の寸法だけ離間して設置されている。Y軸ガイド92、92は、背面プレート76の摺動面76Aに一体に設けられており、X軸方向に一定の寸法だけ離間して設置されている。
スライダ93は、略正方形の平板状に形成されており、側面93a、93aが、X軸ガイド91、91の内面に摺接し、側面93b、93bが、Y軸ガイド92、92の内面に摺接するように装着されている。スライダ93の中央部には、背面プレート76のボス部76dが貫通する逃し穴93cが穿設されており、その4隅には、貫通孔93d、93d、93d、93dが穿設されている。貫通孔93dには、球体94、94、94、94が挿入されている。
オルダム継手90は、スライダ93をX軸方向、Y軸方向に摺動変位させることにより、旋回スクロール72の自転を防止し、旋回スクロール72に所定寸法の旋回半径をもった円運動を与える自転防止機構として機能する。
図7に示すスクロール式流体機械70は、不図示の電動モータ等により駆動軸74を回転駆動させると、旋回スクロール72が所定寸法の旋回半径で旋回運動し、吸込口78から吸込まれた外部の空気が、固定スクロールラップ71bと旋回スクロールラップ75bとの間に画成された圧縮/膨張室79内で順次圧縮される。この圧縮空気は、固定スクロール71の吐出口80から、吐出パイプ81を介して吐き出され、外部のタンクに貯留される。
例えばX軸ガイド91、91、Y軸ガイド92、92が金属製であり、スライダ93が樹脂製である場合、スライダ93における、摺動面を構成する領域を、上記した複合樹脂材料により形成してもよい。また、スライダ93の摺動面を形成する面を、複合樹脂材料によりコーティングしてもよい。
また、X軸ガイド91、91、Y軸ガイド92、92が金属製である場合には、X軸ガイド91、91、Y軸ガイド92、92の表面に、複合樹脂材料をコーティングしてもよい。また、X軸ガイド91、91、Y軸ガイド92、92を複合樹脂材により構成し、スライダ93を金属製としてもよい。
図3と図4に示すレシプロ式流体機械、及び図5〜図9に示すスクロール式流体機械においては、いずれも圧縮/膨張室内に供給するガスとして、大気を用いてもよいし、水蒸気が極端に少ない乾燥ガスを用いてもよい。即ち、高純度窒素ガス等の、露点が低く、湿度が低いガスを圧縮する際には、フッ素樹脂を母材とする摺動材の摩耗が悪化し易く、流体機械のメンテナンスサイクルや寿命が短くなり易かった。
上記した実施例の摺動材は、圧縮する流体の種類に拠らずに、十分な摩耗耐久性を発現できる。このため、実施例の摺動材を適用した流体機械を、例えば乾燥ガスの圧縮に供することもできる。
乾燥ガスの例としては、露点−30℃以下のガスを挙げることができる。乾燥ガスとしては、例えば合成空気、高純度窒素ガス、酸素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス、水素ガス等が挙げられる。
上記した実施形態では、圧縮機に代表される流体機械に、図1に示す摺動材12を適用した場合を例に説明した。但し、実施例の摺動材12は、流体機械以外にも、真空装置、印刷装置、分析装置、宇宙関連機器等の、固体潤滑性が求められる機械装置に用いてもよい。
(実施例1)
以下、摩擦試験法を用いた実験により、実施例である摺動材12の耐摩耗性向上の効果を示す。以下の検討では、デンドライト状や板状の形状を呈する粒子12bの代表例として、銅粒子を用いた。実施例1は、母材12a、銅の粒子12b、炭素繊維の棒状粒子12cを有する摺動材12である。
銅粒子の材質は、純銅であり、純度99.99%である。実施例1、実施例2および比較例の成分についての表1を図14に示す。
実施例1は、デンドライト状の銅粒子を配合した摺動材である。デンドライト状の銅粒子は、銅イオンを含む水溶液の電気分解によって形成された銅粒子である。
(実施例2)
実施例2は、母材12a、銅の粒子12b、炭素繊維の棒状粒子12cを有する摺動材12である。実施例2では、実施例1のデンドライト状の銅粒子に代わり、板状の銅粒子を配合した摺動材である。板状の銅粒子は、銅の粉砕粉を、つき砕くことによって扁平加工された銅粒子である。
比較例1は、母材12a、球状の銅の粒子12b、炭素繊維の棒状粒子12cを有する摺動材12である。実施例1、2とは、比較例1は球状の銅粒子を配合した摺動材であることで相違する。実施例1、2および比較例1において、母材12aとしてPTFEを用いた。
実施例1、実施例2、比較例1それぞれの複合樹脂材に配合した銅粒子のSEM観察像を図10に示す。図10に示すように、実施例1の銅粒子はデンドライト状であり、実施例2の銅粒子は板状であり、比較例1の銅粒子は球状であることが明確にわかる。
摩擦試験は、図11に示す構成で行った。図14に示した実施例1、実施例2、および比較例1の材料をブロック状試験片31に加工し、金属製のリング状試験片32を接触、回転させた。金属製のリング状試験片32は、アルミニウム合金である。その表面には、硫酸アルマイト処理を施した。摩擦試験の実験条件として、接触圧は1MPa、速度は2m/s、温度は120℃に制御し、15時間摺動させた。
摩擦試験の結果得られた、摩擦係数の定常値と、上記した複合樹脂材で構成されたブロック状試験片31の摩耗体積と、を図12に示す。摩耗体積は棒グラフで表し、摩耗係数は○印のプロットで値を示す。なお、摩耗体積は、試験前後での質量減少量を密度で除することで求めた。また、結果を理解しやすくするため、摩耗体積は、比較例1を100としたときの相対値を示した。
実施例1と実施例2ともに、比較例1と比べ少ない摩耗量を示した。特に実施例1の場合に最も少ない摩耗量となった。また、実施例1と実施例2ともに、比較例1と比べ小さな摩擦係数を示した。特に実施例2の場合に最も小さな摩耗量となった。よって、摺動材の摩擦と摩耗は、デンドライト状や板状の銅粒子を配合した場合に、球状の銅粒子を用いた場合よりも少なくなる結果となった。
次に、上記の摩擦試験後にサンプリングした摩耗粉の状態を、光学顕微鏡で観察した。図13は、実施例1、実施例2、比較例1それぞれの場合において採取された摩耗粉の光学顕微鏡像を示す図である。比較例1では、複合樹脂材の表面から脱落した銅粒子が観察されるのに対し、実施例1と実施例2では銅粒子の脱落物は全く観察されない。
以上、説明した摩擦試験および摩耗粉の光学顕微鏡観察の結果から明らかなように、実施形態に係る摺動材12は、部材11との摺動時に、摺動材12に含まれるデンドライト状や板状の銅粒子が脱落しない。このため、アブレシブ粒子の発生を抑えることができ、結果として摺動材12自身の摩耗耐久性を向上できる。
従って、この摺動材12を、例えばレシプロ式流体機械のピストンリングやスクロール式流体機械のチップシールに適用することで、ピストンリングやチップシールの摩耗耐久性が高められるため、これらの交換寿命が長くなる。このため、レシプロ式流体機械やスクロール式流体機械のメンテナンスサイクルや寿命を延長できる。
10…摺動部、11…部材、11a…金属材、11b…表面処理、12…摺動材、12a…母材、12b…粒子

Claims (12)

  1. 母材である樹脂材と、
    前記樹脂材中に分散された粒子とを有し、
    前記粒子は、
    デンドライト状であることを特徴とする摺動材。
  2. 母材となる樹脂材と、
    前記樹脂材中に分散された粒子とを有し、
    前記粒子は、
    板状であることを特徴とする摺動材。
  3. 母材となる樹脂材と、
    前記樹脂材中に分散された粒子とを有し、
    前記粒子は、
    金属イオンを含む水溶液の電気分解によって析出されたことを特徴とする摺動材。
  4. 母材となる樹脂材と、
    前記樹脂材中に分散された粒子とを有し、
    前記粒子は、
    扁平加工された粒子であることを特徴とする摺動材。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の摺動材において、
    前記樹脂材は、
    フッ素樹脂材であることを特徴とする摺動材。
  6. 請求項1から4のいずれか一つに記載の摺動材において、
    前記粒子は、金属粒子であることを特徴とする摺動材。
  7. 請求項6に記載の摺動材において、
    前記粒子は、銅または銅を含有する合金であることを特徴とする摺動材。
  8. 請求項1から4のいずれか一つに記載の摺動材において、
    前記樹脂材中に分散された棒状粒子を有する
    ことを特徴とする摺動材。
  9. 請求項8に記載の摺動材において、
    前記棒状粒子は、炭素繊維であることを特徴とする摺動材。
  10. 請求項1から4のいずれか一つに記載の摺動材を、
    流体の圧力を変動させる流体機械の摺動部に配置したことを特徴とする流体機械。
  11. 請求項10に記載の流体機械において、
    前記摺動材を、ピストンリング、ライダーリング、チップシール、もしくはスライダとして用いたことを特徴とする流体機械。
  12. 母材となる樹脂材と前記樹脂材中に分散された粒子とを有する複合樹脂材を製造する方法であって、
    金属イオンを含む水溶液を電気分解し、
    前記電気分解によりデンドライト状の粒子を析出し、
    前記粒子と、前記樹脂材の粉末を混合して混合物とし、
    前記混合物を成形して成形物とし、
    前記成形物を焼成することを特徴とする複合樹脂材の製造方法。
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