JP2020155925A - 波長クロスコネクト装置、分岐比可変方法及びプログラム - Google Patents

波長クロスコネクト装置、分岐比可変方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】方路内の光パスに伝送される光信号の中継時に、多くの方路数を確保する。【解決手段】波長クロスコネクト装置20Aは、光ファイバによる符号40l,40h,40m,40qで示す各方路からの光信号を光カプラで分岐し、この分岐光信号をWSS23a〜23dを介して出力側の複数の方路へ出力する中継を行う。上記光カプラに、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変できる可変カプラ27a〜27dを用いる。分岐比を、分岐光信号を伝送する複数の光パスが通る出力側の方路においてOSNRマージンの偏りが無くなるように、可変制御を行う制御部26を備える。制御部26は、可変カプラ27a〜27dでの分岐光信号を伝送する光パス毎のマージンを出力側の方路毎に求める。この全マージン中の方路毎の最小マージンを基に、各方路のマージンの偏りが無くなるように、可変カプラ27a〜27dの分岐比を可変制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、光ネットワークにおいて波長分割多重等の各種変調方式で伝送される光信号の方路スイッチの役割を担うROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)に用いられる波長クロスコネクト装置、分岐比可変方法及びプログラムに関する。
従来、光ネットワークを有する光伝送システムの伝送設計において、光ファイバによる光伝送路の中継間隔及び中継数は、光信号のOSNR(Optical Signal to Noise Ratio:光信号対雑音比)マージンが確保されるように設計されていた。また、波長クロスコネクト装置を備えるROADMノードの方路数(中継数)は、ノード内損失によるOSNR劣化を考慮、つまりOSNRマージン(マージンともいう)が閾値以上確保されるように考慮して設計されていた。
OSNRマージンは、閾値としての0dBよりも大きければ(+であれば)光信号の伝送が可能となり、0dBより小さければ(−であれば)光信号の伝送が不可能となる。つまり、マージンは、0dB以上であることが必要条件である。マージンは、光信号パワーの大きさに比例して大きい程、光信号を遠くまで伝送できる。つまり、マージンが大きいと、光信号の伝送過程でノイズが乗っても、マージンが0dBを下回る迄の伝送可能距離が長くなる。マージンが小さいと、光信号にノイズが乗り、短距離で0dBを下回ることになる。
ノード内では、入力される光信号が光カプラで分岐され、この分岐された光信号が光伝送路内の光パスへ出力される。但し、光伝送路は方路とも称す。この方路内には、光信号を伝送する光パスが通る。例えば、光カプラで2分岐された2つの光信号は、各々異なる2つの方路の光パスへ伝送される。光カプラの分岐数は、光パス数並びに方路数に対応している。
光カプラでの分岐数が多い程、光信号パワーの減衰量(損失)が大きくなるので、分岐後の方路での伝送時にノイズが乗り易くなる。このため、長距離で光パスを伝送する要望がある場合、光カプラの分岐数を少なくして、光信号パワーの減衰を抑制している。
このような光カプラが搭載された波長クロスコネクト装置を備える光伝送システム10のネットワーク構成を図6に示す。光伝送システム10は、波長クロスコネクト装置20を備える複数のROADMノード(ノード)30が、光伝送路としての光ファイバ40によって接続されている。
但し、ROADMノード30を、符号30a,30b,30c,30d,30e,30f,30g,30h,30iで示す。また、光ファイバ40を、符号40a,40b,40c,40d,40e,40f,40g,40h,40i,40j,40k,40l,40m,40n,40o,40p,40q,40r,40s,40t,40u,40v,40w,40xで示す。
この光伝送システム10において、例えば、光信号を伝送するための破線51で示す光パスが、光ファイバ40jからノード30dを経由し、更に、光ファイバ40l、ノード30e、光ファイバ40h、ノード30b、光ファイバ40d、ノード30cを経由して光ファイバ40fまで設定されている。
更に、実線52で示す光パスが、光ファイバ40jからノード30d、光ファイバ40l、ノード30e、光ファイバ40m、ノード30fを経由して光ファイバ40nまで設定されている。
但し、光ファイバ40lを第1方路40l、光ファイバ40hを第2方路40h、光ファイバ40mを第3方路40m、光ファイバ40qを第4方路40qと称す。
各ノード30a〜30iの波長クロスコネクト装置20は同構成であり、図7にノード30eの波長クロスコネクト装置20の構成を代表して示す。
波長クロスコネクト装置20は、方路数が4つの第1〜第4方路40l,40h,40m,40qに接続された入力側の4つの光アンプ21と、各光アンプ21に接続された4つの光カプラ22a,22b,22c,22dとを備える。更に、波長クロスコネクト装置20は、各光カプラ22a〜22dに接続された4つのWSS(Wavelength Selective Switch:波長選択スイッチ)23a,23b,23c,23dと、各WSS23a〜23dに接続された出力側の光アンプ24とを備えて構成されている。WSS23a〜23dは、波長毎の光信号の選択と減衰量調整機能等を有する。各光アンプ24は、第1〜第4方路40l,40h,40m,40qに接続されている。
入力側の光カプラ22a〜22dは、1入力、4分岐の出力(1×4)タイプであるが、後述するように入力ポートと出力ポートが同じ方路間には接続されず、入力ポートに接続された方路と異なる方路に接続されるようになっている。即ち、光カプラ22aは、入力ポートが第1方路40lに接続され、出力ポートが、第1方路40lに接続されたWSS23aには接続されず、第2方路40h、第3方路40m及び第4方路40qに接続されたWSS23b,23c,23dの入力ポートに接続されている。この場合、光カプラ22aは、1入力を3分岐して出力する。他の光カプラ22b〜22dも同様である。
即ち、光カプラ22bは、入力ポートが第2方路40hに接続され、出力ポートが、第2方路40hに接続されたWSS23bには接続されず、第1方路40l、第3方路40m及び第4方路40qに接続されたWSS23a,23c,23dの入力ポートに接続されている。
光カプラ22cは、入力ポートが第3方路40mに接続され、出力ポートが、第3方路40mに接続されたWSS23cには接続されず、第1方路40l、第2方路40h及び第4方路40qに接続されたWSS23a,23b,23dの入力ポートに接続されている。
光カプラ22dは、入力ポートが第4方路40qに接続され、出力ポートが、第4方路40qに接続されたWSS23dには接続されず、第1方路40l、第2方路40h及び第3方路40mに接続されたWSS23a,23b,23cの出力ポートに接続されている。
また、入力側の第1方路40lと、出力側の第2方路40h間の方路には、光アンプ21、光カプラ22a、WSS23b及び光アンプ24を介して、破線で示す光パス51が通っている。また、入力側の第1方路40lと出力側の第3方路40m間の方路には、光アンプ21、光カプラ22a、WSS23c及び光アンプ24を介して、実線で示す光パス52が通っている。光パス51(図6参照)は距離が長く、光パス52は距離が短いとする。
このように長距離の光パス51がある場合、光カプラ22aの分岐数が多いと、光信号パワーが大きく減衰され、方路の伝送途中でノイズが乗り易くなり、長距離においてマージンを確保できなくなる。このため、光カプラ22aの分岐数を少なくしていた。このように分岐数を少なくして光信号パワーの減衰量を減らし、マージンを大きく確保することにより、長距離伝送を可能とする設計が行われている。この種の技術として、例えば非特許文献1に記載の技術がある。
"伝送路の状況に応じて適切な変調方式を選択する適応変復調技術",[online],NTT R&Dフォーラム2015,[平成31年3月7日検索],インターネット〈URL: http://www.ntt.co.jp/RD/active/201502/jp/nw/pdf/N-6_j.pdf〉
ところで、上述した波長クロスコネクト装置20において、光カプラ22aで分岐された方路内に長距離の光パス51がある場合、その長距離を実現するマージンを確保するため、方路数を削減する必要があった。光カプラの分岐数が多いと、この分岐後の光信号パワーの減衰量(損失)が大きくなって光信号のパワーが小さくなる。このため、分岐数に対応する各方路のマージンが小さくなるので、長距離伝送が不可能となる。そこで、分岐数を少なくして長距離伝送を可能としていた。
各光パスの距離に偏りがある場合、最長距離の光パスに合わせて、方路のマージンが確保できるように、方路数の設計を行っていた。つまり、中継ノードとしての波長クロスコネクト装置20においては、一番長い光パスに合わせて方路数を制限するといった最悪値設計が行われていた。この場合、方路数を多くできないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、方路内の光パスに伝送される光信号の中継時に、多くの方路数を確保できる波長クロスコネクト装置、分岐比可変方法及びプログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明は、光ファイバによる入力側の複数の方路から伝送されてきた光信号を光カプラで分岐し、この分岐された各光信号をWSS(Wavelength Selective Switch)を介して出力側の複数の方路へ出力する中継を行う波長クロスコネクト装置であって、前記光カプラに、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変できる分岐比可変カプラを用い、前記分岐比可変カプラの分岐比を、分岐後の光信号を伝送する複数の光パスが通る出力側の方路において光信号対雑音比のマージンの偏りが無くなるように、可変する制御を行う制御部を備え、前記制御部は、前記出力側の光パス毎の前記マージンを方路毎に求め、求めた全マージンから得られる当該方路毎の最小マージンを基に、各方路におけるマージンの偏りが無くなるように、当該分岐比可変カプラの分岐比を可変する制御を行うことを特徴とする波長クロスコネクト装置である。
請求項5に係る発明は、光ファイバによる入力側の複数の方路から伝送されてきた光信号を光カプラで分岐し、この分岐された各光信号をWSSを介して出力側の複数の方路へ出力する中継を行う波長クロスコネクト装置の分岐比可変方法であって、前記波長クロスコネクト装置は、前記光カプラに、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変できる分岐比可変カプラを用い、前記分岐比可変カプラの分岐比を、分岐後の光信号を伝送する複数の光パスが通る出力側の方路において光信号対雑音比のマージンの偏りが無くなるように、可変する制御を行う制御部を備えており、前記制御部は、前記分岐比可変カプラでの分岐後の光信号を伝送する複数の光パス毎の前記マージンを前記出力側の方路毎に求めるステップと、前記出力側の方路毎に求めた全マージンから得られる当該方路毎の最小マージンを基に、各方路におけるマージンの偏りが無くなるように、当該分岐比可変カプラの分岐比を可変する制御を行うステップとを実行することを特徴とする分岐比可変方法である。
請求項6に係る発明は、光ファイバによる複数の方路から伝送されてきた光信号を光カプラで分岐し、この分岐された各光信号をWSSを介して出力側の複数の方路へ出力する中継を行い、前記光カプラに、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変できる分岐比可変カプラを用い、前記分岐比可変カプラの分岐比を、分岐後の光信号を伝送する複数の光パスが通る出力側の方路において光信号対雑音比のマージンの偏りが無くなるように、可変する制御を行う波長クロスコネクト装置としてのコンピュータを、前記分岐比可変カプラでの分岐後の光信号を伝送する複数の光パス毎の前記マージンを前記出力側の方路毎に求める手段、前記出力側の方路毎に求めた全マージンから得られる当該方路毎の最小マージンを基に、各方路におけるマージンの偏りが無くなるように、当該分岐比可変カプラの分岐比を可変する制御を行う手段として機能させるためのプログラムである。
請求項1の構成、請求項5の方法及び請求項6のプログラムによれば、分岐比可変カプラによって、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変することにより、波長クロスコネクト装置の出力側における全方路のマージンの偏りを無くすことができる。このため、各方路を通る一番長い光パスに合わせて方路数を制限するといった最悪値設計を回避できる。従って、分岐比可変カプラの分岐数を多くできるので、多くの方路数を確保できる。
請求項2に係る発明は、前記制御部は、前記方路毎の最小マージンの平均値に、前記出力側の各方路のマージンが近似又は同じとなるように、前記分岐比可変カプラの分岐比を決める制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の波長クロスコネクト装置である。
この構成によれば、方路毎の最小マージンの平均値を基に、出力側における全方路のマージンの偏りが無くなるように、分岐比可変カプラの分岐比を決定できる。
請求項3に係る発明は、前記入力側の方路毎に、光信号である1入力をN個で出力する第1WSSを接続し、この接続された方路毎の第1WSSに、1入力をN個より少ないM個で分岐する第1分岐比可変カプラをカスケード接続し、前記カスケード接続された第1分岐比可変カプラのM個の出力ポートに、M個の入力を1つに結合して出力する第2分岐比可変カプラを接続し、この接続された第2分岐比可変カプラ毎の出力ポートを1つに纏めて、出力側の方路毎に出力する第2WSSを、当該第2分岐比可変カプラにカスケード接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載の波長クロスコネクト装置である。
この構成によれば、波長クロスコネクト装置の入力側の方路が接続される入力ポートを第1WSSでN個のポートに増やし、このN個のポート毎に第1分岐比可変カプラを接続してNより少数のM分岐数で光信号を分岐するので、光信号が大きく減衰することはない。この出力側にも入力側と逆の数のM×1の第2分岐比可変カプラを用いて分岐光信号を結合後に、第2WSSで1つに纏めて出力側の方路へ出力するので、入力された光信号の状態で出力できる。このため、波長クロスコネクト装置の入力側の方路が接続される入力ポートと、出力側の方路が接続される出力ポートとを、光信号が大きく減衰しないように、増加させることができる。
請求項4に係る発明は、前記入力側の方路毎に、光信号である1入力をM個に分岐する第1分岐比可変カプラを接続し、この接続された方路毎の第1分岐比可変カプラに、1入力をN個で出力する第1WSSをカスケード接続し、前記カスケード接続された第1WSSの出力ポートに、N個の入力を1出力する第2WSSを接続し、この接続された第2WSS毎の出力ポートのM個を1つに結合して、出力側の方路毎に出力する第2分岐比可変カプラを、当該第2WSSにカスケード接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載の波長クロスコネクト装置である。
この構成によれば、波長クロスコネクト装置の入力側の方路が接続される入力ポートを第1分岐比可変カプラでM個のポートに分岐する。このM分岐は、光信号が大きく減衰することのない数の分岐である。このM分岐に対応するM個のポート毎に第1WSSを接続してMより多数のN個で光信号を出力する。この後、出力側にも入力側と逆の数のN×1の第2WSSを用いて光信号を1出力し、この1出力がM個入力される第2分岐比可変カプラでM個を1つに結合して出力側の方路へ出力する。このため、入力された光信号の状態で出力できる。従って、波長クロスコネクト装置の入力側の方路が接続される入力ポートと、出力側の方路が接続される出力ポートとを、光信号が大きく減衰しないように、増加させることができる。
本発明によれば、方路内の光パスに伝送される光信号の中継時に、多くの方路数を確保する波長クロスコネクト装置、分岐比可変方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る光伝送システムのネットワーク構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る光伝送システムの波長クロスコネクト装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態の波長クロスコネクト装置のカプラ分岐比制御部による分岐比可変制御の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例1に係る波長クロスコネクト装置のクロスコネクト部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の変形例2に係る波長クロスコネクト装置のクロスコネクト部の構成を示すブロック図である。 従来の光伝送システムのネットワーク構成を示すブロック図である。 従来の光伝送システムの波長クロスコネクト装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書の全図において機能が対応する構成部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
<実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る光伝送システムのネットワーク構成を示すブロック図である。
図1に示す光伝送システム10Aが、従来の光伝送システム10(図6)と異なる点は、図2に示すように、波長クロスコネクト装置20Aを、クロスコネクト部25とカプラ分岐比制御部(制御部ともいう)26とを備えて構成したことにある。図2は光伝送システム10Aの各ノード30a〜30iにおいて、代表するノード30eの波長クロスコネクト装置20Aの構成を示すブロック図である。
波長クロスコネクト装置20Aが、従来の波長クロスコネクト装置20(図6)と異なる点は、クロスコネクト部25に従来の光カプラ22a〜22dに代え、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変できる分岐比可変カプラ(可変カプラともいう)27a,27b,27c,27dを備えた。そして、制御部26で、可変カプラ27a〜27dの分岐比を、各光パスのOSNRマージンの偏りが無くなるように、可変する制御を行うようにしたことにある。
ここで、通常の光カプラは次のような特性を有する。例えば1入力を均等な損失で2分岐する光カプラの場合、100%の光信号を2分岐した光信号パワーを50%ずつ均等に損失した状態で出力する。言い換えれば、光カプラは、光信号を1/2ずつ均等に損失(1:1の損失)する比率で2分岐する。この1×2の光カプラでは、一方側の損失が、10×log10(N−1)dBとなり、双方が3dBと3dBの損失となる。
分岐比可変カプラにおいて、分岐比は、例えば100%の光信号パワーの光信号を2分岐する際の分岐比を例えば2:3とすることができ、この場合、光信号パワーの減衰量(損失)が40%:60%となる。分岐比の比率が大きい程に、光信号パワーの損失が大きくなることを意味する。
本実施形態の分岐比可変カプラ27a〜27dは、1×4のタイプであり、分岐比の損失を可変できるようになっている。本例では、分岐比可変カプラ27a〜27dは、後述のように1入力を3分岐するように用いられている。例えば、3分岐された3つの光パスの光信号を、例えば1:2:3の損失で出力可能となる。このような分岐比の損失を可変する制御(分岐比可変制御)は、制御部26によって行われる。
制御部26は、光パスのOSNRマージンの偏りが無くなるように、可変カプラ27a〜27dの分岐比を可変する制御を行う。
クロスコネクト部25は、入力側の光アンプ21の、第1方路40lが接続される入力端が入力ポートi1、第2方路40hが接続される入力端が入力ポートi2、第3方路40mが接続される入力端が入力ポートi3、第4方路40qが接続される入力端が入力ポートi4である。
また、出力側の光アンプ24の、第1方路40lが接続される出力端が出力ポートo1、第2方路40hが接続される出力端が出力ポートo2、第3方路40mが接続される出力端が出力ポートo3、第4方路40qが接続される出力端が出力ポートo4である。
クロスコネクト部25において、同一方路間の入力ポート(例えば入力ポートi1)と出力ポート(例えば第1出力ポートo1)とは、光パスで接続されないようになっている。従って、入力ポート(例えば第1入力ポートi1)と、当該第1入力ポートi1と異なる第2〜第4出力ポートo2〜o4とが、光パスで接続される。
即ち、可変カプラ27aは、入力側において、第1方路40lが接続された第1入力ポートi1に光アンプ21を介して接続されている。また、可変カプラ27aは、出力側において、第1方路40lに繋がるWSS23aには接続されず、第2方路40h、第3方路40m及び第4方路40qに繋がるWSS23b,23c,23dの入力端に接続されている。この場合、可変カプラ27aは、1入力を3分岐して出力する。
第2方路40hに繋がる可変カプラ27bは、出力側の第2方路40hに繋がるWSS23bには接続されず、第1方路40l、第3方路40m及び第4方路40qに繋がるWSS23a,23c,23dの入力端に接続されている。
第3方路40mに繋がる可変カプラ27cは、出力側の第3方路40mに繋がるWSS23cには接続されず、第1方路40l、第2方路40h及び第4方路40qに繋がるWSS23a,23b,23dの入力端に接続されている。
第4方路40qに繋がる可変カプラ27dは、出力側の第4方路40qに繋がるWSS23dには接続されず、第1方路40l、第2方路40h及び第3方路40mに繋がるWSS23a,23b,23cの入力端に接続されている。
このような接続により、出力側において、第1方路40lには、3つの可変カプラ27b〜27d毎に分岐された3本の光パスが、WSS23a及び光アンプ24を介して通っている。第2方路40hには、3つの可変カプラ27a,27c,27d毎に分岐された3本の光パスが、WSS23b及び光アンプ24を介して通っている。第3方路40mには、3つの可変カプラ27a,27b,27d毎に分岐された3本の光パスが、WSS23c及び光アンプ24を介して通っている。第4方路40qには、3つの可変カプラ27a〜27c毎に分岐された3本の光パスが、WSS23d及び光アンプ24を介して通っている。
また、入力側の第1方路40lと、出力側の第2方路40h間の方路には、光アンプ21、可変カプラ27a、WSS23b及び光アンプ24を介して、破線で示す光パス51(図1参照)が通っている。また、入力側の第1方路40lと、出力側の第3方路40m間の方路には、光アンプ21、可変カプラ27a、WSS23c及び光アンプ24を介して、実線で示す光パス52(図1参照)が通っているとする。
<分岐比可変制御の動作>
上記のような構成の波長クロスコネクト装置20Aにおいて、制御部26による可変カプラ27a〜27dの分岐比可変制御を、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
但し、出力側の方路40l,40h,40m,40q毎には、上述したように、各可変カプラ27a〜27dで分岐された3本の光パスp1〜p3が通っているとする。
図3に示すステップS1において、制御部26は、未選択の入力ポートi1〜i4を所定順序に従って1つ選択する。例えば、入力ポートi1が選択されたとする。
ステップS2において、制御部26は、上記選択された入力ポートi1と同じ第1方路40lに繋がる出力ポートo1以外の、未選択の出力ポートo2〜o4を所定順序に従って1つ選択する。例えば、出力ポートo2が選択されたとする。
ステップS3において、制御部26は、上記選択された入力ポートi1と出力ポートo2間のルートを通る光パスp1のOSNRマージンを計算し、この計算された光パスp1のマージンを記憶部26aに記憶する。
ステップS4において、制御部26は、上記選択された入力ポートi1に繋がる出力ポートo2〜o4が全て選択されたか否かを判断する。この結果、選択されていなければ(No)、上記ステップS2に戻って、次の出力ポートo2を選択し、ステップS3の処理を行う。
上記ステップS4の判定結果、選択されていれば(Yes)、ステップS5において、入力ポートi1〜i4が全て選択されたか否かを判断する。この結果、選択されていなければ(No)、上記ステップS1に戻って、次の入力ポートi2を選択し、ステップS2〜S4の処理を行う。
上記ステップS5の判定結果、選択されていれば(Yes)、ステップS6において、上記ステップS3で計算された入力ポートi1〜i4と出力ポートo1〜o4間の全ルートにおける全光パスp1〜p3のマージンを記憶部26aから読み出す。この読み出した全マージンから、出力側の第1〜第4方路40l,40h,40m,40q毎に最小マージンを選択し、この選択された最小マージンを、該当方路40l,40h,40m,40qに対応付け、記憶部26aに記憶する。
例えば、出力側の第3方路40mを通る全光パスp1〜p3のマージンにおいて、光パスp1(光パス52)のマージンが最小である場合、この最小マージンを選択して出力側の該当の第3方路40mに対応付け、記憶部26aに記憶する。
次に、ステップS7において、制御部26は、記憶部26aから全方路40l,40h,40m,40q毎の最小マージンを読み出し、全ての最小マージンの平均値に、出力側の方路40l,40h,40m,40qのマージンが近似又は同じとなるように、各可変カプラ27a〜27dの分岐比を決める。
つまり、出力側において、第1方路40lのマージンが平均値に近似又は同じとなるように、3つの可変カプラ27b〜27dの分岐比を決める。第2方路40hのマージンが平均値に近似又は同じとなるように、3つの可変カプラ27a,27c,27dの分岐比を決める。第3方路40mのマージンが平均値に近似又は同じとなるように、3つの可変カプラ27a,27b,27dの分岐比を決める。第4方路40qのマージンが平均値に近似又は同じとなるように、3つの可変カプラ27a〜27cの分岐比を決める。
言い換えれば、分岐された各光信号の損失の割合を決めるために、第1〜第4方路40l,40h,40m,40qのマージンが平均値に近似又は同じとなるように、各可変カプラ27a〜27dの内、該当する3つ毎の可変カプラにおける分岐比、即ち損失の割合を決める。但し、分岐比を決める処理は、平均値を用いた処理以外に、他の統計的な計算処理を用いてもよい。
<実施形態の効果>
実施形態に係る波長クロスコネクト装置20Aは、光ファイバによる複数の方路40l,40h,40m,40qから伝送されてきた光信号を光カプラで分岐し、この分岐された各光信号をWSS23a〜23dを介して出力側の複数の方路40l,40h,40m,40qへ出力する中継を行う。この波長クロスコネクト装置20Aは次の特徴構成となっている。
(1)上記光カプラに、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変できる可変カプラ27a〜27dを用いる。可変カプラ27a〜27dの分岐比を、分岐後の光信号が伝送される複数の光パスが通る出力側の方路40l,40h,40m,40qにおいて光信号対雑音比のマージンの偏りが無くなるように、可変する制御を行う制御部26を備える。
制御部26は、可変カプラ27a〜27dでの分岐後の光信号が伝送される複数の光パス毎のマージンを出力側の方路40l,40h,40m,40q毎に求める。この求めた全マージンから得られる当該方路40l,40h,40m,40q毎の最小マージンを基に、各方路40l,40h,40m,40qにおけるマージンの偏りが無くなるように、可変カプラ27a〜27dの分岐比を可変する制御を行う構成とした。
この構成によれば、可変カプラ27a〜27dによって、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変することにより、波長クロスコネクト装置20Aの出力側における全方路40l,40h,40m,40qのマージンの偏りを無くすことができる。このため、各方路40l,40h,40m,40qを通る一番長い光パスに合わせて方路数を制限するといった最悪値設計を回避できる。従って、可変カプラ27a〜27dの分岐数を多くできるので、多くの方路数を確保できる。
(2)制御部26は、方路40l,40h,40m,40q毎の最小マージンの平均値に、出力側の各方路40l,40h,40m,40qのマージンが近似又は同じとなるように、可変カプラ27a〜27dの分岐比を決める制御を行う構成とした。
この構成によれば、方路40l,40h,40m,40q毎の最小マージンの平均値を基に、出力側における全方路40l,40h,40m,40qのマージンの偏りが無くなるように、可変カプラ27a〜27dの分岐比を決定できる。
<実施形態の変形例1>
図4は、本実施形態の変形例1に係るクロスコネクト部25Bの構成を示すブロック図である。
変形例1のクロスコネクト部25Bが、上述したクロスコネクト部25(図2)と異なる点は、入力側において、1×NのWSS(第1WSS)61a〜61nと、N個の1×Mの分岐比可変カプラ(第1分岐比可変カプラ)71a〜71n,72a〜72n,73a〜73n,74a〜74n(71a〜74n)とをカスケード接続した。また、出力側において、N個のM×1の分岐比可変カプラ(第2分岐比可変カプラ)81a〜81n,82a〜82n,83a〜83n,84a〜84n(81a〜84n)と、N×1のWSS(第2WSS)62a〜62nとをカスケード接続したことにある。但し、N>Mの関係であるとする。また、図2に示す入力ポートi1〜i4側の光アンプ21と、出力ポートo1〜o4側の光アンプ24とは省略してある。
図2に示したクロスコネクト部25において、入力ポートi1〜i4及び出力ポートo1〜o4を増加させる場合、この増加数が多いと、入力側の可変カプラ27a〜27dの出力ポートの数が増加し、この増加に伴い光信号が大きく減衰してしまう。
そこで、図4に示すクロスコネクト部25Bの構成のように、各入力ポートi1〜iNMに、1×NのWSS61a〜61nを接続して、入力ポートi1〜i4毎にN個のポートを増やしておく。このN個のポート毎に可変カプラ71a〜74nをカスケード接続する。
この接続構成では、入力ポートi1をWSS61aでN個のポートに増やしても、このN個のポート毎に可変カプラ71a〜71nが接続され、各可変カプラ71a〜71nは、Nより少数のM分岐数で光信号を分岐するので、光信号が大きく減衰することはない。つまり、光信号の減衰が抑制される。これは、他のWSS61b〜61n及び可変カプラ72a〜74nにおいても同様である。
この入力側の可変カプラ71a〜71nには、M×1の分岐比可変カプラ81a〜84nが接続されているので、可変カプラ71a〜71nで分岐した光信号を、分岐比可変カプラ81a〜84nで結合する。この結合した光信号を、N×1のWSS62a〜62nで纏めて、各出力ポートo1〜oNMへ出力できる。
この構成によれば、クロスコネクト部25Bの入力側の方路40l,40h,40m,40qが接続される入力ポートを第1WSSでN個のポートに増やし、このN個のポート毎に第1分岐比可変カプラをしてNより少数のM分岐数で光信号を分岐するので、光信号が大きく減衰することはない。
この後、出力側にも入力側と逆の数のM×1の第2分岐比可変カプラを用いて分岐光信号を結合後に、第2WSSで1つに纏めて出力側の方路40l,40h,40m,40qへ出力するので、入力された光信号の状態で出力できる。このため、波長クロスコネクト装置の入力側の方路40l,40h,40m,40qが接続される入力ポートと、出力側の方路40l,40h,40m,40qが接続される出力ポートとを、光信号が大きく減衰しないように、増加させることができる。
<実施形態の変形例2>
図5は、本実施形態の変形例2に係るクロスコネクト部25Cの構成を示すブロック図である。
変形例2のクロスコネクト部25Cが、上述したクロスコネクト部25B(図4)と異なる点は、入力側及び出力側において、WSSと分岐比可変カプラとを逆にカスケード接続したことにある。
即ち、入力ポートi1〜iNM毎に、1×Mの可変カプラ(第1分岐比可変カプラ)76a〜76nを接続し、この可変カプラ76a〜76n毎に1×NのWSS(第1WSS)66a〜66n,67a〜67n,68a〜68n,69a〜69n(66a〜69n)を接続した。つまり、可変カプラ76a〜76n毎からは大きく減衰しない分岐数M個の光信号を出力し、このM個の分岐光信号をWSS66a〜69nでN個の増やし、出力している。
出力側では、その出力側と逆のN×1のWSS(第2WSS)86a〜86n,87a〜87n,88a〜88n,89a〜89n(86a〜89n)に、M×1の可変カプラ(第2分岐比可変カプラ)96a〜96nをカスケード接続して、光信号を元に戻して各方路40l,40h,40m,40qへ出力している。
この構成によれば、クロスコネクト部25Cの入力側の方路40l,40h,40m,40qが接続される入力ポートを第1分岐比可変カプラでM個のポートに分岐する。このM分岐は、光信号が大きく減衰することのない数の分岐である。このM分岐に対応するM個のポート毎に第1WSSをしてMより多数のN個で光信号を出力する。
この後、出力側にも入力側と逆の数のN×1の第2WSSを用いて光信号を1出力し、この1出力がM個入力される第2分岐比可変カプラでM個を1つに結合して出力側の方路40l,40h,40m,40qへ出力する。このため、入力された光信号の状態で出力できる。従って、波長クロスコネクト装置の入力側の方路40l,40h,40m,40qが接続される入力ポートと、出力側の方路40l,40h,40m,40qが接続される出力ポートとを、光信号が大きく減衰しないように、増加させることができる。
また、本実施形態のコンピュータで実行されるプログラムについて説明する。コンピュータは、光ファイバによる複数の方路から伝送されてきた光信号を光カプラで分岐し、この分岐された各光信号をWSSを介して出力側の複数の方路へ出力する中継を行い、前記光カプラに、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変できる分岐比可変カプラを用い、可変カプラ27a〜27dの分岐比を、分岐後の光信号を伝送する複数の光パスが通る出力側の方路40l,40h,40m,40qにおいて光信号対雑音比のマージンの偏りが無くなるように、可変する制御を行う波長クロスコネクト装置20Aである。
上記プログラムは、上記コンピュータを、可変カプラ27a〜27dでの分岐後の光信号が伝送される複数の光パス毎のマージンを出力側の方路40l,40h,40m,40q毎に求める手段として機能させる。また、コンピュータを、出力側の方路40l,40h,40m,40q毎に求めた全マージンから得られる当該方路40l,40h,40m,40q毎の最小マージンを基に、各方路40l,40h,40m,40qにおけるマージンの偏りが無くなるように、可変カプラ27a〜27dの分岐比を可変する制御を行う手段として機能させる。
このプログラムによれば、上述した実施形態の波長クロスコネクト装置20Aと同様の効果を得ることができる。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
10A 光伝送システム
20A 波長クロスコネクト装置
21,24 光アンプ
23a〜23d,61a〜61n,62a〜62n,66a〜69n,86a〜89n WSS
25,25B,25C クロスコネクト部
26 カプラ分岐比可変制御部
26a 記憶部
27a〜27d,71a〜74n,81a〜84n,76a〜76n,96a〜96n 分岐比可変カプラ
30,30a〜30i ROADMノード
40,40a〜40x 光ファイバ
40l 第1方路
40h 第2方路
40m 第3方路
40q 第4方路
51,52 光パス
i1〜i4 入力ポート
o1〜o4 出力ポート

Claims (6)

  1. 光ファイバによる入力側の複数の方路から伝送されてきた光信号を光カプラで分岐し、この分岐された各光信号をWSS(Wavelength Selective Switch)を介して出力側の複数の方路へ出力する中継を行う波長クロスコネクト装置であって、
    前記光カプラに、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変できる分岐比可変カプラを用い、
    前記分岐比可変カプラの分岐比を、分岐後の光信号を伝送する複数の光パスが通る出力側の方路において光信号対雑音比のマージンの偏りが無くなるように、可変する制御を行う制御部を備え、
    前記制御部は、前記出力側の光パス毎の前記マージンを方路毎に求め、求めた全マージンから得られる当該方路毎の最小マージンを基に、各方路におけるマージンの偏りが無くなるように、当該分岐比可変カプラの分岐比を可変する制御を行う
    ことを特徴とする波長クロスコネクト装置。
  2. 前記制御部は、前記方路毎の最小マージンの平均値に、前記出力側の各方路のマージンが近似又は同じとなるように、前記分岐比可変カプラの分岐比を決める制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の波長クロスコネクト装置。
  3. 前記入力側の方路毎に、光信号である1入力をN個で出力する第1WSSを接続し、この接続された方路毎の第1WSSに、1入力をN個より少ないM個で分岐する第1分岐比可変カプラをカスケード接続し、
    前記カスケード接続された第1分岐比可変カプラのM個の出力ポートに、M個の入力を1つに結合して出力する第2分岐比可変カプラを接続し、この接続された第2分岐比可変カプラ毎の出力ポートを1つに纏めて、出力側の方路毎に出力する第2WSSを、当該第2分岐比可変カプラにカスケード接続した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の波長クロスコネクト装置。
  4. 前記入力側の方路毎に、光信号である1入力をM個に分岐する第1分岐比可変カプラを接続し、この接続された方路毎の第1分岐比可変カプラに、1入力をN個で出力する第1WSSをカスケード接続し、
    前記カスケード接続された第1WSSの出力ポートに、N個の入力を1出力する第2WSSを接続し、この接続された第2WSS毎の出力ポートのM個を1つに結合して、出力側の方路毎に出力する第2分岐比可変カプラを、当該第2WSSにカスケード接続した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の波長クロスコネクト装置。
  5. 光ファイバによる入力側の複数の方路から伝送されてきた光信号を光カプラで分岐し、この分岐された各光信号をWSSを介して出力側の複数の方路へ出力する中継を行う波長クロスコネクト装置の分岐比可変方法であって、
    前記波長クロスコネクト装置は、
    前記光カプラに、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変できる分岐比可変カプラを用い、
    前記分岐比可変カプラの分岐比を、分岐後の光信号を伝送する複数の光パスが通る出力側の方路において光信号対雑音比のマージンの偏りが無くなるように、可変する制御を行う制御部を備えており、
    前記制御部は、
    前記分岐比可変カプラでの分岐後の光信号を伝送する複数の光パス毎の前記マージンを前記出力側の方路毎に求めるステップと、
    前記出力側の方路毎に求めた全マージンから得られる当該方路毎の最小マージンを基に、各方路におけるマージンの偏りが無くなるように、当該分岐比可変カプラの分岐比を可変する制御を行うステップと
    を実行することを特徴とする分岐比可変方法。
  6. 光ファイバによる複数の方路から伝送されてきた光信号を光カプラで分岐し、この分岐された各光信号をWSSを介して出力側の複数の方路へ出力する中継を行い、前記光カプラに、光信号を分岐する際の光信号パワーの損失の割合である分岐比を可変できる分岐比可変カプラを用い、前記分岐比可変カプラの分岐比を、分岐後の光信号を伝送する複数の光パスが通る出力側の方路において光信号対雑音比のマージンの偏りが無くなるように、可変する制御を行う波長クロスコネクト装置としてのコンピュータを、
    前記分岐比可変カプラでの分岐後の光信号を伝送する複数の光パス毎の前記マージンを前記出力側の方路毎に求める手段、
    前記出力側の方路毎に求めた全マージンから得られる当該方路毎の最小マージンを基に、各方路におけるマージンの偏りが無くなるように、当該分岐比可変カプラの分岐比を可変する制御を行う手段
    として機能させるためのプログラム。
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