JP2020187055A - 自己診断回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】故障検出精度の高い自己診断回路を提供する。【解決手段】自己診断回路1A0は、診断対象である差動入力段15A1の反転入力端と出力端との間に接続されたスイッチSW1と、スイッチSW1がオンされているときに差動入力段15A1の出力端に現れるノード電圧Vbを実測値データD1に変換するA/Dコンバータ1A1と、所定の基準値データD0を不揮発的に記憶する記憶部1A2と、実測値データD1と基準値データD0とを比較して差動入力段15A1が正常であるか否かを判定する故障検出部1A3とを有する。基準値データD0は、差動入力段15A1の診断前に取得された実測値データD1の初期値である。差動入力段15A1の診断時には、差動入力段15A1の非反転入力端に所定の基準電圧Vaが印加される。【選択図】図7

Description

本明細書中に開示されている発明は、例えば、監視装置(特にこれに用いられる自己診断回路)に関する。
近年、各種の電圧やクロック信号などを監視してそれらの異常検出を行う監視装置(いわゆる監視IC)が様々なアプリケーションで用いられている。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
国際公開第2013/084277号
しかしながら、上記従来の監視装置では、自らの確からしさをチェックする自己診断回路の故障検出精度について、さらなる改善の余地があった。
特に、近年では、車載用ICに対して、ISO26262(自動車の電気/電子に関する機能安全についての国際規格)を順守することが求められており、車載用の監視ICについても、フェイルセーフを念頭に置いた信頼性設計が重要となっている。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者が見出した上記課題に鑑み、故障検出精度の高い自己診断回路、及び、これを用いた監視装置を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されている自己診断回路は、診断対象である差動入力段の反転入力端と出力端との間に接続されたスイッチと、前記スイッチがオンされているときに前記差動入力段の前記出力端に現れるノード電圧を実測値データに変換するA/Dコンバータと、所定の基準値データを不揮発的に記憶する記憶部と、前記実測値データと前記基準値データとを比較して前記差動入力段が正常であるか否かを判定する故障検出部と、を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る自己診断回路において、前記基準値データは、前記差動入力段の診断前に取得された前記実測値データの初期値である構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成る自己診断回路において、前記差動入力段の診断時には、前記差動入力段の非反転入力端に所定の基準電圧が印加される構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第3いずれかの構成から成る自己診断回路において、前記故障検出部は、前記実測値データと前記基準値データとの乖離値が許容範囲内であれば前記差動入力段が正常であると判定する構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第4いずれかの構成から成る自己診断回路において、前記故障検出部は、前記実測値データと前記基準値データとの乖離値を出力する構成(第5の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されている監視装置は、監視対象電圧と所定の閾値電圧とを比較するコンパレータと、上記第1〜第5いずれかの構成から成り前記コンパレータの確からしさをチェックする自己診断回路と、を有する構成(第6の構成)とされている。
なお、上記第6の構成から成る監視装置において、前記自己診断回路は、前記コンパレータの差動入力段と出力段を個別に診断対象とする構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第7の構成から成る監視装置において、前記自己診断回路は、所定のテスト入力電圧を前記差動入力段に入力して前記出力段から出力される出力信号の期待値判定を行うことで前記出力段を診断する構成(第8の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されている電子機器は、上記第6〜第8いずれかの構成から成る監視装置を有する構成(第9の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されている車両は、上記第9の構成から成る電子機器を有する構成(第10の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発明によれば、故障検出精度の高い自己診断回路、及び、これを用いた監視装置を提供することが可能となる。
電子機器の全体構成を示す図 監視ICのパッケージ外観を示す図 監視ICのピン配置を示す図 監視ICの第1実施形態を示す図 テスト回路の一構成例を示す図 第1実施形態における診断動作の一例を示す図 監視ICの第2実施形態を示す図 第2実施形態における診断動作の一例を示す図 故障検出精度の向上を示す図 車両の外観図
<電子機器>
図1は、電子機器の全体構成を示す図である。本構成例の電子機器1は、監視IC100と、パワーマネジメントIC200と、マイコン300と、を有する。また、電子機器1は、上記の半導体装置100〜300に外付けされるディスクリート部品として、抵抗R1〜R10及びR12〜R16と、キャパシタC1及びC2と、を有する。
監視IC100は、パワーマネジメントIC200から電源電圧VDD(=出力電圧VO1)の供給を受けて動作する半導体集積回路装置であり、パワーマネジメントIC200の各種出力電圧とマイコン300の出力周波数をそれぞれ監視してそれらの異常検出を行う。なお、監視IC100は、IC外部との電気的な接続を確立する手段として、複数の外部端子(VDDピン、GNDピン、CTピン、MISOピン、MOSIピン、SCLKピン、XSCSピン、WDINピン、DIN1〜DIN4ピン、PG1〜PG4ピン、XRSTINピン、及び、XRSTOUTピン)を備えている。
パワーマネジメントIC200は、バッテリ電圧VBATの供給を受けて動作する半導体集積回路装置であり、複数の出力電圧VO1〜VO5を生成して電子機器1の各部に供給する。なお、多出力のパワーマネジメントIC200に代えて、単出力のDC/DCコンバータやLDO[low drop-out]レギュレータなどを複数用いることも可能である。
マイコン300は、パワーマネジメントIC200から電源電圧VDD(=出力電圧VO1)の供給を受けて動作する半導体集積回路装置であり、監視IC100やパワーマネジメントIC200を含む電子機器1全体の動作を統括的に制御する。
なお、マイコン300は、監視IC100から入力されるリセット出力信号XRSTOUTによってリセットされる。より具体的に述べると、マイコン300は、リセット出力信号XRSTOUTがローレベルであるときにリセット状態(=ディセーブル状態)となり、リセット出力信号XRSTOUTがハイレベルであるときにリセット解除状態(=イネーブル状態)となる。
また、マイコン300は、監視IC100から入力されるパワーグッド信号PGx(ただしx=1,2,3,4であり、以下も同様)の論理レベルに応じて、パワーマネジメントIC200の出力電圧VOxが正常であるか否かを判定する機能を備えている。より具体的に述べると、マイコン300は、パワーグッド信号PGxがハイレベルであるときに出力電圧VOxが正常であると判定し、パワーグッド信号PGxがローレベルであるときに出力電圧VOxが異常(例えば過電圧異常または低電圧異常)であると判定する。
また、マイコン300は、監視IC100のWDINピンに対して、ウォッチドッグ入力信号WDIN(=数十Hzのリセットパルス信号)を出力する機能を備えている。
また、監視IC100とマイコン300は、それぞれ、マイコン300をマスタとし、監視IC100をスレーブとして、SPI[serial peripheral interface]バスを介した双方向通信を行う機能を備えている。例えば、マイコン300は、SPI通信による監視IC100のレジスタ制御により、オシレータの発振周波数制御やウォッチドッグタイマのイネーブル制御を行う機能を備えている。また、マイコン300は、ウォッチドッグイネーブルレジスタについて、自らが書き込みを命じた設定値と監視IC100から読み出した格納値との一致判定を行う機能も備えている。
抵抗R1及びR2は、出力電圧VO1の出力端と接地端との間に直列接続されており、出力電圧VO1の分圧回路として機能する。なお、抵抗R1及びR2相互間の接続ノード(=分圧回路の出力端)は、監視IC100のXRSTINピンに接続されている。
抵抗R3及びR4は、出力電圧VO2の出力端と接地端との間に直列接続されており、出力電圧VO2の分圧回路として機能する。なお、抵抗R3及びR4相互間の接続ノード(=分圧回路の出力端)は、監視IC100のDIN1ピンに接続されている。
抵抗R5及びR6は、出力電圧VO3の出力端と接地端との間に直列接続されており、出力電圧VO3の分圧回路として機能する。なお、抵抗R5及びR6相互間の接続ノード(=分圧回路の出力端)は、監視IC100のDIN2ピンに接続されている。
抵抗R7及びR8は、出力電圧VO4の出力端と接地端との間に直列接続されており、出力電圧VO4の分圧回路として機能する。なお、抵抗R7及びR8相互間の接続ノード(=分圧回路の出力端)は、監視IC100のDIN3ピンに接続されている。
抵抗R9及びR10は、出力電圧VO5の出力端と接地端の間に直列接続されており、出力電圧VO5の分圧回路として機能する。なお、抵抗R9及びR10相互間の接続ノード(=分圧回路の出力端)は、監視IC100のDIN4ピンに接続されている。
抵抗R12は、監視IC100のXRSTOUTピンと電源端の間に接続されており、監視IC100からマイコン300へのリセット出力信号XRSTOUTを電源電圧VDDに吊り上げるためのプルアップ抵抗として機能する。
抵抗R13は、監視IC100のPG1ピンと電源端との間に接続されており、監視IC100からマイコン300へのパワーグッド信号PG1を電源電圧VDDに吊り上げるためのプルアップ抵抗として機能する。
抵抗R14は、監視IC100のPG2ピンと電源端との間に接続されており、監視IC100からマイコン300へのパワーグッド信号PG2を電源電圧VDDに吊り上げるためのプルアップ抵抗として機能する。
抵抗R15は、監視IC100のPG3ピンと電源端との間に接続されており、監視IC100からマイコン300へのパワーグッド信号PG3を電源電圧VDDに吊り上げるためのプルアップ抵抗として機能する。
抵抗R16は、監視IC100のPG4ピンと電源端との間に接続されており、監視IC100からマイコン300へのパワーグッド信号PG4を電源電圧VDDに吊り上げるためのプルアップ抵抗として機能する。
キャパシタC1は、監視IC100のVDDピンと接地端との間に接続されており、出力電圧VO1(=電源電圧VDD)の平滑手段として機能する。
キャパシタC2は、監視IC100のCTピンと接地端との間に接続されており、リセット時間設定素子として機能する。
<監視IC(パッケージ)>
図2は、監視IC100のパッケージ外観(トップ面及びボトム面)を示す図である。本図で示すように、監視IC100のパッケージとしては、例えばVQFN[very thin quad flat Non-leaded]パッケージを採用するとよい。
より具体的に述べると、監視IC100は、平面視矩形状の樹脂封止体101を持ち、そのボトム面には、樹脂封止体101から突出することなく、各辺5本ずつ計20本の外部端子102が露出されている。このようなノンリードのVQFNパッケージであれば、リードを持つパッケージ(QFP[quad flat package]など)と比べて、その実装面積を縮小することが可能となる。
なお、樹脂封止体101には、そのボトム面がトップ面よりも若干小さくなるように、側面からボトム面に向けたテーパが付けられている。また、外部端子102は、樹脂封止体101のボトム面から側面にかけて露出されている。このような構成であれば、プリント配線基板(不図示)への実装作業を容易かつ確実に実施することができる。
また、樹脂封止体101のボトム面には、監視IC100の半導体チップ(不図示)を搭載するアイランド103の裏面(=チップ搭載面の裏側)が放熱パッドとして露出されている。このような構成であれば、監視IC100の放熱性を高めることが可能となる。
なお、アイランド103の四隅のうち、少なくとも一つには、切欠部103a(=樹脂封止体101のボトム面側からトップ面側に向けて窪んだ薄肉部)を設けておくとよい。この切欠部103aに樹脂封止体101の材料が入り込むことにより、アイランド103は、切欠部103aの形成領域において、上下両側から樹脂封止体101に挟持されている。このような構成とすることにより、樹脂封止体101との密着性を高めて、アイランド103の脱落を防止することが可能となる。
<監視IC(ピン配置)>
図3は、監視IC100のピン配置(20ピンのVQFN採用時)を示す図である。監視IC100の第1辺(本図下辺)には、本図の左から右に向けて、5本の外部端子(1ピン〜5ピン)が順に並べられている。1ピンは、電源端子(VDDピン)である。2ピンは、不使用端子(NC[non-connection]ピン)である。3ピンは、接地端子(GNDピン)である。4ピンは、不使用端子(NCピン)である。5ピンは、リセット時間設定端子(CTピン)である。
監視IC100の第2辺(本図右辺)には、本図の下から上に向けて、5本の外部端子(6ピン〜10ピン)が順に並べられている。6ピンは、SPIデータ出力端子(MIMOピン)である。7ピンは、SPIデータ入力端子(MOSIピン)である。8ピンは、SPIクロック端子(SCLKピン)である。9ピンは、SPIチップセレクト端子(XSCSピン)である。10ピンは、ウォッチドッグ入力端子(WDINピン)である。
監視IC100の第3辺(本図上辺)には、本図の右から左に向けて、5本の外部端子(11ピン〜15ピン)が順に並べられている。11ピンは、第1監視入力端子(DIN1ピン)である。12ピンは、第1パワーグッド出力端子(PG1ピン)である。13ピンは、第2監視入力端子(DIN2ピン)である。14ピンは、第2パワーグッド出力端子(PG2ピン)である。15ピンは、第3監視入力端子(DIN3ピン)である。
監視IC100の第4辺(本図左辺)には、本図の上から下に向けて、5本の外部端子(16ピン〜20ピン)が順に並べられている。16ピンは、第3パワーグッド出力端子(PG3ピン)である。17ピンは、第4監視入力端子(DIN4ピン)である。18ピンは、第4パワーグッド出力端子(PG4ピン)である。19ピンは、リセット用監視入力端子(XRSTINピン)である。20ピンは、リセット出力端子(XRSTOUTピン)である。
<監視IC(第1実施形態)>
図4は、監視IC100の第1実施形態(基本構成)を示す図である。本実施形態の監視IC100は、基準電圧生成部111と、サブ基準電圧生成部112と、基準電圧検出部120と、UVLO[under voltage locked-out]部130と、閾値電圧生成部140〜149と、コンパレータ150〜159と、オシレータ161及び162と、デジタル処理部170と、Nチャネル型MOS[metal oxide semiconductor]電界効果トランジスタ180〜184と、SPIインタフェイス190と、を集積化して成る。
基準電圧生成部111は、VDDピンに入力される電源電圧VDDから所定の基準電圧VREFを生成する。
サブ基準電圧生成部112は、電源電圧VDDから所定のサブ基準電圧VREF2を生成する。
基準電圧検出部120は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、基準電圧VREF及びサブ基準電圧VREF2が正常に立ち上がっているか否かを検出して基準電圧検出信号VREF_DETを生成する。なお、基準電圧検出信号VREF_DETは、基準電圧VREFとサブ基準電圧VREF2の双方が正常に立ち上がっているときにローレベルとなり、少なくとも一方が正常に立ち上がっていないときにハイレベルとなる。また、基準電圧検出部120には、BIST[built-in self test]イネーブル信号BIST_ENが入力されている。すなわち、基準電圧検出部120は、監視IC100の起動時に自己診断対象となる監視部(ないしはこれに含まれている複数の監視機構の一つ)に相当する。
UVLO部130は、電源電圧VDDの低電圧異常を検出して低電圧異常信号UVLOを出力する。低電圧異常信号UVLOは、電源電圧VDDが低電圧異常解除値UVLO_OFFよりも高くなったときにハイレベルとなり、電源電圧VDDが低電圧異常検出値UVLO_ONよりも低くなったときにローレベルとなる。
閾値電圧生成部140及び141は、それぞれ、基準電圧VREFを分圧して上側閾値電圧Vth0H(例えば0.88V)及び下側閾値電圧Vth0L(例えば0.72V)を生成する。
閾値電圧生成部142及び143は、それぞれ、基準電圧VREFを分圧して上側閾値電圧Vth1H(例えば0.88V)及び下側閾値電圧Vth1L(例えば0.72V)を生成する。
閾値電圧生成部144及び145は、それぞれ、基準電圧VREFを分圧して上側閾値電圧Vth2H(例えば0.88V)及び下側閾値電圧Vth2L(例えば0.72V)を生成する。
閾値電圧生成部146及び147は、それぞれ、基準電圧VREFを分圧して上側閾値電圧Vth3H(例えば0.88V)及び下側閾値電圧Vth3L(例えば0.72V)を生成する。
閾値電圧生成部148及び149は、それぞれ、基準電圧VREFを分圧して上側閾値電圧Vth4H(例えば0.88V)及び下側閾値電圧Vth4L(例えば0.72V)を生成する。
コンパレータ150は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、XRSTINピンから非反転入力端(+)に入力されている入力電圧V0と、閾値電圧生成部140から反転入力端(−)に入力されている上側閾値電圧Vth0Hとを比較することにより、比較信号RSTOVDを生成する。比較信号RSTOVDは、V0>Vth0Hであるときにハイレベルとなり、V0<Vth0Hであるときにローレベルとなる。
コンパレータ151は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、XRSTINピンから反転入力端(−)に入力されている入力電圧V0と、閾値電圧生成部141から非反転入力端(−)に入力されている下側閾値電圧Vth0Lとを比較することにより、比較信号RSTUVDを生成する。比較信号RSTUVDは、V0>Vth0Lであるときにローレベルとなり、V0<Vth0Lであるときにハイレベルとなる。
コンパレータ152は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、DIN1ピンから非反転入力端(+)に入力されている入力電圧V1と、閾値電圧生成部142から反転入力端(−)に入力されている上側閾値電圧Vth1Hとを比較することにより、比較信号DIN1OVDを生成する。比較信号DIN1OVDは、V1>Vth1Hであるときにハイレベルとなり、V1<Vth1Hであるときにローレベルとなる。
コンパレータ153は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、DIN1ピンから反転入力端(−)に入力されている入力電圧V1と、閾値電圧生成部143から非反転入力端(−)に入力される下側閾値電圧Vth1Lとを比較することにより、比較信号DIN1UVDを生成する。比較信号DIN1UVDは、V1>Vth1Lであるときにローレベルとなり、V1<Vth1Lであるときにハイレベルとなる。
コンパレータ154は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、DIN2ピンから非反転入力端(+)に入力されている入力電圧V2と、閾値電圧生成部144から反転入力端(−)に入力されている上側閾値電圧Vth2Hとを比較することにより、比較信号DIN2OVDを生成する。比較信号DIN2OVDは、V2>Vth2Hであるときにハイレベルとなり、V2<Vth2Hであるときにローレベルとなる。
コンパレータ155は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、DIN2ピンから反転入力端(−)に入力されている入力電圧V2と、閾値電圧生成部145から非反転入力端(−)に入力される下側閾値電圧Vth2Lとを比較することにより、比較信号DIN2UVDを生成する。比較信号DIN2UVDは、V2>Vth2Lであるときにローレベルとなり、V2<Vth2Lであるときにハイレベルとなる。
コンパレータ156は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、DIN3ピンから非反転入力端(+)に入力されている入力電圧V3と、閾値電圧生成部146から反転入力端(−)に入力されている上側閾値電圧Vth3Hとを比較することにより、比較信号DIN3OVDを生成する。比較信号DIN3OVDは、V3>Vth3Hであるときにハイレベルとなり、V3<Vth3Hであるときにローレベルとなる。
コンパレータ157は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、DIN3ピンから反転入力端(−)に入力されている入力電圧V3と、閾値電圧生成部147から非反転入力端(−)に入力される下側閾値電圧Vth3Lとを比較することにより、比較信号DIN3UVDを生成する。比較信号DIN3UVDは、V3>Vth3Lであるときにローレベルとなり、V3<Vth3Lであるときにハイレベルとなる。
コンパレータ158は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、DIN4ピンから非反転入力端(+)に入力されている入力電圧V4と、閾値電圧生成部148から反転入力端(−)に入力されている上側閾値電圧Vth4Hとを比較することにより、比較信号DIN4OVDを生成する。比較信号DIN4OVDは、V4>Vth4Hであるときにハイレベルとなり、V4<Vth4Hであるときにローレベルとなる。
コンパレータ159は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、DIN4ピンから反転入力端(−)に入力されている入力電圧V4と、閾値電圧生成部149から非反転入力端(−)に入力される下側閾値電圧Vth4Lとを比較することにより、比較信号DIN4UVDを生成する。比較信号DIN4UVDは、V4>Vth4Lであるときにローレベルとなり、V4<Vth4Lであるときにハイレベルとなる。
なお、上記のコンパレータ151〜159には、それぞれ、BISTイネーブル信号BIST_ENが入力されている。すなわち、コンパレータ151〜159は、それぞれ、監視IC100の起動時に自己診断対象となる監視部(ないしはこれに含まれている複数の監視機構の一つ)に相当する。
オシレータ161は、電源電圧VDDと基準電圧VREFの供給を受けて動作し、デジタル処理部170で用いられる発振周波数f1(例えばf1=2.2MHz)のクロック信号CLK1を生成する。
オシレータ162は、電源電圧VDDと基準電圧VREFの供給を受けて動作し、デジタル処理部170(特にウォッチドッグタイマ173)で用いられる発振周波数f2(例えばf2=500kHz)のクロック信号CLK2を生成する。なお、クロック信号CLK2の発振周波数f2は、SPI通信により任意に調整することが可能である。
また、上記のオシレータ161及び162は、それぞれ、低電圧異常信号UVLOによりリセットされる。より具体的に述べると、オシレータ161及び162は、それぞれ、低電圧異常信号UVLOがローレベルであるときにリセット状態(=ディセーブル状態)となり、低電圧異常信号UVLOがハイレベルであるときにリセット解除状態(=イネーブル状態)となる。
デジタル処理部170は、電源電圧VDDの供給を受けて動作し、各種入力信号の監視処理や各種出力信号の生成処理を行う。また、デジタル処理部170は、低電圧異常信号UVLOによりリセットされる。より具体的に述べると、デジタル処理部170は、低電圧異常信号UVLOがローレベルであるときにリセット状態(=ディセーブル状態)となり、低電圧異常信号UVLOがハイレベルであるときにリセット解除状態(=イネーブル状態)となる。なお、デジタル処理部170の内部構成及び動作については後述する。
トランジスタ180は、XRSTOUTピン(=リセット出力信号XRSTOUTの出力端子)と接地端との間に接続されており、デジタル処理部170から入力されるゲート信号G0に応じてオン/オフされる。リセット出力信号XRSTOUTは、トランジスタ181がオンしているときにローレベル(=リセット時の論理レベル)となり、トランジスタ181がオフしているときにハイレベル(=リセット解除時の論理レベル)となる。
トランジスタ181は、PG1ピン(=パワーグッド信号PG1の出力端子)と接地端との間に接続されており、デジタル処理部170から入力されるゲート信号G1に応じてオン/オフされる。パワーグッド信号PG1は、トランジスタ181がオンしているときにはローレベル(=異常時の論理レベル)となり、トランジスタ181がオフしているときにはハイレベル(=正常時の論理レベル)となる。
トランジスタ182は、PG2ピン(=パワーグッド信号PG2の出力端子)と接地端との間に接続されており、デジタル処理部170から入力されるゲート信号G2に応じてオン/オフされる。パワーグッド信号PG2は、トランジスタ182がオンしているときにはローレベル(=異常時の論理レベル)となり、トランジスタ182がオフしているときにはハイレベル(=正常時の論理レベル)となる。
トランジスタ183は、PG3ピン(=パワーグッド信号PG3の出力端子)と接地端との間に接続されており、デジタル処理部170から入力されるゲート信号G3に応じてオン/オフされる。パワーグッド信号PG3は、トランジスタ183がオンしているときにはローレベル(=異常時の論理レベル)となり、トランジスタ183がオフしているときにはハイレベル(=正常時の論理レベル)となる。
トランジスタ184は、PG4ピン(=パワーグッド信号PG4の出力端子)と接地端との間に接続されており、デジタル処理部170から入力されるゲート信号G4に応じてオン/オフされる。パワーグッド信号PG4は、トランジスタ184がオンしているときにはローレベル(=異常時の論理レベル)となり、トランジスタ184がオフしているときにはハイレベル(=正常時の論理レベル)となる。
SPIインタフェイス190は、XSCSピン、SCLKピン、MOSIピン、及びMISOピンに接続されており、監視IC100(特にデジタル処理部170)とマイコン300との間で、SPIバスを介した双方向通信を行う。
<デジタル処理部>
引き続き、図4を参照しながら、デジタル処理部170の内部構成について説明する。本構成例のデジタル処理部170は、自己診断部171と、クロック検出部172と、ウォッチドッグタイマ173と、フィルタFLT0〜FLT4と、カウンタCNT0〜CNT4と、論理和ゲートOR0〜OR4及びOR10〜OR14と、を含む。
自己診断部171は、監視IC100の起動時において、基準電圧検出信号VREF_DETと比較信号(RSTOVD、RSTUVD、DINxOVD、DINxUVD)をそれぞれチェックすることにより、基準電圧検出部120とコンパレータ150〜159がそれぞれ正常に機能しているか否かの自己診断動作(以下ではBISTと略称する)を行い、BISTエラー信号BIST_ERRORを生成する。なお、BISTエラー信号BIST_ERRORは、基準電圧検出部120とコンパレータ150〜159のいずれかで異常が検出されたときにハイレベルとなる。
また、自己診断部171は、BISTイネーブル信号BIST_ENを生成して、基準電圧検出部120とコンパレータ150〜159にそれぞれ送出する。なお、BISTイネーブル信号BIST_ENは、BISTの実行中にハイレベルとなる。
クロック検出部172は、クロック信号CLK1及びCLK2の周波数異常を検出してクロック検出信号CLK_DETを生成する。クロック検出信号CLK_DETは、クロック信号CLK1またはCLK2の周波数異常が検出されたときにハイレベルとなる。
ウォッチドッグタイマ173は、マイコン300の周波数異常(SLOW異常及びFAST異常)を検出してウォッチドッグ検出信号WDT_DETを生成する。ウォッチドッグ検出信号WDT_DETは、マイコン30の周波数異常が検出されたときにハイレベルとなる。なお、WDINピンは、監視IC100の内部でプルダウンされている。
論理和ゲートOR0は、比較信号RSTOVD及びRSTUVDの論理和演算を行う。従って、論理和ゲートOR0の出力信号は、比較信号RSTOVD及びRSTUVDの少なくとも一方がハイレベルであるときにハイレベルとなり、比較信号RSTOVD及びRSTUVDがいずれもローレベルであるときにローレベルとなる。
論理和ゲートOR1は、比較信号DIN1OVD及びDIN1UVDの論理和演算を行う。従って、論理和ゲートOR1の出力信号は、比較信号DIN1OVD及びDIN1UVDの少なくとも一方がハイレベルであるときにハイレベルとなり、比較信号DIN1OVD及びDIN1UVDがいずれもローレベルであるときにローレベルとなる。
論理和ゲートOR2は、比較信号DIN2OVD及びDIN2UVDの論理和演算を行う。従って、論理和ゲートOR2の出力信号は、比較信号DIN2OVD及びDIN2UVDの少なくとも一方がハイレベルであるときにハイレベルとなり、比較信号DIN2OVD及びDIN2UVDがいずれもローレベルであるときにローレベルとなる。
論理和ゲートOR3は、比較信号DIN3OVD及びDIN3UVDの論理和演算を行う。従って、論理和ゲートOR3の出力信号は、比較信号DIN3OVD及びDIN3UVDの少なくとも一方がハイレベルであるときにハイレベルとなり、比較信号DIN3OVD及びDIN3UVDがいずれもローレベルであるときにローレベルとなる。
論理和ゲートOR4は、比較信号DIN4OVD及びDIN4UVDの論理和演算を行う。従って、論理和ゲートOR4の出力信号は、比較信号DIN4OVD及びDIN4UVDの少なくとも一方がハイレベルであるときにハイレベルとなり、比較信号DIN4OVD及びDIN4UVDがいずれもローレベルであるときにローレベルとなる。
フィルタFLT0〜FLT4は、それぞれ、論理和ゲートOR0〜OR4の出力信号に所定のフィルタリング処理を施して後段に出力する。ただし、フィルタFLT0〜FLT4は必須の構成要素ではなく、ノイズなどの懸念がない場合には、フィルタFLT0〜FLT4を割愛して、論理和ゲートOR0〜OR4の出力信号を後段にスルーしてもよい。
カウンタCNT0〜CNT4は、それぞれ、フィルタFLT0〜FLT4の出力信号に所定のカウンタ処理を施して後段に出力する。なお、カウンタCNT0の出力信号は、リセット入力検出信号RSTIN_DETとして論理和ゲートOR10に出力されている。ただし、カウンタCNT0〜CNT4は必須の構成要素ではなく、ノイズなどの懸念がない場合には、カウンタCNT0〜CNT4を割愛して、論理和ゲートOR0〜OR4の出力信号(またはフィルタFLT0〜FLT4の出力信号)を後段にスルーしてもよい。
論理和ゲートOR10は、基準電圧検出信号VREF_DET、リセット入力検出信号RSTIN_DET、BISTエラー信号BIST_ERROR、ウォッチドッグ検出信号WDT_DET、及び、クロック検出信号CLK_DETの論理和演算を行うことにより、リセット出力検出信号RSTOUT_DETを生成する。従って、リセット出力検出信号RSTOUT_DETは、複数の入力信号のうち、いずれか一つでもハイレベルであるときにハイレベルとなり、それら全てがローレベルであるときにローレベルとなる。なお、リセット出力検出信号RSTOUT_DETは、先述のゲート信号G0として、トランジスタ180のゲートに出力されている。
論理和ゲートOR11〜OR14は、それぞれ、カウンタCNT1〜CNT4の出力信号と基準電圧検出信号VREF_DETとの論理和演算を行うことにより、パワーグッド検出信号PG1_DET〜PG4_DETを生成する。従って、基準電圧検出信号VREF_DETがローレベルであるときには、カウンタCNT1〜CNT4の出力信号がパワーグッド検出信号PG1_DET〜PG4_DETとしてそのままスルー出力される。一方、基準電圧検出信号VREF_DETがハイレベルであるときには、カウンタCNT1〜CNT4の出力信号に依ることなく、パワーグッド検出信号PG1_DET〜PG4_DETがいずれもハイレベルに固定される。なお、パワーグッド検出信号PG1_DET〜PG4_DETは、先述のゲート信号G1〜G4として、トランジスタ181〜184それぞれのゲートに出力されている。
<自己診断機能>
次に、監視IC100の自己診断機能について詳述する。図5は、自己診断対象となる監視部に導入されたテスト回路の一構成例を示す回路図である。本図で示すように、監視IC100には、先に説明したBISTを実施するための手段として、複数のテスト回路(T1、T2、T10〜T14)が組み込まれている。
テスト回路T1及びT2は、基準電圧検出部120に取り付けられている。より具体的に述べると、基準電圧検出部120は、分圧電圧生成部121及び122と、コンパレータ123及び124と、を含み、テスト回路T1及びT2は、それぞれ、分圧電圧生成部121及び122に接続されている。
分圧電圧生成部121は、基準電圧VREFから分圧電圧Vd1H及びVd1L(ただしVd1H>Vd1L)を生成する。
分圧電圧生成部122は、サブ基準電圧VREF2から分圧電圧Vd2H及びVd2L(ただしVd2H>Vd2L)を生成する。
コンパレータ123は、非反転入力端(+)に入力される分圧電圧Vd2Hと、反転入力端(−)に入力される分圧電圧Vd1Lとを比較して、比較信号VRDET1を生成する。比較信号VRDET1は、Vd2H>Vd1Lであるときにハイレベルとなり、Vd2H<Vd1Lであるときにローレベルとなる。
コンパレータ124は、非反転入力端(+)に入力される分圧電圧Vd1Hと、反転入力端(−)に入力される分圧電圧Vd2Lとを比較して、比較信号VRDET2を生成する。比較信号VRDET2は、Vd1H>Vd2Lであるときにハイレベルとなり、Vd1H<Vd2Lであるときにローレベルとなる。
テスト回路T1は、分圧電圧生成部121の中点ノードA(=分圧電圧Vd1H及びVd1Lそれぞれの出力端に挟まれている中間ノード)に接続されており、制御信号VRDET1SWに応じて、中点ノードAの電圧値を切り替える。具体的に述べると、テスト回路T1は、VRDET1SW=Lであるときに中点ノードAをオープンとし、VRDET1SW=Hであるときに中点ノードAを接地端にショートする。
テスト回路T2は、分圧電圧生成部122の中点ノードB(=分圧電圧Vd2H及びVd2Lそれぞれの出力端に挟まれている中間ノード)に接続されており、制御信号VRDET2SWに応じて、中点ノードBの電圧値を切り替える。具体的に述べると、テスト回路T2は、VRDET2SW=Lであるときに中点ノードBをオープンとし、VRDET2SW=Hであるときに中点ノードBを接地端にショートする。
テスト回路T10は、入力電圧V0の印加端に接続されており、制御信号RSTSW1〜RSTSW4(=択一的にハイレベルとされる2値信号)に応じて、入力電圧V0の電圧値を切り替える。具体的に述べると、テスト回路T10は、RSTSW1=HであるときにV0=XRSTINとし、RSTSW2=HであるときにV0=V0H(例えば1.04V)とし、RSTSW3=HであるときにV0=V0M(例えば0.8V)とし、RSTSW4=HであるときにV0=V0L(例えば0.56V)とする。なお、上記3つのテスト入力電圧(V0H、V0M、V0L)は、それぞれ、基準電圧VREFを分圧して生成するとよい。
テスト回路T11は、入力電圧V1の印加端に接続されており、制御信号DIN1SW1〜DIN1SW4(=択一的にハイレベルとされる2値信号)に応じて、入力電圧V1の電圧値を切り替える。具体的に述べると、テスト回路T11は、DIN1SW1=HであるときにV1=DIN1とし、DIN1SW2=HであるときにV1=V1H(例えば1.04V)とし、DIN1SW3=HであるときにV1=V1M(例えば0.8V)とし、DIN1SW4=HであるときにV1=V1L(例えば0.56V)とする。なお、上記3つのテスト入力電圧(V1H、V1M、V1L)は、それぞれ、基準電圧VREFを分圧して生成するとよい。
テスト回路T12は、入力電圧V2の印加端に接続されており、制御信号DIN2SW1〜DIN2SW4(=択一的にハイレベルとされる2値信号)に応じて、入力電圧V2の電圧値を切り替える。具体的に述べると、テスト回路T12は、DIN2SW1=HであるときにV2=DIN2とし、DIN2SW2=HであるときにV2=V2H(例えば1.04V)とし、DIN2SW3=HであるときにV2=V2M(例えば0.8V)とし、DIN2SW4=HであるときにV2=V2L(例えば0.56V)とする。なお、上記3つのテスト入力電圧(V2H、V2M、V2L)は、それぞれ、基準電圧VREFを分圧して生成するとよい。
テスト回路T13は、入力電圧V3の印加端に接続されており、制御信号DIN3SW1〜DIN3SW4(=択一的にハイレベルとされる2値信号)に応じて、入力電圧V3の電圧値を切り替える。具体的に述べると、テスト回路T13は、DIN3SW1=HであるときにV3=DIN3とし、DIN3SW2=HであるときにV3=V3H(例えば1.04V)とし、DIN3SW3=HであるときにV3=V3M(例えば0.8V)とし、DIN3SW4=HであるときにV3=V3L(例えば0.56V)とする。なお、上記3つのテスト入力電圧(V3H、V3M、V3L)は、それぞれ、基準電圧VREFを分圧して生成するとよい。
テスト回路T14は、入力電圧V4の印加端に接続されており、制御信号DIN4SW1〜DIN4SW4(=択一的にハイレベルとされる2値信号)に応じて、入力電圧V4の電圧値を切り替える。具体的に述べると、テスト回路T14は、DIN4SW1=HであるときにV4=DIN4とし、DIN4SW2=HであるときにV4=V4H(例えば1.04V)とし、DIN4SW3=HであるときにV4=V4M(例えば0.8V)とし、DIN4SW4=HであるときにV4=V4L(例えば0.56V)とする。なお、上記3つのテスト入力電圧(V4H、V4M、V4L)は、それぞれ、基準電圧VREFを分圧して生成するとよい。
<BIST>
図6は、第1実施形態におけるBISTの一例(DIN1ピンのみに着目)を示すタイミングチャートであり、上から順に、入力電圧V1、並びに、比較信号DIN1OVD及びDIN1UVDが描写されている。
本図中の上向き矢印で示すように、本実施形態におけるBISTでは、入力電圧V1の電圧値を切り替える毎に、比較信号DIN1OVD及びDIN1UVD双方の期待値判定が行われる。より具体的に述べると、テスト入力電圧V1Hの入力期間中には、DIN1OVD=HかつDIN1UVD=Lであるか否かの期待値判定が行われ、テスト入力電圧V1Lの入力期間中には、DIN1OVD=LかつDIN1UVD=Hであるか否かの期待値判定が行われる。また、テスト入力電圧V1Mの入力期間中には、DIN1OVD=DIN1UVD=Lであるか否かの期待値判定が行われる。
なお、本図では、DIN1ピンに接続された監視機構(コンパレータ152、153)のBISTを例に挙げたが、その他の外部端子(DIN2ピン、DIN3ピン、DIN4ピン、ないしは、XRSTINピン)に接続された監視機構についても、上記と同様のBISTが順次実施される。
すなわち、自己診断部171は、監視部に含まれる複数の監視機構(例えばコンパレータ150〜159)の中から、診断対象とする監視機構(=テスト入力電圧V*HまたはV*Lを入力するコンパレータ)を順次切り替えつつ、その出力信号が期待値と一致しているか否かを比較するとともに、診断対象以外の監視機構(=テスト入力電圧V*Mを入力するコンパレータ)についても、それぞれの出力信号が期待値と一致しているか否かを比較する。
このように、各コンパレータを1つずつ診断対象としつつ、全ての比較タイミングで全てのコンパレータの出力評価を行うBIST手法によれば、監視IC100の故障検出率を向上することが可能となる。
なお、上記のBISTは、パワーマネジメントIC200による電源起動後、監視IC100において、所定のリセット解除待機時間t1(例えば10ms)が経過するまでの間に実施するとよい。そして、監視IC100に異常が検出されなければ、速やかに監視動作が開始され、さらに、リセット解除待機時間t1が経過した時点で、マイコン300のリセット解除が行われる。その結果、マイコン300の動作が開始される。
従って、マイコン300の動作開始タイミングに影響を与えることなく、BISTを実施することができるので、電子機器1を従前と同様のタイミングで起動することが可能となる。また、監視IC100に着目すると、自身が正常であるか否かを自己診断した上で本来の監視動作を開始することができるので、故障検出率を向上することも可能となる。
また、上記のBISTに先立ち、デジタル処理部170では、スキャンパスなどのセルフテストを実施して、自らが正常に動作することを確認しておくとよい。
ところで、本実施形態の監視IC100は、コンパレータのテスト入力電圧を制御してBISTを実施するが、高い信頼性が求められる車載用途などでは、高精度のテスト入力電圧が必要となり、回路の大型化や複雑化を招くおそれがある。そこで、以下では、高精度のテスト入力電圧を要することなく故障検出精度の高いBISTを実施することのできる第2実施形態について提案する。
<監視IC(第2実施形態)>
図7は、監視IC100の第2実施形態を示す図である。本実施形態の監視IC100は、先出の第1実施形態を基礎としつつ、入力電圧IN(=監視対象電圧に相当)を監視するための手段として、閾値電圧生成部14Aとコンパレータ15Aを有するほか、さらに、コンパレータ15Aの確からしさをチェックするための手段として、自己診断回路1A0を有する。なお、入力電圧INは、例えば、先出の入力電圧V0〜V4に相当する。
閾値電圧生成部14Aは、基準電圧VREFの印加端と接地端との間に直列接続された抵抗R21及びR22を含み、相互間の接続ノードから閾値電圧Va(=基準電圧VREFの分圧電圧)を出力する。なお、閾値電圧生成部14Aは、例えば、先出の閾値電圧生成部141、143、145、147及び149に相当する。
コンパレータ15Aは、差動入力段15A1と出力段15A2を含み、入力電圧INと閾値電圧Vaとを比較することにより、出力信号OUTを生成する。出力信号OUTは、IN>Vaであるときにローレベルとなり、IN<Vaであるときにハイレベルとなる。なお、コンパレータ15Aは、例えば、先出のコンパレータ151、153、155、157及び159に相当する。
差動入力段15A1は、電流源CS1と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN1及びN2と、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタP1及びP2と、を含む。電流源CS1の第1端は、電源端に接続されている。電流源CS1の第2端は、トランジスタP1及びP2それぞれのソースに接続されている。トランジスタP1のドレインは、トランジスタN1のドレインに接続されている。トランジスタP2のドレインは、トランジスタN2のドレインに接続されている。トランジスタN1及びN2それぞれのゲートは、いずれもトランジスタN1のドレインに接続されている。トランジスタN1及びN2それぞれのソースは、いずれも接地端に接続されている。トランジスタP1のゲートは、差動入力段15A1の非反転入力端(+)に相当する。トランジスタP2のゲートは、差動入力段15A1の反転入力端(−)に相当する。トランジスタP2のドレインとトランジスタN2のドレインとの接続ノードは、差動入力段15A1の出力端に相当する。
出力段15A2は、電流源CS2と、インバータINVと、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN3と、を含む。電流源CS2の第1端は、電源端に接続されている。電流源CS2の第2端は、トランジスタN3のドレインとインバータINVの入力端に接続されている。トランジスタN3のソースは、接地端に接続されている。トランジスタN3のゲートは、差動入力端15A1の出力端に接続されている。インバータINVの出力端は、出力信号OUTの出力端に相当する。
自己診断回路1A0は、コンパレータ15Aの確からしさをチェックするための機能ブロックであり、コンパレータ15Aの差動入力段15A1と出力段15A2を個別に診断対象とする。特に、自己診断回路1A0は、差動入力段15A1のBISTを実施する手段として、A/D[analog-to-digital]コンバータ1A1と、記憶部1A2と、故障検出部1A3と、スイッチSW1及びSW2と、を含む。
スイッチSW1は、トランジスタP2のゲートとドレインとの間、すなわち、差動入力段15A1の反転入力端(−)と出力端との間に接続されている。スイッチSW1は、例えば、通常時にオフされてBIST時にオンされる。
スイッチSW2は、トランジスタP2のゲートと入力電圧INの印加端との間に接続されている。スイッチSW2は、例えば、通常時にオンされてBIST時にオフされる。
A/Dコンバータ1A1は、差動入力段15A1のBIST時(SW1オン、SW2オフ)において、差動入力段15A1の出力端に現れるアナログのノード電圧Vbをデジタルの実測値データD1に変換する。ノード電圧Vbは、差動入力段15A1が故障していなければ、非反転入力端(+)に印加されている基準電圧Vaと一致するはずである。
記憶部1A2は、所定の基準値データD0を不揮発的に記憶する。基準値データD0としては、差動入力段15A1のBIST前に取得された実測値データD1の初期値を格納しておくとよい。具体的に述べると、例えば、監視IC100の出荷テスト時(SW1オン、SW2オフ)において、ノード電圧Vbを実測し、その測定結果(=実測値データD1の初期値)を基準値データD0として記憶部1A2に格納しておけばよい(本図中の破線矢印を参照)。記憶部1A2としては、例えばOTPROM[one time programmable read only memory]を好適に用いることができる。
故障検出部1A3は、実測値データD1と基準値データD0とを比較して差動入力段15A1が正常であるか否かを判定する。なお、故障検出部1A3は、例えば、先出のデジタル処理部170に実装すればよい。
<BIST(差動入力段)>
図8は、第2実施形態における診断動作(特に差動入力段15A1を診断対象とするBIST)の一例を示すフローチャートである。なお、本フローチャートの大前提として、監視IC100は、出荷テストをクリアした合格品であり、記憶部1A2には、その出荷テスト時に取得された基準値データD0(=監視IC100に求められるスペックを満たした実測値データD1の初期値)が格納されているものとする。
差動入力段15A1のBISTが開始されると、ステップS11では、スイッチSW1がオンされてスイッチSW2がオフされる。その結果、差動入力段15A1の反転入力端(−)と出力端との間がショートされるので、差動入力段15A1がバッファとして機能する状態となる。従って、差動入力段15A1の出力端には、閾値電圧Vaに応じたノード電圧Vb(理想的にはVb=Va)が現れる。
次に、ステップS12では、差動入力段15A1の出力端に現れたノード電圧Vbが実測値データD1として取得される。
続いて、ステップS13では、故障検出部1A3において、実測値データD1が基準値データD0(=実測値データD1の初期値)と一致しているか否かの判定が行われる。なお、ステップS13では、実測値データD1が基準値データD0と完全に一致している場合に限りイエス判定(=差動入力段15A1が正常である旨の判定)を下してもよいし、或いは、実測値データD1と基準値データD0との乖離値ΔD(=D1−D0)が許容範囲内であればイエス判定を下してもよい。
ステップS13でイエス判定が下された場合には、フローがステップS14に進められて、差動入力段15A1が正常である旨の判定結果(OKフラグ)が出力された後、一連のフローが終了される。
一方、ステップS13でノー判定が下された場合には、フローがステップS15に進められて、差動入力段15A1が正常でない旨の判定結果(NGフラグ)が出力された後、一連のフローが終了される。
また、本フローチャートでは明示されていないが、故障検出部1A3は、例えば、マイコン300からの要求に応じて、実測値データD1と基準値データD1との乖離値ΔDを出力するようにしてもよい。このような構成であれば、乖離値ΔDの許容範囲内における増大を検出して故障の予兆を未然に検出することができるので、監視IC100の信頼性向上に寄与することが可能となる。
<BIST(出力段)>
さらに、自己診断回路1A0は、上記で説明した差動入力段15A1のBISTとは別に、出力段15A2のBISTを実施する。具体的に述べると、自己診断回路1A0は、先出の図5及び図6で説明したように、所定のテスト入力電圧を差動入力段15A1に入力し、出力段15A2から出力される出力信号OUTの期待値判定を行うことにより、出力段15A2のBIST実施する。
なお、出力段15A2のBISTでは、トランジスタN3のオン/オフ状態に応じて、出力信号OUTの論理レベル(ハイレベル/ローレベル)が適切に切り替わるか否かを確認することができれば足りる。従って、高精度のテスト入力電圧は不要である。
<故障検出精度>
図9は、第2実施形態における故障検出精度の向上を示す図である。なお、本図左側には、一般的なBIST(=差動入力段と出力段の双方をまとめて診断するBIST)の故障検出精度が模式的に描写されている。一方、本図右側には、第2実施形態におけるBIST(=差動入力段と出力段を個別に診断するBIST)の故障検出精度が模式的に描写されている。
コンパレータに故障がないことを要求スペック内で検出するためには、要求スペックの上下限でコンパレータの動作をテストする必要がある。ただし、一般的なBIST(本図左側)では、コンパレータの検出ばらつき±a%(例えば±1%)だけでなく、上限テスト入力電圧のばらつき±b%(例えば±1%)及び下限テスト入力電圧のばらつき±c%(例えば±1%)がある。そのため、上記全てを加味した検出ばらつき±d%(例えば3%)がコンパレータの最終スペックとなってしまう。
一方、第2実施形態におけるBISTでは、コンパレータを差動入力段と出力段に分けて、それぞれの確からしさが個別に診断される。特に、差動入力段のBISTでは、テスト入力電圧を用いる必要がないので、コンパレータの検出ばらつき±e%(例えば1%)とA/Dコンバータの検出ばらつき±f%(例えば0.05%)のみを考慮すればよい。その結果、双方を加味した検出ばらつき±g%(例えば1.1%)がコンパレータの最終スペックとなるので、一般的なBISTと比べて、故障検出精度を高めることができる。
なお、上記の第2実施形態では、反転入力端(−)に入力電圧INが入力されて非反転入力端(+)に閾値電圧Vaが入力されるコンパレータ(例えば、先出のコンパレータ151、153、155、157及び159)を診断対象とする例を挙げたが、逆に、非反転入力端(+)に入力電圧INが入力されて反転入力端(−)に閾値電圧Vaが入力されるコンパレータ(例えば、先出のコンパレータ150、152、154、156及び158)を診断対象とする場合には、BIST実施時に限り、コンパレータの入力極性を反転させればよい。
また、上記の自己診断回路1A0、様々な用途に供されるコンパレータ全般(さらには差動入力段全般)の自己診断に利用することが可能である。
<車両への適用>
図10は、車両Xの一構成例を示す外観図である。本構成例の車両Xは、バッテリから電力供給を受けて動作する種々の電子機器(車載機器)X11〜X18を搭載している。なお、本図における電子機器X11〜X18の搭載位置については、図示の便宜上、実際とは異なる場合がある。
電子機器X11は、エンジンに関連する制御(インジェクション制御、電子スロットル制御、アイドリング制御、酸素センサヒータ制御、及び、オートクルーズ制御など)を行うエンジンコントロールユニットである。
電子機器X12は、HID[high intensity discharged lamp]やDRL[daytime running lamp]などの点消灯制御を行うランプコントロールユニットである。
電子機器X13は、トランスミッションに関連する制御を行うトランスミッションコントロールユニットである。
電子機器X14は、車両Xの運動に関連する制御(ABS[anti-lock brake system]制御、EPS[electric power steering]制御、電子サスペンション制御など)を行う制動ユニットである。
電子機器X15は、ドアロックや防犯アラームなどの駆動制御を行うセキュリティコントロールユニットである。
電子機器X16は、ワイパー、電動ドアミラー、パワーウィンドウ、ダンパー(ショックアブソーバー)、電動サンルーフ、及び、電動シートなど、標準装備品やメーカーオプション品として、工場出荷段階で車両Xに組み込まれている電子機器である。
電子機器X17は、車載A/V[audio/visual]機器、カーナビゲーションシステム、及び、ETC[electronic toll collection system]など、ユーザオプション品として任意で車両Xに装着される電子機器である。
電子機器X18は、車載ブロア、オイルポンプ、ウォーターポンプ、バッテリ冷却ファンなど、高耐圧系モータを備えた電子機器である。
なお、先に説明した監視IC100は、電子機器X11〜X18のいずれにも組み込むことが可能である。
<その他の変形例>
なお、上記の実施形態では、車載機器に搭載される監視ICを例に挙げたが、その適用対象はこれに限定されるものではなく、電子機器全般に広く適用することが可能である。
また、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されている発明は、例えば、機能安全が求められる電子機器全般(車載用のカメラ、レーダー、インフォテイメント、ランプ、クラスタ、パワートレイン、及び、センサフュージョンなど)に利用することが可能である。
1 電子機器
100 監視IC(監視装置)
101 樹脂封止体
102 外部端子
103 アイランド(放熱パッド)
103a 切欠部
111 基準電圧生成部
112 サブ基準電圧生成部
120 基準電圧検出部
121、122 分圧電圧生成部
123、124 コンパレータ
130 UVLO部
140〜149、14A 閾値電圧生成部
150〜159、15A コンパレータ
15A1 差動入力段
15A2 出力段
161 オシレータ(デジタル処理用)
162 オシレータ(ウォッチドッグタイマ用)
170 デジタル処理部
171 自己診断部
172 クロック検出部
173 ウォッチドッグタイマ
180〜184 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
190 SPIインタフェイス
1A0 自己診断回路
1A1 A/Dコンバータ
1A2 記憶部(OTP)
1A3 故障検出部
200 パワーマネジメントIC(電源装置)
300 マイコン
C1、C2 キャパシタ
CNT0〜CNT4 カウンタ
CS1、CS2 電流源
FLT0〜FLT4 フィルタ
INV インバータ
N1〜N3 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
OR0〜OR4、OR10〜OR14 論理和ゲート
P1、P2 Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ
R1〜R10、R12〜R16、R21〜R22 抵抗
SW1、SW2 スイッチ
T1、T2、T10〜T14 テスト回路
X 車両
X11〜X18 電子機器

Claims (10)

  1. 診断対象である差動入力段の反転入力端と出力端との間に接続されたスイッチと、
    前記スイッチがオンされているときに前記差動入力段の前記出力端に現れるノード電圧を実測値データに変換するA/Dコンバータと、
    所定の基準値データを不揮発的に記憶する記憶部と、
    前記実測値データと前記基準値データとを比較して前記差動入力段が正常であるか否かを判定する故障検出部と、
    を有することを特徴とする自己診断回路。
  2. 前記基準値データは、前記差動入力段の診断前に取得された前記実測値データの初期値であることを特徴とする請求項1に記載の自己診断回路。
  3. 前記差動入力段の診断時には、前記差動入力段の非反転入力端に所定の基準電圧が印加されることを特徴とする請求項1または請求項2に自己診断回路。
  4. 前記故障検出部は、前記実測値データと前記基準値データとの乖離値が許容範囲内であれば前記差動入力段が正常であると判定することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の自己診断回路。
  5. 前記故障検出部は、前記実測値データと前記基準値データとの乖離値を出力することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の自己診断回路。
  6. 監視対象電圧と所定の閾値電圧とを比較するコンパレータと、
    前記コンパレータの確からしさをチェックする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の自己診断回路と、
    を有することを特徴とする監視装置。
  7. 前記自己診断回路は、前記コンパレータの差動入力段と出力段を個別に診断対象とすることを特徴とする請求項6に記載の監視装置。
  8. 前記自己診断回路は、所定のテスト入力電圧を前記差動入力段に入力して前記出力段から出力される出力信号の期待値判定を行うことで前記出力段を診断することを特徴とする請求項7に記載の監視装置。
  9. 請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の監視装置を有する電子機器。
  10. 請求項9に記載の電子機器を有する車両。
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