JP6669705B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6669705B2
JP6669705B2 JP2017206416A JP2017206416A JP6669705B2 JP 6669705 B2 JP6669705 B2 JP 6669705B2 JP 2017206416 A JP2017206416 A JP 2017206416A JP 2017206416 A JP2017206416 A JP 2017206416A JP 6669705 B2 JP6669705 B2 JP 6669705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
task
unit
execution
program
numerical control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017206416A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019079336A (ja
Inventor
祐樹 酒寄
祐樹 酒寄
智 金丸
智 金丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP2017206416A priority Critical patent/JP6669705B2/ja
Priority to US16/167,875 priority patent/US10761512B2/en
Priority to DE102018008369.2A priority patent/DE102018008369A1/de
Priority to CN201811252273.XA priority patent/CN109709900B/zh
Publication of JP2019079336A publication Critical patent/JP2019079336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6669705B2 publication Critical patent/JP6669705B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/4155Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by programme execution, i.e. part programme or machine function execution, e.g. selection of a programme
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/32Operator till task planning
    • G05B2219/32423Task planning
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/34Director, elements to supervisory
    • G05B2219/34197Search blank memory space to load program, storage, memory allocation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
    • G06F7/38Methods or arrangements for performing computations using exclusively denominational number representation, e.g. using binary, ternary, decimal representation
    • G06F7/48Methods or arrangements for performing computations using exclusively denominational number representation, e.g. using binary, ternary, decimal representation using non-contact-making devices, e.g. tube, solid state device; using unspecified devices
    • G06F7/57Arithmetic logic units [ALU], i.e. arrangements or devices for performing two or more of the operations covered by groups G06F7/483 – G06F7/556 or for performing logical operations

Description

本発明は数値制御装置に関し、特に独自機能を安全に追加することができる数値制御装置に関する。
数値制御装置に対し、工作機械の状態監視、軸の高速制御、非常時の安全機能といった独自機能を追加したいという要望がある。このような要望を実現するためには、加工プログラムの運転中等任意のタイミングでタスクを登録するためのインタフェースや、特定の処理をメモリ上に常駐させて繰り返し実行するための仕組み等が必要である。
汎用のマルチタスクオペレーティングシステムでは、タスクを任意のタイミングで登録し、起動、停止、削除する操作が可能であり、このようなタスク制御を目的やタスク実行状況に応じて行うためのインタフェースがソフトウェアの開発者に提供されている。また、タスクの起動周期や優先度を指定することにより、複数のタスクの実行順序や実行時間を管理し、システムの動作をより細かく調整することも可能である。
例えば特許文献1には、現在のメモリ残量が、新しいタスクを実行するには不足であると判断した場合に、タスク利用率を計算し、最もタスク利用率が低い実行中のタスクを停止させ、空きが出るまで前記の計算とタスクの停止を繰り返すオペレーティングシステムが記載されている。
特開2000−293386号公報
しかしながら、数値制御装置には汎用のオペレーティングシステムよりも高い信頼性、安全性が求められる。そのため、従来の数値制御装置は、実行すべきタスクが予め登録されることを前提として、メモリの使用率やCPUの稼働率が適切な値に保たれるようにタスクの切換えタイミング等を調整した設計となっている。換言すれば、従来の数値制御装置では、ユーザの任意のタイミングでタスクの登録や起動等を行うといったことが想定されていない。
このような従来の数値制御装置に対し、任意にタスクを制御するためのインタフェースを単に追加するならば、予期せぬ挙動の変化を引き起こす恐れもある。例えば、任意のタイミングでタスクを登録、起動することにより、軸制御処理の遅延や、通信速度の低下、メモリ枯渇によるシステムエラー等が生じることが考えられる。これにより、数値制御装置の信頼性や、動作の安定性を低下させる可能性がある。したがって、信頼性、安全性を担保しつつ、任意にタスクを制御することが可能なインタフェースが求められている。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、独自機能を安全に追加することができる数値制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施の形態にかかる数値制御装置は、独自機能を追加するための安全なタスク制御を行うインタフェースを提供可能な数値制御装置であって、前記タスクが実行するプログラムをメモリ上に展開または初期化し、前記プログラムを解析して前記プログラムの情報を取得するメモリ管理部と、前記タスクの実行時間を算出する実行時間算出部と、前記メモリ管理部、および前記実行時間算出部の実行結果に基づいて、前記タスクの実行条件を設定する実行条件設定部と、演算ユニットの状態を監視し、前記タスクを割り当てる前記演算ユニットを決定するタスク監視部と、前記実行条件に基づき、前記割り当てられた前記演算ユニットにおいて前記タスクの登録および起動を行うタスク制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の一実施の形態にかかる数値制御装置は、前記タスク制御部は、指令に応じ、起動中の前記タスクを停止することを特徴とする。
本発明の一実施の形態にかかる数値制御装置は、前記タスク制御部は、指令に応じ、停止中の前記タスクを削除することを特徴とする。
本発明の一実施の形態にかかる数値制御装置は、前記タスク監視部は、複数の前記演算ユニットのアイドル、スリープ又はドーズモードの時間に基づいて、前記タスクを実行する演算ユニットを決定することを特徴とする。
本発明の一実施の形態にかかる数値制御装置は、前記メモリ管理部が前記プログラムを前記メモリ上に展開できない場合、又は前記タスク監視部が前記タスクを実行する演算ユニットを決定できない場合に通知を出力することを特徴とする。
本発明によれば、独自機能を安全に追加することができる数値制御装置を提供することが可能である。
数値制御装置100の機能構成を示すブロック図である。 タスクの登録処理の構成要素を示すブロック図である。 実行プログラムをメモリに配置する方法を示す図である。 タスクの起動処理の構成要素を示すブロック図である。 タスクを実行している様子を示す図である。 タスクの停止処理の構成要素を示すブロック図である。 タスクの削除処理の構成要素を示すブロック図である。 実施例におけるタスクの登録処理を示す図である。 実施例におけるタスクの起動処理を示す図である。 実施例におけるタスクの停止処理を示す図である。 実施例におけるタスクの削除処理を示す図である。
本発明の実施の形態にかかる数値制御装置100について図面を用いて説明する。図1は、数値制御装置100の機能構成を示すブロック図である。
数値制御装置100は、タスク制御部110、加工プログラム解析部120、実行データ変換部130、実行制御部140、軸駆動部150、メモリ管理部160、実行時間算出部170、実行条件設定部180、タスク監視部190を有する。典型的な数値制御装置100は、中央処理装置(CPU)、記憶装置及び入出力装置等を有し、記憶装置に格納されたプログラムをCPUが実行することにより、これらの処理部を論理的に実現する。
まず、数値制御装置の典型的な構成要素であるタスク制御部110、加工プログラム解析部120、実行データ変換部130、実行制御部140、軸駆動部150について説明する。
タスク制御部110は、タスクの登録、起動、停止、削除といったタスクの操作、およびタスクのスケジューリング、タスクのリソース管理を行う。
加工プログラム解析部120は、加工プログラムを読み込み、1ブロックずつ字句解析を行い、加工に関する指令を実行データ変換部130に出力する。また本実施の形態では、加工プログラム内にタスクに関する指令を記載することができるものとする。タスクに関する指令は、実行プログラムを構成する指令群と、タスクの登録、起動、停止、削除に関する指令とを含む。実行プログラムは、実行データ変換部130に出力される。タスクの登録、起動、停止、削除に関する指令は、タスク監視部190に出力される。
実行データ変換部130は、加工に関する指令を実行形式のバイナリデータへ変換し、実行制御部140に出力する。また、実行プログラムが入力された場合は、実行プログラムの指令群を実行形式のバイナリデータへ変換し、メモリ管理部160へ出力する。
実行制御部140は、実行形式のバイナリデータを基に補間処理を行い、軸の移動量を算出して軸駆動部150に出力する。
軸駆動部150は、実行制御部140で算出された移動量を基に、電流及び電圧を制御し、軸を駆動する。
次に、本実施の形態にかかる数値制御装置100が独自に備える構成要素であるメモリ管理部160、実行時間算出部170、実行条件設定部180、タスク監視部190について説明する。これらの構成要素により、本発明の特徴的な機能であるタスク登録処理、タスク起動処理、タスク停止処理、タスク削除処理が実現される。
図2に示すように、タスクの登録処理に関連する構成要素は、主にメモリ管理部160、実行時間算出部170、実行条件設定部180である。
メモリ管理部160は、実行データ変換部130から出力されたタスクの実行形式のバイナリデータを一時的に保存し、タスクが実行するプログラムのサイズを算出する。また、メモリ上の空き領域を計算し、メモリ上にプログラムを展開する方法を決定する。プログラム全体を展開できるだけの連続した空き容量をメモリ上に確保できる場合には、当該空き領域にプログラムを展開する(図3上図)。プログラム全体を展開できるだけの連続した空き容量を確保することは出来ないが、複数の空き領域を合算すればプログラム全体を展開できる場合は、プログラムを複数の断片に分割し、分割されたプログラムにリンク情報を付した上で、当該複数の空き領域に分割されたプログラムを展開する(図3中図)。リンク情報とは、典型的には次に読み込むべきプログラム断片の先頭アドレスを示す情報であり、各プログラム断片の末尾に付加される。プログラム全体を展開できるだけの連続した空き容量がない場合(図3下図)は、アラーム等の手段でユーザに通知する。タスクを登録しない状態で運転を継続するか否かをユーザに選択させ、選択結果に応じて運転を継続又は中止しても良い。
さらに、メモリ管理部160は、プログラムを解析してリンク情報、使用する変数の数、および変数の型等を特定し、特定した情報に基づいてタスクが動作するために必要なリソースを計算し、計算されたリソースをタスク制御部110に通知する。なお代表的なリソースとしては、例えばスタックサイズ、ユーザ権限、アカウント情報等がある。タスク制御部110は、必要なリソースを確保できるか否かを確認し、確認結果をメモリ管理部160に通知する。
なお、実行周期や優先度は、メモリ管理部160が算出する他に、加工プログラム中で予め設定されても良く、ユーザが予めパラメータとして設定しておいても良い。加工プログラム中に記載された実行周期や優先度は、メモリ管理部160、実行時間算出部170を経由して取得することができる。
メモリ管理部160は、リソースが確保できた場合は、プログラムを展開したアドレス、プログラムのサイズ、タスクのエントリポイント(タスクが起動した際に処理を始める最初のコード)等の情報を、実行時間算出部170、実行条件設定部180に通知する。一方、リソースが確保できなかった場合は、上述した、プログラム全体を展開できるだけの連続した空き容量を確保できなかった場合と同様の処理を行う。
実行時間算出部170は、メモリ管理部160より通知された上記情報に基づいて、登録されたタスクの実行時間を推定する。例えば、プログラムに含まれる1命令ごとの消費時間(実行に掛かるクロック数)に、タスクが実行し得る命令数を乗じた値を実行時間とすることができる。なお、ループ、サブプログラム(サブルーチン)呼び出し等により重複して実行される命令群に関しては、実行回数分の時間を累計する。実行時間算出部170は、算出した実行時間を、タスクの情報として実行条件設定部180に通知する。
実行条件設定部180は、メモリ管理部160、実行時間算出部170から通知された上記情報を、タスクの登録に必要な情報とタスクの起動に必要な情報とに分類し、タスク制御部110に通知することで、新たなタスクの登録を要求する。タスクの登録に必要な情報とは、例えばタスクの実行周期、優先度、スタックサイズ、エントリポイント等である。タスクの起動に必要な情報とは、例えば実行プログラムのサイズ、タスクの実行時間等である。
好ましくは、タスク制御部110は、タスクの実行時間に応じてタスクの実行周期を調整することができる。タスクの実行時間>タスクの実行周期である場合、タスクが正常に動作しない可能性が高い。よってこの場合、可能であればタスクの実行時間≦タスクの実行周期となるよう、タスクの実行周期を変更する。不可能であれば、タスクの実行周期をできるだけ長い時間に設定すると良い。
図4に示すように、タスクの起動処理に関連する構成要素は、主にタスク監視部190、実行時間算出部170である。
タスク監視部190は、CPUがマルチコアであれば、常時、各コアの実行状態を監視し、登録されたタスクの実行時間を確保できるコアを決定する。例えば図5に示すように、各コアの実行周期内のアイドル時間(又はスリープ、ドーズモードの時間でも良い)を計測し、タスクの実行時間≦アイドル時間であるコアを登録先として抽出する。複数のコアが抽出された場合には、実行周期内で最もアイドル時間の長いコアにタスクを割り当てることができる。上記判断においては、複数の実行周期のアイドル時間の平均値や積算値と、タスクの実行時間と、を比較しても良い。例えば図5の例では、コア1のアイドル時間(太い破線で示す)の積算値が最も大きいので、処理時間に最も余裕があると判断される。この場合タスク監視部190は、新たなタスクの割当先をコア1に決定する。
タスク監視部190は、タスクの割当先が決定したならば、タスク制御部110に当該タスクの起動を依頼する。そしてタスク制御部110が、タスク監視部190により指定されたタスクを起動させる。
なお、全てのコアにおいてアイドル時間(又はその平均値や積算値等)が少なく、実行時間算出部170が算出したタスクの実行時間を確保できない場合には、アラーム等の手段でユーザに通知する。タスクを登録しない状態で運転を継続するか否かをユーザに選択させ、選択結果に応じて運転を継続又は中止しても良い。
あるいは、新たなタスクに優先度の近い他のタスクが既に動作しているコアに割り当てても良く(ラウンドロビン方式で、実行時間を平均的に分配し易い環境で動作させることが可能)や、既に動作しているタスクの数が少ないコアに割り当てても良い(新たなタスクを登録することにより影響を受ける他のタスクが少ない環境で動作させることが可能)。
図6に示すように、タスクの停止処理に関連する構成要素は、主にタスク監視部190である。
タスク監視部190は、加工プログラム解析部120から特定のタスクの停止指令を通知されると、タスク制御部110に当該タスクの停止を依頼する。そしてタスク制御部110が、タスク監視部190により指定されたタスクを停止させる。なおタスク制御部110に対するタスクの停止依頼の通知は、当該タスクが実行中の一連の処理が完了した時点で実施することが好ましい。タスクを実行中に停止すると、不整合なデータがメモリ上に残ったり、機械の挙動が不安定になったりする恐れがあるためである。
図7に示すように、タスクの削除処理に関連する構成要素は、主にタスク監視部190、メモリ管理部160である。
タスク監視部190は、加工プログラム解析部120から特定のタスクの削除指令を通知されると、当該タスクが停止していることを確認し、停止していればタスク制御部110に当該タスクの削除を依頼し、メモリ管理部に通知する。
メモリ管理部160は、タスク監視部190から特定のタスクの削除依頼が通知されると、当該タスクが実行していたプログラムを特定し、そのプログラムを他のタスクが利用していないことを確認する。他のタスクが利用していない場合は、プログラムを削除し、メモリを初期化(開放)する。一方、他のタスクが利用している場合には、プログラムをメモリ上に残すか、一部の不要なメモリ領域のみを初期化して処理を終了する。
<実施例>
図8乃至図11を用いて、数値制御装置100の一実施例について説明する。本実施例における数値制御装置100は、加工プログラム内に記述されている指令に応じてタスクを登録、起動、停止及び削除する。
(タスクの登録)
図8に示すように、本実施例では加工プログラム内に実行プログラムを構成する指令群と、タスクの登録指令とを記載することができる(図8、破線で囲まれた部分)。「@@CREATE[A]」はタスク[A]の登録指令である。「PRIORITY LOW」はタスクの優先度をLOWに設定するコマンドである。「EXECCYCLE 32」はタスクの実行周期を32に設定するコマンドである。そして「IF・・・」から「END IF;」に至るブロックが実行プログラムである。
タスクの登録指令及び実行プログラムを構成する指令群は、加工プログラム解析部120により字句解析される。また、実行プログラムを構成する指令群は、実行データ変換部130によって実行形式のバイナリデータに変換された後、メモリ管理部160に出力される。
加工プログラム中の1ブロック「G110 C50.0;」を例として、字句解析処理及びバイナリデータ変換処理の一例を示す。まず加工プログラム解析部120が、上記ブロックの文字列を「G」「110」「C」「50.0」「;」に分割する。「G」については、数値制御装置の準備機能を示すコードと解釈される。「110」については、準備機能のうち周辺軸制御を示すコードと解釈される。「C」については、Cという周辺軸のアドレスを設定するコードと解釈される。「50.0」については、Cのアドレスに50.0という浮動小数点数を格納するコードと解釈される。「;」については、ブロック終了を示すコードと解釈される。
次に実行データ変換部130が、字句解析結果に基づいてバイナリデータを生成する。まず実行データ変換部130は、例えば周辺軸制御を指定するバイナリ「0x36D00000」を生成する。次に、Cのアドレスを付加したバイナリ「0x00001000」を生成する。最後に、これらに基づいて実行形式のバイナリデータ「0x36D010000」を生成し、メモリ管理部160に出力する。
メモリ管理部160は、受け取った実行形式のバイナリデータが使用するメモリサイズを算出する。バイナリデータを展開できるだけのメモリの空き容量がある場合は、メモリに実行形式のデータを登録する。空き容量がない場合は、アラームやワーニング等でユーザにタスクの登録ができないことを通知する。
また、メモリ管理部160は、タスクの諸属性を示す情報を実行時間算出部170、実行条件設定部180に通知する。実行時間算出部170はタスクの実行時間を算出し、実行条件設定部180に通知する。実行条件設定部180は、タスクの諸属性を示す情報及び実行時間をタスク制御部110に通知して、タスクの登録を依頼する。
(タスクの起動)
図9に示すように、本実施例では加工プログラム内にタスクを起動する指令を記載することができる(図9、破線で囲まれた部分)。「@@START[A]」はタスク[A]の起動指令である。「@@START[B]」はタスク[B]の起動指令である。
加工プログラム解析部120は、タスク起動指令を解釈したならば、タスク監視部190に対し、指定したタスクを起動するよう通知する。タスク監視部190は、未だ登録されていないタスクや既に起動されているタスクが起動対象として指定された場合、アラームやワーニング等でユーザにタスクが起動できないことを通知する。
タスク監視部190は、CPUの各コアで動作する全てのタスクの実行状態を監視し、処理時間に最も余裕があるコアに対してタスクを割り当てる。なお、全てのCPUで新たなタスクを実行するだけの余裕がない場合は、タスクを起動させずに、アラームやワーニング等でタスクが起動できないことをユーザに通知する。
(タスクの停止)
図10に示すように、本実施例では加工プログラム内にタスクを停止する指令を記載することができる(図10、破線で囲まれた部分)。「@@HOLD[A]」はタスク[A]の停止指令である。
加工プログラム解析部120は、タスク停止指令を解釈したならば、タスク監視部190に対し、指定したタスクを停止するよう通知する。タスク監視部190は、既に停止しているタスクが停止対象として指定された場合、アラームやワーニング等でユーザにタスクが既に停止していることを通知する。
(タスクの削除)
図11に示すように、本実施例では加工プログラム内にタスクを削除する指令を記載することができる(図11、破線で囲まれた部分)。「@@DELETE[A]」はタスク[A]の削除指令である。
加工プログラム解析部120は、タスク削除指令を解釈したならば、タスク監視部190に対し、指定したタスクを削除するよう通知する。タスク監視部190は、存在しないタスクや動作中のタスクが削除対象として指定された場合、アラームやワーニング等でユーザにタスクを削除できないことを通知する。
メモリ管理部160は、指定されたタスクが実行していたプログラムが他のタスクで利用されていなければ、当該プログラムの実行形式のデータをメモリ上から削除する。利用されていれば、一部の不要な実行形式のデータのみをメモリ上から削除する。
本実施の形態によれば、数値制御装置100において、独自機能を追加するための安全なタスク制御インタフェースを提供することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態又は実施例のみに限定されることなく、適宜の変更を加えることにより様々な態様で実施することができる。
例えば、上述の実施の形態では、タスク監視部190が、CPUがマルチコアである場合にタスクの割当先となるコアを決定する処理を示した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものでなく、例えばCPUが複数存在する場合にタスクの割当先となるCPUを決定したり、複数の情報処理装置が存在する場合にタスクの割当先となる情報処理装置を決定したりする場合に、同様の処理を行うことも可能である。本発明では、このような処理により決定されるコア、CPU及び情報処理装置を、総じてタスクを実行する演算ユニットと称する。
また、上記実施例において示したタスクの登録、起動、停止及び削除コマンドはあくまで一例であって、他の任意の形式で記述することが可能である。
100 数値制御装置
110 タスク制御部
120 加工プログラム解析部
130 実行データ変換部
140 実行制御部
150 軸駆動部
160 メモリ管理部
170 実行時間算出部
180 実行条件設定部
190 タスク監視部

Claims (5)

  1. 独自機能を追加するための安全なタスク制御を行うインタフェースを提供可能な数値制御装置であって、
    前記タスクが実行するプログラムをメモリ上に展開または初期化し、前記プログラムを解析して前記プログラムの情報を取得するメモリ管理部と、
    前記タスクの実行時間を算出する実行時間算出部と、
    前記メモリ管理部、および前記実行時間算出部の実行結果に基づいて、前記タスクの実行条件を設定する実行条件設定部と、
    演算ユニットの状態を監視し、前記タスクを割り当てる前記演算ユニットを決定するタスク監視部と、
    前記実行条件に基づき、前記割り当てられた前記演算ユニットにおいて前記タスクの登録および起動を行うタスク制御部と、
    を有することを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記タスク制御部は、指令に応じ、起動中の前記タスクを停止することを特徴とする
    請求項1記載の数値制御装置。
  3. 前記タスク制御部は、指令に応じ、停止中の前記タスクを削除することを特徴とする
    請求項2記載の数値制御装置。
  4. 前記タスク監視部は、複数の前記演算ユニットのアイドル、スリープ又はドーズモードの時間に基づいて、前記タスクを実行する前記演算ユニットを決定することを特徴とする
    請求項1記載の数値制御装置。
  5. 前記メモリ管理部が前記プログラムを前記メモリ上に展開できない場合、又は前記タスク監視部が前記タスクを実行する演算ユニットを決定できない場合に通知を出力することを特徴とする
    請求項1記載の数値制御装置。
JP2017206416A 2017-10-25 2017-10-25 数値制御装置 Active JP6669705B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017206416A JP6669705B2 (ja) 2017-10-25 2017-10-25 数値制御装置
US16/167,875 US10761512B2 (en) 2017-10-25 2018-10-23 Numerical controller
DE102018008369.2A DE102018008369A1 (de) 2017-10-25 2018-10-23 Numerische Steuereinrichtung
CN201811252273.XA CN109709900B (zh) 2017-10-25 2018-10-25 数值控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017206416A JP6669705B2 (ja) 2017-10-25 2017-10-25 数値制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019079336A JP2019079336A (ja) 2019-05-23
JP6669705B2 true JP6669705B2 (ja) 2020-03-18

Family

ID=65996328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017206416A Active JP6669705B2 (ja) 2017-10-25 2017-10-25 数値制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10761512B2 (ja)
JP (1) JP6669705B2 (ja)
CN (1) CN109709900B (ja)
DE (1) DE102018008369A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7173928B2 (ja) * 2019-06-05 2022-11-16 ファナック株式会社 数値制御装置
JP7444566B2 (ja) 2019-09-12 2024-03-06 ファナック株式会社 サーボ制御装置、サーボ制御システム及びサーボ制御方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5189624A (en) * 1989-09-29 1993-02-23 General Electric Company Intelligent machining workstation operating logic
JPH07248810A (ja) * 1994-03-11 1995-09-26 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
JP3727382B2 (ja) * 1994-12-26 2005-12-14 三菱電機株式会社 制御ソフトウェア実行システムの制御方法
JPH10207515A (ja) * 1997-01-16 1998-08-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 制御装置
JPH10289011A (ja) * 1997-04-16 1998-10-27 Toshiba Mach Co Ltd 数値制御装置及び数値制御装置におけるバックグラウンド処理のカスタマイズ方法
JP2000293386A (ja) 1999-04-12 2000-10-20 Hitachi Ltd メモリ管理方式
JP2001125797A (ja) * 1999-10-25 2001-05-11 Seiko Epson Corp マルチタスクシステム及びそのプログラムを記録した記録媒体並びに加工装置
JP3904945B2 (ja) * 2002-02-28 2007-04-11 スター精密株式会社 Ncプログラムのための最適データ変換方法および数値制御工作機械
US7949501B1 (en) * 2002-05-17 2011-05-24 Northwestern University Systems and methods for a real time machine simulator to explore the effects of rules used in a modular manufacturing or assembly system
JP4442358B2 (ja) * 2004-08-02 2010-03-31 株式会社デンソーウェーブ 制御装置及びコンピュータプログラム
KR100652715B1 (ko) * 2005-02-28 2006-12-01 엘지전자 주식회사 휴대단말기의 프로그램 다이나믹 로드장치 및 방법
JP5832703B2 (ja) * 2013-05-20 2015-12-16 三菱電機株式会社 監視制御装置
JP6378128B2 (ja) * 2015-04-28 2018-08-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 性能検証装置、システム、方法、およびコンピュータに当該方法を実行させるためのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019079336A (ja) 2019-05-23
US20190121327A1 (en) 2019-04-25
CN109709900A (zh) 2019-05-03
US10761512B2 (en) 2020-09-01
CN109709900B (zh) 2021-05-07
DE102018008369A1 (de) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5324934B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
CN109614170B (zh) 控制由计算系统执行的任务
JP2692609B2 (ja) マルチタスクのプログラムデバッグ方法とその装置
JP2003298599A (ja) 分散制御方法及び装置
JP2004522234A (ja) 仮想スレッドを介したコンピューター多重タスク
US20010034751A1 (en) Real-time OS simulator
JP2007018282A (ja) プロセス制御システム及びその制御方法
JPWO2005106623A1 (ja) Cpuクロック制御装置、cpuクロック制御方法、cpuクロック制御プログラム、記録媒体、及び伝送媒体
JP2003288237A (ja) 制御装置における実行時間測定装置及び実行時間測定方法
JP2000347883A (ja) 仮想計算機装置
JP6669705B2 (ja) 数値制御装置
WO2016092856A1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、タスク処理方法、及び、プログラムを記憶する記憶媒体
CN111142943A (zh) 自动控制并发方法及装置
JP4523910B2 (ja) 並列処理装置及び並列処理方法及び並列処理プログラム
JP2001306341A (ja) コンピュータシステムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR20130051076A (ko) 응용프로그램 스케줄링 방법 및 장치
US8423681B2 (en) Control apparatus for process input-output device
JP6555981B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
JP2009048358A (ja) 情報処理装置及びスケジューリング方法
EP3129876B1 (en) Scheduling of global voltage/frequency scaling switches among asynchronous dataflow dependent processors
JP2001282560A (ja) 仮想計算機制御方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体
JP2008204013A (ja) スレッド動作異常検知方法、マルチスレッドシステム
Fidge Real-time scheduling theory
JP2008204011A (ja) マルチスレッドシステム、スレッド動作異常検知方法
JP2016184315A (ja) 電子制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6669705

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150