JP2020163431A - 金型プレス装置及び金型プレス方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏芯荷重が発生してもスライドの傾きが抑制でき、加工製品の精度や金型寿命を向上することを可能にする金型プレス装置及び金型プレス方法を提供すること。【解決手段】クラウン100、コラム200及びベッド300を複数のタイロッド51及びナット53によって締結したフレームを備える金型プレス装置Sであって、クラウン100において、複数のタイロッド51及びナット53の締結部の各々に設けられ、タイロッド51又はコラム200の剛性を調整する調整部50と、歪ゲージ63の検知結果に基づいて調整部50を制御するコントローラ14と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、金型プレス装置及び金型プレス方法に関する。
大型のプレス装置では、重量が重いためプレス装置をそのまま1台で搬送することができない。大型のプレス装置を搬送しやすくするために、1台のプレス装置を分割することができるよう、タイロッド締結式の分割フレーム構造が採用されている。一般的に、プレス装置は、ベッド(下部)、コラム(中間部)、クラウン(上部)の3つのフレームに分割される。分割された3つのフレームは、4本のタイロッドによって連結される。各タイロッドは、上下の2箇所においてナットによって締め付けられる。
タイロッドの初期の締め付け荷重、すなわち、加工のプレス荷重が0のときの荷重(以下、初期締付荷重という)Pi(例えば、1000t)は、プレス装置の公称加工荷重Pa(例えば600t)よりも大きく設定される(Pi>Pa)。プレス装置に荷重がかかると、タイロッドは伸ばされ、コラムは圧縮され、フレーム全体としては伸びる(図4参照。)。ここで、剛性の高いフレームとは、荷重に対して伸び量が小さいフレームである。すなわち、伸びと荷重との関係を示すグラフおいて、傾きが大きい場合が高剛性となる。プレス装置のフレームの剛性(以下、フレーム剛性という)を上げるためには、コラムやタイロッドを大きくする又は太くする。
ところで、プレス装置の前後・左右に偏芯荷重がある場合、4本のコラム・タイロッド等、フレームにかかる荷重がそれぞれ異なり、フレームの変形量が変わる。このようなフレームの変形に対応するために、例えば、特許文献1では、変形量をリニアスケールなどで読み取り、あらかじめその変形量分だけスライドを傾けておき、加工時にスライドが平行になるようにしている。また、例えば、特許文献2では、フレームにかかる荷重を同じにするような方法が開示されている。
特開2017−013071号公報 特開2000−343297号公報
しかしながら、プレス装置のフレーム剛性を上げるために、コラムやタイロッドを大きくする又は太くすると、プレス装置の重量が大きくなり、プレス装置の搬送が困難になるおそれや、製品が高価になるおそれがある。また、偏芯荷重が発生して各コラムや各タイロッドに異なる荷重がかかることで変形量が変わり、これによりスライドが傾くおそれや、プレス加工の製品精度が低下するおそれ、金型の寿命が短くなるおそれ等がある。
従来のように、あらかじめ変形量分だけスライドを傾けておく方法では、荷重が最大のときにスライドの傾きが平行になるようにしているため、加工開始位置ではパンチが斜めに入り込み、プレス加工製品の精度や金型寿命は大きく向上しないおそれがある。また、複数ポイント式のプレス装置では偏芯荷重が発生したとき、フレームだけでなく、スライドに連結されたコンロッドやクランク軸にも異なる荷重がかかり、フレームの荷重を同じにするだけではスライドの傾きを解消することができないおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、偏芯荷重が発生してもスライドの傾きが抑制でき、加工製品の精度や金型寿命を向上することを可能にする金型プレス装置及び金型プレス方法を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下の趣旨を有する。
[趣旨1]
本発明の金型プレス装置は、
対象物を加工する金型の上型を上下に動作させるスライドと、
前記スライドに対向し前記上型と対になる前記金型の下型を保持するボルスタと、
前記スライドを上下に移動させるための動力を発生する駆動手段と、
複数のタイロッドと、
前記タイロッドに締結されるナットと、
前記複数のタイロッドの各々に設けられ、荷重を検知するための荷重検知手段と、
を備え、クラウン部、コラム部及びベッド部を前記複数のタイロッド及びナットによって締結したフレームを備える金型プレス装置であって、
前記クラウン部において、前記複数のタイロッド及びナットの締結部の各々に設けられ、前記タイロッド又は前記コラム部の剛性を調整する調整手段と、
前記荷重検知手段の検知結果に基づいて前記調整手段を制御する制御手段と、
を備える。
[趣旨2]
前記調整手段は、
前記締結部の近傍に設けられ、加熱されることにより膨張する膨張部材と、
前記膨張部材を加熱するための加熱手段と、
前記膨張部材の温度を検知する温度検知手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記荷重検知手段の検知結果と前記温度検知手段の検知結果とに基づいて、前記加熱手段を制御してもよい。
[趣旨3]
前記調整手段は、
前記締結部の近傍に設けられ、加圧されることにより上方に移動するピストンと、
前記ピストンを移動させるための加圧手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記荷重検知手段の検知結果に基づいて、前記加圧手段を制御してもよい。
[趣旨4]
前記調整手段は、
前記締結部の近傍に設けられ、前記タイロッドを上方に引き上げるための引き上げ部材を有してもよい。
[趣旨5]
本発明の金型プレス装置は、
対象物を加工する金型の上型を上下に動作させるスライドと、
前記スライドに対向し前記上型と対になる前記金型の下型を保持するボルスタと、
前記スライドを上下に移動させるための動力を発生する駆動手段と、
複数のタイロッドと、
前記タイロッドに締結されるナットと、
前記スライドと前記ボルスタ間に発生する荷重を検知するためのプレス荷重検知手段と、
を備え、クラウン部、コラム部及びベッド部を前記複数のタイロッド及びナットによって締結したフレームを備える金型プレス装置であって、
前記クラウン部において、前記複数のタイロッド及びナットの締結部の各々に設けられ、前記タイロッド又は前記コラム部の剛性を調整する調整手段と、
前記プレス荷重検知手段の検知結果に基づいて前記調整手段を制御する制御手段と、
を備える。
[趣旨6]
本発明の金型プレス方法は、趣旨1から趣旨5のいずれか1項に記載の金型プレス装置を用いて前記対象物を加工する金型プレス方法である。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、偏芯荷重が発生してもスライドの傾きが抑制でき、加工製品の精度や金型寿命を向上することを可能にする金型プレス装置及び金型プレス方法を提供することができる。
実施形態のプレス装置のクラウン、コラム、ベッドを示す(a)正面図、(b)上面図 実施形態のプレス装置の構成を示す斜視図 実施形態のプレス装置のブロック図 実施形態の各部の伸びと荷重との関係を示すグラフ 実施形態の(a)コイルにより暖められていないときの調整部を示す模式図、(b)コイルにより暖められているときの調整部を示す模式図、(c)コラムの伸びと荷重との関係を示す直線の傾きが変わった様子を示すグラフ 実施形態の各部の伸びと荷重との関係を示すグラフ (a)従来のあらかじめ変形量に応じてスライドを傾ける構成を示す模式図、(b)実施形態のタイロッドのばね定数を調整する構成を示す模式図 実施形態の(a)調整部の変形例1を示す模式図、(b)調整部の変形例2を示す模式図
[実施形態]
(プレス装置の全体構成)
図1は、本実施形態のストレートサイド式金型プレス装置(以下、プレス装置という)Sの全体構成を説明する図である。図1(a)は、プレス装置Sを正面から見た図であり、(b)はプレス装置Sを上面から見た図である。なお、図1には、上下方向、左右方向、前後方向を矢印で示す。プレス装置Sのフレームは、大きく3つの部分に分割されている。すなわち、プレス装置Sは、上から下に向かって、クラウン100、コラム200、ベッド300に分割されている。クラウン100、コラム200及びベッド300は、図1(b)に示すように、4本のタイロッド51と8つのナット53によって締結される。このように、本実施形態のプレス装置Sには、タイロッド締結式分割フレームが採用されている。プレス装置Sは、スライド12、ボルスタ22も備えている。スライド12に連結される2つのコンロッド10には、歪ゲージ64がそれぞれ設けられている。
1本のタイロッド51は、上下の端部近傍においてそれぞれナット53により締結されている。タイロッド51及びナット53の締結部分を、以下、締結部という。本実施形態では、1本のタイロッド51の上部の締結部の近傍に、調整手段である調整部50を備えている。また、各タイロッド51には歪ゲージ63が設けられている。
(プレス装置の詳細な説明)
図2は、本実施形態のプレス装置Sの概略図である。なお、図2においては、タイロッド51、ナット53、調整部50、歪ゲージ63の描画を省略している。また、図2には1つのコンロッド10のみ図示している。図2を用いてプレス装置Sについて説明する。プレス装置Sは、筐体2の内外に、駆動手段である駆動モータ4、伝達機構6、クランク軸8、コンロッド10、スライド12を有して構成される。また、プレス装置Sは、コントローラ14、記憶部15、表示部16、入力部18、を有している。
駆動モータ4は、例えばサーボ制御されるサーボモータであり、回転量及び回転方向を制御しつつ伝達機構6、クランク軸8、コンロッド10を介して後述する金型3を上下移動させるものである。伝達機構6は、例えばギヤやベルト等の伝達部材を有して構成され、駆動モータ4のモータ軸の回転をクランク軸8へと伝達するものである。駆動モータ4への制御信号はコントローラ14から送られるようになっている。
クランク軸8及びコンロッド10は、伝達機構6により伝達されたモータ軸の回転移動を往復移動(本実施形態では、上下移動。)に変換するためのものである。モータ軸の回転によりクランク軸8が回転し、クランク軸8に一端近傍が連結されたコンロッド10にその回転が伝達されてコンロッド10が上下移動(昇降移動)するようになっている。
コンロッド10の他端近傍にはスライド12が連結されている。コンロッド10の上下移動に伴いスライド12がギブ(不図示)に沿って上下移動するようになっている。プレス装置Sにおいては、スライド12と対向するようにボルスタ22が配置されている。スライド12のボルスタ22と対向する側の面(本実施形態では下面。)に金型3の一部としての上型3aが装着される。ボルスタ22のスライド12と対向する側の面(本実施形態では上面。)に金型3の一部として、上型3aと対になる下型3bが装着される。
上型3aと下型3bとの間に加工の対象物としてのワークWを配置し、上型3aと下型3bとで押圧することにより、プレス装置SによるワークWに対するプレス加工が行われる。詳しくは、コントローラ14により制御されて駆動モータ4が回転する。駆動モータ4の回転が伝達機構6、クランク軸8を介してコンロッド10へと伝達され、スライド12が上下移動する。スライド12の下方移動によって上型3aが下型3bに押圧され、ワークWのプレス加工が行われる。すなわち、プレス装置Sにおいて、駆動モータ4、伝達機構6、クランク軸8、コンロッド10、スライド12がプレス部を構成する。伝達機構6には、クランク軸8の回転数を検知するための回転数検知手段であるロータリーエンコーダ25が設けられている。なお、ロータリーエンコーダ25は、駆動モータ4の回転軸に設けられていてもよい。
制御手段であるコントローラ14は、記憶部15に記憶されている各種プログラムに従ってプレス装置Sを制御する。表示部16は、プレス装置Sの状態を示すデータを表示する。入力部18は、プレス装置Sを操作するために必要なデータを入力するために用いられる。更に、プレス装置Sは、図1で説明したように、4本のタイロッド51を備えている。また、4本のタイロッド51にはそれぞれ荷重を検知するための荷重検知手段である歪ゲージ63(図1参照。)が取り付けられている。4本のタイロッド51のそれぞれに歪ゲージ63が取り付けられていることにより、コントローラ14はプレス装置Sに発生した偏芯荷重を検知することができる。
(プレス装置のブロック図)
図3は、本実施形態のプレス装置Sのブロック図であり、図1で説明した構成と同じ構成には同じ符号を付している。コントローラ14は、時間を計測するためのタイマー14aを有している。4本のタイロッド51に取り付けられた4つの歪ゲージ63からは、各歪ゲージ63によって検知された荷重に応じた信号が出力され、コントローラ14に入力される。コントローラ14は、各歪ゲージ63から入力された信号に基づいて、各タイロッド51にかかる荷重を検知することができる。
4本のタイロッド51には、図5で説明するように、それぞれ温度検知手段である温度センサ61が設けられている。4つの温度センサ61からは、各温度センサ61によって検知された温度に応じた信号が出力され、コントローラ14に入力される。コントローラ14は、各温度センサ61から入力された信号に基づいて、後述する電熱コイル59(図5参照)の温度を制御することができる。
記憶部15には、荷重の差(以下、荷重差という)と温度との関係を示すデータが例えばテーブル15aとして記憶されている。コントローラ14は、各歪ゲージ63の検知結果に基づいて各タイロッド51にかかる荷重を求め、例えば2つのタイロッド51の荷重差がXトンであると判断する。コントローラ14は、記憶部15に保存されたテーブル15aを参照し、荷重差Xトンに対してY℃というデータを読み出し、温度センサ61の検知結果に基づいて、一方のタイロッド51の電熱コイル59の温度をY℃上げる制御を行う。コントローラ14は、このようにして各タイロッド51に対して温度差を設けることができる。
プレス装置Sはサーボアンプ33を備えており、サーボアンプ33はコントローラ14の指示に従い駆動モータ4の制御を行う。コントローラ14がサーボアンプ33に駆動モータ4を制御する信号を出力することによって、サーボアンプ33は、駆動モータ4へ電流を供給して駆動モータ4を駆動することや駆動モータ4への電流の供給を遮断して駆動モータ4を停止することができる。また、ロータリーエンコーダ25からは、ロータリーエンコーダ25によって検知された駆動モータ4の回転に応じた信号が出力され、サーボアンプ33を介してコントローラ14に入力される。コントローラ14は、ロータリーエンコーダ25から入力された信号に基づいて駆動モータ4を制御する。他の構成は図2と同様であり説明を省略する。
[荷重と各部の伸びとの関係]
タイロッド51の初期の締め付け荷重、すなわち、プレス荷重が0のときの荷重(以下、初期締付荷重という)Pi(例えば、1000t)は、プレス装置Sの公称加工荷重Pa(例えば600t)よりも大きく設定される(Pi>Pa)。プレス装置Sに荷重がかかると、タイロッド51は伸ばされ、コラム200は圧縮され、フレーム全体としては伸びる。
図4は、横軸に各部の伸びを示し、縦軸に荷重を示したグラフである。図4のグラフでは、ナット53を締めていない状態、すなわちタイロッド51が自然長であるときの状態を原点としている。実線は、タイロッド51の伸びと荷重との関係を示すグラフである。また、荷重Pfはプレス加工時に荷重Paがかかっているときにタイロッド51にかかる荷重(以下、タイロッド荷重という)である。タイロッド51の伸びとタイロッド51にかかる荷重との関係は、傾きKtの直線となり、荷重が大きくなるとタイロッドは伸びる。傾きKtは、タイロッド51をばねとみなしたときのばね定数に相当する。
破線は、コラム200の伸びと荷重との関係を示すグラフである。また、荷重Pcはプレス加工時に荷重Paがかかっているときにコラム200にかかる荷重(以下、コラム荷重という)である。コラム200の伸びとコラム200にかかる荷重との関係は、傾きKcの直線となり、荷重が大きくなるとコラム200は圧縮される。傾きKcは、コラム200をばねとみなしたときのばね定数に相当する。なお、タイロッド荷重Pfとコラム荷重Pcとの差分(Pf−Pc)は公称加工荷重Paに等しい。
一点鎖線は、タイロッド51とコラム200を合成したフレーム(以下、単にフレームという)の伸びと荷重との関係を示すグラフである。フレームの伸びとフレームにかかる荷重との関係は、傾きKaの直線となり、荷重が大きくなるとフレームは伸びる。傾きKaは、フレームをばねとみなしたときのばね定数に相当する。フレームの初期の伸びをλとし、プレス加工時に公称加工荷重Paがかかったときのフレームの伸びをλとすると、加工時に公称加工荷重Paがかかることによって、フレームは、Δλ(=λ−λ)伸びることとなる。初期の伸びに対して加工によって伸びた分のΔλを、以下、伸び量Δλという。
ここで、剛性の高いフレームとは、荷重に対して伸び量Δλが小さいフレームをいう。すなわち、図4のグラフおいて、傾きKa(言い換えれば、ばね定数)が大きい方が高剛性のフレームといえる。このように、プレス装置Sのフレームの剛性(以下、フレーム剛性という)は傾きKaで決まる。ここで、荷重をP、伸びをλ、傾きをKとすると、P=K×λとなる。なお、対象物(本実施形態では、タイロッド51又はコラム200)の長さL、断面積A、ヤング率Eとすると、伸びλは、以下のようにあらわすことができる。
λ=(P×L)/(A×E)
以上のことから、傾きKは、長さL、断面積A、ヤング率Eに依存することがわかる。したがって、フレームの剛性を高くするためには、傾き(すなわち、ばね定数)Kを大きくすればよく、そのためには例えば断面積Aを大きくすればよい。
(タイロッド又はコラムの剛性を調整する調整部)
図5は、本実施形態のタイロッド51又はコラム200の剛性を調整する調整部50の構成を示す図である。図5には、ナット53とクラウン100との間のワッシャ52も図示している。図1等で説明した構成には同じ符号を付している。調整部50は、膨張部材57と、電熱コイル59と、温度センサ61と、収容部55と、を有する。膨張部材57は、例えばカラー等であり、中空円筒形状の部材である。膨張部材57の中空部分にはタイロッド51が挿嵌される。
加熱手段である電熱コイル59は、膨張部材57を加熱するために設けられている。電熱コイル59は、スイッチ65が接続されているときに発熱し、スイッチ65が切断されているときに発熱を停止する。スイッチ65は、コントローラ14により制御される。
温度センサ61は、膨張部材57の温度を検知するために設けられている。温度センサ61の検知結果はコントローラ14に出力され、コントローラ14は温度センサ61の検知結果に基づいて、スイッチ65を接続したり切断したりして、電熱コイル59を制御する。これにより、コントローラ14は、調整部50を所定の温度に上げる(又は下げる)ことができ、膨張部材57を膨張(又は収縮)させることができる。
収容部55は、クラウン100においてタイロッド51を貫通させるための孔部に接続された空間であり、タイロッド51、膨張部材57、電熱コイル59、温度センサ61を収容する。収容部55には、電熱コイル59によって発生した熱を外部に伝導させないための断熱部材(不図示)が設けられている。
また、タイロッド51には、歪ゲージ63が設けられている。歪ゲージ63の検知結果はコントローラ14に出力され、コントローラ14は歪ゲージ63の検知結果に基づいて、各タイロッド51にかかる荷重を求める。コントローラ14は、基準となる荷重と各タイロッド51にかかる荷重との荷重差を求め、あらかじめ記憶部15に記憶されているテーブル15aを参照し、各タイロッド51の調整部50の温度を制御する。
なお、コントローラ14は、例えば、4本のタイロッド51のうち、1本のタイロッド51の荷重を基準として基準となるタイロッド51に対する他のタイロッド51の荷重差を求め、テーブル15aを参照し、他のタイロッド51の調整部50の温度を制御してもよい。これにより、他のタイロッド51の膨張部材57を膨張させる。このように、4本のタイロッド51に温度差をつけることで各タイロッド51の剛性を変化させ、偏芯荷重が発生した場合の変形量が同じになるようにする。
図5(a)は、スイッチ65が切断され膨張部材57が膨張していないときの調整部50を示す図であり、図5(b)は、スイッチ65が接続され膨張部材57が膨張しているときの調整部50を示す図である。図5(b)に示すように、電熱コイル59が発熱することによって膨張部材57が膨張し、タイロッド51の軸(以下、タイロッド軸という)が上がるとともに、膨張部材57とワッシャ52とが接触することで、見かけ上、タイロッド51の断面積Aが増加する。これにより、タイロッド51の初期締付荷重Piを上げることができる。
図5(c)は、図5(b)のように電熱コイル59によって膨張部材57を加熱したことにより、タイロッド51の初期締付荷重Piが上昇し、これに伴いコラム200の荷重と伸びとの関係を示す直線の傾きKcが大きくなった、言い換えれば剛性が高くなったことを示している。プレス装置Sのフレーム全体としても、剛性が高くなっている。図5(c)に示すように、公称加工荷重Paをかけたときのフレームの伸び量がΔλであったものが、本実施形態の調整部50によって図5(b)のように制御したことにより、伸び量Δλ1(<Δλ)となっていることがわかる。
図6は、本実施形態の調整部50によって膨張部材57を加熱してコンロッド軸を上げ、かつ断面積Aを大きくしたときのグラフである。図6は、横軸に伸び、縦軸に荷重を示す。Pf、Pi、Pa、Pc、実線、破線、一点鎖線等は、図4と同じであり、説明を省略する。本実施形態の調整部50によって、初期締付荷重Piを大きくすることができ、コラム200の直線及びフレームの直線の傾きKc及び傾きKaが大きくなっている、すなわち、剛性が高くなっていることがわかる。なお、公称加工荷重Paが例えば150×10[kN]であるときの伸び量Δλ1は0.135mmとなった。
(従来例との比較)
図7は従来例と本実施形態とを比較した図であり、黒い矢印は加工開始時にスライド12にかかる力を示している。図7(a)は、あらかじめスライド12を傾けておき、荷重加工が発生したときにスライド12が平行となるようにした従来のプレス装置S’を示す図である。図7(a)では、各タイロッド51のばね定数は等しく、スライド12の左右方向における高さ(位置)を変えることでスライド12を傾けている。この構成では、加工開始位置においてパンチが斜めに入り込んでしまい、製品精度が低下したり金型寿命が短くなったりするおそれがある。
一方、図7(b)は、本実施形態の調整部50を備えるプレス装置Sを示す図である。ここで、左側のタイロッド51をタイロッド51L、ナット53をナット53Lとする。右側のタイロッド51をタイロッド51R、ナット53をナット53Rとする。本実施形態の調整部50によって、例えば、左側のタイロッド51Lのばね定数を右側のタイロッド51Rのばね定数よりも大きくすることで、左右のフレームの剛性に強弱を付けることができ、加工開始時においてもスライド12の傾きが出にくくなり、スライド12を平行に保つように制御することができる。
(調整部の変形例1)
図8に本実施形態の調整部の変形例を示す。図8(a)に示す調整部80は、シリンダ87と、ピストン84と、収容部85と、油圧ポンプ89と、を有している。油圧ポンプ89はコントローラ14によって制御されている。加圧手段である油圧ポンプ89によってシリンダ87内の作動油を加圧又は減圧することによってピストン84を上下させる。油圧ポンプ89によってシリンダ87内の作動油を加圧することによりピストン84が押し上げられてワッシャ52とピストン84とが接触し、タイロッド51の断面積が増加することによりタイロッド51の剛性が高くなる。
記憶部15には、荷重差と油圧との関係を示すデータがテーブルとして記憶されている。コントローラ14は、各歪ゲージ63の検知結果に基づいて各タイロッド51にかかる荷重を求め、例えば2つのタイロッド51の荷重差がXトンであると判断する。コントローラ14は、記憶部15に保存されたテーブルを参照し、荷重差Xトンに対する圧力のデータを読み出し、加圧計(不図示)の検知結果に基づいて、一方のタイロッド51の油圧を上げる制御を行う。
(調整部の変形例2)
図8(b)に示す調整部90は、ナット91と、連結部93と、を有している。ナット91及び連結部93は引き上げ部材として機能する。図8(b)に示すタイロッド51は、連結部93の一方の端部と嵌合する嵌合部95を有している。タイロッド51の嵌合部95は連結部93の一方の端部と嵌合している。連結部93の他方の端部はナット91と締結されている。ナット91を所定の方向に回転させることにより連結部93が上方に移動し、所定の方向とは逆の方向に回転させることにより連結部93が下方に移動する。連結部93の上方又は下方への移動に伴い、連結部93の一方の端部と嵌合しているタイロッド51も上方又は下方に移動する、すなわち、伸ばされる又は圧縮される。これによりタイロッド51の剛性を調整することができる。
なお、調整部90は、例えば、プレス装置Sの3つのフレーム、クラウン100、コラム200及びベッド300を4本のタイロッド51を用いて組み立てる際に、ナット53を締結するための組み立て冶具を常設しておき、組み立て冶具を調整部90として用いてもよい。
このように、本実施形態によれば、コラム200やタイロッド51を必要以上に大きくする又は太くすることなく、かつ、あらかじめスライド12に傾きを設けるのではなく、コラム200又はタイロッド51の4か所それぞれのフレーム剛性の強弱を制御することができる。これにより、偏芯荷重が発生してもスライド12の傾きが抑制でき、加工製品の精度や金型寿命を向上することができる。具体的には、プレス荷重の強い方のタイロッドをしっかり締め、強くない方を柔らかくしておくことで、スライド12の傾きを出にくくする。なお、本発明は、フレーム剛性の強弱をつけるものであって、スライド12の傾きを変えるものではない。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能であり、例えば以下のような変形例がある。
上述した実施形態の図5や図8では、膨張部材を加熱すること、又は油圧によってワッシャとの接触部の面積を増加させ、タイロッドを上方に押し上げる方法を説明した。しかし、フレームにかかる荷重を変えるような構成であれば他の構成であってもよい。また、実施形態では調整部をクラウン部に設けたが、プレス装置のフレーム(例えば、コラム部、ベッド部等)で、フレームにかかる荷重を変える構成であれば他の部分に設けられてもよい。
また、実施形態では、タイロッド51に歪ゲージ63を設けているが、これに加えて例えば、加工時にスライド12とボルスタ22間で発生するプレス荷重を検知する、プレス荷重検知手段である歪ゲージ64を2つのコンロッド10それぞれに設けてもよい。コントローラ14は、歪ゲージ64によって加工時の荷重を求め、2つの歪ゲージ64によって検知した荷重の差(以下、荷重差という)を求め、荷重が高い方のコンロッド10側に設けられているタイロッド51を調整部50によって加熱させることにより、左右の剛性を調整してもよい。
また、プレス荷重を検知する手段は、コンロッド10に設けた歪ゲージ64に限らず、フレーム部分(ベッド300)の側面に設けた歪ゲージ(不図示)やスライド12内の左右にある油圧室(不図示)の油圧検知機でもよい。また、2つのプレス荷重検知手段は、図1に示すように左右に配置された構成に限らず、前後に配置されてもよい。更に、プレス荷重検知手段は2つに限らず、例えば4つ等他の個数設けられてもよい。
更に、タイロッド、コンロッド及び/又はフレームの荷重を歪ゲージによって求める方法だけではなく、例えば、順送金型等の各工程の荷重とその偏芯の程度(金型の荷重中心位置)をあらかじめ公知の方法によって想定し、想定した荷重に基づいて調整部を制御してもよい。公知の方法としては、例えば、本発明の出願人による特開2018−65150号公報や特開2018−65151において開示した方法等がある。
以上、本実施形態によれば、偏芯荷重が発生してもスライドの傾きが抑制でき、加工製品の精度や金型寿命を向上することを可能にする金型プレス装置及び金型プレス方法を提供することができる。
2 筐体
3 金型
3a 上型
3b 下型
4 駆動モータ
6 伝達機構
8 クランク軸
10 コンロッド
12 スライド
14 コントローラ
14a タイマー
15 記憶部
15a テーブル
16 表示部
18 入力部
22 ボルスタ
25 ロータリーエンコーダ
33 サーボアンプ
50 調整部
51 タイロッド
51L タイロッド
51R タイロッド
52 ワッシャ
53 ナット
53L ナット
53R ナット
55 収容部
57 膨張部材
59 電熱コイル
61 温度センサ
63 歪ゲージ
64 歪ゲージ
65 スイッチ
80 調整部
84 ピストン
85 収容部
87 シリンダ
89 油圧ポンプ
90 調整部
91 ナット
93 連結部
95 嵌合部
100 クラウン
200 コラム
300 ベッド
S プレス装置
S’ プレス装置
W ワーク

Claims (6)

  1. 対象物を加工する金型の上型を上下に動作させるスライドと、
    前記スライドに対向し前記上型と対になる前記金型の下型を保持するボルスタと、
    前記スライドを上下に移動させるための動力を発生する駆動手段と、
    複数のタイロッドと、
    前記タイロッドに締結されるナットと、
    前記複数のタイロッドの各々に設けられ、荷重を検知するための荷重検知手段と、
    を備え、クラウン部、コラム部及びベッド部を前記複数のタイロッド及びナットによって締結したフレームを備える金型プレス装置であって、
    前記クラウン部において、前記複数のタイロッド及びナットの締結部の各々に設けられ、前記タイロッド又は前記コラム部の剛性を調整する調整手段と、
    前記荷重検知手段の検知結果に基づいて前記調整手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする金型プレス装置。
  2. 前記調整手段は、
    前記締結部の近傍に設けられ、加熱されることにより膨張する膨張部材と、
    前記膨張部材を加熱するための加熱手段と、
    前記膨張部材の温度を検知する温度検知手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記荷重検知手段の検知結果と前記温度検知手段の検知結果とに基づいて、前記加熱手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の金型プレス装置。
  3. 前記調整手段は、
    前記締結部の近傍に設けられ、加圧されることにより上方に移動するピストンと、
    前記ピストンを移動させるための加圧手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記荷重検知手段の検知結果に基づいて、前記加圧手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の金型プレス装置。
  4. 前記調整手段は、
    前記締結部の近傍に設けられ、前記タイロッドを上方に引き上げるための引き上げ部材を有することを特徴とする請求項1に記載の金型プレス装置。
  5. 対象物を加工する金型の上型を上下に動作させるスライドと、
    前記スライドに対向し前記上型と対になる前記金型の下型を保持するボルスタと、
    前記スライドを上下に移動させるための動力を発生する駆動手段と、
    複数のタイロッドと、
    前記タイロッドに締結されるナットと、
    前記スライドと前記ボルスタ間に発生する荷重を検知するためのプレス荷重検知手段と、
    を備え、クラウン部、コラム部及びベッド部を前記複数のタイロッド及びナットによって締結したフレームを備える金型プレス装置であって、
    前記クラウン部において、前記複数のタイロッド及びナットの締結部の各々に設けられ、前記タイロッド又は前記コラム部の剛性を調整する調整手段と、
    前記プレス荷重検知手段の検知結果に基づいて前記調整手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする金型プレス装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の金型プレス装置を用いて前記対象物を加工する金型プレス方法。
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