JP2020162426A - コンバイン - Google Patents

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和哉 奥村
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一実 五島
土居原 純二
Junji Doihara
純二 土居原
釘宮 啓
Hiroshi Kugimiya
釘宮  啓
秀範 岡▲崎▼
Hidenori Okazaki
秀範 岡▲崎▼
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【課題】倒伏した穀稈の刈取り脱穀選別作業において穀粒の回収ロスを低減して選別処理を効率良く行うことができるコンバインを提供する。【解決手段】エンジン(E)の出力を脱穀装置(4)に伝動する第1経路(A)と、エンジン(E)の出力を走行装置(2)と刈取装置(3)に伝動する第2経路(B)を設け、走行装置(2)の走行速度の増減速を行う第1変速レバー(21)に連動させてエンジン(E)の出力回転数の増減速を行う場合に、走行装置(2)の走行速度の最低速にするスイッチ(37)が入力された場合には、変速レバー(21)とエンジン(E)の出力回転数の連動を解除して、前記エンジン(E)の出力回転数を定格回転数に維持する構成とした。【選択図】図5

Description

本発明は、走行装置の走行速度を増減速する変速レバーと、エンジンの出力回転数を増減速するアクセルレバーを備えたコンバインに関するものである。
従来のコンバインにおいて、操縦者の操作作業の負担を軽減するために、走行装置の走行速度を増減速する変速レバーによってエンジンの出力回転数の増減速も行う技術が知られている。(特許文献1参照)
特開2000−161090号公報
しかし、特許文献1の技術では、圃場の倒伏した穀稈を刈取るために、変速レバーによって走行装置の走行速度を減速にすると、エンジンの出力回転数も減速されて、脱穀装置の選別棚の揺動速度が減速されるので、脱穀装置の扱室から選別棚上に漏下した穀粒が選別棚の移送時に下方に漏下して穀粒の回収効率が低下するという問題があった。
そこで、本発明の課題は、倒伏した穀稈の刈取り脱穀選別作業において穀粒の回収ロスを低減して選別処理を効率良く行うことができるコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、エンジン(E)が搭載された機体フレーム(1)に、走行装置(2)と刈取装置(3)と脱穀装置(4)を設けたコンバインにおいて、
前記エンジン(E)の出力を脱穀装置(4)に伝動する第1経路(A)と、前記エンジン(E)の出力を走行装置(2)と刈取装置(3)に伝動する第2経路(B)を設け、前記走行装置(2)の走行速度の増減速を行う第1変速レバー(21)の操作に連動してエンジン(E)の出力回転数が増減速する構成とし、前記第1変速レバー(21)の操作とは独立して前記走行装置(2)の駆動速度を減速させる第2変速操作が検出された場合には、前記第1変速レバー(21)とエンジン(E)の出力回転数の連動を解除して、前記エンジン(E)の出力回転数を定格回転数に維持する構成としたことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記第1変速レバー(21)によって第2経路(B)の走行装置(2)の上流側に設けられたエンジン(E)の出力回転数の増減速と回転方向の切換を行う油圧式無段変速機(51)を操作し、前記走行装置(2)と油圧式無段変速機(51)の間に設けられたトランスミッション(52)を変速操作する第2変速レバー(22)を設け、この第2変速レバー(22)による第2変速操作を検出するスイッチ(37)を設けた請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記脱穀装置(4)の選別棚上を移送される処理物の層厚が所定の厚みを超えたことが検出された場合には、前記第1変速レバー(21)とエンジン(E)の出力回転数の連動を解除して、前記エンジン(E)の出力回転数を定格回転数に維持する構成とした請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記刈取装置(3)が非作業位置まで上昇した場合には、前記第1変速レバー(21)とエンジン(E)の出力回転数の連動を解除して、前記エンジン(E)の出力回転数を定格回転数に維持する構成とした請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、脱穀装置(4)にエンジン(E)の定格回転数が伝動されるので、脱穀装置(4)で脱穀処理された穀粒が選別棚から過度に漏下するのを防止して高い選別処理能力を維持することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、第2変速レバー(22)に連動してスイッチ(37)が入力されるので、操縦者が第2変速レバー(22)から手を放すことなくスイッチ(37)の入力が行えるので操縦作業の負担を低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、脱穀装置(4)にエンジン(E)の定格回転数時の高い回転トルクが伝動されるので、脱穀装置(4)の高い脱穀処理能力を維持することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、脱穀装置(4)にエンジン(E)の定格回転数が脱穀装置(4)に伝動されるので、脱穀装置(4)で脱穀処理された少量の穀粒が選別棚から過度に漏下するのを防止してより高い選別処理能力を維持することができる。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 エンジンの出力回転の伝動図である。 コントローラとエンジンコントローラの接続図である。 エンジンの出力回転数の増減速方法の説明図である。 操縦部のモニタ画面である。
図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を刈取る刈取装置3が設けられ、刈取装置3の後方左側に刈取られた穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にはエンジンEを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側には脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する上下方向に延在する揚穀部8Aと前後方向に延在する横排出部8Bからなる排出オーガ8が設けられている。
操縦部5の操縦席5Aの前側には、フロントパネル10が設けられ、左側にはサイドパネル20が設けられている。
フロントパネル10の中央部には、走行装置2の走行速度等を表示するモニタ11が設けられ、モニタ11の下側には、主変速レバー(請求項おける「第1変速レバー」)21を操作してエンジンEの出力回転数を増減速できる接続スイッチ12と、刈取装置3を所定の高さに上昇させる刈取スイッチ13が設けられている。これにより、接続スイッチ12が入力された場合には、主変速レバー21を操作することにより、本機コントローラ30とエンジンコントローラ40を介して、エンジンEの出力回転数を増減速することができる。
サイドパネル20の前部には、エンジンEの下流側に設けられた走行用の油圧式無段変速機51を介して走行装置2の状態を前進状態、停止状態、又は後進状態に切換える主変速レバー21が設けられている。
主変速レバー21を中立姿勢にすると走行装置2は停止し、主変速レバー21を中立姿勢から前方に傾斜させた前進姿勢にすると走行装置2は前進し、主変速レバー21を中立姿勢から後方に傾斜させた後進姿勢にすると走行装置2は後進する。
前進姿勢において主変速レバー21をより前方に傾斜させると、走行装置2の前進速度は増速し、中立姿勢方向、すなわち後方に傾斜させると走行装置2の前進速度は減速する。また、後進姿勢において主変速レバー21を後方に傾斜させると走行装置2の後進速度は増速し、中立姿勢方向、すなわち前方に傾斜させると走行装置2の後進速度は減速する。これにより、主変速レバー21を操作して、走行装置2の状態を容易に変更でき、また、走行装置2の速度を容易に増減速することができる。
主変速レバー21の後方右側には、油圧式無段変速機51の下流側に設けられた走行用のトランスミッション52を介して走行装置2の駆動速度をギヤチェンジによって有段変速する副変速レバー(請求項おける「第2変速レバー」)22が設けられている。
副変速レバー22を前方に傾斜させると走行装置2の速度は一段増速し、副変速レバー22を後方に傾斜させると走行装置2の速度は一段減速する。これにより、圃場の穀稈の倒伏状態に応じて走行装置2の速度を容易に増減速でき、また、多くの穀稈が倒伏している場合には、刈取装置3の刈取速度を維持して走行装置2の走行速度を減速して倒伏した穀稈の刈取りロスを抑制することができる。
主変速レバー21の後方左側には、油圧式無段変速機51の下流側に設けられた刈取クラッチ53とエンジンEの下流側に設けられた脱穀クラッチ50の接続と接続解除を行う刈脱レバー23が設けられている。
刈脱レバー23を前方に傾斜させると刈取クラッチ53と脱穀クラッチ50が接続されて刈取装置3と脱穀装置4が駆動し、刈脱レバー23を中立姿勢にすると刈取クラッチ53の接続が解除されて刈取装置3は停止し、さらに刈脱レバー23を後方に傾斜させると脱穀クラッチ50の接続が解除されて脱穀装置4も停止する。これにより、脱穀装置4に多量の穀稈が搬入されてエンジンEに大きな負荷がかかっている場合には、例えば、刈脱レバー23を中立姿勢にして刈取装置3の駆動を停止してエンジンEに加わっている負荷を低減することができる。
主変速レバーの21の右側には、本機コントローラ30を介さずエンジンコントローラ40を介してエンジンEの出力回転数を増減速するアクセルレバー24が設けられている。
アクセルレバー24を前方に傾斜させるとエンジンEの出力回転数は増速し、アクセルレバー24を後方に傾斜させるとエンジンEの出力回転数は減速する。これにより、エンジンEの出力回転数を増減速させて脱穀装置4の扱胴の回転速度の増減速を行って脱穀処理を効率良く行うことができる。
<エンジンの出力回転の伝動図>
次に、エンジンEの出力回転の伝動について説明する。図3に示すように、エンジンEの出力回転は、第1経路A上に設けられた脱穀クラッチ50を介して脱穀装置4に伝動され、脱穀装置4の扱胴、揺動選別棚等を駆動する。なお、脱穀クラッチ50の接続と接続解除の切換えは、刈脱レバー23によって操作される。
これにより、脱穀装置3の扱胴の回転数を走行装置2の走行速度や刈取装置3の引起速度とは独立して設定することができ、穀粒に含有された水分量に応じて扱胴の回転数を調整して脱穀選別作業を効率良く行うことができる。
また、エンジンEの出力回転は、第2経路B上に設けられた走行用の油圧式無段変速機51に伝動される。油圧式無段変速機51の入力軸に伝動されたエンジンEの出力回転数は、油圧式無段変速機51内で増減速、あるいは回転方向が変更され第1出力軸と第2出力軸から出力される。なお、油圧式無段変速機51内での増減速と回転方向の変更は、主変速レバー21によって操作される。
油圧式無段変速機51の第1出力軸の出力回転は、トランスミッション52に伝動される。トランスミッション52の入力軸に伝動された第1出力軸の出力回転数は、トランスミッション52内のギヤ伝動機構で増減速され出力軸から出力される。
トランスミッション52の出力軸の出力回転は、走行装置2に伝動され、走行装置2のクローラを回動する。
油圧式無段変速機51の第2出力軸の出力回転は、刈取クラッチ53を介して刈取装置3に伝動され、刈取装置3の引起装置、切断装置等を駆動する。なお、刈取クラッチ53の接続と接続解除の切換えは、刈脱レバー23によって操作される。
これにより、主変速レバー21を操作して走行装置2の走行速度を増減速させると刈取装置3の引起速度も同時に増減速するので、圃場の穀稈の倒伏状態に応じて主変速レバー21を操作して走行装置2の走行速度を増減速させることにより穀稈を効率良く刈取ることができる。
<本機コントローラとエンジンコントローラ>
次に、本機コントローラ30とエンジンコントローラ40について説明する。図4に示すように、本機コントローラ30は、通信回線31を介してエンジンコントローラ40に接続されている。
本機コントローラ30には、主変速レバー21の傾斜角度を計測する角度センサ32と、脱穀装置4の選別棚上の移送される穀粒の層厚を計測する層厚センサ33と、刈取装置3の上昇高さを計測する高さセンサ34と、走行装置2の転輪の回転速度を計測する速度センサ35が所定のインターフェース回路を介して接続されている。
本実施形態では、層厚センサ33の出力値に応じて、選別棚上を移送する穀粒の層厚を便宜上レベル1〜レベル8に区分している。レベル1,2は、選別棚上を移送する穀粒が非常に少なく層厚が非常に薄い状態をいい、レベル3,4は、選別棚上を移送する穀粒が設計量よりも少なく層厚が設計厚よりも薄い状態をいい、レベル5,6は、選別棚上を移送する穀粒が設計量であり層厚が設計厚である状態をいい、レベル7,8は、選別棚上を移送する穀粒が設計量よりも多く層厚が設計厚よりも厚い状態をいう。
また、本機コントローラ30には、刈脱レバー23の傾斜位置に応じて入り切りされる刈取スイッチ36と、本機コントローラ30とエンジンコントローラ40を通信回線31を介して接続する接続スイッチ12と、副変速レバー22の傾斜位置に応じて入り切りされる倒伏スイッチ(請求項における「スイッチ」)37と、走行装置2の走行速度等を表示するモニタ11が所定のインターフェース回路を介して接続されている。
エンジンコントローラ40には、アクセルレバー24の傾斜角度を計測する角度センサ41と、エンジンEの出力軸の出力回転数を計測する回転速度センサ42と、エンジンEのシリンダ内に軽油を噴射するスロットルバルブ43と、エンジンEのシリンダ内の圧力を計測する圧力センサ44が所定のインターフェース回路を介して接続されている。
本実施形態で使用しているエンジンEの定格出力回転数は2600rpmであり最大出力回転数は2800rpmである。アクセルレバー24を前方に最大傾斜させた場合には、エンジンEの出力回転数は最大出力回転数の2800rpmとなり、また、接続スイッチ12を入力した状態において主変速レバー21を前方に最大傾斜させた場合には、エンジンEの出力回転数は最大出力回転数の2800rpmとなる。
<エンジンの出力回転数の増減速方法>
次に、エンジンEの出力回転数を増減速する方法について説明する。図5に示すように、ステップS1において、本機コントローラ30は、接続スイッチ12からの入力信号を判断し、接続スイッチ12が入力されておらず入力信号がOFFの場合にはステップS2に進み、接続スイッチ12が入力されて入力信号がONの場合にはステップS3に進む。
ステップS2において、操縦者は、圃場の穀稈の状態に応じてアクセルレバー24を操作してエンジンEの出力回転数を増減速することができる。これにより、走行装置2の走行速度、刈取装置3の引起装置の引起速度、脱穀装置4の扱胴の回転速度を増減速することができる。なお、この場合には、主変速レバー21を操作して油圧式無段変速機51を介して走行装置2の走行速度、刈取装置3の引起装置の引起速度の増減速を行うことができる。また、ステップS2の終了後にはステップS1に進む。
ステップS3において、操縦者は、圃場の穀稈の状態に応じて主変速レバー21を操作してエンジンEの出力回転数を増減速することができる。これにより、走行装置2の走行速度、刈取装置3の引起装置の引起速度、脱穀装置4の扱胴の回転速度を増減速することができ、操縦者は主変速レバー21から手を放すことなく脱穀装置4の扱胴の回転速度の増減速ができ、刈取脱穀作業をより効率良く行うことができる。また、ステップS3の終了後にはステップS4に進む。
ステップS4において、本機コントローラ30は、倒伏スイッチ37からの入力信号を判断し、倒伏スイッチ37からの入力信号がOFFの場合には、ステップS5に進み、倒伏スイッチ37からの入力信号がONの場合には、ステップS7に進む。なお、倒伏スイッチ37の入力信号は、副変速レバー22が後方に最大傾斜した場合(請求項の「第2変速操作」がなされた場合)にはONに設定され、それ以外の場合にはOFFに設定されている。
本実施形態においては、倒伏スイッチ37は、副変速レバー22の傾斜位置に連動してON/OFFさせている。これにより、操縦者が副変速レバー22から手を放すことなく倒伏スイッチ37を操作できるので操縦者の操作作業負担を軽減することができる。
倒伏スイッチ37をフロントパネル10における接続スイッチ12の近傍部位に配置して、操縦者が圃場の穀稈の状態に応じて直接操作するようにすることもできる。これにより、副変速レバー22と倒伏スイッチ37の位置調整を行う必要がないので、組立作業負担を軽減することができる。
また、主変速レバー21の傾斜角度を計測する角度センサ32の計測値と走行装置2の転輪の回転速度を計測する速度センサ35の計測値を比較して、すなわち、角度センサ32の計測値から主変速レバー21が前方に傾斜しているにも係わらず速度センサ35の計測値から走行装置2の走行速度が低速にある場合には、倒伏スイッチ37がONされたものと判断することもできる。
ステップS5において、本機コントローラ30は、層厚センサ33からの入力信号を判断し、層厚センサ33の入力信号が脱穀装置4の選別棚上の設定された穀粒の上下方向の厚みである層厚以下の場合(入力電圧が2〜4Vの場合)には、ステップS6に進み、層厚センサ33の入力信号が脱穀装置4の選別棚上の設定された穀粒の層厚を超えた場合(入力電圧が5Vの場合)には、ステップS8に進む。なお、層厚センサ33の入力信号は、電圧1〜5Vであり、穀粒の層厚がレベル1,2の場合には電圧2V、穀粒の層厚がレベル3,4の場合には電圧3V、穀粒の層厚がレベル5,6の場合には電圧4V、穀粒の層厚がレベル7,8の場合には電圧5Vに設定されている。
ステップS6において、本機コントローラ30は、高さセンサ34からの入力信号を判断し、高さセンサ34の入力信号がOFFの場合には、ステップS1に進み、高さセンサ34の入力信号がONの場合には、ステップS8に進む。なお、高さセンサ34の入力信号は、刈取装置3が非作業高さまで上昇した場合にはONに設定され、それ以外の場合にはOFFに設定されている。
ステップS7において、本機コントローラ30は、図6に示すように、モニタ11の画面上に倒伏モードを示す倒伏の文字表示を行って操縦者に喚起して、ステップS8に進む。なお、本実施形態では、モニタ11の画面上に倒伏との文字表示を行っているが、図形表示、あるいは操縦者の注意を引くために点滅表示させることもできる。
ステップS8において、本機コントローラ30は、通信回線31を介してエンジンコントローラ40を操作して、エンジンEの出力回転数を定格出力回転数である2600rpmにして維持する。これにより、アクセルレバー24または接続スイッチ12を接続した状態において主変速レバー21を操作してもエンジンEの出力回転数を増減速することはできなくなる。
倒伏モードの場合において脱穀装置4で脱穀処理された穀粒を選別棚上を所定の速度で移送させることができるので、穀粒が過度に選別棚から漏下するのを防止して高い選別処理能力を維持することができる。また、脱穀装置4に多量の穀稈が移送された場合において大きな回転トルクによって脱穀装置4の扱胴を確実に回転させて脱穀処理することができる。さらに、刈取装置3が非作業高さに位置している場合において脱穀装置4で脱穀処理された穀粒を選別棚上を所定の速度で移送させることができるので、穀粒が過度に選別棚から漏下するのを防止して高い選別処理能力を維持することができる。
また、本実施形態においては、エンジンEの出力回転数を2600rpmに設定したが、定格出力回転数と最大出力回転数の間の2700rpmに設定することもできる。これにより、倒伏モードの場合において脱穀装置4で脱穀処理された穀粒を選別棚上を高速で移送させることができるので、穀粒が過度に選別棚から漏下するのを防止してより高い選別処理能力を維持することができる。また、ステップS8の終了後にはステップS1に進む。
1 機体フレーム
2 走行装置
3 刈取装置
4 脱穀装置
21 主変速レバー(第1変速レバー)
22 副変速レバー(第2変速レバー)
37 倒伏スイッチ(スイッチ)
51 油圧式無段変速機
52 トランスミッション
A 第1経路
B 第2経路
E エンジン

Claims (4)

  1. エンジン(E)が搭載された機体フレーム(1)に、走行装置(2)と刈取装置(3)と脱穀装置(4)を設けたコンバインにおいて、
    前記エンジン(E)の出力を脱穀装置(4)に伝動する第1経路(A)と、前記エンジン(E)の出力を走行装置(2)と刈取装置(3)に伝動する第2経路(B)を設け、
    前記走行装置(2)の走行速度の増減速を行う第1変速レバー(21)の操作に連動してエンジン(E)の出力回転数が増減速する構成とし、
    前記第1変速レバー(21)の操作とは独立して前記走行装置(2)の駆動速度を減速させる第2変速操作が検出された場合には、前記第1変速レバー(21)とエンジン(E)の出力回転数の連動を解除して、前記エンジン(E)の出力回転数を定格回転数に維持する構成としたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記第1変速レバー(21)によって第2経路(B)の走行装置(2)の上流側に設けられたエンジン(E)の出力回転数の増減速と回転方向の切換を行う油圧式無段変速機(51)を操作し、
    前記走行装置(2)と油圧式無段変速機(51)の間に設けられたトランスミッション(52)を変速操作する第2変速レバー(22)を設け、
    この第2変速レバー(22)による第2変速操作を検出するスイッチ(37)を設けた請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記脱穀装置(4)の選別棚上を移送される処理物の層厚が所定の厚みを超えたことが検出された場合には、前記第1変速レバー(21)とエンジン(E)の出力回転数の連動を解除して、前記エンジン(E)の出力回転数を定格回転数に維持する構成とした請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記刈取装置(3)が非作業位置まで上昇した場合には、前記第1変速レバー(21)とエンジン(E)の出力回転数の連動を解除して、前記エンジン(E)の出力回転数を定格回転数に維持する構成とした請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
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