JP2020153583A - 浴室暖房システム - Google Patents

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Abstract

【課題】入浴の際に浴室内を設定温度まで効率よく暖房でき、利便性を向上させる。【解決手段】浴室暖房システム1は、浴室BR内に設置された浴槽BTに湯水を供給する湯張り運転を実行可能な給湯装置2と、浴槽BTの内壁に向けて湯水又は湯水に洗剤を混合した洗浄液を散布して浴槽BTの内壁を洗浄する浴槽洗浄運転を実行可能な浴槽洗浄装置3と、浴室BR内を暖房する浴室暖房運転を実行可能な浴室暖房装置4と、給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の運転制御を行う制御部8とを備え、制御部8は、湯張り運転が指示された時、浴槽洗浄運転と浴室暖房運転とを並行して実行させ、浴槽洗浄運転完了後に湯張り運転を実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、浴室内に設置された浴槽に湯水を供給する湯張り運転を実行可能な給湯装置と、浴槽内壁に向けて湯水又は湯水に洗剤を混合した洗浄液を散布して浴槽内壁を洗浄する浴槽洗浄運転を実行可能な浴槽洗浄装置と、浴室内を暖房する浴室暖房運転を実行可能な浴室暖房装置と、給湯装置、浴槽洗浄装置及び浴室暖房装置の運転制御を行う制御部とを備えた浴室暖房システムに関する。
従来、浴槽に湯水を供給する湯張り運転を実行可能な給湯装置と、浴室内を暖房する浴室暖房運転を実行可能な浴室暖房装置と、給湯装置及び浴室暖房装置の運転制御を行う制御部を有する浴室リモコンとを備えた浴室暖房システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この浴室暖房システムでは、浴室リモコンの連動スイッチがON操作された時、湯張り運転開始後に湯張り運転に連動させて浴室暖房運転を開始させ、湯張り運転完了後に浴室暖房運転を停止させる。
特開2004−347222号公報
ところで、浴室暖房装置の最大暖房能力は機種や熱源の相違によって異なる。最大暖房能力の低い浴室暖房装置を浴室に設置する場合、上記浴室暖房システムであっても、湯張り運転完了時に浴室の室温が浴室暖房運転の設定温度に達しないという問題が見出された。
本発明は、以上の点に鑑み、入浴の際に浴室内を設定温度まで効率よく暖房でき、利便性が向上する浴室暖房システムを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、浴室内に設置された浴槽に湯水を供給する湯張り運転を実行可能な給湯装置と、浴槽内壁に向けて湯水又は湯水に洗剤を混合した洗浄液を散布して浴槽内壁を洗浄する浴槽洗浄運転を実行可能な浴槽洗浄装置と、浴室内を暖房する浴室暖房運転を実行可能な浴室暖房装置と、給湯装置、浴槽洗浄装置及び浴室暖房装置の運転制御を行う制御部とを備えた浴室暖房システムであって、制御部は、湯張り運転が指示された時、浴槽洗浄運転と浴室暖房運転とを並行して実行させ、浴槽洗浄運転完了後に湯張り運転を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、制御部は、湯張り運転が指示された時、浴槽洗浄運転と浴室暖房運転とを並行して実行させ、浴槽洗浄運転完了後に湯張り運転を実行させるため、湯張り運転開始前から浴室内を暖房できると共に、浴槽洗浄運転時に散布する湯水の熱量で浴室暖房を補助できる。従って、入浴の際に浴室内を設定温度まで効率よく暖房でき、利便性が向上する。
また、本発明において、制御部は、浴室暖房装置の最大暖房能力に応じて浴槽洗浄運転時に散布する湯水温を変更させることが望ましい。これによれば、最大暖房能力が小さな浴室暖房装置の場合、浴槽洗浄運転時の湯水温を高くすることで浴室暖房の補助能力を高くすることができる。従って、浴室暖房運転の時間短縮化が図れる。また、最大暖房能力が大きな浴室暖房装置の場合、湯水温を低くすることで浴室暖房に要する熱量を低減でき、省エネルギー化が図れる。
更に、本発明において、浴室の室温を測定する浴室温度測定部を備え、制御部は、浴室温度測定部で測定した浴室の室温に応じて浴槽洗浄運転時に散布する湯水温を変更させることが望ましい。これによれば、浴室の室温が低い場合、浴槽洗浄運転時の湯水温を高くすることで浴室暖房の補助能力を高くすることができる。従って、浴室暖房運転の時間短縮化が図れる。また、浴室の室温が高い場合、湯水温を低くすることで浴室暖房に要する熱量を低減でき、省エネルギー化が図れる。
本発明の浴室暖房システムの一実施形態を概略的に示す構成図。 (a)は、制御部が行う給湯装置、浴槽洗浄装置及び浴室暖房装置の運転制御の一例を示すフローチャート。(b)は、浴室の室温(浴室温度)と浴槽洗浄運転時の湯水温(洗浄温度)との対応表。(c)は、浴室温度と浴槽洗浄運転時の湯水温(すすぎ温度)との対応表。 (a)は、制御部が行う給湯装置、浴槽洗浄装置及び浴室暖房装置の運転制御の別の例を示すフローチャート。(b)は、浴室暖房装置の最大暖房能力(浴暖加熱能力)と洗浄温度及びすすぎ温度との対応表。 (a)は、制御部が行う給湯装置、浴槽洗浄装置及び浴室暖房装置の運転制御のまた別の例を示すフローチャート。(b)は、浴暖加熱能力及び浴室温度と洗浄温度との対応表の一例。(c)は、浴暖加熱能力及び浴室温度とすすぎ温度との対応表の一例。
図1を参照して、本発明の一実施形態である浴室暖房システム1を以下に説明する。浴室暖房システム1は、浴室BR内に設置された浴槽BTに湯水を供給する湯張り運転を実行可能な給湯装置2と、浴槽BTの内壁に向けて湯水又は湯水に洗剤を混合した洗浄液を散布して浴槽BTの内壁を洗浄する浴槽洗浄運転を実行可能な浴槽洗浄装置3と、浴室BR内を暖房する浴室暖房運転を実行可能な浴室暖房装置4とを備えている。
給湯装置2は、浴室BRの外部(屋外等)に設置される熱源機の一種であるガス給湯器又はガス給湯暖房機である。ガス給湯器又はガス給湯暖房機には、給水管51とガス供給管52とを介して上水と燃焼ガスとが夫々供給され、ガス給湯器又はガス給湯暖房機は、図示省略の、ガスバーナ、給湯熱交換器、風呂熱交換器、各種配管、各種弁、及び各種センサ、給湯制御部21等を備えている。給湯装置2と浴槽BTとの間に、給湯装置2で生成した湯水を浴槽BTに供給する往き管53及び浴槽BT内の湯水を給湯装置2に戻す戻り管54が介設されている。
また、給湯装置2と浴槽BTとの間には、浴槽洗浄運転時に給湯装置2で生成した湯水が供給される供給管55が介設され、供給管55の下流側に浴槽洗浄装置3が設けられている。浴槽洗浄装置3は、供給管55の下流端に位置して浴槽BTの底部に設置される、散布孔を有する洗浄ノズル31、図示省略の洗剤タンク及び各種弁、供給管55を介して給湯装置2から供給される湯水に洗剤タンク内の洗剤を混合して洗浄液を生成する、図示省略の洗剤混合部、浴槽洗浄制御部32等を備えている。
浴室暖房装置4は、浴室BRの天井上に設置され、図示省略の吹出し口及び吸込み口が浴室BR内に臨んでいる。また、浴室暖房装置4は、電気式のものであり、図示省略のモータ、ファン及びヒータ、浴室暖房制御部41等を備えている。尚、浴室暖房装置4は、浴室暖房運転以外に、浴室BR内で洗濯物の乾燥を行う乾燥運転、ヒータを作動させずに外気を浴室BR内に導入する涼風運転、浴室BR内の空気と外気とを入れ替える換気運転等も可能である。
浴室BRに隣接する脱衣室の内壁面には浴室暖房装置4を操作する脱衣室リモコン42が設置されている。脱衣室リモコン42は、図示省略の、運転状態等を表示する表示部及び各種運転をユーザーが選択して操作等できる複数の操作スイッチ等を備え、浴室暖房装置4と有線接続されている。操作スイッチの操作による入力信号は有線通信で浴室暖房装置4の浴室暖房制御部41に入力される。
給湯制御部21、浴槽洗浄制御部32及び浴室暖房制御部41はいずれも、CPU,ROM,RAM,A/Dコンバータ、インターフェース等を備えるマイクロコンピュータから構成され、夫々には、給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の各種運転の制御に対応するプログラムが予めインストールされている。
また、浴室暖房システム1は、浴室BRの内壁面に設置される浴室リモコン6と、台所の内壁面に設置される台所リモコン7とを備えている。浴室リモコン6及び台所リモコン7は共に、湯水の設定温度、時刻等を表示する表示部61,71、給湯装置2及び浴槽洗浄装置3の各種運転をユーザーが選択して操作等できる複数の操作スイッチ62,72等を備え、操作スイッチ62の一つとして給湯装置2に湯張り運転を指示する操作スイッチ62a,72aが設けられている。また、浴室リモコン6及び台所リモコン7は連動し、操作スイッチ62,72の中には同一の運転等を指示する操作スイッチ(例えば、操作スイッチ62a,72a等)があり、この同一の運転等を指示する操作スイッチが浴室リモコン6又は台所リモコン7のいずれか一方で操作されると、浴室リモコン6及び台所リモコン7の両方は同時に操作された状態になる。このような浴室リモコン6及び台所リモコン7は、給湯装置2及び浴槽洗浄装置3の両方と有線接続されている。従って、操作スイッチ62,72の操作によって入力される信号は、その操作内容に応じて有線通信で給湯制御部21又は浴槽洗浄制御部32のいずれか一方又は両方に送信される。
そして、浴室暖房システム1は、給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の運転制御を行う制御部8を備えている。制御部8は浴室リモコン6に内蔵されている。制御部8もまた、給湯制御部21、浴槽洗浄制御部32及び浴室暖房制御部41と同様に、CPU,ROM,RAM,A/Dコンバータ、インターフェース等を備えるマイクロコンピュータから構成され、給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の運転制御に対応するプログラムが予めインストールされている。
制御部8が行う給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の運転制御は、浴室リモコン6又は台所リモコン7の操作スイッチ62a,72aがON操作され、給湯装置2の湯張り運転が指示された時、浴槽洗浄装置3の浴槽洗浄運転と浴室暖房装置4の浴室暖房運転とを並行して実行させ、浴槽洗浄運転完了後に浴室暖房運転は継続させて湯張り運転を実行させるというものである。このような制御を行うために、浴室リモコン6には赤外線発光部63が設けられ、浴室暖房装置4には、赤外線発光部63から照射される赤外線を受光できる位置に赤外線受光部43が設けられて、浴室リモコン6から浴室暖房装置4に赤外線通信できるようにしている。
尚、赤外線発光部63及び赤外線受光部43は共に、赤外線受発光部に替えることができる。赤外線受発光部とすることによって、浴室暖房装置4と浴室リモコン6とは双方向の赤外線通信が可能となり、例えば、浴室暖房装置4の設置時に、最大暖房能力に関する情報信号を制御部8に赤外線通信で自動的に送信して設定することができる。勿論、浴室暖房装置4の最大暖房能力に関する情報は、浴室暖房装置4の設置時に浴室リモコン6等を介して制御部8に手動で設定することも可能である。浴室暖房装置4の最大暖房能力が設定されると、制御部8は、給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の上記運転制御を浴室暖房装置4の最大暖房能力に応じて行うことができる。
また、浴室リモコン6には、浴室BRの室温を測定する浴室温度測定部として温度センサ64が設けられている。温度センサ64が測定する浴室BRの室温に対応する信号は制御部8に送信され、制御部8は、給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の上記運転制御を浴室BRの室温に応じて行うことができる。尚、温度センサ6の設置部位は、浴室リモコン6に限定されず、浴室BRの室温を測定できる浴室BRの内壁面、天井面等とすることもできる。
図2(a)〜図2(c)を参照して、図1に示す浴室暖房システム1の制御部8が行う給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の運転制御の一例を説明する。尚、図2(a)のフローチャートに示す制御部8の運転制御は、温度センサ64が測定した浴室BRの室温(浴室温度)のみに基づくものであり、浴室暖房装置4の最大暖房能力はこの運転制御に関与しない。
スタートの時点では、給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の夫々に家庭用電源から電力が投入されて、給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4はいずれも、各種運転の待機状態となっている。また、浴槽BTには蓋をせず、浴槽BTの底部に設置される、図示省略の排水栓は排水トラップを閉じた状態としておく。
ユーザーが浴室リモコン6又は台所リモコン7の操作スイッチ62a,72aをON操作して、制御部8に給湯装置2の湯張り運転開始の指示が入力されると(STEP1)、温度センサ64が、浴室BRの室温である浴室温度Tb1を測定し、測定された浴室温度Tb1に関する信号を制御部8に出力して、制御部8はその信号に基づいて浴室温度Tb1を確認する(STEP2)。制御部8には、浴室温度Tb1に対する浴槽洗浄装置3の浴槽洗浄運転時に使用する湯水の温度、即ち、洗浄温度Twが、図2(b)の対応表に示す如く予め設定されている。即ち、浴室温度Tb1が低ければ洗浄温度Twを高くし、浴室温度Tb1が高ければ洗浄温度Twを低くする。また、浴室温度Tb1が高温域と低温域との間の中温域であれば、洗浄温度Twも中温域にする。ここで、浴室温度Tb1の低温域、中温域、高温域としては、例えば、15℃未満、15℃以上20℃未満、20℃以上が例示され、また、各温度範囲に対する洗浄温度Twとしては、50℃,40℃,30℃が例示される。図2(b)の対応表は経験値であり、制御部8は、図2(b)の対応表に示す対応関係に従って洗浄温度Twを決定する(STEP3)。
また、制御部8から給湯制御部21及び浴槽洗浄制御部32に浴槽洗浄運転開始の指示信号が有線通信で送信される。その指示信号を受信して給湯装置2及び浴槽洗浄装置3は浴槽洗浄運転モードとなり、先ず洗浄運転を開始する(STEP4)。この洗浄運転では、制御部8が決定した洗浄温度Twの湯水を給湯装置2が生成し、生成された湯水が給湯装置2から浴槽洗浄装置3に供給管55を介して供給される。また、浴槽洗浄装置3は、その湯水に洗剤を混合して洗浄液を生成し、生成した洗浄液を洗浄ノズル31の散布孔から浴槽BTの内壁に向けて散布する。更に、浴室リモコン6の赤外線発光部63から浴室暖房装置4の赤外線受光部43に浴室暖房運転開始の指示信号が赤外線通信で送信され、浴室暖房装置4は、浴室暖房制御部41に設定された設定温度の温風を生成して浴室BR内に吹出し、浴室暖房運転を開始する(STEP5)。この時、脱衣室リモコン42は、浴室暖房運転を指示する操作スイッチがON操作された時と同じ状態となる。尚、洗浄運転と浴室暖房運転との開始順は、図2(a)に示すフローチャートの順とする他、逆にしても又は同時としてもよい。いずれの場合にも浴槽洗浄運転と浴室暖房運転とは並行して行われる。
尚、洗浄運転の開始時には、最初から洗浄液を散布するのではなく、洗浄温度Twの湯水のみを散布するプレ洗浄を行い、このプレ洗浄後、洗浄液を散布する本洗浄を行うようにしてもよい。
洗浄運転開始後、浴槽BTの内壁洗浄が完了したか否かの判定が行われる(STEP6)。この判定は、給湯装置2の給湯制御部21が行う。給湯制御部21には、浴槽洗浄時間に関するデータが予め設定されていて、洗浄経過時間をカウントするタイマーも設けられている。タイマーがカウントした洗浄経過時間が設定時間に達した時、給湯装置2は浴槽洗浄装置3への湯水の供給を停止し、浴槽洗浄装置3は洗浄液の生成及び散布を停止して洗浄運転が完了する。そして、この時点で温度センサ64が再度浴室温度Tb2を測定し、制御部8は、STEP2と同様にして浴室温度Tb2を確認する(STEP7)。
洗浄運転の次はすすぎ運転である。すすぎ運転では、給湯装置2が生成して供給管55を介して供給される湯水のみが、浴槽洗浄装置3の洗浄ノズル31の散布孔から、洗浄液が散布された浴槽BTの内壁に向けて散布される。すすぎ用の湯水の温度、即ち、すすぎ温度Trも浴室温度Tb2と図2(c)の対応表に示す如く制御部8に予め設定されている。図2(c)の対応表は図2(b)の対応表と同一とすることができ、浴室温度Tb2の温度範囲及びこの温度範囲に対するすすぎ温度Trの数値も同じく例示される。制御部8がすすぎ温度Trを決定した後(STEP8)、給湯装置2及び浴槽洗浄装置3はすすぎ運転を開始する(STEP9)。
すすぎ運転開始後、浴槽BTの内壁のすすぎが完了したか否かの判定が行われる(STEP10)。この判定も給湯制御部21が行い、判定方法は洗浄運転完了の判定に準ずる。すすぎ運転完了が判定された時、給湯装置2は浴槽洗浄装置3への湯水の供給を停止し、浴槽洗浄装置3は湯水の散布を停止して洗浄運転が完了する。浴槽洗浄運転時間、即ち、洗浄運転開始からすすぎ運転完了までの時間として、例えば、10分〜15分間が例示される。
浴槽洗浄運転完了後、制御部8は、浴室暖房制御部41に浴室暖房停止の指示信号を送信せずに浴室暖房装置4の浴室暖房運転は継続させ、給湯制御部21に湯張り運転運転開始の指示信号を送信して給湯装置2を湯張り運転モードにし、湯張り運転を開始させる(STEP11)。給湯装置2は、給湯制御部21に予め設定された温度の湯水を生成し、往き管53を介して湯水を浴槽BTに供給する。湯張り運転では、給湯運転と共に、所定水位に達した後、浴槽BT内の湯水を戻り管54を介して給湯装置2で設定温度に調節する湯沸かし運転等も行われる。そして、湯張り運転完了を給湯制御部21が判定する(STEP12)。この判定は、浴槽BT内の水位、湯水温等の測定結果に基づいて行うことができる。給湯量、設定温度等によって異なるが、通常、湯張り運転時間は20分間程度である。
湯張り運転完了後、温度センサ64が再々度浴室BRの室温(浴室温度)を測定し、測定された浴室温度が予め設定された設定温度Tbset以上であるか否かの判定が浴室暖房制御部41で行われる(STEP13)。浴室温度が設定温度Tbset以上である場合には、浴室暖房制御部41は浴室暖房装置4の浴室暖房運転を停止させる(STEP14)。この時、浴室リモコン6及び台所リモコン7の操作スイッチ62a,72aは自動的にOFFになり、脱衣室リモコン42では、浴室暖房運転の操作スイッチが自動的にOFFになる。一方、浴室温度が設定温度Tbset未満の場合には、浴室暖房運転が継続され、設定温度Tbsetまで浴室暖房装置4は浴室BR内を暖房し続ける。
このように、図2(a)のフローチャートに示す如くの制御部8による給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の運転制御によって、湯張り運転開始前から浴室BR内を暖房できると共に、浴槽洗浄運転時に散布する湯水の熱量で浴室暖房を補助できる。従って、入浴の際に浴室BR内を設定温度Tbsetまで効率よく暖房でき、利便性が向上する。また、制御部8は、温度センサ64で測定した浴室BTの室温に応じて浴槽洗浄運転時に散布する湯水温を変更させるため、浴室BRの室温が低い場合、浴槽洗浄運転時の湯水温を高くすることで浴室暖房の補助能力を高くすることができる。従って、浴室暖房運転の時間短縮化が図れる。また、浴室BTの室温が高い場合、湯水温を低くすることで浴室暖房に要する熱量を低減でき、省エネルギー化が図れる。
図3(a)(b)を参照して、図1に示す浴室暖房システム1の制御部8が行う給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の運転制御の別の例を説明する。尚、図3(a)のフローチャートに示す制御部8の運転制御は、浴室暖房装置4の最大暖房能力(浴暖加熱能力)に応じたものであり、温度センサ64による浴室BRの浴室温度測定は浴室暖房装置4の浴室暖房運転の停止時にのみ関与する。また、図3(a)のフローチャートには、図2(a)のフローチャートと同一のSTEPに同一の符号を付し、その説明を省略する。
図3(a)のフローチャートに示す制御部8の運転制御では、図2(a)に示すフローチャートのSTEP1後、制御部8は、浴室暖房装置4の最大暖房能力(浴暖加熱能力)に応じて浴槽洗浄運転時の湯温(洗浄温度Tw及びすすぎ温度Tr)を決定する(STEP15)。制御部8には、浴暖加熱能力に対する浴槽洗浄装置3の浴槽洗浄運転時に使用する湯水の洗浄温度Tw及びすすぎ温度Trが、図3(b)に示す対応表の如く予め設定されている。即ち、浴暖加熱能力が低ければ洗浄温度Tw及びすすぎ温度Trを高くし、浴暖加熱能力が高ければ洗浄温度Tw及びすすぎ温度Trを低くする。また、浴暖加熱能力が高能力と低能力との間の中能力であれば、洗浄温度Tw及びすすぎ温度Trは中温域にする。ここで、浴暖加熱能力の低能力、中能力、高能力としては、例えば、1kw未満、1kw以上10kw未満、10kw以上が例示され、また、各能力に対する洗浄温度Tw及びすすぎ温度Trとしては、50℃,40℃,30℃が例示される。図3(b)に示す対応表も経験値であり、制御部8は、図3(b)に示す対応表の対応関係に従って洗浄温度Tw及びすすぎ温度Trを決定する。
この後は、図2(a)のフローチャートに準じて、制御部8は、給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の運転制御を行う。尚、STEP15ですすぎ温度Trも決定しているため、図3(a)のフローチャートに示す制御部8の運転制御では、図2(a)のフローチャートに示すSTEP7及びSTEP8を省略している。
このような図3(a)に示すフローチャートの如くの制御部8が行う給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の運転制御によって、最大暖房能力が小さな浴室暖房装置4の場合、浴槽洗浄運転時の湯水温を高くすることで浴室暖房の補助能力を高くすることができる。従って、浴室暖房運転の時間短縮化が図れる。また、最大暖房能力が大きな浴室暖房装置4の場合、湯水温を低くすることで浴室暖房に要する熱量を低減でき、省エネルギー化が図れる。
図4(a)〜(c)を参照して、図1に示す浴室暖房システム1の制御部8が行う給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の運転制御のまた別の例を説明する。図4(a)のフローチャートに示す制御部8の運転制御は、図2(a)のフローチャートに示す運転制御と、浴槽洗浄運転時の洗浄温度Tw及びすすぎ温度Trの決定方法が異なるだけでその他は同一である。従って、図4(a)のフローチャートの各STEPには同一の符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図4(a)のフローチャートに示す制御部8の運転制御は、浴槽洗浄運転時の洗浄温度Tw及びすすぎ温度Trを、浴室BRの室温(浴室温度Tb1,Tb2)と浴室暖房装置4の暖房運転能力(浴暖加熱能力)との両方に基づいて決定する(STEP3及びSTEP8)。即ち、制御部8には、浴室温度Tb1と浴暖加熱能力との組合せに対する洗浄温度Twが、図4(b)の対応表に示す如く予め設定されている。図4(b)の対応表に記載した数値は、洗浄温度Twであり、単位は℃である。図4(b)の対応表に示す対応関係による制御部8の洗浄温度Twの決定方法を一部例示すると、浴暖加熱能力が低能力(例えば、1kw未満)で、浴室温度Tb1が低温域(例えば、15℃未満)である場合、制御部8は洗浄温度Twを60℃に決定する。また、浴暖能力が中能力(例えば、1kw以上10kw未満)で、浴室温度Tb1が中温域(例えば、15℃以上20℃未満)である場合、制御部8は洗浄温度Twを45℃に決定する。更に、浴暖能力が高能力(例えば、10kw以上)で、浴室温度Tb1が高温域(例えば、20℃以上)である場合、制御部8は洗浄温度Twを30℃に決定する。
同様に、制御部8には、浴室温度Tb2と浴暖加熱能力との組合せに対するすすぎ温度Trが、図4(c)の対応表に示す如く予め設定されている。すすぎ温度Trの各設定温度は、図4(b)の対応表に記載の洗浄温度Twの各設定温度と同一である。これらの図4(b)(c)の対応表は、既述の対応表と同様に経験値である。
このような図4(a)のフローチャートに示す如くの制御部8が行う給湯装置2、浴槽洗浄装置3及び浴室暖房装置4の運転制御は、図2(a)のフローチャートに示す如くの制御部8の運転制御と、図3(a)に示すフローチャートの如くの制御部8の運転制御とが奏する効果を併せ持つ。このため、入浴の際に浴室BR内を設定温度までより効率よく暖房でき、利便性がより向上する。
以上、本発明を一実施形態に関して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、給湯装置2には、電気給湯器若しくはヒートポンプの単体、又はこれらとガス給湯暖房機等のハイブリッド熱源機を採用してもよい。また、浴室暖房装置4には、有線で給湯装置2とインテリジェント通信できるものを採用できる。この場合、浴室暖房装置4の最大暖房能力は設置時に自動的に制御部8に設定でき、また、操作スイッチ62a,72aのON操作により湯張り運転が指示されると、浴室暖房装置4の浴室暖房運転の指示信号が給湯制御部21経由で浴室暖房制御部41に送信できる。従って、図1に示す浴室暖房装置4の赤外線受光部43、浴室リモコン6の赤外線発光部63及びこれらに替わる赤外線受発光部を省略できる。
更に、浴室暖房装置4には、給湯装置2で生成した湯水が供給され、この湯水を熱源とする気液熱交換器を備え、外気を加温して温風を浴室BR内に供給して暖房する給湯暖房式のものを採用できる。更にまた、制御部8は、台所リモコン7又は給湯装置2に内蔵してもよく、給湯装置2に内蔵する場合、制御部8は給湯制御部21に併合可能である。そして、制御部8は、給湯制御部21、浴槽洗浄制御部32及び浴室暖房制御部41を介さずに給湯装置2の湯張り運転、浴槽洗浄装置3の浴槽洗浄運転、及び浴室暖房装置4の浴室暖房運転を直接制御することも可能である。また、湯張り運転の指示は、ユーザーによる操作スイッチ62a,72aのON操作に限られない。例えば、制御部8にタイマーを設け、このタイマーに、又は給湯制御部21に設けられるタイマーに予め湯張り運転開始の時刻を設定して設定時刻に湯張り運転の指示が自動的に行われるようにしたり、制御部8や給湯制御部21にインストールされたプログラムに学習機能を持たせ、ユーザーによる湯張り運転の開始時刻を記憶し、その傾向から最適と判断される開始時刻に湯張り運転の指示が自動的に行われるようにしたりすること等も可能である。
1…浴室暖房システム、2…給湯装置、3…浴槽洗浄装置、4…浴室暖房装置、64…温度センサ(浴室温度測定部)、8…制御部、BR…浴室、BT…浴槽。

Claims (3)

  1. 浴室内に設置された浴槽に湯水を供給する湯張り運転を実行可能な給湯装置と、浴槽内壁に向けて湯水又は湯水に洗剤を混合した洗浄液を散布して浴槽内壁を洗浄する浴槽洗浄運転を実行可能な浴槽洗浄装置と、浴室内を暖房する浴室暖房運転を実行可能な浴室暖房装置と、給湯装置、浴槽洗浄装置及び浴室暖房装置の運転制御を行う制御部とを備えた浴室暖房システムであって、
    制御部は、湯張り運転が指示された時、浴槽洗浄運転と浴室暖房運転とを並行して実行させ、浴槽洗浄運転完了後に湯張り運転を実行させることを特徴とする浴室暖房システム。
  2. 制御部は、浴室暖房装置の最大暖房能力に応じて浴槽洗浄運転時に散布する湯水温を変更させることを特徴とする請求項1記載の浴室暖房システム。
  3. 浴室の室温を測定する浴室温度測定部を備え、制御部は、浴室温度測定部で測定した浴室の室温に応じて浴槽洗浄運転時に散布する湯水温を変更させることを特徴とする請求項1又は2記載の浴室暖房システム。
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