JP4631108B2 - スイッチトリラクタンスモータ制御方法およびその装置 - Google Patents

スイッチトリラクタンスモータ制御方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はスイッチトリラクタンスモータ制御方法およびその装置に関し、さらに詳細にいえば、回転子の回転位置を検出するためのセンサを用いることなく回転子の回転位置を検出してスイッチトリラクタンスモータを制御するための方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スイッチトリラクタンスモータ(以下、SRモータと略称する)は、誘導モータやブラシレスDCモータなど従来の交流機に比べ、モータ構造が簡単で堅牢なため、安価な可変速駆動源として注目を集めている。
【0003】
SRモータはそのトルク発生原理から回転位置に応じた電流/電圧制御が必要であり、一般的には光学式あるいは磁気式の回転子回転位置センサがモータ軸に取り付けられている。
【0004】
しかし、回転子回転位置センサは、システムの大型化、信頼性の低下を招き、設置環境が限定される(例えば、高温・高圧のガスに曝される密閉形圧縮機には組み込むことができない)などの問題点を有している。また、コスト的には、SRモータの安価さとのトレードオフとなる。
【0005】
また、従来の交流機では位置・速度センサレス化が既に実用段階に入っているのに対し、SRモータに関しては種々の方法が提案されてはいるが、実用化のためには克服すべき課題が多く残っている。
【0006】
SRモータは、出力/変換器容量、出力密度の観点から磁気飽和領域を積極的に利用するため、1相の巻線電流−磁束鎖交数と回転子位置が1対1の関係にああることに着目して、飽和を含む磁化特性に基づき、回転子回転位置の推定を行いセンサレス制御する方法が有効な手法として検討が進められている。ここで、非線形磁化特性をモデリングし、センサレス制御に活用する手法として、メモリなどに磁化特性マップを記憶する方法(特開平5−199794号公報参照)、および磁化特性をファジイ推論やニューラルネットワークを用いてリアルタイムに演算する方法(P.Vas他「Position Sensorless Control of SRM Drive using ANN−Techniques」IAS’98 Ann.Meeting参照)が提案されているが、前者の方法を採用した場合には、メモリ空間が肥大化し、実装コストが嵩むという不都合があり、逆に、後者の方法を採用した場合には、メモリ空間を少なくすることができるが、演算が複雑で演算時間が長大化し、また高価な浮動小数点形DSPなどを用いる必要があるという不都合がある。
【0007】
また、これらの不都合を解消し、しかも非線形な磁化特性をリアルタイムにモデリングする手法として、図14、図15に示すSRモータセンサレス制御システムが提案されている(S.Saha,T.Kosaka,N.Matsui,Y.Takeda「A New Modelling Approach Switched Reluctance Motors」H10電気学会産業応用部門全国大会、およびS.Saha,T.Kosaka,N.Matsui,Y.Takeda「A New Analytical Model and Sensorless Approach for Switched Rekuctance Motors」ICPE’98, Seoul参照)。
【0008】
図14に示すSRモータセンサレス制御システムは、速度指令値を減算器81を通して速度制御部82に供給し、速度制御部82からの出力、ターンオン角指令値θ0、転流角指令θc、後述するSRモータ85の巻線電流、および後述する推定位置を電流制御部83に供給してPWM(パルス幅変調)信号を出力してインバータ84に供給し、インバータ84からの出力をSRモータ85に供給してSRモータ85を回転させる。そして、SRモータ85の巻線電流および巻線電圧を位置推定部86に供給して回転子の回転位置θeを算出し、算出された回転位置θeを微分器87に供給し、算出された微分値をノイズ除去のためローパスフィルタ88に供給して推定速度を算出し、減算器81に供給している。なお、微分器やローパスフィルタをマイコンで実現する演算方法については、公知技術なので詳細は割愛する。
【0009】
そして、前記位置推定部86においては、非飽和領域と飽和領域とに区分した状態で磁化特性をモデリングし{具体的には、3次以上のフーリエ係数を無視して、位置の余弦を変数とする二次方程式に簡単化し}、モデリングした式を解いて推定位置を算出する。
【0010】
また、図15に示すSRモータセンサレス制御システムは、図14における位置推定部86として、巻線電圧を入力とする代わりに、PWM信号、インバータ84の直流電圧、および巻線電流を入力として巻線電圧を算出するようにしたものを採用している。また、電流値が最も大きな相を用いて回転子の回転位置の推定を行うことによりダイナミックレンジを向上させている。なお、他の部分の構成は図14と同様である。
【0011】
図14に示すSRモータセンサレス制御システム、または図15に示すSRモータセンサレス制御システムを採用した場合には、非線形の磁化特性を精度を低下させることなく簡単にモデリングすることができ、回転子の回転位置の推定精度を高めてSRモータを運転するためのインバータ出力波形のターンオン角や転流角を正確に制御でき、ひいては、定常運転時のモータの突発的な加減速、トルクリプルの増大や異音の発生などの不安定動作に陥ることなく制御できる。以下、こうした状態を「SRモータを精度よく制御することができる」という。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
図14に示すSRモータセンサレス制御システム、および図15に示すSRモータセンサレス制御システムにおいては、回転子の回転位置を常にモデリングした磁化特性から算出しているのであるから、ノイズによる電流検出誤差が存在する場合や、モータの電磁設計(例えば、固定子、回転子それぞれの突極の幅など)の差により回転子が突極対向、非対向の近辺に位置する場合などには磁化特性から算出する回転子の回転位置が不正確になってしまう場合があった。そして、回転子の回転位置の推定精度が低下すると、SRモータを精度よく制御することができなくなってしまう。
【0013】
【発明の目的】
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ノイズによる電流検出誤差が存在する場合、回転子が突極対向、非対向の近辺に位置する場合などにも回転子の回転位置の推定精度を高く維持してSRモータを精度良く制御することができるSRモータ制御方法およびその装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1のSRモータ制御方法は、SRモータの磁化特性およびSRモータの巻線電流からSRモータの回転子の第1の推定回転位置を推定し、SRモータの過去に推定した回転速度およびSRモータの回転子の過去に推定した回転位置からSRモータの回転子の第2の推定回転位置を推定し、第1、第2の何れかの推定回転位置を選択し、選択された回転子の推定回転位置に基づいてインバータを制御し、前記第1の推定回転位置の信頼性が高いか否かを判定し、判定結果に応答して第1、第2の何れかの推定回転位置を選択し、前記第1の推定回転位置が磁化特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が低いか否かを判定する方法である。
【0019】
請求項のSRモータ制御方法は、前記第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が低いか否かを判定し、第1の推定回転位置の信頼性が高いと判定されたことに応答して第1の推定回転位置を選択し、第1の回転位置の信頼性が低いと判定されたことに応答して第2の推定回転位置を選択する方法である。
【0020】
請求項のSRモータ制御装置は、SRモータの磁化特性およびSRモータの巻線電流からSRモータの回転子の第1の推定回転位置を推定する第1推定手段と、SRモータの過去に推定した回転速度およびSRモータの回転子の過去に推定した回転位置からSRモータの回転子の第2の推定回転位置を推定する第2推定手段と、第1、第2の何れかの推定回転位置を選択する選択手段と、選択された回転子の推定回転位置に基づいてインバータを制御する前記インバータ制御手段とを含み、前記選択手段(66)は、第1の推定回転位置が磁化特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が低いか否かを判定し、判定結果に応答して第1、第2の何れかの推定回転位置を選択するものである。
【0025】
請求項のSRモータ制御装置は、前記選択手段として、第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が低いか否かを判定し、第1の推定回転位置の信頼性が高いと判定されたことに応答して第1推定手段から得られた第1の推定回転位置を選択し、第1の推定回転位置の信頼性が低いと判定されたことに応答して第2推定手段から得られた第2の推定回転位置を選択するものを採用するものである。
【0026】
【作用】
請求項1のSRモータ制御方法であれば、SRモータの磁化特性およびSRモータの巻線電流からSRモータの回転子の第1の推定回転位置を推定し、SRモータの過去に推定した回転速度およびSRモータの回転子の過去に推定した回転位置からSRモータの回転子の第2の推定回転位置を推定し、第1、第2の何れかの推定回転位置を選択し、選択された回転子の推定回転位置に基づいてインバータを制御し、前記第1の推定回転位置が磁化特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が低いか否かを判定し、判定結果に応答して第1、第2の何れかの推定回転位置を選択するのであるから、第1の推定回転位置が突極対向、非対向の近辺であることに起因して不正確か否かに応じて精度が高い推定回転位置を選択することができ、ひいてはSRモータを精度よく制御することができる。
【0031】
請求項のSRモータ制御方法であれば、前記第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が低いか否かを判定し、第1の推定回転位置の信頼性が高いと判定されたことに応答して第1の推定回転位置を選択し、第1の推定回転位置の信頼性が低いと判定されたことに応答して第2の推定回転位置を選択するのであるから、第1の推定回転位置が突極対向、非対向の近辺であることに起因して不正確か否かに応じて精度が高い推定回転位置を選択することができ、ひいてはSRモータを精度よく制御することができる。
【0037】
請求項のSRモータ制御装置であれば、第1推定手段によってSRモータの磁化特性およびSRモータの巻線電流からSRモータの回転子の第1の推定回転位置を推定し、第2推定手段によってSRモータの過去に推定した回転速度およびSRモータの回転子の過去に推定した回転位置からSRモータの回転子の第2の推定回転位置を推定し、選択手段によって第1、第2の何れかの推定位置を選択することができる。そして、インバータ制御手段によって、選択された回転子の推定回転位置に基づいてインバータを制御することができる。また、前記選択手段として、第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が低いか否かを判定し、判定結果に応答して第1、第2の何れかの推定回転位置を選択するものを採用するのであるから、第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して不正確か否かに応じて精度が高い推定回転位置を選択することができ、ひいてはSRモータを精度よく制御することができる。
【0038】
請求項のSRモータ制御装置であれば、前記選択手段として、第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が低いか否かを判定し、第1の推定回転位置の信頼性が高いと判定されたことに応答して第1推定手段からの第1の推定回転位置を選択し、第1の推定回転位置の信頼性が高くないと判定されたことに応答して第2推定手段から得られた第2の推定回転位置を選択するものを採用するのであるから、第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して不正確か否かに応じて精度が高い推定回転位置を選択することができ、ひいてはSRモータを精度よく制御することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、この発明のSRモータ制御方法およびその装置の実施の態様を詳細に説明する。
【0040】
図1はこの発明のSRモータ制御装置の一実施態様を示すブロック図である。
なお、以下の説明はSRモータの固定子の極数が6、回転子の極数が4の場合について示しているが、他の極数の組み合せについても、同様にこの発明のSRモータ制御方法およびその装置を適用することができる。
【0041】
このSRモータ制御装置は、速度指令値および現在の推定速度を入力として速度偏差を出力する減算器1と、速度偏差を入力として速度制御演算{例えば、速度PI(比例・積分)演算}を行って電流波高値指令I*maxを出力する速度制御部2と、電流波高値指令I*max、ターンオン角指令θ0(例えば、運転状態に応じて実験的に定められる指令値)、転流角指令θc(例えば、運転状態に応じて実験的に定められる指令値)、SRモータ5の回転子の推定回転位置θe、およびSRモータ5の巻線電流iを入力として電流制御演算を行って(例えば、電流波高値指令I*maxと検出された巻線電流iとを比較し、θ0、θcより決まる通電相のインバータ出力電圧vを、i≦I*maxの時v=Von、i>I*maxの時v=0として、推定回転位置θeに基づきPWM制御を行って)PWM信号を出力する電流制御部3と、PWM信号を入力としてSRモータ5の各相に印加すべき各相電圧を出力するインバータ4と、PWM信号、インバータ4における直流電圧、SRモータ5の巻線電流、および推定速度を入力として後述する処理を行って推定回転位置θeを算出する位置推定部6と、時系列的に得られる推定回転位置θeどうしの差分を算出する微分器7と、算出された差分を入力として推定速度を出力するローパスフィルタ8とを有している。
【0042】
図2は前記位置推定部6の構成を詳細に示すブロック図である。
【0043】
位置検出部6は、後述するように最終的に得られた推定回転位置θeを入力として回転位置推定相を決定する推定相決定部61と、決定された回転位置推定相における巻線電流iを選択する推定相電流選択部62と、選択された巻線電流i、インバータ4における直流電圧VdcおよびPWMパターンを入力として、決定された回転位置推定相における磁束鎖交数λ{=∫(vph−R・i)dt}を算出する推定相磁束鎖交数算出部63と、選択された巻線電流iおよび算出された磁束鎖交数λを入力として回転位置推定演算を行って第1推定回転位置θMを出力する位置推定演算部64と、過去の推定回転位置と過去の回転速度に基づいてバックアップ回転位置としての第2推定回転位置θpを算出するバックアップ位置算出部65と、第1推定回転位置θMまたは第2推定回転位置θpを選択して最終的に得られた推定回転位置θeとして出力する推定回転位置選択部66とを有している。
【0044】
さらに説明する。
【0045】
SRモータの磁化特性の数式モデルは、「Modelling a nonlinear variable reluctance motor drive」,IEE proceedings, Vol.137,Pt.B,No.5,pp314−326, sept,1990においてD.A.Torrey氏らにより検討されており、巻線電流iおよび回転子の回転位置θの関数として磁束鎖交数λを数1で定義している。
【0046】
【数1】
Figure 0004631108
【0047】
そして、上式中のa1(θ)〜a3(θ)は数2で与えられる。
【0048】
【数2】
Figure 0004631108
【0049】
ここで、αは回転子極数である。
【0050】
数1は指数関数を含む複雑な式であるから、リアルタイムに数1を計算することは殆ど不可能である。そこで、以下のようにして数1を簡単化する。
【0051】
数1のexpa2(θ)iをテイラー展開することにより、数1を数3に書き換えることができる。
【0052】
【数3】
Figure 0004631108
【0053】
ここで、数3中の回転位置の関数係数Ln(θ)は数4で表される。
【0054】
【数4】
Figure 0004631108
【0055】
数3の電流の最大次数nmax、数4のフーリエ係数Lnkは、図3に示す磁化特性の一例の測定値を基に、最小二乗近似およびDFT解析により決定できる。
【0056】
「電流の最大次数nmaxの決定」
巻線電流値の増加に対して磁気飽和現象が最も顕著となるのは、回転子の回転位置が完全対向時(θ=90°)で、この場合に数3の電流次数nに、より高次の成分が含まれる。したがって、電流の最大次数nmaxを決定するためには、完全対向時の磁化特性に対して数5により最小二乗近似を行えばよい。
【0057】
【数5】
Figure 0004631108
【0058】
得られた最小二乗近似結果では、電流の7次以上の係数L7、L8・・・が6次までの係数L1〜L6に比べて十分小さく無視できる程度であるため、電流の最大次数の低次化を目的にnmax=6にすることができる。
【0059】
「フーリエ係数Lnkの決定」
他の回転子回転位置についても順次「電流の最大次数nmaxの決定」を行えば、回転子回転位置に対するL1〜L6の値を得ることができる。回転子回転位置に対するL1の空間分布の一例を図4に示す。図4で回転子回転位置0°〜40°のデータは、モータ構造の対称性から90°〜50°のデータを書き換えており、L1〜L6の空間分布のDFT解析により各フーリエ係数Lnkを決定することができる。
【0060】
「電流の最大次数nmaxの決定」および「フーリエ係数Lnkの決定」で決定した、電流の最大次数nmaxおよび各フーリエ係数Lnkを数3に代入して得た、完全対向時の磁化特性の一例を図5に示す。図5から、数3で得られた磁化特性は測定値に対し、10A以上の飽和領域で大きな誤差を持つことが分かる。そして、この誤差を解消するためには、測定データ数を増加させ、または回転位置の関数係数Ln(θ)を高次化すればよいことが知られている。しかし、このような対処を行えば、数式の簡単化からかけ離れてしまうので、リアルタイム処理を行うことができなくなってしまう。この点を考慮し、数3を、非飽和領域と飽和領域とに区分して構築し直すことにより、数6が得られる。
【0061】
【数6】
Figure 0004631108
【0062】
ここで、数6中の回転位置の関数係数Lsm(θ)は数7で表される。
【0063】
【数7】
Figure 0004631108
【0064】
数6のmmax、数7のLsmkはそれぞれ飽和領域における巻線電流の最大次数とフーリエ係数で、前記と同様に、「電流の最大次数の決定」および「フーリエ係数の決定」により決定することができる。そして、決定したmmax=3、Lsmkを数6に代入して得られた磁化特性を図6に示す。図6から分かるように、回転子回転位置によらず、測定値に対して最大誤差5%の範囲で一致し、数6の妥当性が確認できる。
【0065】
数4、数7において3次以上(k≧3)のフーリエ係数が無視でき、2次までが有効であると仮定すれば、数6は数8に整理できる。
【0066】
【数8】
Figure 0004631108
【0067】
ここで、A1、B1、C1は数9で与えられる。
【0068】
【数9】
Figure 0004631108
【0069】
巻線電流iおよび巻線印加電圧vphの検出値を用いれば、C1に含まれる磁束鎖交数λは数10で得られ、A1、B1、C1は全て算出可能になる。ただし、インバータのスイッチング状態、インバータにおける直流電圧、および巻線電流に対応して定まるスイッチング素子の電圧降下から演算により巻線印加電圧vphを算出することが可能であり、この場合には巻線電圧検出素子を省略し、実装コストを低減することができる。
【0070】
【数10】
Figure 0004631108
【0071】
さらに数8を整理すると数11に示すように、cos(αθ)を変数とする2次方程式が得られ、数11により回転子回転位置推定を簡単な処理で実現することができる。
【0072】
【数11】
Figure 0004631108
【0073】
数6で3次以上のフーリエ係数をゼロとした回転子回転位置推定用の簡易数式表現で得られる磁化特性を図7に示す。図7と図6とを比較すれば、3次以上のフーリエ係数を含む場合に比べ、回転子回転位置が非対向近傍(θ<50°)および対向近傍(θ>75°)では測定値に対する誤差が大きくなっているものの、50°<θ<75°の範囲ではほぼ同一の特性が得られていることが分かる。本来、非対向近傍および対向近傍では、回転子回転位置の変化に対する磁束鎖交数の変化が少なく、回転子回転位置の推定精度が低下することを考慮すれば、上述のように2次までのフーリエ係数を有効と仮定しても回転子回転位置推定精度に及ぼす影響は少ないが、モータ電磁設計(例えば、固定子、回転子それぞれの突極の幅など)の差により、非対向近傍、対向近傍での回転位置精度が著しく低下し、SRモータの制御精度が劣化した場合に対応し、後述の「バックアップ回転位置」を適宜選択することで、絶えずSRモータを精度良く制御できる。
【0074】
したがって、位置推定演算部64において、数11を解いてcos(αθ)を得、cos-1の演算を行い、または予め設定されているテーブルを参照して回転子回転位置θを得るようにすればよい。
【0075】
「推定相の決定」
3相各相で均等に回転子回転位置推定を行う場合には、1相当たりの推定期間は30°である。そして、測定値に対する誤差に関する上記の点を考慮し、U相での推定開始角を47.5°とすれば、各相の推定期間はU相47.5°〜77.5°、V相17.5°〜47.5°、W相77.5°〜17.5°となる。これを基に位置推定演算部64で最終的に得られた推定回転位置θeを用いて、推定相決定部61において次の制御周期における回転位置推定相を決定する。
【0076】
「バックアップ回転位置の算出」
位置推定演算部64から出力される第1推定回転位置θMが何らかの原因により不正確になった場合のバックアップデータとして用いられるバックアップ回転位置(第2推定回転位置)θpをバックアップ位置算出部65により過去の推定回転位置と過去の回転速度に基づいて算出して出力する。具体的には、例えば、3制御周期前の推定回転位置θe(n−3)と、推定回転位置の差分により算出した前回および前々回の推定速度の平均値ω(n−3/2)とを用いて、次式により現在のバックアップ回転位置θp(n)を算出する。ただし、Tsは制御周期、nは整数である。
θp(n)=θe(n−3)+3ω(n−3/2)Ts
「第1推定回転位置θMまたは第2推定回転位置θpの選択」
第1推定回転位置θMまたは第2推定回転位置θpの選択は、例えば、図8のフローチャートの処理または図9のフローチャートの処理に基づいて行われる。
【0077】
図8のフローチャートは、電流、電圧の検出値がノイズの影響を受けているか否かに対応する処理である。
【0078】
ステップSP1において、前回の推定速度と前々回の推定速度との差の絶対値|ωe(n−2)−ωe(n−1)|が予め設定された基準値Ωε(実験的に定められる値)よりも小さいか否かを判定する。この判定はバックアップ回転位置の算出に用いられる速度情報が妥当か否かを判定するものであるから、前回の推定速度と前々回の推定速度との差の絶対値|ωe(n−2)−ωe(n−1)|が予め設定された基準値Ωε以上であると判定された場合には、ステップSP2において、保護停止処理の呼び出しを行う。
【0079】
逆に、ステップSP1において前回の推定速度と前々回の推定速度との差の絶対値|ωe(n−2)−ωe(n−1)|が予め設定された基準値Ωεよりも小さいと判定された場合には、ステップSP3において、第1推定回転位置θMと第2推定回転位置θpとの差の絶対値が予め設定された基準値θε(実験的に定められる値)よりも大きいか否かを判定する。この判定は第1推定回転位置θMの信頼性が高いか否かを判定するものであるから、第1推定回転位置θMと第2推定回転位置θpとの差の絶対値が予め設定された基準値θε以下であると判定された場合には、ステップSP5において、第1推定回転位置θM(n)を推定回転位置θe(n)とする。
【0080】
逆に、ステップSP3において第1推定回転位置θMと第2推定回転位置θpとの差の絶対値が予め設定された基準値θεよりも大きいと判定された場合には、ステップSP4において、第1推定回転位置θM(n)が前回の推定回転位置θe(n−1)よりも小さいか否かを判定する。この判定はSRモータが逆転したと判定されるか否かに基づいて第1推定回転位置θM(n)の信頼性が低いか否かを判定するものであるから、第1推定回転位置θM(n)が前回の推定回転位置θe(n−1)以上であると判定された場合には、ステップSP5の処理を行う。
【0081】
逆に、第1推定回転位置θM(n)が前回の推定回転位置θe(n−1)よりも小さいと判定された場合には、SRモータが逆転することはないのであるから、ステップSP6において、第2推定回転位置θp(n)を推定回転位置θe(n)とする。
【0082】
そして、ステップSP2の処理、ステップSP5の処理、またはステップSP6の処理が行われた場合には、そのまま元の処理に戻る。
【0083】
なお、図8のフローチャートにおいて、ステップSP3の判定、またはステップSP4の判定を単独で行うようにしてもよい他、ステップSP2の処理に代えてステップSP5の処理を行うようにしてもよい。
【0084】
図9のフローチャートは、磁化特性の位置に対する変化が少ないか否かに対応する処理である。
【0085】
ステップSP1において、前回の推定回転位置θe(n−1)が予め設定された第1基準位置θ^uよりも大きいか否かを判定し、前回の推定回転位置θe(n−1)が予め設定された第1基準位置よりも大きいと判定された場合には、ステップSP2において、前回の推定回転位置θe(n−1)が予め設定された第2基準位置θ^aよりも小さいか否かを判定する。ここで、前記第1基準位置θ^uおよび第2基準位置θ^aは、図10に示すように、磁化特性の位置に対する変化が少ない領域と磁化特性の位置に対する変化が大きい領域とを区分するために設定されるものであり、磁化特性の測定結果から求めることができる。
そして、ステップ1において前回の推定回転位置θe(n−1)が予め設定された第1基準位置θ^u以下であると判定された場合、またはステップ2において前回の推定回転位置θe(n−1)が予め設定された第2基準位置θ^a以上であると判定された場合には、ステップ3において、第2推定回転位置θp(n)を推定回転位置θe(n)とする。逆に、前回の推定回転位置θe(n−1)が予め設定された第1基準位置θ^uよりも大きく、かつ第2基準位置θ^aよりも小さいと判定された場合には、ステップ4において、第1推定回転位置θM(n)を推定回転位置θe(n)とする。
【0086】
そして、ステップ3の処理、またはステップ4の処理が行われた場合には、そのまま元の処理に戻る。
上記のSRモータ制御方法、装置によりSRモータ(回転子/固定子極数が6/4、定格出力が1.5kW、定格回転数が5400rpm、定格トルクが2.65N・m)を駆動したところ、以下のように良好な制御を達成することができた。
【0087】
速度4000rpm/定格負荷トルク時には、実回転位置(θr)と推定回転位置(θe)との差(Δθ)は平均的にゼロで、最大でも機械角2°であるとともに、推定速度(ωe)は実速度(ωr)と一致しており{速度差(Δω)がほぼゼロであり}、速度指令に対して精度のよい速度制御を実現できた(図11参照)。
【0088】
速度200rpm/無負荷時には、実回転位置(θr)と推定回転位置(θe)との差(Δθ)は平均的にゼロで、最大でも機械角5°程度であり、低速時であっても速度指令に対して比較的精度のよい速度制御を実現できた(図12参照)。
【0089】
速度200rpmから4000rpmまでのランプ速度指令を与えるとともに、4000rpm時に定格負荷トルクを生じさせ、しかも加速度を2400rpm/secとした時には、実回転位置(θr)と推定回転位置(θe)との差(Δθ)は最大でも機械角4°であるとともに、推定速度(ωe)と実速度(ωr)との差(Δω)は最大でも70rpmであり、加速時にも安定な位置センサレス制御を実現できた(図13参照)。
【0090】
【発明の効果】
請求項1の発明は、第1の推定回転位置が突極対向、非対向の近辺であることに起因して不正確か否かに応じて精度が高い推定回転位置を選択することができ、ひいてはSRモータを精度よく制御することができるという特有の効果を奏する。
【0095】
請求項の発明は、第1の推定回転位置が突極対向、非対向の近辺であることに起因して不正確か否かに応じて精度が高い推定回転位置を選択することができ、ひいてはSRモータを精度よく制御することができるという特有の効果を奏する。
【0100】
請求項の発明は、第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して不正確か否かに応じて精度が高い推定回転位置を選択することができ、ひいてはSRモータを精度よく制御することができるという特有の効果を奏する。
【0101】
請求項の発明は、第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して不正確か否かに応じて精度が高い推定回転位置を選択することができ、ひいてはSRモータを精度よく制御することができるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のSRモータ制御装置の一実施態様を示すブロック図である。
【図2】位置推定部の構成を詳細に示すブロック図である。
【図3】磁化特性の一例の測定値を示す図である。
【図4】回転子回転位置に対するL1の空間分布の一例を示す図である。
【図5】完全対向時の磁化特性の一例の測定値および計算値を示す図である。
【図6】完全対向時から非対向時までの磁化特性の一例の測定値および数6に基づく計算値を示す図である。
【図7】完全対向時から非対向時までの磁化特性の一例の測定値および数6で3次以上のフーリエ係数をゼロとした回転子回転位置推定用の簡易数式表現で得られる計算値を示す図である。
【図8】第1推定回転位置θMまたは第2推定回転位置θpを選択する処理の一例を説明するフローチャートである。
【図9】第1推定回転位置θMまたは第2推定回転位置θpを選択する処理の他の例を説明するフローチャートである。
【図10】第1基準位置θ^uおよび第2基準位置θ^aを説明する図である。
【図11】速度4000rpm/定格負荷トルク時における制御特性を示す図である。
【図12】速度200rpm/無負荷時における制御特性を示す図である。
【図13】速度200rpmから速度4000rpmへの加速時における制御特性を示す図である。
【図14】従来のSRモータ制御装置の一例を示すブロック図である。
【図15】従来のSRモータ制御装置の他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 電流制御部 4 インバータ
5 SRモータ 64 位置推定演算部

Claims (4)

  1. スイッチトリラクタンスモータ(5)の磁化特性およびスイッチトリラクタンスモータ(5)の巻線電流からスイッチトリラクタンスモータ(5)の回転子の第1の推定回転位置を推定し、スイッチトリラクタンスモータ(5)の過去に推定した回転速度およびスイッチトリラクタンスモータ(5)の回転子の過去に推定した回転位置からスイッチトリラクタンスモータ(5)の回転子の第2の推定回転位置を推定し、第1、第2の何れかの推定回転位置を適宜選択し、選択された回転子の推定回転位置に基づいてインバータ(4)を制御し、前記第1の推定回転位置の信頼性が高いか否かを判定し、判定結果に応答して第1、第2の何れかの推定回転位置を選択し、前記第1の推定回転位置が磁化特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が低いか否かを判定することを特徴とするスイッチトリラクタンスモータ制御方法。
  2. 前記第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が高いか否かを判定し、第1の推定回転位置の信頼性が高いと判定されたことに応答して第1の推定回転位置を選択し、第1の推定回転位置の信頼性が低いと判定されたことに応答して第2の推定回転位置を選択する請求項1に記載のスイッチトリラクタンスモータ制御方法。
  3. スイッチトリラクタンスモータ(5)の磁化特性およびスイッチトリラクタンスモータ(5)の巻線電流からスイッチトリラクタンスモータ(5)の回転子の第1の推定回転位置を推定する第1推定手段(64)と、スイッチトリラクタンスモータ(5)の過去に推定した回転速度およびスイッチトリラクタンスモータ(5)の回転子の過去に推定した回転位置からスイッチトリラクタンスモータ(5)の回転子の第2の推定回転位置を推定する第2推定手段(65)と、第1、第2の何れかの推定回転位置を選択する選択手段(66)と、選択された回転子の推定回転位置に基づいてインバータ(4)を制御するインバータ制御手段(3)とを含み、前記選択手段(66)は、第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が低いか否かを判定し、判定結果に応答して第1、第2の何れかの推定回転位置を選択するものであるスイッチトリラクタンスモータ制御装置。
  4. 前記選択手段(66)は、第1の推定回転位置が磁特性の位置に対する変化が少ないことに起因して信頼性が低いか否かを判定し、第1の推定回転位置の信頼性が高いと判定されたことに応答して第1推定定手段(64)から得られた第1の推定回転位置を選択し、第1の推定回転位置の信頼性が低いと判定されたことに応答して第2推定手段(65)から得られた第2の推定回転位置を選択するものである請求項3に記載のスイッチトリラクタンスモータ制御装置。
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