JP2020159038A - 建設機械の手摺り構造 - Google Patents

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【課題】起立姿勢と倒伏姿勢との間で回動可能な手摺り部材のがたつきを抑える。【解決手段】手摺り部材20の基端部には、回動部材35が設けられている。回動部材35は、一対の支持部材31に跨がって延びる移動ピン40を中心に回動可能に支持される。移動ピン40は、支持部材31のガイド孔32に沿って上下方向に移動可能となっている。手摺り部材20が起立姿勢のときに、回動部材35の下端部が係合部材38に係合して、手摺り部材20の回動動作が規制される。【選択図】図3

Description

本発明は、建設機械の手摺り構造に関するものである。
特許文献1には、手摺り部材(上手摺)の根元部に設けられた取付け板を、ブラケットに対して回動可能に取り付けることで、手摺り部材を起立姿勢又は倒伏姿勢に起伏可能とした作業機の手摺装置が開示されている。
ここで、ブラケット及び取付け板には、手摺固定用のピン孔が設けられており、取付け板及びブラケットの各ピン孔に固定ピンを挿着することで、手摺り部材を起立姿勢又は倒伏姿勢で固定するようにしている。
特許第6106109号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、固定ピンがピン孔に挿通された状態で、固定ピンとピン孔との間に隙間が生じており、手摺り部材が隙間分だけ回動してがたつきが生じるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、起立姿勢と倒伏姿勢との間で回動可能な手摺り部材のがたつきを抑えることにある。
本発明は、上部旋回体と、該上部旋回体に設置された手摺り部材とを備えた建設機械の手摺り構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記上部旋回体に設けられた一対の支持部材と、
前記一対の支持部材に跨がって延び、該支持部材に形成されたガイド孔に沿って少なくとも上下方向に移動可能な移動ピンと、
前記手摺り部材の基端部に設けられ、該手摺り部材が起立姿勢又は倒伏姿勢となるように、前記移動ピンを中心に回動可能に支持された回動部材と、
前記支持部材及び前記回動部材にそれぞれ形成されたピン孔に着脱可能に挿通され、前記手摺り部材を起立姿勢又は倒伏姿勢で固定する固定ピンと、
前記手摺り部材が起立姿勢のときに前記回動部材の下端部に係合して、該手摺り部材の回動動作を規制する係合部材とを備えている。
第1の発明では、回動部材は、一対の支持部材に跨がって延びる移動ピンを中心に回動可能に支持される。移動ピンは、支持部材のガイド孔に沿って少なくとも上下方向に移動可能となっている。手摺り部材が起立姿勢のときに、回動部材の下端部が係合部材に係合される。
これにより、手摺り部材が起立姿勢のときに、係合部材によって手摺り部材の回動動作を規制して、手摺り部材のがたつきを抑えることができる。
また、手摺り部材を持ち上げながら、移動ピンをガイド孔に沿って上方に移動させることで、回動部材の下端部と係合部材の係合状態を解除して、手摺り部材を倒伏姿勢に回動させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記ガイド孔は、上下方向に延びる第1孔部と、該第1孔部の下端部よりも上方で且つ該第1孔部から離れた位置に形成された第2孔部と、該第1孔部及び該第2孔部の上端部同士を繋ぐ第3孔部とを有する。
第2の発明では、ガイド孔は、第1孔部と、第2孔部と、第3孔部とを有する。第1孔部は、上下方向に延びている。第2孔部は、第1孔部の下端部よりも上方で且つ第1孔部から離れた位置に形成されている。第3孔部は、第1孔部及び第2孔部の上端部同士を繋いでいる。
これにより、手摺り部材を起立姿勢から倒伏姿勢に切り換える際に、作業者の作業負担を軽減することができる。
具体的に、手摺り部材を起立姿勢から倒伏姿勢に切り換えるときには、手摺り部材を持ち上げ、移動ピンを第1孔部に沿って上方に移動させた後、第3孔部を通って第2孔部まで移動させる。この位置では、移動ピンが第2孔部に支持された状態となるので、作業者が手摺り部材を持ち上げ続けなくても、回動部材の下端部が係合部材に係合することはない。
そして、移動ピンが第2孔部に支持された状態で、手摺り部材を倒伏姿勢となるように回動させることで、作業者が手摺り部材を持ち上げ続けながら回動動作を行う必要がなく、作業性が向上する。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記支持部材には、前記手摺り部材が前記起立姿勢のときに前記固定ピンが挿通される第1ピン孔と、該手摺り部材が前記倒伏姿勢のときに該固定ピンが挿通される第2ピン孔とが形成され、
前記回動部材には、前記手摺り部材が前記起立姿勢のときに前記第1ピン孔に連通する一方、該手摺り部材が前記倒伏姿勢のときに前記第2ピン孔に連通する回動側ピン孔が形成されている。
第3の発明では、支持部材には、第1ピン孔と第2ピン孔とが形成される。回動部材には、回動側ピン孔が1つ形成される。手摺り部材が起立姿勢のときには、第1ピン孔と回動側ピン孔とに固定ピンが嵌め込まれる。手摺り部材が倒伏姿勢のときには、第2ピン孔と回動側ピン孔とに固定ピンが嵌め込まれる。
このように、回動部材には、手摺り部材が起立姿勢又は倒伏姿勢のときに固定ピンを嵌め込むための回動側ピン孔を1つのみ設けるようにしている。これにより、回動部材のコンパクト化を図るとともに、固定ピンの嵌め込み間違いを防止することができる。また、回動部材に形成するピン孔の数を減らすことで、回動部材の剛性を確保することができる。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のうち何れか1つにおいて、
前記回動部材には、前記手摺り部材が起立姿勢のときに、前記支持部材の上端部と該回動部材との隙間に挟み込まれるくさび部が設けられている。
第4の発明では、回動部材には、くさび部が設けられる。くさび部は、手摺り部材が起立姿勢のときに、支持部材の上端部と回動部材との隙間に挟み込まれる。
これにより、回動部材と支持部材との隙間がくさび部によって塞がれるので、手摺り部材が回動方向と直交する方向にがたつくのを抑えることができる。
第5の発明は、第1乃至第4の発明のうち何れか1つにおいて、
前記回動部材の下端部には、前記係合部材に向かって先細となる突起部が設けられ、
前記係合部材には、前記突起部が嵌合される嵌合孔部が設けられている。
第5の発明では、回動部材の下端部に突起部が設けられ、係合部材に嵌合孔部が設けられている。そして、係合部材に向かって先細となる突起部を嵌合孔部に嵌合することで、手摺り部材が回動方向及び回動方向と直交する方向にがたつくのを抑えることができる。
第6の発明は、第1乃至第5発明ののうち何れか1つにおいて、
前記手摺り部材が倒伏姿勢のときに該手摺り部材に当接するストッパ部を備えている。
第6の発明では、手摺り部材が倒伏姿勢のときにストッパ部に当接する。これにより、手摺り部材を倒伏姿勢で位置決めすることができる。
本発明によれば、起立姿勢と倒伏姿勢との間で回動可能な手摺り部材のがたつきを抑えることができる。
本実施形態1に係る建設機械の構成を示す側面図である。 手摺り部材の構成を示す側面図である。 手摺り部材の構成を示す背面図である。 回動機構の構成を示す分解図である。 手摺り部材が起立姿勢のときの背面図である。 手摺り部材を持ち上げたときの図5相当図である。 移動ピンを第2孔部で支持したときの図5相当図である。 手摺り部材を倒伏姿勢に回動させたときの図5相当図である。 手摺り部材を倒伏姿勢で固定したときの図5相当図である。 本実施形態2に係る回動機構の構成を示す側面図である。 手摺り部材が起立姿勢のときの背面図である。 手摺り部材が倒伏姿勢のときの図11相当図である。 本実施形態3に係る回動機構の構成を示す側面図である。 手摺り部材が起立姿勢のときの背面図である。 手摺り部材が倒伏姿勢のときの図14相当図である。 本変形例に係る回動機構の構成を示す背面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。各図においては、上下や前後左右の方向を矢印で示してある。特に言及しない限り、上下等の方向についてはこれら矢印で示す方向に従って説明する。
《実施形態1》
図1に示すように、建設機械10は、クローラ式の下部走行体1と、下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体2とを備えている。
上部旋回体2は、車体フレームとしての旋回フレーム3と、旋回フレーム3の前端側に設けられて土砂等の掘削作業を行うアタッチメント4と、キャブ5と、機械室6と、旋回フレーム3の後端側に設けられてアタッチメント4との重量バランスを取るためのカウンタウエイト7とを備えている。
アタッチメント4は、基端側が旋回フレーム3に回動可能に取り付けられたブーム11と、ブーム11の先端側に回動可能に取り付けられたアーム12と、アーム12の先端側に回動可能に取り付けられたバケット13とを備えている。
キャブ5は、運転シートや各種制御機器、操作機器等が装備された矩形箱型の運転室である。キャブ5は、アタッチメント4の左側に隣接して位置するように上部旋回体2の前部左側に配設されている。
機械室6は、上部旋回体2の後部に左右両側間にわたって設けられている。機械室6の後側には、カウンタウエイト7が配設されている。機械室6の左前方部には、作動油を貯留する作動油タンク15が配設されている。機械室6の右前方部には、燃料を貯留する燃料タンク16が配設されている。
機械室6及びカウンタウエイト7の上部には、機械室6及びカウンタウエイト7の上部に乗った作業者の安全性を確保するために、安全柵17が立設している。また、旋回フレーム3の右前方側には、作業者の乗り降り動作を補助するための手摺り部材20が立設している。手摺り部材20は、回動機構30によって、起立姿勢と倒伏姿勢との間で回動可能となっている。
以下、本実施形態に係る建設機械10の手摺り構造について説明する。
図2及び図3に示すように、上部旋回体2には、前後方向に間隔をあけて複数の下部支柱18が配置されている(図2に示す例では3本)。下部支柱18の上端部には、基台プレート19が設けられている。なお、下部支柱18の本数は一例であり、これに限定するものではない。
手摺り部材20は、複数の下部支柱18に対応して配置された複数の上部支柱21と、上部支柱21の上端部同士を繋ぐ把持部22と、把持部22よりも下方で上部支柱21同士を繋ぐ連結部23とを有する。
手摺り部材20の上部支柱21の基端部には、取付プレート24が設けられている。手摺り部材20の取付プレート24と、下部支柱18の基台プレート19との間には、回動機構30が設けられている。
なお、本実施形態では、上部支柱21及び下部支柱18の二段の支柱に分割した手摺り構造としたが、三段以上の支柱に分割した構成としてもよい。また、下部支柱18を設けることなく、上部支柱21のみを有する手摺り構造としてもよい。
回動機構30は、一対の支持部材31と、移動ピン40と、回動部材35と、固定ピン45と、係合部材38とを有する。
一対の支持部材31は、下部支柱18の基台プレート19に設けられている。支持部材31には、ガイド孔32が形成されている。ガイド孔32は、上下方向に延びる第1孔部32aと、第1孔部32aから離れた位置に形成された第2孔部32bと、第1孔部32a及び第2孔部32bの上端部同士を繋ぐ第3孔部32cとを有する。
支持部材31には、第1ピン孔33と、第2ピン孔34とが形成されている。第1ピン孔33は、手摺り部材20が起立姿勢(図3参照)のときに固定ピン45が挿通される孔である。第2ピン孔34は、手摺り部材20が倒伏姿勢(図9参照)のときに固定ピン45が挿通される孔である。
移動ピン40は、一対の支持部材31に跨がって延びている。移動ピン40は、支持部材31のガイド孔32に沿って移動可能に支持されている。移動ピン40の軸部には、貫通孔40aが形成されている(図4参照)。貫通孔40aには、抜け止めピン48が着脱可能に差し込まれる。移動ピン40は、抜け止めピン48によって、支持部材31から脱落しないように規制される。
回動部材35は、上部支柱21の取付プレート24に設けられている。回動部材35は、一対の支持部材31の間に配置されている。回動部材35は、移動ピン40を中心に回動可能に支持されている。これにより、手摺り部材20は、図3に実線で示す起立姿勢と、図3に仮想線で示す倒伏姿勢との間で回動可能となっている。
回動部材35には、回動側ピン孔36と、移動ピン孔37とが形成されている(図4参照)。回動側ピン孔36は、手摺り部材20が起立姿勢(図3参照)のときに第1ピン孔33に連通する一方、手摺り部材20が倒伏姿勢(図9参照)のときに第2ピン孔34に連通する孔である。移動ピン孔37は、移動ピン40が差し込まれる孔である。
固定ピン45は、支持部材31の第1ピン孔33又は第2ピン孔34、及び回動部材35の回動側ピン孔36にそれぞれ着脱可能に挿通される。固定ピン45は、手摺り部材20を起立姿勢又は倒伏姿勢で固定する。固定ピン45の軸部には、貫通孔45aが形成されている(図4参照)。貫通孔45aには、抜け止めピン48が着脱可能に差し込まれる。固定ピン45は、抜け止めピン48によって、支持部材31及び回動部材35から脱落しないように規制される。
なお、本実施形態では、移動ピン40と固定ピン45を同じ部材で構成しているが、これに限定するものではない。
係合部材38は、下部支柱18の基台プレート19に設けられている。係合部材38は、上方に開口する凹状の開口部38aを有する。開口部38aは、下方に向かうにつれて開口幅が狭くなっている。回動部材35の下端部は、下方に向かうにつれて先細に形成されており、手摺り部材20が起立姿勢のときに係合部材38の開口部38aに嵌め込まれる。
これにより、手摺り部材20が起立姿勢のときに、係合部材38によって手摺り部材20の回動動作が規制され、手摺り部材20のがたつきを抑えることができる。
以下、図5〜図9を用いて、手摺り部材20を起立姿勢から倒伏姿勢に切り換える手順について説明する。
まず、手摺り部材20を起立姿勢で固定していた固定ピン45を取り外す(図5参照)。そして、手摺り部材20を持ち上げ、移動ピン40をガイド孔32の第1孔部32aに沿って上方に移動させる(図6参照)。これにより、回動部材35の下端部と係合部材38の係合状態が解除される。
そして、手摺り部材20を右方に移動させる。このとき、移動ピン40は、ガイド孔32の第3孔部32cを通って第2孔部32bまで移動して、第2孔部32bに支持される(図7参照)。これにより、作業者が手摺り部材20を持ち上げ続けなくても、回動部材35の下端部が係合部材38に係合することはない。
そして、移動ピン40が第2孔部32bに支持された状態で、手摺り部材20を移動ピン40を中心に回動させる。これにより、手摺り部材20が倒伏姿勢となる(図8参照)。手摺り部材20が倒伏姿勢のときには、支持部材31の第2ピン孔34と、回動部材35の回動側ピン孔36とが連通している。
そして、支持部材31の第2ピン孔34と、回動部材35の回動側ピン孔36とに固定ピン45を差し込むとともに、固定ピン45に抜け止めピン48を差し込む(図9参照)。これにより、手摺り部材20を倒伏姿勢で固定することができる。
《実施形態2》
図10は、本実施形態2に係る回動機構の構成を示す側面図である。以下、前記実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図10に示すように、一対の支持部材31の上端部には、テーパー部51が形成されている。テーパー部51は、一対の支持部材31の対向面に形成され、下方に向かうにつれて幅狭となっている。
回動部材35の上端部には、くさび部50が設けられている。くさび部50は、例えば、ゴム材や樹脂材などの弾性部材で構成されている。くさび部50は、回動部材35を挟んで前後方向の両側に設けられている。一対のくさび部50は、締結ボルト52及び締結ナット53によって共締めされている。くさび部50の下端部は、支持部材31のテーパー部51に対応して、下方に向かうにつれて先細となっている。
手摺り部材20が起立姿勢のときには、支持部材31の上端部と回動部材35との隙間にくさび部50が挟み込まれる(図11参照)。また、手摺り部材20が倒伏姿勢のときには、くさび部50が支持部材31のテーパー部51から取り外された状態となる(図12参照)。
このように、手摺り部材20が起立姿勢のときに、回動部材35と支持部材31との隙間がくさび部50によって塞がれるので、手摺り部材20が回動方向と直交する方向(前後方向)にがたつくのを抑えることができる。
《実施形態3》
図13に示すように、下部支柱18の基台プレート19には、嵌合孔部55が形成されている。嵌合孔部55は、基台プレート19を上下方向に貫通する貫通孔で形成されている。本実施形態では、基台プレート19が係合部材を構成している。
回動部材35の下端部には、基台プレート19に向かって先細となる突起部56が設けられている。
手摺り部材20が起立姿勢のときには、回動部材35の突起部56が基台プレート19の嵌合孔部55に嵌め込まれる(図14参照)。このとき、突起部56の周縁部が嵌合孔部55の内周縁部に対して全周にわたって当接した状態となっている。また、手摺り部材20が倒伏姿勢のときには、突起部56が嵌合孔部55から取り外された状態となる(図15参照)。
このように、手摺り部材20が起立姿勢のときに、突起部56の周縁部が嵌合孔部55の内周縁部に対して全周にわたって当接した状態となるので、手摺り部材20が回動方向及び回動方向と直交する方向にがたつくのを抑えることができる。
《変形例》
図16に示すように、下部支柱18の基台プレート19には、ストッパ部58が設けられている。ストッパ部58は、手摺り部材20が倒伏姿勢のときに、上部支柱21の取付プレート24に当接する。
これにより、手摺り部材20を倒伏姿勢で位置決めすることができる。そして、支持部材31の第2ピン孔34と回動部材35の回動側ピン孔36との位置ずれを抑えることで、固定ピン45を差し込み易くなる。
以上説明したように、本発明は、起立姿勢と倒伏姿勢との間で回動可能な手摺り部材のがたつきを抑えることができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
2 上部旋回体
10 建設機械
20 手摺り部材
31 支持部材
32 ガイド孔
32a 第1孔部
32b 第2孔部
32c 第3孔部
33 第1ピン孔
34 第2ピン孔
35 回動部材
36 回動側ピン孔
38 係合部材
40 移動ピン
45 固定ピン
50 くさび部
55 嵌合孔部
56 突起部
58 ストッパ部

Claims (6)

  1. 上部旋回体と、該上部旋回体に設置された手摺り部材とを備えた建設機械の手摺り構造であって、
    前記上部旋回体に設けられた一対の支持部材と、
    前記一対の支持部材に跨がって延び、該支持部材に形成されたガイド孔に沿って少なくとも上下方向に移動可能な移動ピンと、
    前記手摺り部材の基端部に設けられ、該手摺り部材が起立姿勢又は倒伏姿勢となるように、前記移動ピンを中心に回動可能に支持された回動部材と、
    前記支持部材及び前記回動部材にそれぞれ形成されたピン孔に着脱可能に挿通され、前記手摺り部材を起立姿勢又は倒伏姿勢で固定する固定ピンと、
    前記手摺り部材が起立姿勢のときに前記回動部材の下端部に係合して、該手摺り部材の回動動作を規制する係合部材とを備えた建設機械の手摺り構造。
  2. 請求項1において、
    前記ガイド孔は、上下方向に延びる第1孔部と、該第1孔部の下端部よりも上方で且つ該第1孔部から離れた位置に形成された第2孔部と、該第1孔部及び該第2孔部の上端部同士を繋ぐ第3孔部とを有する建設機械の手摺り構造。
  3. 請求項1又は2において、
    前記支持部材には、前記手摺り部材が前記起立姿勢のときに前記固定ピンが挿通される第1ピン孔と、該手摺り部材が前記倒伏姿勢のときに該固定ピンが挿通される第2ピン孔とが形成され、
    前記回動部材には、前記手摺り部材が前記起立姿勢のときに前記第1ピン孔に連通する一方、該手摺り部材が前記倒伏姿勢のときに前記第2ピン孔に連通する回動側ピン孔が形成されている建設機械の手摺り構造。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1つにおいて、
    前記回動部材には、前記手摺り部材が起立姿勢のときに、前記支持部材の上端部と該回動部材との隙間に挟み込まれるくさび部が設けられている建設機械の手摺り構造。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1つにおいて、
    前記回動部材の下端部には、前記係合部材に向かって先細となる突起部が設けられ、
    前記係合部材には、前記突起部が嵌合される嵌合孔部が設けられている建設機械の手摺り構造。
  6. 請求項1乃至5のうち何れか1つにおいて、
    前記手摺り部材が倒伏姿勢のときに該手摺り部材に当接するストッパ部を備えた建設機械の手摺り構造。
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