JP2020139537A - 同期異常検出装置及び同期異常検出方法 - Google Patents

同期異常検出装置及び同期異常検出方法 Download PDF

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一仁 吉谷
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Abstract

【課題】2つのプーリの同期異常を確実に検出できる同期異常検出装置及び同期異常検出方法を提供する。【解決手段】駆動モータ1により駆動される駆動プーリ2及び該駆動プーリ2にタイミングベルト7で連結されて回転される従動プーリ3を有する駆動機構Aと、駆動プーリ2の回転に対応した検出信号SAを出力する駆動側センサ4と、駆動プーリ2と連動して回転する従動プーリ3の回転と同期した検出信号SBを出力する従動側センサ5と、駆動側センサ4及び従動側センサ5から出力される検出信号SA,SBの周期に基づき、駆動プーリ2と従動プーリ3の同期異常を判定する異常判定部6とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置等に適用されて、タイミングベルト駆動に連動する駆動機構の同期状態を検出する同期異常検出装置及び同期異常検出方法に関する。
搬送装置の動力伝達機構として、プーリ及びタイミングベルトを用いた機構が知られている。
例えば、特許文献1に示される動力伝達機構は、2つのプーリ間に張架されて一方のプーリの回転を他方のプーリに伝達するタイミングベルトと、各プーリの回転を検出する検出器と、各検出器からの検出信号を処理する処理回路と、を有する。
そして、上記処理回路では、各検出器からそれぞれ出力された検出信号の検出電圧に基づき、タイミングベルトの破断や、タイミングベルトとプーリとに許容範囲を超えた滑りが発生したか否かを判定する。
また、特許文献2に示されるコグドベルトの切断予知装置では、2つのプーリ間に掛け渡されて一方のプーリの回転を他方のプーリに伝達するコグドベルトと、各プーリの回転を検出する回転検出センサと、各回転検出センサからの検出信号を処理する位相差検出回路と、を有する。
そして、上記位相差検出回路では、各回転検出センサからそれぞれ出力されたパルスの位相差に基づき、コグドベルトの切断が生じたか否かを判定する。
特開平11−190405号公報 特開昭59−140954号公報
ところで、特許文献1に示される処理回路では、検出器から出力される検出信号の検出電圧に基づき、タイミングベルトの切断、タイミングベルト及びプーリの滑りの有無を判定する。
また、特許文献2に示される位相差検出回路では、回転検出センサから出力される検出信号のパルスの位相差に基づき、タイミングベルトの切断の有無を判定する。
しかしながら、このような特許文献1,2に示される検出電圧又はパルスの位相差を用いた異常検出方式では、2つのプーリの同期異常を十分に検出することができず、プーリの同期異常検出に関して新たな技術の提供が期待されていた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、2つ以上のプーリの同期異常を確実に検出できる同期異常検出装置及び同期異常検出方法を提供する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第1態様に示される同期異常検出装置では、駆動モータにより駆動される駆動プーリ、及び該駆動プーリにタイミングベルトで連結されて回転される従動プーリを有する駆動機構に、前記駆動プーリの回転に対応した検出信号を出力する駆動側センサと、前記駆動プーリと連動して回転する前記従動プーリの回転と同期した検出信号を出力する従動側センサと、前記駆動側センサ及び従動側センサから出力される各検出信号の周期に基づき、前記駆動プーリと従動プーリの同期異常を判定する異常判定部と、を具備することを特徴とする。
本発明の第2態様に示される同期異常検出方法では、駆動モータにより駆動される駆動プーリ、及び該駆動プーリにタイミングベルトで連結されて回転される従動プーリを有する駆動機構において、前記駆動プーリの回転に対応した検出信号を出力する駆動側センサと、前記駆動プーリと連動して回転する前記従動プーリの回転と同期した検出信号を出力する従動側センサとを設けた上で、前記駆動側センサ及び従動側センサから出力される各検出信号の周期に基づき、前記駆動プーリと従動プーリの同期異常を判定することを有することを特徴とする。
本発明では、タイミングベルトの歯飛びなどの異常発生に対して速やかに対処することができる。
(A)本発明に係る同期異常検出装置の概略構成図、(B)同期異常検出装置の検出信号を示す図である。 本発明に適用される搬送装置の平面図である。 図2の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る同期異常検出装置の概略構成図であって、(A)は正面図、(B)は図Aの側面図である。 同期異常検出装置の検出信号を示す図である。 異常判定部の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る同期異常検出装置の概略構成図である。 正常時の検出信号を示す図である。 同期異常検出装置から出力された異常時の検出信号を示す図である。
本発明に係る駆動機構の同期異常検出装置100について、図1(A)及び(B)を参照して説明する。
この同期異常検出装置100は、図1(A)に示されるように駆動モータ1、駆動プーリ2及び従動プーリ3を有する駆動機構Aに、駆動側センサ4、従動側センサ5及び異常判定部6を設けた構成とされる。
駆動プーリ2は駆動モータ1の駆動軸1Aに固定される歯付きプーリである。
従動プーリ3は図示しない軸受に軸支された支持軸3Aに固定され、かつ駆動プーリ2に歯付きタイミングベルト7を介して回転されるものである。そして、この従動プーリ3が回転した場合に、支持軸3Aの他端に接続された被駆動体(図示略)が駆動される。
駆動側センサ4は駆動プーリ2の回転に対応した検出信号を出力する検出器である。
従動側センサ5は駆動プーリ2と連動して回転する従動プーリ3の回転と同期した検出信号を出力する検出器である。
なお、図1(B)では、駆動プーリ2の回転に対応した駆動側センサ4の検出信号SAを示し、従動プーリ3の回転に対応した従動側センサ5の検出信号SBを示している。
異常判定部6は、駆動側センサ4及び従動側センサ5から出力される検出信号SA,SBの周期LA1〜LA3,LB1〜LB3に基づき、駆動プーリ2と従動プーリ3の同期異常を判定する処理装置である。
具体的には、異常判定部6において、駆動側センサ4及び従動側センサ5から出力される各検出信号SA,SBの周期LA1〜LA3,LB1〜LB3が、予め定めた基準周期の範囲外となる場合等に両プーリ2,3の同期異常と判定する。なお、本例では、周期LB2が、正常とされる予め定めた基準周期の範囲外となり、駆動プーリ2及び従動プーリ3に同期異常が生じていることを示している。
そして、以上のように構成された同期異常検出装置100では、異常判定部6において、駆動側センサ4及び従動側センサ5から出力される各検出信号SA,SBの周期LA1〜LA3,LB1〜LB3が、予め定めた基準周期の範囲外となる場合等に駆動プーリ2及び従動プーリ3の同期異常が生じたと判定することができ、タイミングベルト7の歯飛びなどの異常発生に対して速やかに対処することができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係わる同期異常検出装置101について、図2〜図6を参照して説明する。
図2及び図3は、第1実施形態に係わる同期異常検出装置101が適用される搬送装置10である。
この搬送装置10は、荷物を搬送する搬送部11と、荷物が収納される区分収納部12と、搬送部11で搬送された荷物を区分収納部12に振り分ける移載機構13と、区分収納部12を駆動する駆動機構20(図4参照)と、を具備する。
搬送部11は、荷物を矢印M1方向に1つずつ搬送するための搬送レーンである。
区分収納部12は、搬送部11の搬送方向と交差する矢印M2方向に沿い移動可能な複数の搬送ボックス12Aを有し、これら搬送ボックス12Aの1つに搬送部11から搬送された荷物が収納される。
また、区分収納部12の複数の搬送ボックス12Aは循環搬送路14により1方向(矢印M2及びM3方向)に巡回され、その巡回途中において、荷物に付された情報を読取り、該情報に基づき区分け処理(図示略)が実施される。
移載機構13は、搬送部11の末端部と区分収納部12との間に位置するものであって、搬送ボックス12Aの移動方向に沿って往復動する移載プレート(図示略)を有する。
移載プレートは、搬送ボックス12Aの移動方向及び移動速度を同じくした同期動作をするものであって、搬送部11で搬送された荷物を、区分収納部12内の搬送ボックス12Aの1つに振り分ける。
図2及び図3の駆動機構20は、図4(A)及び(B)に示されるように、駆動モータ21により駆動される駆動プーリ22及び該駆動プーリ22にタイミングベルト27で連結されて回転される従動プーリ23を有する構成とされる。
この駆動機構20には、第1実施形態に係わる同期異常検出装置101を構成する駆動側センサ24、従動側センサ25及び異常判定部26が設けられている。
駆動プーリ22は駆動モータ21の駆動軸21Aに固定される歯付きプーリである。
従動プーリ23は図示しない軸受に軸支された支持軸23Aに固定され、かつ駆動プーリ22に歯付きタイミングベルト27を介して回転される。そして、この従動プーリ23が回転した場合に、支持軸23Aの他端に接続された被駆動体(図示略)が駆動される。
駆動側センサ24は駆動プーリ22の回転に対応した検出信号Saを出力する検出器であって、図5に示されるような駆動プーリ22の回転に対応した検出信号Saを出力する。
また、駆動側センサ24は、駆動プーリ22の駆動軸21Aとともに回転する駆動側被検出片24Aと、装置本体に設置されて該駆動側被検出片24Aの通過を検出する駆動側検出部24Bとから構成される。
従動側センサ25は駆動プーリ22と連動して回転する従動プーリ23の回転と同期した検出信号Sbを出力する検出器であって、図5に示されるような従動プーリ23の回転に対応した検出信号Sbを出力する。
また、従動側センサ25は、従動プーリ23の支持軸23Aとともに回転する従動側被検出片25Aと、装置本体に設置されて該従動側被検出片25Aの通過を検出する従動側検出部25Bとから構成される。
異常判定部26は、駆動側センサ24及び従動側センサ25から出力される検出信号Sa,Sbの周期La1〜La3,Lb1〜Lb3に基づき、駆動プーリ22と従動プーリ23の同期異常を判定する処理装置である。
具体的には、異常判定部26において、駆動側センサ24及び従動側センサ25から出力される各検出信号Sa,Sbの周期La1〜La3,Lb1〜Lb3が、予め定めた基準周期(L0)の範囲外となる場合等に駆動プーリ22と従動プーリ23に同期異常が生じたと判定する(図5参照)。
なお、図5に示す例では、符号Lb2で示す周期が、正常とされる予め定めた基準周期(L0)の範囲外となり、駆動プーリ22及び従動プーリ23に同期異常が生じていることを示している。
また、この異常判定部26では、駆動側センサ24からの検出信号Sa、及び従動側センサ25からの検出信号Sbの出力タイミングの差で示される位相差d1〜d3が、予め定めた基準位相差(d0)の範囲外となる場合にも、駆動プーリ22及び従動プーリ23の同期異常と判定する。
なお、図5に示す例では、符号d3で示す位相差が、正常とされる予め定めた基準位相差(d0)の範囲外となり、駆動プーリ22及び従動プーリ23に同期異常が生じていることを示している。ここで、位相差d3となる場合は、d3の長さの異常を判別することなく、Mortorの回転パルスに対して所定の位相差だけ遅れて立ち上がるべきScrewの回転パルスが、単にMortorの回転パルスより先に立ち上がることを検出することにより異常を判定することができる。
次に、本実施形態に係わる異常判定部26の制御フローについて、図6を参照して説明する。
《ステップS1》
駆動機構20の駆動モータ21の運転を開始した後、内部記憶部のデータを消去して初期化し、次のステップS2に進む。
《ステップS2》
駆動モータ21の駆動により、駆動プーリ22及び従動プーリ23が回転したことに伴ない、駆動側センサ24及び従動側センサ25から出力される各検出信号Sa,Sbを取り込む。
《ステップS3》
駆動側センサ24及び従動側センサ25から出力される各検出信号Sa,Sbの周期La1〜La3,Lb1〜Lb3が、予め定めた基準周期(L0)の範囲内であるか否かを判定し、YESの場合に回転周期が正常としてステップS4に進み、NOの場合に回転周期が異常としてステップS5に進む。
《ステップS4》
駆動側センサ24からの検出信号Sa、及び従動側センサ25からの検出信号Sbの出力タイミングの差で示される位相差d1〜d3が、予め定めた基準位相差(d0)の範囲内であるか否かを判定し、YESの場合に回転周期が正常として先のステップS2に戻り、NOの場合に回転が異常であるとしてステップS5に進む。
《ステップS5》
ステップS3及びステップS4の判定結果に基づき駆動機構20に異常が生じていると判定する。
《ステップS6》
駆動機構20に同期異常が生じているとして、作業者に異常を報知するアラーム信号を出力するとともに、駆動機構20の駆動モータ21を停止させる停止信号を出力して、本フローチャートを終了する。
そして、以上のように構成された同期異常検出装置101では、異常判定部26において、駆動側センサ24及び従動側センサ25から出力される各検出信号Sa,Sbの周期La1〜La3,Lb1〜Lb3が、基準周期(L0)の範囲外となる場合に駆動プーリ22及び従動プーリ23の同期異常を判定することができる。
また、上記同期異常検出装置101では、異常判定部26において、駆動側センサ24からの検出信号、及び従動側センサ25からの各検出信号Sa,Sbの出力タイミングの差で示される位相差d1〜d3が、基準位相差(d0)の範囲外となる場合に、駆動プーリ22及び従動プーリ23の同期異常を判定することができる。
すなわち、本実施形態の同期異常検出装置101では、異常判定部26での異常判定結果に基づき、タイミングベルト27の歯飛びなどの異常発生に対して、作業者が速やかに対処することができ、装置の作業中断時間を可能な限り少なくすることができる。
その結果、搬送装置10において、定期的な目視点検が不要になるとともに、予兆検知が可能になるため、大きな破損を防止でき、故障修理を低減させることが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係わる同期異常検出装置102について、図7〜図9を参照して説明する。
なお、第2実施形態の同期異常検出装置102では、第1実施形態の同期異常検出装置101と構成を共通にする箇所に同一符号を付して重複した説明を省略する。
第2実施形態の図7に示される駆動機構30が、第1実施形態の図4に示される駆動機構20と構成を異にする点は従動プーリの数である。
すなわち、図7に示される駆動機構30の従動プーリ31は、駆動モータ21の駆動軸21Aに固定された駆動プーリ22に、第1タイミングベルト27を介して連結された第1従動プーリ23と、該第1従動プーリ23と同軸で回転する中間プーリ32に、第2タイミングベルト33を介して連結された第2従動プーリ34と、からなる。なお、第2従動プーリ34の支持軸34Aは図示しない軸受により軸支されている。
また、駆動プーリ22の駆動軸21A、第1従動プーリ23の支持軸23A、第2従動プーリ34の支持軸34Aには、各軸の回転を検出する駆動側センサ24、第1従動側センサ25及び第2従動側センサ35がそれぞれ設けられている。なお、これら各センサは、第1実施形態に図4に示す構造と同じである。
これら駆動側センサ24、第1従動側センサ25及び第2従動側センサ35のそれぞれからは、被検出片の通過を検出する検出信号Sa,Sb,Scが異常判定部36に対して出力される。
異常判定部36では、駆動側センサ24、従動側センサ25及び35から出力される検出信号Sa,Sb,Scの周期La1〜La3,Lb1〜Lb3,Lc1〜Lc3に基づき、駆動プーリ22、従動プーリ23及び34の同期異常を判定する。
具体的には、異常判定部36において、駆動側センサ24、従動側センサ25及び35から出力される検出信号Sa,Sb,Scの周期La1〜La3,Lb1〜Lb3,Lc1〜Lc3が、予め定めた基準周期(L0)の範囲外となる場合等に駆動プーリ22、従動プーリ23及び34の同期異常と判定する(図8、図9参照)。
なお、これらの図において、図8は周期が正常な場合を示し、図9は周期の一部に異常が生じている場合を示している。
また、図9に示す例では、符号Lc2で示す周期(Lc2=102ms)が、正常とされる予め定めた基準周期(L0=165ms)の範囲外となり、第2従動プーリ34に同期異常が生じていることを示している。
また、この異常判定部36では、駆動側センサ24、従動側センサ25及び35から出力される検出信号Sa,Sb,Scの出力タイミングの差で示される位相差d1〜d3,d1´〜d3´が、基準位相差(d0)の範囲外となる場合にも、駆動プーリ22及び従動プーリ23の同期異常と判定する。
なお、図9に示す例では、符号d3´で示す位相差が、正常とされる基準位相差(d0)の範囲外となり、第2従動プーリ34に同期異常が生じていることを示している。
また、異常判定部36の制御内容は、第1実施形態に図6に示される制御フローと同様であり、重複した説明を省略する。
そして、以上のように構成された同期異常検出装置102では、駆動側センサ24、従動側センサ25及び35から出力される検出信号Sa,Sb,Scの周期La1〜La3,Lb1〜Lb3,Lc1〜Lc3が、基準周期(L0)の範囲外となる場合に駆動プーリ22、従動プーリ23及び34の同期異常を判定することができる。
また、上記同期異常検出装置102では、異常判定部36において、駆動側センサ24、従動側センサ25及び35から出力される検出信号Sa,Sb,Scの出力タイミングの差で示される位相差d1〜d3,d1´〜d3´が、基準位相差(d0)の範囲外となる場合にも、駆動プーリ22、従動プーリ23及び34の同期異常を判定することができる。ここで、位相差d3’となる場合は、d3’の長さの異常の有無を判別することなく、Mortorの回転パルスに対して所定の位相差だけ遅れて立ち上がるべきScrewの回転パルスが、単にMortorの回転パルスより先に立ち上がることを検出することにより異常を判定することができる。
すなわち、本実施形態の同期異常検出装置102では、異常判定部36での異常判定に基づき、タイミングベルト27,33の歯飛びなどの異常発生に対して、作業者が速やかに対処することができ、装置の作業中断時間を可能な限り少なくすることができる。
なお、第2実施形態では、駆動プーリ22に対して、従動プーリ31として2つの従動プーリ23及び34を連結するようにしたが、その従動プーリの数は、2つに限定されず、2つ以上であっても良い。
また、第1及び2実施形態では、周期La1〜La3,Lb1〜Lb3,Lc1〜Lc3及び位相差d1〜d3,d1´〜d3´が、基準周期(L0)、基準位相差(d0)から外れる場合に、同期異常が生じているとしたが、これら基準周期(L0)、基準位相差(d0)は一定の範囲を有していても良い。
また、これら第1及び2実施形態では、検出される周期La1〜La3,Lb1〜Lb3,Lc1〜Lc3及び位相差d1〜d3,d1´〜d3´の大きさにより、タイミングベルト27,33の歯がどの程度、歯飛びしているかを検出しても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、搬送装置等に適用されて、タイミングベルト駆動に連動する駆動機構の同期状態を検出する同期異常検出装置及び同期異常検出方法に関する。
1 駆動モータ
1A 駆動軸
2 駆動プーリ
3 従動プーリ
3A 支持軸
4 駆動側センサ
5 従動側センサ
6 異常判定部
7 タイミングベルト
10 搬送装置
20 駆動機構
21 駆動モータ
21A 駆動軸
22 駆動プーリ
23 従動プーリ
23A 支持軸
24 駆動側センサ
25 従動側センサ
26 異常判定部
27 タイミングベルト
30 駆動機構
31 従動プーリ
32 中間プーリ
33 タイミングベルト
34 従動プーリ
35 従動側センサ
A 駆動機構
100 同期異常検出装置
101 同期異常検出装置
102 同期異常検出装置
SA 検出信号
SB 検出信号
Sa 検出信号
Sb 検出信号
Sc 検出信号
LA1〜LA3 周期
LB1〜LB3 周期
La1〜La3 周期
Lb1〜Lb3 周期
Lc1〜Lc3 周期
d1〜d3 位相差
d1´〜d3´ 位相差



Claims (8)

  1. 駆動モータにより駆動される駆動プーリ、及び該駆動プーリにタイミングベルトで連結されて回転される従動プーリを有する駆動機構において、
    前記駆動プーリの回転に対応した検出信号を出力する駆動側センサと、
    前記駆動プーリと連動して回転する前記従動プーリの回転と同期した検出信号を出力する従動側センサと、
    前記駆動側センサ及び従動側センサから出力される各検出信号の周期に基づき、前記駆動プーリと従動プーリの同期異常を判定する異常判定部と、を有することを特徴とする同期異常検出装置。
  2. 前記異常判定部では、前記駆動側センサ及び従動側センサから出力される各検出信号の周期が、予め定めた基準周期の範囲外となる場合に、前記駆動プーリ及び従動プーリの同期異常と判定することを特徴とする請求項1に記載の同期異常検出装置。
  3. 前記異常判定部では、前記駆動側センサからの検出信号、及び前記従動側センサからの検出信号の出力タイミングの差で示される位相差が、予め定めた基準位相差の範囲外となる場合にも、前記駆動プーリ及び従動プーリの同期異常と判定することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の同期異常検出装置。
  4. 前記駆動側センサは、前記駆動プーリの駆動軸とともに回転する駆動側被検出片と、装置本体に設置されて該駆動側被検出片の通過を検出する駆動側検出部と、からなり、
    前記従動側センサは、前記従動プーリの支持軸とともに回転する従動側被検出片と、装置本体に設置されて該従動側被検出片の通過を検出する従動側検出部と、からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の同期異常検出装置。
  5. 前記従動プーリは前記タイミングベルトを介して前記駆動プーリに対して複数接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の同期異常検出装置。
  6. 前記従動プーリは、前記駆動プーリに第1タイミングベルトを介して連結された第1従動プーリと、該第1従動プーリと同軸で回転する中間プーリに第2タイミングベルトを介して連結された第2従動プーリと、を有することを特徴とする請求項5に記載の同期異常検出装置。
  7. 前記異常判定部は、異常判定時に前記駆動モータを停止させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の同期異常検出装置。
  8. 駆動モータにより駆動される駆動プーリ、及び該駆動プーリにタイミングベルトで連結されて回転される従動プーリを有する駆動機構において、
    前記駆動プーリの回転に対応した検出信号を出力する駆動側センサと、前記駆動プーリと連動して回転する前記従動プーリの回転と同期した検出信号を出力する従動側センサとを設けた上で、
    前記駆動側センサ及び従動側センサから出力される各検出信号の周期に基づき、前記駆動プーリと従動プーリの同期異常を判定することを特徴とする同期異常検出方法。
JP2019034343A 2019-02-27 2019-02-27 同期異常検出装置及び同期異常検出方法 Pending JP2020139537A (ja)

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