JPH08303860A - 風呂装置及びその制御方法 - Google Patents

風呂装置及びその制御方法

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JPH08303860A
JPH08303860A JP7129078A JP12907895A JPH08303860A JP H08303860 A JPH08303860 A JP H08303860A JP 7129078 A JP7129078 A JP 7129078A JP 12907895 A JP12907895 A JP 12907895A JP H08303860 A JPH08303860 A JP H08303860A
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幸伸 野口
Kikuo Okamoto
喜久雄 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 残水確認を適切なタイミングで行うことで、
確実に排水を検知することができるようにした風呂装置
および風呂装置の制御方法を提供すること。 【構成】 浴槽と風呂用熱交換器とを接続する循環管路
と、この循環管路と連通した箇所に設けられて水圧によ
って浴槽水位を検出する浴槽水位検出手段38と、給湯
熱交換器側からの温水に基づく水量(Q)と浴槽水位
(P)との湯張り制御データに基づいて自動湯張りする
手段50と、浴槽の排水がなされ、予め定めた前記循環
金具より上の第1の基準水位となったときにカウントを
始めるタイマ66aと、このタイマの設定時間を経過し
た後で浴槽内の残水を確認する手段31とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽の排水を自動で検
知する、風呂装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような風呂装置は、例えば図
7に示すように構成されている。この風呂装置1は、例
えば複合式の給湯器つき風呂装置であり、本体内に給湯
用熱交換器2と、風呂用熱交換器3とを備えている。給
水管4には、フローセンサ12等が配置されており、熱
交換器2の出側の出湯管から分岐して追焚き管路6に接
続された分岐管路5が設けられている。この分岐管路5
には、注湯電磁弁9が設けられている。追焚き管路6は
浴槽7の循環金具8に接続されて追焚き循環管路を形成
しており、この追焚き管路6には、循環ポンプ10と、
風呂サーミスタ13と、追焚き水流スイッチ14とが配
置されている。さらに、この追焚き管路6と連通した上
記分岐管路5には水位センサとしての圧力センサ11が
設けられている。
【0003】このような風呂装置1においては、保温運
転中に浴槽7内の残水を確認する場合、図8のフローチ
ャートに示すように行われている。即ち、保温モードの
運転中にあっては(ST1)、浴槽7の水位は、圧力セ
ンサ11で常時検出している(ST2)。そして、その
検出水位が、予め設定された水位未満であるか否かを判
断し(ST3)、そうでない場合にはST2に戻って水
位検出を行い、肯定結果を得た場合にはST4に進む。
【0004】ST4では、例えば、検出水位が図7の循
環金具8よりやや上で予め定めた基準水位以上であるか
否かを判断し、そうである場合は、ST5で上記検出水
位にて水位が安定するするのを待って、設定水位まで足
し湯(ST7)するようにしている。一方、ST4で否
定結果を得た場合には、例えばユーザが風呂の使用をや
めて排水を行った可能性があることから、ST6に進ん
で残水確認を行う。残水があるようであればST7に進
んで必要な足し湯を行い、残水がないようであれば、保
温モードをオフして運転を終了する(ST8)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
風呂装置にあっては、上記ST4において、基準水位と
なったか否かで、排水をおこなったのか、ユーザが風呂
を継続して使おうとしているのかを判断している。しか
し、ステップST6において、浴槽の残水を判断する際
に、ユーザが風呂の使用をやめて、排水をおこなってお
り、水位が基準水位以下であっても、この水位が循環金
具の完全に下まで達する間は、循環ポンプ10を駆動し
て残水判断を行うと、水流スイッチ14がオンしてしま
うことがある。この場合、器具制御部は、残水ありと判
断し、ST7に進んで足し湯をしてしまう。
【0006】その後、ST2に戻ることから、排水スピ
ードによっては、ST2からST7までのステップを繰
り返すことになり、浴槽の排水を完了することができな
いといった問題があった。
【0007】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、残水確認を適切なタイミングで行うことで、排水
を確実に検知することができるようにした風呂装置及び
その制御方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、浴槽と風呂用熱交換器とを循環金具により接続す
る循環管路と、この循環管路と連通した箇所に設けられ
て水圧によって浴槽水位を検出する浴槽水位検出手段
と、給湯熱交換器側からの温水に基づく水量(Q)と浴
槽水位(P)との湯張り制御データに基づいて自動湯張
りする手段と、浴槽の排水がなされ、予め定めた前記循
環金具より上の第1の基準水位となったときにカウント
を始め、前記循環管路に設けた水流の検出手段が動作し
ない水位以下の水位となるまでカウントするタイマと、
このタイマの設定時間が経過した後で浴槽内の残水を確
認する手段とを備える、風呂装置により、達成される。
【0009】また、上記目的は、本発明によれば浴槽と
風呂用熱交換器とを接続する循環管路と、この循環管路
と連通した箇所に設けられて水圧によって浴槽水位を検
出する浴槽水位検出手段と、給湯熱交換器側からの温水
に基づく水量(Q)と浴槽水位(P)との湯張り制御デ
ータに基づいて自動湯張りする手段と、浴槽の排水開始
水位から、単位時間内に降下する水位降下を測定する水
位変化測定手段と、前記水位変化測定手段による測定結
果と、前記湯張り制御データに基づいて前記第1の基準
水位から浴槽残湯を検出しないであろう水位までの排水
に要する時間を算出する排水時間演算部と、この排水時
間演算部により算出された排水時間を、カウントする排
水タイマと、このタイマのカウントによる時間経過後
に、循環管路の水流の有無を検出することで浴槽内の残
水を確認する手段とを備える、風呂装置により、達成さ
れる。
【0010】さらに、上記目的は、本発明によれば、浴
槽と風呂用熱交換器とを接続する循環管路と、この循環
管路と連通した箇所に設けられて水圧によって浴槽水位
を検出する浴槽水位検出手段と、給湯熱交換器側からの
温水に基づく水量(Q)と浴槽水位(P)との湯張り制
御データに基づいて自動湯張りする手段と、浴槽の排水
開始水位から、浴槽の循環金具より上にて予め設定され
ている第1の基準水位までの排水時間を計測する時間測
定手段と、前記時間測定手段による測定結果と、前記湯
張り制御データに基づいて前記第1の基準水位から浴槽
残湯を検出しない水位として予め与えられている第2の
基準水位までの排水に要する時間を算出する排水時間演
算部と、この排水時間演算部により算出された排水時間
を、カウントする排水タイマと、このタイマのカウント
による時間経過後に、循環管路の水流の有無を検出する
ことで浴槽内の残水を確認する手段とを備える、風呂装
置によっても、達成される。
【0011】さらにまた、上記目的は、本発明によれ
ば、排水開始から、浴槽の循環金具以上で予め設定され
ている第1の基準水位までの排水し、この基準水位に至
った時点より、排水タイマのカウントを開始し、この排
水タイマの設定時間経過を待って、浴槽の残水を確認す
る、風呂装置の制御方法によっても、達成される。
【0012】また、上記目的は、本発明によれば、浴槽
の排水開始水位から、単位時間内に降下する水位降下を
測定し、この測定結果と、湯張り制御データとに基づい
て、この第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないで
あろう水位までの排水に要する時間を算出し、この算出
結果により得られる排水時間をタイマーによりカウント
しながら排水を行い、この排水時間の経過を待って、浴
槽の残水を確認する、風呂装置の制御方法によっても、
達成される。
【0013】また、上記目的は、本発明によれば、浴槽
の排水開始水位から、所定の水位となるまでの時間を測
定し、この測定結果と、湯張り制御データとに基づい
て、この第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないで
あろう水位までの排水に要する時間を算出し、この算出
結果により得られる排水時間をタイマーによりカウント
しながら排水を行い、この排水時間の経過を待って、浴
槽の残水を確認する、風呂装置の制御方法により、達成
される。
【0014】
【作用】上記構成によれば、排水を開始して、第1の基
準水位となったときからカウントを始め、水流スイッチ
がオンしないであろう水位までの間カウントするタイマ
を有している。したがって、このタイマの設定時間経過
後に残水判断を行うので、風呂装置の終了による排水を
確実に検知できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0016】図1は、この実施例に適用される風呂装置
の主な構成を示す系統図であり、この場合には、給湯機
能を備えた複合器としての自動風呂装置の構成を示して
いる。図において、自動風呂装置20は、本体内に給湯
用熱交換器21と、風呂用熱交換器23とを備えてお
り、給湯管45から分岐して追焚き管路26に接続され
た分岐管路25を備えている。
【0017】この追焚き管路26は浴槽27の循環金具
28に接続されて追焚き循環管路を形成しており、その
戻り管26aには追焚き水流スイッチ31と、温水循環
用ポンプ32とを備えている。追焚き水流スイッチ31
は、後述するように循環管路26内の流水の確認に用い
られるので、例えばフローセンサ等を用いてもよい。こ
の循環管路26の戻り管26aには、風呂用熱交換器2
3の入側に風呂サーミスタ33を備えている。
【0018】また、水が供給される給水管41にはフロ
ーセンサ42と、入水サーミスタ43が接続されてお
り、この給水管41から給湯用熱交換器21を経て延び
る給湯管45には、給湯サーミスタ46が接続されてい
る。給湯管45から分岐した分岐管路25には、注湯電
磁弁37と、水位検出手段としての圧力センサ38とが
接続されている。
【0019】そして、これらの各動作部、もしくは検出
部等は、制御部50に接続されており、さらに、この制
御部50にはリモコン58が接続されている。この制御
部50は、本実施例の風呂装置の制御装置であり、この
図2にはこの制御装置50の構成と、これに接続される
各検出部,動作部の接続関係が示されている。
【0020】図2において、この制御部50には、リモ
コン58が接続されている。リモコン58は、図示しな
いブザーを備え、後述するタイマの設定時間経過時等に
ブザーを鳴動させてユーザに知らせるようにしてもよ
い。さらに、制御部50には、前述の温水循環用ポンプ
32、注湯電磁弁37、圧力センサ38、給湯燃焼部5
9及び風呂燃焼部60が接続されている。各燃焼部5
9,60は、例えば給湯用バーナ51、風呂用バーナ5
2への燃料ガスの供給量を調節する比例弁53,54等
の燃焼量の調節手段である。
【0021】ここで、制御部50に内蔵された記憶部に
は、自動風呂装置20の自動運転に必要なP−Qデータ
等が格納されている。すなわち、自動風呂装置20の運
転は、制御部50によって、浴槽水位(P)と注湯水量
(Q)によるP−Q特性に基づいて行われる。このP−
Q特性とは、図3(b)に概略的に示されているような
浴槽水位(Q)と、注湯流量を圧力センサ38で検出し
た値(P)との関係でなり、従来と同様の方式に基づい
ており、注湯水量と浴槽水位に基づく圧力センサ38の
出力電圧を検出することにより作成されるものである。
そして、実際には、圧力センサ38が、設定水位に対応
した圧力を検出すると、自動的に湯張りを停止する。ま
た、このP−Q特性は、自動風呂装置が接続される浴槽
の形状等によりそれぞれ異なるものであるから、器具の
設置の際に各浴槽に対応して作成し、その自動風呂装置
の記憶部に記憶させるものである。
【0022】さらに、制御部50には、排水時間演算部
65、水位変化測定部66及び排水タイマ66a、が接
続されている。この水位変化測定部66は、次のような
水位変化を測定する。即ち、図3(a)に示すように、
浴槽27に取り付けられる循環金具28に関して、この
循環金具28が十分水没する水位で、循環ポンプ32を
駆動したときに、循環管路内に浴槽27の残水が引き込
まれて、水流スイッチ31が確実にオンする位置で、予
め決められた第1の基準水位L3を定め、記憶部57に
この第1の基準水位L3に対応した圧力センサ38の出
力を記憶させる。
【0023】また、この循環金具28の例えば上部に達
する水位で、圧力センサ38の出力が一定となり、それ
以上、下がらない水位(図3(b)参照)を水位L2と
して、上記記憶部57に記憶させておく。そして、循環
金具28の例えば中心付近の水位で、循環管路26に水
と一緒に空気を引き込んだ状態,即ち空気が混じってし
まった水を引き込んでも水流スイッチ31がオンしてし
まう水位を第2の基準水位L1として、上記記憶部57
に記憶しておく。この水位以下の水位が浴槽の残湯を検
出しないであろう水位である。尚、この第2の基準水位
L1は記憶部57に記憶しなくともよい。この水位から
10センチメートル上で確実に水流スイッチ31がオン
する水位を記憶しておけば、このオンする水位を基準と
して、図3(a)の第2の基準水位L1もしくは図示の
位置よりも例えばさらに下の水位を把握できるので、こ
れを「浴槽の残湯を検出しないであろう水位」としての
第2の基準水位として利用することができる。以下の説
明において第2の基準水位L1といった場合は、このよ
うにして設定される第2の基準水位を含む。
【0024】以上のデータを基に、水位変化測定部66
は、排水が開始された時点での圧力センサ38の出力を
検出し、その時から例えば制御部50に内蔵されている
クロックに基づいて与えられるクロック信号で計測され
る単位時間内における水位変化を計測する。これによ
り、この単位時間と降下水位との関係から、図4に示す
ように、排水スピードがa/bとして求められる。
【0025】あるいは、水位変化測定部66は、排水が
開始された時点での圧力センサ38の出力を検出し、そ
の時から、排水が継続されて水位が下がり、第1の基準
水位L3に達するまでの時間を測定するように構成して
もよい。この第1の基準水位の出力値は予めわかってい
るから、この間の時間を計測することで、この時間内に
排出された排水量が求められる。このデータにより、図
4に示すように、排水開始からの圧力センサ38の出力
変化,即ち排水スピードがa/bとして求められる。
【0026】次に、排水時間演算部65は、上記排水ス
ピードのデータを基に演算を行い、第1の基準水位L3
から第2の基準水位L1以下の水位まで排水するのに要
する時間を演算し、T1を求める。このT1もしくはこ
れより長い時間tを設定し、この時間tは、制御部50
を介して排水タイマ66aに送られる。これによって、
排水を行うと、第1の基準水位L3に至った時点から排
水タイマ66aがカウントを始め、上記時間tが経過し
た時点で排水完了となるので、その後、循環ポンプ32
を駆動して水流スイッチ31のオン(オフ)を確認する
ことで、後述する残水判断を行う。即ち、循環ポンプ3
2と追焚き水流スイッチ31とで本実施例では後述する
残水確認手段が構成されている。
【0027】図5は、風呂装置20において、湯張りを
した後の保温モードもしくは追焚き後の保温モードにお
いて、排水確認をする場合の動作を示すフローチャート
である。図において、保温モード中に、風呂装置の使用
を終了する場合には、ユーザは排水栓を抜く。保温モー
ドの場合(ST10)は、圧力センサ38は、常時圧力
検出をしていて、設定水位未満かどうかを判断する(S
T11)。
【0028】設定水位未満である場合には、ST12に
て排水開始水位を記憶する。この排水開始水位の記憶
は、例えば圧力センサ38の検出値がリニアに下がった
ことを制御部50が検出したときに、この制御部50の
指示により記憶部57で行うようにしてもよい。また、
このST12において、水位変化測定部66は、排水時
間の測定を開始する。
【0029】次いで、水位検出を行い続け(ST1
3)、第1の基準水位L3以下となったか否かを判断す
る(ST14)。そうである場合は、水位変化測定部6
6は、排水時間の測定を終了したら(ST15)、その
測定結果を排水時間演算部65に与える。排水時間演算
部65は、水位変化測定部66によって測定された時間
と、制御部50を介して、記憶部57に記憶されている
図3(b)にて示した湯張りデータに基づいて、図4に
示した排水スピードを算出する。さらに、排水時間演算
部65は、この排水スピードと、予め記憶部57にて記
憶モード運転の際に記憶されている第2の基準水位L1
の水位とに基づいて、第1の基準水位L3から第2の基
準水位L1以下の水位までの排水に要する時間Tを演算
により求める。そして、制御部50は、この排水に要す
る時間Tに例えば1秒程度の時間を加算した時間tを排
水タイマ66aに与える。これにより、排水タイマ66
aは、時間tのカウントを始める。
【0030】一方、ST14にて否定結果を得た場合に
は、水位が浴槽水のかき出し等によって低下したところ
で、安定するのを待ってST12における排水開始水位
や排水の測定時間を記憶部57から消去する。即ち、こ
の場合は、ユーザは、いったん浴槽27の排水を始めた
が、途中で止めて継続して風呂装置20を使用しようと
している場合が考えられる。そこで、ST22にて必要
な足し湯を行う。この足し湯は、設定水位まで行われる
(ST23,24)。したがって、浴槽水位が設定水位
となったら、ST11に戻る。
【0031】また、上記排水タイマ66aの設定時間が
経過したら(ST16)、残水の確認が行われる(ST
17)。この場合、ユーザが浴槽27の排水を行って、
途中でこれを止めていなければ、排水タイマ66aが十
分な時間としてカウントしている上記時間tが経過して
いるので、ポンプ32を駆動し、水流スイッチ31がオ
フであるかどうかを確認すると、残水がないことが確実
に確認される。そこで、機器のブザーを鳴動させてユー
ザーに排水完了を知らせ(ST18)、保温モードをオ
フする(ST19)。
【0032】これに対して、例えばユーザが排水を途中
でやめていれば、排水タイマ66aの設定時間が経過し
ても残水があるので(ST18)、この場合は、風呂装
置20を継続して使用すると判断して、ST22に進み
保温運転を続ける。
【0033】このように、本実施例では、保温中におい
て、排水を行う場合には、排水タイマ66aがその浴槽
や循環金具等に適合した条件で、排水時間をカウント
し、確実に排水を完了できるので、残水判断が、正確な
タイミングで行われることになる。このため、従来のよ
うに排水しようとしているにもかかわらず、足し湯をし
てしまうといった事態を有効に防止できる。
【0034】図6は、自動運転や保温以外の時で足し湯
のないモードにおける排水及び残水確認の動作の例を示
すフローチャートである。図において、自動運転や保温
運転がオフとなっている状態で(ST30)、圧力セン
サ38が水位の降下を検出すると(ST31)、これが
例えば排水による急激な水位降下であると判断した場合
には、制御部50はこの時点の水位を記憶部57に記憶
すると共に、水位変化測定部66に指令を出して、排水
時間の測定を開始させる(ST12)。
【0035】次いで圧力センサ38が圧力検出によって
(ST33)、制御部50は、当該検出値が第1の基準
水位L3以下であるかどうかを判断する。そうである場
合には、水位変化測定部66は、排水時間の測定を終了
したら(ST35)、その測定結果を排水時間演算部6
5に与える。
【0036】排水時間演算部65は、水位変化測定部6
6によって測定された時間と、制御部50を介して、記
憶部57に記憶されている図3(b)にて示した湯張り
データに基づいて、図4に示した排水スピードを算出す
る。さらに、排水時間演算部65は、この排水スピード
と、予め記憶部57にて記憶モード運転の際に記憶され
ている第2の基準水位L1の水位とに基づいて、第1の
基準水位L3から第2の基準水位L1以下の水位となる
までの、排水に要する時間Tを演算により求める。そし
て、制御部50は、この排水に要する時間Tに例えば1
秒程度の時間を加算した時間tを排水タイマ66aに与
える。これにより、排水タイマ66aは、時間tのカウ
ントを始める。また、水位変化測定部66は、排水が開
始された時点での圧力センサ38の出力を検出し、その
時から例えば制御部50に内蔵されているクロックに基
づいて与えられるクロック信号で、単位時間内における
水位変化を計測する。これにより、この単位時間と降下
水位との関係から、排水スピードが求められるので、排
水時間演算部65は、この排水スピードを用いて上記時
間Tを算出するようにしてもよい。
【0037】次に、排水タイマ66aが設定時間が経過
するのを待って(ST37)、残水認を行う(ST3
8)。即ち、ポンプ32を駆動し、水流スイッチ31が
オフであるかどうかを確認すると、残水がないことが確
実に確認される。そこで、機器のブザーを鳴動させてユ
ーザーに排水完了を知らせ(ST39)、風呂装置20
及び循環路26の洗浄を行うため、注湯動作に入り(S
T40)、その後運転を終了する。
【0038】ここで、排水途中でユーザが排水をやめた
りした場合には、ST34で否定結果が得られ、この場
合には浴槽27の水位が安定するのを待って、その水位
が第1の基準水位L3もしくはこれよりxセンチメート
ル,例えばプラス2センチメートル上の水位以下かどう
かを判断する(ST42)。即ち、ここでは、ST43
を経て、さらにST35に進んだ場合の各作業判断等を
行うのに十分なだけ高い水位で安定したかどうかを見て
いる。
【0039】そうである場合には、排水完了ブザーを鳴
動させないようにする(ST44)。ST42で否定結
果を得た場合には、やはり排水を行うということで、即
ち、例えば一度排水動作を止めたが、再び始めたといっ
た場合が考えられるので、ST43に進み排水開始水位
と、排水時間の計測とをリセットしてST31に戻る。
これに対して、ST34以降、ST38までの間に例え
ば排水をやめた場合には、ST38で肯定結果が得ら
れ、ST44に進む。
【0040】このように、本実施例では、自動運転や保
温運転以外のモードにおいて排水を行う場合には、排水
タイマ66aがその浴槽や循環金具等に適合した条件
で、排水時間をカウントし、確実に排水を完了できるの
で、残水判断が正確なタイミングで行われる。このた
め、従来のように排水しようとしているにもかかわら
ず、足し湯をしてしまうといった事態を有効に防止でき
る。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、残水
確認を適切なタイミングで行うことで、確実に排水を検
知することができるようにした風呂装置及びその制御方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例にかかる風呂装置の構成
を示す系統図である。
【図2】図1の実施例の風呂装置の制御手段の構成を示
すブロック図である。
【図3】図1の風呂装置において、(a)浴槽の基準水
位の説明図,(b)自動湯張りのP−Qデータを示す図
である。
【図4】図1の風呂装置の排水と時間の関係を示す説明
図である。
【図5】図1の風呂装置の排水動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図6】図1の風呂装置の排水動作の他の例を示すフロ
ーチャートである。
【図7】従来の風呂装置の構成の一例を示す図である。
【図8】図7の風呂装置において排水の動作例を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
20 給湯器付き風呂装置 21 給湯用熱交換器 23 風呂用熱交換器 24 給湯管 25 分岐管 26 循環管路 27 浴槽 28 循環金具 31 追焚き水流スイッチ 32 循環ポンプ 33 風呂サーミスタ 37 電磁弁 38 圧力センサ 41 給水管 42 フローセンサ 43 入水サーミスタ 45 給湯管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽と風呂用熱交換器とを循環金具によ
    り接続する循環管路と、 この循環管路と連通した箇所に設けられて水圧によって
    浴槽水位を検出する浴槽水位検出手段と、 給湯熱交換器側からの温水に基づく水量(Q)と浴槽水
    位(P)との湯張り制御データに基づいて自動湯張りす
    る手段と、 浴槽の排水がなされ、予め定めた前記循環金具より上の
    第1の基準水位となったときにカウントを始め、前記循
    環管路に設けた水流の検出手段が動作しない水位以下の
    水位となるまでカウントするタイマと、 このタイマの設定時間が経過した後で浴槽内の残水を確
    認する手段とを備えることを特徴とする風呂装置。
  2. 【請求項2】 浴槽と風呂用熱交換器とを接続する循環
    管路と、 この循環管路と連通した箇所に設けられて水圧によって
    浴槽水位を検出する浴槽水位検出手段と、 給湯熱交換器側からの温水に基づく水量(Q)と浴槽水
    位(P)との湯張り制御データに基づいて自動湯張りす
    る手段と、 浴槽の排水開始水位から、単位時間内に降下する水位降
    下を測定する水位変化測定手段と、 前記水位変化測定手段による測定結果と、前記湯張り制
    御データに基づいて前記第1の基準水位から浴槽残湯を
    検出しないであろう水位までの排水に要する時間を算出
    する排水時間演算部と、 この排水時間演算部により算出された排水時間を、カウ
    ントする排水タイマと、 このタイマのカウントによる時間経過後に、循環管路の
    水流の有無を検出することで浴槽内の残水を確認する手
    段とを備えることを特徴とする風呂装置。
  3. 【請求項3】 浴槽と風呂用熱交換器とを接続する循環
    管路と、 この循環管路と連通した箇所に設けられて水圧によって
    浴槽水位を検出する浴槽水位検出手段と、 給湯熱交換器側からの温水に基づく水量(Q)と浴槽水
    位(P)との湯張り制御データに基づいて自動湯張りす
    る手段と、 浴槽の排水開始水位から、浴槽の循環金具より上にて予
    め設定されている第1の基準水位までの排水時間を計測
    する時間測定手段と、 前記時間測定手段による測定結果と、前記湯張り制御デ
    ータに基づいて前記第1の基準水位から浴槽残湯を検出
    しない水位として予め与えられている第2の基準水位ま
    での排水に要する時間を算出する排水時間演算部と、 この排水時間演算部により算出された排水時間を、カウ
    ントする排水タイマと、 このタイマのカウントによる時間経過後に、循環管路の
    水流の有無を検出することで浴槽内の残水を確認する手
    段とを備えることを特徴とする風呂装置。
  4. 【請求項4】 排水開始から、浴槽の循環金具以上で予
    め設定されている第1の基準水位までの排水し、 この基準水位に至った時点より、排水タイマのカウント
    を開始し、 この排水タイマの設定時間経過を待って、浴槽の残水を
    確認することを特徴とする風呂装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 浴槽の排水開始水位から、単位時間内
    に降下する水位降下を測定し、 この測定結果と、湯張り制御データとに基づいて、この
    第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないであろう水
    位までの排水に要する時間を算出し、 この算出結果により得られる排水時間をタイマーにより
    カウントしながら排水を行い、 この排水時間の経過を待って、浴槽の残水を確認するこ
    とを特徴とする風呂装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 浴槽の排水開始水位から、所定の水位
    になるまでの時間を測定し、 この測定結果と、湯張り制御データとに基づいて、この
    第1の基準水位から、浴槽残湯を検出しないであろう水
    位までの排水に要する時間を算出し、 この算出結果により得られる排水時間をタイマーにより
    カウントしながら排水を行い、 この排水時間の経過を待って、浴槽の残水を確認するこ
    とを特徴とする風呂装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009293861A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Rinnai Corp 浴槽の排水完了判定装置
JP2015059668A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 日立アプライアンス株式会社 給湯機

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