JP4210889B2 - 自動販売機の梱包装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機を、その製造終了後から設置までの間に、保管や輸送、移動に適した状態で梱包する自動販売機の梱包装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来一般に用いられている自動販売機の梱包装置を示している。同図に示すように、この梱包装置21は、自動販売機22を立てた状態で載せるパレット23と、自動販売機22に上方からかぶせられ、その前後左右の外面および上面を覆うビニールなどからなるカバー袋24と、その状態で自動販売機22の頭部にはめられる、段ボールなどからなるキャップ25と、パレット23、カバー袋24およびキャップ25を固定するために、それらをまとめて縛り付けるPPバンド26などで構成されている。自動販売機22は、同図に示すように梱包された状態で、保管、輸送、およびフォークリフト(図示せず)による移動などが行われ、保管については、2段に積み上げた状態(以下「段積み」という)で行われる場合もある。
【0003】
パレット23は、フォークリフトによる移動・運搬に用いられるものであり、複数の木製の板材を所定の枠型に組み立てて構成されている。また、カバー袋24は、自動販売機22をほこりや湿気などから保護するとともに、PPバンド26の締め付けによる損傷などを防止する役割を果たす。さらに、キャップ25は、自動販売機22、22を段積みした際に、それらが相互に直接、接触しないようにすることで、自動販売機22の特に天面の損傷などを防止する他、隣合せに置かれた自動販売機22、22の相互間に隙間を確保するなどの機能も有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の梱包装置21では、パレット23、カバー袋24、キャップ25およびPPバンド26はすべて、使い捨てのものとなっており、自動販売機22の設置後に廃棄されているのが現状である。このことは、最近の資源の再生あるいは再利用の要請に反するものであり、梱包装置21においても改善を施すことが望ましい。しかし、キャップ25については、そのまま再利用するためには、その再利用時に備えて広い保管スペースが必要となり、また、そのキャップ25に適合する大きさの自動販売機にしか使えないという問題がある。
【0005】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、梱包装置に要求される機能を維持しながら、梱包材の廃棄量を可能な限り削減することで、省資源化を促進することができる自動販売機の梱包装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動販売機の梱包装置は、自動販売機の天部の4つのコーナにそれぞれ係合可能な2組のコーナ部材を備え、当該2組のコーナ部材の各組は、前記自動販売機の天面に載置される天面載置部と、前記自動販売機の互いに対向する2つの側面にそれぞれ係合可能な第1側面係合部とをそれぞれ有する2つのコーナ部材で構成されており、前記2つのコーナ部材に着脱自在に係合することにより、当該各組の2つのコーナ部材をそれぞれ互いに連結する2つの連結部材を更に備えてなり、前記コーナ部材の第1側面係合部の外面はガイド面を有し、このガイド面は、当該コーナ部材を前記コーナに係合させた状態で、鉛直方向に延びかつ当該コーナを構成する互いに隣接する2つの側面に対し傾斜するように形成されていることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、天面載置部、第1側面係合部および第2側面係合部を有する2つのコーナ部材を連結部材で互いに連結して組み立て(以下、本明細書において「梱包組立品」という)、このような梱包組立品を2組用意し、各組の梱包組立品の2つのコーナ部材を2つのコーナにそれぞれ係合させると、各組の梱包組立品は、それぞれのコーナ部材同士が互いに対向する方向に抜け止め状態で、自動販売機の天部に取り付けられる。各組の梱包組立品の連結部材は、2つのコーナ部材に着脱自在に係合することで、これらを連結するので、自動販売機の保管時や輸送時など、自動販売機の梱包が必要なときには、前述のように、2組の梱包組立品を自動販売機の天部に取り付ける一方、自動販売機の設置後には、2組の梱包組立品を自動販売機から取り外すとともに、各組の梱包組立品を2つのコーナ部材と連結部材に分解して保管することができる。つまり、2組の梱包組立品は、従来の梱包装置におけるキャップと同等の役割を果たすとともに、梱包装置が不要となる自動販売機の設置後には、梱包組立品を分解し、再利用時に備えて、省スペースで保管することができる。また、コーナ部材は、自動販売機の天部のコーナに係合するものであるので、自動販売機の大きさの相違による制限を受けることなく、コーナ部材を、各種の大きさの自動販売機の天部のコーナに係合させることができる。したがって、コーナ部材を各種の自動販売機に共用する一方、例えば、長さが異なる連結部材を複数種類用意しておき、自動販売機の大きさに合せて適当な長さの連結部材を選択し、梱包組立品を構成することにより、梱包組立品を各種の自動販売機の梱包に使用することができる。このことは、例えば、連結部材を伸縮可能に構成し、その長さを梱包すべき自動販売機の幅に合せて適宜設定することよっても同様である。以上のように、上記構成の梱包装置は、従来と異なり、省スペースで保管することができ、しかも各種の大きさの自動販売機の梱包に、容易に再利用することができるので、梱包材の廃棄量を大幅に削減でき、その結果、省資源化を図れるとともに、梱包装置を多用する場合のトータル的なコストダウンを図ることができる。
また、第1側面係合部の外面がガイド面を有しているので、例えば、2組の梱包組立品を取り付けた自動販売機の隣に、同様に梱包組立品を取り付けた自動販売機を、フォークリフトで前方から移動させて並置する場合において、両自動販売機のコーナ部材のガイド面同士が当たったときには、両自動販売機に次のように力が作用する。すなわち、フォークリフトで自動販売機を移動させる力およびその反力によるそれぞれの分力が、互いに当接したコーナ部材のガイド面を介して、両自動販売機を左右方向に互いに押し退けるように、これらに作用する。これにより、互いに当接した両コーナ部材のガイド面で案内しながら、移動させるべき自動販売機を継続して移動させることが可能となる。したがって、上記ガイド面を有するコーナ部材を用いて梱包した複数の自動販売機を、互いに隣合せで円滑に並置することができるとともに、隣り合う自動販売機同士の隙間をできる限り少なくして、複数の自動販売機の保管時や輸送時に省スペース化を図ることができる。
【0008】
この場合、各組の各コーナ部材は、係合凸部および係合凹部の少なくとも一方を有し、連結部材は、係合凸部および係合凹部の少なくとも一方に係合可能な他方を有していることが好ましい。
【0009】
この構成によれば、各組の各コーナ部材が係合凸部および係合凹部の少なくとも一方を有するとともに、連結部材がそれらの係合凸部および係合凹部の少なくとも一方に係合可能な他方を有しているので、連結部材と各コーナ部材とを、単純な構成の係合凸部および係合凹部による嵌め合いによって係合させることができ、工具などを使用することなく、上記梱包組立品の組み立ておよび分解を容易に行うことができる。
【0010】
またこの場合、各組の各コーナ部材は、天面および側面とともにコーナを構成する他の側面に係合可能な第2側面係合部を有しており、連結部材は、第1連結部および第2連結部からなる断面L形に形成されており、係合凸部および係合凹部の少なくとも一方が、各組の各コーナ部材の天面載置部および第2側面係合部に設けられ、係合凸部および係合凹部の他方が、連結部材の第1連結部および第2連結部に設けられていることが好ましい。
【0011】
この構成によれば、連結部材の第1連結部が、係合凸部や係合凹部を介して、各コーナ部材の天面載置部および第2側面係合部の一方に係合し、第1連結部とともに断面L形を形成、すなわち第1連結部と直交する第2連結部が、係合凸部や係合凹部を介して、各コーナ部材の天面載置部および第2側面係合部の他方に係合する。したがって、コーナ部材が連結部材に係合した状態では、連結部材の第1連結部および第2連結部の一方において、互いに係合している1組の係合凸部と係合凹部の係合を解除する方向に力が作用したとしても、第1連結部および第2連結部の他方において、その組の係脱方向と直交する方向で係脱する他の組の係合凸部と係合凹部が互いに係合しているので、コーナ部材が連結部材から外れにくくなる。また、連結部材は、その断面L形の形状により、剛性が高くかつ変形しにくくなり、これにより、梱包組立品の全体としての強度および安定性を高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による自動販売機の梱包装置1を示している。同図に示すように、この梱包装置1は、前述した図7に示す従来のキャップ25の代わりに、後述する2組の梱包組立品6、6を、縦長ボックス状の自動販売機2の天部2aに装着するものであり、図1には図示しないが、従来のカバー袋およびPPバンドは同様に用いられる。なお、本実施形態で用いたパレット3は、従来の枠型のもの(図7参照)と異なり、互いに分離した前後1対の横長状のパレット片3a、3aで構成されており、省スペースで保管可能である。
【0015】
図1および図2に示すように、梱包装置1は、自動販売機2の天部2aの4つのコーナ2bにそれぞれ係合可能な4つのコーナ部材4と、これらのコーナ部材4のうち、前2つのコーナ部材4、4同士、後2つのコーナ部材4、4同士を、それぞれ連結する2つの連結具5、5(連結部材)とを有している。なお、以下の説明では、2つのコーナ部材4、4を連結具5で互いに連結して組み立てたものを梱包組立品6とし、自動販売機2の天部2aの前端部および後端部にそれぞれ取り付けられる2組の梱包組立品6、6は、同じものであるので、前側の梱包組立品6を中心に説明する。
【0016】
梱包組立品6の左右両端部のコーナ部材4、4はいずれも、樹脂などからなり、左右対称に形成されている。図3に示すように、各コーナ部材4は、自動販売機2の天面(天部2aの上面)に載置される天板部7(天面載置部)と、この天板部7の縁部から鉛直に垂下し、自動販売機2の右側面あるいは左側面(以下、これらを単に「側面」という)に係合する側板部8(第1側面係合部)と、天板部7の縁部から鉛直に垂下するとともに側板部8の前端部に連なり、自動販売機の前面(後側の梱包組立品のコーナ部材では背面。以下同じ)に係合する前板部9(第2側面係合部)とにより構成されている。
【0017】
天板部7は、水平でかつ平面形状がほぼ矩形状に形成されており、2つの角が面取りされた天板本体7aと、この天板本体7aの左右方向の縁部から一段下がって連なり、連結具5に係合する天板係合部7bとにより構成されている。天板本体7aには、自動販売機2が段積みされたときに、上側の自動販売機の底部の四隅にそれぞれ設けられた図示しない支持脚(レベリング)が載るようになっている。また、天板係合部7bの上部には、連結具5の後述する矩形孔に着脱自在に嵌合する、平面形状が横長矩形状の矩形突出部11(係合凸部)が突設されている。
【0018】
側板部8は、コーナ部材4をコーナ2bに係合させたときに、内面が自動販売機2の側面に接触するようになっており、一方、外面の前端部および後端部には、所定のガイド面8a、8aが形成されている。すなわち、これらのガイド面8a、8aは、後述する複数の自動販売機の並置時に、ガイドとして作用するものであり、コーナ部材4をコーナ2bに係合させたときに、鉛直方向に延び、かつ、自動販売機2の前面および側面に対しほぼ等角度で傾斜、具体的には、約45度で傾斜するように形成されている。
【0019】
前板部9は、正面形状が矩形状に形成されており、前板本体9aと、この前板本体9aの左右方向の縁部から一段下がって連なるとともに、上記天板係合部7bの前端部から連なり、連結具5に係合する前板係合部9bとにより構成されている。この前板係合部9bの前面には、連結具5の後述する円形孔に着脱自在に嵌合する円形突出部12(係合凸部)が突設されており、この円形突出部12は、正面形状が円形でかつ下側ほど突出長さが長くなっている。
【0020】
一方、連結具5は、自動販売機2の左右方向の幅に応じた長さを有する横長矩形状の金属板を直角に屈曲形成して構成されており、上連結部5aおよび横連結部5b(第1連結部、第2連結部)により、断面L形に形成されている。この連結具5の上連結部5aには、その左右両端部に、2つのコーナ部材4、4の上記矩形突出部11、11を係脱自在に嵌合する矩形孔13、13(係合凹部)が形成されている。同様に、横連結部5bの左右両端部には、2つのコーナ部材4、4の上記円形突出部12、12を係脱自在に嵌合する円形孔14、14(係合凹部)が形成されている。
【0021】
以上のように構成された2つのコーナ部材4、4および連結具5によって、梱包組立品6を組み立てる場合には、図3(a)に示すように、連結具5の端部と各コーナ部材4の天板係合部7bおよび前板係合部9bとを互いに接近させ、横連結部5bの背面を前板係合部9bの前面に接触させた状態で、これに沿ってスライドさせる。そうすると、同図(b)に示すように、各コーナ部材4の円形突出部12が連結具5の円形孔14に、矩形突出部11が矩形孔13に嵌合して、梱包組立品6が完成する。そして、このような2組の梱包組立品6、6を、自動販売機2の梱包時に、その天部2aの前端部および後端部にそれぞれ取り付ける。これにより、各梱包組立品6は、左右方向に抜け止め状態で自動販売機2の天部2aに取り付けられ、加えて、天部2aの4つのコーナ2bがコーナ部材4によってそれぞれ覆われるとともに、天部2aの前端部および後端部が2組の梱包組立品6、6の連結具5によってそれぞれ覆われる。なお、2組の梱包組立品6、6を自動販売機2に取り付けた状態で、その上からPPバンドで縛り付けることにより、両梱包組立品6、6を自動販売機2にしっかりと取り付けることができる。
【0022】
逆に、梱包組立品6を分解する場合には、各コーナ部材4の矩形突出部11および円形突出部12の一方を、連結具5の矩形孔13あるいは円形孔14から外すことで、他方も外れ、両コーナ部材4、4と連結具5とを容易に分解することができる。
【0023】
上記のように、梱包組立品6では、連結具5の互いに直交する上連結部5aおよび横連結部5bが、コーナ部材4の天板部7および前板部9にそれぞれ係合しているので、上連結部5aおよび横連結部5bの一方の係合を解除する方向に力が作用したとしても、他方の係合が保たれ、これにより、コーナ部材4が連結具5から外れにくくなっている。また、上記のように、連結具5と2つのコーナ部材4、4とが、突出部11、12および孔13、14を介して、互いに嵌め合いによって着脱自在であるので、工具などを使用することなく、梱包組立品6の組み立ておよび分解を容易に行うことができる。さらに、連結具5を断面L形の形状とすることにより、連結具5自体の剛性を高くするとともに、変形しにくくすることができ、これにより、梱包組立品6の全体としての強度および安定性を高めることができる。
【0024】
ここで、複数の自動販売機2を隣合せで並置する場合について、図4〜図6を参照しながら説明する。例えば、複数の自動販売機を保管あるいは輸送する際に、梱包装置1によって梱包した2つの自動販売機2、2(一方に「2A」、他方に「2B」の符号を付す)を、図4に示すように、隣合せで左右方向に並置する場合には、まず、フォークリフトを利用して、一方の自動販売機2Aを所望の位置に置いた後、その前方から、他方の自動販売機2Bを自動販売機2Aの隣に移動させる。この場合、図5に示すように、既に置かれた自動販売機2Aにおける前側の一方のコーナ部材4のガイド面8aに、移動中の自動販売機2Bにおける後側の一方のコーナ部材4のガイド面8aが当接したときには、両自動販売機2A、2Bに次のように力が作用する。すなわち、フォークリフトで自動販売機2Bを移動させる力およびその反力によるそれぞれの分力が、互いに当接したコーナ部材4、4のガイド面8a、8aを介して、両自動販売機2A、2Bを左右方向に互いに押し退けるように、これらに作用する。これにより、互いに当接した両コーナ部材4、4のガイド面8a、8aで案内しながら、移動させるべき自動販売機2Bを継続して移動させることが可能となる。
【0025】
したがって、各コーナ部材4の側板部8の外面に、上記ガイド面8aを設けることにより、梱包した複数の自動販売機2を、互いに隣合せで円滑に並置することができるとともに、隣り合う自動販売機2、2同士の隙間をできる限り少なくして、複数の自動販売機の保管時や輸送時の省スペース化を図ることができる。
【0026】
以上詳述したように、本実施形態の梱包装置1によれば、自動販売機2の保管時や輸送時など、自動販売機2の梱包が必要なときには2組の梱包組立品6、6を自動販売機2の天部2aに取り付けることによって、これらの梱包組立品6、6が従来のキャップと同等の役割を果たす。そして、梱包装置1が不要となる自動販売機2の設置後には、梱包組立品6をコーナ部材4、4と連結具5とに分解し、再利用時に備えて、これらを省スペースで保管することができる。
【0027】
また、コーナ部材4は、自動販売機2の天部2aのコーナ2bに係合するものであるので、自動販売機2の大きさの相違による制限を受けることなく、コーナ部材4を、各種の大きさの自動販売機に取り付けることができる。したがって、コーナ部材4を各種の自動販売機に共用する一方、例えば、長さが異なる連結具5を複数種類用意しておき、自動販売機の大きさに合わせて適当な長さの連結具5を選択し、梱包組立品6を構成することにより、梱包組立品6を各種の自動販売機の梱包に使用することができる。このことは、例えば、連結具5を延び方向に伸縮可能に構成し、その長さを梱包すべき自動販売機の幅に合わせて適宜設定することによっても同様である。
【0028】
以上のように、本実施形態の梱包装置1は、従来と異なり、省スペースで保管することができ、しかも各種の大きさの自動販売機の梱包に、容易に再利用することができるので、梱包材の廃棄量を大幅に削減でき、その結果、省資源化を図れるとともに、梱包装置1を多用する場合のトータル的なコストダウンを図ることができる。
【0029】
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、本実施形態では、前側2つのコーナ部材4、4同士、後側2つのコーナ部材4、4同士を連結具5でそれぞれ連結するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、右側2つのコーナ部材4、4同士、左側2つのコーナ部材4、4同士を連結具5でそれぞれ連結してもよい。また、各コーナ部材4を全て同一形状のものとしてもよい。この場合には、単一の金型でコーナ部材4を製造することができるので、より一層コストダウンを図ることができる。さらに、コーナ部材4と連結具5とを着脱自在に互いに係合させるために、コーナ部材4に矩形突出部11および円形突出部12を設ける一方、連結具5に矩形孔13および円形孔14を設けたが、両者の突出部および孔を逆にして設けたり、両者に突出部および孔の両方を設けたりしてもよい。
【0030】
また、実施形態で示したコーナ部材4および連結具5の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の自動販売機の梱包装置は、梱包装置に要求される機能を維持しながら、梱包材の廃棄量を可能な限り削減することで、省資源化を促進することができ、また、ガイド面を有するコーナ部材を用いて梱包した複数の自動販売機を、互いに隣合せで円滑に並置することができるとともに、隣り合う自動販売機同士の隙間をできる限り少なくして、複数の自動販売機の保管時や輸送時に省スペース化を図ることができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による梱包装置によって自動販売機を梱包した状態を示す斜視図である。
【図2】図1の梱包装置の上端部を拡大して示す斜視図である。
【図3】2つのコーナ部材と連結具からなる梱包組立品を示す図であり、(a)は組み立て前の状態を示す斜視図、(b)は組み立て後の状態を示す斜視図である。
【図4】2つの自動販売機を隣合せで並置した状態を示す斜視図である。
【図5】梱包された自動販売機を並置する際の動作を説明するための平面図である。
【図6】図5の状態から、自動販売機を並置した状態を示す平面図である。
【図7】従来の自動販売機の梱包装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 梱包装置
2 自動販売機
2a 天部
2b コーナ
4 コーナ部材
5 連結具(連結部材)
5a 上連結部
5b 横連結部
6 梱包組立品
7 天板部(天面載置部)
8 側板部(第1側面係合部)
8a ガイド面
9 前板部(第2側面係合部)
11 矩形突出部(係合凸部)
12 円形突出部(係合凸部)
13 矩形孔(係合凹部)
14 円形孔(係合凹部)

Claims (3)

  1. 自動販売機の天部の4つのコーナにそれぞれ係合可能な2組のコーナ部材を備え、当該2組のコーナ部材の各組は、前記自動販売機の天面に載置される天面載置部と、前記自動販売機の互いに対向する2つの側面にそれぞれ係合可能な第1側面係合部とをそれぞれ有する2つのコーナ部材で構成されており、前記2つのコーナ部材に着脱自在に係合することにより、当該各組の2つのコーナ部材をそれぞれ互いに連結する2つの連結部材を更に備えてなり、前記コーナ部材の第1側面係合部の外面はガイド面を有し、このガイド面は、当該コーナ部材を前記コーナに係合させた状態で、鉛直方向に延びかつ当該コーナを構成する互いに隣接する2つの側面に対し傾斜するように形成されていることを特徴とする自動販売機の梱包装置。
  2. 前記各組の各コーナ部材は、係合凸部および係合凹部の少なくとも一方を有し、前記連結部材は、前記係合凸部および係合凹部の前記少なくとも一方に係合可能な他方を有していることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の梱包装置。
  3. 前記各組のコーナ部材は、前記天面および前記側面とともに前記コーナ部を構成する他の側面に係合可能な第2側面係合部を有しており、前記連結部材は、第1連結部および第2連結部からなる断面L形に形成されており、前記係合凸部および係合凹部の前記少なくとも一方が、前記各組の各コーナ部材の前記天面載置部および前記第2側面係合部に設けられ、前記係合凸部および係合凹部の前記他方が、前記連結部材の前記第1連結部および前記第2連結部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の自動販売機の梱包装置。
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