JP2020198040A - 数値制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の第1実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は、第1実施形態に係る数値制御装置の全体構成を示す。図2は、数値制御装置1の動作を示すフローチャートである。
第1実施形態に係る数値制御装置1は、ワイヤ等の消耗品の残量がなくなる直前の部品まで加工し終わった位置で加工終了する加工停止条件に相当するプログラム停止条件を設定する装置である。
図1に示すように、数値制御装置1は、指令プログラム解析部11と、プログラム停止部12と、解析済プログラム実行部13と、チェック描画表示部14とを備える。
プログラム解析部111は、指令プログラムの実行時に指令プログラムを解析する。第1実施形態では、プログラム解析部111は、複数個の部品を連続加工するための指令プログラムを解析する。
呼出し判断部112は、プログラム解析部111による指令プログラムの解析結果に基づいて、マクロ呼出しやサブプログラム呼出しを判断する。
呼出し実行部113は、呼出し判断部112によって呼び出されることが判断されたマクロ呼出しやサブプログラム呼出しを実行する。
第2のステップにおいて、プログラム停止条件設定部121は、数値制御装置1のメモリに記録されている部品1個を加工するのに必要なワイヤの距離Ykmを取得する。
第3のステップにおいて、プログラム停止条件設定部121は、ワイヤの残り距離Xkmと加工に必要なワイヤの距離Ykmとから、残りのワイヤで加工できる個数Z個を計算する。
第4のステップにおいて、プログラム停止条件設定部121は、プログラム停止条件として、残りのZ個の加工が終わった時のプログラム頭から、停止ブロック(例えば、径補正終了のコードであるG40や、ワイヤ切断命令M60等のブロック)までのブロック数を算出し、当該ブロック数を含むプログラム停止条件を設定する。
図2は、数値制御装置1の動作を示すフローチャートである。
ステップS11において、プログラム停止条件設定部121は、プログラム停止条件を設定する。
とりわけ本実施形態において、上記のように、プログラム停止条件設定部121は、ワイヤの残り距離Xkmと、部品1個を加工するのに必要なワイヤの距離Ykmとから、残りのワイヤで加工できる個数Z個を計算した後、プログラム停止条件として、残りのZ個の加工が終わった時のプログラム頭から、停止ブロック(例えば、径補正終了のコードであるG40や、ワイヤ切断命令M60等のブロック)までのブロック数を算出する。
以上説明したように、第1実施形態の数値制御装置1は、ユーザにより指定される連続加工を停止するための加工停止条件に基づいて、指令プログラムにおけるプログラム停止条件を設定するプログラム停止条件設定部121と、指令プログラムの解析結果に基づいて、指令プログラムの実行ブロックがプログラム停止条件を満たすか否かを判定するプログラム停止判定部122と、指令プログラムの実行ブロックがプログラム停止条件を満たすと判定されると、解析済プログラム実行部に指令プログラムの当該実行ブロック停止依頼を出力するプログラム停止依頼部123と、を備える。
以下、本発明の第2実施形態を図3に基づいて説明する。図3は、第2実施形態に係る数値制御装置1が備える多数個取り部品加工時の表示画面の例を示す。
本実施形態において、プログラム停止条件設定部121は、ユーザによって設定された加工停止条件、具体的にはチェック描画経路の未加工部の加工形状の指定された位置で加工停止する加工停止条件に対して、当該加工停止条件に対応する指令プログラムの、所定の加工形状の加工が終わった時のプログラム頭から停止ブロックまでのブロック数を含むプログラム停止条件を設定する。
第2のステップにおいて、プログラム停止条件設定部121は、プログラム停止条件として、X個目の加工形状の加工が終わったときのプログラム頭から停止ブロック(径補正終了G40や、ワイヤ切断命令M60等のブロック)までのブロック数を算出する。
以上説明したように、加工停止条件が、チェック描画経路の未加工部の加工形状の指定された位置で加工停止する条件の場合、プログラム停止条件設定部121は、加工停止条件に相当するプログラムの、所定の加工形状の加工が終わった時のプログラム頭から停止ブロックまでのブロック数を含むプログラム停止条件を設定する。
以下、本発明の第3実施形態を図4に基づいて説明する。図4は、第3実施形態に係る数値制御装置1Bにおける多数個取り部品加工時の表示画面と加工プログラムの例を示す。
図4を参照すると、ユーザによって設定された加工停止条件、例えば2個目の部品を加工中に、5個目の部品1st加工時のN11ブロックでプログラムの実行を停止する加工停止条件に対して、プログラム停止条件設定部121は、4個目の部品の最終加工時のN11ブロックの次のN11ブロックで停止するよう、N11ブロックの残り回数を算出しN番号ブロックの回数を停止条件に設定する。
以上説明したように、加工停止条件が、連続加工における指定した回数のN番号ブロックで加工停止する条件の場合、プログラム停止条件設定部121は、指定した回数のN番号ブロックで停止するため、プログラム頭からの指定した回数のN番号ブロックで停止するよう停止条件を設定する。
以下、本発明の第4実施形態を説明する。
図4を参照すると、ユーザによって設定された加工停止条件、例えば2個目の部品を加工中に、5個目の部品1st加工時のN11ブロックをスキップして、次のN11ブロックでプログラムの実行を停止する加工停止条件に対して、プログラム停止条件設定部121は、5個目の部品の1st加工時のN11ブロックの次のN11ブロックで停止するよう、プログラム頭からのブロック数を算出し、このブロック数を含むプログラム停止条件を設定する。プログラム頭からのブロック数を算出せず、N11ブロックの回数をカウントする変数を数値制御装置に備え、停止するか条件を比較しても良い。
以上説明したように、加工停止条件が、連続加工における指定した回数のN番号ブロックをスキップして、次のN番号ブロックで加工終了する条件の場合、プログラム停止条件設定部121は、指定した回数のN番号ブロックをスキップして、次のN番号ブロックで停止するためのプログラム頭からのブロック数を含むプログラム停止条件を設定する。
11 指令プログラム解析部
12 プログラム停止部
13 解析済プログラム実行部
14 チェック描画表示部
111 プログラム解析部
112 呼出し判断部
113 呼出し実行部
121 プログラム停止条件設定部
122 プログラム停止判定部
123 プログラム停止依頼部
Claims (5)
- 指令プログラムにしたがって動作する数値制御装置であって、
複数個の部品を連続加工するための指令プログラムの実行時に、前記指令プログラムを解析するプログラム解析部と、
前記プログラム解析部により解析された前記指令プログラムを実行する解析済プログラム実行部と、
ユーザにより指定される前記連続加工を停止するための加工停止条件に基づいて前記指令プログラムにおけるプログラム停止条件を設定するプログラム停止条件設定部と、
前記プログラム解析部による前記指令プログラムの解析結果に基づいて、前記指令プログラムの実行ブロックが前記プログラム停止条件を満たすか否かを判定するプログラム停止判定部と、
前記プログラム停止判定部により、前記指令プログラムの実行ブロックが前記プログラム停止条件を満たすと判定されると、前記解析済プログラム実行部に前記指令プログラムの当該実行ブロック停止依頼を出力するプログラム停止依頼部と、
を備える数値制御装置。 - 前記加工停止条件が、前記連続加工に用いる消耗品の残量がなくなる直前の部品まで加工し終わった位置で加工停止する条件の場合、前記プログラム停止条件設定部は、前記加工停止条件に相当する前記指令プログラムのプログラム頭から停止ブロックまでのブロック数を含むプログラム停止条件を設定する、請求項1に記載の数値制御装置。
- 前記加工停止条件が、チェック描画経路の未加工部の加工形状の指定された位置で加工停止する条件の場合、前記プログラム停止条件設定部は、前記加工停止条件に相当する前記指令プログラムの、所定の加工形状の加工が終わったときのプログラム頭から停止ブロックまでのブロック数を含むプログラム停止条件を設定する、請求項1に記載の数値制御装置。
- 前記加工停止条件が、前記連続加工における指定した回数のN番号ブロックで加工停止する条件の場合、前記プログラム停止条件設定部は、指定した回数のN番号ブロックで停止するための停止条件を設定する、請求項1に記載の数値制御装置。
- 前記加工停止条件が、前記連続加工における指定した回数のN番号ブロックをスキップして、次のN番号ブロックで加工終了する条件の場合、前記プログラム停止条件設定部は、指定した回数のN番号ブロックをスキップして、次のN番号ブロックで停止するための停止条件を設定する、請求項1に記載の数値制御装置。
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