JP2020197551A - 液体現像剤及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 優れた低温定着性を保ちつつ、優れた保存安定性を有する液体現像剤を提供する。【解決手段】 トナー粒子の結着樹脂が炭素数18〜36のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種の重合性単量体に由来するモノマーユニットを有する樹脂を含み、該結着樹脂のSP値が、キャリア液のSP値より1.5(J/cm3)0.5以上大きい液体現像剤を用いる。【選択図】 なし

Description

本発明は、電子写真方式を利用する画像形成装置(電子写真装置)に用いられる液体現像剤及び画像形成方法に関する。
電子写真方式とは、
電子写真感光体などの像担持体の表面を帯電し(帯電工程)、
露光により像担持体の表面に静電潜像を形成し(露光工程)、
形成された静電潜像を現像剤(トナー)で現像してトナー像を形成し(現像工程)、
紙やプラスチックフィルムなどの記録媒体に該トナー像を転写し(転写工程)、
転写されたトナー像を記録媒体に定着して(定着工程)、
画像(印刷物)を得る方法である。
現像剤は、
顔料などの着色剤及びバインダー樹脂を含むトナー粒子を、乾式状態で用いる乾式現像剤と、
顔料などの着色剤及びバインダー樹脂を含むトナー粒子をキャリア液(電気絶縁性液体)に分散した液体現像剤と
に大別される。
近年、電子写真方式を利用する複写機、ファクシミリ、及びプリンターなどの画像形成装置に対し、フルカラー化、高画質化、高速プリントに関するニーズが高まってきている。
これらのニーズに対応できる現像剤として、液体現像剤が挙げられる。液体現像剤は、特に保存時において、液体現像剤中でのトナー粒子の凝集が生じにくいため、微細なトナー粒子を用いることができる。そのため、液体現像剤は、細線画像の再現性や階調再現性に優れた特性が得られやすい。これらの優れた特長を生かし、液体現像剤中のトナー粒子を帯電させて電気泳動させることにより現像及び転写を行う電子写真技術を利用した高画質高速デジタル印刷装置の開発が盛んになりつつある。このような状況下で、より良い特性を有する液体現像剤が求められている。
液体現像剤の定着方法としては、キャリア液(電気絶縁性液体)中にトナー粒子を分散させたものを、紙やプラスチックフィルムなどの記録媒体上に転写した後、熱エネルギーを加えて電気絶縁性液体を揮発除去する方法が一般的である。キャリア液としては、炭化水素有機溶媒やシリコーンオイルなどの電気絶縁性液体が一般的である。
省エネルギーの観点から、定着エネルギーを小さくするため、トナー粒子の軟化点や融点を低くすることが好ましい。ところが、トナー粒子の軟化点や融点を低くすると、長期間の保存においてトナー粒子同士の融着や合一が起こり、保存安定性に問題が生じる場合があった。
特許文献1には、特定の構造を有する結晶性ポリエステル樹脂が記載されている。特許文献2には、非晶性ポリエステル樹脂、結晶性ポリエステル樹脂、及びポリウレタン型熱可塑性エラストマーをトナーの結着樹脂として併用することが記載されている。
特開2016−80837号公報 特開2013−160801号公報
しかしながら、本発明者らの検討の結果、特許文献1に記載されたトナー粒子では、キャリア液への溶出が十分に抑制できないため、優れた保存安定性は得られなかった。特許文献2に記載された液体現像剤もまた、十分な保存安定性は得られなかった。
本発明の目的は、優れた低温定着性を保ちつつ、優れた保存安定性をもつ液体現像剤を提供することにある。
本発明の液体現像剤は、
結着樹脂及び着色剤を含むトナー粒子、並びに
キャリア液
を含有する液体現像剤であって、
該結着樹脂が、第一の重合性単量体に由来する第一のモノマーユニットを有する重合体Aを含み、
該第一の重合性単量体が、炭素数18〜36のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種の重合性単量体であり、
該結着樹脂のSP値をSP(J/cm0.5とし、該キャリア液のSP値をSP(J/cm0.5としたとき、下記式(1)を満たすことを特徴とする液体現像剤である。
1.5≦SP−SP ・・・ (1)
本発明によれば、優れた低温定着性を保ちつつ、優れた保存安定性を有する液体現像剤を提供することができる。
画像形成装置の一例を示す図である。
本発明において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX〜YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限(XX)及び上限(YY)を含む数値範囲を意味する。
本発明において、(メタ)アクリル酸エステルとは、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルを意味する。
本発明において、「モノマーユニット」とは、ポリマー中のモノマー(重合性単量体)が重合した主鎖中の、炭素−炭素結合1区間を1ユニットとする。モノマーとしては、ビニル系モノマーが好ましい。ビニル系モノマーは、下記式(C)で表されるモノマーが好ましい。
Figure 2020197551

[式(C)中、Rは水素原子、又はアルキル基(好ましくは炭素数1〜3のアルキル基であり、より好ましくはメチル基)を表し、Rは任意の置換基を表す。]
本発明において、トナー粒子に含有される結着樹脂は、炭素数18〜36のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種の重合性単量体に由来するモノマーユニットを有する重合体Aを含む。炭素数18〜36のアルキル基を有することで、結着樹脂に結晶性を付与しやすい。そのため、優れた保存安定性が得られ、かつトナー粒子が高いシャープメルト性を有し、低温定着性が得られる。
炭素数18未満の場合、重合体Aの結晶性が低くなり、トナー粒子同士が融着しやすくなり、液体現像剤の保存安定性が低下する。炭素数が37を超える場合、重合体Aの融点が高くなるため、優れた低温定着性が得られにくくなる。
炭素数18〜36のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、
炭素数18〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル[(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ノナデシル、(メタ)アクリル酸エイコシル、(メタ)アクリル酸ヘンエイコサニル、(メタ)アクリル酸ベヘニル、(メタ)アクリル酸リグノセリル、(メタ)アクリル酸セリル、(メタ)アクリル酸オクタコサ、(メタ)アクリル酸ミリシル、(メタ)アクリル酸ドドリアコンタ等]、及び
炭素数18〜36の分岐のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル[(メタ)アクリル酸2−デシルテトラデシル等]
等が挙げられる。
これらのうち、低温定着性の観点から、炭素数18〜36の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種が好ましい。さらには、炭素数18〜30の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種がより好ましい。さらには、直鎖の(メタ)アクリル酸ステアリル及び(メタ)アクリル酸ベヘニルの少なくとも一方がより好ましい。
結着樹脂のSP値をSP(J/cm0.5とし、キャリア液のSP値をSP(J/cm0.5としたとき、下記式(1)を満たすことで、液体現像剤の保存安定性を向上させることができる。
1.5≦SP−SP ・・・ (1)
SP−SPが1.5未満である場合、トナー粒子とキャリア液の親和性が高まり、重合体Aを含む結着樹脂を用いても、液体現像剤の長期間の保存により、トナー粒子同士の融着が起こりやすくなる。
重合体Aは、第一の重合性単量体、及び第一の重合性単量体とは異なる第二の重合体単量体を含有する組成物の重合体であることが好ましい。
また、重合体Aは、第一の重合性単量体に由来する第一のモノマーユニット、及び第一の重合性単量体とは異なる第二の重合体単量体に由来する第二のモノマーユニットを有することが好ましい。
前記第二の重合性単量体としては、例えば、以下のものが挙げられる。
ニトリル基を有する単量体:例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等。
エステル基を有する単量体:例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ミリスチン酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、オクチル酸ビニルなどのビニルエステル等。
これらの中でも、下記式(A)で示される重合性単量体からなる群から選択される少なくとも1種の重合性単量体(ビニルエステル類)が好ましい。下記式(A)で示される重合性単量体からなる群から選択される少なくとも1種の重合性単量体は、非共役モノマーであって、第一の重合性単量体との反応性が適度に保持しやすい。そのため、重合体Aの結晶性を高めやすくなり、液体現像剤の保存安定性と低温定着性を高い次元で両立しやすい。
Figure 2020197551

(Rは、炭素数1〜4のアルキル基を示し、Rは、それぞれ独立して、水素原子又はメチル基を示す。)
第二のモノマーユニットは、第二の重合性単量体に由来するモノマーユニットである。第二の重合性単量体は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
本発明において、トナー粒子に含有される重合体Aは、第一のモノマーユニットのSP値をSP11(J/m0.5とし、第二のモノマーユニットのSP値をSP21(J/m0.5としたとき、下記式(3)及び(4)を満足することが好ましい。
3.00≦SP21−SP11≦25.00 ・・・ (3)
21.00≦SP21 ・・・ (4)
また、第一の重合性単量体のSP値をSP12(J/cm0.5とし、第二の重合性単量体のSP値をSP22(J/cm0.5としたとき、下記式(5)及び(6)を満足することが好ましい。
0.60≦SP22−SP12≦15.00 ・・・ (5)
18.30≦SP22 ・・・ (6)
なお、本発明におけるSP値の単位は、(J/m0.5であるが、1(cal/cm0.5=2.045×10(J/m0.5によって、(cal/cm0.5の単位に換算することができる。
上記式(3)及び(4)又は上記式(5)及び(6)を満たすことで、第一のモノマーユニット及び第二のモノマーユニットの間に極性差が生じる。この極性差により、重合時(重合体A合成時)に第一のモノマーユニットと第二のモノマーユニットがただランダムに結合するのではなく、ある程度は連続して(ブロック化して)結合できる。
これにより、第一の重合性単量体に由来する部位(モノマーユニット)の結晶性が保たれやすくなり、液体現像剤の優れた保存安定性と低温定着性が発揮できる。また、SP値の高い第二の重合性単量体に由来する部位(モノマーユニット)も連続して結合することができ、よりキャリア液との親和性が小さくなるため、優れた保存安定性が得られる。また、キャリア液として使用可能な溶媒の選択肢も増えることになる。
一方、上記式(3)及び(4)又は上記式(5)及び(6)を満たさない場合、第一のモノマーユニット及び第二のモノマーユニットの間に極性差が生じにくい。そのため、第一のモノマーユニットと第二のモノマーユニットがランダムに結合されやすくなる。
また、上記式(4)又は(6)のみを満たさない場合、第二のモノマーユニットは、極性が低いため、キャリア液との親和性が高くなりすぎる場合がある。
なお、本発明において、重合体A中に上記第一のモノマーユニットの要件を満たすモノマーユニットが複数種存在する場合、式(3)におけるSP11の値は、それぞれのモノマーユニットのSP値を加重平均した値とする。
例えば、
SP値がSP111のモノマーユニットAを第一のモノマーユニットの要件を満たすモノマーユニット全体のモル数を基準としてAモル%含み、
SP値がSP112のモノマーユニットBを第一のモノマーユニットの要件を満たすモノマーユニット全体のモル数を基準として(100−A)モル%含む
場合のSP値(SP11)は、
SP11=(SP111×A+SP112×(100−A))/100
である。第一のモノマーユニットの要件を満たすモノマーユニットが3種以上含まれる場合も同様に計算する。一方、SP12も同様に、それぞれの第一の重合性単量体のモル比率で算出した平均値を表す。
一方、第二の重合性単量体に由来するモノマーユニットは、上記方法で算出したSP11に対して式(3)を満たすSP21を有するモノマーユニットすべてが該当する。同様に、第二の重合性単量体は、上記方法で算出したSP12に対して式(4)を満たすSP22を有する重合性単量体すべてが該当する。
すなわち、第二の重合性単量体が2種以上の重合性単量体である場合、SP21はそれぞれの重合性単量体に由来するモノマーユニットのSP値を表し、SP21−SP11はそれぞれの第二の重合性単量体に由来するモノマーユニットに対して決定される。同様に、SP22はそれぞれの重合性単量体のSP値を表し、SP22−SP12はそれぞれの第二の重合性単量体に対して決定される。
本発明において、トナー粒子の重合体A中の第一のモノマーユニットの含有割合は、重合体A中の全モノマーユニットの総モル数を基準として、5.0〜60.0モル%が好ましい。また、重合体A中の第二のモノマーユニットの含有割合は、重合体A中の全モノマーユニットの総モル数を基準として、20.0〜95.0モル%であることが好ましい。
また、重合体Aを合成するための組成物中の第一の重合性単量体の含有割合は、組成物中の全重合性単量体の総モル数を基準として、5.0〜60.0モル%が好ましい。また、組成物中の第二の重合性単量体の含有割合は、組成物中の全重合性単量体の総モル数を基準として、20.0〜95.0モル%であることが好ましい。第一のモノマーユニットの含有割合、及び第一の重合性単量体の含有割合が上記範囲であることで、重合体Aに結晶性を付与することができる。そのため、トナー粒子がシャープメルト性を発揮し、優れた低温定着性が得られる。
なお、重合体Aが、2種以上の炭素数18〜36のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルに由来するモノマーユニットを有する場合、第一のモノマーユニットの含有割合は、それらの合計のモル比率を表す。また、重合体Aに用いる組成物が2種以上の炭素数18〜36のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを含む場合も同様に、第一の重合性単量体の含有割合は、それらの合計のモル比率を表す。
なお、重合体Aにおいて、式(2)を満足する第二の重合性単量体に由来するモノマーユニットが2種以上存在する場合、第二のモノマーユニットの割合は、それらの合計のモル比率を表す。また、重合体Aに用いる組成物が2種以上の第二の重合性単量体を含む場合も同様に、第二の重合性単量体の含有割合は、それらの合計のモル比率を表す。
重合体Aには、上述した第一の重合性単量体に由来する第一のモノマーユニット、第二の重合性単量体に由来する第二のモノマーユニットだけでなく、式(3)又は(5)の範囲に含まれない第三の重合性単量体に由来するモノマーユニットが含まれていてもよい。
第三の重合性単量体としては、第二の重合性単量体として例示した上記重合性単量体のうち、式(3)又は(5)を満たさない単量体を用いることができる。
また、以下の単量体も用いることが可能である。例えば、スチレン、o−メチルスチレンなどのスチレン及びその誘導体、(メタ)アクリル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸−t−ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシルのような(メタ)アクリル酸エステル類。なお、式(3)又は(5)を満たす場合には、第二の重合性単量体として用いることができる。
また、重合体Aは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定されるテトラヒドロフラン(THF)可溶分の重量平均分子量(Mw)が、10,000〜200,000以下であることが好ましい。より好ましくは、20,000〜150,000である。
重合体Aの融点は、50〜80℃であることが好ましく、53〜70℃であることがより好ましい。重合体Aの融点が上記範囲内であると、より優れた低温定着性が得られる。
重合体Aの融点は、使用する第一の重合性単量体の種類や量、及び第二の重合性単量体の種類や量などによって調整可能である。
また、上記したような(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種の重合性単量体に由来するモノマーユニットを有する重合体以外に、以下に挙げる樹脂を併用してもよい。
具体例として、エポキシ樹脂、エステル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、スチレン−(メタ)アクリル樹脂、アルキド樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−(メタ)アクリル樹脂、及びロジン変性樹脂などの樹脂が挙げられる。また、必要に応じ、これらを2種以上併用することができる。
本発明において、トナー粒子に含有される着色剤としては、各種の有機顔料、有機染料、無機顔料、あるいは、分散媒としての不溶性の樹脂などに顔料を分散させたもの、又は、顔料表面に樹脂をグラフト化したものなどを用いることができる。
該顔料の具体例としては、例えば、黄色を呈するものとして、以下のものが挙げられる。
C.I.ピグメントイエロー1、2、3、4、5、6、7、10、11、12、13、14、15、16、17、23、62、65、73、74、83、93、94、95、97、109、110、111、120、127、128、129、147、151、154、155、168、174、175、176、180、181、185;C.I.バットイエロー1、3、20。
赤又はマゼンタ色を呈するものとして、以下のものが挙げられる。
C.I.ピグメントレッド1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、22、23、30、31、32、37、38、39、40、41、48:2、48:3,48:4、49、50、51、52、53、54、55、57:1、58、60、63、64、68、81:1、83、87、88、89、90、112、114、122、123、146、147、150、163、184、202、206、207、209、238、269;C.I.ピグメントバイオレット19;C.I.バットレッド1、2、10、13、15、23、29、35。
青又はシアン色を呈する顔料として、以下のものが挙げられる。
C.I.ピグメントブルー2、3、15:2、15:3、15:4、16、17;C.I.バットブルー6;C.I.アシッドブルー45、フタロシアニン骨格にフタルイミドメチル基を1〜5個置換した銅フタロシアニン顔料。
緑色を呈する顔料として、以下のものが挙げられる。
C.I.ピグメントグリーン7、8、36。
オレンジ色を呈する顔料として、以下のものが挙げられる。
C.I.ピグメントオレンジ66、51。
黒色を呈する顔料として、以下のものが挙げられる。
カーボンブラック、チタンブラック、アニリンブラック。
白色を呈する顔料として、以下のものが挙げられる。
塩基性炭酸鉛、酸化亜鉛、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム。
トナー粒子中における顔料の分散には、トナー粒子及び液体現像剤の製造方法に応じた分散手段を用いればよい。
分散手段としては、例えば、
ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、ジェットミル、ホモジナイザー、ペイントシェーカー、ニーダー、アジテータ、ヘンシェルミキサー、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル
などが挙げられる。
顔料の分散を行う際に顔料分散剤を添加することも可能である。顔料分散剤としては、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリアクリレート、脂肪族多価カルボン酸、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキル燐酸エステル、顔料誘導体などを挙げることができる。また、Lubrizol社のSolsperseシリーズなどの市販の高分子分散剤を用いることも好ましい。
また、顔料分散助剤として、各種顔料に応じたシナジストを用いることも可能である。これらの顔料分散剤及び顔料分散助剤は、顔料100質量部に対して、1〜50質量部添加することが好ましい。
本発明の液体現像剤は、必要に応じて電荷制御剤を含んでもよい。
具体的な化合物としては、以下のものが挙げられる。
亜麻仁油、大豆油などの油脂、アルキド樹脂、ハロゲン重合体、芳香族ポリカルボン酸、酸性基含有水溶性染料、芳香族ポリアミンの酸化縮合物、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸鉄、ナフテン酸亜鉛、オクチル酸コバルト、オクチル酸ニッケル、オクチル酸亜鉛、ドデシル酸コバルト、ドデシル酸ニッケル、ドデシル酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、2−エチルヘキサン酸コバルトなどの金属石鹸類、石油系スルホン酸金属塩、スルホコハク酸エステルの金属塩などのスルホン酸金属塩類、レシチン及び水素添加レシチンなどのリン脂質、ホスホン酸アルコールエステルなどのリン酸アルコールエステル、t−ブチルサリチル酸金属錯体などのサリチル酸金属塩類、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリアミド樹脂、スルホン酸含有樹脂、ヒドロキシ安息香酸誘導体などが挙げられる。
下記式(B)で表されるホスホン酸ジオクチルエステル等のホスホン酸アルコールエステルは、本発明において結着樹脂との組み合わせで荷電制御性とともに分散安定性にも寄与し、保存安定性も向上するため、好ましく用いることができる。
Figure 2020197551
本発明において、電荷制御剤の含有量は、トナー粒子(固形分)100質量部に対して、0.01〜10質量部であることが好ましく、0.05〜5質量部であることがより好ましい。
本発明の液体現像剤は、上記説明した以外に、必要に応じて、記録媒体適合性、保存安定性、画像保存安定性、及びその他の諸性能向上の目的に応じて、各種の添加剤を用いてもよい。例えば、充填剤、消泡剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防黴剤、防錆剤などが挙げられ、これらを適宜選択して用いることができる。
本発明に用いるキャリア液は、比較的低粘度で電気絶縁性の高い液体が好ましく用いられる。キャリア液の粘度は、25℃で0.5mPa・s以上100mPa・s未満であることが好ましく、より好ましくは0.5mPa・s以上20mPa・s未満である。
キャリア液として、例えば、
ジメチルブタン、ジメチルペンタン、オクタン、イソオクタン、デカン、イソデカン、デカリン、ノナン、ドデカン、イソドデカンなどの炭化水素系液体;
アイソパーE、アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL、アイソパーM、アイソパーV(エクソンモービル社)、シェルゾールA100、シェルゾールA150(シェルケミカルズジャパン株式会社)、モレスコホワイトMT−30P(株式会社MORESCO)などのパラフィン系液体;
シリコーンオイル;
ビニルエーテル類
などが挙げられる。
上記した中でも、安価で電気絶縁性が高く、SP値が低い、常温で液状のパラフィン系液体が好ましく使用できる。
〈SP値算出方法〉
本発明において、重合性単量体及び重合性単量体に由来するユニットのSP値は、コーティングの基礎と工学(53ページ、原崎勇次著、加工技術研究会)記載のFedorsによる原子及び原子団の蒸発エネルギーとモル体積から計算で求めた値である。
また、本発明における結着樹脂とキャリア液のSP値は、n−ヘキサンのSP値14.8(J/cm0.5を基準として、種々の樹脂、溶媒の溶解性を評価することによって演繹的に測定したものである。
〈液体現像剤の製造方法〉
本発明の液体現像剤の製造方法としては、特に限定されることは無く、例えば、コアセルベーション法や湿式粉砕法などの方法が挙げられる。
上記コアセルベーション法については、例えば、特開2003−241439号公報、国際公開第2007/000974号、又は国際公開第2007/000975号に詳細が記載されている。
コアセルベーション法では、着色剤、結着樹脂、結着樹脂を溶解する溶剤、及び結着樹脂を溶解しない溶剤を混合し、該混合液から該樹脂を溶解する溶剤を除去して、溶解状態にあった結着樹脂を析出させる。このことにより、顔料を包埋したトナー粒子を、結着樹脂を溶解しない溶剤中に分散させることができる。
一方、上記湿式粉砕法については、例えば、国際公開第2006/126566号、又は国際公開第2007/108485号に詳細が記載されている。該湿式粉砕法では、顔料とバインダー樹脂とをバインダー樹脂の融点以上で混練した後、乾式粉砕し、得られた粉砕物をキャリア液となる分散媒体中で湿式粉砕することにより、液体現像剤を製造できる。
本発明においては、このような方法が利用可能である。
〈画像形成方法〉
本発明の液体現像剤は、以下のような画像形成方法に好適に用いることができる。
画像形成装置の一例である図1を用いて説明する。アモルファスシリコンドラムである感光体52C、52M、52Y、52Kが均一帯電する帯電工程が行われる。続いて画像形成ユニット50C、50M、50Y、50Kによる露光工程で感光体に静電潜像が形成される。一方、現像液容器10C、10M、10Y、10Kより供給された現像剤は、前記静電潜像に対して現像される。感光体上に現像された現像剤は中間転写ベルト40に一次転写され、記録媒体80上に二次転写される。その後、記録媒体は予備加熱手段70を通って定着ローラー90、91に搬送され、所定の圧力及び/又は温度を受けてキャリア液が乾燥され、トナー粒子が溶融定着される。
〈GPCによる重合体Aの重量平均分子量測定〉
重合体AのTHF可溶分の重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、以下のようにして測定する。
まず、室温で24時間かけて、トナーをテトラヒドロフラン(THF)に溶解する。そして、得られた溶液を、ポア径が0.2μmの耐溶剤性メンブランフィルター「マイショリディスク」(東ソー社製)で濾過してサンプル溶液を得る。なお、サンプル溶液は、THFに可溶な成分の濃度が約0.8質量%となるように調整する。このサンプル溶液を用いて、以下の条件で測定する。
装置:HLC8120GPC(検出器:RI)(東ソー社製)
カラム:ShodexKF−801、802、803、804、805、806、807の7連(昭和電工社製)
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0mL/分
オーブン温度:40.0℃
試料注入量:0.10mL
試料の分子量の算出にあたっては、標準ポリスチレン樹脂(例えば、商品名「TSKスタンダードポリスチレンF−850、F−450、F−288、F−128、F−80、F−40、F−20、F−10、F−4、F−2、F−1、A−5000、A−2500、A−1000、A−500」、東ソー社製)を用いて作成した分子量校正曲線を使用する。
〈重合体Aの融点(Tp)の測定〉
融点(Tp)は、示差走査熱量分析装置(商品名:Q2000、TA Instruments社製)を用いてASTM D3418−82に準じて測定する。
装置検出部の温度補正はインジウムと亜鉛の融点を用い、熱量の補正についてはインジウムの融解熱を用いる。
具体的には、試料3mgを精秤し、これをアルミニウム製のパンの中に入れ、リファレンスとして空のアルミニウム製のパンを用いて、以下の条件で測定する。
昇温速度:10℃/分
測定開始温度:30℃
測定終了温度:180℃
なお、測定においては、一度180℃まで昇温させて10分間保持し、続いて10℃/分の降温速度で30℃まで降温し、その後に再度昇温を行う。この2度目の昇温過程で、温度60〜90℃の範囲における温度―吸熱量曲線の最大吸熱ピークになる温度を重合体Aの融点の融解ピーク温度(Tp)とする。
〈トナー粒子の体積平均粒径の測定方法〉
トナー粒子の体積平均粒径(体積平均粒子径)は、レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(商品名:LA−950、堀場製作所製)を用いて測定する。
本発明において、トナー粒子の体積平均粒径は、0.30〜1.50μmであることが好ましい。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、これらは本発明をなんら限定するものではない。なお、以下の処方において、部は特に断りのない限り質量基準である。
〈重合体A1の製造例〉
・溶媒:トルエン 100.0部
・単量体組成物 100.0部
この単量体組成物は、以下のアクリル酸ベヘニル、酢酸ビニルを以下に示す割合で混合したものである。
・アクリル酸ベヘニル(第一の重合性単量体) 79.0部(45.9モル%)
・酢酸ビニル(第二の重合性単量体) 21.0部(54.1モル%)
・重合開始剤:t−ブチルパーオキシピバレート(商品名:パーブチルPV、日油社製) 0.5部
還流冷却管、撹拌機、温度計、及び窒素導入管を備えた反応容器に、窒素雰囲気下、上記材料を投入した。反応容器内を200rpmで撹拌しながら、70℃に加熱して12時間重合反応を行い、単量体組成物の重合体がトルエンに溶解した溶解液を得た。続いて、上記溶解液を25℃まで降温した後、1000.0部のメタノール中に上記溶解液を撹拌しながら投入し、メタノール不溶分を沈殿させた。得られたメタノール不溶分を濾別し、さらにメタノールで洗浄後、40℃で24時間真空乾燥して重合体A1を得た。重合体A1の重量平均分子量は63600、融点は58.2℃であった。
上記重合体A1をNMRで分析したところ、アクリル酸ベヘニル由来のモノマーユニットが45.9モル%、酢酸ビニル由来のモノマーユニットが54.1モル%含まれていた。重合性単量体及び重合性単量体由来のユニットのSP値を上記の方法により算出した。
〈重合体A2〜A13の製造例〉
重合体A1の製造例において、それぞれの重合性単量体及び部数を表1となるように変更した以外は同様にして反応を行い、重合体A2〜A13を得た。重合体A1〜A13の物性を表1〜4に示す。
Figure 2020197551
表1〜3中の略号は以下のとおりである。
BEA:ベヘニルアクリレート
SA:ステアリルアクリレート
MYA:ミリシルアクリレート
OA:オクタデシルアクリレート
MN:メタクリロニトリル
AM:アクリルアミド
VA:酢酸ビニル
MA:アクリル酸メチル
St:スチレン
Figure 2020197551
表2中の各重合性単量体は、各モノマーユニットの由来となった重合性単量体である。SP11、SP21、SP31は、各モノマーユニットのSP値である。
Figure 2020197551
Figure 2020197551
表4中のMwは重量平均分子量を意味する。
[実施例1]
(液体現像剤1の製造)
・重合体A1 83部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 17部
上記材料をヘンシェルミキサーで十分混合した後、ロール内加熱温度100℃の同方向回転二軸押し出し機を用い溶融混練を行い、得られた混合物を冷却、粗粉砕して粗粉砕トナー粒子を得た。
次いで、アイソパーL(商品名)(エクソンモービル社製)80部、上記で得られた粗粉砕トナー粒子20部、及びトナー粒子分散剤(アジスパーPB−817;味の素ファインテクノ社製)4.5部を、サンドミルにより72時間混合することにより、トナー粒子分散体1を得た。
得られたトナー粒子分散体1を遠心分離処理し、上澄み液をデカンテーションにより除去し、除去した上澄み液と同じ質量の新たなアイソパーLにて置換、再分散した。
その後、電荷制御剤として前記式(B)に示すホスホン酸アルコールエステル0.05部を混合し、液体現像剤1を得た。
得られた液体現像剤1におけるトナー粒子の体積平均粒径は0.72μmであった。
(保存安定性の評価)
9mLガラスサンプル瓶に液体現像剤1を入れ、40℃恒温槽に90日静置保管した。90日後に沈降したトナー粒子を再分散させ、前述した体積平均粒径の測定方法で一次粒径(現像剤作製後の体積平均粒径±10%)に戻るかどうかを以下の基準により評価した。
液体現像剤1は90日間静置保管後も振盪を加えることで容易に一次粒径に戻った。
(評価基準)
A:沈降したトナーを振盪することで一次粒径に戻る。
B:沈降したトナーを薬さじでほぐし、振盪することで一次粒径に戻る。
C:沈降したトナーを薬さじでほぐし、超音波分散させることで一次粒径に戻る。
D:沈降したトナーを薬さじでほぐし、超音波分散させても一次粒径に戻らないトナーが存在する。
E:沈降したトナーをほぐし、再分散させることができない。
(定着性の評価)
図1に示す画像形成装置を用いて、単色現像可能に、さらに定着器ユニットを独立駆動できるように改造して評価に使用した。
得られた液体現像剤1を用い、記録媒体80であるOKトップコート157(王子製紙製)上に面積50mm×50mmパッチを描かせた。画像濃度は1.5となるように各バイアス条件を設定した。
なお、画像濃度は、X−Riteカラー反射濃度計(X−rite社製、X−rite500Series)を用いて測定した。
これを、予備加熱温度60℃、定着ローラー90、91の表面温度140℃、定着ローラー90、91の圧力100kgf/cm、定着速度150mm/秒の条件で定着処理した。
得られた画像の表面を50g/cmの荷重をかけたシルボン紙(小津産業社製製ダスパーK−3)で0.2m/秒の速度で5回摺擦し、摺擦後の画像濃度の低下率から以下に基づいて評価した。なお、画像濃度の測定には、マクベス反射濃度計(マクベス社製)を用い、原稿濃度が0.00の白地部分のプリントアウト画像に対する相対濃度を測定し、摺擦後の画像濃度の低下率を算出して評価した。
液体現像剤1の定着性はA評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着も発生していなかった。
(評価基準)
A:2.0%未満
B:2.0%以上5.0%未満
C:5.0%以上9.0%未満
D:9.0%以上15.0%未満
E:15.0%以上
[実施例2]
(液体現像剤2の製造)
・重合体A1 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を液体現像剤1の製造と同様にして粗粉砕トナー粒子を得た。
次いで、アイソパーL(エクソンモービル社製)80部、上記で得られた粗粉砕トナー粒子20部、及びトナー粒子分散剤(アジスパーPB−817;味の素ファインテクノ社製)4.5部を、サンドミルにより48時間混合することにより、トナー粒子分散体2を得た。
得られたトナー粒子分散体2に対して液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤2を得た。
得られた液体現像剤2におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.12μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして保存安定性の評価をしたところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、B評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、A評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例3]
(液体現像剤3の製造)
・重合体A1 80部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 20部
上記材料を液体現像剤1の製造と同様にして粗粉砕トナー粒子を得た。
次いで、アイソパーL(商品名)(エクソンモービル社製)80部、上記で得られた粗粉砕トナー粒子20部、及びトナー粒子分散剤(アジスパーPB−817;味の素ファインテクノ社製)4.5部を、サンドミルにより36時間混合することにより、トナー粒子分散体3を得た。
得られたトナー粒子分散体3に対して液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤2を得た。
得られた液体現像剤2におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.60μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして保存安定性の評価をしたところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、さらに超音波洗浄器を用いて再分散することで一次粒径に戻すことができ、C評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、B評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例4]
(液体現像剤4の製造)
液体現像剤2のアイソパーL(商品名)(エクソンモービル社製)をシリコーンオイル(KF−96L−2cs;信越シリコーン社製)に置き換えること以外は液体現像剤2の製造と同様にして液体現像剤4を得た。
得られた液体現像剤4におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.12μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、さらに超音波洗浄器を用いて再分散することで一次粒径に戻すことができ、C評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、B評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例5]
(液体現像剤5の製造)
・重合体A2 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を用いて、液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤5を得た。
得られた液体現像剤5におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.10μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして保存安定性の評価をしたところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、B評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、B評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例6]
(液体現像剤6の製造)
・重合体A3 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を用いて、液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤6を得た。
得られた液体現像剤6におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.15μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、さらに超音波洗浄器を用いて再分散することで一次粒径に戻すことができ、C評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、C評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例7]
(液体現像剤7の製造)
・重合体A4 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を用いて、液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤7を得た。
得られた液体現像剤7におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.05μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、さらに超音波洗浄器を用いて再分散することで一次粒径に戻すことができ、C評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、C評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例8]
(液体現像剤8の製造)
・重合体A5 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を用いて、液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤8を得た。
得られた液体現像剤8におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.02μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、さらに超音波洗浄器を用いて再分散することで一次粒径に戻すことができ、C評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、C評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例9]
(液体現像剤9の製造)
・重合体A6 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を用いて、液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤9を得た。
得られた液体現像剤9におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.08μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、さらに超音波洗浄器を用いて再分散することで一次粒径に戻すことができ、C評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、C評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例10]
(液体現像剤10の製造)
・重合体A7 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を用いて、液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤10を得た。
得られた液体現像剤10におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.30μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、さらに超音波洗浄器を用いて再分散を行っても一次粒径に戻らないトナー粒子が存在した。実用上問題ないレベルだったが、D評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、C評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例11]
(液体現像剤11の製造)
・重合体A8 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を用いて、液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤11を得た。
得られた液体現像剤11におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.02μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、さらに超音波洗浄器を用いて再分散することで一次粒径に戻すことができ、C評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、D評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例12]
(液体現像剤12の製造)
・重合体A9 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を用いて、液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤12を得た。
得られた液体現像剤12におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.15μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、さらに超音波洗浄器を用いて再分散を行っても一次粒径に戻らないトナー粒子が存在した。実用上問題ないレベルだったが、D評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、B評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例13]
(液体現像剤13の製造)
・重合体A10 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を用いて、液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤13を得た。
得られた液体現像剤13におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.20μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして保存安定性の評価をしたところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、B評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、D評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例14]
(液体現像剤14の製造)
電荷制御剤として水素添加レシチン(商品名:レシノールS−10、日光ケミカルズ株式会社製)0.10部を使用すること以外は、液体現像剤13と同様にして液体現像剤14を得た。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、さらに超音波洗浄器を用いて再分散を行っても一次粒径に戻らないトナー粒子が存在した。実用上問題ないレベルだったが、D評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、D評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[実施例15]
(液体現像剤15の製造)
・重合体A11 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を用いて、液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤15を得た。
得られた液体現像剤15におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.20μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、トナーの初期再分散のために薬さじでほぐす処理が必要であり、さらに超音波洗浄器を用いて再分散を行っても一次粒径に戻らないトナー粒子が存在した。実用上問題ないレベルだったが、D評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、C評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[比較例1]
(液体現像剤16の製造)
・重合体A12 81部
・顔料(ピグメントブルー15:3) 19部
上記材料を用いて、液体現像剤1の製造と同様の工程を実施し、液体現像剤16を得た。
得られた液体現像剤16におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.25μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、沈降したトナーをほぐし、再分散させることが不可能であり、E評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、E評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
[比較例2]
(液体現像剤17の製造)
液体現像剤2のアイソパーL(商品名)(エクソンモービル社製)をエチレングリコールジエチルエーテル(EGDEA)に置き換えること以外は液体現像剤2の製造と同様にして液体現像剤17を得た。
得られた液体現像剤17におけるトナー粒子の体積平均粒径は1.30μmであった。
(保存安定性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、沈降したトナーをほぐし、再分散させることが不可能であり、E評価とした。
(定着性の評価)
実施例1と同様にして評価したところ、B評価であった。また、上部ローラーへのオフセット付着は発生していなかった。
実施例及び比較例に用いた現像剤と評価結果を表5に示す。
Figure 2020197551
10C、10M、10Y、10K 現像液容器
11C 製膜対向電極
12C 回収ユニット
13C、13M、13Y、13K 現像液供給ポンプ
14C 現像液回収ポンプ
20 プリウエットローラー
21 プリウエット対向ローラー
30 二次転写ユニット
31 二次転写ローラー
40 中間転写ベルト
41 ベルト駆動ローラー
42 従動ローラー
50C、50M、50Y、50K 画像形成ユニット
51C、51M、51Y、51K 現像ユニット
52C、52M、52Y、52K 感光体
53C 現像ローラー
54C 濃縮ローラー
55C クリーニングローラー
56C 露光ユニット
57C 帯電ユニット
58C 除電ユニット
59C 回収ブレード
60C、60M、60Y、60K 一次転写ユニット
61C、61M、61Y、61K 一次転写ローラー
70 予備加熱手段
80 記録媒体
90、91 定着ローラー

Claims (8)

  1. 結着樹脂及び着色剤を含むトナー粒子、並びに
    キャリア液
    を含有する液体現像剤であって、
    該結着樹脂が、第一の重合性単量体に由来する第一のモノマーユニットを有する重合体Aを含み、
    該第一の重合性単量体が、炭素数18〜36のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種の重合性単量体であり、
    該結着樹脂のSP値をSP(J/cm0.5とし、該キャリア液のSP値をSP(J/cm0.5としたとき、下記式(1)を満たすことを特徴とする液体現像剤。
    1.5≦SP−SP ・・・ (1)
  2. 前記重合体Aが、
    前記第一の重合性単量体に由来する第一のモノマーユニット、及び
    前記第一の重合性単量体とは異なる第二の重合性単量体に由来する第二のモノマーユニット
    を有し、
    該重合体A中の前記第一のモノマーユニットの含有割合が、該重合体A中の全モノマーユニットの総モル数を基準として、5.0〜60.0モル%であり、
    該重合体A中の該第二のモノマーユニットの含有割合が、該重合体A中の全モノマーユニットの総モル数を基準として、20.0〜95.0モル%であり、
    該第一のモノマーユニットのSP値をSP11(J/cm0.5とし、該第二のモノマーユニットのSP値をSP21(J/cm0.5としたとき、下記式(3)及び(4)を満足する請求項1に記載の液体現像剤。
    3.00≦(SP21−SP11)≦25.00 ・・・ (3)
    21.00≦SP21 ・・・ (4)
  3. 前記重合体Aが、
    前記第一の重合性単量体、及び
    前記第一の重合性単量体とは異なる第二の重合性単量体
    を含有する組成物の重合体である重合体Aを含有し、
    該組成物中の前記第一の重合性単量体の含有割合が、該組成物中の全重合性単量体の総モル数を基準として、5.0〜60.0モル%であり、
    該組成物中の該第二の重合性単量体の含有割合が、該組成物中の全重合性単量体の総モル数を基準として、20.0〜95.0モル%であり、
    該第一の重合性単量体のSP値をSP12(J/cm0.5とし、該第二の重合性単量体のSP値をSP22と(J/cm0.5したとき、下記式(5)及び(6)を満足する請求項1に記載の液体現像剤。
    0.60≦(SP22−SP12)≦15.00 ・・・ (5)
    18.30≦SP22 ・・・ (6)
  4. 前記第二の重合性単量体が、下記式(A)で示される重合性単量体からなる群から選択される少なくとも1種の重合性単量体である請求項2又は3に記載の液体現像剤。
    Figure 2020197551

    (Rは、炭素数1〜4のアルキル基を示し、Rは、それぞれ独立して、水素原子又はメチル基を示す。)
  5. 前記キャリア液が、パラフィン系液体である請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体現像剤。
  6. 前記トナー粒子の体積平均粒径が、0.30〜1.50μmである請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体現像剤。
  7. ホスホン酸アルコールエステルを含有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体現像剤。
  8. 像担持体の表面を帯電する帯電工程と、
    露光により該像担持体の表面に静電潜像を形成する露光工程と、
    形成された該静電潜像を液体現像剤で現像してトナー像を形成する現像工程と、
    記録媒体に該トナー像を転写する転写工程と、
    転写された該トナー像に含有されるキャリア液を乾燥させ、該トナー像に含有されるトナー粒子を記録媒体に定着する定着工程
    を有する画像形成方法において、
    該液体現像剤が、請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体現像剤であることを特徴とする画像形成方法。
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