JP2016063606A - モータ駆動制御装置、モータ駆動制御方法、およびプログラム - Google Patents

モータ駆動制御装置、モータ駆動制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】加速中にモータ駆動を停止させる際に、脱調を発生させずかつ励磁位置で駆動を停止させるとともに、強制停止位置から最小限のパルス数で駆動を停止させる。
【解決手段】駆動パルス数をカウントするカウント部10と、加速、定速、減速駆動するためのパルス周期を含む駆動情報を格納する格納部12と、駆動情報に含まれるパルス周期のうち、強制停止時のパルス周期以上、かつ強制停止時のパルス周期に最も近い値のパルス周期が格納されているアドレスを示す減速開始位置を算出する減速開始位置算出部14と、励磁位置に停止するために必要なパルス数を算出する停止パルス数算出部13と、強制停止時に、カウントされたパルス数と減速開始位置から停止するパルス数との合計パルス数を出力した後、停止パルス数算出部13で算出された停止に必要なパルス数に不足したパルス数を出力する駆動制御部11と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータ駆動制御装置、モータ駆動制御方法、およびプログラムに関するものである。
従来、複合機の原稿搬送や読取光学系の移動制御には、ステッピングモータが使用されている。ステッピングモータの駆動制御は、脱調しない駆動周波数でモータ駆動を開始し、目標速度まで加速し、再び脱調が生じない範囲で減速し停止するのが基本となっている。モータの脱調は現パルス周期と次パルス周期の差が大きければ大きいほど発生しやすいため、加減速テーブルに設定する値は脱調を起こさない範囲で設定する必要がある。なお、脱調が生じない程度の速度が目標速度の場合、加速、減速は必要ない。
脱調を生じさせないための加減速領域における周期設定をSRAM(Static RAM)などの領域にテーブルとして格納しておくとともに、その総パルス数を励磁モードに応じたパルス数(例えばW1−2相の場合は8の倍数など一意に決まる)に設定する。これによって、CPU(Central Processing Unit)の介在なしで逐次リードすることでモータ駆動時のCPU負荷を軽減させ、かつ励磁モードに対応した励磁位置に停止させる技術が既に知られている。
例えば、あらかじめSRAM等に加減速テーブルを設定しておき、画像蓄積メモリの空き容量をCPUが確認しつつ、モータ駆動の加減速を制御することが開示されている(特許文献1参照)。
また、特許文献2には、加速データの異常発生時にモータ駆動を強制停止させることが目的で、読み出した加速データから加速度を算出し加速度に異常があった場合、減速データの読み出しを順次行いモータ動作を停止させる技術が開示されている。
しかしながら、上記に示される従来のモータ駆動制御にあっては、加速中に何らかの理由でモータを強制停止させたい場合、脱調を防止するために加速制御が完了してから減速制御へ移行する必要がある。このため、強制停止位置でモータ駆動を停止させることができず、モータの駆動開始から停止までの最低駆動パルス数が一定となる問題があった。
また、減速動作を行わず強制停止位置でモータ駆動を停止させた場合、脱調は発生しないが、モータの励磁位置に関係なく停止してしまうため、再駆動時に駆動トルクが足りない、かつ、急停止によるモータ自体への負荷が大きいという問題があった。
また、特許文献1では、加速途中に停止命令を受けた場合、そのタイミングしだいでは加速状態から減速状態へ遷移時にモータの脱調を引き起こしてしまう。また、特許文献2では、モータ停止時にモータが励磁位置で停止できない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、加速中にモータの駆動を停止させる際に、脱調を発生させずかつ励磁位置でモータ駆動を停止させるとともに、強制停止位置から最小限のパルス数でモータの駆動を停止させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、モータを駆動するパルス数をカウントするカウント部と、前記モータを加速、定速、および減速駆動するためのパルス周期を含む駆動情報を格納する格納部と、前記駆動情報に含まれるパルス周期のうち、強制停止時のパルス周期以上、かつ、強制停止時のパルス周期に最も近い値のパルス周期が格納されているアドレスを示す減速開始位置を算出する減速開始位置算出部と、前記モータの停止時に前記モータの励磁位置に停止するために必要なパルス数を算出する停止パルス数算出部と、前記モータの強制停止時に、前記カウントされたパルス数と前記減速開始位置から停止するパルス数との合計パルス数を出力して減速動作を停止した後、前記停止パルス数算出部で算出された停止に必要なパルス数に不足したパルス数を出力する駆動制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明は、加速中にモータの駆動を停止させる際に、脱調を発生させずかつ励磁位置でモータ駆動を停止させることができるとともに、強制停止位置から最小限のパルス数でモータの駆動を停止させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成図である。 図2は、実施の形態にかかるモータ駆動制御装置の機能構成を示すブロック図である。 図3−1は、図2のモータ駆動制御装置によって実行されるモータ制御動作例を示すフローチャート(1)である。 図3−2は、図2のモータ駆動制御装置によって実行されるモータ制御動作例を示すフローチャート(2)である。 図4−1は、格納部の加速テーブルの設定例を示す図表である。 図4−2は、格納部の定速パルスの設定例を示す図表である。 図4−3は、格納部の減速テーブルの設定例を示す図表である。 図5は、通常動作におけるステッピングモータの回転速度と移動の関係を示すグラフである。 図6は、図5の通常動作を示すタイミングチャートである。 図7は、従来の強制停止動作におけるステッピングモータの回転速度と移動の関係を示すグラフである。 図8は、図7の従来の強制動作を示すタイミングチャートである。 図9は、強制停止時に直ちにモータ挙動を停止した場合のステッピングモータの回転速度と移動の関係を示すグラフである。 図10は、図9の強制停止時に直ちにモータ挙動を停止した場合を示すタイミングチャートである。 図11は、定速時に13発目で強制停止した場合のステッピングモータの回転速度と移動の関係を示すグラフである。 図12は、本発明にかかる強制停止動作例のステッピングモータの回転速度と移動の関係を示すグラフである。 図13は、図12の強制停止動作例を示すタイミングチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるモータ駆動制御装置、モータ駆動制御方法、およびプログラムの一実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
本実施の形態のモータ駆動制御装置は、加速状態にモータ制御の強制停止を実施するに際して、モータの脱調を引き起こさず、理想的なモータ停止位置でモータ駆動を停止するものである。以下の図面を用いて詳細に説明する。
まず、本例のモータ駆動制御装置が搭載される画像形成装置例について説明する。図1は、実施の形態にかかる画像形成装置1の概略構成図である。図1に示すように、画像形成装置1は、ADF(Auto Document Feeder)1Aと、装置本体1Bと、を備える。また、装置本体1Bは、給紙部3と、画像読取部4と、画像形成部5とから構成されている。
ADF1Aは、原稿トレイ20と、原稿給紙ローラ21と、原稿搬送ベルト22と、原稿排紙ローラ23と、原稿排紙トレイ24とを含んで構成されている。ADF1Aは、画像読取部4に対し、ヒンジなどの開閉機構(図示せず)を介して開閉自在に取り付けられている。
原稿給紙ローラ21は、原稿トレイ20に載置された原稿(図示せず)束から原稿を1枚ずつ分離して、画像読取部4に向かって搬送する。原稿搬送ベルト22は、原稿給紙ローラ21によって分離された原稿を画像読取部4に搬送する。原稿排紙ローラ23は、原稿搬送ベルト22によって画像読取部4から排紙される原稿を、原稿トレイ20の下方の原稿排紙トレイ24に排紙する。
画像読取部4は、筐体40と、走査光学ユニット41と、コンタクトガラス42と、駆動手段(図示せず)とを含んで構成されている。走査光学ユニット41は、筐体40の内部に設けられるとともに、LEDユニットを備えている。走査光学ユニット41は、LEDユニットから主走査方向に光を照射するとともに、駆動手段によって全照射領域内において副走査方向に走査される。これにより、走査光学ユニット41は、原稿の2次元カラー画像を読み取るようになっている。
コンタクトガラス42は、画像読取部4の筐体40の上部に設けられ、筐体40の上面部を構成している。駆動手段は、走査光学ユニット41に固定された不図示のワイヤと、このワイヤに橋架される複数の従動プーリ(図示せず)および駆動プーリ(図示せず)と、駆動プーリを回転させるモータとを備えている。
給紙部3は、給紙カセット30と、給紙手段31とを備えている。給紙カセット30は用紙サイズの異なる記録媒体としての用紙(図示せず)を収容する。給紙手段31は、給紙カセット30に収容された用紙を画像形成部5の主搬送路70まで搬送する。
また、画像形成部5の側面には、手差しトレイ32が画像形成部5に対して開閉可能に配設されており、画像形成部5に対して開いた状態でトレイ上面に紙束が手差しされる。手差しされた紙束における一番上の用紙は、手差しトレイ32の送出ローラによって主搬送路70に向けて送り出される。
主搬送路70には、レジストローラ対70aが配設されている。レジストローラ対70aは、主搬送路70内を搬送されてくる用紙をローラ間に挟み込んだ後、所定のタイミングで2次転写ニップに向けて送り込む。
画像形成部5は、露光ユニット51、タンデム作像ユニット50、中間転写ベルト54、中間転写ローラ55、2次転写装置52、定着ユニット53などを有している。また、画像形成部5は、主搬送路70、反転搬送路73、排紙路60などを有している。
図1に示すように、露光ユニット51は、タンデム作像ユニット50に隣接して配置されている。露光ユニット51は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に対応して設けられた感光体ドラム74に露光を行うようになっている。
タンデム作像ユニット50は、中間転写ベルト54の上であって、中間転写ベルト54の回転方向に沿って配置されたイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの作像ユニット75から構成されている。個々の作像ユニット75は、詳細な図示を省略するが、上記各色に対応して設けられた感光体ドラム74の周りに帯電装置、現像装置、感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。そして、各感光体ドラム74とその周りに設けられる上記各装置がユニット化されて1つのプロセスカートリッジを構成している。
タンデム作像ユニット50は、画像読取部4によって読み取られて色別分解された画像情報に基づいて、各感光体ドラム74に色分けしてトナーにより形成された可視画像(トナー画像)を形成するようになっている。また、各感光体ドラム74に形成された可視画像は、各感光体ドラム74と中間転写ローラ55との間で中間転写ベルト54に転写されるようになっている。
一方、中間転写ベルト54を挟んでタンデム作像ユニット50の反対側には、2次転写装置52が設けられている。2次転写装置52は、転写部材としての2次転写ローラ521を有している。この2次転写ローラ521を中間転写ベルト54に押し当てることにより、2次転写ニップを形成している。この2次転写ニップには、中間転写ベルト54に形成されたトナー画像が、給紙部3から主搬送路70を介して搬送された用紙に転写されるように構成されている。
2次転写ニップでトナー画像が転写された用紙は、2つの支持ローラ57に張架された用紙搬送ベルト56により定着ユニット53へ送り込まれる。
定着ユニット53は、無端ベルトである定着ベルト58に加圧ローラ59を押し当てて構成している。そして、定着ユニット53は、加圧ローラ59により用紙に熱と圧力を加えることにより、用紙に転写されたトナー画像のトナーを溶融して、用紙にカラー画像として定着するようになっている。
このようにしてカラー画像が定着された用紙は、排紙搬送路としての排紙路60を経由して機外の排紙トレイ61上にスタックされる。
また、図1に示すように、反転搬送路73が、2次転写装置52および定着ユニット53の下側に設けられている。反転搬送路73は、用紙の両面に画像を形成するために、定着ユニット53から排出された用紙の表裏を反転させて再度、主搬送路70を介して2次転写装置52に供給するためのものである。
また、主搬送路70や反転搬送路73には、搬送経路に沿って複数の紙詰まり検知手段としての用紙検知センサ(図示せず)が配置されている。なお、用紙検知センサの数や配置箇所は適宜設定される。各用紙検知センサが、それぞれ予め決められた時間内に用紙の通過を検知しないとき、用紙ジャムが発生したことを把握し、画像形成装置1の表示部(図示せず)などにジャムが発生したことを通知する。
以上のように構成される画像形成装置1には、以下のようなモータが搭載されている。例えば、感光体ドラム74を駆動するモータ、中間転写ベルト54を駆動するモータ、用紙搬送ベルト56を駆動するモータなど、適切な画像形成を行うために一定速度で回転することが要求されるモータが設けられている。そして、画像形成装置1は、これら画像形成に用いるモータをフィードバック制御により定速回転となるように駆動制御するモータ駆動制御装置を備えている。以下、本実施の形態にかかる画像形成装置1が備えるモータ駆動制御装置100の具体例について説明する。
図2は、実施の形態にかかるモータ駆動制御装置100の機能構成を示すブロック図である。図示するように、モータ駆動制御装置100は、制御対象のステッピングモータ101、モータドライバ102、モータ制御部103、CPU104、ROM105、RAM106を備えている。
ステッピングモータ101としては、例えば、前述した画像形成装置1の感光体ドラム74、中間転写ベルト54、用紙搬送ベルト56、または画像読取部4のキャリッジ等を駆動する駆動源を対象としている。
モータドライバ102は、モータ制御部103の制御信号に基づいてステッピングモータ101を駆動するための駆動電流を出力する。
モータ制御部103は、マイクロコンピュータシステムでなる。すなわち、モータ制御部103は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有する。モータ制御部103は、モータドライバ102を介してステッピングモータ101の制御を実行する。モータ制御部103は、カウント部10、駆動制御部11、格納部12、停止パルス数算出部13、減速開始位置算出部14を有する。
なお、上述のモータ制御部103の機能構成の全部、または一部をハードウェアで構成してもよい。
カウント部10は、駆動制御部11より出力されるステッピングモータ101のパルス数をカウントする。
格納部12は、ステッピングモータ101を加速、定速、および減速駆動するためのパルス周期を含む駆動情報を格納する。具体的には、格納部12は、後述する図4−1〜図4−3に示すように駆動パルスのパルス周期とステッピングモータ101の加減速するための加速テーブルおよび減速テーブルを格納する。また、格納部12に加速テーブルを設定する際に、加速テーブルのアドレスに応じた減速テーブルの読み出し開始位置をあらかじめ設定しておく。格納部12には、例えばSRAM(Static RAM)などの記憶装置を用いる。
減速開始位置算出部14は、格納部12の駆動情報に含まれるパルス周期のうち、強制停止時のパルス周期以上、かつ、強制停止時のパルス周期に最も近い値のパルス周期が格納されているアドレスを示す減速開始位置を算出する。すなわち、減速開始位置算出部14は、ステッピングモータ101を強制停止する場合、減速テーブルの読み出し開始位置(減速開始位置となるアドレス)を算出する。減速開始位置は停止処理実施時における加速のパルス周期によって算出される。
停止パルス数算出部13は、ステッピングモータ101の停止時にステッピングモータ101の励磁位置に停止するために必要なパルス数を算出する。この必要なパルス数は、停止までのパルス数とステッピングモータ101の後述する励磁モードより算出する。
駆動制御部11は、ステッピングモータ101の強制停止時に、カウント部10でカウントされたパルス数と減速開始位置算出部14で算出した減速開始位置から停止するパルス数との合計パルス数を出力して減速動作を停止する。駆動制御部11は、減速動作を停止した後、停止パルス数算出部13で算出された停止に必要なパルス数に不足したパルス数を出力する。
駆動制御部11は、ステッピングモータ101を駆動するためのパルスを生成する。パルス出力はCPU104からの起動トリガによって開始され、あらかじめ設定されたパルス数を出力する、またはCPU104からの強制停止命令によって出力を停止する。出力する駆動パルスの周期、駆動パターンは、格納部12からリードされた値に応じて決定する。なお、格納部12の各テーブルの読み出しについては、適宜、リードと記載する。
加速テーブルおよび減速テーブルは、それぞれアドレスに応じてパルス周期が設定され、所定のテーブル位置から降順、もしくは昇順にリードされる。強制停止時は、減速開始位置算出部14によって算出された減速開始位置のアドレスから減速テーブルをリードする。加速動作時は、減速開始位置算出部14に、加速周期に一番近い減速テーブル位置を転送する。駆動パターンは、加減速テーブルと別に管理され、常に定められた順序で読み出しが行われる。なお、制御するステッピングモータ101の励磁モードによってリード順は決定される。
CPU104は、ROM105の制御プログラムに従ってRAM106をワーキングメモリとして用い、モータ制御部103の起動処理、強制停止処理、加速テーブルおよび減速テーブルの設定を実施する。
図3−1、図3−2は、図2のモータ駆動制御装置100によって実行されるモータ制御動作例を示すフローチャートである。本制御を開始すると、まず、モータ制御部103は、格納部12におけるステッピングモータ101の加速テーブルおよび減速テーブルを設定する(ステップS11)。ここでは、加速テーブルおよび減速テーブルは、アドレス昇順、もしくはアドレス降順にリードされるため、それに準じた値を設定する。
続いて、各種モータ駆動に必要な設定を行う(ステップS12)。主な設定項目としては、モータ励磁モード、定速パルス数、定速パルス周期等がある。続いて、モータ制御部103は、CPU104よりモータ駆動開始トリガをONにする(ステップS13)。続いて、加速テーブルからパルス周期を読み出し、リード値に応じたパルスを順次出力することでステッピングモータ101の加速動作を実施する(ステップS14)。
続いて、駆動制御部11は、加速中に何かしらの要因でステッピングモータ101の動作を強制停止するか否かを判断する(ステップS15)。ここでステッピングモータ101の動作を強制停止の処理の発生ではないと判断した場合(ステップS15:No)、さらに、駆動制御部11は、加速動作が完了したか否かを判断する(ステップS16)。ここで、駆動制御部11は、加速動作が完了していない場合には(ステップS16:No)、完了するまで加速動作を継続する。一方、ステップS16において、加速動作が完了したと判断すると(ステップS16:Yes)、駆動制御部11は、あらかじめ設定された定速パルス周期のパルスを出力して定速動作を開始する(ステップS17)。
続いて、上述した加速時と同様に、定速動作中も強制停止を行うか否かを判断する(ステップS18)。ここでステッピングモータ101の動作を強制停止の処理の発生ではないと判断した場合(ステップS18:No)、さらに、駆動制御部11は、設定パルス数の定速パルス周期を出力したかにより、定速動作が完了したか否かを判断する(ステップS19)。ここで、駆動制御部11は、定速動作が完了していない場合には(ステップS19:No)、完了するまで定速動作を継続する。一方、ステップS19において、定速動作が完了したと判断すると(ステップS19:Yes)、駆動制御部11は、加速時と同様に、格納部12の減速テーブルを用いてパルス周期を順次リードし減速を開始する(ステップS20)。
続いて、駆動制御部11は、減速動作を完了したか否かを判断する(ステップS21)。ここで駆動制御部11は、減速動作が完了していなければ(ステップS21:No)この判断を繰り返し実行し、減速動作が完了した場合(ステップS21:Yes)、さらに、ステッピングモータ101の停止位置が、設定された励磁モードに応じた励磁位置となっているかを判断する(ステップS22)。ここで励磁位置となっていると判断した場合(ステップS22:Yes)、ステッピングモータ101の駆動を停止する(ステップS23)。
ステップS15においてステッピングモータ101の動作を強制停止の処理の発生であると判断すると(ステップS15:Yes)、駆動制御部11は、次の制御を行う。駆動制御部11は、加速中に強制停止を実施する場合、強制停止発生時の加速テーブルに格納されているパルス周期より、減速開始のパルス周期を算出し、減速テーブルの読み出し開始位置を決定する(ステップS24)。
ステップS24を実行した後、またはステップS18でステッピングモータ101の動作を強制停止の処理の発生であると判断した場合(ステップS18:Yes)、駆動制御部11は、つぎの動作を実行する。すなわち、駆動制御部11は、強制停止するまでのパルス数のカウントと減速テーブルの読み出し開始位置から停止するまでのパルス数より、合計パルス数を算出し、励磁モードに応じた停止位置で停止するために必要なパルス数を算出する(ステップS25)。このステップS25を実行した後、ステップS20に進む。
ステップS22において励磁位置で停止していないと判断した場合(ステップS22:No)、駆動制御部11は、算出された補正パルス数分、減速最終段と同じパルス周期のパルスを出力することでステッピングモータ101を励磁モードに応じた位置まで回転させる(ステップS26)。このステップS26を実行した後、ステップS23に進む。
ところで、前述のとおり、ステッピングモータ101は励磁モードに応じて停止位置が異なる。例として以下のような条件でモータ挙動を停止する必要がある。
2相励磁:総パルス数が2の倍数
1−2相励磁:総パルス数が4の倍数
W1−2相励磁:総パルス数が8の倍数
また、ステッピングモータ101の状態遷移の例として以下の条件で状態遷移するとする。
加速状態 ⇒ 定速状態 :加速テーブルからリードしたパルス周期が定速パルス周期より小さい値であった場合。
またはあらかじめ設定した加速テーブルのパルス周期を出力した場合。
定速状態 ⇒ 減速状態 :あらかじめ設定された定速パルス周期を出力した場合。
減速状態 ⇒ 停止状態 :減速テーブルのパルス周期から所定の値(例えば全てのbitが1)をリードした場合。
またはあらかじめ設定した減速テーブルのパルス周期を出力した場合。
次に、各動作のステッピングモータ101の制御について説明する。なお、動作については以下の条件で動作した場合を例に説明する。
励磁モード:W1−2相励磁
加速テーブル:32段
定速パルス数:128段
減速テーブル:32段
図4−1に格納部12の加速テーブルの設定例、図4−2に格納部12の定速パルスの設定例、図4−3に格納部12の減速テーブルの設定例を示す。この図4−1〜図4−3に示すテーブルは、上記ステッピングモータ101の各条件に相当する例である。なお、これら各テーブルの読み出しタイミングは該当パルス出力前に実施される。
まず、各動作のステッピングモータ101の制御における通常動作例について図5、図6を参照して説明する。図5は、ステッピングモータ101の通常動作例におけるステッピングモータ101の回転速度と移動の関係を示すグラフである。図6は、図5の通常動作例を示すタイミングチャートである。
図5、図6に示す通常動作では、加速時は、加速テーブル(図4−1参照)のアドレス0x0000から読み出しを開始し、加速テーブルのアドレス0x0020に格納されている。パルス周期を読み出した段階で、“定速パルスのパルス周期>加速テーブルのパルス周期”の条件に合致するため定速状態へ遷移する。定速状態では、パルス周期が0x0030のパルスを128パルス出力し、減速状態へ遷移する。また、減速時は、加速時と同様に減速テーブル(図4−3参照)のアドレス0x0000から読み出しを開始し、減速テーブルのアドレス0x0020に格納されているパルス周期0xFFFFをリードした段階で停止する。なお、パルスを出力する前にパルス周期をリードしておく必要があるためパルス周期0xFFFFをリードしたタイミングの最終パルス周期は0x0800となる。
次に、従来の強制停止動作例について図7、図8を参照して説明する。図7は、従来の強制停止動作例におけるステッピングモータ101の回転速度と移動の関係を示すグラフである。図8は、図7の強制停止動作例を示すタイミングチャートである。ここでは、ステッピングモータ101の脱調を防ぐため加速中に強制停止を実施しても、加速が完了してから停止する場合、加速時:10パルス目にて強制停止を実施した場合を例に説明する。
従来の強制停止動作例では、通常動作時と同様に加速を実施するが、10パルス出力したタイミングで強制停止を実施する。さらに、脱調防止や、励磁位置での停止を行うため、加速パルス32発全てを出力し終えてから減速を開始する。そのため、出力パルス数10発の時点で強制停止を実施しているにも関わらず、最終的な出力パルス数は、加速テーブルの32発と減速テーブルの32発の合計64発になる。なお、加速終了のトリガであるパルス周期0x0020をリードしたタイミングで、直ちに減速開始1発目のパルス周期をリードする。これは、加速最終のパルス出力中に減速のパルス周期をリードしておかなければ、減速1発目のパルス周期が正しく出力されないためである。
次に、強制停止時に直ちにモータ挙動を停止する例について図9、図10を参照して説明する。本例では、加速時:23パルス目にて強制停止を実施した場合を例に説明する。
前述した通常動作と同様に加速を開始するが、図9に示すように23パルス目で強制停止を実施する。強制停止時に減速して停止せず強制停止実施のタイミングでモータ駆動を停止させるため、加速状態から停止へ遷移する(図10参照)。そのため、強制停止が発生したタイミングによっては励磁位置での停止ができない、かつステッピングモータ101への負荷が大きいという問題がある。
次に、定速時:13パルス目にて強制停止を実施した場合について図11を参照して説明する。なお、タイミングチャートに関しては、通常状態の定速状態のパルス数が少ない以外差異がないため省略する。ここでは、前述した通常通り加速を開始し、定速状態に遷移してから13パルス目で強制停止を実施する。強制停止を実施した直後から減速状態へ遷移するため、加速32パルス、定速13パルス、減速32パルスの動作となってしまい、モータ駆動停止までの出力パルス数は77パルスとなり、励磁位置での停止(総パルス数が8の倍数)ができない。
また、減速状態時に強制停止を実施する場合には、減速状態時に強制停止を実施したとしても、モータ制御の挙動は前述した通常状態と同様になる。
次に、本発明にかかる強制停止動作例について図12、図13を参照して説明する。本例では、加速時:23パルス目にて強制停止を実施した場合について説明する。
まず、カウント部10は、前述した通常動作と同様にステッピングモータ101の駆動の加速を開始するとともに、出力パルスの合計をカウントしておく。ステッピングモータ101の励磁モードによって、励磁位置に停止する倍数は決定される(W1−2相は8の倍数)ため、出力パルスのカウンタの値より、補正パルスのカウントを行う。補正パルスは、出力パルスのカウンタと補正パルスの合計値が8の倍数となるようにカウントする。
また、減速開始位置算出部14は、加速パルスに応じた、減速テーブルのパルス周期の読み出し開始位置の算出も同時に実施する。減速テーブルのパルス周期の読み出し開始位置は、現在出力しているパルス周期より大きく、かつ最も近いパルス周期が格納されているアドレスとなる。このアドレスは、格納部12の加速テーブル(図4−1参照)を設定する際にあらかじめ設定しておく。なお、加速周期をリードしたタイミングで減速テーブル(図4−3参照)をサーチしてもよい。
このように、加速から減速へ遷移する際の周期差は最小となるため、状態遷移時にステッピングモータ101の脱調は発生しない。
駆動制御部11は、強制停止を実施したタイミングで、前述の算出された減速テーブルの読み出し開始アドレスより、減速1発目のパルス周期をリードしておく。また、駆動制御部11は、加速テーブルのパルス周期を出力し終わったタイミングで、減速テーブルのパルス周期の出力を開始し、所定のパルス周期(0xFFFF)をリードするまで減速動作を行う。
駆動制御部11は、減速が終わったタイミングで、補正パルスカウンタの値分の補正パルスを出力する。このときパルス周期は、減速最終出力のパルス周期と同等のものとする。
このように、駆動制御部11は、ステッピングモータ101の励磁モードによって一意に決定されるN(Nは整数)の値より、パルス出力と同タイミングでN−1から0までのダウンカウントを繰り返す。これによって現在のパルス数において励磁位置で停止するために必要なパルス数を算出する。
また、駆動制御部11は、モータ駆動開始時より出力パルスカウントを行い、モータ駆動停止命令時に減速テーブルの読み出し開始位置から減速テーブルの最終段までのパルス数を算出する。算出されたパルス数とステッピングモータ101の停止命令時までのパルス数より、停止に必要な合計パルス数を算出し、ステッピングモータ101の励磁モードによって一意に決定されるN(Nは整数)の倍数になるために必要なパルス数を算出する。
定速時に強制停止を実施した場合の減速移行時の制御は従来の制御と同様に行う。また、減速後の補正に関しても加速時の制御と同様に行う。また、減速時に強制停止を実施した場合にも前述した従来の駆動制御と同様に行う。
すなわち、駆動制御部11は、定速時にモータ停止命令を受けた場合は、停止命令を受けた次のパルス出力より減速動作へ遷移する。また、駆動制御部11は、減速時にステッピングモータ101の停止命令を受けた場合は、通常通り減速が完了してからモータ駆動を停止する。
このように上述してきた実施の形態のモータ駆動制御装置100は次のような制御を行っている。格納部12にあらかじめモータ駆動の加速テーブルおよび減速テーブルを設定しておき、カウント部10により強制停止発生時までのパルス数をカウントしておく。また、減速開始位置算出部14は、強制停止発生時のパルス周期より、減速テーブルの読み出し開始位置を算出し、減速に必要なパルス数を算出する。
減速テーブル読み出し開始位置は、減速テーブルに設定されているパルス周期が強制停止時のパルス周期以上、かつ最も近い値となっているパルス周期が格納されているアドレスとなる。なお、減速のパルス数は読み出し開始位置から停止までのパルス数となる。停止パルス数算出部13は、加速のパルス数と減速のパルス数より、励磁位置に停止するための不足パルス数を算出し、駆動制御部11は、減速が完了した後に不足分の減速最終のパルス周期のパルスを出力する。
上記によって算出された減速開始時のパルス周期は強制停止時のパルス周期以上かつ最も値が近いため、加速状態から減速状態へ切り替わっても、加速最終周期と減速最初の周期の差は小さく脱調は発生しない。さらに、減速終了時に、ステッピングモータ101の励磁モードで決定される励磁位置への停止に必要なパルス数が算出されるため、励磁位置で停止することが可能である。このため、ステッピングモータ101の駆動加速中に強制的にモータ動作を停止させたときに、脱調を発生させず、かつ最小のパルス数でモータ駆動を停止できると共に、停止位置がステッピングモータ101の励磁位置とすることができる。
また、駆動制御部11は、次の加速テーブルのパルス周期をリードしたタイミングで、格納部12にあらかじめ設定されている減速テーブルの読み出し開始位置より減速テーブルのパルス周期をリードし保持しておく。
また、駆動制御部11は、ステッピングモータ101の停止命令を受けたタイミングで、現在の加速テーブルの読み出し位置に応じた減速テーブルの読み出し開始位置より減速テーブルのパルス周期をリードする。
また、減速開始位置算出部14は、減速テーブルからパルス周期をリードし、その読み出したパルス周期と出力されるパルス周期の値を比較することで減速テーブルの読み出し開始位置を決定する。
また、減速開始位置算出部14は、加速テーブルから次のパルス周期をリードしたタイミングで減速テーブルから周期を順次リードする。そして、減速開始位置算出部14は、次の加速テーブルのパルス周期と読み出した減速テーブルのパルス周期を比較し加速テーブルのパルス周期の方が小さくなったタイミングで次のパルス出力タイミング時の減速テーブル読み出し開始位置を決定する。
また、減速開始位置算出部14は、現在の出力パルス数の合計が加速テーブルの半分未満の場合、減速テーブルの最終段より順次、減速テーブルのパルス周期をリードする。そして、減速開始位置算出部14は、読み出した減速テーブルのパルス周期が加速テーブルのパルス周期以上になったタイミングで減速テーブルの読み出し開始位置を決定する。
また、減速開始位置算出部14は、現在の出力パルス数の合計が加速テーブルの半分以上の場合、減速テーブルの最初から順次、減速テーブルのパルス周期をリードする。そして、減速開始位置算出部14は、読み出した減速テーブルのパルス周期が加速パルス周期より大きくなったタイミングで減速テーブル読み出し開始位置を決定する。
ところで、本実施の形態で実行されるプログラムは、ROMに予め組み込まれて提供するものとしているが、これに限定されるものではない。本実施の形態で実行されるプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供してもよい。たとえば、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
また、本実施の形態で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態で実行されるプログラムは、上述したカウント部10、駆動制御部11、格納部12、停止パルス数算出部13、減速開始位置算出部14の機能を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部がRAM等の主記憶装置上にロードされる。そして、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、本実施の形態ではモータ駆動制御装置が適用される例として複合機などの画像形成装置をあげているが、ステッピングモータを制御対象とする装置であれば、本発明は適用可能である。
10 カウント部
11 駆動制御部
12 格納部
13 停止パルス数算出部
14 減速開始位置算出部
100 モータ駆動制御装置
101 ステッピングモータ
102 モータドライバ
103 モータ制御部
104 CPU
105 ROM
106 RAM
特開2010−220108号公報 特開2006−296095号公報

Claims (10)

  1. モータを駆動するパルス数をカウントするカウント部と、
    前記モータを加速、定速、および減速駆動するためのパルス周期を含む駆動情報を格納する格納部と、
    前記駆動情報に含まれるパルス周期のうち、強制停止時のパルス周期以上、かつ、強制停止時のパルス周期に最も近い値のパルス周期が格納されているアドレスを示す減速開始位置を算出する減速開始位置算出部と、
    前記モータの停止時に前記モータの励磁位置に停止するために必要なパルス数を算出する停止パルス数算出部と、
    前記モータの強制停止時に、前記カウントされたパルス数と前記減速開始位置から停止するパルス数との合計パルス数を出力して減速動作を停止した後、前記停止パルス数算出部で算出された停止に必要なパルス数に不足したパルス数を出力する駆動制御部と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 前記格納部の駆動情報は加速テーブルおよび減速テーブルを含み、前記加速テーブルを設定する際に、前記加速テーブルのアドレスに応じた前記減速テーブルの読み出し開始位置をあらかじめ設定しておくことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記格納部の駆動情報は減速テーブルを含み、前記駆動制御部は、次の加速テーブルのパルス周期をリードしたタイミングで、前記格納部にあらかじめ設定されている前記減速テーブルの読み出し開始位置より減速テーブルのパルス周期をリードし保持しておくことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動制御装置。
  4. 前記格納部の駆動情報には加速テーブルおよび減速テーブルを含み、前記駆動制御部は、前記モータの停止命令を受けたタイミングで、現在の加速テーブルの読み出し位置に応じた前記減速テーブルの読み出し開始位置より減速テーブルのパルス周期をリードすることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動制御装置。
  5. 前記格納部の駆動情報は減速テーブルを含み、前記減速開始位置算出部は、前記減速テーブルからパルス周期をリードし、その読み出したパルス周期と出力されるパルス周期の値を比較することで前記減速テーブルの読み出し開始位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
  6. 前記格納部の駆動情報は加速テーブルおよび減速テーブルを含み、前記減速開始位置算出部は、前記加速テーブルから次のパルス周期をリードしたタイミングで前記減速テーブルから周期を順次リードし、次の加速テーブルのパルス周期と読み出した減速テーブルのパルス周期を比較し加速テーブルのパルス周期の方が小さくなったタイミングで次のパルス出力タイミング時の前記減速テーブルの読み出し開始位置を決定することを特徴とする請求項1または5に記載のモータ駆動制御装置。
  7. 前記格納部の駆動情報は加速テーブルおよび減速テーブルを含み、前記減速開始位置算出部は、現在の出力パルス数の合計が加速テーブルの半分未満の場合、前記減速テーブルの最終段より順次、減速テーブルのパルス周期をリードしていき、読み出した減速テーブルのパルス周期が加速テーブルのパルス周期以上になったタイミングで減速テーブルの読み出し開始位置を決定することを特徴とする請求項1,5または6に記載のモータ駆動制御装置。
  8. 前記格納部の駆動情報は加速テーブルおよび減速テーブルを含み、前記減速開始位置算出部は、現在のパルス数の合計が前記加速テーブルの半分以上の場合、前記減速テーブルの最初から順次、減速テーブルのパルス周期をリードしていき、読み出した減速テーブルのパルス周期が加速テーブルのパルス周期より大きくなったタイミングで減速テーブルの読み出し開始位置を決定することを特徴とする請求項1,5または6に記載のモータ駆動制御装置。
  9. モータを駆動するパルス数をカウントするカウント工程と、
    前記モータを加速、定速、および減速駆動するためのパルス周期を含む駆動情報を記憶部に格納する格納工程と、
    前記駆動情報に含まれるパルス周期のうち、強制停止時のパルス周期以上、かつ、強制停止時のパルス周期に最も近い値のパルス周期が格納されているアドレスを示す減速開始位置を算出する減速開始位置算出工程と、
    前記モータの停止時に前記モータの励磁位置に停止するために必要なパルス数を算出する停止パルス数算出工程と、
    前記モータの強制停止時に、前記カウントされたパルス数と前記減速開始位置から停止するパルス数との合計パルス数を出力して減速動作を停止した後、前記停止パルス数算出工程で算出された停止に必要なパルス数に不足したパルス数を出力する駆動制御工程と、
    を含むことを特徴とするモータ駆動制御方法。
  10. モータを駆動するパルス数をカウントするカウントステップと、
    前記モータを加速、定速、および減速駆動するためのパルス周期を含む駆動情報を記憶部に格納する格納ステップと、
    前記駆動情報に含まれるパルス周期のうち、強制停止時のパルス周期以上、かつ、強制停止時のパルス周期に最も近い値のパルス周期が格納されているアドレスを示す減速開始位置を算出する減速開始位置算出ステップと、
    前記モータの停止時に前記モータの励磁位置に停止するために必要なパルス数を算出する停止パルス数算出ステップと、
    前記モータの強制停止時に、前記カウントされたパルス数と前記減速開始位置から停止するパルス数との合計パルス数を出力して減速動作を停止した後、前記停止パルス数算出ステップで算出された停止に必要なパルス数に不足したパルス数を出力する駆動制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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