JP2020167244A - 基板処理システム及び基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板処理システムのスループットを向上させる。【解決手段】基板処理システムは、少なくとも一つの真空処理チャンバと、少なくとも一つの真空加熱チャンバと、複数のロードロックチャンバと、真空搬送チャンバと、少なくとも一つの制御部と、を有する。複数のロードロックチャンバは、冷却機構を有する第1のロードロックチャンバを有する。少なくとも一つの制御部は、複数の搬送サイクルを実行するよう真空搬送チャンバを制御するように構成される。各搬送サイクルは、少なくとも一つの真空処理チャンバから少なくとも一つの真空加熱チャンバへの基板搬送と、少なくとも一つの真空加熱チャンバから第1のロードロックチャンバへの基板搬送と、第1のロードロックチャンバから少なくとも一つの真空処理チャンバへの基板搬送とを含む。【選択図】図1

Description

本開示は、基板処理システム及び基板処理方法に関するものである。
特許文献1は、真空搬送チャンバを介して複数の処理チャンバへ基板を順次搬送することで、基板に対して化学的酸化物除去(Chemical Oxide Removal:COR)処理及び加熱処理(Post Heating Treatment:PHT)を連続的に行う基板処理システムを開示している。
特開2008−160000号公報
本開示は、基板処理システムのスループットを向上させることができる技術を提供する。
本開示の一態様による基板処理システムは、真空雰囲気において基板を処理するように構成された少なくとも一つの真空処理チャンバと、真空雰囲気において基板を加熱するように構成された少なくとも一つの真空加熱チャンバと、複数のロードロックチャンバであり、前記複数のロードロックチャンバは、第1のロードロックチャンバを有し、前記第1のロードロックチャンバは、冷却機構を有し、前記冷却機構は、真空雰囲気において基板を冷却するように構成される、複数のロードロックチャンバと、前記少なくとも一つの真空処理チャンバ、前記少なくとも一つの真空加熱チャンバ、及び前記複数のロードロックチャンバに接続された真空搬送チャンバと、複数の搬送サイクルを実行するよう前記真空搬送チャンバを制御するように構成された少なくとも一つの制御部と、を有し、各搬送サイクルは、前記少なくとも一つの真空処理チャンバから前記少なくとも一つの真空加熱チャンバへの基板搬送と、前記少なくとも一つの真空加熱チャンバから前記第1のロードロックチャンバへの基板搬送と、前記第1のロードロックチャンバから前記少なくとも一つの真空処理チャンバへの基板搬送とを含む。
本開示によれば、基板処理システムのスループットを向上させることができるという効果を奏する。
図1は、一実施形態に係る基板処理システムの概略構成図である。 図2は、一実施形態に係る基板処理システムが有するロードロックチャンバの一例を示す概略構成図である。 図3は、一実施形態に係る基板処理システムが有するロードロックチャンバの一例を示す概略構成図である。 図4は、一実施形態に係る基板処理システムにおけるウエハの搬送処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
ところで、基板処理システムでは、所望のエッチング量を達成するために、同一の基板に対してCOR処理及び加熱処理を含む処理サイクルを繰り返し実行する場合がある。COR処理はCORチャンバで実行され、加熱処理はPHTチャンバで実行される。また、COR処理及び加熱処理は、真空雰囲気において実行される。COR処理及び加熱処理を含む処理サイクルが繰り返し実行される場合、加熱処理が施された基板を次のCOR処理に適した温度まで冷却することが重要である。
このため、基板処理システムでは、基板に対する冷却処理を実行するための冷却ユニットを設けることが考えられる。冷却ユニットは、冷却効率の観点から、例えば、大気雰囲気に維持された大気搬送チャンバに接続されることが想定される。大気搬送チャンバと真空搬送チャンバと間には、ロードロックチャンバが配置される。この場合、基板処理システムは、PHTチャンバにおいて加熱された基板を、PHTチャンバから真空搬送チャンバ、ロードロックチャンバ及び大気搬送チャンバを介して冷却ユニットまで搬送する。また、基板処理システムは、冷却ユニットにおいて冷却された基板を、冷却ユニットから大気搬送チャンバ、ロードロックチャンバ及び真空搬送チャンバを介してCORチャンバまで搬送する。
しかしながら、斯様な基板処理システムでは、真空搬送チャンバと大気搬送チャンバとの間で基板を横断させるため、基板の搬送効率が低下する。これは、各処理サイクルの間に真空雰囲気から大気雰囲気への切り替え、及び、大気雰囲気から真空雰囲気への切り替えを行うための時間を要するためである。基板の搬送効率の低下は、基板処理システムのスループットを低下させる要因となり得る。このため、基板の搬送効率を改善することで、基板処理システムのスループットを向上することが期待されている。
(実施形態に係る基板処理システムの構成例)
一実施形態に係る基板処理システムは、真空処理チャンバと真空加熱チャンバとの間に配置された真空搬送チャンバを介して真空処理チャンバ及び真空加熱チャンバへ基板を順次搬送することで、基板の処理、加熱及び冷却を連続的に繰り返し行う。一実施形態では、真空搬送チャンバは、複数のロードロックチャンバに接続される。複数のロードロックチャンバのうち少なくとも1つは、冷却機構を有する第1のロードロックチャンバである。冷却機構は、基板を冷却するように構成される。なお、複数のロードロックチャンバは、第1のロードロックチャンバ以外のロードロックチャンバ、例えば、冷却機構を有さない第2のロードロックチャンバを含んでもよい。例えば、後述する図1の例では、後述するように、第1のロードロックチャンバ32a,32bは、それぞれ、1つの基板を収容可能であり、第2のロードロックチャンバ31は、2つの基板を収容可能である。よって、図1の例では、2つの第1のロードロックチャンバ32a,32bは、真空搬送チャンバ20を介してPHTチャンバ12Aから受け取った2つの基板をそれぞれ同時に冷却する。冷却された2つの基板は、真空搬送チャンバ20を介してCORチャンバ11Aに同時に搬送され得る。また、冷却された2つの基板は、大気搬送チャンバ40に同時に搬送され得る。1つの第2のロードロックチャンバ31は、2つの基板を大気搬送チャンバ40から真空搬送チャンバ20に同時に搬送するために用いられ得る。一実施形態に係る基板処理システムは、真空搬送チャンバを介した真空処理チャンバ、真空加熱チャンバ、及び冷却機構を有するロードロックチャンバの間での基板の搬送を含む搬送サイクルを複数回繰り返し実行する。なお、搬送サイクルを複数回実行している間、各サイクルにおける処理が異なる真空処理チャンバで実行されてもよい。例えば、後述する図1の例では、最初のサイクルにおけるCOR処理がCORチャンバ11Aで実行され、後のサイクルにおけるCOR処理がCORチャンバ11Bで実行されてもよい。同様に、搬送サイクルを複数回実行している間、各サイクルにおける加熱が異なる真空加熱チャンバで実行されてもよい。例えば、後述する図1の例では、最初のサイクルにおける加熱処理がPHTチャンバ12Aで実行され、後のサイクルにおける加熱処理がPHTチャンバ12Bで実行されてもよい。
ここで、真空処理とは、基板に対する何らかの処理、例えば、COR処理のような対象物の除去、エッチング、成膜等を指す。以下では、真空処理の例としてCOR処理を用いて実施形態を説明する。なお、以下の説明において「真空雰囲気」とは大気圧よりも低い圧力の気体で満たされた状態を指す。すなわち、以下の説明において「真空雰囲気」は、減圧状態又は負圧状態を含む。また、以下の説明において「大気雰囲気」は大気圧に略等しい圧力の気体で満たされた状態を指す。
図1は、一実施形態に係る基板処理システム1の概略構成図である。
基板処理システム1は、複数のCORチャンバ11(11A〜11C)と、複数のPHTチャンバ12(12A〜12C)と、真空搬送チャンバ20と、複数のロードロックチャンバ31,32(32a,32b)と、を有する。複数のロードロックチャンバ31,32(32a,32b)は、第1のロードロックチャンバ32(32a,32b)と、第2のロードロックチャンバ31と、を有する。また、基板処理システム1は、大気搬送チャンバ40と、複数のロードポート51(51a〜51d)と、制御装置60と、を有する。
なお、図1の例においては、3つのCORチャンバ11A〜11Cと、3つのPHTチャンバ12A〜12Cと、2つの第1のロードロックチャンバ32a〜32bと、1つの第2のロードロックチャンバ31と、4つのロードポート51a〜51dと、を示す。ただし、基板処理システム1が有するCORチャンバ11、PHTチャンバ12、ロードロックチャンバ31,32、ロードポート51の数は図示するものに限定されない。以下、特に区別しない場合は、3つのCORチャンバ11A〜11Cはまとめて「CORチャンバ11」と呼ぶ。同様に、3つのPHTチャンバ12A〜12Cはまとめて「PHTチャンバ12」と呼ぶ。同様に、2つのロードロックチャンバ32a〜32bはまとめて「ロードロックチャンバ32」と呼ぶ。同様に、4つのロードポート51a〜51dはまとめて「ロードポート51」と呼ぶ。
CORチャンバ11は、真空雰囲気において半導体基板(以下「ウエハ」と呼ぶ)WをCOR処理する。CORチャンバ11は、真空処理チャンバの一例である。CORチャンバ11は、2枚のウエハWを水平方向に並べて載置する載置台13a、13bを有する。CORチャンバ11は、載置台13a、13bに載置された2枚のウエハWを同時にCOR処理する。CORチャンバ11において実行されるCOR処理の処理温度は、例えば0〜80℃の範囲内である。
CORチャンバ11は、各々、開閉可能なゲートバルブGVを介して真空搬送チャンバ20に接続する。ゲートバルブGVは、CORチャンバ11内でウエハWのCOR処理が実行されている間、閉じた状態となる。ゲートバルブGVは、CORチャンバ11からウエハWを搬出する際、及び、CORチャンバ11にウエハWを搬入する際に、開く。CORチャンバ11には、所定のガスを供給するための気体供給部及びガスを排出するための排気部が設けられる。
PHTチャンバ12は、真空雰囲気においてウエハWを加熱する。PHTチャンバ12は、真空加熱チャンバの一例である。ウエハWが加熱されることで、COR処理において生成された反応生成物が気化される。以下では、ウエハWを加熱する処理を適宜「加熱処理」と呼ぶ。PHTチャンバ12は、2枚のウエハWを水平方向に並べて載置する載置台14a、14bを有する。PHTチャンバ12は、載置台14a、14bに載置された2枚のウエハWを同時に加熱する。PHTチャンバ12において実行される加熱処理の処理温度は、例えば100〜300℃の範囲内である。
PHTチャンバ12は、各々、開閉可能なゲートバルブGVを介して真空搬送チャンバ20に接続する。ゲートバルブGVは、PHTチャンバ12内でウエハWの加熱処理が実行されている間、閉じた状態となる。ゲートバルブGVは、PHTチャンバ12からウエハWを搬出する際、及び、PHTチャンバ12にウエハWを搬入する際に、開く。PHTチャンバ12には、所定のガスを供給するための気体供給部及びガスを排出するための排気部が設けられる。
真空搬送チャンバ20は、内部が真空雰囲気に維持可能である。ウエハWは、ロードロックチャンバ31及び真空搬送チャンバ20を介して各CORチャンバ11に搬送される。また、ウエハWは、真空搬送チャンバ20を介して各CORチャンバ11、各PHTチャンバ12及び各ロードロックチャンバ32の間で搬送される。図1の例では、真空搬送チャンバ20は、上面視で略矩形形状である。真空搬送チャンバ20の一方の長辺に沿って複数のCORチャンバ11が配置され、真空搬送チャンバ20の他方の長辺に沿って複数のPHTチャンバ12が配置される。また、真空搬送チャンバ20の一方の短辺にロードロックチャンバ31,32が並んで配置される。CORチャンバ11内でCOR処理が施されたウエハWは、真空搬送チャンバ20を介してPHTチャンバ12に搬送される。PHTチャンバ12内で加熱処理が施されたウエハWは、真空搬送チャンバ20を介してロードロックチャンバ32に搬送される。ロードロックチャンバ32に搬送されたウエハWは、ロードロックチャンバ32に設けられた後述の冷却機構によって冷却処理が施される。真空搬送チャンバ20は、図示しない気体供給部及び真空引きが可能な排気部を有する。
また、真空搬送チャンバ20には、ウエハWを搬送するためのVTM(Vacuum Transfer Module)アーム25が配置される。VTMアーム25は、CORチャンバ11A〜11C及びロードロックチャンバ31の間でウエハWを搬送する。また、VTMアーム25は、CORチャンバ11A〜11C、PHTチャンバ12A〜12C及びロードロックチャンバ32a〜32bの間でウエハWを搬送する。
図1に示すVTMアーム25は、第1アーム25a及び第2アーム25bを有する。第1アーム25a及び第2アーム25bは、基台25c上に取り付けられている。基台25cは、案内レール26a、26b上を真空搬送チャンバ20の長手方向にスライド可能である。例えば、案内レール26a、26bに螺合されるスクリューのモータ駆動により、基台25cは真空搬送チャンバ20内を移動する。第1アーム25a及び第2アーム25bは、基台25c上に旋回可能に固定される。また、第1アーム25a及び第2アーム25bの各々の先端には、略U字形状の第1ピック27aと第2ピック27bとが回動可能に接続される。なお、第1ピック27a及び第2ピック27bは、それぞれ上下方向に重なるように配置された保持部を有していてもよい。
ロードロックチャンバ31は、ウエハWを保持するストッカを有する。図1の例では、ロードロックチャンバ31は、2枚のウエハWを重なるように保持する上部ストッカ33a及び下部ストッカ33bを有する。ロードロックチャンバ31は、図示しない排気機構(例えば、真空ポンプ及びリーク弁)を有し、ロードロックチャンバ31内の雰囲気を真空雰囲気と大気雰囲気とに切り替えることができる。ロードロックチャンバ31は、CORチャンバ11及びPHTチャンバ12が配置されていない真空搬送チャンバ20の一辺に沿って配置される。ロードロックチャンバ31と真空搬送チャンバ20とは、ゲートバルブGVを介して内部が連通可能に構成されている。
VTMアーム25は、ロードロックチャンバ31のストッカからウエハWを取り出し、CORチャンバ11へと搬送する。
ロードロックチャンバ31は、真空搬送チャンバ20に接続される側と反対側において、大気搬送チャンバ40に接続される。ロードロックチャンバ31と大気搬送チャンバ40とは、ゲートバルブGVを介して内部が連通可能に構成されている。
ロードロックチャンバ32は、ウエハWを載置する載置台34を有する。ロードロックチャンバ32は、図示しない排気機構(例えば、真空ポンプ及びリーク弁)を有し、ロードロックチャンバ32内の雰囲気を真空雰囲気と大気雰囲気とに切り替えることができる。ロードロックチャンバ32は、CORチャンバ11及びPHTチャンバ12が配置されていない真空搬送チャンバ20の一辺に沿って並べて配置される。ロードロックチャンバ32と真空搬送チャンバ20とは、ゲートバルブGVを介して内部が連通可能に構成されている。
VTMアーム25は、PHTチャンバ12の載置台14a、14bからウエハWを取り出し、ロードロックチャンバ32内の載置台34まで搬送する。また、VTMアーム25は、ロードロックチャンバ32内の載置台34からウエハWを取り出し、CORチャンバ11の載置台13a、13bまで搬送する。
ロードロックチャンバ32は、大気搬送チャンバ40に接続される。ロードロックチャンバ32と大気搬送チャンバ40とは、ゲートバルブGVを介して内部が連通可能に構成されている。
また、ロードロックチャンバ32は、真空雰囲気においてウエハWを冷却する冷却機構を有する。さらに、ロードロックチャンバ32は、ウエハWの位置合わせを行うための位置合わせ機構を有する。これら冷却機構及び位置合わせ機構の詳細は、後述する。ロードロックチャンバ32は、第1のロードロックチャンバの一例である。
大気搬送チャンバ40は、大気雰囲気に維持される。図1の例では、大気搬送チャンバ40は、上面視で略矩形形状である。大気搬送チャンバ40の一方の長辺にロードロックチャンバ31及び複数のロードロックチャンバ32が並設されている。また、大気搬送チャンバ40の他方の長辺に複数のロードポート51が並設されている。大気搬送チャンバ40内には、ロードロックチャンバ31又はロードロックチャンバ32とロードポート51との間でウエハWを搬送するためのLM(Loader Module)アーム45が配置される。LMアーム45は、アーム45aを有する。アーム45aは、基台45c上に回転可能に固定されている。基台45cは、大気搬送チャンバ40のロードポート51側の壁面に沿って移動可能に取り付けられている。アーム45aの先端には、略U字形状の第1ピック47aと第2ピック47bとが回動可能に接続される。
ロードポート51は、複数のウエハWを収容するためのFOUP(Front Opening Unify Pod)を載置可能に形成される。FOUPとは、複数のウエハWを収容可能な容器である。FOUPは、収容部の一例である。
大気搬送チャンバ40の一方の長辺には、複数のロードロックチャンバ32と並んで大気冷却ユニット70が配置される。大気冷却ユニット70は、大気雰囲気においてウエハWを冷却する。大気冷却ユニット70は、複数のウエハWを所定間隔で多段に重ねて収容し、多段に重ねられた複数のウエハWを同時に冷却する。
上記のCORチャンバ11、PHTチャンバ12、真空搬送チャンバ20、VTMアーム25、ロードロックチャンバ31、ロードロックチャンバ32、大気搬送チャンバ40、LMアーム45、ロードポート51及び大気冷却ユニット70は各々、制御装置60と接続されている。
制御装置60は、基板処理システム1の各部を制御する情報処理装置である。制御装置60の具体的な構成及び機能は特に限定されない。制御装置60は、例えば、記憶部61、制御部62、入出力インタフェース(IO I/F)63及び表示部64を有する。記憶部61は、例えば、ハードディスク、光ディスク、半導体メモリ素子等の任意の記憶装置である。制御部62は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などのプロセッサである。表示部64は、たとえば液晶画面やタッチパネル等、情報を表示する機能部である。なお。制御部62の機能は、1つのプロセッサで実現されてもよいし、複数のプロセッサで実現されてもよい。後者の場合、各プロセッサが、対応する制御対象装置に搭載されてもよい。
制御部62は、記憶部61に格納されたプログラムやレシピを読み出して実行することにより、基板処理システム1の各部を制御する。例えば、制御部62は、後述する搬送処理を実行する。
(ロードロックチャンバ32が有する冷却機構及び位置合わせ機構)
次に、図2及び図3を参照して、ロードロックチャンバ32が有する冷却機構及び位置合わせ機構の一例について説明する。図2及び図3は、一実施形態に係る基板処理システム1が有するロードロックチャンバ32の一例を示す概略構成図である。
ロードロックチャンバ32は、筐体の内部に、ウエハWを載置する載置台34を有する。載置台34には、ウエハWを冷却する冷却機構が設けられる。例えば、載置台34には、所定の間隔で往復するように流路35が形成される。流路35は、配管を介して筐体の外部に設けられたチラーユニットに接続され、冷媒が供給されて循環される。すなわち、載置台34には、冷却機構として、流路35、配管及びチラーユニットなどを含む冷媒循環システムが構築されている。チラーユニットは、制御部62からの制御信号を受けることで、流路35に流す冷媒の温度や流量を制御可能とされている。制御部62は、チラーユニットから流す冷媒の温度や流量を制御することで、ウエハWに対して冷却処理を行う。なお、流路35は、冷媒に代えて冷却水を循環させるように構成されてもよい。
また、ロードロックチャンバ32には、ウエハWの位置合わせを行うための位置合わせ機構が設けられる。例えば、ロードロックチャンバ32の筐体内に、ウエハWの外周縁部を光学的に検出するための検出ユニット37が設けられ、載置台34に、ウエハWを鉛直軸周りに回転させるための回転テーブル38が収容される。例えば、検出ユニット37及び回転テーブル38により位置合わせ機構が構築される。検出ユニット37は、載置台34に載置されたウエハWを挟む位置に設けられた発光部37−1及び受光部37−2を有する。発光部37−1から放出された光が受光部37−2に入射することで、受光部37−2において入射した光の強度が検出され、検出結果が制御部62へ出力される。回転テーブル38は、図示しない駆動機構により昇降可能に且つ鉛直軸周りに回転可能に動作する。図2では、回転テーブル38を下降させた状態を示し、図3では、回転テーブル38を上昇させた状態を示している。図2に示すように、回転テーブル38を下降させた状態では、回転テーブル38が載置台34の内部に収容された状態となり、ウエハWは、載置台34上に載置される。一方、図3に示すように、回転テーブル38を上昇させた状態では、回転テーブル38が載置台34の上方に突出した状態となり、ウエハWは、回転テーブル38の回転に伴って回転可能な状態となる。制御部62は、受光部37−2において検出された光の強度に基づき、ウエハWの外周縁部のオリエンテーションフラットやノッチを検出する。そして、制御部62は、オリエンテーションフラットやノッチが所定の方向を向くように回転テーブル38を制御して、ウエハWの位置合わせを行う。
(実施形態に係る搬送処理の流れの一例)
図4は、一実施形態に係る基板処理システム1におけるウエハWの搬送処理の流れの一例を示すフローチャートである。
制御部62は、FOUPがロードポート51に取り付けられると、VTMアーム25及びLMアーム45を動作させて、FOUPから大気搬送チャンバ40、ロードロックチャンバ31、及び真空搬送チャンバ20を介してCORチャンバ11へウエハWを搬送する(ステップS11)。図1の例では、2つのウエハW,WがCORチャンバ11A内の載置台13a,13b上に配置される。制御部62は、CORチャンバ11を制御して、真空雰囲気においてウエハWをCOR処理する(ステップS12)。図1の例では、CORチャンバ11Aは、載置台13a,13b上の2つのウエハW,Wに対して同時にCOR処理を行う。
制御部62は、CORチャンバ11におけるCOR処理が終了すると、VTMアーム25を動作させて、COR処理されたウエハWをCORチャンバ11からPHTチャンバ12へ搬送する(ステップS13)。図1の例では、2つのウエハW,WがPHTチャンバ12A内の載置台14a,14b上に配置される。制御部62は、PHTチャンバ12を制御して、真空雰囲気においてウエハWを加熱する(ステップS14)。図1の例では、PHTチャンバ12Aは、載置台14a,14b上の2つのウエハW,Wを同時に加熱する。
制御部62は、PHTチャンバ12における加熱処理が終了すると、VTMアーム25を動作させて、加熱されたウエハWをPHTチャンバ12からロードロックチャンバ32へ搬送する(ステップS15)。図1の例では、2つのウエハW,Wのうち一方のウエハWがロードロックチャンバ32aに搬送され、他方のウエハWがロードックチャンバ32bに搬送される。
次に、制御部62は、COR処理、加熱処理及び冷却処理を含む処理サイクルの繰り返しを終了するか否かを判定する(ステップS16)。斯様な判定は、既知の種々の手段を用いて実現され得る。例えば、ロードックチャンバ32に搬入されたウエハWに対するサイクル数が、オペレータ等により予め設定されたサイクル数に達したか否かを判定することにより実現されてもよい。制御部62は、処理サイクルの繰り返しを終了しないと判定した場合(ステップS16No)、制御部62は、ウエハWを冷却するよう、ロードロックチャンバ32に設けられた冷却機構を制御する(ステップS17)。例えば、制御部62は、チラーユニットからロードロックチャンバ32内の載置台34の流路35(図2参照)へ冷媒を供給して循環させることで、ウエハWを冷却する。これにより、ウエハWは次のCOR処理に適した温度まで冷却される。図1の例では、ロードロックチャンバ32a,32bにそれぞれ配置された2つのウエハW,Wは、次の搬送先であるCORチャンバ11AにおけるCOR処理に適した温度まで冷却される。
ステップS17における冷却機構の制御について、詳細な一例を挙げて説明する。ここで、複数のCORチャンバ11が、ウエハWを第1の温度でCOR処理するCORチャンバ11Aを有し、複数のPHTチャンバ12が、ウエハWを第1の温度よりも高い第2の温度まで加熱する場合を想定する。この場合、制御部62は、ウエハWをロードロックチャンバ32からCORチャンバ11Aへ搬送する前に、ウエハWを第1の温度まで冷却するよう、ロードロックチャンバ32の冷却機構を制御する。CORチャンバ11Aは、第1の真空処理チャンバの一例である。
そして、制御部62は、VTMアーム25を動作させて、冷却処理が施されたウエハWを次にCOR処理が行われるCORチャンバ11へ搬送し(ステップS18)、処理をステップS12へ戻す。図1の例では、冷却された2つのウエハW,Wは、真空搬送チャンバ20を介してロードロックチャンバ32a,32bからCORチャンバ11Aに同時に搬送される。CORチャンバ11Aに搬送された2つのウエハW,Wは、載置台13a,13b上にそれぞれ配置される。これにより、ウエハWに対してCOR処理、加熱処理及び冷却処理を含む処理サイクルが繰り返し実行されるよう、CORチャンバ11、PHTチャンバ12及びロードロックチャンバ32の間でウエハWが搬送される。換言すれば、ウエハWに対してCOR処理、加熱処理及び冷却処理を含む処理サイクルが繰り返し実行されるよう、複数の搬送サイクルが繰り返し実行される。複数の搬送サイクルの各搬送サイクルは、CORチャンバ11からPHTチャンバ12への基板搬送と、PHTチャンバ12からロードロックチャンバ32への基板搬送と、ロードロックチャンバ32からCORチャンバ11への基板搬送とを含む。
一方、制御部62は、処理サイクルの繰り返しが終了すると判定した場合(ステップS16Yes)、ウエハWをFOUPの耐熱温度よりも高い温度まで冷却するよう、ロードロックチャンバ32の冷却機構を制御する(ステップS19)。FOUPの耐熱温度は、収容部に関連付けられた温度の一例であり、FOUPの耐熱温度よりも高い温度は、第4の温度の一例である。FOUPの耐熱温度は、例えば80℃である。FOUPの耐熱温度よりも高い温度は、例えば125℃である。
制御部62は、ウエハWに対する冷却処理をロードロックチャンバ32に設けられた冷却機構に実行させる(ステップS20)。
制御部62は、ロードロックチャンバ32における冷却処理が終了すると、LMアーム45を動作させて、冷却処理が施されたウエハWをロードロックチャンバ32から大気冷却ユニット70へ搬送する(ステップS21)。制御部62は、大気雰囲気においてウエハWに対する冷却処理を大気冷却ユニット70に実行させる。このとき、制御部62は、ウエハWをFOUPの耐熱温度よりも低い温度まで冷却するよう大気冷却ユニット70を制御する。FOUPの耐熱温度よりも低い温度は、第5の温度の一例である。FOUPの耐熱温度よりも低い温度は、例えば80℃以下の温度である。
制御部62は、大気冷却ユニット70においてウエハWがFOUPの耐熱温度よりも低い温度まで冷却されると、LMアーム45を動作させて、ウエハWを大気冷却ユニット70からFOUPへ搬送して、処理を終了する(ステップS22)。
なお、図4の例では、ウエハWに対する冷却処理をロードロックチャンバ32の冷却機構に実行させる場合、ウエハWの次の搬送先となるCORチャンバ11に依らずウエハWを第1の温度まで冷却するものとした(ステップS17参照)。ただし、複数のCORチャンバ11において実行されるCOR処理の処理温度が互いに異なる場合も想定されうる。この場合、処理サイクルが繰り返される度に(ステップS16No参照)、加熱処理が施されたウエハWが当該ウエハWの次の搬送先となるCORチャンバ11に対応する処理温度まで冷却されるよう、ロードロックチャンバ32の冷却機構を制御してもよい。例えば、複数のCORチャンバ11が、ウエハWを第1の温度でCOR処理するCORチャンバ11Aと、ウエハWを第1の温度とは異なる第3の温度でCOR処理するCORチャンバ11Bとを有する場合を想定する。この場合、制御部62は、ウエハWをロードロックチャンバ32からCORチャンバ11Bへ搬送する前に、ウエハWをCORチャンバ11Bに対応する第3の温度まで冷却するようロードロックチャンバ32の冷却機構を制御する。CORチャンバ11Bは、第2の真空処理チャンバの一例である。
また、図4の例では、処理サイクルの繰り返しが終了する場合、ロードロックチャンバ32においてウエハWを冷却し、大気冷却ユニット70においてウエハWをFOUPの耐熱温度よりも低い温度まで再び冷却するものとした(ステップS19〜S21参照)。ただし、基板処理システム1のスループットをより向上する観点から、大気冷却ユニット70における冷却処理を省略してもよい。すなわち、処理サイクルの繰り返しを終了すると判定した場合(ステップS16Yes)、制御部62は、ウエハWをFOUPの耐熱温度よりも低い温度まで冷却するよう、ロードロックチャンバ32の冷却機構を制御してもよい。そして、制御部62は、ロードロックチャンバ32においてウエハWがFOUPの耐熱温度よりも低い温度まで冷却された後に、LMアーム45を動作させて、ウエハWをロードロックチャンバ32からFOUPへ搬送する。なお、ロードロックチャンバ32においてウエハWがFOUPの耐熱温度よりも低い温度まで冷却される場合、大気冷却ユニット70は省略されてもよい。
また、図4のステップS17の間に、ロードロックチャンバ32をN2パージすることが好ましく、これにより、冷却効率が向上する。この場合、ロードロックチャンバ32の冷却機構は、ロードロックチャンバ32がN2パージしながらウエハWに対して冷却処理を実行する。ここで、N2ガスは、冷却ガスとしても機能する。
また、図4のステップS21を開始する前に、つまり、ウエハWを大気搬送チャンバ40へ搬送する前に、ロードロックチャンバ32を真空雰囲気から大気雰囲気まで昇圧する間にウエハWを冷却するようロードロックチャンバ32の冷却機構を制御してもよい。
また、図4の例においては、ロードロックチャンバ32においてウエハWに対して冷却処理が施された後に、ウエハWの位置合わせを行わずにウエハWを次にCOR処理が行われるCORチャンバ11へ搬送するものとした(ステップS18参照)。ただし、ウエハWの面内においてエッチング量の偏りが発生している場合には、ウエハWの外周縁のオリエンテーションフラットやノッチがエッチング量の偏りを抑制するための所定方向を向くようロードロックチャンバ32の位置合わせ機構を制御してもよい。
(効果)
以上説明したように、上記実施形態に係る基板処理システムは、少なくとも一つの真空処理チャンバと、少なくとも一つの真空加熱チャンバと、複数のロードロックチャンバと、真空搬送チャンバと、少なくとも一つの制御部と、を有する。少なくとも一つの真空処理チャンバは、真空雰囲気において基板を処理するように構成される。少なくとも一つの真空加熱チャンバは、真空雰囲気において基板を加熱するように構成される。複数のロードロックチャンバは、第1のロードロックチャンバを有する。第1のロードロックチャンバは、冷却機構を有し、冷却機構は、真空雰囲気において基板を冷却するように構成される。真空搬送チャンバは、少なくとも一つの真空処理チャンバ、少なくとも一つの真空加熱チャンバ、及び複数のロードロックチャンバに接続される。少なくとも一つの制御部は、複数の搬送サイクルを実行するよう真空搬送チャンバを制御するように構成される。各搬送サイクルは、少なくとも一つの真空処理チャンバから少なくとも一つの真空加熱チャンバへの基板搬送と、少なくとも一つの真空加熱チャンバから第1のロードロックチャンバへの基板搬送と、第1のロードロックチャンバから少なくとも一つの真空処理チャンバへの基板搬送とを含む。このため、実施形態に係る基板処理システムは、真空搬送チャンバを介して複数の処理チャンバへ基板を順次搬送することで基板に対して真空処理、加熱力及び冷却処理を連続的に行う際に、真空搬送チャンバと大気搬送チャンバとの間で基板を横断させない。このため、実施形態に係る基板処理システムは、基板の搬送効率を改善することができ、結果として、基板処理システムのスループットを向上することができる。
また、上記実施形態に係る基板処理システムにおいて、少なくとも一つの真空処理チャンバは、基板を第1の温度で処理するように構成された第1の真空処理チャンバを有する。少なくとも一つの真空加熱チャンバは、基板を第1の温度より高い第2の温度に加熱するように構成される。少なくとも一つの制御部は、基板を第1のロードロックチャンバから第1の真空処理チャンバへ搬送する前に、基板を第1の温度まで冷却するよう冷却機構を制御するように構成される。このため、基板処理システムは、ロードロックチャンバにおいて、基板を次のCOR処理に適した温度まで冷却することができる。
また、上記実施形態に係る基板処理システムにおいて、少なくとも一つの真空処理チャンバは、基板を第1の温度とは異なる第3の温度で処理するように構成された第2の真空処理チャンバを有する。少なくとも一つの制御部は、基板を第1のロードロックチャンバから第2の真空処理チャンバへ搬送する前に、基板を第3の温度まで冷却するよう冷却機構を制御するように構成される。このため、基板処理システムは、真空処理チャンバごとに最適な処理温度が異なる場合であっても、ロードロックチャンバにおいて、基板を次のCOR処理に適した温度まで冷却することができる。
また、上記実施形態に係る基板処理システムは、ロードポートと、大気搬送チャンバと、をさらに有する。ロードポートは、複数の基板を収容するための収容部を載置可能である。大気搬送チャンバは、複数のロードロックチャンバ及びロードポートに接続される。少なくとも一つの制御部は、基板を第1のロードロックチャンバから収容部へ搬送する前に、基板を収容部に関連付けられた温度より低い温度まで冷却するよう冷却機構を制御するように構成される。このため、基板処理システムは、ロードロックチャンバにおいて、基板を収容部に関連付けられた温度まで冷却することができる。
また、上記実施形態に係る基板処理システムは、ロードポートと、大気冷却ユニットと、大気搬送チャンバと、をさらに有する。ロードポートは、複数の基板を収容するための収容部を載置可能である。大気冷却ユニットは、大気雰囲気において基板を冷却するように構成される。大気搬送チャンバは、複数のロードロックチャンバ、ロードポート、及び大気冷却ユニットに接続に接続される。少なくとも一つの制御部は、基板を第1のロードロックチャンバから大気冷却ユニットへ搬送する前に、基板を第4の温度まで冷却するよう冷却機構を制御するように構成される。少なくとも一つの制御部は、基板を大気冷却ユニットから収容部へ搬送する前に、基板を第5の温度まで冷却するよう大気冷却チャンバを制御するように構成される。第4の温度は収容部に関連付けられた温度より高く、第5の温度は収容部に関連付けられた温度より低い。このため、基板処理システムは、ロードロックチャンバに設けられた冷却機構の冷却能力が低い場合であっても、ロードロックチャンバ及び大気冷却ユニットにおいて、基板を収容部に関連付けられた温度まで段階的に冷却することができる。
また、上記実施形態に係る基板処理システムにおいて、少なくとも一つの制御部は、基板を大気搬送チャンバへ搬送する前に、真空雰囲気から大気雰囲気まで昇圧する間に基板を冷却するよう冷却機構を制御するように構成される。このため、基板処理システムは、冷却機構による冷却効率を向上することができる。
また、上記実施形態に係る基板処理システムにおいて、第1のロードロックチャンバは、基板の位置合わせを行うための位置合わせ機構を有する。このため、実施形態に係る基板処理システムは、ウエハWの面内においてエッチング量の偏りを抑制することができる。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲およびその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
上述した実施形態では、基板処理システム1が、CORチャンバ11A〜11C及びPHTチャンバ12A〜12Cを有する場合を例に説明したが、開示技術はこれに限定されない。例えば、基板処理システムにおいてPHTチャンバが省略されてもよく、この場合、CORチャンバがPHT機能を有する。即ち、基板処理システムは、真空雰囲気において基板を処理し、処理された基板を加熱するように構成された少なくとも一つの真空処理チャンバを有する。また、制御部により実行される各搬送サイクルは、少なくとも一つの真空処理チャンバから第1のロードロックチャンバへの基板搬送と、第1のロードロックチャンバから少なくとも一つの真空処理チャンバへの基板搬送とを含む。
上述した実施形態では、ロードロックチャンバ32に、ウエハWを冷却する冷却機構として、流路35、配管及びチラーユニットなどを含む冷媒循環システムを設けた場合を例に説明したが、開示技術はこれに限定されない。例えば、ロードロックチャンバ31に冷媒循環システムが設けられてもよい。例えば、ロードロックチャンバ31は、下部ストッカ33bに、冷媒循環システムを有するものとしてもよい。また、図1に示したロードロックチャンバ32に代えて、冷却循環システムを有するロードロックチャンバ31を設定してもよい。
1 基板処理システム
11A〜11C CORチャンバ
12A〜12C PHTチャンバ
20 真空搬送チャンバ
25 VTMアーム
32a、32b ロードロックチャンバ
40 大気搬送チャンバ
45 LMアーム
51a〜51d ロードポート
60 制御装置
62 制御部
70 大気冷却ユニット

Claims (9)

  1. 真空雰囲気において基板を処理するように構成された少なくとも一つの真空処理チャンバと、
    真空雰囲気において基板を加熱するように構成された少なくとも一つの真空加熱チャンバと、
    複数のロードロックチャンバであり、前記複数のロードロックチャンバは、第1のロードロックチャンバを有し、前記第1のロードロックチャンバは、冷却機構を有し、前記冷却機構は、真空雰囲気において基板を冷却するように構成される、複数のロードロックチャンバと、
    前記少なくとも一つの真空処理チャンバ、前記少なくとも一つの真空加熱チャンバ、及び前記複数のロードロックチャンバに接続された真空搬送チャンバと、
    複数の搬送サイクルを実行するよう前記真空搬送チャンバを制御するように構成された少なくとも一つの制御部と、
    を有し、
    各搬送サイクルは、前記少なくとも一つの真空処理チャンバから前記少なくとも一つの真空加熱チャンバへの基板搬送と、前記少なくとも一つの真空加熱チャンバから前記第1のロードロックチャンバへの基板搬送と、前記第1のロードロックチャンバから前記少なくとも一つの真空処理チャンバへの基板搬送とを含む、基板処理システム。
  2. 前記少なくとも一つの真空処理チャンバは、基板を第1の温度で処理するように構成された第1の真空処理チャンバを有し、
    前記少なくとも一つの真空加熱チャンバは、基板を前記第1の温度より高い第2の温度に加熱するように構成され、
    前記少なくとも一つの制御部は、基板を前記第1のロードロックチャンバから前記第1の真空処理チャンバへ搬送する前に、基板を前記第1の温度まで冷却するよう前記冷却機構を制御するように構成される、請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 前記少なくとも一つの真空処理チャンバは、基板を前記第1の温度とは異なる第3の温度で処理するように構成された第2の真空処理チャンバを有し、
    前記少なくとも一つの制御部は、基板を前記第1のロードロックチャンバから前記第2の真空処理チャンバへ搬送する前に、基板を前記第3の温度まで冷却するよう前記冷却機構を制御するように構成される、請求項2に記載の基板処理システム。
  4. 複数の基板を収容するための収容部を載置可能なロードポートと、
    前記複数のロードロックチャンバ及び前記ロードポートに接続された大気搬送チャンバと、
    をさらに有し、
    前記少なくとも一つの制御部は、基板を前記第1のロードロックチャンバから前記収容部へ搬送する前に、基板を前記収容部に関連付けられた温度より低い温度まで冷却するよう前記冷却機構を制御するように構成される、請求項1〜3のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  5. 複数の基板を収容するための収容部を載置可能なロードポートと、
    大気雰囲気において基板を冷却するように構成された大気冷却ユニットと、
    前記複数のロードロックチャンバ、前記ロードポート、及び前記大気冷却ユニットに接続された大気搬送チャンバと、
    をさらに有し、
    前記少なくとも一つの制御部は、基板を前記第1のロードロックチャンバから前記大気冷却ユニットへ搬送する前に、基板を第4の温度まで冷却するよう前記冷却機構を制御するように構成され、前記少なくとも一つの制御部は、基板を前記大気冷却ユニットから前記収容部へ搬送する前に、基板を第5の温度まで冷却するよう前記大気冷却ユニットを制御するように構成され、前記第4の温度は前記収容部に関連付けられた温度より高く、前記第5の温度は前記収容部に関連付けられた温度より低い、請求項1〜3のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  6. 前記少なくとも一つの制御部は、基板を前記大気搬送チャンバへ搬送する前に、真空雰囲気から大気雰囲気まで昇圧する間に基板を冷却するよう前記冷却機構を制御するように構成される、請求項4又は請求項5に記載の基板処理システム。
  7. 前記第1のロードロックチャンバは、基板の位置合わせを行うための位置合わせ機構を有する、請求項1〜6のいずれか一つに記載の基板処理システム。
  8. 少なくとも一つの真空処理チャンバにおいて基板を第1の温度で処理する工程と、
    少なくとも一つの真空加熱チャンバにおいて基板を前記第1の温度より高い第2の温度に加熱する工程と、
    冷却機構により真空雰囲気において基板を前記第1の温度に冷却する工程であり、前記冷却機構は、少なくとも一つのロードロックチャンバ内に設けられる、工程と、
    複数の搬送サイクルを実行する工程と、
    を含み、
    各搬送サイクルは、
    基板を前記少なくとも一つの真空処理チャンバから前記少なくとも一つの真空加熱チャンバへ搬送する工程と、
    基板を前記少なくとも一つの真空加熱チャンバから前記少なくとも一つのロードロックチャンバへ搬送する工程と、
    基板を前記少なくとも一つのロードロックチャンバから前記少なくとも一つの真空処理チャンバへ搬送する工程とを有する、基板処理方法。
  9. 真空雰囲気において基板を処理し、処理された基板を加熱するように構成された少なくとも一つの真空処理チャンバと、
    複数のロードロックチャンバであり、前記複数のロードロックチャンバは、第1のロードロックチャンバを有し、前記第1のロードロックチャンバは、冷却機構を有し、前記冷却機構は、真空雰囲気において基板を冷却するように構成される、複数のロードロックチャンバと、
    前記少なくとも一つの真空処理チャンバ、及び前記複数のロードロックチャンバに接続された真空搬送チャンバと、
    複数の搬送サイクルを実行するよう前記真空搬送チャンバを制御するように構成された少なくとも一つの制御部と、
    を有し、
    各搬送サイクルは、前記少なくとも一つの真空処理チャンバから前記第1のロードロックチャンバへの基板搬送と、前記第1のロードロックチャンバから前記少なくとも一つの真空処理チャンバへの基板搬送とを含む、基板処理システム。
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