JP2020152054A - 画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】第1の色とは異なる第2の色が第1の色に重ねて付与された場合の第2の色の面内の濃度むらを高精度に補正することができる画像処理装置、画像形成装置、及びプログラムを提供する。【解決手段】画像処理装置は、記録媒体の広さの範囲内で面内の濃度むらが確認可能な第1の領域に第1の色が付与された記録媒体から第1の色が読取部によって読み取られた結果を示す第1の読み値を受け付け、第1の色とは異なる第2の色であって、第1の領域と略同一領域である第2の領域に重ねて付与された第2の色が読取部によって読み取られた結果を示す第2の読み値を受け付ける受付部と、受付部によって受け付けられた第1の読み値と受付部によって受け付けられた第2の読み値とに基づいて、第1の色に重ねて付与された第2の色の面内の濃度むらを補正する補正部と、を含む。【選択図】図7

Description

本開示の技術は、画像処理装置、画像形成装置、及びプログラムに関する。
特許文献1には、中間転写体に予め定められた色を有する複数種類の画像形成材料のそれぞれを用いた試験画像を形成する試験画像形成手段と、前記試験画像の濃度を検出する濃度検出手段と、前記濃度検出手段によって検出された濃度測定値に基づいて、前記試験画像の濃淡を判定する濃淡判定手段、又は、前記濃度検出手段によって検出された濃度測定値に基づいて、前記試験画像の濃度の不均一性を判定する濃度の不均一性判定手段、又は、前記中間転写体に形成された前記試験画像に用いた前記画像形成材料の残量を判定する残量判定手段のうちの一つ以上の判定手段と、前記濃淡判定手段、前記不均一性判定手段又は前記残量判定手段のうち一つ以上の判定結果に基づいて特定の色を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された特定の色を用いて下地画像を形成し、該下地画像に重ね合わせて、下地画像とは異なる色の画像形成制御に用いるための測定用画像を形成する測定用画像形成手段と、を備え、前記選択手段は、予め定められた条件の濃淡、予め定められた条件の濃度の不均一性又は予め定められた条件の画像形成材の残量のうち一つ以上の条件を満たす色を選択すると共に、前記予め定められた条件の濃淡、前記予め定められた条件の濃度の不均一性又は前記予め定められた条件の画像形成材料の残量のうち一つ以上の条件を満たす色がない場合に、複数の色を選択し、前記下地画像として前記複数の色を重ねた画像を用いることを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、印字ヘッドを構成する各ドットの光量バラツキの補正データを記憶する第1の記憶手段と、感光体の帯電ムラの補正データを記憶する第2の記憶手段と、前記第1及び第2の記憶手段に記憶されたそれぞれの補正データを読み出し、濃度補正データを生成する濃度補正データ生成手段と、該濃度補正データに従って印刷データを補正し、前記印字ドットの各ドットの光量を補正する補正手段と、を有することを特徴とする印刷装置が開示されている。
特許第5397759号 特開2004−351721号公報
本開示の技術は、第1の色とは異なる第2の色が第1の色に重ねて付与された場合の第2の色の面内の濃度むらを第1の色の濃度むらを考慮せずに補正する場合に比べ、第1の色とは異なる第2の色が第1の色に重ねて付与された場合の第2の色の面内の濃度むらを高精度に補正することができる画像処理装置、画像形成装置、及びプログラムを提供する。
第1の態様は、記録媒体の広さの範囲内で面内の濃度むらが確認可能な第1の領域に第1の色が付与された前記記録媒体から前記第1の色が読取部によって読み取られた結果を示す第1の読み値を受け付け、前記第1の色とは異なる第2の色であって、前記第1の領域に前記第1の領域と略同一領域である第2の領域で重ねて付与された第2の色が前記読取部によって読み取られた結果を示す第2の読み値を受け付ける受付部と、前記受付部によって受け付けられた前記第1の読み値と前記受付部によって受け付けられた前記第2の読み値とに基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する補正部と、を含む画像処理装置である。
第2の態様は、前記補正部は、前記第1の読み値と前記第2の読み値とに基づいて、前記第2の読み値から前記第1の色の影響を除去した修正読み値を導出し、導出した前記修正読み値に基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する第1の態様に係る画像処理装置である。
第3の態様は、前記補正部は、前記第1の読み値と、前記第2の読み値と、前記修正読み値との対応関係を用いて、前記受付部での受付結果に対応する前記修正読み値を導出する第2の態様に係る画像処理装置である。
第4の態様は、前記読取部は、前記第2の領域が主走査方向に沿って区分けされることで得られた複数の区分領域の各々の前記第2の色を副走査方向に沿って読み取り、前記補正部は、前記複数の区分領域の各々について前記受付結果に対応する前記修正読み値を導出する第3の態様に係る画像処理装置である。
第5の態様は、前記補正部は、前記複数の区分領域の各々について導出した前記修正読み値に基づく補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する第4の態様に係る画像処理装置である。
第6の態様は、前記補正部は、前記補正値を前記複数の区分領域の各々の前記主走査方向での位置と前記副走査方向での位置とで規定された面内に展開し、展開した前記補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する第5の態様に係る画像処理装置である。
第7の態様は、前記補正部は、前記複数の区分領域の各々についての前記補正値を補間法によって前記主走査方向に展開する第6の態様に係る画像処理装置である。
第8の態様は、前記補正部は、前記複数の区分領域のうちの基準区分領域について導出した前記修正読み値に基づく前記補正値を、前記複数の区分領域の各々の前記主走査方向での位置と前記副走査方向での位置とで規定された面内に、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値の相互間のずれの特性に従って展開し、展開した前記補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する第5の態様に係る画像処理装置である。
第9の態様は、前記特性は、前記複数の区分領域の相互間での前記修正読み値の振幅比率を用いて規定される第8の態様に係る画像処理装置である。
第10の態様は、前記振幅比率は、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値に対して離散フーリエ変換が行われることによって得られる第9の態様に係る画像処理装置である。
第11の態様は、前記特性は、前記複数の区分領域の相互間での前記修正読み値の位相差を用いて規定される第9の態様又は第10の態様に係る画像処理装置である。
第12の態様は、前記位相差は、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値に対して離散フーリエ変換が行われることによって得られる第11の態様に係る画像処理装置である。
第13の態様は、前記補正部は、前記特性に従って前記複数の区分領域の各々について前記補正値を展開し、前記複数の区分領域の各々について展開した前記補正値を補間法によって前記主走査方向に展開する第8の態様から第12の態様の何れか1つの態様に係る画像処理装置である。
第14の態様は、前記補正値は、前記修正読み値と前記副走査方向の位置との相関を示す関数の逆関数によって規定される第5の態様から第13の態様の何れか1つの態様に係る画像処理装置である。
第15の態様は、前記第1の色は黒色であり、前記第2の色は白色である第1の態様から第14の態様の何れか1つの態様に係る画像処理装置である。
第16の態様は、記録媒体の広さの範囲内で面内の濃度むらが確認可能な第1の領域に第1の色を付与し、前記第1の色とは異なる第2の色を、前記第1の領域に前記第1の領域と略同一領域である第2の領域で重ねて付与することで画像を形成する画像形成部と、前記第1の領域から前記第1の色を読み取り、前記第2の領域から前記第2の色を読み取る読取部と、前記読取部によって読み取られた結果を示す第1の読み値と前記読取部によって読み取られた結果を示す第2の読み値とに基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する補正部と、を含む画像形成装置である。
第17の態様は、前記補正部は、前記第1の読み値と前記第2の読み値とに基づいて、前記第2の読み値から前記第1の色の影響を除去した修正読み値を導出し、導出した前記修正読み値に基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する第16の態様に係る画像形成装置である。
第18の態様は、前記補正部は、前記第1の読み値と、前記第2の読み値と、前記修正読み値との対応関係を用いて、前記読取部での読取結果に対応する前記修正読み値を導出する第17の態様に係る画像形成装置である。
第19の態様は、前記読取部は、前記第2の領域が主走査方向に沿って区分けされることで得られた複数の区分領域の各々の前記第2の色を副走査方向に沿って読み取り、
前記補正部は、前記複数の区分領域の各々について前記読取結果に対応する前記修正読み値を導出する第18の態様に係る画像形成装置である。
第20の態様は、前記補正部は、前記複数の区分領域の各々について導出した前記修正読み値に基づく補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する第19の態様に係る画像形成装置である。
第21の態様は、前記画像形成部は、前記副走査方向に周回することで前記記録媒体に対して前記第1の色及び前記第2の色を転写する転写部材を有し、前記読取部は、前記転写部材に形成された前記第2の色の基準画像から前記第2の色を前記副走査方向に沿って読み取り、前記補正部は、前記読取部によって前記基準画像の前記第2の色が前記副走査方向に沿って読み取られた結果を示す第3の読み値に基づく補正値を、前記複数の区分領域の各々の前記主走査方向での位置と前記副走査方向での位置とで規定された面内に、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値の相互間のずれの特性に従って展開し、展開した前記補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する第20の態様に係る画像形成装置である。
第22の態様は、前記第3の読み値は、前記基準画像のうちの前記転写部材による前記副走査方向の1周期分の画像領域から前記読取部によって前記第2の色が前記副走査方向に沿って読み取られた結果を示す読み値である第21の態様に係る画像形成装置である。
第23の態様は、前記第3の読み値は、前記基準画像のうちの前記転写部材による前記副走査方向の複数周期分の画像領域から前記読取部によって前記第2の色が前記副走査方向に沿って読み取られた結果を1周期分に加算平均することで得られた値である第21の態様に係る画像形成装置である。
第24の態様は、前記転写部材は、前記副走査方向に周回する帯状部材である第21の態様から第23の態様の何れか1つの態様に係る画像形成装置である。
第25の態様は、前記補正部は、前記特性に従って前記複数の区分領域の各々について前記補正値を展開し、前記複数の区分領域の各々について展開した前記補正値を補間法によって前記主走査方向に展開する第21の態様から第24の態様の何れか1つの態様に係る画像形成装置である。
第26の態様は、コンピュータを、記録媒体の広さの範囲内で面内の濃度むらが確認可能な第1の領域に第1の色が付与された前記記録媒体から前記第1の色が読取部によって読み取られた結果を示す第1の読み値を受け付け、前記第1の色とは異なる第2の色であって、前記第1の領域も前記第1の領域と略同一領域である第2の領域で重ねて付与された第2の色が前記読取部によって読み取られた結果を示す第2の読み値を受け付ける受付部、及び、前記受付部によって受け付けられた前記第1の読み値と前記受付部によって受け付けられた前記第2の読み値とに基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する補正部として機能させるためのプログラムである。
第1の態様、第16の態様、及び第26の態様によれば、第1の色とは異なる第2の色が第1の色に重ねて付与された場合の第2の色の面内の濃度むらを第1の色の濃度むらを考慮せずに補正する場合に比べ、第1の色とは異なる第2の色が第1の色に重ねて付与された場合の第2の色の面内の濃度むらを高精度に補正することができる、という効果が得られる。
第2態様及び第17の態様によれば、第2の読み値から第1の色の影響を除去した修正読み値を用いない場合に比べ、第1の色とは異なる第2の色が第1の色に重ねて付与された場合の第2の色の面内に対する第1の色の影響を軽減することができる、という効果が得られる。
第3の態様及び第18の態様によれば、第1の読み値と、第2の読み値と、修正読み値とを対応させていない場合に比べ、修正読み値を迅速に導出することができる、という効果が得られる。
第4の態様及び第19の態様によれば、複数の区分領域間の濃度むらを補正することができる、という効果が得られる。
第5の態様及び第20の態様によれば、複数の区分領域の各々について導出した修正読み値とは無関係の補正値を用いて濃度むらを補正する場合に比べ、複数の区分領域間の濃度むらを高精度に補正することができる、という効果が得られる。
第6の態様によれば、面内に展開されない単一の補正値のみを用いて第2の色の面内の濃度むらを補正する場合に比べ、第2の色の面内の濃度むらを高精度に補正することができる、という効果が得られる。
第7の態様によれば、複数の区分領域の各々についての補正値を、補間法を用いずに主走査方向に展開する場合に比べ、補正値を複数の区分領域の各々について迅速に展開することができる、という効果が得られる。
第8の態様によれば、複数の区分領域の各々についての修正読み値の相互間のずれの特性を考慮せずに、修正読み値に基づく補正値を面内に展開する場合に比べ、第1の色とは異なる第2の色が第1の色に重ねて付与された場合の第2の色の面内に対する第1の色の影響を軽減する、という効果が得られる。
第9の態様によれば、複数の区分領域の各々についての修正読み値の相互間のずれの特性が複数の区分領域の相互間での修正読み値の振幅比率を考慮せずに規定される場合に比べ、第2の色の面内の濃度むらを高精度に補正することができる、という効果が得られる。
第10の態様によれば、離散フーリエ変換を用いずに振幅比率を得る場合に比べ、振幅比率を迅速に得ることができる、という効果が得られる。
第11の態様によれば、複数の区分領域の各々についての修正読み値の相互間のずれの特性が複数の区分領域の相互間での修正読み値の位相差を考慮せずに規定される場合に比べ、第2の色の面内の濃度むらを高精度に補正することができる、という効果が得られる。
第12の態様によれば、離散フーリエ変換を用いずに位相差を得る場合に比べ、位相差を迅速に得ることができる、という効果が得られる。
第13の態様及び第25の態様によれば、複数の区分領域の各々について展開した補正値を、補間法を用いずに主走査方向に展開する場合に比べ、複数の区分領域の各々について展開した補正値を迅速に主走査方向に展開することができる、という効果が得られる。
第14の態様によれば、修正読み値と副走査方向の位置との相関を示す関数の逆関数とは無関係の関数によって補正値が規定される場合に比べ、第2の色の面内の濃度むらを高精度に補正することができる、という効果が得られる。
第15の態様によれば、白色が黒色に重ねて付与された場合の白色の面内の濃度むらを黒色の濃度むらを考慮せずに補正する場合に比べ、白色が黒色に重ねて付与された場合の白色の面内の濃度むらを高精度に補正することができる、という効果が得られる。
第21の態様によれば、複数の区分領域の各々についての修正読み値の相互間のずれの特性を考慮せずに、第3の読み値に基づく補正値を面内に展開する場合に比べ、第1の色とは異なる第2の色が第1の色に重ねて付与された場合の第2の色の面内に対する第1の色の影響及び転写部材の影響を軽減する、という効果が得られる。
第22の態様によれば、基準画像のうちの転写部材による副走査方向の1周期に満たない期間分の画像領域から読み取られた結果を第3の読み値とする場合に比べ、第2の色の面内において広範囲の濃度むらの補正に第3の読み値を適用することができる、という効果が得られる。
第23の態様によれば、基準画像のうちの転写部材による副走査方向の複数周期分の画像領域から第2の色が副走査方向に沿って読み取られた結果を1周期分に加算平均されない場合に比べ、第3の読み値の精度を高めることができる、という効果が得られる。
第24の態様によれば、複数の区分領域の各々についての修正読み値の相互間のずれの特性を考慮せずに、第3の読み値に基づく補正値を面内に展開する場合に比べ、第1の色とは異なる第2の色が第1の色に重ねて付与された場合の第2の色の面内に対する第1の色の影響及び帯状部材の影響を軽減する、という効果が得られる。
第25の態様によれば、複数の区分領域の各々について展開した補正値を、補間法を用いずに主走査方向に展開する場合に比べ、複数の区分領域の各々について展開した補正値を迅速に主走査方向に展開することができる、という効果が得られる。
実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る画像形成装置の画像形成部及び画像読取部の構成の一例を示す概略側面図である。 実施形態に係る画像形成部に含まれる中間転写ベルトに基準白画像が形成された態様の一例を示す概念図である。 実施形態に係る画像形成部によって用紙に下地画像が形成された態様の一例を示す概念図である。 実施形態に係る画像形成部によって下地画像に白画像が追い刷りされた態様の一例を示す概念図である。 実施形態に係る画像形成部によって下地画像に重ねて形成された白画像内の複数の区分領域の態様の一例を示す概念図である。 実施形態に係る画像形成装置の機能の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る作成部による基準白画像読み値統合グラフの作成方法の説明に供する説明図である。 実施形態に係る第2光学式センサによって下地画像が読み取られることで得られた下地画像読み値と用紙の副走査方向の位置との相関の一例を示すグラフである。 実施形態に係る第2光学式センサによって下地画像上の白画像が読み取られることで得られた白画像読み値と用紙の副走査方向の位置との相関の一例を示すグラフである。 実施形態に係る読み値補正情報の一例を示す概念図である。 実施形態に係る作成部による修正読み値グラフの作成方法、振幅比率の算出方法、及び位相差の算出方法の説明に供する説明図である。 実施形態に係るベルト濃度むら補正グラフの作成方法と、ベルト濃度むら補正グラフにより示される補正値を振幅比率に従って面内に展開することで面内濃度むら補正情報を作成する方法との説明に供する説明図である。 実施形態に係るベルト濃度むら補正グラフにより示される補正値を位相差に従って面内に展開することで面内濃度むら補正情報を作成する方法との説明に供する説明図である。 実施形態に係る画像むら補正処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図15Aに示すフローチャートの続きである。 実施形態に係る修正読み値グラフから補正値グラフを作成する方法の説明に供する説明図である。 実施形態に係る濃度むら補正プログラムが記憶された記憶媒体から、濃度むら補正プログラムが画像形成装置内のコンピュータにインストールされる態様の一例を示す概念図である。
以下、添付図面に従って本開示の技術に係る画像処理装置、画像形成装置、及びプログラムの実施形態の一例について説明する。
先ず、以下の説明で使用される用語の意味について説明する。
CPUとは、“Central Processing Unit”の略称を指す。RAMとは、“Random Access Memory”の略称を指す。ROMとは、“Read Only Memory”の略称を指す。GPUとは、“Graphic Processing Unit”の略称を指す。I/Fとは、“Interface”の略称を指す。I/Oとは、“Input Output Interface”の略称を指す。FFTとは、“Fast Fourier Transform”の略称を指す。
SSDとは、“Solid State Drive”の略称を指す。USBとは、“Universal Serial Bus”の略称を指す。HDDとは、“Hard Disk Drive”の略称を指す。EEPROMとは、“Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory”の略称を指す。CDとは、“Compact Disk”の略称を指す。DVDとは、“Vigital Versataile Disc”の略称を指す。CCDとは、“Charge Coupled Device”の略称を指す。CMOSとは、“Complementary Metal Oxide Semiconductor”の略称を指す。また、ELとは、“Electro−Luminescence”の略称を指す。
ASICとは、“Application Specific Integrated Circuit”の略称を指す。また、以下の説明において、PLDとは、“Programmable Logic Device”の略称を指す。また、以下の説明において、FPGAとは、“Field−Programmable Gate Array”の略称を指す。SoCとは、“System−on−a−chip”の略称を指す。
一例として図1に示すように、画像形成装置50は、画像形成部10、給紙装置20、画像読取部54、UI系デバイス58、外部I/F60、コンピュータ70、記憶装置80、及びI/O82を備えている。
コンピュータ70は、本開示の技術に係る「画像処理装置」及び「コンピュータ」の一例である。コンピュータ70は、CPU72、ROM74、及びRAM76を備えている。CPU72、ROM74、及びRAM76は、バスライン78を介して相互に接続されている。
ROM74には、各種プログラムが記憶されている。CPU72は、ROM74から各種プログラムを読み出し、読み出した各種プログラムをRAM76に展開する。CPU72は、RAM76に展開した各種プログラムに従って画像形成装置50の全体を制御する。
I/O82は、入出力ポート(図示省略)を備えており、入出力ポートを介して画像形成部10、給紙装置20、画像読取部54、UI系デバイス58、外部I/F60、コンピュータ70、及び記憶装置80がI/O82に接続されている。I/O82は、バスライン78に接続されており、CPU72は、I/O82を介して画像形成部10、給紙装置20、画像読取部54、UI系デバイス58、外部I/F60、及び記憶装置80の各々と各種情報の授受を行う。
給紙装置20は、給紙トレイ20Aを備えている。給紙トレイ20Aには、用紙Pが収容されている。用紙Pは、本開示の技術に係る「記録媒体」の一例である。給紙装置20は、CPU72の制御下で、給紙トレイ20Aから用紙Pを取り出し、取り出した用紙Pを画像形成部10に供給する。画像形成部10は、給紙装置20から供給された用紙Pに対して画像を形成する。
画像読取部54は、第1光学式センサ54A及び第2光学式センサ54Bを備えている。画像読取部54は、本開示の技術に係る「読取部」の一例である。第1光学式センサ54A及び第2光学式センサ54Bは何れもCCDイメージセンサを有する一次元ラインセンサである。第1光学式センサ54A及び第2光学式センサ54Bの各々はI/O82に接続されており、CPU72の制御下で、画像形成部10によって形成された画像を光学的に読み取り、読み取った結果である読み値をCPU72に出力する。ここで言う「読み値」とは、例えば、画像の濃淡を示す階調値を指す。
なお、ここでは、CCDイメージセンサを例示しているが、本開示の技術はこれに限定されず、CMOSイメージセンサ等の他のイメージセンサを適用してもよい。また、ここでは、一次元ラインセンサを例示しているが、本開示の技術はこれに限定されず、二次元センサを適用してもよい。
UI系デバイス58は、ディスプレイ(図示省略)及び受付デバイス(図示省略)を備えている。ディスプレイは、CPU72の制御下で、画像等を表示する。ディスプレイの一例としては、液晶ディスプレイが挙げられる。ディスプレイは、液晶ディスプレイではなく、有機ELディスプレイ等の他のディスプレイであってもよい。受付デバイスは、タッチパネル及びハードキー等を備えており、ユーザから各種指示を受け付け、CPU72は、受付デバイスによって受け付けられた各種指示に従って動作する。
外部I/F60は、FPGAを有する通信デバイスである。外部I/F60には、パーソナル・コンピュータ、USBメモリ、外付けSSD、外付けHDD、EEPROM、及びメモリカード等の外部装置(図示省略)が接続される。外部I/F60は、CPU72と外部装置との間の各種情報の授受を司る。記憶装置80は、SSD、HDD、又はEEPROMなどの不揮発性のメモリであり、記憶装置80に対してはCPU72によって各種情報が読み書きされる。
画像形成部10には、画像を示す画像情報がコンピュータ70から与えられ、画像形成部10は、コンピュータ70から与えられた画像情報により示される画像を用紙Pに形成する。画像形成部10は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K),ホワイト(W)の5色のトナーのうちの少なくとも1色のトナーを用紙Pに転写し、転写したトナーを用紙Pに定着させることで画像を形成する。
一例として図2に示すように、画像形成部10は、画像形成ユニット21Y、画像形成ユニット21M、画像形成ユニット21C、画像形成ユニット21K、画像形成ユニット21W、中間転写ベルト16、二次転写部17、搬送部18、及び定着器19を備えている。
なお、図2に示す例では、部材の符号の末尾にY,M,C,K,Wのアルファベットを付すことで、符号の末尾にアルファベットが付された部材が、符号の末尾のアルファベットに対応する色の画像の形成に関わる部材であることを示している。以下では、説明の便宜上、Y,M,C,K,Wの色を区別して説明する必要がない場合は、部材の符号の末尾に付されたアルファベットを省略して説明する。
画像形成ユニット21Y、画像形成ユニット21M、画像形成ユニット21C、画像形成ユニット21K、及び画像形成ユニット21Wは、中間転写ベルト16の周回方向Bに沿って配置されている。具体的には、中間転写ベルト16の周回方向の上流側から下流側にかけて画像形成ユニット21Y、画像形成ユニット21M、画像形成ユニット21C、画像形成ユニット21K、及び画像形成ユニット21Wの順に配置されている。
画像形成ユニット21は、感光体ドラム11、帯電器12、露光器13、現像器14、及び一次転写ロール15を備えている。帯電器12、露光器13、現像器14、及び一次転写ロール15は、感光体ドラム11の周方向に沿って配置されている。
感光体ドラム11は、円筒状部材の側周面に感光層を有する。感光体ドラム11の周方向である回転方向Aに感光体ドラム11を回転させた状態で感光層の表面には静電潜像が形成され、静電潜像に対してトナーが付与される。感光体ドラム11は、静電潜像に対してトナーが付与されて静電潜像が現像されることで形成された画像を保持する。
帯電器12は、感光体ドラム11の感光層を帯電させる。露光器13は、帯電した感光層に対して光を照射することで感光層を露光する。この場合、露光器13は、コンピュータ70から与えられた画像情報に応じて光の強度及び照射位置を制御する。これにより、コンピュータ70から与えられた画像情報により示される画像を表す静電潜像が感光体ドラム11に形成される。現像器14は、現像ロール23を備えている。現像ロール23は、帯電したトナーを吸着させて搬送する。静電潜像の現像は、感光体ドラム11と現像ロール23とに現像用のバイアス電圧が印加されて現像ロール23から感光体ドラム11にトナーを転移させることで実現される。このように、現像器14は、感光体ドラム11の表面のうちの静電潜像が形成された領域に対して可視化された画像をトナーで形成する。
中間転写ベルト16は、副走査方向に周回する帯状部材である。具体的には、中間転写ベルト16は、表面が黒色(K)の無端式のベルトであり、感光体ドラム11から一次転写された画像を保持する。中間転写ベルト16は、複数の支持ロールによって周回可能に支持されており、複数の支持ロールのうちの少なくとも1つの支持ロールに対して駆動力が付与されることで周回方向Bに周回する。中間転写ベルト16が周回方向Bに周回することで、中間転写ベルト16には、感光体ドラム11Y,11M,11C,11K,11Wによって、Y,M,C,K,Wの色順で各色の画像が一次転写される。一次転写ロール15は、感光体ドラム11と対向する位置に中間転写ベルト16を挟んで配置されている。一次転写ロール15は、弾性部材等の付勢手段(図示省略)により感光体ドラム11の表面に向けて圧力が加えられており、一次転写ロール15及び感光体ドラム11は、中間転写ベルト16を挟んで互いに押し合いながら回転する。中間転写ベルト16は、感光体ドラム11と一次転写ロール15とに挟まれながら周回する。
感光体ドラム11によって保持されている画像は、中間転写ベルト16が感光体ドラム11と一次転写ロール15とに挟まれた状態で感光体ドラム11及び一次転写ロール15に一次転写電圧が印加されることで中間転写ベルト16に転写される。二次転写部17は、二次転写ロール及びバックアップロールを有する。二次転写ロール及びバックアップロールは、中間転写ベルトを挟んで互いに対向して設けられており、二次転写ロール及びバックアップロールによってニップ部が形成されている。中間転写ベルト16によって保持されている画像は、ニップ部に二次転写電圧が印加されることで、ニップ部を通過する用紙Pに二次転写される。
搬送部18は、複数のロールを有し、給紙装置20(図1参照)から供給された用紙Pを搬送する。搬送部18は、ニップ部を通る搬送路B1に沿って用紙Pを搬送方向Cに搬送する。搬送部18によって搬送された用紙Pは、ニップ部において中間転写ベルト16と接触し、これにより、用紙Pには画像が二次転写される。定着器19は、二次転写された画像を用紙Pに定着させる。画像が定着された用紙Pは、搬送部18によって搬送されて画像形成装置50の外部に排出される。
一例として図2に示すように、第1光学式センサ54Aは、画像形成ユニット21Wよりも周回方向Bの下流側に配置されており、中間転写ベルト16によって保持されている画像を光学的に読み取る。また、第2光学式センサ54Bは、定着器19よりも搬送方向Cの下流側に配置されており、用紙Pに形成された画像を光学的に読み取る。
なお、本実施形態において、露光器13によって感光体ドラム11に対して露光器13によって光が走査される方向は、主走査方向であり、中間転写ベルト16の周回方向B及び用紙Pの搬送方向Cは、副走査方向である。以下では、説明の便宜上、中間転写ベルト16の周回方向B及び用紙Pの搬送方向Cを区別して説明する必要がない場合、単に「副走査方向」と称する。
ところで、用紙Pに白色(W)のトナーのみで形成された画像である白画像の面内の濃度むらを補正するためには、白画像の下地の色を白色以外の色にする必要がある。例えば、白画像の下地として黒紙などの白色以外の色紙にWのトナーで白画像を形成するか、用紙Pに白色以外の色で形成された下地画像に対して白画像を追い刷りしてから白画像を第2光学式センサ54Bで読み取る必要がある。
しかし、白色以外の色紙を下地にする場合、色紙を購入する必要があり、コストの増加が懸念される。一方、下地画像白画像を追い刷りする場合、白画像が下地画像の色の影響を受け、白画像の面内に濃度むらが生じてしまう。
そこで、画像形成装置50では、一例として図3から図5に示すように、コンピュータ70が、基準白画像読み値、下地画像読み値、及び白画像読み値を取得し、取得した基準白画像読み値、下地画像読み値、及び白画像読み値を用いて白画像の面内の濃度むらを補正する。以下、より詳細に説明する。
一例として図3に示すように、中間転写ベルト16はベルト黒領域16Aを有する。ベルト黒領域16Aは、中間転写ベルト16の表面であり、黒色で形成されている。中間転写ベルト16の素材の色は黒色であり、中間転写ベルト16の素材の黒色が中間転写ベルト16の表面の黒色、すなわち、ベルト黒領域16Aの黒色として顕在化している。
ベルト黒領域16Aの主走査方向、すなわち、中間転写ベルト16の幅方向の中央部には、画像形成ユニット21W(図2参照)によって、副走査方向に沿って帯状の基準白画像90が形成される。基準白画像90は、ベルト黒領域16Aに対して白色のトナーが転写されることによって形成された単色画像である。単色画像とは、いわゆるベタ画像を意味する。なお、中間転写ベルト16は、本開示の技術に係る「転写部材」の一例であり、基準白画像90は、本開示の技術に係る「基準画像」の一例である。また、白色は、本開示の技術に係る「第2の色」の一例である。
基準白画像90は、中間転写ベルト16が副走査方向に周回している状態で第1光学式センサ54Aによって読み取られる。第1光学式センサ54Aによって読み取られる対象となる読取領域90Aは、基準白画像90の主走査方向の中央部が副走査方向に沿って読み取られるように区画されている。基準白画像90は、第1光学式センサ54Aによって副走査方向に沿って読み取られ、読み取られた結果である基準白画像読み値は、コンピュータ70に出力される。基準白画像読み値は、本開示の技術に係る「第3の読み値」の一例である。
ところで、面内の濃度むらを補正するためには、画像が形成される用紙Pの広さの範囲のうち、画像の形成が可能な範囲内で、一部の範囲に偏りがある領域のみを補正の対象範囲とするのはなく、広範囲であり、かつ、連続的な領域を対象とする必要がある。ここで言う「画像の形成が可能な範囲」とは、例えば、画像形成部10と用紙Pとの位置関係によって画像の形成が可能な範囲として定まる最大の範囲を指す。画像形成部10と用紙Pとの位置関係とは、例えば、感光体ドラム11、現像ロール23、一次転写ロール15、二次転写部17、中間転写ベルト16、及び用紙Pの位置関係を指す。また、面内の濃度むらを検知して補正するためには、広範囲であり、かつ、連続的な領域に対して、一様な階調値の画像情報を用いて用紙Pに画像を形成する必要がある。
そこで、本実施形態では、一例として図4に示すように、用紙Pの広さの範囲内で面内の濃度むらが確認可能な領域P1に対して、画像形成ユニット21K(図2参照)によって黒色の下地画像110が形成されることで、領域P1に対して黒色が付与される。下地画像110は黒色の単色画像である。ここで、領域P1は、本開示の技術に係る「第1の領域」の一例である。黒色は、本開示の技術に係る「第1の色」の一例である。
図4に示す例では、領域P1と用紙Pとの間に余白が存在しているが、これはあくまでも一例に過ぎず、例えば、領域P1は用紙Pの表面の全領域であってもよい。領域P1は、画像形成部10と用紙Pとの位置関係によって画像の形成が可能な範囲として定まる最大の範囲が用紙Pの全領域であれば、領域P1は、用紙Pの全領域であってもよく、用紙Pの広さの範囲内で面内の濃度むらが確認可能な領域(例えば、用紙Pの90%以上の連続領域)であればよい。また、図4に示す例では、領域P1が四角形状の領域であるが、本開示の技術はこれに限定されず、領域P1は、円、楕円、又は五角形等の他の形状の領域であってもよい。
第2光学式センサ54Bは、読取素子54B0,54B1,54B2,54B3,54B4を備えている。読取素子54B0,54B1,54B2,54B3,54B4は、用紙Pの幅方向、すなわち、主走査方向に沿って直線状に既定の間隔(例えば、等間隔)で配置されている。また、読取素子54B0,54B1,54B2,54B3,54B4は、用紙Pの幅方向の一端側から他端側にかけて読取素子54B1,54B2,54B0,54B3,54B4の順に配置されている。
下地画像110は、読取素子54B0,54B1,54B2,54B3,54B4の各々によって副走査方向に沿って読み取られる。図4に示す例では、読取素子54B0は、副走査方向の読取ラインL00に沿って下地画像110を読み取る。また、読取素子54B1は、副走査方向の読取ラインL01に沿って下地画像110を読み取る。また、読取素子54B2は、副走査方向の読取ラインL02に沿って下地画像110を読み取る。また、読取素子54B3は、副走査方向の読取ラインL03に沿って下地画像110を読み取る。更に、読取素子54B4は、副走査方向の読取ラインL04に沿って下地画像110を読み取る。読取素子54B0,54B1,54B2,54B3,54B4の各々によって下地画像110が読み取られた結果である下地画像読み値は、コンピュータ70に出力される。なお、下地画像読み値は、本開示の技術に係る「第1の読み値」の一例である。
一例として図5に示すように、下地画像110の領域P2に対して画像形成ユニット21W(図2参照)によって白色の画像である白画像120が追い刷りされることで、領域P2に対して白色が付与される。すなわち、下地画像110に対して白画像120が重ねて形成されることで、下地の黒色に対して白色が重ねて付与される。領域P2は、領域P1と略同一領域である。図5に示す例では、領域P1よりも僅かに内側に領域P2が規定されている。ここで言う「略同一」とは、完全同一の他に、設計上及び製造上において許容される誤差を含む意味での同一も意味する。なお、領域P2は、本開示の技術に係る「第2の領域」の一例である。
白画像120は、白色の面内の濃度むらの補正に用いられる。白色の面内の濃度むらの補正に必要な画像の読み取りは、白色と下地の黒色とが重なっていれば足り、濃度むらの補正が行われない領域では、白色と下地の黒色とが重なっていなくてもよい。すなわち、下地画像110が形成される領域と白画像120が形成される領域は、完全に一致する必要はなく、略同一であればよい。
白画像120は、読取素子54B0,54B1,54B2,54B3,54B4の各々によって副走査方向に沿って読み取られる。図5に示す例では、読取素子54B0は、副走査方向の読取ラインL00に沿って白画像120を読み取る。また、読取素子54B1は、副走査方向の読取ラインL01に沿って白画像120を読み取る。また、読取素子54B2は、副走査方向の読取ラインL02に沿って白画像120を読み取る。また、読取素子54B3は、副走査方向の読取ラインL03に沿って白画像120を読み取る。更に、読取素子54B4は、副走査方向の読取ラインL04に沿って白画像120を読み取る。読取素子54B0,54B1,54B2,54B3,54B4の各々によって白画像120が読み取られた結果である白画像読み値は、コンピュータ70に出力される。なお、白画像読み値は、本開示の技術に係る「第2の読み値」の一例である。
一例として図6に示すように、領域P2は、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04を含む複数の区分領域を有する。複数の区分領域は、領域P2が主走査方向に沿って区分けされることで得られる。読取ラインL00,L01,L02,L03,L04は、複数の区分領域に含まれる一部の区分領域であり、複数の区分領域を代表する区分領域である。読取ラインL00,L01,L02,L03,L04のうちの読取ラインL00は、全ての区分領域のうちの基準となる区分領域である。
一例として図7に示すように、ROM74には、基準白画像90を示す基準白画像情報、下地画像110を示す下地画像情報127、白画像120を示す白画像情報129、濃度むら補正プログラム130、及び読み値補正情報132が記憶されている。濃度むら補正プログラム130は、本開示の技術に係る「プログラム」の一例である。読み値補正情報132は、本開示の技術に係る「対応関係」の一例である。
CPU72は、ROM74から濃度むら補正プログラム130を読み出し、読み出した濃度むら補正プログラム130をRAM76に展開する。CPU72は、RAM76に展開した濃度むら補正プログラム130を実行することで、受付部72A、作成部72B、補正部72C、及び制御部72Dとして動作する。受付部72Aは、本開示の技術に係る「受付部」の一例である。作成部72B及び補正部72Cは、本開示の技術に係る「補正部」の一例である。
受付部72Aは、画像読取部54から下地画像読み値、白画像読み値、及び基準白画像読み値を受け付ける。作成部72B及び補正部72Cは、受付部72Aによって受け付けられた下地画像読み値と白画像読み値とに基づいて、黒色に重ねて付与された白色の面内の濃度むらを補正する。
作成部72Bは、受付部72Aによって受け付けられた下地画像読み値、白画像読み値、及び基準白画像読み値、並びに、ROM74から取得した読み値補正情報132に基づいて面内濃度むら補正情報134を作成する。面内濃度むら補正情報134は、下地画像110に重ねて形成された白色の画像の面内の濃度むらの補正に用いられる。
補正部72Cは、下地画像110に重ねて形成される白色の画像である上重ね画像120Aを示す上重ね画像情報131を外部I/F60を介して外部装置(図示省略)から取得し、取得した上重ね画像情報131を、面内濃度むら補正情報134を用いて補正する。
制御部72Dは、ROM74から基準白画像情報125を読み出し、読み出した基準白画像情報125により示される基準白画像90が中間転写ベルト16のベルト黒領域16A(図3参照)に形成されるように画像形成部10を制御する。また、制御部72Dは、ROM74から下地画像情報127を読み出し、読み出した下地画像情報127により示される下地画像110が用紙Pの領域P1に形成されるように画像形成部10を制御する。また、制御部72Dは、ROM74から白画像情報129を読み出し、読み出した白画像情報129により示される白画像120が下地画像110上の領域P2に形成されるように画像形成部10を制御する。更に、制御部72Dは、補正部7Cによって補正された上重ね画像情報131により示される上重ね画像120Aが下地画像110に重ねて形成されるように画像形成部10を制御する。
図8には、基準白画像読み値と中間転写ベルト16での副走査方向の位置との相関の一例を示す基準白画像読み値グラフが示されている。図8に示す基準白画像読み値グラフにおいて、縦軸は基準白画像読み値であり、横軸は中間転写ベルト16での副走査方向の位置である。一例として図8に示すように、基準白画像読み値は、第1光学式センサ54Aによって1周期分の画像領域毎に得られる。ここで言う「1周期」とは、感光体ドラム11の1回転分に相当する周期を指す。また、「1周期分の画像領域」とは、ベルト黒領域16Aのうちの感光体ドラム11が1回転することでベルト黒領域16Aに転写される画像の領域を指す。図8に示す例では、第1光学式センサ54Aによって得られた4周期分の基準白画像読み値が示されている。なお、図8に示す例では、4周期分の基準白画像読み値が示されているが、これはあくまでも一例であり、複数周期分の基準白画像読み値が得られていればよい。
作成部72Bは、4周期分の基準白画像読み値を1周期分に統合することで基準白画像読み値統合グラフを作成する。基準白画像読み値統合グラフは、4周期分の基準白画像読み値が1周期分に加算平均されることで得られたグラフである。すなわち、基準白画像読み値統合グラフは、4周期分の基準白画像読み値を1周期分に加算平均して得た値と中間転写ベルト16での副走査方向の位置との相関を示すグラフである。
図9には、下地画像読み値と用紙Pでの副走査方向の位置との相関の一例を示す下地画像読み値グラフが示されている。図9に示す下地画像読み値グラフにおいて、縦軸は下地画像読み値であり、横軸は用紙Pでの副走査方向の位置である。作成部72Bは、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について読み取られて得られた下地画像読み値を用いて、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての下地画像読み値グラフを作成する。
図10には、白画像読み値と用紙Pでの副走査方向の位置との相関の一例を示す白画像読み値グラフが示されている。図10に示す白画像読み値グラフにおいて、縦軸は白画像読み値であり、横軸は用紙Pでの副走査方向の位置である。作成部72Bは、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について読み取られて得られた白画像読み値を用いて、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての白画像読み値グラフを作成する。
一例として図11に示すように、読み値補正情報132は、下地画像読み値と、白画像読み値と、修正読み値とが対応付けられたテーブルである。修正読み値は、白画像読み値から下地画像110の色の影響を除去し得た読み値である。修正読み値は、実機による試験及びコンピュータ・シミュレーション等の結果から、白画像読み値から下地画像110の色の影響が除去された読み値として予め導き出された値である。
作成部72Bは、受付部72Aによって読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について受け付けられた下地画像読み値と白画像読み値に基づいて、修正読み値を導出する。そして、補正部72Cは、導出した修正読み値に基づいて、上重ね画像情報131を補正する。上重ね画像情報131が補正されることで、下地画像110に重ねて形成された上重ね画像120Aの面内の濃度むらが補正される。
修正読み値の導出は、読み値補正情報132を用いて行われる。すなわち、受付部72Aでの受付結果に対応する修正読み値が読み値補正情報132から導出される。具体的には、一例として図12に示すように、受付部72Aによって読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について受け付けられた下地画像読み値及び白画像読み値に対応する修正読み値が読み値補正情報132から導出される。そして、導出された修正読み値と副走査方向での位置との相関を示す修正読み値グラフが読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について作成される。
補正部72Cは、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について作成された修正読み値グラフに基づく補正値(詳しくは後述)を用いて上重ね画像情報131を補正する。具体的には、修正読み値グラフに基づく補正値は、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々の主走査方向での位置と副走査方向での位置とで規定された面内に展開され、展開された補正値を用いて上重ね画像情報131が補正される。作成部72Bは、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について作成された修正読み値グラフに基づく補正値を補間法によって主走査方向に展開する。
修正読み値グラフに基づく補正値を展開する場合、読取ラインL00について作成された修正読み値グラフに基づく補正値が、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々の主走査方向での位置と副走査方向での位置とで規定された面内に、修正読み値ずれ特性に従って展開される。修正読み値ずれ特性は、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての修正読み値の相互間のずれの特性、換言すると、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について作成された修正読み値グラフの相互間のずれの特性である。ここで、読取ラインL00は、本開示の技術に係る「基準区分領域」の一例である。
一例として図12に示すように、修正読み値ずれ特性は、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の相互間での修正読み値の振幅比率、及び読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の相互間での修正読み値の位相差を用いて規定される。位相差は、画像の転写に関連する部材間の副走査方向のずれの度合いを表す因子である。例えば、感光体ドラム11と現像ロール23とのずれ量、及び感光体ドラム11と中間転写ベルト16とのずれ量が位相差として表現される。なお、以下では、説明の便宜上、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の相互間での修正読み値の振幅比率を、単に「振幅比率」とも称する。また、以下では、説明の便宜上、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の相互間での修正読み値の位相差を、単に「位相差」とも称する。
振幅比率は、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての修正読み値、すなわち、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について作成された修正読み値グラフに対して離散フーリエ変換が行われることによって得られる。本実施形態では、離散フーリエ変換を実行するアルゴリズムとしてFFTが採用されている。
読取ラインL00についての修正読み値グラフを基準修正読み値グラフとした場合、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての振幅比率は、基準修正読み値グラフの振幅に対する各読取ラインについての修正読み値グラフの振幅の割合である。読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての位相差は、基準修正読み値グラフの位相と各読取ラインについての修正読み値グラフの位相との差分である。ここで言う「差分」とは、例えば、基準修正読み値グラフの位相から各読取ラインについての修正読み値グラフの位相を減じて得た値である。この場合、負値の差分は、基準修正読み値グラフよりも位相が遅れていることを意味し、正値の差分は、基準修正読み値グラフよりも位相が進んでいることを意味する。なお、図12に示す例では、各読取ラインについての振幅比率は、“1”を基準として正規化され、各読取ラインについての位相差は、“0”を基準として正規化されている。
一例として図13に示すように、作成部72Bは、基準白画像読み値統合グラフの逆関数を表すベルト濃度むら補正グラフを作成する。ベルト濃度むら補正グラフは、下地画像110に重ねて形成された白画像120の面内の濃度むらを補正する補正値(以下、単に「補正値」とも称する)と副走査方向の位置(例えば、用紙Pの搬送方向Cの位置)との相関を示すグラフである。なお、ここで言う「補正値」とは、前述の「修正読み値グラフに基づく補正値」を意味する。
面内濃度むら補正情報134は、主走査方向の位置(例えば、用紙Pの幅方向の位置)と、副走査方向の位置(例えば、用紙Pの搬送方向Cの位置)と、補正値とが対応付けられたテーブルである。図13に示す例では、副走査方向の位置は、用紙Pの搬送方向Cの領域が128等分されることで規定されている。主走査方向の位置は、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04を基準にして規定されている。読取ラインL00に対しては、ベルト濃度むら補正グラフにより示される補正値が副走査方向の位置毎に割り当てられている。
図13に示す例では、補正値Xから補正値X127が示されている。読取ラインL00の補正値(図13に示す例では、作成部72Bによって、補正値Xから補正値X127)が読取ラインL01,L02,L03,L04の各々の振幅比率に従って読取ラインL01,L02,L03,L04に対して展開される。すなわち、読取ラインL00の補正値に対して読取ラインL01,L02,L03,L04の各々の振幅比率が乗じられることで得た値が読取ラインL01,L02,L03,L04の各々の補正値とされる。
読取ラインL01,L02,L03,L04の各々の補正値は、補間法によって主走査方向に展開される。読取ラインL00,L01,L02,L03,L04以外の複数の区分領域は補間区間とされており、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04以外の複数の区分領域に対しては、読取ラインL01,L02,L03,L04の各々の振幅比率が線形補間で展開される。読取ラインL00の補正値に対して、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04以外の複数の区分領域の各振幅比率が乗じられることで得た各値が読取ラインL00,L01,L02,L03,L04以外の複数の区分領域の各々の補正値とされる。
このように複数の区分領域に対して割り当てられた補正値は、一例として図14に示すように、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々の位相差分だけ副走査方向にずらされる。すなわち、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々の位相差が“0”になるように読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各補正値を副走査方向にずらす。
読取ラインL00,L01,L02,L03,L04以外の複数の区分領域に対しては、読取ラインL01,L02,L03,L04の各々の位相差が線形補間で展開される。読取ラインL00,L01,L02,L03,L04以外の複数の区分領域に対して割り当てられた各補正値は、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04以外の複数の区分領域の各々に対して割り当てられた位相差分だけ副走査方向にずらされる。すなわち、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04以外の複数の区分領域の位相差が“0”になるように読取ラインL00,L01,L02,L03,L04以外の複数の区分領域の各補正値を副走査方向にずらす。
位相差が正値の場合、位相を遅らせるように補正値が副走査方向にずらされ、位相差が負値の場合、位相を進めるように補正値が副走査方向にずらされる。各区分領域において補正値を副走査方向のうちのプラス方向にずらした場合、プラス方向にずらすことで副走査方向の既定範囲(図14に示す例において、1から128の範囲)の末尾から食み出した補正値は副走査方向の先頭に繰り上げられる。逆に、各区分領域において補正値を副走査方向のうちのマイナス方向にずらした場合、マイナス方向にずらすことで副走査方向の既定範囲の先頭から食み出した補正値は副走査方向の末尾に繰り下げられる。
このように、作成部72Bは、読取ラインL00の補正値を主走査方向の複数の区分領域に振幅比率及び位相差に従って展開することで面内濃度むら補正情報134を作成する。これにより、面内濃度むら補正情報134には、主走査方向の複数の区分領域と副走査方向の各位置とで既定された面内で2次元状に補正値が展開されたテーブルとなる。
次に画像形成装置50の作用について図15A及び図15Bを参照しながら説明する。図15A及び図15Bには、濃度むら補正プログラム130に従ってCPU72によって実行される濃度むら補正処理の流れの一例が示されている。
図15Aに示す濃度むら補正処理では、先ず、ステップST10で、制御部72Dは、画像形成部10に対して、中間転写ベルト16のベルト黒領域16Aに基準白画像90(図3参照)を形成させ、その後、濃度むら補正処理はステップST12へ移行する。
本ステップST10の処理が実行されると、第1光学式センサ54Aよって複数周期分の基準白画像90が読み取られ、基準白画像90の読取結果である基準白画像読み値が得られる。基準白画像読み値は第1光学式センサ54AによってCPU72に出力される。
ステップST12で、受付部72Aは、第1光学式センサ54Aから出力された複数周期分の基準白画像読み値を受け付け、その後、濃度むら補正処理はステップST14へ移行する。
ステップST14で、作成部72Bは、受付部72Aによって受け付けられた複数周期分の基準白画像読み値を統合することで基準白画像読み値統合グラフ(図8及び図13参照)を作成し、その後、濃度むら補正処理はステップST16へ移行する。
ステップST16で、作成部72Bは、基準白読み値統合グラフからベルト濃度むら補正グラフ(図13参照)を作成し、濃度むら補正処理はステップST18へ移行する。
ステップST18で、制御部72Dは、画像形成部10に対して、用紙Pの領域P1に下地画像110を形成させ、その後、濃度むら補正処理はステップST20へ移行する。
本ステップST18の処理が実行されると、第2光学式センサ54Bによって読取ラインL00,L01,L02,L03,L04に沿って下地画像110が読み取られ、下地画像110の読取結果である下地画像読み値が得られる。下地画像読み値は第2光学式センサ54BによってCPU72に出力される。
ステップST20で、受付部72Aは、第2光学式センサ54Bから出力された下地画像読み値を受け付け、その後、濃度むら補正処理はステップST22へ移行する。
ステップST22で、制御部72Dは、画像形成部10に対して、下地画像110に重ねて領域P2に白画像120を形成させ、その後、濃度むら補正処理はステップST24へ移行する。なお、ここで、下地画像110に対して重ねて白画像120を形成するとは、換言すると、下地画像110に対して白画像120を追い刷りするということを意味する。
本ステップST22の処理が実行されると、第2光学式センサ54Bによって読取ラインL00,L01,L02,L03,L04に沿って白画像120が読み取られ、白画像120の読取結果である白画像読み値が得られる。白画像読み値は第2光学式センサ54BによってCPU72に出力される。
ステップST24で、受付部72Aは、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について第2光学式センサ54Bから出力された白画像読み値を受け付け、その後、濃度むら補正処理はステップST26へ移行する。
ステップST26で、作成部72Bは、ROM74から読み値補正情報132を読み出す。そして、作成部72Bは、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について受付部72Aによって受け付けられた白画像読み値を、読み出した読み値補正情報に基づいて修正読み値に補正し、その後、濃度むら補正処理はステップST28へ移行する。
本ステップST26の処理が実行されることで、作成部72Bによって読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について修正読み値グラフ(図12参照)が作成される。
ステップST28で、作成部72Bは、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての修正読み値グラフに対してFFTを実行し、その後、濃度むら補正処理は図15Bに示すステップST30へ移行する。
本ステップST28の処理が実行されることで、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての振幅及び位相が算出される。そして、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について算出された振幅及び位相から、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての修正読み値ずれ特性として振幅比率及び位相差が算出される(図12参照)。
図15Bに示すステップST30で、作成部72Bは、修正読み値ずれ特性に従って面内濃度むら補正情報134(図14参照)を作成する。すなわち、作成部72Bは、修正読み値ずれ特性に従って、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての補正値を、複数の区分領域の各々の主走査方向での位置と副走査方向での位置とで規定された面内に展開することで面内濃度むら補正情報134を作成し、その後、濃度むら補正処理はステップST32へ移行する。
ステップST32で、補正部72Cは、上重ね画像情報131を取得し、その後、濃度むら補正処理はステップST34へ移行する。
ステップST34で、補正部72Cは、面内濃度むら補正情報134を用いて上重ね画像情報131を補正し、その後、濃度むら補正処理はステップST36へ移行する。本ステップST34の処理が実行されることで、面内濃度むら補正情報134に含まれる補正値のうち、上重ね画像情報131に含まれる各画素の位置に対応する位置の補正値が補正部72Cによって面内濃度むら補正情報134から取得される。そして、取得された補正値によって上重ね画像情報131に含まれる各画素の画素値が補正される。これにより、上重ね画像情報131により示される上重ね画像120Aの面内の濃度むらが補正される。
なお、面内濃度むら補正情報134に含まれる補正値は、本開示の技術に係る「修正読み値に基づく補正値」、「第3の読み値に基づく補正値」及び「展開した補正値」の一例である。
ステップST36で、制御部72Dは、画像形成部10に対して、用紙Pの領域P1に下地画像110を形成させ、その後、濃度むら補正処理はステップST38へ移行する。
ステップST38で、制御部72Dは、画像形成部10に対して、面内濃度むら補正情報134の補正値で画素値が補正された上重ね画像情報131により示される上重ね画像120Aを下地画像110に重ねて形成させ、その後、画像むら補正処理が終了する。なお、ここで、下地画像110に対して上重ね画像120Aを重ねて形成するとは、換言すると、下地画像110に対して上重ね画像120Aを追い刷りするということを意味する。
以上説明したように、画像むら補正処理が実行されることによって、受付部72Aによって受け付けられた下地画像読み値及び白画像読み値に基づいて、上重ね画像120Aの濃度むらが補正される。すなわち、上重ね画像120Aの濃度むらが、下地画像110からの影響と中間転写ベルト16からの影響が除去された状態で補正される。従って、上重ね画像120Aが下地画像110に重ねて形成された場合の上重ね画像120Aの濃度むらを下地画像110の面内の濃度むらを考慮せずに補正する場合に比べ、上重ね画像120Aの面内の濃度むらが高精度に補正される。
なお、上記実施形態では、面内濃度むら補正情報134を用いて上重ね画像120Aが補正される形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、図16に示すように、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての修正読み値グラフの逆関数によって規定される補正値と副走査方向の位置との相関を示す補正値グラフを用いて上重ね画像情報131に含まれる各画素の画素値が補正部72Cによって補正されるようにしてもよい。この場合、修正読み値グラフの逆関数によって規定される補正値は、本開示の技術に係る「修正読み値に基づく補正値」の一例である。
補正部72Cは、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々について得られた補正値グラフにより示される補正値を、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々の主走査方向での位置と副走査方向での位置とで規定された面内に展開し、展開した補正値を用いて上重ね画像情報131に含まれる各画素の画素値を補正するようにしてもよい。
この場合、補正部72Cは、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての補正値を補間法によって主走査方向に展開する。具体的には、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々についての補正値グラフを主走査方向に展開する。補正値グラフの主走査方向への展開とは、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04以外の複数の区分領域への補正値の展開を意味する。
また、補正部72Cは、読取ラインL00についての補正値グラフにより示される補正値を、読取ラインL00,L01,L02,L03,L04の各々の主走査方向での位置と副走査方向での位置とで規定された面内に、修正読み値ずれ特性に従って展開し、展開した補正値を用いて上重ね画像情報131に含まれる各画素の画素値を補正するようにしてもよい。この場合、補正部72Cは、読取ラインL00についての補正値グラフと読取ラインL01,L02,L03,L04の各々の補正値グラフとの主走査方向でのずれ量及び副走査方向でのずれ量を算出し、算出結果に基づいて修正読み値ずれ特性、すなわち、振幅比率及び位相差を特定する。そして、補正部72Cは、特定した修正読み値ずれ特性に従って、読取ラインL00についての補正値グラフを読取ラインL01,L02,L03,L04の主走査方向での各位置に展開する。また、補正部72Cは、読取ラインL00についての補正値グラフと、読取ラインL01,L02,L03,L04の主走査方向での各位置に展開された得られた各補正値グラフとを読取ラインL00,L01,L02,L03,L04以外の複数の区分領域に補間法(例えば、線形補間)を用いて展開する。補正部72Cは、複数の区分領域に展開された補正値グラフを用いて上重ね画像情報131に含まれる各画素の画素値が補正すればよい。なお、「読取ラインL00についての補正値グラフにより示される補正値」は、本開示の技術に係る「複数の区分領域のうちの基準区分領域について導出した修正読み値に基づく補正値」の一例である。
また、上記実施形態では、作成部72Bが複数周期分の基準白画像読み値を1周期分に統合することで基準白画像読み値統合グラフを作成するという形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、基準白画像読み値統合グラフに代えて、複数周期分の基準白画像読み値のうちの何れか1つのグラフを用いてもよい。
また、上記実施形態では、線形補間を用いて補正値を展開する形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、非線形補間を用いて補正値を展開するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、白色の用紙Pを例示したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、用紙Pに代えて、白色以外の色の用紙、透明シート、又は半透明シート等の他の記録媒体を適用してもよい。
また、上記実施形態では、ゼログラフィ方式の画像形成装置50を例示したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、画像形成装置50に代えて、インクジェット方式の画像形成装置、サーマル方式の画像形成装置、又はマグネトグラフィ方式の画像形成装置等の各種の画像形成装置を適用してもよい。
また、上記実施形態では、読み値補正情報132はテーブル形式の補正情報であるが、本開示の技術はこれに限定されず、読み値補正情報132は演算式によって実現されるようにしてもよい。この場合、例えば、下地画像読み値及び白画像読み値を独立変数とし、修正読み値を従属変数とした演算式によって読み値補正情報132が規定されるようにすればよい。
また、上記実施形態では、面内濃度むら補正情報134はテーブル形式の補正情報であるが、本開示の技術はこれに限定されず、面内濃度むら補正情報134は演算式によって実現されるようにしてもよい。この場合、例えば、主走査方向の位置を特定する情報及び副走査方向の位置を特定する情報を独立変数とし、補正値を従属変数とした演算式によって面内濃度むら補正情報134が規定されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、下地画像110を黒色の画像とし、下地画像110に追い刷りされる画像を白色の画像としたが、本開示の技術はこれに限定されず、下地画像110と追い刷りされる画像とが異なる色であればよい。
また、上記実施形態では、中間転写ベルト16から用紙Pに画像が転写される形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、感光体ドラム11などの円筒状部材から用紙Pに対して直接画像が形成されるようにしてもよい。なお、この場合、感光体ドラム11等の円筒状部材が本開示の技術に係る「転写部材」の一例である。
また、上記実施形態では、ROM74に濃度むら補正プログラム130が記憶されている形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、図17に示すように、濃度むら補正プログラム130を記憶媒体600に記憶させておいてもよい。この場合、記憶媒体600に記憶されている濃度むら補正プログラム130は、コンピュータ70にインストールされ、CPU72は、濃度むら補正プログラム130に従って、上述した画像処理を実行する。
上記実施形態で示す例では、CPU72は、単数のCPUであるが、本開示の技術はこれに限定されず、複数のCPUを採用してもよいし、GPUを採用してもよいし、少なくとも1つのCPUと少なくとも1つのGPUとを併用してもよい。なお、記憶媒体600の一例としては、CD−ROM、DVD−ROM、SSD又はUSBメモリなどの任意の可搬型の記憶媒体が挙げられる。
また、通信網(図示省略)を介してコンピュータ70に接続される他のコンピュータ又はサーバ装置等の記憶部に濃度むら補正プログラム130を記憶させておき、上述の画像形成装置50の要求に応じて濃度むら補正プログラム130がコンピュータ70にダウンロードされるようにしてもよい。この場合、ダウンロードされた濃度むら補正プログラム130がコンピュータ70にインストールされ、コンピュータ70のCPU72によって実行される。
また、上記実施形態では、受付部72A、作成部72B、補正部72C、及び制御部72D(以下、「上記実施形態で説明した各部」と称する)として、コンピュータ70によるソフトウェア構成により実現される形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、上記実施形態で説明した各部は、例えば、ASIC、FPGA、及びPLDのうちの少なくとも1つを含むデバイスによって実現されるようにしてもよい。また、上記実施形態で説明した各部は、ハードウェア構成及びソフトウェア構成の組み合わせによって実現されてもよい。
上記の濃度むら補正処理を実行するハードウェア資源としては、次に示す各種のプロセッサを用いることができる。プロセッサとしては、例えば、上述したように、ソフトウェア、すなわち、プログラムを実行することで、濃度むら補正処理を実行するハードウェア資源として機能する汎用的なプロセッサであるCPUが挙げられる。また、プロセッサとしては、例えば、FPGA、PLD、又はASICなどの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路が挙げられる。
濃度むら補正処理を実行するハードウェア資源は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ、又はCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、濃度むら補正処理を実行するハードウェア資源は1つのプロセッサであってもよい。
1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが、上記実施形態で説明した各部の処理を実行するハードウェア資源として機能する形態がある。第2に、SoCなどに代表されるように、濃度むら補正処理を実行する複数のハードウェア資源を含むシステム全体の機能を1つのICチップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、上記実施形態で説明した各部の処理は、ハードウェア資源として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて実現される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路を用いることができる。
また、上記の濃度むら補正処理はあくまでも一例である。従って、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
以上に示した記載内容及び図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、及び効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、及び効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容及び図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことは言うまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容及び図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、以下の付記を開示する。
(付記1)
記録媒体の広さの範囲内で面内の濃度むらが確認可能な第1の領域に第1の色を付与し、前記第1の色とは異なる第2の色を、前記第1の領域と略同一領域である第2の領域に重ねて付与することで画像を形成する画像形成部と、
前記第1の領域から前記第1の色を読み取り、前記第2の領域から前記第2の色を読み取る読取部と、前記読取部によって読み取られた結果を示す第1の読み値と前記読取部によって読み取られた結果を示す第2の読み値とに基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する補正部と、を含む画像形成装置。
(付記2)
前記補正部は、前記第1の読み値と前記第2の読み値とに基づいて、前記第2の読み値から前記第1の色の影響を除去した修正読み値を導出し、導出した前記修正読み値に基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する付記1に記載の画像形成装置。
(付記3)
前記補正部は、前記第1の読み値と、前記第2の読み値と、前記修正読み値との対応関係を用いて、前記読取部での読取結果に対応する前記修正読み値を導出する付記2に記載の画像形成装置。
(付記4)
前記読取部は、前記第2の領域が主走査方向に沿って区分けされることで得られた複数の区分領域の各々の前記第2の色を副走査方向に沿って読み取り、
前記補正部は、前記複数の区分領域の各々について前記読取結果に対応する前記修正読み値を導出する付記3に記載の画像形成装置。
(付記5)
前記補正部は、前記複数の区分領域の各々について導出した前記修正読み値に基づく補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する付記4に記載の画像形成装置。
(付記6)
前記補正部は、前記補正値を前記複数の区分領域の各々の主走査方向での位置と前記副走査方向での位置とで規定された面内に展開し、展開した前記補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する付記5に記載の画像形成装置。
(付記7)
前記補正部は、前記複数の区分領域の各々についての前記補正値を補間法によって前記主走査方向に展開する付記6に記載の画像形成装置。
(付記8)
前記補正部は、前記複数の区分領域のうちの基準区分領域について導出した前記修正読み値に基づく前記補正値を、前記複数の区分領域の主走査方向での位置と前記副走査方向での位置とで規定された面内に、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値の相互間のずれの特性に従って展開し、展開した前記補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する付記6に記載の画像形成装置。
(付記9)
前記補正部は、前記特性に従って前記複数の区分領域の各々について前記補正値を展開し、前記複数の区分領域の各々について展開した前記補正値を補間法によって前記主走査方向に展開する付記8に記載の画像形成装置。
(付記10)
前記画像形成部は、前記副走査方向に周回することで前記記録媒体に対して前記第1の色及び前記第2の色を転写する転写部材を有し、
前記読取部は、前記転写部材に形成された前記第2の色の基準画像から前記第2の色を前記副走査方向に沿って読み取り、
前記補正部は、前記読取部によって前記基準画像の前記第2の色が前記副走査方向に沿って読み取られた結果を示す第3の読み値に基づく補正値を、前記複数の区分領域の各々の前記主走査方向での位置と前記副走査方向での位置とで規定された面内に、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値の相互間のずれの特性に従って展開し、展開した前記補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する付記6に記載の画像形成装置。
(付記11)
前記第3の読み値は、前記基準画像のうちの前記転写部材による前記副走査方向の1周期分の画像領域から前記読取部によって前記第2の色が前記副走査方向に沿って読み取られた結果を示す読み値である付記10に記載の画像形成装置。
(付記12)
前記第3の読み値は、前記基準画像のうちの前記転写部材による前記副走査方向の複数周期分の画像領域から前記読取部によって前記第2の色が前記副走査方向に沿って読み取られた結果を1周期分に加算平均することで得られた値である付記10に記載の画像形成装置。
(付記13)
前記転写部材は、前記副走査方向に周回する帯状部材である付記10から付記12の何れか1つに記載の画像形成装置。
(付記14)
前記補正部は、前記特性に従って前記複数の区分領域の各々について前記補正値を展開し、前記複数の区分領域の各々について展開した前記補正値を補間法によって前記主走査方向に展開する付記10から付記13の何れか1つに記載の画像形成装置。
(付記15)
前記特性は、前記複数の区分領域の相互間での前記修正読み値の振幅比率を用いて規定される付記10から付記14の何れか1つに記載の画像形成装置。
(付記16)
前記振幅比率は、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値に対して離散フーリエ変換が行われることによって得られる付記15に記載の画像形成装置。
(付記17)
前記特性は、前記複数の区分領域の相互間での前記修正読み値の位相差を用いて規定される付記10から付記16の何れか1つに記載の画像形成装置。
(付記18)
前記位相差は、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値に対して離散フーリエ変換が行われることによって得られる付記17に記載の画像形成装置。
(付記19)
前記補正値は、前記修正読み値と前記副走査方向の位置との相関を示す関数の逆関数によって規定される付記5から付記18の何れか1つに記載の画像形成装置。
(付記20)
前記第1の色は黒色であり、前記第2の色は白色である付記1から付記19の何れか1つに記載の画像形成装置。
(付記21)
記録媒体の広さの範囲内で面内の濃度むらが確認可能な第1の領域に第1の色を付与し、前記第1の色とは異なる第2の色を、前記第1の領域と略同一領域である第2の領域に重ねて付与することで画像を形成する画像形成部と、前記第1の領域から前記第1の色を読み取り、前記第2の領域から前記第2の色を読み取る読取部と、を含む画像形成装置に対して用いられるコンピュータを、
前記読取部によって読み取られた結果を示す第1の読み値と前記読取部によって読み取られた結果を示す第2の読み値とに基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する補正部として機能させるためのプログラム。
10 画像形成部
16 中間転写ベルト
50 画像形成装置
54 画像読取部
70 コンピュータ
90 基準白画像
110 下地画像
120 白画像
120A 上重ね画像
72A 受付部
72B 作成部
72C 補正部
72D 制御部
132 読み値補正情報
134 面内濃度むら補正情報
P 用紙
P1,P2 領域

Claims (26)

  1. 記録媒体の広さの範囲内で面内の濃度むらが確認可能な第1の領域に第1の色が付与された前記記録媒体から前記第1の色が読取部によって読み取られた結果を示す第1の読み値を受け付け、前記第1の色とは異なる第2の色であって、前記第1の領域に前記第1の領域と略同一領域である第2の領域で重ねて付与された第2の色が前記読取部によって読み取られた結果を示す第2の読み値を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けられた前記第1の読み値と前記受付部によって受け付けられた前記第2の読み値とに基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する補正部と、
    を含む画像処理装置。
  2. 前記補正部は、前記第1の読み値と前記第2の読み値とに基づいて、前記第2の読み値から前記第1の色の影響を除去した修正読み値を導出し、導出した前記修正読み値に基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正部は、前記第1の読み値と、前記第2の読み値と、前記修正読み値との対応関係を用いて、前記受付部での受付結果に対応する前記修正読み値を導出する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記読取部は、前記第2の領域が主走査方向に沿って区分けされることで得られた複数の区分領域の各々の前記第2の色を副走査方向に沿って読み取り、
    前記補正部は、前記複数の区分領域の各々について前記受付結果に対応する前記修正読み値を導出する請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正部は、前記複数の区分領域の各々について導出した前記修正読み値に基づく補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正部は、前記補正値を前記複数の区分領域の各々の前記主走査方向での位置と前記副走査方向での位置とで規定された面内に展開し、展開した前記補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記補正部は、前記複数の区分領域の各々についての前記補正値を補間法によって前記主走査方向に展開する請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記補正部は、前記複数の区分領域のうちの基準区分領域について導出した前記修正読み値に基づく前記補正値を、前記複数の区分領域の各々の前記主走査方向での位置と前記副走査方向での位置とで規定された面内に、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値の相互間のずれの特性に従って展開し、展開した前記補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する請求項5に記載の画像処理装置。
  9. 前記特性は、前記複数の区分領域の相互間での前記修正読み値の振幅比率を用いて規定される請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記振幅比率は、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値に対して離散フーリエ変換が行われることによって得られる請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記特性は、前記複数の区分領域の相互間での前記修正読み値の位相差を用いて規定される請求項9又は請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記位相差は、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値に対して離散フーリエ変換が行われることによって得られる請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記補正部は、前記特性に従って前記複数の区分領域の各々について前記補正値を展開し、前記複数の区分領域の各々について展開した前記補正値を補間法によって前記主走査方向に展開する請求項8から請求項12の何れか一項に記載の画像処理装置。
  14. 前記補正値は、前記修正読み値と前記副走査方向の位置との相関を示す関数の逆関数によって規定される請求項5から請求項13の何れか一項に記載の画像処理装置。
  15. 前記第1の色は黒色であり、前記第2の色は白色である請求項1から請求項14の何れか一項に記載の画像処理装置。
  16. 記録媒体の広さの範囲内で面内の濃度むらが確認可能な第1の領域に第1の色を付与し、前記第1の色とは異なる第2の色を、前記第1の領域に前記第1の領域と略同一領域である第2の領域で重ねて付与することで画像を形成する画像形成部と、
    前記第1の領域から前記第1の色を読み取り、前記第2の領域から前記第2の色を読み取る読取部と、
    前記読取部によって読み取られた結果を示す第1の読み値と前記読取部によって読み取られた結果を示す第2の読み値とに基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する補正部と、
    を含む画像形成装置。
  17. 前記補正部は、前記第1の読み値と前記第2の読み値とに基づいて、前記第2の読み値から前記第1の色の影響を除去した修正読み値を導出し、導出した前記修正読み値に基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記補正部は、前記第1の読み値と、前記第2の読み値と、前記修正読み値との対応関係を用いて、前記読取部での読取結果に対応する前記修正読み値を導出する請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記読取部は、前記第2の領域が主走査方向に沿って区分けされることで得られた複数の区分領域の各々の前記第2の色を副走査方向に沿って読み取り、
    前記補正部は、前記複数の区分領域の各々について前記読取結果に対応する前記修正読み値を導出する請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記補正部は、前記複数の区分領域の各々について導出した前記修正読み値に基づく補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記画像形成部は、前記副走査方向に周回することで前記記録媒体に対して前記第1の色及び前記第2の色を転写する転写部材を有し、
    前記読取部は、前記転写部材に形成された前記第2の色の基準画像から前記第2の色を前記副走査方向に沿って読み取り、
    前記補正部は、前記読取部によって前記基準画像の前記第2の色が前記副走査方向に沿って読み取られた結果を示す第3の読み値に基づく補正値を、前記複数の区分領域の各々の前記主走査方向での位置と前記副走査方向での位置とで規定された面内に、前記複数の区分領域の各々についての前記修正読み値の相互間のずれの特性に従って展開し、展開した前記補正値を用いて前記第2の色の面内の濃度むらを補正する請求項20に記載の画像形成装置。
  22. 前記第3の読み値は、前記基準画像のうちの前記転写部材による前記副走査方向の1周期分の画像領域から前記読取部によって前記第2の色が前記副走査方向に沿って読み取られた結果を示す読み値である請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 前記第3の読み値は、前記基準画像のうちの前記転写部材による前記副走査方向の複数周期分の画像領域から前記読取部によって前記第2の色が前記副走査方向に沿って読み取られた結果を1周期分に加算平均することで得られた値である請求項21に記載の画像形成装置。
  24. 前記転写部材は、前記副走査方向に周回する帯状部材である請求項21から請求項23の何れか一項に記載の画像形成装置。
  25. 前記補正部は、前記特性に従って前記複数の区分領域の各々について前記補正値を展開し、前記複数の区分領域の各々について展開した前記補正値を補間法によって前記主走査方向に展開する請求項21から請求項24の何れか一項に記載の画像形成装置。
  26. コンピュータを、
    記録媒体の広さの範囲内で面内の濃度むらが確認可能な第1の領域に第1の色が付与された前記記録媒体から前記第1の色が読取部によって読み取られた結果を示す第1の読み値を受け付け、前記第1の色とは異なる第2の色であって、前記第1の領域に前記第1の領域と略同一領域である第2の領域で重ねて付与された第2の色が前記読取部によって読み取られた結果を示す第2の読み値を受け付ける受付部、及び、
    前記受付部によって受け付けられた前記第1の読み値と前記受付部によって受け付けられた前記第2の読み値とに基づいて、前記第1の色に重ねて付与された前記第2の色の面内の濃度むらを補正する補正部として機能させるためのプログラム。
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