JP2020165084A - 床下地材、床下地構造、床仕上げ構造、床下地施工方法及び床仕上げ施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】施工性に優れるとともに、軽量衝撃音に対する遮音性を損なうことなく、多様な床仕上げ材が利用可能である、床下地材、床下地構造、床仕上げ構造、床下地施工方法及び床仕上げ施工方法を提供する。【解決手段】合板2と、該合板2の一方側の表面2aに接合された不織布3と、を含む、床下地材1、床下地材1が、コンクリート床5に、両面テープ4を介して貼付されている、床下地構造10、床仕上げ材6が、床下地材1に、接着剤を介して貼付されているとともに、釘7によって結合されている、床仕上げ構造11、床下地材1を、コンクリート床5に、両面テープ4によって貼付する、床下地施工方法、及び床仕上げ材6を、床下地材1に、接着剤を介して積層し、釘7によって、結合する、床仕上げ施工方法。【選択図】図5
Description
本発明は、床下地材、床下地構造、床仕上げ構造、床下地施工方法及び床仕上げ施工方法に関する。
従来、戸建て住宅及び集合住宅において、コンクリートスラブや当該コンクリートスラブ上に設けられたモルタル等の、コンクリート床を基礎とする場合、コンクリート床の上に、クッション材等を介して直接フローリング板等の床仕上げ材を配置した、直貼りの床構造が知られている。
例えば、特許文献1には、遮音性及び断熱性の向上のために、床本体(コンクリートスラブ)上に、発泡樹脂ボード、クッション材等を介して木質板(床仕上げ材)を配置した床構造が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている床構造においては、最下層に一定の硬度を有する発泡樹脂ボードを設けており、床本体(コンクリートスラブ)に貼付する場合、床本体表面の凹凸を吸収するために床本体と発泡樹脂ボードとの間に調整シートを設ける必要があり、床板材を床本体に直接貼付できず、施工の手間が増えるとの課題がある。さらに、全体の厚みを抑えつつ遮音性を維持するには、床仕上げ材自体に十分な遮音性を付与する必要があり、床仕上げ材の選択肢が限られていた。
そこで、本発明の目的は、施工性に優れるとともに、軽量衝撃音に対する遮音性を損なうことなく、多様な床仕上げ材が利用可能である、床下地材、床下地構造、床仕上げ構造、床下地施工方法及び床仕上げ施工方法を提供することにある。
本発明の床下地材は、合板と、該合板の一方側の表面に接合された不織布と、を含む。
本発明の床下地材においては、前記不織布の、前記合板側とは反対側の表面に貼付された、両面テープをさらに含むことが好ましい。
本発明の床下地構造は、床下地材の前記不織布側が、コンクリート床に、両面テープを介して貼付されている。
本発明の床下地構造においては、前記床下地材の複数が、前記コンクリート床に貼付されており、平面視で隣り合う前記床下地材どうしは、間隙を介して配置されていることが好ましい。
本発明の床仕上げ構造は、前記床下地材上に、床仕上げ材が積層されており、該床仕上げ材は、前記床下地材の前記合板側に、接着剤を介して貼付されているとともに、前記床下地材に、前記床仕上げ材の端部及び前記合板を上方から貫通して前記不織布にまで達する釘によって、結合されている。
本発明の床下地施工方法は、前記床下地材の前記不織布側を、コンクリート床に、両面テープを介して貼付する。
本発明の他の床下地施工方法は、前記床下地材の前記不織布側を、コンクリート床に、前記両面テープを介して貼付する。
本発明の床仕上げ施工方法は、床仕上げ材を、前記床下地構造における、前記床下地材の、前記合板側に、接着剤を介して積層し、さらに、積層された前記床仕上げ材を、前記床下地材に、前記床仕上げ材の端部及び前記合板を上方から貫通して前記不織布にまで達する釘によって、結合する。
本発明によれば、施工性に優れるとともに、軽量衝撃音に対する遮音性を損なうことなく、多様な床仕上げ材が利用可能である、床下地材、床下地構造、床仕上げ構造、床下地施工方法及び床仕上げ施工方法を提供することができる。
[床下地材及び床下地構造]
以下、本発明の一実施形態に係る床下地材及び床下地構造について、図面を参照して例示説明する。各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。
以下、本発明の一実施形態に係る床下地材及び床下地構造について、図面を参照して例示説明する。各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。
図1は、本発明の一実施形態に係る床下地材の斜視図であり、図2は、図1の床下地材及び本発明の一実施形態に係る床下地構造の一部を説明するための、一部断面側面図である。また、図3は、図1の床下地材における不織布の、合板側とは反対側の表面を示す図であり、図4は、本発明の一実施形態に係る床下地構造を説明するための、平面図である。
図1及び図2に示すように、床下地材1は、合板2と、不織布3とを備えている。合板2は、矩形板状であり、一方側の表面2aと、反対側の表面2bとを有している。また、不織布3は、合板2の一方側の表面2aに接合され、一方側の表面3aと、反対側の表面3bとを有している。なお、合板2と不織布3との接合手段は特に限定されないが、例えば、接着剤を用いることができる。
上記床下地材1によれば、床下地材1の合板2及び不織布3によって軽量衝撃音の低減効果を得られるため、施工性に優れるとともに、遮音性を損なうことなく、床下地材1の上に積層される床仕上げ材を、自然素材、化粧板材、化粧パネル、樹脂シート等、多様な床仕上げ材とすることができる。
また、上記床下地材1は、コンクリート床5に床下地材1を直接貼付して用いた場合、施工性に優れるとともに、コンクリート床上に支持脚を介して板の上に床下地材を設置する二重床の構造等に比べて薄型であっても、軽量衝撃音の軽減効果が高い床構造とすることができる。さらに、上述のとおり、コンクリート床5に床下地材1を直接貼付した場合、床下地材1は、合板2とコンクリート床5との間に不織布3を介していることによって、コンクリート床5の表面の不陸が不織布3によって吸収され、合板2の変形が抑制される。従って、不織布3により、床下地材1全体が、積層方向における一方側に湾曲する反り等の変形を抑制することができる。即ち、不織布3に、軽量衝撃音の軽減効果及び合板2の変形抑制効果の2つの機能を持たせることができる。
合板2は、例えば、日本農林規格(平成26年2月25日農林水産省告示第303号)に規定される構造用合板等を用いることができる。
また、図1に示すように、合板2の一方側の表面2aには、合板2の厚み方向における途中まで延びて終端する、溝21が複数設けられている。溝21は、表面2aにおいて、表面2aの外縁を構成する四辺のうちの一辺と同じ長さで延び、平行に複数設けられている。溝21の幅は、例えば1〜2mm程度とすることができる。また、溝21は、適宜間隔をもって配置することができる。溝21を設けることによって、床下地材1の遮音性を向上させることができる。なお、合板2の一方側の表面2a及び反対側の表面2bの表面性状は特に限定されず、溝21を設けない表面性状としてもよい。
なお、合板2の形状及び寸法は特に限定されないが、施工性の向上の観点から、平面視で、少なくとも一辺の長さが600〜1000mmの矩形であることが好ましく、また、全ての辺の長さが600〜1900mmの矩形が好ましく、さらに、正方形であることが好ましい。より好ましくは、平面視で、一辺が1000mm以下、さらに好ましくは910mm以下、特に好適には、900mmの正方形である。
また、水平な床構造を得るため、合板2の板厚は一定であることが好ましい。合板2の板厚t1は特に限定されないが、合板2の板厚t1を15mm以下とすることによって、完成時の床の厚みを抑制できるとともに、後述する釘7による他の部材との結合を、効率的に行うことができる。
不織布3は、繊維を織らずに結合させた素材を意味し、製法や繊維の種類については特に制限されない。
不織布3は、遮音性の維持及び後述するコンクリート床5の表面の不陸を吸収させるため、図示するように、合板2の表面2aの全面に接合されていることが好ましい。
また、不織布3の厚みt2は、特に限定されないが、例えば、2〜4mmとすることにより、遮音性と、合板2の貼付後の安定性を高めることができる。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、床下地材1は、不織布3の合板2側とは反対側の表面3aに貼付された、両面テープ4を備えている。両面テープ4は、床下地材1の積層方向外側に面した粘着面4aと、不織布3の表面3aに貼付された粘着面4bと、を有している。なお、粘着面4aは、床下地材1の施工前には離型紙が積層されて保護されており、床下地材1の施工時には離型紙が取り外されて貼付可能な状態とすることができる。
上記構成によれば、施工現場で、両面テープ4の粘着面4aの離型紙を取り外して、床下地材1の不織布3側を、貼付対象である、コンクリート床5に圧着させるだけで、床下地材1をコンクリート床5に貼付することができるため、施工が容易である。さらに、液体又は粘性の接着剤を用いる場合に比べて、接着剤が不織布に浸透して固まることがないので、不織布による遮音効果の低下を防ぐことができる。
なお、両面テープ4は、粘着面4a及び4bの材質等は特に限定されず、所定の粘着性を有する公知の両面テープを用いることができる。
また、両面テープ4は、床下地材1を安定的に貼付する観点から、床下地材1に複数枚貼付されることが好ましい。より好適には、図3に示すように、不職布3を構成する一辺の長さと同程度の長さを有する両面テープ4が、不織布3の端部付近の領域及び中央領域を含む各領域に、平行に複数枚貼付されていることが好ましい。
なお、床下地材1は、不織布3の表面2aに両面テープ4を有しないものとしてもよく、その場合、床下地材1は、不織布3の合板2側とは反対側の表面3aを、後述のコンクリート床5に、別に準備した両面テープを介して、コンクリート床5に貼付するようにすればよい。
次に、上述の床下地材を用いた床下地構造について説明する。
本発明の一実施形態に係る床下地構造10において、床下地材1の不織布3側が、コンクリート床5に、両面テープ4を介して貼付されている。本例では、床下地材1の不織布3側が、コンクリート床5に、不織布3に貼付された両面テープ4(図3参照)によって貼付けられている。
本発明の一実施形態に係る床下地構造10において、床下地材1の不織布3側が、コンクリート床5に、両面テープ4を介して貼付されている。本例では、床下地材1の不織布3側が、コンクリート床5に、不織布3に貼付された両面テープ4(図3参照)によって貼付けられている。
コンクリート床5は、戸建て住宅及び集合住宅等の住宅における、主にコンクリートスラブであってもよいし、当該コンクリートスラブ上に床レベラー等として設けられたモルタル等であってもよい。
なお、図示例では、床下地材1は、床下地材1の不織布3に貼付された両面テープ4によって、コンクリート床5に貼付されているが、床下地材が両面テープ4を含まないものである場合、別に準備した両面テープを介して、床下地材の不織布側がコンクリート床5に貼付されていてもよい。
上記床下地構造10によれば、コンクリート床上に支持脚を介して板の上に床下地材を設置する二重床の構造等に比べて、薄型であっても、軽量衝撃音の軽減効果が高い床構造とすることができる。また、遮音性を損なうことなく、床下地構造10の上に積層する床仕上げ材を、自然素材、化粧板材、化粧パネル、樹脂シート等、多様な床仕上げ材とすることができる。さらに、床下地材1の合板2と、コンクリート床5との間に不織布3を介していることによって、コンクリート床5の表面の不陸が不織布3によって吸収され、合板2の変形が抑制される。従って、不織布3により、床下地材1全体が、積層方向における一方側に湾曲する反り等の変形を抑制することができる。即ち、不織布3に、軽量衝撃音の軽減効果及び合板2の変形抑制効果の2つの機能を持たせることができる。
なお、図4に示すように、床下地構造10において、複数の床下地材1がコンクリート床5に貼付されており、平面視で隣り合う床下地材1どうしが、間隙1wを介して配置されていることが好ましい。上記構成によれば、施工後の合板2に微細な寸法変化が生じた場合であっても、隣り合う床下地材1どうしが当接して浮き上がる等の不都合を防ぐことができる。
なお、床下地材1どうしの間隙1wの幅w1は特に限定されないが、5mm以下とすることが好適である。
[床仕上げ構造]
図5は、本発明の一実施形態に係る床仕上げ構造の一部を説明するための、斜視図であり、図6は、図5の床仕上げ構造を説明するための、一部断面側面図である。さらに、図7は、本発明の一実施形態に係る床仕上げ構造を説明するための図である。なお、図5及び図6では、説明の便宜上、1枚の床下地材1と、1枚の床仕上げ材6のみを示している。
図5は、本発明の一実施形態に係る床仕上げ構造の一部を説明するための、斜視図であり、図6は、図5の床仕上げ構造を説明するための、一部断面側面図である。さらに、図7は、本発明の一実施形態に係る床仕上げ構造を説明するための図である。なお、図5及び図6では、説明の便宜上、1枚の床下地材1と、1枚の床仕上げ材6のみを示している。
図5及び図6に示すように、本実施形態の床仕上げ構造11においては、上述の床下地構造10における、床下地材1上に、床仕上げ材6が積層されている。
床仕上げ材6は、床下地材1の合板2側に、接着材を介して、貼付されている。さらに、本実施形態の床仕上げ構造11においては、床仕上げ材6は、床下地材1に、床仕上げ材6の端部及び合板2を上方から貫通して不織布3まで達する釘7によって、結合されている。
上記構成によれば、釘7によって床仕上げ材6、合板2及び不織布3を結合することができるため、例えば、接着剤のみ又は釘のみで床下地材1及び床仕上げ材6を結合する場合よりも、仕上げ材6を安定的に固定することができる。
上記構成によれば、釘7によって床仕上げ材6、合板2及び不織布3を結合することができるため、例えば、接着剤のみ又は釘のみで床下地材1及び床仕上げ材6を結合する場合よりも、仕上げ材6を安定的に固定することができる。
なお、上述のとおり、床仕上げ材6の材質は特に限定されず、自然素材、化粧板材、化粧パネル、樹脂シート等、任意の床仕上げ材を用いることができる。
また、図示例では、床仕上げ材6は、端部61及び62が、それぞれ、隣接する床仕上げ材6どうしをつなぎ合わせるための雄さね及び雌さねの部分を有しているが、床仕上げ材6の端部等の形状は特に限定されない。
また、釘7は、床仕上げ材6の端部及び合板2を上方から貫通して不織布3まで達していれば、向きや頭部の処理態様等は特に限定されないが、図6に示す例では、釘7は、床仕上げ材6の端部から不織布3まで達するように、斜めに埋設されている。図示例のとおり、床仕上げ材6の端部の一部が雄さね及び雌さねの形状を有している場合は、雄さねの根元や雌さねの根元等から、合板2を上方から貫通して、不織布3まで達するように、釘7を埋設することができる。但し、釘7は床仕上げ材6の表面の端部から埋設されていてもよいし、床仕上げ材6の表面の任意の位置から埋設されていてもよい。
図7に示すように、床仕上げ構造11は、平面視にて複数配置された床下地材1上に、平面視にて複数の仕上げ材6が、好ましくは互いに隣接して積層されていることができる。
次に、本発明の一実施形態に係る床下地施工方法及び床仕上げ施工方法について、図面を参照して例示説明する。各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。
[床下地施工方法]
本発明の一実施形態に係る床下地施工方法は、床下地材1の不織布3側を、コンクリート床5に、両面テープによって貼付する(貼付ステップ)、方法である。なお、本実施形態に係る床下地施工方法において、床下地材は、図1〜図3に示す床下地材1を用いることができ、コンクリート床5の構成も上述のとおりである。
本発明の一実施形態に係る床下地施工方法は、床下地材1の不織布3側を、コンクリート床5に、両面テープによって貼付する(貼付ステップ)、方法である。なお、本実施形態に係る床下地施工方法において、床下地材は、図1〜図3に示す床下地材1を用いることができ、コンクリート床5の構成も上述のとおりである。
(貼付ステップ)
貼付ステップでは、床下地材1の不織布3側を、コンクリート床5に、両面テープによって貼付する。床下地材1が両面テープ4を含む場合には、両面テープ4の粘着面4aの離型紙を取り外して、床下地材1の不織布3側をコンクリート床5に圧着させて貼付することができる。また、床下地材が両面テープ4を含まないものである場合、貼付ステップは、床下地材の不織布3側を、別に準備した両面テープを介して、コンクリート床5に貼付するステップであってもよい。
貼付ステップでは、床下地材1の不織布3側を、コンクリート床5に、両面テープによって貼付する。床下地材1が両面テープ4を含む場合には、両面テープ4の粘着面4aの離型紙を取り外して、床下地材1の不織布3側をコンクリート床5に圧着させて貼付することができる。また、床下地材が両面テープ4を含まないものである場合、貼付ステップは、床下地材の不織布3側を、別に準備した両面テープを介して、コンクリート床5に貼付するステップであってもよい。
上記の床下地施工方法によれば、両面テープによってコンクリート床5に直接床下地材1を貼付することができ、施工性を向上させることができる。さらに、床下地構造10に用いられる床下地材1の合板2及び不織布3によって軽量衝撃音の低減効果を得られるため、遮音性を損なうことなく、多様な床仕上げ材が利用可能となる。
また、床下地材1は、合板2とコンクリート床5との間に不織布3を介することによって、コンクリート床5の表面の不陸が不織布3によって吸収され、合板2の変形が抑制される。従って、本実施形態の床下地施工方法によれば、合板2の、積層方向における一方側に湾曲する反り等の変形を抑制できる。
また、床下地材1は、合板2とコンクリート床5との間に不織布3を介することによって、コンクリート床5の表面の不陸が不織布3によって吸収され、合板2の変形が抑制される。従って、本実施形態の床下地施工方法によれば、合板2の、積層方向における一方側に湾曲する反り等の変形を抑制できる。
[床仕上げ施工方法]
本発明の一実施形態に係る床仕上げ施工方法は、床仕上げ材6を、床下地構造10において、床下地材1の合板2側に、接着剤を介して積層し(積層ステップ)、さらに、積層された床仕上げ材6を、床下地材1に、釘7によって結合する(結合ステップ)、方法である。なお、本床仕上げ施工方法S10における床下地構造は、図1〜4に示す床下地構造10を用いることができる。
本発明の一実施形態に係る床仕上げ施工方法は、床仕上げ材6を、床下地構造10において、床下地材1の合板2側に、接着剤を介して積層し(積層ステップ)、さらに、積層された床仕上げ材6を、床下地材1に、釘7によって結合する(結合ステップ)、方法である。なお、本床仕上げ施工方法S10における床下地構造は、図1〜4に示す床下地構造10を用いることができる。
(積層ステップ)
積層ステップでは、床仕上げ材6を、床下地構造10における、床下地材1の合板2側に、接着材を介して積層するステップである。
積層ステップでは、床仕上げ材6を、床下地構造10における、床下地材1の合板2側に、接着材を介して積層するステップである。
(結合ステップ)
結合ステップでは、積層された床仕上げ材6を、床下地材1に、床仕上げ材6の端部及び合板2を上方から貫通して不織布3にまで達する釘7によって、結合するステップである。
結合ステップでは、積層された床仕上げ材6を、床下地材1に、床仕上げ材6の端部及び合板2を上方から貫通して不織布3にまで達する釘7によって、結合するステップである。
本実施形態の床仕上げ施工方法によれば、釘7によって床仕上げ材6、合板2及び不織布3を結合することができるため、例えば、接着剤のみ又は釘のみで床下地材1及び床仕上げ材6を結合する場合よりも、床仕上げ材6を安定的に固定することができる。
なお、本発明の一実施形態に係る床下地施工方法によって、床下地材1をコンクリート床5に貼付した後に、床仕上げ材6を、床下地材1の合板2側に、接着剤を介して積層し、さらに、積層された床仕上げ材6を、床下地材1に、床仕上げ材6の端部及び合板2を上方から貫通して不織布3にまで達する釘7によって、結合する、方法によって、床仕上げ構造を得ることもできる。
本発明は、床下地材、床下地構造、床仕上げ構造、床下地施工方法及び床仕上げ施工方法に関する。
1:床下地材、 2:合板、 2a、2b:表面、 21:溝、 3:不織布、 3a、3b:表面、 4:両面テープ、 4a、4b:粘着面、 5:コンクリート床、 6:床仕上げ材、 61:端部、 62:端部、 7:釘、 10:床下地構造、 11:床仕上げ構造
Claims (8)
- 合板と、
該合板の一方側の表面に接合された不織布と、を含む、床下地材。 - 前記不織布の、前記合板側とは反対側の表面に貼付された、両面テープをさらに含む、請求項1に記載の床下地材。
- 請求項1又は2に記載の床下地材の前記不織布側が、コンクリート床に、両面テープを介して貼付されている、床下地構造。
- 前記床下地材の複数が、前記コンクリート床に貼付されており、
平面視で隣り合う前記床下地材どうしは、間隙を介して配置されている、請求項3に記載の床下地構造。 - 請求項3又は4に記載の床下地構造における、前記床下地材上に、床仕上げ材が積層されており、
該床仕上げ材は、前記床下地材の前記合板側に、接着剤を介して貼付されているとともに、前記床下地材に、前記床仕上げ材の端部及び前記合板を上方から貫通して前記不織布にまで達する釘によって、結合されている、床仕上げ構造。 - 請求項1に記載の床下地材の前記不織布側を、コンクリート床に、両面テープを介して貼付する、床下地施工方法。
- 請求項2に記載の床下地材の前記不織布側を、コンクリート床に、前記両面テープを介して貼付する、床下地施工方法。
- 床仕上げ材を、請求項3又は4に記載の床下地構造における、前記床下地材の、前記合板側に、接着剤を介して積層し、
さらに、積層された前記床仕上げ材を、前記床下地材に、前記床仕上げ材の端部及び前記合板を上方から貫通して前記不織布にまで達する釘によって、結合する、床仕上げ施工方法。
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