JP2002158273A - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JP2002158273A
JP2002158273A JP2000355810A JP2000355810A JP2002158273A JP 2002158273 A JP2002158273 A JP 2002158273A JP 2000355810 A JP2000355810 A JP 2000355810A JP 2000355810 A JP2000355810 A JP 2000355810A JP 2002158273 A JP2002158273 A JP 2002158273A
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load lock
chamber
substrate
lock chamber
vacuum processing
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JP2000355810A
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English (en)
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Nobuyuki Takahashi
信行 高橋
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Canon Anelva Corp
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Anelva Corp
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に対して加熱処理および冷却処理を行う
ことができ、スループットの向上が可能で、しかも装置
の小型化が可能な真空処理装置。 【解決手段】 内部に基板を一枚収納し、加熱手段また
は冷却手段を具えたロードロック室18(18aおよび
18b)を複数配置してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真空処理装置に
関するもので、特にスパッタリングおよび化学蒸着等の
成膜処理やエッチング処理が行われる真空処理装置の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的な真空処理装置は、少なく
とも、大気雰囲気と真空雰囲気との間で基板の搬入出が
行われるロードロック室と、基板に対して成膜やエッチ
ング等の処理が行われる処理室と、ロードロック室から
処理室、あるいは処理室からロードロック室へ基板を搬
送する搬送手段を具えた搬送室とを有している。
【0003】また、真空処理装置では、上記成膜やエッ
チングの処理の他に、基板を加熱したり冷却したりする
温度調節処理を行う必要があるので、真空処理装置には
加熱室および/または冷却室が設けられてあったり、真
空処理室に加熱あるいは冷却手段が設けられていたりす
る。
【0004】例えば、文献1(特許第2575285号公報)
および文献2(特許第2766744号公報)には、加熱チャ
ンバと冷却チャンバとを、他のプロセスチャンバ(処理
室)とはそれぞれ個別に設けて、他のプロセスチャンバ
で基板処理を行っている間に、別の基板に加熱または冷
却などの熱処理を並行して行うことのできる装置が提案
されている。
【0005】また、文献3(特開2000-119848号公報)
には、一つの仕込み取り出し室(ロードロック室/アン
ロードロック室に相当する。)の内部を、仕込み区画と
取出し区画とに区画し、仕込み区画に加熱手段を設け、
取出し区画に冷却手段を設けた真空成膜装置が開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、真空処理装置に
おいては、製造される製品のコスト低減を図るために、
スループットの向上および装置の小型化が求められてい
る。
【0007】しかしながら、文献1および文献2に開示
されている真空処理装置のように、加熱手段および/ま
たは冷却手段を具えた熱処理室が、上記処理室とは別の
室として個別に設けられていると、装置の小型化は図れ
ず装置自体の価格が増加してしまう。さらに、熱処理室
を設けることによって全体の処理室数が増加すると、特
にガラス基板等の大型基板を処理する装置においては、
搬送ロボットのスピードに制限がある。また、熱処理室
および処理室のみでの温度調節では、処理時間が長時間
にわたるおそれがある。この結果、スループットが低く
なるという問題がある。
【0008】また、文献3に開示されている真空処理装
置の仕込み区画および取出し区画では、ともに、一枚の
基板処理しか行うことができず、したがって、1つの仕
込み取出し室内では、加熱1枚および冷却1枚の合計最
大2枚の基板しか同時処理できないので、この装置のス
ループットには限界がある。
【0009】また、複数枚の基板を収納するロードロッ
ク室の場合、ロードロック室の容積が大きいので、室内
の排気あるいは大気開放に要する時間が長くなってしま
う。また、基板間の干渉により悪影響が生じたり、複数
枚の基板を全て処理するのに加熱もしくは冷却時間が長
時間に及んでしまう。したがって、この装置のスループ
ットは低くなる。
【0010】このため、基板に対して加熱処理および冷
却処理を行うことができ、スループットの向上が可能
で、しかも装置の小型化が可能な真空処理装置の出現が
望まれていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の真
空処理装置によれば、少なくともロードロック室と、処
理室と、搬送室とを具え、ロードロック室は、搬送室の
周囲に複数配置されており、内部に基板を一枚収納し、
加熱手段または冷却手段を具えていることを特徴とす
る。
【0012】この真空処理装置においては、ロードロッ
ク室に加熱手段または冷却手段が設けられているので、
文献1および文献2のように、加熱処理および/または
冷却処理が行われる、いわゆる熱処理室を、成膜やエッ
チング処理を行う真空処理室以外に設ける必要がない場
合もある。例えば、基板温度がそれほど高くなく、ロー
ドロック室での加熱処理と真空処理室での微調整とで処
理に必要な基板温度を実現できる、例えば比較的低温で
成膜を行う場合である。このような場合には、加熱処理
室を設けない分、装置の小型化が図れる。また、1つの
ロードロック室では1枚の基板に対して加熱処理あるい
は冷却処理が行うことができるので、基板間の干渉によ
る悪影響はなく、一度の加熱または冷却処理にかかる時
間は短くて済む。また、各ロードロック室の容積は、基
板1枚を収納しているだけなので容積が小さくて済む。
したがってロードロック室内の排気あるいは大気開放に
要する時間は短い。しかも、ロードロック室は複数設け
られているので、一度に複数枚の基板に対して加熱ある
いは冷却処理を行うことが出来る。よって、スループッ
トの向上が図れる。
【0013】また、ロードロック室に加熱手段または冷
却手段が設けられており、熱処理室と、加熱手段および
/または冷却手段が設けられた真空処理室とを具えた真
空処理室においては、例えば、基板温度を300℃以上
に設定して成膜処理を行う処理を行う場合、まず、ロー
ドロック室で基板を例えば100℃の温度に予備加熱を
行う。次に熱処理室に基板を搬送した後、基板を300
℃周辺温度にまで加熱する。この後、真空処理室に基板
を搬送して、所望の基板温度に微調整を行った後、この
基板に対して所望の成膜処理を行うことができる。この
場合、熱処理を3段階に分けて行っているが、ロードロ
ック室に加熱手段が設けられていないと、加熱処理室で
予備加熱から処理温度周辺の高い温度にするための加熱
まで行わなければならない。基板として加熱に時間のか
かるガラス基板を用いた場合には、加熱処理室での熱処
理に非常に時間を要してしまうため、スループットの向
上は図れない。よって、ロードロック室に加熱手段ある
いは冷却手段が設けられていることによって、特に上記
のような場合にスループットの向上を図ることができ
る。
【0014】したがって、ロードロック室に加熱手段ま
たは冷却手段を設けることによって、真空処理装置にお
いて行われる処理の幅を広げることができる。すなわ
ち、様々な処理に対応可能な装置を構成することができ
る。
【0015】また、好ましくは、ロードロック室は、互
いに離間した状態で鉛直方向に重ねて配置されているの
がよい。このとき、ロードロック室内で基板は水平保持
されていてもよいし、垂直保持されていてもよい。
【0016】基板が水平保持されている場合には、ロー
ドロック室の占有面積は水平面において広く、鉛直方向
およびロードロック室と真空処理室とを結ぶ方向によっ
て形成される鉛直面において狭くなる。よって、複数の
ロードロック室が鉛直方向に重ねて配置されていること
により、水平面におけるロードロック室の配置面積は、
大体ロードロック室1つ分の水平面の占有面積となる。
したがって、複数のロードロック室を有していても、そ
の水平面の配置面積は1つ分で済む。
【0017】また、基板が垂直保持されている場合に
は、ロードロック室の占有面積は、水平面においてに狭
く、鉛直方向およびロードロック室と真空室とを結ぶ方
向によって形成される鉛直面において広くなる。よっ
て、複数のロードロック室が鉛直方向に重ねて配置され
ていることにより、水平面におけるロードロック室の配
置面積は、ロードロック室1つ分の上記鉛直方向の占有
面積となる。したがって、水平保持している場合よりも
配置面積は少なくて済む。ただし、鉛直方向に配置され
るロードロック室の数は装置が設置される工場等の室内
の天井高さなどによって制限される。
【0018】また、好ましくは、ロードロック室は、互
いに離間した状態で、水平方向(略水平面内とも称す
る。)に配置されているのがよい。このとき、各ロード
ロック室は、それぞれ一枚の基板を垂直保持させるのが
よい。この結果、水平面(水平方向)におけるロードロ
ック室の配置面積は、1つのロードロック室の狭い占有
面積にロードロック室数を掛け合わせた面積となる。し
たがって、基板を水平保持するロードロック室を水平面
内に配置するよりはずっと配置面積を小さくすることが
できる。
【0019】また、このような真空処理装置において、
加熱処理の必要な基板を多数処理する場合には、加熱手
段を具えたロードロック室のみを複数配置してあっても
よい。
【0020】同様に、冷却処理の必要な基板を多数処理
する場合には、冷却手段を具えたロードロック室のみを
複数配置してあるのがよい。
【0021】これにより、各熱処理におけるスループッ
トを高くすることができる。
【0022】複数のロードロック室のうち、加熱手段を
具えたロードロック室の数および冷却手段を具えたロー
ドロック室の数は、装置全体の処理能力および処理条件
に応じて、適宜設定される。
【0023】また、この発明の真空処理装置において、
好ましくは、ロードロック室が、基板の搬入出に用いら
れるゲートバルブ(仕切り弁)とは別に、各々少なくと
も1つの開閉手段を具えているのがよい。
【0024】この開閉手段は、ロードロック室の仕切り
弁が設けられている壁面とは異なる壁面に、例えば、
扉、引き出しなど着脱可能な開閉手段であるのが好まし
い。また、例えば壁面の一部あるいは一面が蓋部とな
り、ロードロック室の蓋部以外の壁面が筐体となって、
筐体に蓋部がボルト等の固定手段で固定されているよう
な構成としてあってもよい。
【0025】このような開閉手段が設けられていること
により、ロードロック室内およびロードロック室内の加
熱または冷却手段の保守点検を容易に行うことができ
る。また、ロードロック室が複数設けられているので、
処理条件等によっては1つのロードロック室の保守点検
中に、他のロードロック室を用いて真空処理が可能であ
る。よって、装置のダウンタイムの短縮化が図れる。
【0026】また、この真空処理装置において、特にガ
ラス基板に対する熱処理を行う場合に、処理温度が比較
的低温のときには、この熱処理をロードロック室内で行
うことができるので、真空処理装置の処理室数を増加さ
せる必要はない。よって、処理室増加による搬送ロボッ
トのスピードの制約を受けずに従来と同じスループット
で処理を行うことができる。また、熱処理室と本発明の
加熱あるいは冷却手段を有する複数個のロードロック室
とを具えた構成にすることにより、従来以上のスループ
ットを得ることが可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図を参照してこの発明の実
施の形態につき説明する。なお、各図は発明を理解でき
る程度に各構成成分の形状、大きさおよび配置関係を概
略的に示してあるに過ぎず、したがってこの発明を図示
例に限定するものではない。
【0028】まず、この発明が適用される真空処理装置
の一構成例の概略について、簡単に説明する。
【0029】この発明は、枚葉式のスパッタリング装置
やCVD装置、エッチング装置等の真空処理装置等に適
用可能である。このような枚葉式の装置では、搬送室の
周囲にロードロック室、複数個のスパッタリング用ある
いはCVD用の各種目的に応じた真空処理室、搬送室等
の全部あるいは所要の一部分の真空処理室が所定の順序
に配設されている。いずれの装置においても、周知の通
り、基板はロードロック室から所要の真空処理室に送ら
れて、所要の処理を済ませてから最終的にロードロック
室から外部に取り出される。その間の基板の移送は、周
知の搬送機構を用いて行われる。また、周知の通り、基
板への成膜処理の前後あるいは成膜と成膜との間に、基
板への加熱あるいは冷却という熱処理が行われる。
【0030】上述した構成要素については、その構成お
よび動作は周知であるので、その詳細な説明は、特に必
要がある場合を除き、ここでは省略する。
【0031】<第1の実施の形態>以下、この発明の一
構成例につき、図1〜図3を参照してより詳細に説明す
る。
【0032】図1はこの発明の真空処理装置の構成例を
示す説明図である。また、図2は、図1のI−I線に沿っ
て切った断面図である。図3は、図1のV−V線に沿って
切った断面図である。
【0033】図1に示す真空処理装置10は、枚葉式装
置であって搬送機構を具える搬送室12に隣接させて、
第1および第2真空処理室14および16が配置されて
いる。また、搬送室12に隣接させて、ロードロック室
18も配置されている。
【0034】これら搬送室12と真空処理室14および
16との間、搬送室12とロードロック室18との間
は、基板の搬入および搬出ができ、かつ、各室をそれぞ
れ隔離するように、それぞれ仕切り弁(ゲートバルブ)
20で仕切られている。また、各ロードロック室18と
大気側との間にも仕切り弁20が設けられている、な
お、この例では、真空処理室が2つ設けられているが、
図1の点線で示すように、基板に対して行う処理の種類
に応じてもう1つ処理室を増設することが可能である。
この処理室は、基板に対する加熱処理あるいは冷却処理
を行う熱処理室としてもよい。
【0035】また、図2の断面図から明らかなように、
この真空処理装置10において、ロードロック室18は
2つ設けられている。これら2つのロードロック室18
aおよび18bは搬送室12に、互いに離間した状態で
鉛直方向(図2のZ方向)に重ねて配置されている。ま
た、各ロードロック室18a(18b)は、基板19を
水平保持している。すなわち、基板19の面積の広い被
処理面19xが水平面と平行となっており、かつ基板の
面積の狭い側面19yが鉛直方向(Z方向)と平行とな
るように保持されている。なお、水平面は、図1のX方
向とY方向とで形成される平面(XY面と称する場合も
ある。)とする。
【0036】ロードロック室18a(18b)は、1枚
の基板を収納し、排気や大気開放、基板の温度調節にな
るべく時間がかからないように最低限の容積で構成され
ている。このため、ロードロック室18a(18b)
は、基板の形状に沿った箱形に形成されている。したが
って、ロードロック室18a(18b)は水平面(XY
面)において広く、鉛直方向(Z方向)およびロードロ
ック室と真空処理室とを結ぶ方向(Y方向)で形成され
る鉛直面(YZ面とも称する。)において狭い占有面積
を有している。しかしながら、複数の(ここでは2つ)
ロードロック室は鉛直方向(Z方向)に重ねて配置され
ているので、水平面(XY面)におけるロードロック室
の占有面積はロードロック1つ分の面積で済む。
【0037】また、第1ロードロック室18aは加熱手
段を具え、第2ロードロック室18bは冷却手段を具え
ている。第1ロードロック室18aは、加熱手段とし
て、例えば加熱ガスを供給するガス供給系およびこれら
ガスを排気する排気系や、加熱ヒータ、加熱パイプ、ヒ
ートポンプ等、直接または間接的な適当な加熱手段を具
えることができる。また、第2ロードロック室18b
は、冷却手段として、例えば冷却ガスを供給するガス供
給系およびこれらガスを排気する排気系、冷媒の循環部
を具えた冷却ステージ等、適当な冷却手段を具えてい
る。
【0038】また、各ロードロック室18は、それぞれ
ゲートバルブ20とは別に開閉手段22を具えている。
図3(A)は、図1のV−V線に沿って切った断面図であ
る。図3(A)によれば、第1ロードロック室18aお
よび第2ロードロック室18bは、それぞれ開閉手段2
2として、基板19の搬入出に用いられるゲートバルブ
とは別に、扉状部材22が、例えばロードロック室18
aおよび18bの側面壁に、例えば蝶番24等の部材に
よって蝶着されている。図3(A)において、点線で扉
状部材22を閉じた状態を示しており、実線で扉状部材
22を開いた状態を示している。このように、開閉手段
22が設けられていることによって、ロードロック室1
8内の保守点検を行うことができる。また、この開閉手
段22から、加熱手段あるいは冷却手段を取り出して、
これら手段の保守点検を行ったり、これら手段を交換し
たりすることが容易である。
【0039】また、開閉手段22は、図3(B)に示す
ような構造であってもよい。図3(B)では、1つのロ
ードロック室を例に挙げて説明する。ロードロック室1
8の側面の一面を開閉手段22としての蓋部材とし、筐
体状のロードロック室18にこの蓋部材22をボルト等
で固定してある(ボルトは図示せず。)。ボルトで固定
した状態を点線で示し、ボルトを外して蓋部材22を取
り外した状態を実線で示している。なお、この蓋部材2
2は、側面一面としてもよいし、ロードロック室18内
の加熱あるいは冷却手段が取り出せる程度の大きさおよ
び形状の側面の一部の領域としてもよい。
【0040】また、図3(A)および図3(B)では、
基板の搬入出方向からみて側面に開閉手段を設けている
が、開閉手段を設ける位置は側面に限られるものではな
い。基板の搬入出方向から見て、ロードロック室の上面
および下面に設けてあってもよい。したがって、開閉手
段は、保守点検が容易となるような位置で、装置の構成
上取付けが可能で、かつ開閉手段の開閉が自在に行える
ような位置に設ける。
【0041】次に、この真空処理装置の真空処理室で成
膜処理が行われる場合には、基板処理は、加熱→成膜→
冷却の順で行われる。当然のことながら、必要に応じて
この処理の順序が入れ替わる場合や、処理が繰り返され
る場合もあり得る。
【0042】よって、第1ロードロック室18aに搬送
された基板は、第1ロードロック室18aを所定圧力ま
で真空排気した後あるいは真空排気を行いながら、この
第1ロードロック室18a内で所定の温度に加熱処理さ
れる。その後、搬送室12に搬送される。そして、搬送
室12から所要の成膜処理を行うため、基板は第1真空
処理室14に送られる。第1真空処理室14では、この
第1真空処理室14内の加熱或いは冷却手段によって、
所望の基板温度に微調整した後、成膜またはエッチング
等の処理が行われる。第1真空処理室14での処理終了
後、基板は搬送室12に戻される。第1真空処理室14
での処理に連続して第2真空処理室16で成膜を行うプ
ロセス条件の場合には、基板は、次に搬送室12から第
2真空処理室16に搬送されて第2真空処理室16内で
第2層目の成膜処理が行われる。第2真空処理室16で
の処理終了後、基板は、搬送室12を経由して第2ロー
ドロック室18bに搬送される。基板冷却が必要な場合
には、第2ロードロック室18b内の冷却手段を用いて
所定温度にまで冷却される。冷却が不要な場合には、基
板は、搬送室12から第2ロードロック室18bに搬送
された後、第2ロードロック室18bを大気雰囲気に戻
して大気中に取り出される。
【0043】この図1に示した装置において、ロードロ
ック室18aでの加熱が行われていないと、基板を所望
の温度にするためには、長時間を要するが、この装置に
おいては、ロードロック室18aで予め加熱処理が行わ
れているので、第1真空処理室14では短時間の微調整
を行うだけで済む。
【0044】また、図1の装置が、点線で示した処理室
を加熱処理室として具えている場合には、上述したより
もさらに高温の基板温度での処理をスループットを向上
させて行うことが可能となる。例えば、300℃の温度
でガラス基板に対して成膜処理を行う場合を例に挙げて
説明する。
【0045】まず、第1ロードロック室18aに搬送さ
れた基板を、第1ロードロック室18a内を真空排気し
た後あるいは真空排気を行いながら、例えば100℃の
基板温度となるまで予備加熱する。次に、加熱処理室に
基板を搬送して、基板を300℃付近の温度にまで加熱
する。この後、基板を第1真空処理室14に搬送して、
第1真空処理室14の加熱手段あるいは冷却手段を用い
て成膜に必要な基板温度となるように微調整して、成膜
処理を行う。
【0046】したがって、ロードロック室に加熱手段が
設けられていない場合には1つの加熱処理室で基板温度
が300℃になるまで1枚のガラス基板を加熱しなけれ
ばならず、加熱に時間がかかるが、このように、成膜処
理に必要とされる基板温度に基板を加熱するのに、例え
ばロードロック室と加熱処理室と真空処理室とで3段階
の加熱を行うことによって、例えば、加熱処理室で加熱
処理を行っている間に、別の基板に対してロードロック
室で予備加熱を行うことができる。
【0047】さらに、冷却処理室が設けられている場合
には、処理済の基板を、300℃程度の高温状態から大
気に曝すことが可能となる温度まで冷却する処理を、冷
却処理室とロードロック室の冷却手段とで行うことがで
きる。
【0048】したがって、装置のスループットを向上さ
せることができる。また、様々な処理条件に対応させる
ことができる。
【0049】図4は図1の装置を応用したものである。
図4では、第1および第2ロードロック室18aおよび
18bとは別に第3および第4ロードロック室18cお
よび18dが設けられている。例えば第3ロードロック
室18cは加熱手段を具え、第4ロードロック室18d
は冷却手段を具えているものとする。これにより、第1
および第3ロードロック室18aおよび18cでそれぞ
れ加熱処理を行うことができ、同様に第2および第4ロ
ードロック室18bおよび18dでそれぞれ冷却処理を
行うことができるので、装置の処理能力を向上させるこ
とができる。これら第1〜第4ロードロック室18a〜
18dは、搬送室12の1つの壁面12aにそれぞれゲ
ートバルブ20を介して設けられており、互いに離間し
た状態で鉛直方向(Z方向:垂直方向とも称する。)に
重ねて配置されている(図4)。
【0050】ロードロック室の数は、上限が4つに限定
されるものではなく、配置に余裕があり、目標のスルー
プットを達成するのに必要であれば、これ以上設けてあ
ってもよい。
【0051】また、真空処理装置で行う処理で冷却処理
を行う必要が無い場合には、第1〜第4ロードロック室
18a〜18dのうちの全ての室を加熱手段を具えたロ
ードロック室としてもよい。逆に加熱処理を行う必要が
無い場合には、第1〜第4ロードロック室18a〜18
dのうちの全ての室を冷却手段が設けられたロードロッ
ク室としてもよい。加熱手段および冷却手段は、ヒート
ポンプその他の好適な加熱または冷却手段とする。複数
のロードロック室のうち、加熱手段を設ける室の数およ
び冷却手段を設ける室の数の設定は、装置の処理能力お
よび処理条件によって、適宜設定すればよい。
【0052】次に図5に示す構成の真空処理装置30で
は、搬送室12に隣接させて、第1〜第4真空処理室3
2,34,36,38、基板搬入用ロードロック室(単
にロードロック室とも称する。)40および基板搬出用
ロードロック室(単にアンロードロック室とも称す
る。)42が配設されている。
【0053】この構成例のロードロック室40および4
2は、互いに離間した状態で水平方向(X方向:ロード
ロック室と真空処理室とを結ぶ方向(Y方向)に直交す
る方向)に並べて配置されている。また、この例では、
水平方向(X方向)に並べて配置されたロードロック室
40および42のうち、一方を基板搬入用ロードロック
室(ロードロック室)40とし、他方を基板搬出用ロー
ドロック室(アンロードロック室)42とする。
【0054】これらロードロック室40,42と搬送室
12との間、各真空処理室32,34,36,38と搬
送室12との間は、基板の搬入および搬出ができるよう
に、それぞれ仕切り弁(ゲートバルブ)20で仕切られ
ている。
【0055】このような真空処理装置30での基板処理
は、例えば、まず、基板をロードロック室40に搬送し
た後、このロードロック室40内を所定圧力まで真空排
気する。次に、このロードロック室40内で基板に対す
る加熱処理を行った後、基板を搬送手段により搬送室1
2を介して例えば第1真空処理室32に搬送する。この
装置には真空処理室が4つ設けられているが、基板に対
して行う処理に応じて処理室を選ぶことができる。この
例では、第1真空処理室32を選択する。第1真空処理
室32で基板に対して所望の処理が行われた後、基板
は、搬送室12に戻される。その後、基板に対して次に
行う処理に応じて、搬送手段により第2真空処理室3
4、第3真空処理室36および第4真空処理室38のう
ちのいずれかの処理室に基板を搬送する。また、1つの
処理室での処理終了後、他の処理室での処理を必要とし
ない場合には、搬送手段により基板をアンロードロック
室42に搬送する。基板に対する所望の処理が行われた
後は、搬送手段を用いて基板をアンロードロック室42
に搬送する。その後、アンロードロック室42で必要が
あれば、基板に対して冷却処理を行う。その後、アンロ
ードロック室42内を真空雰囲気から大気圧雰囲気に戻
して、処理済の基板を取り出す。
【0056】上記第1〜第4真空処理室32,34,3
6,38は、それぞれ基板に対して異なる処理が行われ
る処理室であってもよいし、同じ処理が行われる処理室
であってもよい。また、第1〜第4真空処理室32,3
4,36,38内で、基板に対する処理を順次に行って
もよいし、必要な処理を、第1〜第4真空処理室32,
34,36,38から任意に選んで行ってもよい。ま
た、真空処理室のうち、少なくとも1つ以上を熱処理室
とする構成も当然可能である。
【0057】また、ロードロック室40を図6(A)に
示すように、2つ、互いに離間した状態で垂直方向に重
ねて配置してもよい。これを第1ロードロック室40a
および第2ロードロック室40bとする。同様に、図6
(B)に示すように、アンロードロック室42として、
第1アンロードロック室42aおよび第2アンロードロ
ック室42bの2つの室を、互いに離間した状態で垂直
方向(Z方向)に重ねて配置してあってもよい。なお、
第1および第2ロードロック室40aおよび40bは加
熱手段を具え、第1および第2アンロードロック室42
aおよび42bは冷却手段を具えている。
【0058】ロードロック室40は、第1および第2ロ
ードロック室40aおよび40bの2つに限られるもの
ではなく、垂直方向(Z方向)にさらに設けることが出
来る。アンロードロック室42についても同様である。
【0059】以上、このような装置を用いることによっ
て、ロードロック室内で、基板を1つずつ加熱処理およ
び/または冷却処理することができる。また、ロードロ
ック室およびアンロードロック室を複数設けてあるの
で、スループットを向上させることができる。また、ロ
ードロック室およびアンロードロック室は、装置の鉛直
(垂直)方向(Z方向)に重ねて配置されているので配
置面積は小さくて済む。よって装置の小型化が図れる。
【0060】以上説明した実施の形態では、それぞれ、
基板取り入れ専用のロードロック室、基板取り出し専用
のアンロードロック室としたが、基板の取り入れに用い
たロードロック室に処理済の基板を搬入させて、取り出
すような構成としてもよい。
【0061】<第2の実施の形態>以下、この発明の第
1の実施の形態とは異なる構成例につき、図7および図
8を参照して説明する。
【0062】図7は、第2の実施の形態の真空処理装置
の構成例を示す図である。また、図8は図7のIV−IV線
に沿って切った断面を概略的に示す図である。
【0063】図7の真空処理装置50は、第1の実施の
形態で説明した装置と同様に、枚葉式の真空処理装置で
あって、縦型搬送用の搬送機構を具える搬送室12に隣
接させて、第1および第2真空処理室14および16が
配置されている。また、搬送室12に隣接させて、ロー
ドロック室52(52aおよび52b)も配置されてい
る。
【0064】これら搬送室12と真空処理室14または
16との間および搬送室12とロードロック室52aま
たは52bとの間には、基板の搬入出ができ、かつ、各
室をそれぞれ隔離するように、仕切り弁(ゲートバル
ブ)20で仕切られている。また、ロードロック室52
と大気側との間にも仕切り弁20が設けられている。
【0065】また、図7から明らかなように、この実施
の形態の装置において、ロードロック室52は2つ設け
られている。これら2つのロードロック室52aおよび
52bは、搬送室12の周囲の略水平面内(水平方向)
に、互いに離間した状態で配置されている。上記水平面
は、図7のY方向(ロードロック室と真空処理室とを結
ぶ方向)とX方向(Y方向と直交する方向)とで構成さ
れる平面(XY面)とする。
【0066】また、各ロードロック室52aおよび52
bは基板54を垂直保持している(図7および図8)。
すなわち、基板54の面積の広い被処理面54xが、鉛
直方向(Z方向)とY方向とで形成される鉛直面(YZ
面)と平行となっており、かつ基板54の面積の狭い側
面54yが水平面(XY面)と平行となるように保持さ
れている。このため、1枚の基板を収納しているロード
ロック室は、水平面(XY面)において狭く、鉛直面
(YZ面)において広い占有面積を有している(図7お
よび図8参照。)。なお、ここでは、基板が水平面に対
して90°の保持角度で保持されている場合、および、
45°〜90°の角度で保持されている場合に垂直保持
と称している。また、この角度について好ましくは、7
0°〜90°の範囲内の角度とするのがよい。
【0067】また、この実施の形態の装置においては、
第1ロードロック室52aは加熱手段を具え、第2ロー
ドロック室52bは冷却手段を具えている。加熱手段お
よび冷却手段として具体的には、第1の実施の形態で説
明したと同様の適当な手段を用いればよい。
【0068】また、図示しないが、この実施の形態の装
置のロードロック室52aおよび52bにも、第1の実
施の形態の装置と同様に、開閉手段が基板の搬入出する
面以外の好適な位置に設けられている。これにより、ロ
ードロック室内および加熱・冷却手段の保守点検を容易
に行うことができる。
【0069】また、この真空処理装置50の真空処理室
14および16で、例えば成膜処理が行われる場合の基
板への処理の順序の一例としては、加熱→成膜→冷却の
順とすることが考えられる。
【0070】この場合、まず、第1ロードロック室52
aに搬送された基板54は、第1ロードロック室52a
が所定圧力となるまで真空排気された後、あるいは真空
排気しながら、この第1ロードロック室52a内で所定
の温度に加熱処理される(この加熱は予備加熱の場合も
ある。)。その後、搬送室12に搬送される。そして、
搬送室12から所定の成膜処理を行うために、基板は第
1真空処理室14に送られる。第1真空処理室14で、
行われる処理において必要な温度に基板温度を微調整し
た後、成膜処理を行う(図示していないが、加熱処理室
を具えた装置であれば、予備加熱後の基板を、第1真空
処理室14に送る前に、加熱処理室で加熱処理する場合
もある。)。第1真空処理室14での処理に連続して第
2真空処理室16で成膜を行うプロセス条件の場合に
は、基板は、次に搬送室12から第2真空処理室16に
搬送されて、第2真空処理室16内で第2層目の膜の成
膜処理が行われる。第2真空処理室16での処理終了後
(2層目の膜を成膜しない場合には第1真空処理室14
での処理終了後)、基板は、搬送室12を経由して第2
ロードロック室52bに搬送される。基板に対して強制
的な冷却処理が必要な場合には、第2ロードロック室5
2b内の冷却手段を用いて所定温度にまで基板を冷却す
る。冷却終了後(あるいは強制冷却が不要な場合、例え
ば搬送過程での自然な冷却で十分である場合には、基板
が第2ロードロック室52bに搬送された後)、第2ロ
ードロック室52bを大気雰囲気に戻して、基板が大気
中に取り出される。
【0071】また、この真空処理装置において、第1の
実施の形態と同様に、加熱処理室および/または冷却処
理室としての熱処理室が設けられてあってもよい。
【0072】なお、この実施の形態の装置における基板
の搬送は、通常の縦搬送方式を用いる。
【0073】図9は図7の装置を応用したものである。
図9では、第1および第2ロードロック室52aおよび
52bとは別に、第3および第4ロードロック室52c
および52dが設けられている。例えば、第3ロードロ
ック室52cは加熱手段を具え、第4ロードロック室5
2dは冷却手段を具えているものとする。これにより、
第1および第3ロードロック室52aおよび52cでそ
れぞれ加熱処理を行うことができ、同様に第2および第
4ロードロック室52bおよび52dでそれぞれ冷却処
理を行うことができる。したがって、装置の処理能力を
さらに向上させることができる。これら第1〜第4ロー
ドロック室52a〜52dは、搬送室12の1つの壁面
12aにそれぞれゲートバルブ20を介して設けられて
おり、互いに離間した状態で水平方向(X方向)に並べ
て配置されている(図9)。この水平方向は、ロードロ
ック室と真空処理室とを結ぶ方向(Y方向)に直交する
方向である。
【0074】ロードロック室52の数は、上限が4つに
限定されるものではなく、配置に余裕があればこれ以上
設けてあってもよい。また、ロードロック室52は、搬
送室12の1つの壁面12aだけではなく、真空処理室
14および16が設けられていない搬送室12の周囲の
面に設けてもよい。
【0075】また、この実施の形態では、搬送室12の
外形は上から見て四角形であるが、これに限られるもの
ではない。多角形や円形にしてもよい。搬送室の外形を
円形とする場合には、円の周囲に沿って、ロードロック
室を複数設ければよい。
【0076】以上、このような装置を用いることによっ
て、加熱もしくは冷却手段を具えたロードロック室52
を複数設けてあるので、第1の実施の形態と同様に、ス
ループットを向上させることができる。また、ロードロ
ック室52は、基板54を垂直保持しており、装置の一
水平面(XY面)内に互いに離間して配置されている。
このため、水平面(XY面)において1つのロードロッ
ク室が占める配置面積は少なくて済む。水平面のロード
ロック室の占有面積は、基板54の面積の狭い側面54
yの面積に対応した面積となるので、基板54の面積の
広い被処理面54xに対応する鉛直面(YZ面)のロー
ドロック室の配置面積よりずっと狭くなる。したがっ
て、ロードロック室を複数配置しても、水平面(XY
面)においてロードロック室が占める配置面積はそれほ
ど大きくならない。よって、装置の小型化も図れる。
【0077】以上、上記第1および第2の実施の形態で
説明した装置においては、基板を一枚収納するロードロ
ック室を複数設けてあり、各々のロードロック室の容積
が小さくなるように構成されている。よって、ロードロ
ック室内の排気あるいは大気開放に要する時間を短くす
ることができる。このため、スループットを向上させる
ことができる。また、ロードロック室で予備加熱を行う
ことができるので、基板温度の調整にかかる時間の短縮
が図れる。これによってもスループットを向上させるこ
とができる。また、水平方向のロードロック室が占める
配置面積は小さいので、装置を上から見た平面における
装置の外形を小さくすることができる。さらに、幅広い
処理条件の基板処理に対応可能である。
【0078】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の真空処理装置によれば、内部に基板を一枚収納
し、加熱手段または冷却手段を具えたロードロック室を
複数配置してあることを特徴とする。この真空処理装置
においては、ロードロック室に加熱手段または冷却手段
が設けられている。よって、比較的低温での基板処理を
行う場合には、加熱処理および/または冷却処理を行
う、いわゆる熱処理室を、成膜やエッチング処理を行う
真空処理室以外に設ける必要がない。したがって、装置
の小型化が図れる。また、熱処理室(加熱処理室および
/または冷却処理室)を設ける場合には、ロードロック
室、熱処理室および真空処理室の、それぞれの加熱ある
いは冷却手段によって、高スループットでかつ幅広い処
理条件に対応可能な真空処理装置を提供できる。また、
1つのロードロック室では1枚の基板に対して加熱処理
あるいは冷却処理が行われるので、基板間の干渉による
悪影響はなく、一度の加熱または冷却処理に係る時間は
短くて済む。しかも、ロードロック室は複数設けられて
おり、各ロードロック室内の排気時間および大気開放に
要する時間は短くて済むため、スループットの向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の真空処理装置の概略的な構
成図である。
【図2】図1の装置の拡大図であり、図1のI−I線に沿
って切った断面図である。
【図3】(A)は、図1の装置の拡大図であり、図1の
V−V線に沿って切った断面図である。(B)は、図3
(A)とは別の開閉手段の構成説明図である。
【図4】第1の実施の形態の応用例を示すロードロック
室の構成断面図である。
【図5】第1の実施の形態の応用例を示す真空処理装置
の構成図である。
【図6】(A)は、図5のII−II線に沿って切った断面
図であり、(B)は、図5のIII−III線に沿って切った
断面図である。
【図7】第2の実施の形態の真空処理装置の概略的な構
成図である。
【図8】図7のIV−IV線に沿って切った断面図である。
【図9】第2の実施の形態の応用例を示す真空処理装置
の構成図である。
【符号の説明】
10,30,50,:真空処理装置 12:搬送室 12a:壁面 14,32:第1真空処理室 16,34:第2真空処理室 18,52:ロードロック室 18a,40a,52a:第1ロードロック室 18b,40b,52b:第2ロードロック室 18c,52c:第3ロードロック室 18d,52d:第4ロードロック室 19,54:基板 19x,54x:被処理面 19y,54y:側面 20:仕切り弁(ゲートバルブ) 22:開閉手段(扉状部材、蓋部材) 24:蝶番 36:第3真空処理室 38:第4真空処理室 40:基板搬入用ロードロック室(ロードロック室) 42:基板搬出用ロードロック室(アンロードロック
室) 42a:第1アンロードロック室 42b:第2アンロードロック室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/3065 H01L 21/302 B Fターム(参考) 4K029 AA09 DA01 DA08 KA09 4K030 CA06 GA12 KA08 KA22 5F004 AA16 BB25 BB26 BC05 BC06 BD04 BD05 CA04 5F031 CA02 FA01 FA07 FA15 GA37 MA02 MA04 MA06 MA28 MA29 MA32 NA09 5F045 AA01 AA03 AA06 AA19 AF07 DP02 EB02 EB08 EJ02 EK06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気雰囲気と真空雰囲気との間で基板の
    搬入出を行うロードロック室と、内部で前記基板に対し
    て所定の処理がなされる処理室と、前記ロードロック室
    と前記処理室との間で前記基板を搬送する搬送系を備え
    た搬送室とを具える真空処理装置において、 前記ロードロック室は、前記搬送室の周囲に複数配置さ
    れており、内部に基板を一枚収納し、加熱手段または冷
    却手段を具えていることを特徴とする真空処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の真空処理装置におい
    て、 前記ロードロック室は、互いに離間した状態で鉛直方向
    に重ねて配置されていることを特徴とする真空処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の真空処理装置におい
    て、 前記ロードロック室は、一枚の基板を水平保持している
    ことを特徴とする真空処理装置
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の真空処理装置におい
    て、 前記ロードロック室は、互いに離間した状態で水平方向
    に配置されていることを特徴とする真空処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項4に記載の真空処
    理装置において、 前記ロードロック室は、一枚の基板を垂直保持している
    ことを特徴とする真空処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の真
    空処理装置において、 前記加熱手段を具えたロードロック室のみが配置されて
    いることを特徴とする真空処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の真
    空処理装置において、前記冷却手段を具えたロードロッ
    ク室のみが配置されていることを特徴とする真空処理装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の真
    空処理装置において、 前記ロードロック室は、仕切り弁の他に各々少なくとも
    1つの開閉手段を具えていることを特徴とする真空処理
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項に記載の真
    空処理装置において、 該真空処理装置では、ガラス基板の処理が行われること
    を特徴とする真空処理装置。
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