JP2009293861A - 浴槽の排水完了判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽側壁の浴槽金具を介して浴槽水位を検知する水位センサを備え、排水動作の際には、前記浴槽金具の取付高さを超える基準水位以下に貯留可能な基準以下水量が排水される残り排水時間を判断要素として排水完了の判定を行なうものに於いて、排水開始水位が基準水位以下の場合であっても、信頼性の高い排水完了判定が行なえるようにする。
【解決手段】排水開始水位HSが基準水位HKより高い場合は、水位センサの検知する浴槽水位が、基準水位以上の演算用水位に水位低下するまでの水位低下時間T1を計測して排水スピードQ0を求め(S75)、排水開始水位HSが基準水位HK以下の場合は、先行する複数回の排水動作の際に求めた前記排水スピードを平均した平均排水スピードを用いて演算される前記残り排水時間の平均時間ATが経過したとき(S85で、「Y」)に、排水が完了したと判定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、浴槽の排水完了判定装置に関するものである。
浴槽の排水完了判定装置を備えた風呂システムが特許文献1に開示されている。
このものは、浴槽側壁に取り付けられた浴槽金具には、熱源機から引き出された湯張り回路が接続されていると共に、該湯張り回路には、浴槽水位を検知する水位センサが設けられている。この水位センサは、湯張り回路を介して伝達される浴槽水の水圧(具体的には、浴槽金具の取付高さの水圧)を浴槽水位として検知する機能を備えている。そして、湯張り時には、水位センサの検知する浴槽水位が別途設定された湯張り水位に達するまで、前記湯張り回路から浴槽に湯張り水が供給される。
このものでは、浴槽水の排水時には、前記水位センサが検知する浴槽水位の時間変化等に基づいて演算した排水スピードを判断要素として排水完了を報知できるようにしている。具体的には、排水開始時の浴槽水位から基準水位(浴槽金具の取付高さ付近に設定されている)に排水されるまでの排水時間を計測し、該排水時間で、前記排水開始水位と基準水位の間の浴槽内に貯留される浴槽水の量を割り算し、これにより、排水スピードを演算する。そして、浴槽水位が基準水位まで降下して水位センサによる水位検知が不能なレベルまで排水されると、それ以降の残り排水時間を、前記排水スピードと前記基準水位以下の浴槽内に貯留可能な残水量に基づいて演算し、該残り排水時間が経過したときに、排水が完了したと判定してこれを報知する。
一方、前記特許文献1のものでは、排水開始時の浴槽水位が、基準水位を若干超えているに過ぎない場合には、浴槽金具の取付高さまで排水される時間が短いから、正確な排水スピードを演算することができない。このことから、特許文献1ものでは、排水開始時の浴槽水位が基準水位よりある程度高くないと、排水完了の判定を行なわず、排水完了報知を実行しない(段落[0037][0038])。
特許第3721207号公報
しかしながら、上記従来のものでは、排水開始時の浴槽水位が基準水位よりある程度高くないと排水完了の判定を行わないから、排水開始時の浴槽水が少ない場合は、使用者が排水完了の時期を認識することができず、使い勝手が悪いという問題がある。
かかる問題を解決するため、前回の排水動作の際に演算した排水スピードを記憶しておき、今回の排水開始水位が基準水位以下の場合(排水スピードを演算できい場合)は、記憶した前回の排水スピードを用いて、基準水位以下の浴槽内に貯留可能な浴槽水の残り排水時間を演算し、該残り排水時間が経過したときに、排水が完了したと判定してこれを報知することも考えられる。
ところが、排水開始水位は、毎回の排水動作で一定しているとは限らないから、前回の排水動作の際に演算した排水スピードを用いて、今回の排水完了を判定すると、前回の排水開始時の浴槽水位によって、今回の排水完了判定の時期にバラツキが生じ、判定の信頼性が担保できないという問題がある。
これを具体的に説明すると、浴槽水の量が多い排水初期では、水頭圧が高いので、排水栓から勢い良く浴槽水が流出することから排水スピードが速く、逆に、排水終了期では排水スピードは遅い。又、排水スピードは、前述のとおり、排水開始水位と基準水位の間の浴槽内に貯留可能な浴槽水の量を、これら両水位の間の排水時間で割り算したものであるから、該排水スピードは、単位時間当たりの排水量の平均時間になっている。従って、排水開始水位が高い程、前記単位時間当たりの排水量の平均時間、即ち、排水スピードが大きくなる。このことから、前回の排水動作の際に演算した排水スピードを用いて、今回の残り排水時間を演算すると、前回と今回の排水開始水位の差が大きい場合は、排水完了時期が実態から大きくずれ、判定の信頼性が担保できないのである。
尚、前記のように排水時間を実測することなく、排水スピードを演算で求めることも考えられる。即ち、排水開始水位と浴槽平面積、及び、排水口の大きさ等に基づいて、排水スピードを演算で求めるのである。ところが、かかる場合は、排水栓やこれに繋がる排水通路がゴミ等で次第に詰まることから、排水スピードの理論値と実態とのずれが次第に大きくなり、排水時間を実測しない場合は、排水の完了判定の信頼性が担保できず、排水時間を実測することが必要となる。
尚、上記においては、単位時間当たりの排水量を排水スピードとして採用しているが、単位時間当たりの水位低下量(水位低下速度)等を排水スピードとして採用してもよい。従って、以下に於いては、「排水スピード」は、単位時間当たりの排水量だけでなく、単位時間当たりの水位低下量(水位低下速度)等、浴槽水の排水の速さを表す種々の値を意味するものとする。
本発明は、かかる点に鑑みて成されたもので、
『浴槽底壁に設けられた排水栓と、
浴槽側壁に設けられた浴槽金具を介して浴槽内に繋がる湯張り回路と、
前記湯張り回路に連通する場所に配設されて浴槽内の水圧を浴槽水位として検知する水位センサと、
浴槽の湯張り水位を設定する湯張り水位設定手段と、を具備し、
前記水位センサが検知する浴槽水位が、前記湯張り水位設定手段で設定される湯張り水位になるまで前記湯張り回路から前記浴槽金具を経て浴槽に湯張り水を供給する一方、
前記排水栓が開放された排水動作の際には、前記浴槽金具の取付高さ以上に設定された基準水位より下方に貯留可能な基準以下水量が排水される残り排水時間を判断要素として排水完了の判定を行なう、浴槽の排水完了判定装置』に於いて、排水開始水位が基準水位以下の場合であっても、信頼性の高い排水完了判定が行なえるようにすることを課題とする。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の解決手段は、
『排水開始水位が前記基準水位より高い場合は、前記水位センサの検知する浴槽水位が、所定水位から前記基準水位以上の演算用水位に水位低下するまでの水位低下時間をタイマで計測して排水スピードを求め、
前記排水開始水位が前記基準水位以下の場合は、先行する複数回の排水動作の際に求めた前記排水スピードを平均した平均排水スピードを用いて演算される前記残り排水時間の平均時間が、排水開始時から経過したときに、排水が完了したと判定する』ことである。
上記解決手段は次の作用を奏する。
排水動作の際の排水開始水位が基準水位より高い場合は、浴槽水位が、所定水位から演算用水位(基準水位より高い水位)に水位低下するまでの水位低下時間がタイマで計測されると共に、この計測時間に基づいて排水スピードが求められる。
この排水スピードは、前述のように、単位時間当たりの排水量だけでなく、単位時間当たりの水位低下量(水位低下速度)等、排水の速さを表す種々の値を意味している。
前記のようにして求められた排水スピードは、排水開始水位が基準水位以下である場合の排水完了判定に利用される。
即ち、排水開始水位が基準水位以下の場合に於いて、排水動作が開始されると、先行する複数回の排水動作の際に求めた排水スピードを平均した平均排水スピードを用いて演算される前記残り排水時間の平均時間を利用し、排水開始時から平均時間が経過したときに、排水が完了したと判定される。
このように、上記解決手段によれば、排水開始水位が基準水位以下の場合は、複数回の排水動作の際に求めた排水スピードを平均した平均排水スピードから演算される残り排水時間の平均時間を用いて排水完了判定を行なうから、単に前回の排水動作の際に演算した排水スピードを用いて今回の排水完了を判定する場合に比べ、前回の排水開始水位が排水完了判定に与える影響が少なくなる。
[請求項2に係る発明]
請求項1に係る発明に於いて、
『前記排水スピードは、前記所定水位と前記演算用水位の上下間の浴槽内に貯留される浴槽水の水量を、前記水位低下時間で割り算した値である』ものでは、前記所定水位から演算用水位に水位低下するのを、水位センサで監視すると共に、前記水位低下時間をタイマで計測することができ、湯張り時の浴槽水位を検知する水位センサを流用して、排水スピードを演算することができる。
[請求項3に係る発明]
請求項1又は2に係る発明に於いて、
『今回の排水動作の際に前記タイマが計測する水位低下時間が異常判定時間より大きい場合は、今回の排水スピードを求めない』ことである。
このものでは、タイマの計測する水位低下時間が異常判定時間より大きい場合は、例えば、浴槽内に誤って落下させたタオルで排水栓が閉塞されている可能性がある。本発明では、このような場合は、排水スピードを求めないから、次回の排水用に演算される残り排水時間の平均時間の信頼性が担保される。
[請求項4に係る発明]
請求項3に係る発明に於いて、
『今回の排水スピードを求めない場合は、前記排水栓の清掃を促す報知を実行する』ものでは、排水栓等が詰まった場合に、その清掃が必要であることの注意喚起をすることができる。
[請求項5に係る発明]
請求項1〜4に係る排水完了判定装置を備えた風呂システムに於いて、
『前記排水完了判定が行なわれたことに応答して、前記浴槽の内面に洗浄水を噴射する浴槽洗浄動作を実行する』ものでは、信頼性の高い排水完了判定に基づいて浴槽洗浄が実行されるから、浴槽水の排水が完了する前に浴槽洗浄が実行されるような不都合が少なくなる。
本発明は次の特有の効果を有する。
請求項1に係る発明によれば、排水開始水位が基準水位以下の場合は、複数回の排水動作の際に求めた排水スピードを平均した平均排水スピードから演算される残り排水時間の平均時間を用いて排水完了判定を行なうから、単に前回の排水動作の際に演算した排水スピードを用いて今回の排水完了を判定する場合に比べ、前回の排水開始水位が排水完了判定時期に与える影響が少なくなり、これにより、信頼性の高い排水完了判定が行なえる。
請求項2に係る発明では、湯張り時の浴槽水位を検知する水位センサを流用して、排水スピードを演算することができる。
請求項3に係る発明によれば、既述したように、例えば、浴槽内に誤って落下させたタオルで排水栓が閉塞されている場合等であっても、次回の排水用として演算される残り排水時間の平均時間の信頼性が担保される。
請求項4に係る発明によれば、既述したように、排水栓等が詰まった場合に、その清掃が必要であることの注意喚起をすることができる。
請求項5に係る発明によれば、信頼性の高い排水完了判定に基づいて浴槽洗浄が実行されるから、浴槽水の排水が完了する前に浴槽洗浄が実行されるような不都合が少ない。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
《全体構成》
図1は本発明の実施の形態を説明する風呂システムの概略構成図であり、温水を加熱生成する熱源機(10)と、リモコン装置(53)と、浴槽(20)と、該浴槽(20)の洗浄ユニット(3)と、更に、洗剤タンク(7)とを備える。
熱源機(10)からは、浴槽(20)内を追焚きするための往き管(12)及び戻り管(13)が引き出されており、該往き管(12)及び戻り管(13)により、浴槽側壁(21)に取り付けられた浴槽金具(5)と熱源機(10)内の追焚用熱交換器(15)が接続されて全体として追焚用循環回路(B)が形成されている。そして、追焚用循環回路(B)には浴槽水の流れを検知する水流スイッチ(29)と循環ポンプ(17)が配設されている。
浴槽(20)内を追焚きする時には、前記追焚用熱交換器(15)を加熱する為の追焚バーナ(16)が燃焼すると共に循環ポンプ(17)が作動することで、浴槽(20)内に貯留された浴槽水が、浴槽金具(5)→戻り管(13)→水流スイッチ(29)→循環ポンプ(17)→追焚用熱交換器(15)→往き管(12)→浴槽金具(5)→浴槽(20)内と繋がる追焚用循環回路(B)で循環しながら加熱昇温される。
熱源機(10)の給湯バーナ(18)で加熱される給湯用熱交換器(19)からは洗浄ユニット(3)に接続される出湯管(11)が引き出されていると共に、該出湯管(11)と追焚用循環回路(B)の往き管(12)は、水量カウンタ(39)と湯張り弁(28)を具備する湯張り分岐管(14)で接続されている。そして、給湯用熱交換器(19)から出湯管(11)を経由して湯張り分岐管(14)から往き管(12)との接続点(280)に至り、該接続点(280)から往き管(12)を経て直接的に浴槽(20)に繋がる第1搬送回路と、前記接続点(280)から追焚用熱交換器(15)を経て停止状態にある循環ポンプ(17)から戻り管(13)を逆流して浴槽(20)に繋がる第2搬送回路を利用した両搬送の湯張りができるようになっている。従って、本実施の形態では、給湯用熱交換器(19)→出湯管(11)→湯張り分岐管(14)と繋がる回路と、前記第1,第2搬送回路によって、浴槽(20)への湯張り回路が構成されている。そして、この湯張り回路を構成する往き管(12)には、水位センサ(27)が配設されている。この水位センサ(27)は、前記往き管(12)を介して伝達される浴槽(20)内の水圧を浴槽水位として検知する。
《洗剤タンク(7)》
洗剤タンク(7)は、浴槽(20)の上端外周に張出す浴槽フランジ(22)に取り付けられていると共に、該洗剤タンク(7)の底壁から引き出された洗剤供給管(70)は、後述する洗浄ユニット(3)に組み込まれた洗剤弁(69)に繋がっている。
《洗浄ユニット(3)》
図1に示すように、洗浄ユニット(3)は、弁装置(60)と、該弁装置(60)の下流側に設けられた銀イオン発生装置(63)と、前記洗剤タンク(7)の底壁から延びる洗剤供給管(70)に接続される洗剤弁(69)と、これら洗剤弁(69)等を制御する洗浄ユニット制御装置(33)を備えている。洗浄ユニット制御装置(33)には、図1の風呂システムが自動排水機能を具備するか否かによって切替えるディップスイッチ(30)と、リモコン装置(53)が配線接続されている。
洗剤弁(69)の下流側は、前記銀イオン発生装置(63)から浴槽(20)側の洗浄ノズル(51)に繋がる洗浄配管(62)に設けられたベンチュリー構造の洗剤混合管(72)に接続されている。
弁装置(60)には、上流から順に、水量制御弁(61)、水量カウンタ(64)、開閉弁(65)、大気開放弁(66)、逆流防止弁(67)が配設されている。前記水量制御弁(61)には熱源機(10)の給湯用熱交換器(19)から引き出された出湯管(11)が接続されると共に、水量制御弁(61)はステッピングモータ等により弁開度が調節できるようになっている。尚、大気開放弁(66)は、熱源機(10)内の給水配管が負圧状態に陥ったときに大気開放させるための弁である。
尚、出湯管(11)には、水量制御弁(61)の上流からシャワー(80)及び出湯蛇口(81)側へ繋がる給湯回路(82)が分岐している。
《リモコン装置(53)》
浴室壁面等に配設されるリモコン装置(53)には、表示画面(530)、電源スイッチ(531)、浴槽洗浄スイッチ(532)、湯張りスイッチ(533)、全自動運転スイッチ(536)、湯張り温度や湯張り水位等を設定するUP/DOWNスイッチ(534)、及び、UP/DOWNスイッチ(534)で設定する対象が湯張り水位であるか湯張り温度であるかを切替える切替スイッチ(535)が設けられている。切替スイッチ(535)を長押しすると、熱源機(10)や浴槽(20)等を設置した作業者が器具運転制御に必要な種々のデータを熱源機(10)の熱源機制御装置(100)等に学習させるための試運転が行なえるようになっている。
尚、前記湯張り水位を設定する場合のUP/DOWNスイッチ(534)は既述発明特定事項たる「湯張り水位設定手段」に対応する。
リモコン装置(53)と、熱源機(10)に組み込まれた熱源機制御装置(100)は双方向通信ができるようになっている。
《排水栓操作具及び排水栓等》
図1に示すように、浴槽フランジ(22)には、浴槽底壁(23)の排水栓(25)を電動で開閉させる排水栓駆動部(43a)を備えた排水栓操作具(43)が配設されている。又、排水栓操作具(43)の操作信号は、リモコン装置(53)を介して、洗浄ユニット(3)に組み込まれた洗浄ユニット制御装置(33)や、熱源機(10)内に組み込まれた熱源機制御装置(100)に送信されるようになっている。
《運転制御動作》
熱源機(10)の熱源機制御装置(100)内には、図2〜図6のフローチャートで示す制御動作を実行するマイクロコンピュータが組み込まれており、リモコン装置(53)に設けられた電源スイッチ(531)が投入されると、前記マイクロコンピュータは図2の基本制御動作を実行する。
先ず、試運転操作がされたか否かを判断する(S1)。この判断は、リモコン装置(53)に設けられた切替スイッチ(535)が長押しされたか否かを確認することにより行なう。そして、試運転操作がされたと判断されると試運転モードが実行される(S2)。試運転モードでは、浴槽金具(5)より上方の基準水位HK、基準水位HK以下の浴槽(20)内に貯留可能な浴槽水の量(基準以下水量VK1)、及び、浴槽水が排水栓(25)から排水される排水スピードの初期設定等を行なう。
図3は試運転モードのフローチャートである。
試運転モードでは、排水栓(25)を閉じ、浴槽金具(5)の取付高さ以上に設定された基準水位HKより下方の浴槽(20)内に貯留可能な水の量である基準以下水量VK1を0に初期設定する(S21)。
次に、S22のステップで、水量カウンタ(39)の検知する湯張り量が20Lになるまで、給湯バーナ(18)を燃焼させた状態で湯張り弁(28)を開弁(20リットル湯張り)した後、湯張り弁(28)を閉じ、更に、循環ポンプ(17)を駆動させて水流スイッチ(29)がON信号を出力するか否かを監視する。前記20リットル湯張りによって、浴槽金具(5)が浴槽水に水没すれば、前記循環ポンプ(17)の駆動時に、浴槽水が、浴槽金具(5)→戻り管(13)→水流スイッチ(29)→循環ポンプ(17)→追焚用熱交換器(15)→往き管(12)→浴槽金具(5)→浴槽(20)内と繋がる追焚用循環回路(B)で循環して水流スイッチ(29)がON信号を出力する。そこで、このON信号が出力されたか否かを判断し(S23)、出力されていない場合(S23で、「N」)は、基準以下水量VK1の値を20L増加させ(S24)、その後、S22のステップに制御を戻して20リットル湯張りを繰り返す。
20リットル湯張りの繰り返しによって、循環ポンプ(17)の駆動時に水流スイッチ(29)がON信号を出力すると(S23で、「Y」)、浴槽金具(5)より上方まで湯張りが行なえ、この状態で、水位センサ(27)の検知する浴槽水位を基準水位HKとして記憶すると共に、水量カウンタ(39)の計測水量をリセットする(S25)。これにより、浴槽金具(5)の取付高さ以上に設定された基準水位HKと、この基準水位HKより下方の浴槽(20)内に貯留可能な浴槽水の量である基準以下水量VK1が決定される。
次に、給湯バーナ(18)を燃焼させた状態で湯張り弁(28)を開弁状態に維持することで、水位センサ(27)の検知する浴槽水位が、基準水位HK+30cmになるまで、連続湯張りを実行する(S26、S27)。
浴槽水位が、基準水位HK+30cmになると(S27で、「Y」)、給湯バーナ(28)を消火させると共に湯張り弁(28)を閉じて連続湯張りを停止させ、基準水位HKを超えて湯張りされた基準以上水量VK2(S25でリセットした水量カウンタ(39)の計測水量)を記憶する(S28)。
次に、浴槽水の排水スピードを求めるため、排水栓(25)を開き、排水時間タイマの計測する水位低下時間T1を0にリセットする(S29)。
水位センサ(27)の検知する浴槽水位が、基準水位HK(本実施の形態では、既述「演算用水位」に一致している。)以下になると(S30で、「Y」)、基準以上水量VK2を水位低下時間T1で割った値を、排水スピードQ1〜Q5として記憶する(S31)。5つの排水スピードQ1〜Q5を記憶するのは、試運転後に排水動作が実行された場合、本実施の形態では、5回の排水動作に於ける平均排水スピードQAを演算し、該平均排水スピードQAに基づいて、基準以下水量VK1が排水される残り排水時間の平均を求めるようにしているからである。
これで、試運転モードが終了する。
次に、図2の説明に戻る。
試運転モード(S2)の制御が終了すると、湯張りスイッチ(533)と浴槽洗浄スイッチ(532)の操作を監視する(S3,S4)。以下、湯張りスイッチ(533)、浴槽洗浄スイッチ(532)が操作された場合の制御に場合を分けて説明する。
*湯張りスイッチ(533)が操作された場合
図2のS3のステップで、湯張りスイッチ(533)の操作が確認されると、湯張りモードが実行される(S5)。
図4は、湯張りモードの制御を説明するフローチャートである。
給湯バーナ(18)を燃焼させ、洗剤弁(69)を閉じた状態で、湯張り弁(28)を開弁させる(S51)。すると、給湯用熱交換器(19)からの湯張り水たる温水は、出湯管(11)を経由して湯張り分岐管(14)から往き管(12)との接続点(280)に至り、その後、往き管(12)と戻り管(13)を通る既述第1,第2搬送回路から浴槽(20)に供給されて両搬送湯張りが開始する。
次に、水位センサ(27)の検知する浴槽水位が、リモコン装置(53)のUP/DOWNスイッチ(534)でセットされた湯張り設定水位HCになるのを監視し(S52)、湯張り設定水位HCになると、給湯バーナ(18)を消火させると共に湯張り弁(28)を閉じ(S53)、その後、リモコン装置(53)に内蔵されたスピーカ(図示せず)によって、湯張り完了報知を行う。以上で、湯張りモードが終了する。
*浴槽洗浄スイッチ(532)が操作された場合
図2のS4のステップで、浴槽洗浄スイッチ(532)の操作が確認されると、ディップスイッチ(30)の切り替え状態を判断する。そして、本実施の形態に係る風呂システムが自動排水機能を具備することを示す状態にディップスイッチ(30)が切替えられている場合は、浴槽水の排水モード(S7)を実行してから、浴槽洗浄モード(S8)を実行する。
図5は、排水モードを説明するフローチャートである。
先ず、水位センサ(27)が検知する浴槽水位を排水開始水位HS(本実施の形態では発明特定事項の「所定水位」に対応する)として記憶する(S71)。排水開始水位HSが基準水位HKを超えている場合(S72で、「Y」)は、排水栓(25)を開き、排水時間タイマの計測する水位低下時間T1を0にリセットする(S73)。この水位低下時間T1は、基準水位HK(本実施の形態では、既述「演算用水位」に一致している。)まで水位低下するまでの時間を判定する為のものであり、後述のように、前記水位低下時間T1を用いて、今回の排水スピードQ0が演算される。
次に、水位センサ(27)の検知する浴槽水位が基準水位HKまで低下すると(S74で「N」)、排水開始水位HSと基準水位HKとの高低差(排水開始水位HS−基準水位HK)に、浴槽(20)の深さ1cm当たりに貯留できる浴槽水の量VKを掛け算し、これにより、排水開始水位HSから基準水位HKまでの浴槽(20)内に貯留可能な浴槽水の水量を求め、この水量を前記水位低下時間T1で割り算することにより、今回の排水スピードQ0を演算する。即ち、「(HS−HK)×VK÷T1」を演算する(S75)。ここで、浴槽(20)の1cm当たりに貯留できる浴槽水の量VKは、図3の試運転モードのS28で記憶した基準以上水量VK2(基準水位HKから30cm上方の浴槽(20)内に貯留された浴槽水の量)を、30cmで割った値である。
S76のステップにて、図3のS31のステップで記憶した排水スピードQ1〜Q5を更新する。具体的には、第2排水スピードQ2を第1排水スピードQ1として記憶し直し、同様に、第3排水スピードQ3を第2排水スピードQ2とし、第4排水スピードQ4を第3排水スピードQ3とし、第5排水スピードQ5を第4排水スピードQ4とし、更に、S75のステップで求めた今回の排水スピードQ0を第5排水スピードQ5として、夫々、記憶し直す(S76)。すると、図5の排水モードが実行されてS76のステップを通る毎に、排水スピードが、先のものから、Q1〜Q5に順次、記憶される。そして、S77のステップで、Q1〜Q5の和を5で割り算すると、排水開始水位HSが基準水位HK以上の場合における、直近の5回の排水動作に於ける排水スピードの平均時間(平均排水スピードQA)が求められる。
次に、基準以下水量VK1を今回の排水スピードQ0で割り算し、これにより、基準水位HKより下方の浴槽水の排水に必要な残り排水時間HTを演算する。即ち、「残り排水時間HT=基準以下水量VK1÷今回の排水スピードQ0」を演算する(S78)。その後、マイクロコンピュータに内蔵されたタイマで計測される排水経過時間T2を0にリセットし(S79)、該排水経過時間T2が残り排水時間HTになると(S80で、「Y」)、リモコン装置(53)に内蔵されたスピーカ(図示せず)で、排水完了を報知する(S81)。
次に、S72のステップの説明に戻る。
排水開始水位HSが基準水位HK以下の場合(S72で、「N」)は、今回の排水スピードQ0が演算できない。そこで、かかる場合は、基準水位HK以下の浴槽(20)内に浴槽水が充満しているとみなして、その排水所要時間を求める。
このため、先行する複数回の排水動作の際のS77のステップで演算されている平均排水スピードQAで、基準以下水量VK1を割り算し、これにより、残り排水時間の平均時間ATを求める。即ち、「平均時間AT=基準以下水量VK1÷平均排水スピードQA」を演算する(S82)。
次に、排水栓(25)を開いた後(S83)、マイクロコンピュータに内蔵されたタイマで計測される排水経過時間T2を0にリセットし(S84)、該排水経過時間T2が前記平均時間ATになると(S85で、「Y」)、排水が完了したと判定し、S81のステップに制御を移して排水完了を報知する。
このものでは、排水開始水位が基準水位以下の場合(S72で、「N」)は、残り排水時間の平均時間ATを用いて排水完了判定を行なうから(S84、S85)、単に前回の排水動作の際に演算した排水スピードを用いて今回の排水完了を判定する場合に比べ、前回の排水開始水位が排水完了判定に与える影響が少なくなる。よって、排水完了報知の信頼性が担保される。このことから、排水完了判定後に後述の浴槽洗浄モードが実行される場合、浴槽水の排水が完了する前に浴槽洗浄が実行される不都合が少なくなる。
そして、排水モードが終了し、図2の浴槽洗浄モードが実行される(S8)。
図6は、洗浄モードの制御を説明するフローチャートである。
この洗浄動作では、「予備すすぎ」→「洗剤洗浄」→「待機」→「仕上げすすぎ」が順次行われ、最後に「銀イオン洗浄」が行われて洗浄動作が終了される。
予備すすぎ工程では、湯張り弁(28)が閉じられた状態で洗浄ユニット(3)の水量制御弁(61)が所定開度に設定されるとともに開閉弁(65)が開かれ、このときの通水を熱源機(10)が検出するとこれに内蔵された給湯バーナ(18)が燃焼して温水の加熱動作が開始する(S101)。すると、加熱された温水は出湯管(11)を介して洗浄ユニット(3)の洗浄配管(62)に送り込まれる。このとき、洗浄配管(62)には、水量制御弁(61)により制御された一定水量の温水が流され、また、洗剤弁(69)は閉じられているので、この温水のみが、洗浄配管(62)の下流側に設けられた洗浄ノズル(51)から浴槽(20)の内壁面及び浴槽蓋(26)の下面に向けて噴射される。これにより、浴槽(20)の内壁面に付着している毛、湯垢等の汚れが予備的に洗い流される。この温水の噴射が所定時間(本実施の形態では、1分)行われると(S102)、予備すすぎ工程を終了して洗剤洗浄工程に移行される。
洗剤洗浄工程では、上記予備すすぎの状態から洗剤供給管(70)の洗剤弁(69)が開かれる(S103)。すると、洗浄配管(62)を流れる温水がベンチュリー構造の洗剤混合管(72)を通過する際に生じる負圧によって洗剤タンク(7)からの洗剤液(91)が洗剤供給管(70)を介して洗剤混合管(72)で温水と混合される。そして、温水と混合された洗剤液(91)が、洗浄ノズル(51)から浴槽(20)の内壁面及び浴槽蓋(26)の下面に向けて噴射される。これにより、浴槽(20)の内壁面及び浴槽蓋(26)の下面に付着している湯垢等の汚れが洗浄される。この洗剤液(91)の噴射が所定時間(本実施の形態では、2分)行われると(S104)、洗浄ユニット(3)の洗剤弁(69)、開閉弁(65)が閉じられて洗浄ノズル(51)からの洗剤液(91)の噴射が停止され(S105)、洗剤洗浄工程が終了される。この洗剤洗浄工程が終了すると、待機工程に移行される。
待機工程では、洗浄ノズル(51)からの一切の噴射を停止し浴槽(20)の内壁面や浴槽蓋(26)の下面に洗剤液(91)が付着した状態で、所定時間(本実施の形態では、3分)が経過するまで待機される(S106)。これにより、洗剤液(91)が浴槽(20)の内壁面及び浴槽蓋(26)の下面に付着した湯垢等の汚れに浸透し、汚れを浮き上がらせて次の仕上げすすぎ工程で洗い流されやすくすることができる。この所定時間が経過すると(S106)、待機工程を終了して仕上げすすぎ工程に移行される。
仕上げすすぎ工程では、基本的には上述の予備すすぎ工程と同様に、洗浄ユニット(3)の開閉弁(65)が開かれて、熱源機(10)からの温水のみが洗浄配管(62)の下流側に設けられた洗浄ノズル(51)から浴槽(20)の内壁面及び浴槽蓋(26)の下面に向けて噴射される。これにより、浴槽(20)の内壁面及び浴槽蓋(26)の下面において洗剤液(91)により浮き上がらされた湯垢等の汚れが洗剤液(91)とともにきれいに洗い流される。
この温水の噴射が所定時間(本実施の形態では、2分)行われると(S108)、洗浄ユニット(3)の開閉弁(65)を閉じて(S109)、洗浄ノズル(51)からの噴射を停止させ、仕上げすすぎ工程が終了される。
そして、以上の工程が終了すると、銀イオン洗浄が実行される。
銀イオン洗浄工程では、洗浄ユニット(3)の水量制御弁(61)が所定開度に設定されるとともに開閉弁(65)が開かれ、且つ銀イオン発生装置(63)が稼動される(S110)。尚、この銀イオン洗浄工程では、給湯バーナ(18)を消火状態に維持することにより、加熱されない水が出湯管(11)を介して洗浄ユニット(3)に送り込まれ、水量制御弁(61)により一定水量の水が洗浄配管(62)内に流される。このとき、洗浄配管(62)を流れる水には銀イオン発生装置(63)により発生させた銀イオンが混入される。すなわち、銀イオン発生装置(63)の一対の銀電極に通電してこの銀電極の電気分解により銀イオンを発生させ、これにより、洗浄配管(62)を流れる水が銀イオン発生装置(63)の筒体内を通過する間にこの水に対し銀イオンが溶解される。そして、この銀イオンを含んだ銀イオン水が洗浄ノズル(51)から浴槽(20)の内壁面や浴槽蓋(26)の下面に向けて噴射される。これにより、浴槽(20)の内壁面や浴槽蓋(26)の下面に銀イオンが付着される。従って、銀イオンの抗菌、除菌効果により、これらの場所での雑菌、カビなどの繁殖を防止することができる。
この銀イオン水の噴射が所定時間(本実施の形態では、2分)行われると(S111)、洗浄ユニット(3)の開閉弁(65)を閉じるとともに銀イオン発生装置(63)を稼動停止させて(S112)、洗浄ノズル(51)からの銀イオン水の噴射を停止させ、銀イオン洗浄工程を終了させる。この銀イオン洗浄工程の終了をもって浴槽洗浄動作が終了され、全洗浄工程の終了となる。浴槽洗浄モードが終了すると、図2のフローチャートに戻って湯張りスイッチ(533)の操作が監視される。
《その他》
1.上記実施の形態では、浴槽(20)の排水開始水位HSが基準水位HKを超える場合は、該排水開始水位HSから基準水位HKまで水位低下するまでの水位低下時間T1を計測して排水スピードQ0を求めた(図5のS73〜S75)。これに対し、排水開始水位HSより低い所定水位から基準水位HKまで水位低下するまでの水位低下時間T1を計測して排水スピードQ0を求めてもよい。
2.上記実施の形態では、排水開始水位HSと基準水位HKとの高低差に、浴槽(20)の深さ1cm当たりに貯留できる浴槽水の量VKを掛け算し、これにより、排水開始水位HSから基準水位HKまでの浴槽(20)内に貯留可能な水量を求め、この水量を水位低下時間T1で割り算して得られる単位時間当たりの排水量を、排水スピードQ0した(図5のS75)。これに対し、単位時間当たりの水位低下量(水位低下速度)等、排水の速さを表す種々の値を排水スピードとして採用することができる。排水スピードとして、水位低下速度(単位時間当たりの水位低下量)を採用する場合は、先行する複数回の排水動作の際に、基準水位HKまで排水されるときの水位低下速度の平均値(平均速度)を求め、今回の排水開始水位HSが基準水位HK以下であれば、基準水位HKを前記水位低下速度の平均値で割り算した時間(残り排水時間の平均時間)が排水時から経過したときに、排水完了と判定する。
3.図5でS74のステップを繰り返している間に、水位低下時間T1(S73で0にリセットされている)が別途定められた異常判定時間より大きくなった場合は、今回の排水スピードQ0を求めることなく、「排水栓等を清掃して下さい。」等、排水栓(25)の清掃を促す報知をリモコン装置(53)の内蔵スピーカ等で案内してもよい。水位低下時間T1が異常判定時間より大きい場合は、例えば、浴槽(20)内に誤って落下させたタオルで排水栓が閉塞されている可能性があり、かかる場合は、今回の排水スピードQ0を求めると、次回の排水用に演算される残り排水時間の平均時間AT(図5のS82)の信頼性が担保されないからであり、又、この場合に、前記報知をすることで清掃の必要の注意喚起が行なえるからである。
4.上記実施の携帯では、基準水位HKを演算用水位に一致させたが、基準水位HKより高い水位を演算用水位として採用してもよい。
本発明の実施の形態を説明する風呂システムの概略構成図 図1の風呂システムの基本制御動作を説明するフローチャート 試運転モードの制御動作を説明するフローチャート 湯張りモードの制御動作を説明するフローチャート 排水モードの制御動作を説明するフローチャート 洗浄モードの制御動作を説明するフローチャート
符号の説明
(3)・・・浴槽洗浄装置
(5)・・・浴槽金具
(10)・・・熱源機
(20)・・・浴槽
(25)・・・排水栓
(27)・・・水位センサ
(53)・・・リモコン装置

Claims (5)

  1. 浴槽底壁に設けられた排水栓と、
    浴槽側壁に設けられた浴槽金具を介して浴槽内に繋がる湯張り回路と、
    前記湯張り回路に連通する場所に配設されて浴槽内の水圧を浴槽水位として検知する水位センサと、
    浴槽の湯張り水位を設定する湯張り水位設定手段と、を具備し、
    前記水位センサが検知する浴槽水位が、前記湯張り水位設定手段で設定される湯張り水位になるまで前記湯張り回路から前記浴槽金具を経て浴槽に湯張り水を供給する一方、
    前記排水栓が開放された排水動作の際には、前記浴槽金具の取付高さ以上に設定された基準水位より下方に貯留可能な基準以下水量が排水される残り排水時間を判断要素として排水完了の判定を行なう、浴槽の排水完了判定装置に於いて、
    排水開始水位が前記基準水位より高い場合は、前記水位センサの検知する浴槽水位が、所定水位から前記基準水位以上の演算用水位に水位低下するまでの水位低下時間をタイマで計測して排水スピードを求め、
    前記排水開始水位が前記基準水位以下の場合は、先行する複数回の排水動作の際に求めた前記排水スピードを平均した平均排水スピードを用いて演算される前記残り排水時間の平均時間が、排水開始時から経過したときに、排水が完了したと判定する、浴槽の排水完了判定装置。
  2. 請求項1に記載の浴槽の排水完了判定装置に於いて、
    前記排水スピードは、前記所定水位と前記演算用水位の上下間の浴槽内に貯留される浴槽水の水量を、前記水位低下時間で割り算した値である、浴槽の排水完了判定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の浴槽の排水完了判定装置に於いて、
    今回の排水動作の際に前記タイマが計測する水位低下時間が異常判定時間より大きい場合は、今回の排水スピードを求めない、浴槽の排水完了判定装置。
  4. 請求項3に記載の浴槽の排水完了判定装置に於いて、
    今回の排水スピードを求めない場合は、前記排水栓の清掃を促す報知を実行する、浴槽の排水完了判定装置。
  5. 請求項1から4の何れかに記載の浴槽の排水完了判定装置を備えた風呂システムに於いて、
    前記排水完了判定が行なわれたことに応答して、前記浴槽の内面に洗浄水を噴射する浴槽洗浄動作を実行する、風呂システム。
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