JP6531562B2 - 画像形成装置及び画像調整方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ジョブに基づくプリント動作と、画像形成条件を補正するための補正用トナー画像の形成動作とを並行して行う画像形成装置、及び画像調整方法に関する。
従来、ジョブに基づくプリント動作と、画像形成条件(作像条件)を補正するための補正用トナー画像の形成動作とを並行して行う画像形成装置がある。位置ずれ補正や濃度補正などの画像調整は、例えば像担持体(例えば中間転写ベルト)上に補正用トナー画像(いわゆる補正パッチ)を形成し、それをセンサで検出することにより行われる。例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色を用いてカラー画像を形成する画像形成装置では、4色のそれぞれに補正パッチが作成され、色ごとにトナー濃度の検知が行われる。
例えば、特許文献1には、画像(ページ)間に補正を行う技術として、転写ベルト上の印刷画像が形成されない領域(非画像エリア)に基準トナーパターンを形成することが記載されている。特許文献1に記載の技術は、基準トナーパターンの形成領域を、主走査方向の端部領域と隣接する印刷画像の間隙領域で使い分け、非画像エリアのサイズに応じて基準トナーパターンを分割して形成する。
画像形成装置は、用紙の特徴を活かすために、用紙の種類に合わせてトナー濃度(トナー付着量)を調整して画像を形成することがある。以下、図1を参照して、ページごとに異なる濃度レベルの画像を出力することを前提とした場合の、プリント動作と補正パッチの形成動作について説明する。
図1は、目標とする濃度レベルが異なるページが混在するジョブの例であり、画像を形成する条件(以下「作像条件」とも称する。)と形成された画像の濃度レベルとの関係例を表している。1ページ目から5ページ目までのページP1〜P5の目標とする濃度レベルは、A,A,B,B,Aである。ここでは、濃度レベルAは濃度レベルBよりも濃度が高いことを想定しているが、濃度レベルBが濃度レベルAよりも濃度が高い場合でも同様である。画像形成装置は、ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において作像条件の補正(画像調整)を行う。図1では、補正パッチは、濃度レベルAの画像の濃度を合わせるために作成される。
まず画像形成装置は、目標とする濃度レベルが濃度レベルAであるページP1の画像を、濃度レベルAの初期設定の作像条件a0で形成する。初期設定の作像条件とは、画像安定化のために予め定められた標準的な作像条件と考えてよい。次に、画像形成装置は、ページP1とページP2の間において、ページP1と同じ作像条件a0で濃度レベルAに対する補正パッチC1を形成する。そして、画像形成装置は、センサにより補正パッチC1の濃度を検出し、検出結果をページP2の画像形成に反映(フィードバック)する。即ち画像形成装置は、補正パッチC1の検出結果を元に作像条件の補正量を算出し、濃度レベルAの作像条件をa0からa1に補正する。画像形成装置は、補正後の作像条件a1で、目標とする濃度レベルが濃度レベルAであるページP2の画像を形成する。
次に、画像形成装置は、ページP2とページP3の間において、ページP2と同じ作像条件a1で濃度レベルAに対する補正パッチC2を形成し、濃度レベルAの作像条件をanに補正する。しかし、画像形成装置は、品質の観点から濃度レベルBに対して濃度レベルAの作像条件を使用できないため、目標とする濃度レベルが濃度レベルBであるページP3の画像を、濃度レベルBの初期設定の作像条件b0で形成する。
次に、画像形成装置は、ページP3とページP4の間において、前回の補正時に算出された濃度レベルAの作像条件anで補正パッチC3を形成し、濃度レベルAの作像条件をa0に補正する。図1の例では、補正の結果、作像条件がページP1に適用された作像条件a0に戻っている。そして、画像形成装置は、ページP3のときと同様に、目標とする濃度レベルが濃度レベルBであるページP4の画像を、濃度レベルBの初期設定の作像条件b0で形成する。ここでは、画像形成装置10の状態や環境等の変化により、本来形成したい濃度レベルBからずれた濃度レベルB´が形成されている。
次に、画像形成装置は、ページP4とページP5の間において、前回の補正時に算出された濃度レベルAの作像条件a0で補正パッチC4を形成し、濃度レベルAの作像条件をanに補正する。そして、画像形成装置は、目標とする濃度レベルが濃度レベルAであるページP5の画像を、濃度レベルAの作像条件anで形成する。
特開2012−230335号公報
しかしながら、図1に示す方法は、濃度レベルAの画像のトナー濃度は安定するが、異なる作像条件で出力されるページ(濃度レベルB)の画像のトナー濃度は不安定となる。特許文献1に記載の技術は、ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成することを前提としていないために、特許文献1に記載の技術でもこの問題を解決できない。また、特許文献1に記載の技術は、転写ベルト上の主走査方向の端部領域にも基準トナーパターンを形成するため、センサを主走査方向の中央だけでなく端部近傍にも配置する必要がある。
上記の状況から、ページごとに設定された濃度レベルで画像を出力する際に、各濃度レベルの画像の濃度を安定させつつ、生産性を向上させる手法が要望されていた。
本発明の一態様の画像形成装置は、ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において濃度レベルの作像条件の補正を行うものである。画像形成装置は、識別部、判定部、画像形成部、濃度検出部、及び補正量算出部を備える。
識別部は、ジョブ内のページ情報からページごとの目標とする濃度レベルを識別する。
判定部は、識別部による識別結果を取得し、連続する2つのページの濃度レベルを比較し、2つのページの濃度レベルが異なる場合には該当ページ間において補正用トナー画像を形成しないと判定する。
画像形成部は、ページごとの目標とする濃度レベルに応じて作像条件を切り替えて各ページの画像を形成するとともに、判定部の判定結果に応じて濃度レベルが同じであるページ間において該当する一の濃度レベルの作像条件で補正用トナー画像を形成する。
濃度検出部は、補正用トナー画像の濃度を検出する。
補正量算出部は、濃度検出部の検出結果に基づいて濃度レベルの作像条件の補正量を算出する。そして、補正量算出部は、濃度レベルが同じであるページ間において該濃度レベルの作像条件で形成された補正用トナー画像の検出結果を元に、該濃度レベルの作像条件の補正量及び他の濃度レベルの作像条件の補正量の算出を行う。
本発明の一態様によれば、各濃度レベルの画像の濃度の安定性が良くなるとともに、生産性を向上させることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
従来技術におけるプリント動作及び補正パッチの形成動作の説明に供する図である。 従来技術の改善策に係るプリント動作及び補正パッチの形成動作の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリント動作及び補正パッチの形成動作の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例を示す全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の制御系の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の動作例における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るトナー付着量と濃度検出部の検出値との関係の一例を示したグラフである。 本発明の一実施形態に係る作像条件とトナー付着量との関係の一例を示したグラフである。 他のページ構成のジョブに対するプリント動作及び補正パッチの形成動作の一例を示す図である。 濃度レベルを手動設定する例の説明図である。 濃度レベルを自動設定する例の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、各図において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<1.一実施形態>
[従来技術の改善策]
まず、従来技術の改善策の例を説明する。
図2は、従来技術の改善策に係る、プリント動作及び補正パッチの形成動作の一例を示す。図2の例は、図1の濃度レベルBの画像の濃度を安定させるために、ページ間で補正パッチを2つの作像条件で作成するものである。図2の1ページ目から4ページ目までの各ページの目標とする濃度レベルは、図1の場合と同様に、A,A,B,Bである。また図1の場合と同様に、濃度レベルAは濃度レベルBよりも濃度が高いことを想定しているが、逆の関係でもよい。画像形成装置は、ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において異なる濃度レベルの作像条件の補正(画像調整)を行う。
まず画像形成装置は、図1の場合と同様に、目標とする濃度レベルが濃度レベルAであるページP1の画像を、濃度レベルAの初期設定の作像条件a0で形成する。その後、ページP1とページP2の間において、濃度レベルAのページP1と同じ作像条件a0で補正パッチC1を形成し、濃度レベルBの初期設定の作像条件b0で補正パッチC2を形成する。
その後、画像形成装置は、センサにより補正パッチC1,C2の濃度を検出し、その検出結果をページP2の各濃度レベルの画像形成に反映(フィードバック)する。即ち画像形成装置は、補正パッチC1,C2の検出結果を元に各作像条件の補正量を算出し、濃度レベルAの作像条件をa0からa1に補正し、また濃度レベルBの作像条件をb0からb1に補正する。画像形成装置は、補正後の作像条件a1で、ページP2の濃度レベルAの画像を形成する。
次に、画像形成装置は、ページP2とページP3の間において、濃度レベルAのページP2と同じ作像条件a1で補正パッチC3を形成し、前回の補正時に算出された作像条件b1で補正パッチC4を形成する。そして、画像形成装置は、ページP3の濃度レベルBの画像を、補正パッチC4を元に算出された濃度レベルBの作像条件b0で形成し、濃度レベルBの画像を得る。図2の例では、補正の結果、濃度レベルBの作像条件が1回目の補正パッチC2に適用された作像条件b0に戻っている。
次に、画像形成装置は、ページP3とページP4の間において、前回の補正時に算出された作像条件anで濃度レベルAに対する補正パッチC5を形成し、ページP3と同じ作像条件b0で濃度レベルBに対する補正パッチC6を形成する。そして、画像形成装置は、ページP4の濃度レベルBの画像を、補正パッチC6を元に算出された濃度レベルBの作像条件bnで形成し、濃度レベルBの画像を得る。
図2に示す方法は、ページ間ごとに2つの濃度レベルの作像条件の補正を行うため、それぞれの濃度レベルの作像条件で補正パッチを形成する必要がある。よって、2つの濃度レベルの画像の濃度の安定性は向上するが、作像条件の補正に要する時間が多くなるとともに、異なる濃度レベルの作像条件の切り替えも多くなる。画像形成装置が濃度レベルの異なる作像条件に対応するためには、その調整に時間がかかる。このように、作像条件の補正及び切り替えに要する時間が多くなることにより、生産性の低下に繋がるという問題がある。
図2に示すように、この方法では、プリント動作を開始後1ページ目から4ページ目までの画像形成が終了するまでの時間t4が、従来技術(図1)における5ページ分の画像形成が終了するまでの時間t5よりも長くなる。
そこで、発明者は試行錯誤を繰り返し、目標とする濃度レベルが異なる画像(ページ)間領域では補正パッチを形成せずに、一の濃度レベルの画像の作像条件の補正量を用いて他の濃度レベルの画像の作像条件の補正量を予測的に算出する方法を見いだした。以下、この方法を利用した本発明の一実施形態について説明する。
[本発明の一実施形態の概要]
本発明の一実施形態に係る画像調整方法の概要を説明する。
本実施形態では、連続する2つのページの濃度レベルを比較し、2つのページの濃度レベルが異なる場合には該当ページ間において補正パッチ(補正用トナー画像)を作成しない。また、本実施形態では、濃度レベルが同じページ間において該濃度レベルの作像条件で形成された補正パッチの検出結果を元に、該濃度レベルの作像条件の補正量及び他の濃度レベルの作像条件の補正量の算出を行う。
図3は、本発明の一実施形態に係るプリント動作及び補正パッチの形成動作の一例を示す。図3の1ページ目から5ページ目までの各ページの目標とする濃度レベルは、図1及び図2の場合と同様に、A,A,B,B,Aである。また図1及び図2の場合と同様に、濃度レベルAは濃度レベルBよりも濃度が高いことを想定しているが、逆の関係でもよい。この濃度レベルA,Bは、一例として用紙の種類に応じて設定される。画像形成装置10(後述する図4参照)は、ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において異なる濃度レベルの作像条件の補正(画像調整)を行う。
まず、画像形成装置10は、図1及び図2の場合と同様に、目標とする濃度レベルが濃度レベルAであるページP1の画像を、濃度レベルAの初期設定の作像条件a0で形成する。その後、画像形成装置10は、ページP1とページP2の目標とする濃度レベルAが同じであるので、ページP1とページP2の間において、ページP1と同じ作像条件a0で濃度レベルAに対する補正パッチC1を形成する。そして、画像形成装置10は、濃度検出部19(図4参照)により補正パッチC1の濃度を検出し、検出結果をページP2の画像形成に反映(フィードバック:FB)する。即ち画像形成装置10は、補正パッチC1の検出結果を元に濃度レベルAの作像条件a0の補正量を算出し、濃度レベルAの作像条件をa0からa1に補正する。画像形成装置10は、補正後の作像条件a1で、ページP2の濃度レベルAの画像を形成する。
補正パッチは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色のそれぞれの濃度を補正するパッチ画像から構成される。濃度検出部19は、一例として濃度検出器19aと濃度検出器19bから構成される。例えばイエロー(Y)とマゼンタ(M)のパッチ画像を濃度検出器19bが読み取る。図3の補正パッチC1,C2では、各色のパッチ画像が2×2のマトリクス状に配置されているが、濃度検出部19で各色のパッチ画像を検出できればこの例に限らない。
次に、画像形成装置10は、ページP2とページP3の目標とする濃度レベルが異なるため、ページPとページPの間には補正パッチを形成しない。ここで、画像形成装置10は、補正パッチの検出結果をページP3の画像形成に反映する(予測的FB)。即ち画像形成装置10は、補正パッチC1の検出結果を元に濃度レベルBの作像条件b0の補正量を算出し、濃度レベルBの作像条件をb0からb1に補正する。画像形成装置10は、補正後の作像条件b1で、ページP3の濃度レベルBの画像を形成する。なお、作像条件a0,b0は、各濃度レベルに対して予め設定された作像条件である。この補正パッチの検出結果を元に濃度レベルA,Bの作像条件を補正する方法については、後で詳述する。
次に、画像形成装置10は、ページP3とページP4の目標とする濃度レベル(B)が同じであるので、ページP3とページP4の間において、ページP3と同じ作像条件b1で濃度レベルBに対する補正パッチC2を形成する。そして、画像形成装置10は、濃度検出部19による補正パッチC2の検出結果をページP4の画像形成に反映(FB)する。即ち画像形成装置10は、補正パッチC2の検出結果を元に濃度レベルBの作像条件b1の補正量を算出し、濃度レベルBの作像条件をb1からb2に補正する。画像形成装置10は、補正後の作像条件b2で、ページP4の濃度レベルBの画像を形成する。
次に、画像形成装置10は、ページP4とページP5の目標とする濃度レベルが異なるため、ページP4とページP5の間には補正パッチを形成しない。ここで、画像形成装置10は、補正パッチの検出結果をページPの画像形成に反映する(予測的FB)。即ち画像形成装置10は、補正パッチC2の検出結果を元に濃度レベルAの作像条件a1の補正量を算出し、濃度レベルAの作像条件をa1からanに補正する。画像形成装置10は、補正後の作像条件anで、ページP5の濃度レベルAの画像を形成する。
図3に示すように、本実施形態に係る画像調整方法では、プリント動作を開始後1ページ目から5ページ目までの画像形成が終了するまでの時間T5は、従来技術(図1)の5ページ目の画像形成が終了するまでの時間t5よりも大幅に短縮される。本例では、5ページからなるジョブの一例を示したが、6ページ以上であってもよいことは勿論である。
[画像形成装置の全体構成]
図4は、本発明が適用される画像形成装置の一例を示す全体構成図である。図4には、本発明の説明に必要と考える要素又はその関連要素を記載しており、画像形成装置はこの例に限られない。
画像形成装置10は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置である。この画像形成装置10は、複数の感光体を一本の中間転写ベルト16に対面させて縦方向に配列することによりフルカラーの画像を形成する、いわゆるタンデム型カラー画像形成装置である。画像形成装置10は、受信したジョブのページごとに異なる濃度レベルで画像を形成することができるともに、ページ間(紙間)を利用して濃度レベルの補正を行うことができる。
画像形成装置10は、画像形成部11と、用紙搬送部20と、定着器30と、原稿読取部40と、操作表示部50(操作部の一例)を備える。
画像形成部11は画像形成部の一例で、イエロー(Y)の画像を形成する画像形成部11Yと、マゼンダ(M)の画像を形成する画像形成部11Mと、シアン(C)の画像を形成する画像形成部11Cと、ブラック(BK)の画像を形成する画像形成部11BKを備える。
画像形成部11Yは、感光体ドラムY及びその周辺に配置された帯電部12Y、レーザダイオード130Yを有する光書込部13Y、現像装置14Y及びドラムクリーナ15Yを備える。同様に、画像形成部11M,11C,11BKは、感光体ドラムM,C,BK及びその周辺に配置された帯電部12M,12C,12BK、レーザダイオード130M,130C,130BKを有する光書込部13M,13C,13BK、現像装置14M,14C,14BK及びドラムクリーナ15M,15C,15BKを備える。
感光体ドラムYは、帯電部12Yにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13Yのレーザダイオード130Yによる走査露光により、感光体ドラムYには潜像が形成される。さらに、現像装置14Yは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムY上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムY上には、イエローに対応する所定色の画像(トナー画像)が形成される。
同様に、感光体ドラムMは、帯電部12Mにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13Mのレーザダイオード130Mによる走査露光により、感光体ドラムMには潜像が形成される。さらに、現像装置14Mは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムM上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムM上には、マゼンダに対応する所定色のトナー画像が形成される。
感光体ドラムCは、帯電部12Cにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13Cのレーザダイオード130Cによる走査露光により、感光体ドラムCには潜像が形成される。さらに、現像装置14Cは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムC上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムC上には、シアンに対応する所定色のトナー画像が形成される。
感光体ドラムBKは、帯電部12BKにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13BKのレーザダイオード130BKによる走査露光により、感光体ドラムBKには潜像が形成される。さらに、現像装置14BKは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムBK上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムBK上には、ブラックに対応する所定色のトナー画像が形成される。
感光体ドラムY,M,C,BK上に形成されたトナー画像は、1次転写ローラ17Y,17M,17C,17BKにより、無端状の中間転写体である中間転写ベルト16上の所定位置へと逐次転写される。中間転写ベルト16上に転写された各色よりなるトナー画像は、用紙搬送部20により所定のタイミングで搬送される用紙Pに対して、2次転写部18で転写される。
4つの感光体ドラムのうち用紙搬送方向の最下流側にある感光体ドラムBKの近くに、濃度検出部19が配置される。具体的には、濃度検出部19は、感光体ドラムBKの用紙搬送方向の下流側、かつ、2次転写部18の用紙搬送方向の上流側に配置される。濃度検出部19は、中間転写ベルト16上に転写されたトナー画像(補正パッチ)のトナー濃度(トナー付着量)を検出し、検出信号を出力する。
濃度検出部19には、トナー画像の反射率情報を検出する光学式センサが用いられる。濃度検出部19は、一例として2つの濃度検出器19a,19b(図3参照)から構成される。本実施形態では、濃度検出器19a,19bに反射型の光学式センサが用いられる。あるいは、濃度検出部19として、画像形成部11で形成されたトナー画像の反射率情報及び色情報を検出するラインイメージセンサが用いられてもよい。濃度検出器19a,19bは、図3に示すように、中間転写ベルト16の幅方向(主走査方向)における中央部付近に配置されることが望ましい。また、2つの濃度検出器19a,19bが中間転写ベルト16の幅方向の中央部付近に配置されて同一の対象を検出する場合には、2つの濃度検出器19a,19bの検出結果の平均値からトナー画像のトナー濃度を計算してもよい。
2次転写部18における用紙の排出側には、定着器30(定着部の一例)が設けられている。この定着器30は、用紙Pを搬送しながら用紙Pを加圧及び加熱して、転写されたトナー画像を用紙Pに定着させる。定着器30は、一対の加熱ローラ31(加熱部材)と加圧ローラ32(加圧部材)から構成される。加熱ローラ31は、該加熱ローラ31を加熱する熱源としてのヒータ33を内蔵している。加熱ローラ31及び加圧ローラ32は、互いに接離可能に構成されており、加熱ローラ31と加圧ローラ32とが接する位置には、圧接部として定着ニップ部が形成される。
原稿読取部40は、走査露光装置の光学系により原稿の画像を走査露光し、その反射光をラインイメージセンサにより読み取って画像信号を得る。なお、画像形成装置10は、原稿を給紙する図示しない自動原稿搬送装置が上部に備えられる構成でもよい。
操作表示部50は、LCD(Liquid Crystal Display)51、LCD51を覆うように設けられたタッチパネル、各種スイッチやボタン、テンキー、操作キー群等から構成される。操作表示部50は、ユーザの操作を受け付け操作内容に応じた操作信号を生成する。また操作表示部50は、制御装置100(図5参照)から入力される表示信号に応じた操作画面をLCD51上に表示する。
用紙搬送部20は、用紙Pが収納される複数の給紙トレイ21と、給紙トレイ21に収納された用紙Pを繰り出す給紙部21aを備える。また、用紙搬送部20は、給紙トレイ21から繰り出された用紙Pが搬送される主搬送路23と、用紙Pの表裏を反転させる反転搬送路24と、用紙Pが排紙される排紙トレイ25を備える。
用紙搬送部20は、定着器30の下流側で主搬送路23から反転搬送路24が分岐し、主搬送路23と反転搬送路24の分岐箇所に切換ゲート23aを備える。画像形成装置10では、主搬送路23を搬送され、2次転写部18及び定着器30を通過した用紙Pは、上側を向いた面に画像が形成される。用紙Pの両面に画像を形成する場合、上側を向いた一の面に画像が形成された用紙Pが主搬送路23から反転搬送路24に搬送され、反転搬送路24から主搬送路23へ搬送されることで、画像形成面が下側を向く。これにより、用紙Pが表裏反転され、上側を向いた他の面に画像を形成することが可能となる。
各給紙トレイ21の給紙部21aの付近(用紙搬送方向の下流側)には、光検出器22が配置されている。光検出器22は、給紙部21aによって給紙トレイ21から送経路に送り出される用紙の有無及び該用紙の状態に応じた検出信号を出力する。光検出器22には、反射型又は透過型の光学式センサが用いられる。
[画像形成装置の制御系]
次に、画像形成装置10の制御系について説明する。
図5は、画像形成装置10の制御系の一例を示すブロック図である。図5には、本発明の説明に必要と考える要素又はその関連要素を記載しており、画像形成装置の制御系はこの例に限られない。
画像形成装置10は、用紙Pを給紙し、画像を形成して排紙する一連の制御を行う制御装置100(制御部の一例)、及び記憶装置101を備える。制御装置100は、不図示のCPU(Central Processing Unit)からなる演算処理装置と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリを備える。ROMには、制御装置100のCPUが実行するプログラム又はプログラムの実行時に使用するデータ等が記憶されている。CPUに代えてMPU(Micro-Processing Unit)を用いてもよい。
記憶装置101は記憶部の一例であり、制御装置100のCPUがプログラムを実行する際に使用するパラメータ、又はプログラムを実行して得られたデータなどが記憶される。例えば、記憶装置101には、各濃度レベルの作像条件、図8に示すトナー付着量(濃度)と検出値との関係、図9に示す作像条件とトナー付着量(濃度)との関係等の情報が記憶される。記憶装置101に、制御装置100のCPUが実行するプログラムを記憶してもよい。
画像形成装置10が用紙Pに画像を形成する通常の動作(プリント動作)について説明すると、制御装置100は、用紙搬送部20を制御して用紙Pを搬送する。制御装置100は、原稿読取部40で原稿から取得した画像データ、あるいは、外部から取得した画像データに基づき画像形成部11を制御して、用紙Pに画像を形成する。また、制御装置100は、定着器30を制御して画像を用紙Pに定着させ、画像が形成された用紙Pを排紙する。また、制御装置100は、画像間において補正パッチを形成し、濃度検出部19による補正パッチの検出結果に基づいて作像条件を補正し、画像の濃度を調整する。
制御装置100は、操作表示部50から操作信号を受信し、該操作信号に応じた制御を行う。また、制御装置100は、操作表示部50に表示信号を出力し、操作表示部50が、各種操作指示や設定情報を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する操作画面をLCD51上に表示する。
また制御装置100は、光検出器22から入力される検出信号に基づいて、給紙トレイ21から搬送路に送り出された用紙の種類を判定する。
通信I/F102は、ネットワーク又は専用線を介して操作端末であるパーソナルコンピュータ(PC)120との間でデータを送受信するインターフェースである。通信I/F102として、例えばNIC(Network Interface Card)が用いられる。
[制御装置の機能構成]
次に、制御装置100により実行される機能について説明する。
図6は、制御装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。制御装置100は、濃度レベル識別部111(識別部の一例)、補正パッチ作像可否判定部112(判定部の一例)、作像条件保持部113、補正量算出部114、用紙判定部115、及び濃度レベル設定部116を備える。制御装置100の各部の機能は、一例としてCPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
濃度レベル識別部111は、ジョブに含まれるページ情報(ここではページごとに保有する濃度レベル情報が利用される)を解析してページごとの目標とする濃度レベルを識別する。識別結果は、補正パッチ作像可否判定部112へ出力される。
補正パッチ作像可否判定部112は、濃度レベル識別部111の識別結果から連続する2つのページの濃度レベルを比較し、連続する2つのページ間において補正パッチを作像するかどうかを判定する。補正パッチ作像可否判定部112は、2つのページの濃度レベルが同じ場合には該当ページ間において補正パッチを形成すると判定し、2つのページの濃度レベルが異なる場合には該当ページ間において補正パッチを形成しないと判定する。判定結果は、作像条件保持部113へ出力される。
作像条件保持部113は、一例として濃度レベルごとの作像条件を保持するメモリと、該メモリにデータの読み書きを行うメモリコントローラから構成される。補正パッチを作像するという判定結果が入力された場合には、作像条件保持部113は、画像形成部11に補正パッチ作像指示と作像条件を出力する。補正パッチを用いた作像条件の補正が行われるまでは、作像条件保持部113に予め設定された作像条件の初期設定値が保持される。
なお、例えば記憶装置101に作像条件が記憶されており、制御装置100にジョブが入力されると記憶装置101から作像条件保持部113に作像条件が読み出され、ジョブを実行中の間は作像条件保持部113が該作像条件を保持する構成としてもよい。作像条件には、一例として現像装置の現像スリーブに印加される現像バイアス、レーザダイオードの露光量、又は感光体ドラムの線速(プロセス速度)に対する現像スリーブの線速比である現像θなどがある。
補正量算出部114は、濃度検出部19による補正パッチの検出結果(補正パッチの濃度)を取得し、各濃度レベルの作像条件の補正量を算出する。具体的には、ページ間に目標とする濃度レベルの作像条件で形成された補正パッチの検出結果を元に、該濃度レベル(例えば濃度レベルA)の作像条件の補正量及び他の濃度レベル(例えば濃度レベルB)の作像条件の補正量を算出する。そして、補正量算出部114は、算出した補正量を用いて、作像条件保持部113に保持された該当濃度レベルの作像条件を補正する。補正後の作像条件は、作像条件保持部113へ出力されて作像条件保持部113の作像条件が更新される。補正量算出部114による具体的な補正量算出方法について、図8及び図9を参照して後述する。
画像形成部11は、制御装置100の制御の下、ページごとの目標とする濃度レベルに応じて作像条件を切り替えて各ページの画像を形成する。また、画像形成部11は、補正パッチ作像可否判定部112の判定結果に応じて濃度レベルが同じページ間において該濃度レベルの作像条件で補正パッチを形成する。
用紙判定部115は、光検出器22の検出結果を元に給紙トレイ21から給紙された用紙の種類を判定する。例えば、予め制御装置100が備えるROM又は記憶装置101に光検出器22の検出値と用紙の種類とが対応づけられた不図示のテーブルが格納されている。用紙判定部115は、光検出器22の検出値を元にテーブルを参照することで用紙の種類を判定する。判定された用紙の種類の情報は、濃度レベル設定部116に出力される。
濃度レベル設定部116は、用紙判定部115から入力される用紙の種類の情報に基づき、その用紙に形成される画像の濃度レベルを設定する。例えば、予め制御装置100が備えるROM又は記憶装置101に用紙の種類と濃度レベルとが対応づけられた不図示のテーブルが格納されている。濃度レベル設定部116は、用紙の種類を元にテーブルを参照することで濃度レベルを設定する。この濃度レベル設定部116による濃度レベルの設定は、ジョブのページに対応して給紙される用紙ごとに行われる。設定された用紙ごとの濃度レベルの情報は、濃度レベル識別部111へ出力される。濃度レベル識別部111は、ジョブのページごとの濃度レベルを、濃度レベル設定部116から入力された用紙ごとの濃度レベルで置き換える。
上述した用紙判定部115と濃度レベル設定部116は、図12に示す濃度レベルの自動設定に用いられる。
[画像形成装置の動作]
図7は、画像形成装置10の動作例における処理の流れを示すフローチャートである。制御装置100(CPU)は、ROM又は記憶装置101に記録されたプログラムを実行することで、図7に示す処理を実現する。このフローチャートは、補正パッチ作像可否の判定及び異なる濃度レベルの作像条件の補正を含む画像調整方法を示している。制御装置100は、ジョブが入力されたことを検知すると、本フローチャートの処理を開始する。
まず制御装置100が、PC120及び通信I/F102を介して、又は操作表示部50からジョブを受信すると、濃度レベル識別部111は、ジョブ内のページ情報を解析してページごとの目標とする濃度レベルを識別する(S1)。
次に、補正パッチ作像可否判定部112は、濃度レベル識別部111の識別結果から隣り合うページ即ち連続する2つのページの濃度レベルを比較し、2つの濃度レベルが同じであるか否かを判定する(S2)。濃度レベルが同じである場合には(S2のYES)、補正パッチ作像可否判定部112は、該当ページ間に補正パッチを形成すると判定する(S3)。
次に、制御装置100は、画像形成部11を制御し、該当する一の濃度レベルの作像条件で補正パッチを形成する(S4)。例えば図3の例では、‘一の濃度レベル’にはページP1,P2の濃度レベルAが該当し、‘作像条件’には作像条件a0が該当し、‘補正パッチ’には補正パッチC1が該当する。
次に、濃度検出部19は、一の濃度レベルの作像条件(例えば作像条件a0)で形成された補正パッチ(例えば補正パッチC1)の濃度を検出し、検出値を制御装置100へ出力する(S5)。
次に、補正量算出部114は、濃度検出部19の検出値から一の濃度レベルの作像条件の補正量を算出する。また、補正量算出部114は、補正後の一の濃度レベルの作像条件の補正量を利用して、他の濃度レベルの作像条件の補正量を算出する(S6)。例えば、図3に示すページP2の濃度レベルAの作像条件a1の補正量を利用して、ページP3の濃度レベルBの作像条件(初期設定の作像条件b0)に対する補正量を算出する。
次に、補正量算出部114は、該当濃度レベルに対する補正量を作像条件に反映して作像条件を補正し、補正後の作像条件で画像を形成する(S7)。ステップS6から本ステップS7に進んだ場合には、補正量算出部114は、一の濃度レベルに対する補正量を作像条件に反映して作像条件を補正する。補正された作像条件(例えば、図3に示すページP2の作像条件a1)は、作像条件保持部113に保持される。そして、画像形成部11は、補正後の作像条件で一の濃度レベルの画像(例えばページP2の濃度レベルAの画像)の形成を実行する。この処理が終了後、ステップS8に進む。
次に、補正パッチ作像可否判定部112は、ジョブが終了したか否か即ちページ間が最後であるか否かを判定する(S8)。ジョブが終了していない場合には(S8のNO)、補正パッチ作像可否判定部112は、ステップS2の処理に戻って次に連続する2つのページの濃度レベルを比較し、補正パッチ作像の可否を判定する。
ステップS2の判定処理において連続する2つのページの濃度レベルが異なる場合には(S2のNO)、補正パッチ作像可否判定部112は、該当ページ間に補正パッチを形成しないと判定する(S9)。ステップS9の処理が終了後、ステップS7に進む。
ステップS9から本ステップS7に進んだ場合には、補正量算出部114は、他の濃度レベルに対する補正量を作像条件に反映して作像条件を補正し、補正後の作像条件で画像を形成する(S7)。補正された作像条件(例えば、図3に示すページP3の作像条件b1)は、作像条件保持部113に保持される。そして、画像形成部11は、補正後の作像条件で他の濃度レベルの画像(例えばページP3の濃度レベルBの画像)の形成を実行する。この処理が終了後、ステップS8に進む。
ステップS8の判定処理においてジョブが終了していない場合には(S8のNO)、制御装置100は、さらに次のページ間(例えば、図3に示すページP3とP4、P4とP5、・・・)における補正パッチ作像可否の判定及び異なる濃度レベルの作像条件の補正を行う。ステップS8の判定処理においてジョブが終了した場合には(S8のYES)、本フローチャートを終了する。
上記ステップS4における一の濃度レベルとは、2つのページの目標とする濃度レベルが同じときの濃度レベルである。したがって、図3に示すページP3,P4のように目標とする濃度レベルが濃度レベルBである場合には、濃度レベルBが一の濃度レベルに相当し、濃度レベルAが他の濃度レベルに相当する。
制御装置100は、Y,M,C,BKの各色について図7のフローチャートの処理を実行し、各色で濃度レベルの作像条件に対する補正を行う。
[作像条件の補正量の算出方法]
次に、補正量算出部114による作像条件の補正量の算出方法について図8及び図9を参照して説明する。
補正量算出部114は、予め設定された一の濃度レベル(例えば、図3に示す濃度レベルA又はB)に対する一の作像条件の値と他の濃度レベル(例えば、図3に示す濃度レベルB又はA)に対する他の作像条件の値の比率を求め、一の作像条件の補正量に対してその比率を掛け合わせた値を他の作像条件の補正量とする。即ち、補正量算出部114は、作像条件を補正する過程において、一の濃度レベルの作像条件を元に実施する補正処理から、他の濃度レベルの作像条件を予測演算する。
図8は、トナー付着量(トナー濃度)と濃度検出部19の検出値との関係の一例を示したグラフである。縦軸(y1)はトナー付着量(トナー濃度)を表し、横軸(x1)は濃度検出部の検出値を表す。検出値とトナー付着量の換算式は式(1)で表される。cは定数項である。図8のグラフは、式(1)で表されるトナー付着量特性の一例である。
Figure 0006531562
図8に示す特性によれば、例えば画像形成部11が濃度レベルAの初期設定の作像条件a0で画像を形成すると、濃度検出部19から検出値Aが出力される。同様に、画像形成部11が濃度レベルBの初期設定の作像条件b0で画像を形成すると、濃度検出部19から検出値Bが出力される。また、作像条件a0で補正パッチ(例えば補正パッチC1)を形成したとき、濃度検出部19の検出結果として検出値Aからずれた検出値αが出力されている。この検出値αから式(1)により補正パッチのトナー付着量αが求められる。
図9は、作像条件とトナー付着量(トナー濃度)との関係の一例を示したグラフである。縦軸(y2)は作像条件を表し、横軸(x2)はトナー付着量(トナー濃度)を表す。トナー付着量と作像条件の換算式は式(2)で表される。eは定数項である。図9のグラフは、式(2)で表される作像条件特性の一例である。図8及び図9のグラフは、画像形成装置10の状態や環境等の変化により、当初設定した作像条件a0,b0では目標の濃度レベルA,Bが得られないことを示している。
Figure 0006531562
図9に示すように、トナー付着量(トナー濃度)がAのときの作像条件はy2[A]であり、トナー付着量がBのときの作像条件はy2[B]である。作像条件y2[A]とa0、作像条件y2[B]とb0はほぼ同じ値である(y2[A]≒a0、y2[B]≒b0)。画像形成装置10の状態や環境等に変化がない場合、理想的にはy2[A]=a0、y2[B]=b0となる。また、トナー付着量がαのときの作像条件はy2[α]である。
濃度レベルAの補正後の作像条件a1は式(3)で表される。右辺の第1項の‘a0’は濃度レベルAの作像条件の初期設定値であり、例えば現像バイアスならば500[V]などの電圧値が適用される。濃度レベルAの作像条件の補正量は、濃度レベルAの作像条件y2[A]と補正パッチの作像条件y2[α]の差分として求められる。このように、濃度レベルAの作像条件と同一作像条件で形成された補正パッチの検出結果とから、濃度レベルAの作像条件の補正量が算出される。
Figure 0006531562
濃度レベルBの補正後の作像条件b1は式(4)で表される。右辺の第1項の‘b0’は濃度レベルBの作像条件の初期設定値であり、例えば現像バイアスならば480[V]などの電圧値が適用される。濃度レベルBの作像条件の補正量は、濃度レベルAの作像条件の補正量(y2[A]−y2[α])に、濃度レベルAの作像条件の値と濃度レベルBの作像条件の値の比率を掛け合わせて求められる。このように、補正パッチの検出結果を用いて直接補正された濃度レベルAの作像条件の補正量に、濃度レベルAの作像条件の値と濃度レベルBの作像条件の値の比率を掛け合わせて、濃度レベルBの作像条件の補正量が算出される。
Figure 0006531562
式(3)の‘a0’と式(4)の‘b0’には補正前の作像条件の値が入り、作像条件の補正に伴って更新されていく。例えば、図3に示すページP3とページP4の間に形成された補正パッチC2を用いてのページP4,P5の濃度レベルB,Aの作像条件に対する補正では、各濃度レベルの作像条件は下記式(5),(6)のように表される。ここで、βは作像条件b1で補正パッチC2を形成したときの濃度検出部19の検出値(トナー付着量)であり、y2[β]はトナー付着量がβのときの作像条件の値である。
Figure 0006531562
Figure 0006531562
[一実施形態の効果]
以上説明した本実施形態によれば、ページごとに設定された濃度レベルで画像を出力する際に、各濃度レベルの画像の濃度の安定性が良くなるとともに、生産性を向上させることができる。
具体的に説明すると、本実施形態は、連続する2つのページの濃度レベル(A,B)が異なる場合には該当ページ間に補正パッチを作成しないため、図2に示したようなページ間に形成する補正パッチ用に作像条件を切り替えずに済む。それゆえ、作像条件の切り替えに伴う余分なページ間隔(画像間隔)の延長を抑制し、生産性が向上する。
また、本実施形態は、濃度レベルA又はBの作像条件で形成された補正パッチの検出結果を元に、該濃度レベルA又はBの作像条件の補正量及び他の濃度レベルB又はAの作像条件の補正量を算出し補正を行うため、濃度の安定性が向上する。
また、本実施形態は、ページ間に2つ以上(例えば濃度レベルA,B)の作像条件による補正パッチを形成せず、また、連続する2つのページの濃度レベルが異なる場合には該当ページ間に補正パッチを作成しない。それゆえ、本実施形態は、トナー消費量を抑制することができる。
[他のページ構成のジョブの場合]
次に、他のページ構成のジョブの例を説明する。
図10は、他のページ構成のジョブに対するプリント動作及び補正パッチの形成動作の一例を示す図である。図10において、1ページ目から5ページ目までの各ページの目標とする濃度レベルは、A,A,B,A,Bである。また図3の場合と同様に、濃度レベルAは濃度レベルBよりも濃度が高いことを想定しているが、逆の関係でもよい。
図10において、ページP1〜P3までの処理は、図3の場合と同じである。画像形成装置10は、ページP3とページP4の目標とする濃度レベルが異なるため、このページ間には補正パッチを形成しない。同様に、画像形成装置10は、ページP4とページP5の目標とする濃度レベルが異なるため、このページ間にも補正パッチを形成しない。即ちこれらのページ間ではいずれの濃度レベルについても作像条件の補正は行われない。なお、ページP3とページP4の直前のページ間(ページP2,P3)においても補正パッチは形成されていない。
画像形成装置10は、ページP4の濃度レベルAの画像を形成する際に、ページP1とページP2の間において一度補正された後の作像条件a1で画像を形成する。さらに、画像形成装置10は、続くページP5の濃度レベルBの画像を形成する際にも、補正が行われた作像条件b1で画像を形成する。このように、各濃度レベルごとに補正が行われた作像条件を用いて画像の形成が行われるため、濃度レベルの異なる複数の画像の濃度の安定性を維持しつつ、生産性を向上させることができる。
なお、1ページ目の濃度レベルがA、2ページ目の濃度レベルがBというように、1ページと2ページの間に補正パッチを形成できない場合には、それぞれの濃度レベルについて予め設定された作像条件を用いて画像形成を行う。即ち、1ページ目の濃度レベルAの画像を濃度レベルAの作像条件の初期設定の作像条件a0で形成し、2ページ目の濃度レベルBの画像を濃度レベルBの作像条件の初期設定の作像条件b0で形成する。そして、以降の任意のページ間で補正パッチに基づく補正が行われた場合には、補正後の作像条件を用いて各濃度レベルの画像の形成が行われる。
<2.その他>
次に、濃度レベルの設定方法について説明する。濃度レベルの設定方法は、手動設定と自動設定に分けられる。あるいは、手動設定と自動設定の両方により濃度レベルが設定されてもよい。
(手動設定)
図11は、濃度レベルを手動設定する例の説明図である。
手動設定は、ユーザがPC120や操作表示部50を操作してジョブを生成し、ページごとに濃度レベルを自由に設定することができる。図11に示す例では、ページP1〜P7の目標とする濃度レベルが、A,A,B,A,A,A,Bに設定されている。
(自動設定の一例)
図12は、濃度レベルを自動設定する例の説明図である。
自動設定の一例は、制御装置100がジョブ内のページ情報を解析し、ページ毎の紙種設定に応じて濃度レベル(トナー付着量)を変更する。例えば用紙の種類に応じて以下のように濃度レベルを設定することができる。ラフ紙や普通紙などの非コート紙では、濃度レベルを下げる(トナー付着量を初期設定値よりも減少させる)。用紙の種類と目標とする濃度レベルの対応関係が登録されたテーブルを、制御装置100又は記憶装置101が保持しているものとする。
・濃度レベルA(トナー付着量def) :コート紙
・濃度レベルB(トナー付着量down) :非コート紙(ラフ紙、普通紙など)
作像条件は、設定された濃度レベルに応じて切り替えられる。例えば、濃度レベルに応じて以下のように現像バイアスを変更する。下記の初期設定値に入る値は、作像条件の補正が行われる都度、補正後の作像条件の値で更新される。目標とする濃度レベルと作像条件の対応関係が登録されたテーブルを、制御装置100又は記憶装置101が保持しているものとする。
・濃度レベルA(トナー付着量def) :現像バイアス=初期設定値
・濃度レベルB(トナー付着量down):現像バイアス=初期設定値−100[V]
(自動設定の他の例)
また、自動設定の他の例は、光検出器22、用紙判定部115、及び濃度レベル設定部116(図6)により実現される。図6を用いて説明したように、用紙判定部115が、給紙トレイ21から給紙された用紙の種類を判定し、濃度レベル設定部116は、用紙判定部115から入力される用紙の種類の情報に基づき、その用紙に形成される画像の濃度レベルを設定する。この場合、給紙トレイ21から給紙された用紙の種類に応じて濃度レベルが設定されるため、実際に画像が形成される用紙の種類に応じて適切な濃度レベルが設定される。
上述した実施形態において、一回の作像条件の補正で、現像バイアス、露光量、又は現像θの値のいずれかを変更する例を説明したが、これらの作像条件のうち2以上の作像条件を補正してもよい。また、例示した3つ以外の作像条件を補正してもよい。
また、上述した実施形態において、ジョブに濃度レベルAと濃度レベルBのページが混在した場合を説明したが、本発明はジョブに3以上の濃度レベルのページが混在している場合にも適用可能である。例えば、濃度レベルA〜Cのいずれかの作像条件で形成された補正パッチの検出結果を元に、該当する一の濃度レベル(例えばA)の作像条件の補正量及び他の濃度レベル(例えばB,C)の作像条件の補正量を算出し補正を行うことができる。
また、上述した実施形態において、カラー画像を形成する画像形成装置がC,M,Y,BKの4色からなる補正パッチを形成する例を説明したが、4色から1色以上を選択して補正パッチを形成してもよい。また、画像形成装置が形成するカラー画像は4色に限られない。
また、上述した実施形態において、カラー画像を形成する画像形成装置を例示したが、モノクロ画像を形成する画像形成装置に適用することもできる。
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
10…画像形成装置、 11…画像形成部、 19…濃度検出部、 100…制御装置、 101…記憶装置、 1 11…濃度レベル識別部、 112…補正パッチ作像可否判定部、 113…作像条件保持部、 114…補正量算出部、 115…用紙判定部、 116…濃度レベル設定部、 a0,a1,an…作像条件、 b0,b1…作像条件、 C1〜C6…補正パッチ、 P1〜P5…ページ

Claims (9)

  1. ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において前記濃度レベルの作像条件の補正を行う画像形成装置において、
    ジョブ内のページ情報から前記ページごとの目標とする濃度レベルを識別する識別部と、
    前記識別部による識別結果を取得し、連続する2つのページの前記濃度レベルを比較し、前記2つのページの前記濃度レベルが異なる場合には該当ページ間において補正用トナー画像を形成しないと判定する判定部と、
    前記ページごとの目標とする濃度レベルに応じて作像条件を切り替えて各ページの画像を形成するとともに、前記判定部の判定結果に応じて前記濃度レベルが同じであるページ間において該当する一の濃度レベルの作像条件で前記補正用トナー画像を形成する画像形成部と、
    前記補正用トナー画像の濃度を検出する濃度検出部と、
    前記濃度検出部の検出結果に基づいて前記濃度レベルの前記作像条件の補正量を算出する補正量算出部と、を備え、
    前記補正量算出部は、前記濃度レベルが同じであるページ間において該濃度レベルの作像条件で形成された前記補正用トナー画像の検出結果を元に、該濃度レベルの作像条件の補正量及び他の濃度レベルの作像条件の補正量の算出を行う
    画像形成装置。
  2. 前記2つのページの濃度レベルが同じである場合の該濃度レベルを前記一の濃度レベルとするとき、前記一の濃度レベルの画像に対する一の作像条件と、前記一の濃度レベルと異なる前記他の濃度レベルの画像に対する他の作像条件とを保持する作像条件保持部、を更に備え、
    前記画像形成部は、前記識別部の識別結果に応じて、前記一の濃度レベルの画像の前記一の作像条件及び前記他の濃度レベルの画像に対する前記他の作像条件を切り替えて前記画像を形成するとともに、前記判定部の判定結果に応じて前記濃度レベルが同じであるページ間において前記一の作像条件で前記補正用トナー画像の形成を行う
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正量算出部は、前記一の濃度レベルで形成された前記補正用トナー画像に対する前記濃度検出部の検出値を元に、前記一の濃度レベルの画像の一の作像条件の補正量を算出し、また、前記一の作像条件の補正量を用いて前記他の濃度レベルの画像に対する他の作像条件の補正量を算出する
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正量算出部は、予め設定された前記一の濃度レベルの前記一の作像条件の値と前記他の濃度レベルの前記他の作像条件の値の比率を求め、前記一の作像条件の補正量に対して前記比率を掛け合わせた値を前記他の作像条件の補正量とする
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. ユーザの操作内容に応じた操作信号を生成する操作部と、
    前記操作信号に応じて用紙に形成される前記画像の濃度レベルを設定する濃度レベル設定部と、を更に備える
    請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像が形成される用紙の種類を判定する用紙判定部と、
    前記用紙判定部で判定された前記用紙の種類に応じて前記用紙に形成される前記画像の濃度レベルを設定する濃度レベル設定部と、を更に備える
    請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記作像条件は、現像バイアス、露光量、又は感光体ドラムの線速に対する現像スリーブの線速比である
    請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において前記濃度レベルの作像条件の補正を行う画像形成装置において、
    ジョブ内のページ情報から前記ページごとの目標とする濃度レベルを識別する識別部と、
    前記識別部による識別結果を取得し、連続する2つのページの前記濃度レベルを比較し、前記2つのページの前記濃度レベルが異なるか否かを判定する判定部と、
    前記ページごとの目標とする濃度レベルに応じて作像条件を切り替えて画像を形成するとともに、前記判定部の判定結果に応じて、前記濃度レベルが同じであるページ間において該当する一の濃度レベルの作像条件で補正用トナー画像を形成し、前記濃度レベルが異なるページ間において前記補正用トナー画像を形成しない画像形成部と、
    前記補正用トナー画像の濃度を検出する濃度検出部と、
    前記濃度レベルが同じであるページ間において該濃度レベルの作像条件で形成された前記補正用トナー画像の検出結果に基づいて、該濃度レベルの作像条件の補正量及び他の濃度レベルの作像条件の補正量を決定し、決定した補正量で補正した作像条件で前記画像形成部に各濃度レベルの画像を形成させる制御部と、
    を備えた画像形成装置。
  9. ページごとに設定された濃度レベルで画像を形成するとともに、ページ間において前記濃度レベルの作像条件の補正を行う画像形成装置における画像調整方法であって、
    識別部によりジョブ内のページ情報から前記ページごとの目標とする濃度レベルを識別する処理と、
    判定部により前記識別部による識別結果を取得し、連続する2つのページの前記濃度レベルを比較し、前記2つのページの前記濃度レベルが異なる場合には該当ページ間において補正用トナー画像を形成しないと判定する処理と、
    画像形成部により前記ページごとの目標とする濃度レベルに応じて作像条件を切り替えて各ページの画像を形成するとともに、前記判定部の判定結果に応じて前記濃度レベルが同じであるページ間において該当する一の濃度レベルの作像条件で前記補正用トナー画像を形成する処理と、
    濃度検出部により前記補正用トナー画像の濃度を検出する処理と、
    補正量算出部により前記濃度検出部の検出結果に基づいて前記濃度レベルの前記作像条件の補正量を算出する処理と、を備え、
    前記補正量算出部は、前記濃度レベルが同じであるページ間において該濃度レベルの作像条件で形成された前記補正用トナー画像の検出結果を元に、該濃度レベルの作像条件の補正量及び他の濃度レベルの作像条件の補正量の算出を行う
    画像調整方法。
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