JP2009142407A - 車輪付きスタンド用牽引装置 - Google Patents

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【課題】牽引車両でIVスタンドを牽引する場合のIVスタンドの倒れを防止する。
【解決手段】車椅子1に牽引側固定部材3を固定し、IVスタンドのポール2aに被牽引側固定部材3を固定し、両部材を連結部材4(接続金具5)を介して連結する。連結部材の両部材との連結部において、車椅子の車軸Ca回りの1自由度で回動可能でありかつそれぞれ所定の回動範囲θ1・θ2に規制されている。旋回時に連結部材が旋回方向に折れ曲がることがなく、車輪付きスタンドが旋回方向に傾倒することを防止することができると共に、床面の凹凸に対しては連結部材の両端部の回動により、牽引車両に対して車輪付きスタンドは上下動自在になり得るため、車輪付きスタンドを何等問題なく牽引することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の車輪を取り付けられたベースに立設されたポールを備える車輪付きスタンドを牽引するのに適する車輪付きスタンド用牽引装置に関するものである。
従来、病院などで移動することが特に必要とされる車輪付き装置(キャスター付きベッドや車椅子等)において、車輪付きスタンドとしての例えばIVスタンドを共に移動させる必要がある場合がある。その場合には、安全性から、2人でベッド等とIVスタンドとを移動させることになり、業務効率が悪いという問題が生じる。
そこで、1人でベッド等を移動させながらIVスタンドを移動させることができるようにするために、ベッドとIVスタンドとを連結することができるようにした縦列連結装置がある(例えば特許文献1参照)。
特表平2−501197号公報
上記ベッド等の牽引車両により連結装置を介してIVスタンドを牽引する場合に、IVスタンドの追従性のみならず、床面の凹凸に対して安定して乗り越えられるようにする必要がある。上記連結装置にあっては、牽引車両とIVスタンドとにそれぞれ連結された各連結本体と、各連結本体にそれぞれ遊動自在に連結された中間本体とを有している。また、中間本体を弾性変形可能にしており、その弾性変形により進路位置まで戻す力をIVスタンドに作用させて、凹凸面上の移動などに対応させている。
しかしながら、IVスタンドにあっては複数の車輪をポールに対して円周上に配設したものが公知であるが、複数の車輪のほとんどが接地して走行している場合には凹凸面や不均一な床面の変化に追従させることができるが、中間本体が弾性変形するだけでは、例えば床面に段差部分があると走行方向前輪の車輪が突っかかってIVスタンドが大きく前傾して倒れる虞が生じる。
また、弾性変形する中間本体を介しているため、車椅子にIVスタンドがしっかりと追従せず、搬送者や歩行者あるいは壁等に、旋回で振られたIVスタンドが衝突してしまう虞がある。
このような課題を解決して、牽引車両でIVスタンドを牽引する場合に床面の段差などでIVスタンドが倒れたり、旋回で振られて壁等に衝突することを防止することを実現するために本発明に於いては、複数の車輪を取り付けられたベースと当該ベースに立設されたポールとを備える車輪付きスタンドを牽引車両により牽引するための車輪付きスタンド用牽引装置であって、前記牽引車両に固定される牽引側固定部材と、前記被牽引側車両に固定される被牽引側固定部材と、前記牽引側固定部材と前記被牽引側固定部材とを連結する連結部材とを有し、前記連結部材が、前記牽引側固定部材と前記被牽引側固定部材とに対して前記牽引車両の少なくとも車軸回りの1自由度で回動可能に連結されているものとした。
特に、前記連結部材の各回動範囲が、前記牽引時における前記車輪付きスタンドの所定以上の傾きを防止する角度で規制されていると良い。また、前記連結部材が、前記牽引側固定部材と前記被牽引側固定部材とのいずれか一方で前記車軸に直交する軸線回りの少なくとも2位置で固定され、かつ中間部で前記車軸に直交する軸線に対して半径方向外向きに延出する延出部分を有していると良い。
このように本発明によれば、牽引車両と被牽引側となる車輪付きスタンドとを連結する連結部材が、牽引車両に対して車軸回りの1自由度で回動可能に連結されているか、車輪付きスタンドに対しても牽引車両の車軸回りの1自由度で回動可能に連結されていることから、旋回時に連結部材が旋回方向に折れ曲がることが抑制され、車輪付きスタンドが旋回方向に傾倒することを防止することができる。床面の凹凸に対しては連結部材の両端部の回動により、牽引車両に対して車輪付きスタンドは上下動自在になり得るため、車輪付きスタンドを何等問題なく牽引することができる。
特に、連結部材の牽引車両および車輪付きスタンドのそれぞれに対する回動可能な角度が車輪付きスタンドの所定以上の傾きを防止する角度に規制されていることにより、牽引される車輪付きスタンドの走行方向前側の車輪が段差等に突っかかった場合でも所定角度以上に傾くことが無いため、車輪付きスタンドが倒れてしまうことを防止し得る。
また、連結部材の牽引側固定部材と被牽引側固定部材との一方を車軸に直交する軸線回りの少なくとも2位置で固定することにより、連結部材の中間部で車軸に直交する軸線回りに延出する延出部分を例えば車軸方向に180度対称位置に任意に向けて固定することができる。これにより、牽引側固定部材が牽引車両の車軸方向の一方に偏った位置にしか固定できない場合であっても、連結部材の延出部分を牽引車両の中央寄りに向けることにより、車輪付きスタンドを牽引車両の車軸方向中央部分に位置させることができる。逆に牽引車両の車軸方向一方の側に偏倚させて位置させることもでき、その場合には、牽引車両として車椅子の場合に介護人が車椅子の真後ろに立って押して行くことができる。
また、連結部材を牽引車両に対して略垂直状態に保持することにより、車輪付きスタンドを牽引しない場合には連結部材を邪魔にならないように収めておくことができる。特に、車椅子において牽引側固定部材の固定対象がフレームのパイプであって、左右の側縁部分に延在している場合には、そのいずれかの位置で連結部材を略垂直に収めることができ、介護人が車椅子を押す場合にも何等問題が生じない。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用された牽引装置を車椅子1と車輪付きスタンドとしてのIVスタンド2との連結に用いた状態を示す全体斜視図である。IVスタンド2は点滴用に用いられる移動可能なスタンドである。
車椅子1のフレーム構造にあっては、幅方向(車軸Caの軸線方向)に折りたたみ可能なように、通常使用状態で左右の側縁部にて前後方向に複数本のパイプが延在し、左右のパイプの一部同士を曲折自在なパイプで連結するようにしたものが公知である。図示例では、車椅子1の左側下部に前後方向に延在するパイプ1aが設けられており、そのパイプ1aの後端部分に牽引側固定部材3が取り付けられている。牽引側固定部材3には棒状の連結部材4の一端部が車椅子1の車軸Caの軸線回りに回動可能に連結されている。
連結部材4の他端部には、連結部材4の軸線に直交しかつ車幅方向に延出された延出部分としての接続金具5の一端部が結合されている。接続金具5の他端部には被牽引側固定部材6が結合されており、その被牽引側固定部材6はIVスタンド2のポール2aの任意の位置に固定されている。
なお、IVスタンド2の下部にはポール2aを支持するベース2bが設けられている。ベース2bには、ポール2aの支持部を中心として半径方向外向きに延出した複数の脚部が一体的に形成されており、各脚部の延出端部にはそれぞれキャスター2cが設けられている。このようにして、複数の車輪付きスタンドが構成されている。なお、IVスタンド2にあっては、各キャスター2cが平坦な床面上に接している状態ではポール2aが床面に対して垂直状態になる。
上記した牽引側固定部材3・連結部材4(接続金具5)・被牽引側固定部材6により構成された牽引装置は、図2に示されるように、連結部材4(接続金具5)が、牽引側固定部材3にて車軸Ca回りの1自由度で回動可能であり、かつ被牽引側固定部材6に対しても同様に車軸Ca回りの1自由度で回動可能にされている。なお、図2では、連結部材4を実線で示されるように車椅子1に対して不動状態にして、相対的にIVスタンド2が傾動する状態を示している。
次に、図3および図4を参照して、牽引装置の具体的な構造の本図示例の場合について説明する。なお、図示例は一例であり、以下に説明する構造に限定されるものではない。
牽引側固定部材3は、車椅子1側のパイプ1aが挿入可能な程度の内寸で形成されたU字断面形状のパイプ支持部材7と、パイプ支持部材7にその開放された上面を閉塞するように固着されたU字断面形状の本体8と一体的に結合した形状に形成されている。なお、パイプ1aには、車軸Caに直交して上下方向に延在するパイプ1bの下端部が一体的に結合されている。そして、本体8のU字断面形状における両壁部間の内寸がパイプ1bが挿入可能な程度にされている。
本体8の両側壁部分には、両側壁部分を貫通する向きに図示例では4本のボルトB1・B2・B3・B4がそれぞれ所定の位置に取り付けられている。連結部材4の一端部には、その1本のボルトB1が所定の公差をもって挿通し得る大きさの孔4aが設けられており、孔4aにボルトB1を挿通することにより、連結部材4の一端部が牽引側固定部材3により枢支されるようになっている。これにより、パイプ1aをパイプ支持部材7に挿入しかつパイプ1bを本体8の両壁部間に嵌め込んだ状態で連結部材4の軸線方向は車椅子1の車軸Caに対して直交することになり、連結部材4は車軸Ca回りに回動自在になる。
パイプ支持部材7には、パイプ1aの挿入状態でパイプ1aを固定するための固定ねじ9がねじ結合されるようになっている。これにより、車椅子1のフレームを構成する任意のパイプにパイプ支持部材7を固定することができる。本図示例のように、上記した左側下部のパイプ1aまたは反対側となる右側下部のパイプ(図1の1b)が適当である。また、本体8に取り付けられる2本ボルトB2・B3により連結部材4の回動範囲が規制される。その回動範囲は例えば図2に示される角度θ1のように設定されている。
連結部材4の他端部には連結部材4の軸線方向にねじ込まれたボルト10により接続金具5が結合されているが、例えば樹脂製カラーにより連結部材4の軸線回りに接続金具5が回動可能にされている。その接続金具5の連結部材4に対する位置決め固定用に、接続金具5には連結部材4の対応する部分にねじ込み可能な蝶ねじ11が取り付けられている。接続金具5の回動方向に対する固定位置にあっては、牽引側固定部材3を車椅子1に固定した状態で車軸Caに略平行に延在する向きであって良い。
接続金具5の連結部材4との結合部から延出された延出端部には、接続金具5の一部を連結部材4と平行な軸線方向にかつ連結部材4とは相反する側に曲折したアーム部5aが一体に形成されている。そのアーム部5aの延出端部にU字形状の被牽引側固定部材としての被牽引側固定部材6が組み付けられている。
被牽引側固定部材6は、例えば合成樹脂材により全体として略U字形状に形成されており、そのU字形状における底部がアーム部5aに図4の矢印Aに示されるように回動自在にピン14により枢支されている。なお、アーム部5aには、被牽引側固定部材6の回動可能な範囲を規制するためのストッパピン12が固設されており、被牽引側固定部材6を回動した場合に所定の回動角度で被牽引側固定部材6のU字形状における一方のアーム部がストッパピン12に当接し、それ以上の回動が止められるようになっている。また、被牽引側固定部材6のU字形状の内部には、ポール2aの外径に対してゆるみ嵌め程度の内径の凹部6aが形成されている。また、被牽引側固定部材6のU字形状における他方のアーム部には、凹部6aに出没し得る向きに進退する固定ねじ13が取り付けられている。
被牽引側固定部材6をポール2aに固定する場合には、図4の矢印Bに示されるようにポール2aに対して径方向に被牽引側固定部材6を嵌めて、凹部6a内にポール2aを受容し、固定ねじ13をねじ込んでポール2aに被牽引側固定部材6を固定する。このように牽引側固定部材3をパイプ1aに固定し、上記したように被牽引側固定部材6をポール2aに固定することにより、連結部材4(接続金具5)を介して車椅子1とIVスタンド2とが互いに連結される。
なお、上記したように連結部材4の軸線回りに任意の角度で接続金具5を固定することができるため、例えば連結部材4に対して左右の両側に180度対称位置で固定可能にすることにより、連結部材4の固定位置が決められていても、車椅子1の左右方向に、接続金具5の長さ分だけIVスタンド2の位置を変えることができる。
このようにして車椅子1によりIVスタンド2を牽引することができるが、その牽引時に図5に示されるように床面15に段差部15aがあった場合について示す。段差部15aにIVースタンド2の複数のキャスター2cの一部である走行方向前側のものが達した場合には、そのキャスター2cが段差部15aに乗り上げようとなり、その動きはIVスタンド2を走行方向に対して後傾させる向きとなる。
連結部材4がIVスタンド2に対しては回動可能であるが牽引側固定部材3に対しては回動不能な固定状態で結合されている場合には、走行方向前側のキャスター2cが段差部15aに突っかかったようになると、走行方向前側にIVスタンド2が倒れようとする。車椅子1と一体の連結部材4との枢支部を中心としてIVスタンド2が回動し得るため、倒れる向きの動作が増長されてしまい、IVスタンド2が倒れてしまう虞がある。
また、連結部材4が牽引側固定部材3に対しては回動可能であるがIVスタンド2に対しては回動不能な固定状態で結合されている場合には、連結部材4の回動によりIVスタンド2が持ち上がるようになるため、図7に示されるように前傾状態にはなるが段差部15aを乗り越えることはできる。しかしながら、図6と同様に走行方向後側のキャスター2cは床面15から浮いてしまうため、キャスター2cの一部のみが接地した状態で走行することになり、IVスタンド2の走行が不安定になるという問題がある。さらに、段差部15aを乗り越えることができても、その場合にはIVスタンド2の全体を持ち上げるようにして乗り越えることになり、IVスタンド2の全重量を持ち上げるための力が必要となり、車椅子1の走行に支障を来すという問題もある。
それに対して、本願発明の牽引装置にあっては、上記IVスタンド2の後傾に対して、連結部材4の固定側部材3に対する回動と被牽引側固定部材6に対する回動との2箇所の回動運動により対応できる。それにより、図5の矢印Cに示される連結部材4の回動、および矢印Dに示されるポール2a(被牽引側固定部材6)の回動が可能となり、前傾が増長されることなくIVスタンド2は段差部15aを乗り越えていくことができる。さらに、複数のキャスター2cにおいて段差部15aに達していないものも床面15に接地状態となり得るため、IVスタンド2の安定した走行が保持される。また、IVスタンド2の全重量を持ち上げる力を必要としないため、効率良く段差部15aを乗り越えて行くことができ、車椅子1を楽に走行させることができる。
また、上記したように、連結部材4の牽引側固定部材3との連結部にあってはボルトB2・B3の間で連結部材4が回動可能になっている。具体的には図8に示されるように、連結部材4はボルトB1を回動中心として回動し、かつ実線に示される傾きで一方のボルトB2に当接し、二点鎖線で示される傾きでは他方のボルトB3に当接して、両当接位置間となる回動範囲の角度θ1が規制されている。
また、連結部材4の被牽引側固定部材6との連結部にあってはストッパピン12により回動範囲が規制されている。具体的には図9に示されるように、被牽引側固定部材6はピン14を回動中心として回動し、かつ実線に示される傾きで被牽引側固定部材6の背面6bがストッパピン12に当接し、二点鎖線で示される傾きでも背面6bがストッパピン12に当接して両当接位置間となる回動範囲θ2が規制されている。
これら各回動範囲θ1・θ2の規制により、万が一IVスタンド2が大きく倒れ込んだ状態になっても、所定の傾き角度以上に倒れ込むことが防止されるため、IVスタンド2が完全に倒れてしまうことがない。あわせて、各回動方向は車軸Ca回りの1自由度にされていることから、車椅子1の左右方向への倒れが防止され、旋回時においてIVスタンド2が遅れずに追従して旋回することができ、旋回時に振られて搬送者や歩行者あるいは壁等に衝突してしまうことを回避することができる。
なお、連結部材4に対する接続金具5の位置固定にあっては、上記したように蝶ねじ11にて行っているが、図示例では、例えば図9に示されるように連結部材4の対応する部分であって軸線に対して対称位置となる2箇所に蝶ねじ11をねじ込むためのボス部4a・4bを設けている。上記図示例のように車椅子1の下部の左側パイプ1aに牽引側固定部材3を固定して、IVスタンド2を車椅子1の後方左側にて牽引する場合には図示例のように連結部材4に対して車椅子1の左側に接続金具5が延出するようにボス部4aに蝶ねじ11をねじ込んで接続金具5を固定する。
それに対して、車椅子1の後方中央よりでIVスタンド2を牽引する場合には、接続金具5を180度回転させて上記図示例とは反対側に延在させて蝶ねじ11をもう一方のボス部4bにねじ込んで接続金具5を固定する。これにより、図10に示されるように車椅子1の後方中央よりにIVスタンド2が位置し得る。
また、IVスタンド2を牽引しない場合には、連結部材4を立てて、車椅子1の投影面積内に納めるようにして、車椅子1のみの走行に支障を来さないようすることができる。図示例では、例えば一旦ボルトB3を抜き、連結部材4を図11に示されるように車椅子1の背もたれに向けて起こし、ボルトB3を元のねじ孔にねじ込んで連結部材4に押し当てて、連結部材4を立設状態に固定するようにしている。なお、ボルトB3が連結部材4の立設状態の位置に合わない場合には、別途固定用ねじ孔を設けるなどしておけば良い。
これにより、これにより車椅子1の取り扱いにおいて本牽引装置が邪魔になることがない。なお、接続金具5にあっては、上記したIVスタンド2を車椅子1の後方中央よりで牽引する場合と同様に180度回転して固定しておくことにより、車椅子1の平面投影内に納めることができ、車椅子1を幅方向に折り畳む場合にも邪魔になることがない。
なお、図示例では牽引車両として車椅子1を例にして説明したが、本牽引装置が適用される牽引車両としては車椅子に限られるものではなく、例えば車輪付きベッドにも適用可能である。
本発明にかかる車輪付きスタンド用牽引装置は、牽引車両により立設状態のポールを備える車輪付きスタンドを牽引する場合の車輪付きスタンドの転倒を防止し得る効果を有し、牽引しない場合の取り扱い性も考慮でき、牽引により不安定になり易い車輪付きスタンドを牽引する用途にも適用できる。
本発明が適用された車椅子によりIVスタンドを牽引する状態を示す全体斜視図である。 牽引装置の連結部の回動範囲を示す要部側面図である。 牽引側固定部材を示す分解組立斜視図である。 被牽引側固定部材を示す分解組立斜視図である。 本発明における段差部を乗り越える状態を示す側面図である。 従来の牽引装置の不具合の一例を示す図5に対応する図である。 従来の牽引装置の不具合の別の例を示す図5に対応する図である。 牽引側固定部材における回動範囲を示す要部拡大側面図である。 被牽引側固定部材における回動範囲を示す要部拡大側面図である。 IVスタンドの牽引位置の別の例を示す図1に対応する図である。 牽引装置の収容状態を示す要部側面図である。
符号の説明
1 車椅子
2 IVスタンド
3 牽引側固定部材
4 連結部材
5 接続金具
6 被牽引側固定部材
12 ストッパピン
14 ピン
B1・B2・B3 ボルト
Ca 車軸

Claims (4)

  1. 複数の車輪を取り付けられたベースと当該ベースに立設されたポールとを備える車輪付きスタンドを牽引車両により牽引するための車輪付きスタンド用牽引装置であって、
    前記牽引車両に固定される牽引側固定部材と、前記被牽引側車両に固定される被牽引側固定部材と、前記牽引側固定部材と前記被牽引側固定部材とを連結する連結部材とを有し、
    前記連結部材が、前記牽引側固定部材と前記被牽引側固定部材とに対してそれぞれ前記牽引車両の少なくとも車軸回りの1自由度で回動可能に連結されていることを特徴とする車輪付きスタンド用牽引装置。
  2. 前記連結部材の各回動範囲が、前記牽引時における前記車輪付きスタンドの所定以上の傾きを防止する角度で規制されていることを特徴とする請求項1に記載の車輪付きスタンド用牽引装置。
  3. 前記連結部材が、前記牽引側固定部材と前記被牽引側固定部材とのいずれか一方で前記車軸に直交する軸線回りの少なくとも2位置で固定され、かつ中間部で前記車軸に直交する軸線に対して半径方向外向きに延出する延出部分を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車輪付きスタンド用牽引装置。
  4. 前記牽引側固定部材に、前記連結部材を前記牽引車両に対して略垂直状態に保持するための連結部材保持手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車輪付きスタンド用牽引装置。
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