JP2020190130A - 建築構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置された建築部材の強度を保持する支柱としての機能を備えた上で、良好なデザイン性を備え、且つ建築部材を設置する作業の効率性を向上させた建築構造体の提供。【解決手段】建築構造体A1は、ブラケット1と、被取付材2a、2bとを備え、被取付材2a、2bのブラケット側の面部またはブラケット1の被取付材固定面部のいずれか一方に凹部20a、20bを有し、凹部20a、20bには滑り防止材3a、3bが収められ、ブラケット1は、被取付材固定面部に固着具6a、6bを挿通する貫通孔10a、10bを有し、固着具6a、6bにより被取付材2a、2bをブラケット1に取付ける。【選択図】図2

Description

本発明は、建物に設置される手摺、建物の壁面に設置される壁面パネル、建物の屋上に設置されるタワースクリーン等の各種建築部材を支持するための建築構造体に関する。
各種建築部材を支持する建築構造体は、特許文献1に記載されているように、集合住宅や家屋の建物のベランダやバルコニー、或いは開放廊下に設置される手摺を支持するのに用いられるものが知られている。この建築構造体は、手摺ユニットを支持する取付体と、取付体にその外周において当接し水平方向に一定長さを有し且つ外側面に凹凸条溝を上下方向に形成したコ字型枠と、躯体への取付部と凹凸条溝を上下方向に形成し長孔を水平方向に穿設した挾持部を形成した一対のL型枠とから構成されている。
特開平10−37424公報
特許文献1に記載されている従来の建築構造体によると、取付体の躯体からの前後方向の距離を可変にできると共に、L型枠に対して取付体の回転・揺動を防止することができ、且つ取付後においては取付体を介して手摺ユニットを強固に支持することができる。
しかしながら、従来の建築構造体は、コ字型枠の外側面に凹凸条溝が形成されていることから、取付体の設定位置によって、凹凸条溝が露出して視覚されてしまうため、構築された手摺のデザイン性を低下させてしまうという問題があった。また、建築構造体を構成する構成部材点数が多い上に、一対のL型枠を夫々躯体に固定しなければならないため、手摺を構築する作業の効率性が劣るという問題があった。すなわち、設置された建築部材の強度を保持する支柱としての機能を備えた上で、良好なデザイン性を備え、且つ建築部材を設置する作業の効率性を向上できる建築構造体が求められていた。
前述の課題を解決するために請求項1記載による建築構造体は、ブラケットと、被取付材とを備え、被取付材のブラケット側の面部またはブラケットの被取付材固定面部のいずれか一方に凹部を有し、凹部には滑り防止材が収められ、ブラケットは、被取付材固定面部に固着具を挿通する貫通孔を有し、固着具により被取付材をブラケットに取付けたことを特徴とする。
本発明は、以上の構成により、設置された建築部材の強度を保持する支柱としての機能を備えた上で、良好なデザイン性を備え、且つ建築部材を設置する作業の効率性を向上できる建築構造体を提供できる。
本発明に係る実施形態の手摺の全体図であり、(a)は、手摺子タイプの手摺、(b)は、パネルタイプの手摺、(c)は、手摺子・パネル連結タイプの手摺を示す。 図1(a)の(2)-(2)線断面図である。 図2の(3)-(3)線断面図である。 図3の(4)-(4)線断面図である。 図1(a)の要部拡大図である。 躯体のずれに対応する手摺の取付け状態の説明図である。 ブラケットの傾斜に対応する手摺の取付け状態の説明図である。 案内長孔の配置構成の変形例を示す断面図である。 図8の(9)-(9)線断面図である。 第1の滑り防止材および第2の滑り防止材の配置構成の変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の建築構造体A1を説明する。建築構造体A1は、手摺Aを設置する際に用いられるものとして説明するが、本発明では、手摺Aに限定するものではなく、建物の壁面に設置される壁面パネル、建物の屋上に設置されるタワースクリーン等の各種建築部材を支持するための建築構造体としても用いることができる。以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。また、本明細書において、左右方向とは手摺Aの見付方向を、前後方向とは手摺Aの見込方向を、上下方向とは手摺Aの高さ方向を夫々意味する。
[手摺の構成]
手摺Aは、主に、集合住宅や家屋等のベランダやバルコニー、さらには、開放廊下、屋上等に設置されるものであり、これら高所からの落下防止機能および周囲からの目隠し機能を有するものである。
手摺Aは、図1(a)および図2に示すように、躯体Bの前面側(正面側)に左右方向に一定間隔を空けて固定された複数の建築構造体A1と、建築構造体A1を介して支持された手摺ユニットA2とから構成されている。手摺ユニットA2は、建築構造体A1に固定される笠木A20と下弦材A21とにわたり複数の手摺子A22が左右方向に一定間隔を空けて固定された縦格子のものである。手摺Aは、図1(a)で示す構成以外にも、図1(b)に示すように、手摺ユニットA2が複数のパネルPを用いてなるもの、或いは図1(c)に示すように、手摺ユニットA2が手摺子A22とパネルPとを組み合わせてなるものが例示できる。
[建築構造体の構成]
建築構造体A1は、図2および図3に示すように、躯体Bに固定されたブラケット1と、ブラケット1に固定された2つの被取付材2a、2bと、ブラケット1と被取付材2a、2bとの間に介在された2つの滑り防止材3a、3bとを備えている。本実施例では、被取付材2a、2bが手摺ユニットA2を支持する支柱として機能するものであるので、以下の説明では、被取付材2a、2bをそれぞれ第1の支柱2aおよび第2の支柱2bとする。また、2つの滑り防止材3a、3bは、それぞれ第1の支柱2aおよび第2の支柱2bの前後方向の滑りを防止する第1の滑り防止材3aおよび第2の滑り防止材3bとする。
建築構造体A1は、ブラケット1が前後中心を境に左右対称となるように形成され、更に、各構成部がブラケット1の前後中心を境に左右対称となるように形成されていると共に、配置されている。
[ブラケットの構成]
ブラケット1は、図2および図3に示すように、前面側(正面側)を開放部10とする平面視コ字状に形成されており、後面側をブラケット固着具6により躯体Bに固定される躯体固定面部11とすると共に、図において左面側を第1の固着具(固着具)6aにより第1の支柱2aが固定される第1の支柱(被取付材)固定面部1aとし、且つ右面側を第2の固着具(固着具)6bにより第2の支柱2bが固定される第2の支柱(被取付材)固定面部1bとしている。
ブラケット1の左右の幅は、図1(a)に示すように、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bを取付けたときに、第1の支柱2aと第2の支柱2bとの間隔が、複数の手摺子A22同士の間隔に近い間隔、或いは同間隔となる幅に形成されている。そして、後述するように、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bの左右の幅を、手摺子A22の左右の幅に近い幅、或いは同幅にしていることから、手摺Aを前方から見たときに支柱が目立つことがなく、手摺Aの左右方向の全域において手摺子A22を同間隔で配列したようなデザインであるという特有の視覚効果を有する手摺Aとすることができる。
躯体固定面部11には、図2および図3に示すように、上下2か所のボルト孔110が設けられている。ボルト孔110は、長手方向を左右方向とする長孔である。ボルト孔110は、ブラケット1を躯体Bに固定する際に、躯体Bから前方へ突出するように埋め込み固定されたボルト(ブラケット固着具6の一方)60が貫通するものであり、長手方向の範囲でブラケット1を左右動させることができるようにされている。そして、貫通したボルト60にナット(ブラケット固着具6の他方)61をねじ込んで締め付けることによって、ブラケット1を躯体Bに固定することができる。貫通したボルト60は、ブラケット1の内側に突出するため、開放部10からボルト60に対するナット61のねじ込み・締め付け作業を行うことができる。また、ナット61のねじ込み・締め付け作業が、上下2か所での作業であるので、ブラケット1の取付け作業を迅速に行うことができる。
第1の支柱固定面部1aには、図2および図3に示すように、上下2か所の案内長孔(貫通孔)10aが設けられている。案内長孔10aは、長手方向を前後方向として形成されており、ボルト孔110の位置に対して上下方向でずらした位置に配置されている。
案内長孔10aは、図2および図3に示すように、第1の支柱2aを支持するように貫通するボルト(第1の固着具6aの一方)60aが貫通すると共に、貫通したボルト60aを前後方向にスライド案内するものである。そして、図6に示すように、貫通したボルト60aを案内長孔10aに対してスライドさせることで第1の支柱2aの位置を前後に変更することができ、貫通したボルト60aにナット(第1の固着具6aの他方)61aをねじ込んで締め付けることによって、第1の支柱2aを第1の支柱固定面部1aの所定位置に固定することができる。また、躯体Bの構造上、前後方向にずれが生じている場合でも、図6に示すように、第1の支柱2aの位置を前後に調整することによって、左右方向に平行な状態で手摺ユニットA2を取付けることができる。
貫通したボルト60aは、図2および図3に示すように、ブラケット1の内側に突出するため、開放部10からボルト60aに対するナット61aのねじ込み・締め付け作業を行うことができる。さらに、案内長孔10aの位置を、ボルト孔110の位置に対して上下方向でずらしているので、ブラケット固着具6のボルト60・ナット61に干渉することなく、第1の固着具6aのナット61aのねじ込み・締め付け作業を行うことができる。
第1の支柱固定面部1aの外側面には、図2に示すように、滑り防止部12aが設けられており、滑り防止部12aの頂点部分が第1の支柱固定面部1aと同面にされている。滑り防止部12aは、前後方向に並列するように形成された凹凸条溝であり、第1の支柱固定面部1aに対する第1の支柱2aの取付け時において、滑り防止部12aの凹凸条溝に後述する第1の滑り防止材3aの凹凸条溝30aが噛み合うように係合することで第1の支柱2aの前後方向の移動を阻止するようにされている。
第2の支柱固定面部1bは、第1の支柱固定面部1aと左右対称の構成および同じ機能を有しているため、同一の部位については、異なる符号を付すことによって、具体的な説明は省略する。すなわち、案内長孔10aおよび滑り防止部12aと同じ構成および機能を有する案内長孔10bおよび滑り防止部12bを備え、第1の固着具6aのボルト60a・ナット61aと同じ構成および機能を有する第2の固着具6bのボルト60b・ナット61bにより、第2の支柱2bを第2の支柱固定面部1bに対して前後動自在、且つ固定することができる。更に、第2の支柱固定面部1bに対する第2の支柱2bの取付け時において、滑り防止部12bの凹凸条溝に後述する第2の滑り防止材3bの凹凸条溝30bが係合することで第2の支柱2bの前後方向の移動を阻止することができる。
開放部10は、図2〜図5に示すように、ブラケット1を躯体Bに固定する作業および第1の支柱2aと第2の支柱2bとをブラケット1に固定する作業後に、カバー100によって塞がれる。カバー100は、第1の支柱固定面部1aおよび第2の支柱固定面部1bの裏面に設けられた支持溝120にスライド挿入され、ブラケット1の上部開放部13と下部開放部14を塞ぐようにねじ止めされた蓋部15の間に位置すると共に、蓋部15に対してねじ止めされている。このカバー100および蓋部15によって、ブラケット1の内側を隠すことができるので、前方から視覚される手摺Aのデザイン性を良好なものとすることができる。
[第1の支柱および第2の支柱の構成]
第1の支柱2aおよび第2の支柱2bは、左右対称で同じ構成および同じ機能を有するものであり、図1〜図4に示すように、双方とも、左右の幅を手摺子A22の左右の幅に近い幅、或いは同じ幅とすることで、前述したような特有の視覚効果を有する手摺Aを構成している。さらに、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bを一対として一つの支柱とすることで手摺Aを支持する支柱として必要な強度を確保している。したがって、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bの構成によって、前述したような特有の視覚効果を有すると共に、必要な強度を備えた手摺Aにすることができる。
また、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bは、図2および図4に示すように、双方とも、前後の幅が、前後方向の夫々のスライド限界位置にわたる範囲において、滑り防止部12a、12bを露出させないようにできる幅にされており、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bが前後の範囲においてどの位置にあっても、滑り防止部12a、12bを隠すことができるので、手摺Aのデザイン性を損ねないようにするという点で効果的である。
第1の支柱2aは、図2〜図4に示すように、第1の支柱固定面部1aと向かい合う面に、第1の滑り防止材3aを収める凹部20aが形成されている。凹部20aは、第1の支柱2aの長手方向(上下方向)と平行として第1の支柱2aの全長にわたるように形成されている。
第1の支柱2aには、図2および図3に示すように、凹部20aからボルト60aが貫通する上下2か所のボルト貫通孔200aが設けられており、ボルト貫通孔200aを案内長孔10aに対面させた状態で、ボルト貫通孔200aおよび案内長孔10aへのボルト60aの貫通ができるようにされている。ボルト貫通孔200aの径は、ボルト60aの径よりも大きくされており、後述する第1の支柱2aの傾き修正時における第1の支柱2aの回動ができるようにしている。
第2の支柱2bは、第1の支柱2aと左右対称の構成および同じ機能を有しているため、同一の部位については、異なる符号を付すことによって、具体的な説明は省略する。すなわち、第2の支柱2bには、第1の滑り防止材3aを収める凹部20aと同じ構成および機能を有する凹部20bが備えられており、この凹部20bに第2の滑り防止材3bを収めることができる。また、第2の支柱2bには、第1の支柱2aのボルト貫通孔200aと同じ構成および機能を有するボルト貫通孔200bが備えられており、このボルト貫通孔200bおよび案内長孔10bにボルト60bを貫通させることができると共に、後述する第2の支柱2bの傾き修正時における第2の支柱2bの回動ができる。
[第1の滑り防止材および第2の滑り防止材の構成]
第1の滑り防止材3aおよび第2の滑り防止材3bは、図2〜図4に示すように、双方とも、左右対称で同じ構成および同じ機能を有しており、第1の支柱固定面部1aおよび第2の支柱固定面部1bの上下長さよりも短い長さとする長方形の板状に形成されている。また、第1の滑り防止材3aおよび第2の滑り防止材3bは、第1の支柱固定面部1aおよび第2の支柱固定面部1bの上下端から突出しないように、それぞれ凹部20a、20bに収められていると共に、第1の滑り防止材3aおよび第2の滑り防止材3bの中央部が凹部20a、20bに対してそれぞれビス40、50を介して軸支されている。
第1の滑り防止材3aは、図2〜図4に示すように、ブラケット1の第1の支柱固定面部1aとの対向面に設けられた滑り防止部12aに対向して係合するように、前後方向に並列するように形成された凹凸条溝30aが形成されている。凹凸条溝30aは、滑り防止部12a方向に突出しており、その突出量は、凹凸条溝30aが滑り防止部12aに係合したときに、第1の支柱固定面部1aと第1の支柱2aとの対向面に隙間が生じないようにすることができる突出量である。
第1の滑り防止材3aには、図2および図3に示すように、ボルト60aが貫通する上下2か所のボルト孔31aが設けられている。ボルト孔31aは、第1の滑り防止材3aが凹部20aに対して軸支された状態で、第1の支柱2aのボルト貫通孔200aと同軸となる位置に配されており、このボルト貫通孔200aからボルト孔31aを経て案内長孔10aへのボルト60aの貫通ができるようにされている。
第1の滑り防止材3aの見込寸法は、図7に示すように、凹部20aの見込寸法よりわずかに狭くされており、第1の滑り防止材3aの両縁と、凹部20aの両縁との間にクリアランスCを確保している。このクリアランスCは、躯体Bにブラケット1を固定したとき、躯体Bの形状のため第1の支柱固定面部1aが傾いたとき、この傾きに伴う第1の支柱2aの傾きを修正するためのものである。
具体的には、図7(a)に示すように、1点鎖線で示す鉛直線に対してブラケット1が傾いて取付けられているときに、第1の滑り防止材3aの凹凸条溝30aが第1の支柱固定面部1aの滑り防止部12aに係合したときには、第1の滑り防止材3aが傾いていると共に、この第1の滑り防止材3aに伴って第1の支柱2aも傾くことになる(2点鎖線で示す)。このとき、第1の支柱固定面部1aの滑り防止部12aに対する凹凸条溝30aの係合により、第1の滑り防止材3aが不動状態にされているため、第1の支柱2aがビス40の軸を中心として回動可能な状態となっている。そして、図7(b)に示すように、傾いた状態の第1の支柱2aをビス40の軸を中心として回動させて鉛直線と平行にすることによって、第1の支柱2aの傾きを修正することができる。
第2の滑り防止材3bは、第1の滑り防止材3aと左右対称の同じ構成および同じ機能を有しているため、同一の部位については、異なる符号を付すことによって、具体的な説明は省略する。すなわち、第2の滑り防止材3bには、第1の滑り防止材3aの凹凸条溝30aと同じ構成および同じ機能を有する凹凸条溝30bを備え、この凹凸条溝30bを第2の支柱固定面部1bの滑り防止部12bに係合させることができる。また、第2の滑り防止材3bには、第1の滑り防止材3aのボルト孔31aと同じ構成および同じ機能を有する上下2か所のボルト孔31bが備えられ、第1の支柱2bのボルト貫通孔200bからボルト孔31bを経て案内長孔10bへのボルト60bの貫通ができるようにされている。そして、第1の支柱2bをビス50の軸を中心として回動させることによって、第1の支柱2bの傾きを修正することができる。
[案内長孔の配置構成の変形例]
案内長孔10aおよび案内長孔10bは、図8および図9に示すように、それぞれ第1の支柱2aおよび第2の支柱2bに配置してもよい。この場合、ブラケット1の第1の支柱固定面部1aおよび第2の支柱固定面部1bにボルト貫通孔200a、200bを設け、案内長孔10aおよび案内長孔10bからボルト貫通孔200a、200bへボルト60aを貫通する。ボルト60aは第1の支柱固定面部1aおよび第2の支柱固定面部1bに対して不動であり、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bの前後動時に、案内長孔10aおよび案内長孔10bがボルト60aに案内される。これによって、図6に示す構成と同様に、躯体Bの構造上、前後方向にずれが生じている場合でも、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bの位置を前後に調整することによって、左右方向に平行な状態で手摺ユニットA2を取付けることができる。
[第1の滑り防止材および第2の滑り防止材の配置構成の変形例]
第1の滑り防止材3aおよび第2の滑り防止材3bは、図10に示すように、ブラケット1の第1の支柱固定面部1aおよび第2の支柱固定面部1bに配置してもよい。尚、図10では、中心線を境として、左半部がビス40、50の軸の位置で切断した断面を示し、右半部が第1、第2の固着具6a、6bの軸の位置で切断した断面を示している。
この変形例の場合、ブラケット1の第1の支柱固定面部1aおよび第2の支柱固定面部1bに凹部20a、20bを形成して、この凹部20a、20bに第1の滑り防止材3aおよび第2の滑り防止材3bを収め、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bに滑り防止部12a、12bを形成する。また、第1の滑り防止材3aおよび第2の滑り防止材3bの中央部をビス40、50で凹部20a、20bに対して軸支する。すなわち、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bの滑り防止部12a、12bが、第1の滑り防止材3aおよび第2の滑り防止材3bの凹凸条溝30a、30bに係合しているため、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bを回動させることで、第1の滑り防止材3aおよび第2の滑り防止材3bが回動することになり、これによって、第1の支柱2aおよび第2の支柱2bの傾きを修正することができる。
以上、本発明に係る実施形態の手摺について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、前述の各実施形態は、その目的および構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
A:手摺
A1:建築構造体
A2:手摺ユニット
A20:笠木
A21:下弦材
A22:手摺子
1:ブラケット
10:開放部
11:躯体固定面部
100:カバー
110:ボルト孔
120:支持溝
1a:第1の支柱固定面部
1b:第2の支柱固定面部
10a:案内長孔(貫通孔)
10b:案内長孔(貫通孔)
12a:滑り防止部
12b:滑り防止部
13:上部開放部
14:下部開放部
15:蓋部
2a:第1の支柱(被取付材)
2b:第2の支柱(被取付材)
20a:凹部
20b:凹部
200a:ボルト貫通孔
200b:ボルト貫通孔
3a:第1の滑り防止材(滑り防止材)
3b:第2の滑り防止材(滑り防止材)
30a:凹凸条溝
30b:凹凸条溝
31a:ボルト孔
31b:ボルト孔
40:ビス
50:ビス
6:ブラケット固着具
6a:第1の固着具(固着具)
6b:第2の固着具(固着具)
60:ボルト
61:ナット
60a:ボルト
61a:ナット
60b:ボルト
61b:ナット
B:躯体
C:クリアランス
P:パネル

Claims (1)

  1. ブラケットと、被取付材とを備え、被取付材のブラケット側の面部またはブラケットの被取付材固定面部のいずれか一方に凹部を有し、凹部には滑り防止材が収められ、ブラケットは、被取付材固定面部に固着具を挿通する貫通孔を有し、固着具により被取付材をブラケットに取付けたことを特徴とする建築構造体。

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