JP6464637B2 - コージェネレーションシステム - Google Patents

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Description

本開示は、コージェネレーションシステムの制御に関し、より特定的には、自立運転機能を備えるコージェネレーションシステムの制御に関する。
コージェネレーションシステムの排熱に関し、たとえば、特開2009−204239号公報(特許文献1)は、「貯留手段内に蓄熱される熱量が限界又は限界に近い状況の際でも、発電装置を常時駆動させることができ、排出される蓄熱された湯水が浴室外に侵入することがないコージェネレーションシステム」を開示している([要約]の[課題])。
特開2006−84056号公報(特許文献2)は、「熱需要優先型コジェネレーション装置において、発電出力を得るために熱需要がない場合にも運転可能にする」ための技術を開示している。具体的には、「熱要求出力部は熱要求を出力するとともに熱需要が大きいときには特別に追い焚き要求を出力する」というものである([要約]参照)。
特開2009−204239号公報 特開2006−84056号公報
コージェネレーションシステムにおいて自立発電を用いて電力供給を行う場合において、自立発電時に生じる排熱処理は、貯湯タンク内の熱容量が飽和するまでは貯湯タンクに蓄熱し、飽和すると浴室乾燥機を強制運転するか、貯湯タンク内の温水を捨てるかのいずれかの処理を行うことにより排熱し、自立運転を継続している。そのため、ユーザが希望する設備での熱利用でない場合があった。また、熱利用が間に合わず貯湯タンク内の熱容量が飽和してしまうおそれもあった。したがって、排熱を効果的に行う技術が必要とされている。
本開示は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ユーザが意図した排熱処理が実現されるコージェネレーションシステムを提供することである。他の局面の目的は、排熱の有効利用が可能になるコージェネレーションシステムを提供することである。
一実施の形態に従うコージェネレーションシステムは、電気および熱を生成するための発電装置と、発電装置によって生成された熱を媒体で貯めるように構成された貯留手段と、媒体に保持されている熱を使用するように構成された複数の温水利用設備と、貯留手段に貯められている熱を温水利用設備に消費させるように構成された制御装置と、を備える。
制御装置は、複数の温水利用設備のうちから1つ以上の温水利用設備を選択するユーザ操作を受付けるための操作受付部を含み、貯留手段に貯められている熱量と複数の閾値それぞれとを比較し、比較結果に基づき、操作受付部により受付けられたユーザ操作内容が示す1つ以上の温水利用設備に消費させるように構成されている。
好ましくは、複数の閾値は、第1閾値および当該第1閾値よりも大きい第2閾値を含み、制御装置は、貯留手段に貯められている熱量が第1閾値以上である場合に、複数の温水利用設備のうち、予め定められた温水利用設備に消費させ、当該熱量が第2閾値以上である場合に、予め定められた温水利用設備と受付けられたユーザ操作内容が示す1つ以上の温水利用設備とに消費させるように構成されている。
好ましくは、複数の閾値は、第1閾値および当該第1閾値よりも小さい第3閾値を含み、制御装置は、貯留手段に貯められている熱量が第1閾値以上である場合に、複数の温水利用設備のうち、予め定められた温水利用設備に消費させ、当該熱量が第3閾値以下である場合に、複数の温水設備による熱の消費を停止するようにさらに構成されている。
好ましくは、制御装置は、1つ以上の温水利用設備の選択をユーザに問合せる情報を出力するようにさらに構成される。
好ましくは、問合せる情報は、比較結果に基づく情報を含む。
好ましくは、コージェネレーションシステムの動作モードは、当該コージェネレーションシステムへの電源電圧が供給されない場合に発電できる自立発電モードを含む。制御装置は、動作モードが自立発電モードである場合に、貯留手段に貯められている熱を温水利用設備に消費させるように構成されている。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
実施の形態に係るコージェネレーションシステムの構成の概要を表わす図である。 実施の形態に係るコージェネレーションシステムが備える制御装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 実施の形態に係るコージェネレーションシステムに含まれるモニタにおける画面の表示態様を表わす図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[技術思想]
本実施の形態に係る技術思想は、以下のとおりである。温水循環式の床暖房装置あるいは浴室乾燥機等の複数の温水利用設備が接続されているコージェネレーションシステムにおいて、ユーザの選択操作に基づき、複数の温水利用設備のうちから1つ以上の温水利用設備を特定し、特定された温水利用設備による当該システムに貯められた熱量の消費は、貯められた当該熱量と複数の閾値それぞれとの比較の結果に基づいて、実施される。これにより、ユーザが意図した排熱処理を実施可能である。
なお、別の局面において、ユーザの選択操作に基づき、複数の温水利用設備のうちから1つ以上の温水利用設備を特定する場合に、ユーザが指定した優先順位により排熱先である温水利用設備を特定してもよい。このような順序で排熱するとより多くの熱が使用されるため、排熱効率が高まる。
<実施の形態1>
<コージェネレーションシステムの概略構成>
図1を参照して、本実施の形態に係るコージェネレーションシステム30の構成について説明する。図1は、コージェネレーションシステム30の構成の概要を表わす図である。コージェネレーションシステム30は、制御装置100と、発電ユニット110と、蓄熱タンク120と、補助熱源130と、浴槽140と、床暖房装置150と、浴室乾燥機160と、排熱熱交換器171と、暖房熱交換器172と、風呂熱交換器173と、開閉弁181,182,183と、モニタ190と、浴槽の自動掃除機能310(以下、ABU310ともいう。)、洗濯機注水ユニット510(以下、RCS510という。)と、洗濯槽520と備える。ここでは、浴槽140と、床暖房装置150と、浴室乾燥機160と、ABU310および洗濯槽520を含む機器は、蓄熱タンク120に保持されている熱を使用するように構成された「温水利用設備」の一実施例である。
なお、「温水利用設備」はこれに限定されず、たとえば、食洗機が含まれてもよい。
制御装置100は、マイクロコンピュータに相当する機能を有し、例えば、CPU(Central Processing Unit)101および揮発性および不揮発性の記憶媒体からなるメモリ102を有する。制御装置100は、コージェネレーションシステム30の動作を制御する。ある局面において、制御装置100は、発電ユニット110による作動を制御する。
制御装置100は、コージェネレーションシステム30に対し図示しない商用電源からの供給電力が遮断される停電時には、発電ユニット110を起動し発電を開始させる。これにより、系統電力から自立してコージェネレーションシステム30を発電運転させることができる。したがって、系統電力が遮断されている場合であっても、発電ユニット110に燃料(例えば、ガス)が供給されている間は、自立運転による発電が可能である。
補助熱源130は補助熱源130に入水される湯水の温度と蓄熱タンク120内の熱量をもとに燃焼運転する。例えば、貯湯タンク120内の湯水とミキシングしても設定温度まで到達しないような熱量しか蓄熱タンク120内に貯めることができていないようであれば補助熱源130は燃焼運転をする。
また、浴槽140は自動排水栓(図示せず)を有する。自動排水栓は制御装置100と通信し、制御装置100(またはリモコン)からの指示に従い栓を開閉する。
床暖房装置150は、図示しない床暖房リモコン(リモートコントローラの略)を備えている。床暖房リモコンは制御装置100と通信する。床暖房装置150は、床暖房リモコンからの指示を、制御装置100を介して受信し、受信した指示に従い暖房回路の図示しない熱動(開閉)弁を開閉する。
浴室乾燥機160は、制御装置100と通信し、浴室に関連して設けられた暖房回路は、浴室乾燥機160からの指示に従い当該暖房回路の図示しない熱動(開閉)弁が開閉する。
制御装置100は、開閉弁181,182,183の各々の開閉を制御する。制御装置100による動作の態様は、モニタ190その他制御装置100に対して与えられる命令に基づいて実現される。
モニタ190は、コージェネレーションシステム30の動作状況、設定内容、ガイダンス、問合わせ等の各種の情報を表示する。モニタ190は、ある局面において専用のモニタとして家屋の壁面に設置される。別の局面においては、モニタ190は、タブレット端末その他の情報通信端末が備えるモニタによって実現され得る。
発電ユニット110は、電気および熱を生成するための「発電装置」の一実施例である。発電ユニット110は、たとえば、ガスエンジン、燃料電池等を含む。発電ユニット110から発生する熱を回収することにより暖められた冷却水は、排熱熱交換器171に送られる。
蓄熱タンク120は、発電ユニット110によって生成された熱を媒体で貯めるように構成された「貯留手段」の一実施例である。蓄熱タンク120は媒体に相当する湯水を保持する。蓄熱タンク120は、開閉弁181の開閉に応じて湯水を排熱熱交換器171に送り、開閉弁182の開閉状況に応じて、補助熱源130から送られる湯水の供給を受ける。蓄熱タンク120内にはサーミスタが設置される。サーミスタは、貯留されている湯水の温度を検出し、制御装置100に出力する。
蓄熱タンク120は、常に満水状態に維持される。蓄熱タンク120は、内部に貯留されている湯水の水位方向の温度成層を形成させるものであり、その内部の温度分布は、上述のサーミスタにより検出される。制御装置100は、サーミスタの出力に基づき、蓄熱タンク120に貯まっている熱量を検出(算出)する。
排熱熱交換器171は、たとえば、液−液熱交換器を含み、発電ユニット110から送られる温水の熱により、蓄熱タンク120から送られる湯水を加熱する。
補助熱源130は、制御装置100の制御に基づいて、排熱熱交換器171から送られる湯水を加熱する。補助熱源130から送られる湯水は、開閉弁182の開閉状況に応じて、浴槽140側(ABU310,RCS510を含む)または風呂熱交換器173に送られる。
風呂熱交換器173は、たとえば、液‐液熱交換器を含み、開閉弁182から送られる湯水の熱を用いて、浴槽140から送られる湯水を加熱する。風呂熱交換器173によって加熱された湯水は、暖房熱交換器172に送られる。
暖房熱交換器172は、たとえば、液‐液熱交換器を含み、床暖房装置150または浴室乾燥機160に供給される湯水を加熱する。加熱された湯水は、制御装置100の制御に応じて、床暖房装置150または浴室乾燥機160に供給される。暖房熱交換器172から送られる湯水は、排熱熱交換器171に送られる。
開閉弁181は、制御装置100の制御に基づいて、排熱熱交換器171と、暖房熱交換器172と、蓄熱タンク120との間で湯水の流れる方向および流量を切り換える。開閉弁182は、湯水の流れる方向および流量を、給湯、浴槽140または風呂熱交換器173の間で切り換える。開閉弁183は、湯水の流れる方向および流量を、給湯と浴槽140との間で切り換える。また、開閉弁182,183は、湯水を洗濯槽520に供給するように湯水の流れる方向および湯量を切り換える。RCS510は、制御装置100からの命令に基づいて、洗濯機への湯水の供給を調整する。たとえば、ある局面において、RCS510は、開閉弁182,183を経由して供給される湯水を洗濯槽520に供給する。別の局面において、RCS510は、開閉弁(図示しない)を切り換えて、浴槽140の湯水を洗濯槽520に供給する。
[制御構造]
図2を参照して、本実施の形態に係るコージェネレーションシステム30の制御構造について説明する。図2は、本実施の形態にかかるコージェネレーションシステム30が備える制御装置100(より特定的にはCPU101)が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。このフローチャートは、予めプログラムとしてメモリ102に格納される。CPU101は、メモリ102からプログラムを読出し、実行する。なお、ここでは図2の処理はプログラムで実現されるとしたが、プログラムと回路の組合せにより実現されてもよい。図2のプログラムは、自立運転時はCPU101により繰り返し実行される。
図2の処理では、制御装置100は、蓄熱タンク120に貯められている熱量と複数の閾値それぞれとを比較し、比較の結果に基づき、温水利用設備の1つ以上に当該熱量を消費させるように構成されている。この複数の閾値は、「第1閾値」に相当する中間値、「第2閾値」に相当する上限値(ただし、上限値>中間値)、および「第3閾値」に相当する下限値(ただし、下限値<中間値)を含む。実施の形態では、複数の閾値は、予め実験等により取得されてメモリ102に格納されている。
また、図2に示す標準設定設備Aは、メモリ102の不揮発性記憶領域に格納されるデータが示す1つ以上の温水利用設備を示す。このデータは、コージェネレーションシステム30の設置時、または制御装置100の工場出荷時等に当該不揮発性記憶領域に格納される。標準設定設備Aは、例えば、床暖房装置150または浴室乾燥機160を含む。また、図2に示すユーザ設定設備BおよびCは、モニタ190を介したユーザの選択操作内容に基づき、制御装置100によってメモリ102の書換え可能領域に格納されたデータが指す1つ以上の温水利用設備を示す。ユーザ設定設備Bは、例えば浴槽140を含む。ユーザ設定設備Cは、例えばABU310または洗濯槽520を含む。
また、制御装置100は、各温水利用設備について現在運転中であるか、または停止中であるかを示す情報をメモリ102に格納して管理する。
図2を参照して、自立運転時には、ステップS3にて、制御装置100は、蓄熱タンク120内に貯められた熱量を検出し、検出熱量と上限値とを比較し、比較結果から、検出熱量は上限値以上であるか否かを判断する(ステップS5)。上限値以上であると判断されると(ステップS5でYES)、制御装置100は、コージェネレーションシステム30の温水利用設備のうち標準設定設備Aおよびユーザ設定設備Bを運転する(ステップS7)。その後、処理を終了する。
検出熱量は上限値以上ではないと判断されると(ステップS5でNO)、処理はステップS9に移行する。ステップS9にて、制御装置100は、蓄熱タンク120内の検出熱量と上限値および中間値とを比較し、比較結果から、(上限値>検出熱量≧中間値)の条件が成立するか否かを判断する。当該条件が成立すると判断されると(ステップS9でYES)、制御装置100は標準設定設備Aのみを運転するよう制御し(ステップS15)、運転中のユーザ設定設備BまたはCがあれば(ステップS11でYES)、その運転を停止するようユーザ設定設備BまたはCを制御する(ステップS13)。一方、運転中のユーザ設定設備BまたはCがなければ(ステップS11でNO)、ステップS13の処理はパスされて、制御装置100は、標準設定設備Aのみを運転する(ステップS15)。その後、処理を終了する。
一方、(上限値>検出熱量≧中間値)の条件が成立しないと判断されると(ステップS9でNO)、処理はステップS17に移行する。ステップS17にて、制御装置100は、蓄熱タンク120内の検出熱量と中間値および下限値とを比較し、比較結果から、(中間値>検出熱量≧下限値)の条件が成立するか否かを判断する。当該条件が成立すると判断されると(ステップS17でYES)、制御装置100はユーザ設定設備Cのみを運転するよう制御し(ステップS23)、運転中の標準設定設備Aまたはユーザ設定設備Bがあれば(ステップS19でYES)、標準設定設備Aまたはユーザ設定設備Bを運転停止するように制御する(ステップS21)。一方、運転中の標準設定設備Aまたはユーザ設定設備Bがなければ(ステップS19でNO)、ステップS21の処理はパスされて、制御装置100は、ユーザ設定設備Cのみを運転する(ステップS23)。その後、処理を終了する。
一方、(中間値>検出熱量≧下限値)の条件が成立しないと判断されると(ステップS17でNO)、制御装置100は、運転中の全ての温水利用設備を、運転を停止するように制御する(ステップS25)。その後、処理を終了する。
以上のようにして、本実施の形態に係るコージェネレーションシステム30によれば、ユーザは排熱先を選択できるため、ユーザの意図に沿った排熱処理経路を確保しつつ、自立運転を行なうことができる。また、自立運転時は蓄熱タンク120に貯められている熱量と複数の閾値それぞれとを比較し、比較結果に基づき、温水利用設備(標準設定設備A、ユーザ設定設備B,Cの1つ以上)を切り換えながら、切り換えられた温水利用設備にて熱量を消費させるように構成されるので、熱利用が間に合わずに蓄熱タンク120内の熱容量が飽和する事態を回避して、自立運転を継続することができる。
図3を参照して、本実施の形態に係るコージェネレーションシステム30のモニタ190について説明する。図3は、コージェネレーションシステム30に含まれるモニタ190における画面の表示態様を表わす図である。制御装置100は、モニタ190からユーザ操作を受付けるための「操作受付部」の機能と、モニタ190に情報を出力するための「出力部」の機能とを備える。
ある局面において、画面(A)(図3(A))に示されるように、モニタ190は、ユーザ設定のための画面を表示する。ユーザが、項目1(排熱先の設定)を選択すると、モニタ190は、画面(A)から画面(B)(図3(B))に表示を切り換える。画面(B)は、1つ以上の温水利用設備の選択をユーザに問合せる情報を出力するための画面である。
画面(B)に示されるように、モニタ190は、排熱先の設定項目として、“高温湯水”利用による排熱先を設定するためのウィンドウ191と“低温湯水”利用による排熱先を設定するためのウィンドウ192を表示する。ウィンドウ191には、比較的高温の湯水を利用する候補(温水利用設備の識別子(名称等))が表示される。たとえば「浴槽」等が表示される。ウィンドウ192には、比較的低温の湯水を利用する候補が表示される。たとえば、「ABU」、「洗濯槽」、「食洗機」が表示される。また、別の局面において、さらにモニタ190は、各排熱先について優先順位を設定するための項目を表示する。ユーザは、画面(B)を参照しながら、ウィンドウ191および192のそれぞれについて、排熱先を選択操作して指定するとともに、複数の排熱先を選択した場合には、いずれを優先させるべきかを優先順位として指定する操作を行うことができる。
制御装置100は、図3に示したモニタ190の画面からのユーザ操作を受付けるための操作受付部の機能と、操作受付部により受付けられたユーザの選択操作に基づき、複数の温水利用設備のうちから1つ以上の温水利用設備を特定する機能とを備える。この場合に、ユーザの操作内容により、指定された優先順位に従い、熱を消費させる1つ以上の温水利用設備を特定するようにしてもよい。
制御装置100は、ウィンドウ191を介して受付けられたユーザの選択操作に基づき、“高温湯水”による排熱先である1つ以上の温水利用設備を、すなわちを「浴槽」等を特定する。特定された「浴槽」を示すデータは、ユーザ設定設備Bとしてメモリ102に格納される。また、制御装置100は、ウィンドウ192を介して受付けられたユーザの選択操作に基づき、“低温湯水”による排熱先である1つ以上の温水利用設備を、すなわちを「ABU」、「洗濯槽」、「食洗機」の1つ以上を特定する。特定された「ABU」、「洗濯槽」、「食洗機」の1つ以上を示すデータは、ユーザ設定設備Cとしてメモリ102に格納される。
図3の画面(B)は、自立運転開始時に、または開始に先立って表示されてもよく、または図2の処理中に表示されてもよい。また、画面(B)が処理中に表示される場合には、制御装置100は、ステップS5またはS17の熱量と各閾値との比較の結果に基づき、表示させる問合わせ情報が変更されるようにてもよい。例えば、(検出熱量≧上限値)の条件が成立すると判断されたときは(ステップS5でYES)、制御装置100はウィンドウ191の問合わせの情報を表示するようにモニタ190を制御する(ただし、ウィンドウ192は非表示)。また、(中間値>検出熱量≧下限値)の条件が成立すると判断されたときは(ステップS17でYES)、制御装置100はウィンドウ192の問合わせの情報を表示するようにモニタ190を制御する(ただし、ウィンドウ191は非表示)。
上述のように、蓄熱タンク120に貯められている熱量に応じて、排熱先の選択候補が切り換えられることで、ユーザに対して、貯まった熱量に応じた利用可能な候補のみを提示することができる。
[実施の形態1の変形例1]
なお、本実施の形態にかかる技術思想は、上述のものに限られず、たとえば、標準設定設備Aは、ユーザ設定設備B,Cと同様に、モニタ190を介したユーザの選択操作内容に基づき、設定されてもよい。
また、標準設定設備Aは、実施の形態では、床暖房装置150または浴室乾燥機160としているが、制御装置100は、外気温度に基づき、床暖房装置150または浴室乾燥機160の運転を切り換えるとしてもよい。すなわち、本変形例にかかるコージェネレーションシステムは、外気温を検出するためのF点サーミスタ(図示せず)の検知温度によって排熱先を、床暖房装置150と浴室乾燥機160との間で切り換えることができる。また、温度の検出は、F点サーミスタを用いたものに限られず、たとえば、コージェネレーションシステム30に入水される水の温度を検出する(図示しない)入水サーミスタの検知温度が用いられてもよい。
また、上記に述べた温度の検出に代替して、例えば、カレンダー情報(季節等を特定するための情報)を基準に判断してもよい。
以上のようにして、本変形例にかかるコージェネレーションシステムによると、制御装置100は、検知温度から、必要に応じて暖房運転(床暖房装置150または浴室乾燥機160の運転)を実行する。これにより、ユーザのニーズを加味した運転が実現され得る。
[実施の形態1の変形例2]
上述のウィンドウ191において、ユーザ設定設備Bとして「浴槽」が選択された場合には、さらに、浴槽を介して湯を棄てる排出モード、または浴槽に湯張りする湯張モードの選択を、ユーザに問い合わせるようにしてもよい。
入浴のために湯張りする場合には、ユーザは湯張モードを選択し、そうでない場合には排出モードを選択することができる。湯張モードでは、制御装置100は、予め定められた量および温度の湯が浴槽140に貯留されるように、注湯制御を実施する。この注湯制御は、公知の制御方法であるから説明は繰返さない。また、排出モードでは、制御装置100は、浴槽140の自動排水栓を開放するように制御する(または、自動排水栓でない場合には、ユーザに排水栓を開放するようにガイダンスする)。これにより、浴槽140に供給される湯は、貯留されることなく排水栓を介して排水される。
このように、蓄熱タンク120に貯められている熱量が上限値以上である場合に、制御装置100は、貯められている熱量を媒体(湯水)とともに湯水使用機器(浴槽140)において消費するように構成される。また、浴槽140を介して排水するように構成される。これにより排熱を促進することができる。したがって、蓄熱タンク120内の熱容量が飽和する事態を回避して、自立運転を継続させることができる。
[実施の形態1の変形例3]
実施の形態1では、排熱先として、標準設定設備Aに追加して、ユーザ選択よるユーザ設定設備BとCを用いたが、これらすべての設備を用いた場合でも、蓄熱タンク120の検出熱量が上限値を超える場合には、制御装置100は、発電ユニット110へのガス供給を遮断し、発電を停止させるようにしてもよい。
したがって、ユーザの意図した排熱処理が実現されながら、蓄熱タンク120内の熱容量が飽和する事態を回避することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
30 コージェネレーションシステム、100 制御装置、110 発電ユニット、120 蓄熱タンク、130 補助熱源、140 浴槽、150 床暖房装置、160 浴室乾燥機、171 排熱熱交換器、172 暖房熱交換器、173 風呂熱交換器、181,182,183 開閉弁、190 モニタ、310 ABU、510 RCS、520 洗濯槽。

Claims (5)

  1. コージェネレーションシステムであって、
    電気および熱を生成するための発電装置と、
    前記発電装置によって生成された熱を媒体で貯めるように構成された貯留手段と、
    前記媒体に保持されている熱を使用するように構成された複数の温水利用設備と、
    前記貯留手段に貯められている熱を前記温水利用設備に消費させるように構成された制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記複数の温水利用設備のうちから1つ以上の温水利用設備を選択するユーザ操作を受付けるための操作受付部を含み、
    前記貯留手段に貯められている熱量と第1閾値および当該第1閾値よりも大きい第2閾値を含む複数の閾値それぞれとを比較し、比較結果に基づき、前記貯留手段に貯められている熱量が前記第1閾値以上である場合に、前記複数の温水利用設備のうち、予め定められた前記温水利用設備に消費させ、当該熱量が前記第2閾値以上である場合に、前記予め定められた温水利用設備と前記操作受付部により受付けられた前記ユーザ操作内容が示す1つ以上の温水利用設備に消費させるように構成されている、コージェネレーションシステム。
  2. 前記複数の閾値は、さらに、前記第1閾値よりも小さい第3閾値を含み、
    前記制御装置は、
    前記比較結果に基づき、前記貯留手段に貯められている熱量前記第3閾値以下である場合に、前記複数の温水利用設備による熱の消費を停止するようにさらに構成されている、請求項に記載のコージェネレーションシステム。
  3. 前記制御装置は、
    前記1つ以上の温水利用設備の選択をユーザに問合せる情報を出力するようにさらに構成される、請求項1または2に記載のコージェネレーションシステム。
  4. 前記問合せる情報は、前記1つ以上の温水利用設備の選択の候補を含み、
    前記制御装置は、
    前記比較結果に基づき、前記問合せる情報に含める前記1つ以上の温水利用設備の選択の候補を変更するようにさらに構成される、請求項に記載のコージェネレーションシステム。
  5. 前記コージェネレーションシステムの動作モードは、当該コージェネレーションシステムへの電源電圧が供給されない場合に発電できる自立発電モードを含み、
    前記制御装置は、前記動作モードが前記自立発電モードである場合に、前記貯留手段に貯められている熱を前記温水利用設備に消費させるように構成されている、請求項1からのいずれか1項に記載のコージェネレーションシステム。
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