JP2020175920A - 製品設置用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スロープ部材をパレットに容易且つ確実に連結する。【解決手段】製品設置用具1は、製品が載置されるパレット7と、パレット7に連結されるスロープ部材8と、を備え、パレット7は、製品が載置される天板10と、矩形状の枠体を構成する底板11と、天板10と底板11の間に配置される複数の脚部12hと、を有し、パレット7の側面には、複数の脚部12h間に開口部16が形成され、スロープ部材8は、開口部16に挿入される挿入片28と、挿入片28の下面に設けられた係合突起40と、を有し、挿入片28が開口部16に挿入され、係合突起40が底板11と係合することで、スロープ部材8がパレット7に連結される。【選択図】図6

Description

本発明は、製品設置用具に関する。
従来、電子機器などの比較的重量の重い製品を設置対象施設(例えば、販売店や客先の建物)の床面に設置する際には、製品設置用具が用いられている。この製品設置用具は、例えば、製品が載置されるパレットと、パレットに連結されるスロープ部材と、を備えており、スロープ部材を介してパレットの上面から床面まで製品を移動させるようになっている(特許文献1参照)。
特開平11−334736号公報
上記のような製品設置用具において、製品設置作業中にスロープ部材がパレットに対してずれるのを抑制するためには、スロープ部材をパレットに確実に連結することが求められる。また、不慣れな作業者が製品設置作業を行うことが想定される場合には、スロープ部材をパレットに容易に連結することが求められる。
そこで、本発明は、スロープ部材をパレットに容易且つ確実に連結することを目的とする。
本発明の一態様に係る製品設置用具は、製品が載置されるパレットと、前記パレットに連結されるスロープ部材と、を備え、前記パレットは、前記製品が載置される天板と、矩形状の枠体を構成する底板と、前記天板と前記底板の間に配置される複数の脚部と、を有し、前記パレットの側面には、前記複数の脚部間に開口部が形成され、前記スロープ部材は、前記開口部に挿入される挿入片と、前記挿入片の下面に設けられた係合突起と、を有し、前記挿入片が前記開口部に挿入され、前記係合突起が前記底板と係合することで、前記スロープ部材が前記パレットに連結されることを特徴とする。
また、前記複数の脚部は、前記パレットの前記側面の幅方向中央部に配置される中央脚部と、前記パレットの前記側面の幅方向両端部に配置される両端脚部と、を含み、前記中央脚部の幅方向の端部には、前記挿入片の前記開口部への挿入方向における上流側から下流側に向かって幅方向外側に傾斜するガイド面が設けられていても良い。
また、前記開口部は、前記中央脚部の幅方向両側にそれぞれ設けられ、前記挿入片は、前記スロープ部材の幅方向両側部にそれぞれ設けられ、前記各挿入片が前記各開口部に挿入された状態で、前記各挿入片の間に前記中央脚部が挟み込まれていても良い。
また、前記挿入片の幅方向の端部には、前記挿入片の前記開口部への挿入方向における上流側から下流側に向かって前記挿入片の幅方向中央側に傾斜する傾斜部が設けられていても良い。
また、前記底板には、前記係合突起が係合する係合穴が設けられていても良い。
また、前記挿入片は、前記底板に乗り上げており、前記係合突起は、床面と間隔を介して対向していても良い。
また、前記スロープ部材は、前記パレット側から下傾する傾斜面を有するベース板と、前記ベース板を下方から支持する支持片と、を備え、前記挿入片は、前記支持片の前記パレット側の端部に固定されていても良い。
また、前記スロープ部材は、前記支持片の前記パレット側の端部と前記挿入片を連結する補強片を更に備えていても良い。
また、前記スロープ部材は、折り畳み可能に設けられていても良い。
本発明によれば、スロープ部材をパレットに容易且つ確実に連結することができる。
本発明の一実施形態に係る製品設置用具を示す前上方からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る製品設置用具を示す前下方からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るパレットを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る伸張姿勢のスロープ部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る折り畳み姿勢のスロープ部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るパレットとスロープ部材の連結部を示す断面図である。 図6のVII―VII線に沿った断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る製品設置用具1について説明する。以下、説明の便宜上、図1における紙面左下側を製品設置用具1の前側と定義する。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれ製品設置用具1の前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。
図1、図2を参照して、製品設置用具1は、例えば、工場から出荷された製品3を設置対象施設(例えば、販売店や客先の建物)の床面Fに設置する際に用いられる。製品3は、例えば、画像形成装置等の電子機器である。製品3の外周面及び上面は、梱包材4によって覆われている。製品3の底面の4隅には、キャスター5が取り付けられている。
製品設置用具1は、パレット7と、パレット7の後面(パレット7の側面の一例)に連結されるスロープ部材8と、を備えている。
まず、製品設置用具1のパレット7について説明する。
図1〜図3を参照して、パレット7は、前後方向に長い形状を成している。即ち、本実施形態では、前後方向がパレット7の長手方向であり、左右方向がパレット7の幅方向である。
パレット7は、製品3が上面に載置される天板10と、天板10の下方に設けられ、床面Fに接触する底板11と、天板10と底板11を連結する9個の脚部12a〜12iと、を備えている。なお、各図に適宜付される矢印Yは、天板10の上面から製品3を移動させる方向(以下、「荷下ろし方向Y」と称する)を示している。荷下ろし方向Yは、前後方向に沿って前方から後方に向かう方向である。
パレット7の天板10及び底板11は、長方形状の板材によって形成されている。天板10及び底板11は、水平な姿勢で設けられている。天板10の上下方向の厚みは、底板11の上下方向の厚みよりも厚い。底板11は、矩形状の枠体を構成している。
パレット7の各脚部12a〜12iは、天板10と底板11の間に配置されている。各脚部12a〜12iは、四角柱状の角材によって形成されており、鉛直方向に延びている。各脚部12a〜12iは、前後方向及び左右方向に間隔をおいて並んでいる。脚部12a、12b、12cはパレット7の前端部に配置され、脚部12d、12e、12fはパレット7の前後方向中央部に配置され、脚部12g、12h、12iはパレット7の後端部に配置されている。脚部12a、12d、12gはパレット7の左端部に配置され、脚部12b、12e、12hはパレット7の左右方向中央部に配置され、脚部12c、12f、12iはパレット7の右端部に配置されている。
パレット7の前面(パレット7の側面の一例)には、脚部12bと脚部12a、12cの間に、前方開口部14がそれぞれ形成されている。パレット7の左面と右面(パレット7の側面の一例)には、脚部12dと脚部12a、12gの間と脚部12fと脚部12c、12iの間に、側方開口部15がそれぞれ形成されている。各側方開口部15は、パレット7の天板10に製品3が載置された状態でパレット7と製品3が一体的に搬送される時に、フォークリフト(図示せず)の爪が挿入される部分である。
パレット7の後面(パレット7の側面の一例)には、脚部12h(中央脚部の一例)と脚部12g、12i(両端脚部の一例)の間に、後方開口部16がそれぞれ形成されている。各後方開口部16は、脚部12hの左右方向両側(幅方向両側)にそれぞれ設けられている。なお、各図に適宜付される矢印Zは、スロープ部材8の各挿入片28(詳細は後述)を各後方開口部16に挿入する方向(以下、「挿入方向Z」と称する)を示している。挿入方向Zは、前後方向に沿って後方から前方に向かう方向であり、荷下ろし方向Yとは真逆の方向である。
パレット7の脚部12hの左右方向両端部(幅方向の両端部)には、それぞれガイド面17が設けられている。各ガイド面17は、後側(挿入方向Zにおける上流側)から前側(挿入方向Zにおける下流側)に向かって、左右方向外側(幅方向外側)に傾斜している。
パレット7の底板11の前部には、左右一対の前方係合穴18が設けられている。パレット7の底板11の後部には、左右一対の後方係合穴19が設けられている。各係合穴18、19は、長方形状を成しており、パレット7の底板11の上面から下面まで貫通している。各係合穴18、19は、パレット7の内部空間を介して、各前方開口部14、各側方開口部15及び各後方開口部16と連通している。
次に、製品設置用具1のスロープ部材8について説明する。
図1、図2を参照して、スロープ部材8は、前後方向に長い形状を成している。即ち、本実施形態では、前後方向がスロープ部材8の長手方向であり、左右方向がスロープ部材8の幅方向である。
図4、図5を参照して、スロープ部材8は、第1スロープ部21と、第1スロープ部21に4個のヒンジHを介して接続される第2スロープ部22と、を備えている。スロープ部材8は、第2スロープ部22を第1スロープ部21に対して各ヒンジHを支点に回転させることで、伸長姿勢(図4参照)と折り畳み姿勢(図5参照)を切り換え可能となっている。以下、伸長姿勢(図4参照)を基準に、スロープ部材8について説明する。
図2、図4、図6を参照して、スロープ部材8の第1スロープ部21は、第1ベース板24と、第1ベース板24を下方から支持する6個の第1支持片25と、各第1支持片25の後部を連結する前後一対の後方連結板26と、各第1支持片25の前端部(パレット7側の端部)を連結する前方連結板27と、各第1支持片25の前端部に固定される左右一対の挿入片28と、各第1支持片25の前端部と各挿入片28を連結する4個の補強片29と、を備えている。
第1スロープ部21の第1ベース板24は、長方形状の板材によって形成されている。第1ベース板24の上面には、第1傾斜面31が設けられている。第1傾斜面31は、前側(パレット7側)から後側(パレット7から離間する側)に向かって下傾している。第1傾斜面31の左右方向両端部には、それぞれ第1ガイド片32が固定されている。各第1ガイド片32は、前後方向に沿って延びている。各第1ガイド片32は、製品3が第1スロープ部21を通過する際に、製品3の底面に取り付けられたキャスター5を左右方向両外側からガイドする。各第1ガイド片32の上面の前部には、突片33が固定されている。
第1スロープ部21の各第1支持片25は、左右方向に並んでおり、前後方向に沿って延びている。各第1支持片25の上面は、第1ベース板24の下面に固定されている。各第1支持片25の下面は、床面Fと間隔を介して対向している。各第1支持片25の上下方向の厚みは、前側(パレット7側)から後側(パレット7から離間する側)に向かって薄くなっている。6個の第1支持片25のうちで左右方向両端に位置する2個の第1支持片25の下面には、前後一対の溝部35が設けられている。各溝部35は、作業者がスロープ部材8を持ち上げる際につかむ部分である。各第1支持片25の前端部(パレット7側の端部)の上部には、上方凹部36が設けられている。各第1支持片25の前端部の下部には、下方凹部37が設けられている。
第1スロープ部21の各後方連結板26及び前方連結板27は、左右方向に沿って延びている。各後方連結板26の上面は、各第1支持片25の下面に固定されている。各後方連結板26の下面は、床面Fに接触している。前方連結板27は、各第1支持片25の上方凹部36に嵌合している。
図4、図6、図7を参照して、第1スロープ部21の各挿入片28は、スロープ部材8の前端部(パレット7側の端部)の左右方向両側部(幅方向両側部)にそれぞれ設けられている。
第1スロープ部21の各挿入片28の後部は、各第1支持片25の下方凹部37に嵌合している。各挿入片28の前部は、第1ベース板24及び各第1支持片25よりも前方に突出している。各挿入片28の前部は、パレット7の各後方開口部16に挿入され、パレット7の底板11に乗り上げている。各挿入片28の前部がパレット7の各後方開口部16に挿入された状態で、各挿入片28の間には、脚部12hが挟み込まれている。
第1スロープ部21の各挿入片28の左右方向両端部(幅方向両端部)には、傾斜部39が設けられている。傾斜部39は、後側(挿入方向Zにおける上流側)から前側(挿入方向Zにおける下流側)に向かって各挿入片28の左右方向中央側(幅方向中央側)に傾斜している。
第1スロープ部21の各挿入片28の下面の前端部には、係合突起40が固定されている。係合突起40は、左右方向に沿って延びている。係合突起40は、パレット7の底板11の各後方係合穴19に係合している。係合突起40の上下方向の厚みは、パレット7の底板11の上下方向の厚みよりも薄い。そのため、係合突起40の下面は、床面Fに接触しておらず、床面Fと間隔を介して対向している。
第1スロープ部21の各挿入片28の下面の後端部には、補助突起41が固定されている。補助突起41は、左右方向に沿って延びている。補助突起41は、パレット7よりも後方に位置している。補助突起41の上下方向の厚みは、パレット7の底板11の上下方向の厚みよりも薄い。そのため、補助突起41の下面は、床面Fに接触しておらず、床面Fと間隔を介して対向している。
第1スロープ部21の各補強片29は、左右方向に並んでいる。各補強片29の後面は、各第1支持片25の前端部(パレット7側の端部)に固定されている。各補強片29は、パレット7の各後方開口部16に挿入されている。各補強片29の下面は、各挿入片28の上面に固定されている。各補強片29の前面(挿入方向Zにおける下流側の面)は、後側(挿入方向Zにおける上流側)から前側(挿入方向Zにおける下流側)に向かって下傾している。
図2、図4を参照して、スロープ部材8の第2スロープ部22は、第2ベース板44と、第2ベース板44を下方から支持する6個の第2支持片45と、を備えている。
第2スロープ部22の第2ベース板44は、長方形状の板材によって形成されている。第2ベース板44の上面には、第2傾斜面47が設けられている。第2傾斜面47は、第1スロープ部21の第1ベース板24の上面に設けられた第1傾斜面31と連続している。第2傾斜面47は、前側(パレット7側)から後側(パレット7から離間する側)に向かって下傾している。第2傾斜面47の左右方向両端部には、それぞれ第2ガイド片48が固定されている。各第2ガイド片48は、前後方向に沿って延びている。各第2ガイド片48は、製品3が第2スロープ部22を通過する際に、製品3の底面に取り付けられたキャスター5を左右方向両外側からガイドする。
第2スロープ部22の各第2支持片45は、左右方向に並んでおり、前後方向に沿って延びている。各第2支持片45の上面は、第2ベース板44の下面に固定されている。各第2支持片45の下面は、床面Fに接触している。各第2支持片45の上下方向の厚みは、前側(パレット7側)から後側(パレット7から離間する側)に向かって狭くなっている。
次に、製品3を設置対象施設の床面Fに設置する作業(以下、「製品設置作業」と称する)の一例について説明する。
製品3が製品設置用具1と共に設置対象施設に搬送されてきた段階では、製品3は、梱包材4に梱包された状態でパレット7の天板10の上面に載置されている。また、スロープ部材8は、折り畳み姿勢(図5参照)を取った状態で、梱包材4とは別体の梱包箱(図示せず)に梱包されている。
まず、作業者は、スロープ部材8を梱包箱から取り出して、パレット7の後方に置く。次に、作業者は、スロープ部材8を床面Fから僅かに持ち上げて前方に移動させ、スロープ部材8の各挿入片28をパレット7の各後方開口部16に挿入方向Zに沿って挿入する。次に、作業者は、スロープ部材8を床面Fに下ろして、スロープ部材8の各挿入片28の係合突起40をパレット7の底板11の各後方係合穴19に係合させる。これにより、スロープ部材8がパレット7に連結される。
次に、作業者は、スロープ部材8の第2スロープ部22を第1スロープ部21に対して回転させ、スロープ部材8の姿勢を折り畳み姿勢(図5参照)から伸張姿勢(図4参照)に切り換える。なお、このようなスロープ部材8の姿勢の切り換えは、スロープ部材8をパレット7に連結する前に行っても良い。
次に、作業者は、製品3から梱包材4を取り外す。次に、作業者は、製品3を後側(荷下ろし方向Yにおける下流側)に向かって押しながら、パレット7の天板10の上面からスロープ部材8の各傾斜面31、47を介して床面Fまで製品3を移動させる。最後に、作業者は、床面Fの所定の位置に製品3をセットする。これにより、製品設置作業が完了する。
ところで、スロープ部材8の前後方向の長さが短いと、水平方向に対するスロープ部材8の各傾斜面31、47の角度が急になり、パレット7の天板10の上面から製品3を移動させる際に、製品3の底面がパレット7やスロープ部材8に接触する恐れがある。そこで、本実施形態では、スロープ部材8の前後方向の長さを十分に確保すべく、比較的大型のスロープ部材8を用いている。その関係で、スロープ部材8を製品3と一緒に梱包材4に梱包することが困難になっており、スロープ部材8を梱包材4とは別体の梱包箱(図示せず)に梱包して出荷している。
このような出荷方法を採用する場合、出荷前の段階でスロープ部材8をパレット7に連結しておくことができないため、スロープ部材8をパレット7に連結する作業が設置対象施設において行われることになる。その関係で、スロープ部材8をパレット7に連結する作業が不慣れな作業者によって行われることが想定されるため、スロープ部材8をパレット7に容易に連結することが求められる。
そこで、本実施形態では、各挿入片28が各後方開口部16に挿入され、各挿入片28の下面に固定された係合突起40が底板11の各後方係合穴19に係合することで、スロープ部材8がパレット7に連結されている。このような構成を採用することで、不慣れな作業者であっても、スロープ部材8をパレット7に容易に連結することができる。また、上記のような構成を採用することで、スロープ部材8をパレット7に確実に連結することができ、製品設置作業中にスロープ部材8がパレット7に対してずれるのを抑制することができる。
また、脚部12hの幅方向の両端部には、挿入方向Zにおける上流側から下流側に向かって幅方向外側に傾斜するガイド面17が設けられている。このような構成を採用することで、各挿入片28を各後方開口部16にスムーズに挿入することができるため、スロープ部材8をパレット7に一層容易に連結することができる。
また、各後方開口部16は、脚部12hの幅方向両側にそれぞれ設けられ、各挿入片28は、スロープ部材8の幅方向両側部にそれぞれ設けられ、各挿入片28が各後方開口部16に挿入された状態で、各挿入片28の間に脚部12hが挟み込まれている。このような構成を採用することで、スロープ部材8の幅方向中央部をパレット7の幅方向中央部に確実に一致させることができる。
また、各挿入片28の幅方向の端部には、挿入方向Zにおける上流側から下流側に向かって各挿入片28の幅方向中央側に傾斜する傾斜部39が設けられている。このような構成を採用することで、各挿入片28を各後方開口部16に一層スムーズに挿入することができるため、スロープ部材8をパレット7に一層容易に連結することができる。
また、底板11には、各係合突起40が係合する各後方係合穴19が設けられているこのような構成を採用することで、簡易な構成によって、各係合突起40を底板11に係合させることができる。
また、各挿入片28は、パレット7の底板11に乗り上げており、係合突起40は、床面Fと間隔を介して対向している。このような構成を採用することで、スロープ部材8の前端部の高さが、床面Fを基準に決定されるのではなく、パレット7の底板11を基準に決定されることになる。そのため、床面Fに凹凸が存在していても、この凹凸の影響によってスロープ部材8の前端部の高さが変化するのを抑制することができる。これに伴って、パレット7の天板10の上面からスロープ部材8の第1傾斜面31へと製品3をスムーズに移動させることができる。
また、スロープ部材8の第1スロープ部21は、パレット7側から下傾する第1傾斜面31を有する第1ベース板24と、第1ベース板24を下方から支持する各第1支持片25と、を備えている。このような構成を採用することで、第1スロープ部21の強度を十分に確保し、第1スロープ部21の変形や破損を抑制することができる。なお、このような技術的効果は、スロープ部材8の第2スロープ部22についても同様に発揮される。
また、各挿入片28は、各第1支持片25の前端部(パレット7側の端部)に固定されている。このように各挿入片28が各第1支持片25に固定されることで、各挿入片28の固定強度を高めることができ、各挿入片28の変形や位置ずれを抑制することができる。
また、スロープ部材8の第1スロープ部21は、各第1支持片25の前端部(パレット7側の端部)と各挿入片28を連結する各補強片29を備えている。このような構成を採用することで、各挿入片28の固定強度を一層高めることができ、各挿入片28の変形や位置ずれを一層確実に抑制することができる。
また、スロープ部材8は、折り畳み可能に設けられている。このような構成を採用することで、スロープ部材8の前後方向の長さを十分に確保することができ、水平方向に対するスロープ部材8の各傾斜面31、47の角度を緩やかに設定することができる。そのため、パレット7の天板10の上面から床面Fまで製品3を移動させる際に、製品3の底面がパレット7やスロープ部材8に接触するのを抑制することができる。
本実施形態では、挿入片28と係合突起40が別体に形成されている。一方で、他の異なる実施形態では、挿入片28と係合突起40が一体に形成されていても良い。
本実施形態では、1個の脚部(脚部12h参照)にガイド面17が設けられている。一方で、他の異なる実施形態では、複数個の脚部にガイド面17がそれぞれ設けられていても良い。
本実施形態では、挿入片28と後方開口部16が2個ずつ設けられている。一方で、他の異なる実施形態では、挿入片28と後方開口部16が1個ずつ設けられていても良いし、挿入片28と後方開口部16が3個以上ずつ設けられていても良い。
本実施形態では、画像形成装置等の電子機器を製品3としている。一方で、他の異なる実施形態では、電子機器以外の機器を製品3としても良い。
本実施形態では、設置対象施設において製品3を床面Fに設置する作業に製品設置用具1を用いている。一方で、他の異なる実施形態では、工場において製品3をパレット7の天板10の上面に設置する作業に製品設置用具1を用いても良い。
1 製品設置用具
3 製品
5 キャスター
7 パレット
8 スロープ部材
10 天板
11 底板
12a〜12i 脚部
16 後方開口部
17 ガイド面
19 後方係合穴
24 第1ベース板
25 第1支持片
28 挿入片
29 補強片
31 第1傾斜面
32 第1ガイド片
39 傾斜部
40 係合突起
F 床面

Claims (9)

  1. 製品が載置されるパレットと、
    前記パレットに連結されるスロープ部材と、を備え、
    前記パレットは、
    前記製品が載置される天板と、
    矩形状の枠体を構成する底板と、
    前記天板と前記底板の間に配置される複数の脚部と、を有し、
    前記パレットの側面には、前記複数の脚部間に開口部が形成され、
    前記スロープ部材は、
    前記開口部に挿入される挿入片と、
    前記挿入片の下面に設けられた係合突起と、を有し、
    前記挿入片が前記開口部に挿入され、前記係合突起が前記底板と係合することで、前記スロープ部材が前記パレットに連結されることを特徴とする製品設置用具。
  2. 前記複数の脚部は、
    前記パレットの前記側面の幅方向中央部に配置される中央脚部と、
    前記パレットの前記側面の幅方向両端部に配置される両端脚部と、を含み、
    前記中央脚部の幅方向の端部には、前記挿入片の前記開口部への挿入方向における上流側から下流側に向かって幅方向外側に傾斜するガイド面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の製品設置用具。
  3. 前記開口部は、前記中央脚部の幅方向両側にそれぞれ設けられ、
    前記挿入片は、前記スロープ部材の幅方向両側部にそれぞれ設けられ、
    前記各挿入片が前記各開口部に挿入された状態で、前記各挿入片の間に前記中央脚部が挟み込まれていることを特徴とする請求項2に記載の製品設置用具。
  4. 前記挿入片の幅方向の端部には、前記挿入片の前記開口部への挿入方向における上流側から下流側に向かって前記挿入片の幅方向中央側に傾斜する傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製品設置用具。
  5. 前記底板には、前記係合突起が係合する係合穴が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の製品設置用具。
  6. 前記挿入片は、前記底板に乗り上げており、
    前記係合突起は、床面と間隔を介して対向していることを特徴とする請求項5に記載の製品設置用具。
  7. 前記スロープ部材は、
    前記パレット側から下傾する傾斜面を有するベース板と、
    前記ベース板を下方から支持する支持片と、を備え、
    前記挿入片は、前記支持片の前記パレット側の端部に固定されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の製品設置用具。
  8. 前記スロープ部材は、前記支持片の前記パレット側の端部と前記挿入片を連結する補強片を更に備えていることを特徴とする請求項7に記載の製品設置用具。
  9. 前記スロープ部材は、折り畳み可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の製品設置用具。
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