JP2020188864A - 車イスに取り付けられる電動ユニット - Google Patents

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森 淳
Atsushi Mori
淳 森
雅司 山田
Masashi Yamada
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Abstract

【課題】 電動ユニット本体を車イスに簡単に連結する。【解決手段】 車イスに取り付けられる電動ユニットであって、本体と、車イスに固定されるアタッチメントを有する。本体が、第1溝、第1ロック部材、第2溝及び第2ロック部材を有する。アタッチメントが、第1バーと第2バーを有する。第1バーを第1溝内に挿入すると、第1ロック部材が第1バーの後側への移動を規制する。第1溝内で移動を規制された状態の第1バーを中心にアタッチメントを回動させると、第2バーが第2溝内に挿入される。第2バーを第2溝内に挿入すると、第2ロック部材が第2バーの後側への移動を規制する。【選択図】図12

Description

本明細書に開示の技術は、車イスに取り付けられる電動ユニットに関する。
特許文献1には、車イスに取り付けられる電動ユニットが開示されている。この電動ユニットの本体は、電力により駆動する車輪を備えている。本体は、後側を向く表面に設けられており、電動ユニットの幅方向に沿って伸びる2つの溝を有している。第2溝は、第1溝よりも下側に配置されている。また、この電動ユニットは、車イスに固定されたアタッチメント(止め金具)を有している。アタッチメントは、棒状体を有している。棒状体は、U字状に曲がっている。このため、棒状体は、車イスの幅方向に伸びる2つのバーを有している。第2バーは、第1バーの下側に配置されている。車イスを電動ユニットの本体に向けて移動させることで、第1バーを第1溝内に挿入することができる。第1バーが第1溝の最奥部に配置された状態で本体を前傾させると、第1バーを中心にして車イスが本体に対して相対的に回転して、車イスが後傾する。これによって、車イスの前輪が持ち上がる。このため、前輪が地面に対して非接触となる。また、車イスが後傾すると、第2バーが第2溝内に挿入される。すると、第2溝に設けられたロック部材によって、第2バーが第2溝内に固定される。これによって、車イスが電動ユニットに連結される。車イスが電動ユニットに連結された状態で電動ユニットの車輪を駆動することで、電力によって車イスを移動させることができる。また、車イスの前輪が浮いているので、電動ユニットと車イスはスムーズにカーブ走行することができる。
特開2004−201807号公報
特許文献1の電動ユニットでは、第1バーが第1溝内に挿入された状態で第2バーを第2溝内に挿入するときに、第1溝内での第1バーの位置が適切でなかったり、第1溝内で第1バーが移動したりして、第2バーを第2溝内に適切に挿入することができない場合がある。このため、電動ユニット本体と車イスとの連結作業を好適に行うことができない場合があった。本明細書では、電動ユニット本体を車イスに簡単に連結する技術を提案する。
本明細書が開示する電動ユニットは、車イスに取り付けられる。この電動ユニットは、電力により駆動する車輪を備える本体と、前記車イスに固定されるアタッチメント、を有する。前記本体が、第1溝と、第1ロック部材と、第2溝と、第2ロック部材を有している。前記第1溝は、前記本体の後側を向く表面に設けられており、前記本体の幅方向に沿って伸びる。前記第1ロック部材は、ロック位置とアンロック位置の間で移動可能であり、ロック位置に付勢されている。前記第2溝は、前記本体の後側を向く表面に設けられており、前記本体の幅方向に沿って伸びており、前記第1溝よりも下側に配置されている。前記第2ロック部材は、ロック位置とアンロック位置の間で移動可能であり、ロック位置に付勢されている。前記アタッチメントが、第1バーと第2バーを有している。前記アタッチメントが、前記第1バーと前記第2バーが前記車イスの幅方向に沿って伸び、前記第2バーが前記第1バーよりも下側に位置するように前記車イスに取り付けられる。前記第1バーを前記第1溝内に挿入すると前記第1バーに押されて前記第1ロック部材がロック位置からアンロック位置に移動し、前記第1バーをさらに前記第1溝の奥に移動させると前記第1ロック部材がアンロック位置からロック位置に移動して前記第1バーの後側への移動を規制する。前記第1溝内で移動を規制された状態の前記第1バーを中心に前記アタッチメントを前記本体に対して回動させると、前記第2バーが前記第2溝内に挿入される。前記第2バーを前記第2溝内に挿入すると前記第2バーに押されて前記第2ロック部材がロック位置からアンロック位置に移動し、前記第2バーをさらに前記第2溝の奥に移動させると前記第2ロック部材がアンロック位置からロック位置に移動して前記第2バーの後側への移動を規制する。
この電動ユニットの本体に車イス(アタッチメントが取り付けられた車イス)を連結する際には、まず、第1バーを第1溝内に挿入する。すると、第1バーに押されて第1ロック部材がロック位置からアンロック位置に移動する。第1バーをさらに第1溝の奥に移動させると第1ロック部材がアンロック位置からロック位置に移動して第1バーの後側への移動を規制する。すなわち、第1バーが第1溝内でロックされる。第1ロック部材がアンロック位置からロック位置に移動するときに音がするので、ユーザは第1バーが適切な位置でロックされたことを認識することができる。第1バーが第1溝内でロックされたら、第1溝内でロックされた状態の第1バーを中心にアタッチメントを本体に対して回動させる。すなわち、電動ユニットの本体を前傾させるとともに車イスを後傾させることで、第1バーを中心にアタッチメントを本体に対して回動させる。これによって、車イスの前輪が持ち上がり、前輪が地面に対して非接触となる。また、このようにアタッチメントを本体に対して回動させることで、第2バーが第2溝内に挿入される。第1バーが第1溝内でロック(後側に移動(スライド)することが規制)されているので、第2バーを確実に第2溝内に挿入することができる。第2バーを第2溝内に挿入すると、第2ロック部材によって第2バーが第2溝内でロックされる。これによって、車イスの前輪が浮いた状態で、電動ユニットの本体と車イスが互いに連結される。以上に説明したように、この電動ユニットでは、第1バーが第1溝内に挿入されると第1バーが自動的にロックされるので、ユーザは第1バーが第1溝内で適切な位置に配置されたことを認識することができる。また、第1バーがロックされるので、その後の連結作業中に第1バーが第1溝内でスライドすることを防止することができる。したがって、第2バーを第2溝内に確実に挿入することができる。したがって、この電動ユニットによれば、本体を車イスに簡単に連結することができる。
電動ユニット10と車イス70の斜視図。 電動ユニット10と車イス70の側面図。 アタッチメント60aの斜視図。 連結ユニット22aの側面図。 連結ユニット22aの内部構造を示す側面図。 連結ユニット22aの内部構造を示す側面図。 連結ユニット22aの上面図。 電動ユニット10と車イス70の側面図。 連結ユニット22aとアタッチメント60aの接続状態を示す図。 連結ユニット22aとアタッチメント60aの接続状態を示す図。 電動ユニット10と車イス70の側面図。 連結ユニット22aとアタッチメント60aの接続状態を示す図。
図1、2は、実施形態の電動ユニット10を示している。電動ユニット10は、車イス70に取り付けられて使用される。なお、図2及び後述する図8、11では、車イス70を簡略化して示している。図1、2に示すように、電動ユニット10は、本体12と2つのアタッチメント60a、60bを有している。本体12は、車輪14を有している。また、図示していないが、本体12は、バッテリとモータを内蔵している。モータは、バッテリの電力によって車輪14を回転させる。アタッチメント60a、60bは、車イス70に固定されている。本体12は、アタッチメント60a、60bに対して着脱可能である。図1、2は、本体12がアタッチメント60a、60bから分離された状態を示している。本体12をアタッチメント60a、60bに接続すると、図11に示すように、アタッチメント60a、60bを介して本体12が車イス70に連結される。本体12が車イス70に連結された状態で車輪14を回転させることで、電力によって車イス70を走行させることができる。なお、各図において、電動ユニット10及び車イス70の前方向をy方向、右方向(幅方向)をx方向、上方向をz方向として示す。x方向は、y方向に対して直交する方向であり、水平に伸びる方向である。
本体12は、ベース部16、ハンドル18、2つの連結アーム20a、20b、2つの連結ユニット22a、22bを有している。ハンドル18は、ベース部16の上部に設置されている。車輪14は、ベース部16の下部に設置されている。ハンドル18は、ベース部16に対して回転する。ユーザがハンドル18を操作すると、車輪14の向きが変化し、電動ユニット10と車イス70の走行方向が変化する。2つの連結アーム20a、20bは、ベース部16から幅方向に伸びている。連結アーム20aがベース部16から左方向(−x方向)に伸びており、連結アーム20bがベース部16から右方向(x方向)に伸びている。各連結アーム20a、20bの先端部は後方向(−y方向)に屈曲している。連結ユニット22aは、連結アーム20aの先端に固定されている。連結ユニット22bは、連結アーム20bの先端に固定されている。連結ユニット22aは、アタッチメント60aに対して着脱可能とされている。連結ユニット22bは、アタッチメント60bに対して着脱可能とされている。各連結ユニット22a、22bから下側に向かってスタンド24が伸びている。図2に示すように、本体12が車イス70から分離されている状態では、スタンド24の下端が接地する。このため、本体12は自立することができる。
車イス70は、座シート72、背シート74、前輪(キャスタ)76、後輪78、フットサポート80等を備える汎用的な車イスである。車イス70の左右のレッグパイプ82(フレームのうちの座シート72からフットサポート80まで伸びる部分)のそれぞれに、アタッチメント60a、60bが固定されている。アタッチメント60aは、左側のレッグパイプ82に固定されており、連結ユニット22aに対して着脱可能とされている。アタッチメント60bは、右側のレッグパイプ82に固定されており、連結ユニット22bに対して着脱可能とされている。
次に、アタッチメント60aの構造について説明する。なお、アタッチメント60bとアタッチメント60aは左右対称であるので、アタッチメント60bの構造についての説明は省略する。図3に示すように、アタッチメント60aは、レッグパイプ82に固定された基部66と、基部66に対して幅方向外側(−x方向側)に配置されたU字バー64を有している。基部66は、ボルト(図示省略)によってレッグパイプ82に固定されている。U字バー64は、U字状に伸びる棒状部材である。U字バー64は、基部66に固定されている。U字バー64は、第1バー61、第2バー62、及び、接続バー63を有している。第1バー61は、基部66から幅方向(−x方向)に直線状に伸びている。第2バー62は、基部66から幅方向(−x方向)に直線状に伸びている。第2バー62は、第1バー61よりも下側(−z方向)に配置されている。また、第2バー62は、第1バー61よりも前側(y方向)に配置されている。第1バー61と第2バー62は、水平に伸びている。接続バー63は、第1バー61の先端と第2バー62の先端を接続している。
次に、連結ユニット22aの構造について説明する。なお、連結ユニット22bと連結ユニット22aは左右対称であるので、連結ユニット22bの構造についての説明は省略する。図4に示すように、連結ユニット22aは、ベース部30と、レバー34を有している。ベース部30は、連結アーム20aの先端に接続されている。スタンド24は、ベース部30から下側に伸びている。ベース部30の後面30a(後側(−y方向)を向く表面)には、第1溝31と第2溝32が設けられている。第1溝31は、後面30aにおいてx方向(幅方向)に沿って伸びている。第1溝31の深さ方向は、y方向と略平行である。第2溝32は、後面30aにおいてx方向(幅方向)に沿って伸びている。第2溝32の深さ方向は、斜め上前方向である。図5、6は、連結ユニット22aの側面部のカバーを取り外した状態を示している。図5、6に示すように、ベース部30は金属製の筐体36と、第1ロック部材41と、第2ロック部材42を内蔵している。
筐体36は、連結アーム20aの先端に固定されている。筐体36から下方向にスタンド24が伸びている。
第1ロック部材41は、筐体36に対して回動可能に取り付けられている。第1ロック部材41は、レバー34側に突出する凸部41aを有している。第1ロック部材41は、図5に示すロック位置と図6に示すアンロック位置の間で移動(回動)することができる。図5に示すように、ロック位置では、第1ロック部材41が第1溝31を閉塞する。図6に示すように、アンロック位置では、第1ロック部材41が第1溝31を開放する。第1ロック部材41は、図示しないバネによってロック位置に向けて付勢されている。したがって、第1ロック部材41に外力が加わっていない状態では、第1ロック部材41はロック位置に配置されている。
第2ロック部材42は、筐体36に対して回動可能に取り付けられている。第2ロック部材42は、レバー34側に突出する凸部42aを有している。第2ロック部材42は、図5に示すロック位置と図6に示すアンロック位置の間で移動(回動)することができる。図5に示すように、ロック位置では、第2ロック部材42が第2溝32を閉塞する。図6に示すように、アンロック位置では、第2ロック部材42が第2溝32を開放する。第2ロック部材42は、図示しないバネによってロック位置に向けて付勢されている。したがって、第2ロック部材42に外力が加わっていない状態では、第2ロック部材42はロック位置に配置されている。
レバー34は、筐体36に対して回動可能に取り付けられている。ユーザの操作によって、レバー34は、図5に示すリリース位置A、操作位置B、及び、固定位置Cの間で移動(回動)することができる。レバー34が操作位置Bにある場合には、レバー34は第1ロック部材41及び第2ロック部材42のいずれにも干渉しない。レバー34が操作位置Bからリリース位置Aに移動すると、レバー34が第1ロック部材41の凸部41aと第2ロック部材42の凸部42aに接触する。これによって、レバー34は、第1ロック部材41をアンロック位置に移動させるとともに、第2ロック部材42をアンロック位置に移動させる。このため、レバー34がリリース位置Aに配置されている間は、第1溝31と第2溝32が開放される。レバー34が操作位置Bから固定位置Cに移動すると、レバー34が第2ロック部材42に接触して第2ロック部材42を固定する。この状態では、第2ロック部材42に外力が加わっても、第2ロック部材42はアンロック位置に移動することができない。
図7は、連結ユニット22aのベース部30の上面を示している。図示するように、ベース部30(すなわち、ケース)の上面には、スリット孔46が設けられている。レバー34は、スリット孔46を通ってケースの内部から外部まで伸びている。スリット孔46は、y方向に長い形状を有している。レバー34は、スリット孔46の内部をy方向と略平行に移動することで、リリース位置A、操作位置B、及び、固定位置Cの間で移動する。レバー34は、図示しないバネ(ボールプランジャ)によってx方向に付勢されている。したがって、レバー34は、通常は、スリット孔46のx方向に位置する側面46aに接している。リリース位置Aから操作位置Bに亘って、側面46aは直線状に伸びている。したがって、ユーザはy方向に平行に力を加えることで、リリース位置Aと操作位置Bの間でレバー34を移動させることができる。操作位置Bと固定位置Cの間の側面46aには、突起46bが設けられている。突起46bの操作位置B側の表面は傾斜している。このため、突起46bは、操作位置Bから固定位置Cへのレバー34の移動を規制しない。ユーザは、操作位置Bにあるレバー34に対してy方向に力を加えることで、レバー34を固定位置Cまで移動させることができる。他方、突起46bの固定位置C側の表面は側面46aに対して垂直である。このため、突起46bは、固定位置Cから操作位置Bへのレバー34の移動を規制する。このため、固定位置Cから操作位置Bへレバー34を移動させる場合には、ユーザは、固定位置Cにあるレバー34を一旦−x方向に移動させ、その後、レバー34を−y方向に移動させる必要がある。このように、突起46bは、意図せずレバー34が固定位置Cから操作位置Bへ移動することを防止する。
次に、本体12を車イス70に連結する作業(すなわち、連結ユニット22a、22bをアタッチメント60a、60bに連結する作業)について説明する。なお、連結ユニット22bとアタッチメント60bは連結ユニット22aとアタッチメント60aと同様に動作するので、以下では、連結ユニット22bとアタッチメント60bの動作説明を省略する。以下に説明する第1勘合作業、第2勘合作業、及び、レバー操作をユーザが実施することで、本体12が車イス70に連結される。
(第1勘合作業)
まず、ユーザは、レバー34を操作位置Bにセットする。次に、ユーザは、車イス70に乗って、図1、2に示す位置まで車イス70を移動させる。次に、ユーザは車イス70を前進させ、図8に示すように、アタッチメント60aを連結ユニット22aに接触させる。すると、図9に示すように、第1バー61が第1溝31内に挿入され、第1バー61が第1ロック部材41に接触する。次に、ユーザは、本体12を手前(車イス70側)に引くことで、第1バー61を第1溝31の奥へ移動させる。すると、第1バー61に押されて第1ロック部材41がアンロック位置(図6の位置)へ一旦移動する。その後、第1バー61を第1溝31の底部まで移動させると、図示しないバネの力によって第1ロック部材41がロック位置へ戻る。その結果、図10に示すように、第1バー61が、第1溝31の底部と第1ロック部材41によって挟まれることで、勘合される。この状態では、第1バー61に対して後側(第1溝31から抜ける方向)に力が加わっても、第1ロック部材41はアンロック位置へは移動しない。このため、第1ロック部材41によって第1バー61の移動(スライド移動)が規制される。すなわち、第1バー61がロックされる。第1ロック部材41がバネの力によってアンロック位置からロック位置へ移動するときに、音が生じる。その音によって、ユーザは、第1バー61が第1溝31内の適切な位置でロックされたことを認識することができる。なお、第1バー61がロックされた状態でも、第1バー61を中心としてアタッチメント60aが連結ユニット22aに対して相対回転することは可能である。
(第2勘合作業)
次に、ユーザは、本体12のハンドル18を前方に押し出すことで、本体12を前傾させる。すると、本体12のスタンド24が持ち上げられて、スタンド24が地面に対して非接触となる。また、本体12を前傾させると、連結ユニット22aが上方向(z方向)へ移動する。すると、連結ユニット22aによってアタッチメント60aが上方向に持ち上げられる。その結果、図11に示すように、背シート74が後傾する方向に車イス70が傾斜する。すると、車イス70の前輪76が持ち上げられて地面に対して非接触となる。また、このように本体12が前傾するとともに車イス70が後傾すると、連結ユニット22aとアタッチメント60aは第1バー61を中心として相対的に回転する。その結果、図12に示すように、第2バー62が第2溝32内に挿入される。このとき、まず、第2バー62が第2ロック部材42に接触する。第2バー62が第2溝32の奥へ移動すると、第2バー62に押されて第2ロック部材42がアンロック位置(図6の位置)へ一旦移動する。そして、第2バー62が第2溝32の底部まで移動すると、図示しないバネの力によって第2ロック部材42がロック位置へ戻る。その結果、図12に示すように、第2バー62が、第2溝32の底部と第2ロック部材42によって挟まれることで、勘合される。この状態では、第2バー62に対して後側(第2溝32から抜ける方向)に力が加わっても、第2ロック部材42はアンロック位置へは移動しない。このため、第2ロック部材42によって第2バー62の移動(スライド移動)が規制される。すなわち、第2バー62がロックされる。第2ロック部材42がバネの力によってアンロック位置からロック位置へ移動するときに、音が生じる。その音によって、ユーザは、第2バー62が第2溝32内の適切な位置でロックされたことを認識することができる。第1バー61に加えて第2バー62がロックされると、本体12と車イス70の相対移動及び相対回転が不可能となる。
(レバー操作)
次に、ユーザは、レバー34を固定位置Cへ移動させる。すると、レバー34が第2ロック部材42をロック位置に固定する。この状態では、第2ロック部材42に外力が加わっても、第2ロック部材42がアンロック位置へ移動しない。レバー34を固定位置Cに移動させることで、第2ロック部材42のロックが意図せず解除されることを防止することができる。なお、第2バー62が第2ロック部材42によって適切にロックされていない場合には、レバー34を固定位置Cへ移動させることができない。したがって、ユーザは、レバー34が固定位置Cへ移動できるか否かによっても、第2バー62が適切にロックされているか否かを認識することができる。
以上の作業によって、本体12を車イス70に連結することができる。第1勘合作業では、第1バー61がロックされたときに第1ロック部材41から音がするので、ユーザは第1バー61を確実にロックさせることができる。また、第2勘合作業では、第1バー61がロックされて第1バー61のスライド移動が規制されているので、第1溝31内で第1バー61が位置ずれすることを防止することができる。したがって、第2バー62を第2溝32内に確実に挿入して、第2バー62を確実にロックすることができる。したがって、ユーザは、電動ユニット10を簡単に車イス70に連結することができる。
また、第1ロック部材41によって第1バー61がロックされるので、第1溝31の開口部が広くても、第2勘合作業中に第1バー61が第1溝31内で位置ずれすることがない。このため、例えば、図4のように、第1溝31の内角(図4の角度θ)を広くすることができる。このように第1溝31の開口部を広くすることで、第1勘合作業においてより簡単に第1バー61を第1溝31内に挿入することが可能となる。
本体12が車イス70に連結された状態で車輪14が駆動すると、電力によって車イス70が走行する。また、ハンドル18を操作することによって、車イス70をカーブ走行させることができる。車イス70の前輪76が接地していないので、車イス70と電動ユニット10はスムーズにカーブ走行することができる。
また、図7を用いて上述したように、突起46bによってレバー34が固定位置Cから操作位置Bへ意図せず移動することが防止される。これによって、連結ユニット22aが、意図せずアタッチメント60aから分離されることを防止することができる。
本体12を車イス70から分離させる場合には、レバー34をリリース位置Aまで移動させる。すると、第1ロック部材41と第2ロック部材42がアンロック位置へ移動し、第1バー61と第2バー62のロックが解除される。したがって、連結ユニット22aをアタッチメント60aから分離させることができる。すなわち、本体12を車イス70から分離させることができる。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの1つの目的を達成すること自体で技術有用性を持つものである。
10 :電動ユニット
12 :本体
14 :車輪
16 :ベース部
18 :ハンドル
20a、20b :連結アーム
22a、22b :連結ユニット
24 :スタンド
30 :ベース部
30a :後面
31 :第1溝
32 :第2溝
34 :レバー
36 :筐体
41 :第1ロック部材
42 :第2ロック部材
46 :スリット孔
60a、60b :アタッチメント
61 :第1バー
62 :第2バー
63 :接続バー
64 :U字バー
66 :基部
70 :車イス
72 :座シート
74 :背シート
76 :前輪
78 :後輪
80 :フットサポート
82 :レッグパイプ

Claims (1)

  1. 車イスに取り付けられる電動ユニットであって、
    電力により駆動する車輪を備える本体と、
    前記車イスに固定されるアタッチメント、
    を有し、
    前記本体が、
    前記本体の後側を向く表面に設けられており、前記本体の幅方向に沿って伸びる第1溝と、
    ロック位置とアンロック位置の間で移動可能であり、ロック位置に付勢されている第1ロック部材と、
    前記本体の後側を向く表面に設けられており、前記本体の幅方向に沿って伸びており、前記第1溝よりも下側に配置されている第2溝と、
    ロック位置とアンロック位置の間で移動可能であり、ロック位置に付勢されている第2ロック部材、
    を有し、
    前記アタッチメントが、第1バーと第2バーを有し、
    前記アタッチメントが、前記第1バーと前記第2バーが前記車イスの幅方向に沿って伸び、前記第2バーが前記第1バーよりも下側に位置するように前記車イスに取り付けられ、
    前記第1バーを前記第1溝内に挿入すると前記第1バーに押されて前記第1ロック部材がロック位置からアンロック位置に移動し、前記第1バーをさらに前記第1溝の奥に移動させると前記第1ロック部材がアンロック位置からロック位置に移動して前記第1バーの後側への移動を規制し、
    前記第1溝内で移動を規制された状態の前記第1バーを中心に前記アタッチメントを前記本体に対して回動させると、前記第2バーが前記第2溝内に挿入され、
    前記第2バーを前記第2溝内に挿入すると前記第2バーに押されて前記第2ロック部材がロック位置からアンロック位置に移動し、前記第2バーをさらに前記第2溝の奥に移動させると前記第2ロック部材がアンロック位置からロック位置に移動して前記第2バーの後側への移動を規制する、
    電動ユニット。
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