JPH09323844A - シート搬送装置およびシート搬送方法 - Google Patents

シート搬送装置およびシート搬送方法

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JPH09323844A
JPH09323844A JP8141640A JP14164096A JPH09323844A JP H09323844 A JPH09323844 A JP H09323844A JP 8141640 A JP8141640 A JP 8141640A JP 14164096 A JP14164096 A JP 14164096A JP H09323844 A JPH09323844 A JP H09323844A
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rotation speed
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drive
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昌雄 渡部
Takeshi Suga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート部材を所定の状態で搬送できるシート
搬送装置,シート搬送方法を提供する。 【解決手段】 駆動ローラ120−Rと従動ローラ12
0−RUでシート部材を挾み搬送する装置において、従
動ローラ回転速度検出センサ408−Rの検出信号を、
駆動モータ401−Rを駆動するパルスによりカウント
し、このカウント数が所定範囲より、小さい場合はパル
スの周波数を下げ、大きい場合はパルスの周波数を上げ
る。これによりシート部材を所定範囲内の速度で搬送す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,ファクシ
ミリ,プリンタなどで用いられるシート部材を搬送する
シート搬送装置およびシート搬送方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機,ファクシミリなどにおけ
る、シート部材を搬送するシート搬送装置において、原
稿搬送速度を一定にするために駆動源の回転速度検出手
段および制御を行ってきた。またシート部材のジャム
も、搬送路内に設けられたシート部材検知センサの検知
信号を用いて行ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搬送速
度の変化は、シートの材質によるすべりなのか、駆動ロ
ーラの摩耗によるものなのかは判断できず、駆動源の駆
動速度を変化させて搬送速度を一定に保つような制御は
行っていなかった。
【0004】また、搬送路内紙検知センサの紙検知信号
をもとにシート部材のジャムを検知した場合には時間的
遅れから、シート部材を駆動ローラが削ってしまうとい
う問題があった。
【0005】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、シート部材を所定の状態で搬送することので
きるシート搬送装置およびシート搬送方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、シート搬送装置を次の(1)〜(5)
のとおりに、またシート搬送方法を次の(6)〜(9)
のとおりに構成する。
【0007】(1)パルスの周波数に応じた回転速度で
回転する駆動源と、この駆動源で駆動される駆動ローラ
と、この駆動ローラの回転速度を検出する駆動回転速度
検出手段と、前記駆動ローラにシート部材を介して加圧
当接される従動ローラと、この従動ローラの回転速度を
検出する従動回転速度検出手段と、前記パルスまたは前
記駆動回転速度検出手段の検出信号で前記従動回転速度
検出手段の検出信号をカウントするカウント手段と、こ
のカウント手段のカウント値に応じて前記パルスの周波
数を制御する制御手段とを備えたシート搬送装置。
【0008】(2)駆動源,駆動ローラ,駆動回転速度
検出手段,従動ローラ,従動回転速度検出手段は、シー
ト部材の進行方向からみて一方の側を駆動する組と他方
の側を駆動する組とに分けられており、それぞれの組の
駆動源を異なる回転速度で駆動し前記シート部材の斜行
を補正する斜行補正手段を備えた前記(1)記載のシー
ト搬送装置。
【0009】(3)パルスの周波数に応じた回転数で回
転する駆動源と、この駆動源で駆動される駆動ローラ
と、この駆動ローラの回転速度を検出する駆動回転速度
検出手段と、前記駆動ローラにシート部材を介して加圧
当接される従動ローラと、この従動ローラの回転速度を
検出する従動回転速度検出手段と、前記パルスまたは前
記駆動回転速度検出手段の検出信号で前記従動回転速度
検出信号をカウントするカウント手段と、このカウント
手段のカウント値の異常増加によりジャムを検知するジ
ャム検知手段とを備えたシート搬送装置。
【0010】(4)カウント手段がソフトウエアで構成
されている前記(1),(2),(3)のいずれかに記
載のシート搬送装置。
【0011】(5)カウント手段がハードウエアで構成
されている前記(1),(2),(3)のいずれかに記
載のシート搬送装置。
【0012】(6)駆動ローラと従動ローラとでシート
部材を挾んで搬送するシート搬送方法であって、前記駆
動ローラと従動ローラの回転速度の違いに応じて駆動ロ
ーラの回転速度を制御するシート搬送方法。
【0013】(7)シート部材の進行方向からみて一方
の側を駆動する第1の駆動ローラと他方の側を駆動する
第2の駆動ローラとにより前記シート部材を搬送するシ
ート搬送方法であって、前記第1の駆動ローラと第2の
駆動ローラとを異なる回転速度で駆動して前記シート部
材の斜行を補正するシート搬送方法。
【0014】(8)駆動ローラと従動ローラとでシート
部材を挾んで搬送するシート搬送方法であって、前記駆
動ローラの駆動中における前記従動ローラの回転停止に
よりジャムを検知するシート搬送方法。
【0015】(9)駆動ローラと従動ローラとでシート
部材を挾んで搬送するシート搬送方法であって、前記従
動ローラの回転速度に応じて前記駆動ローラの回転速度
を制御するシート搬送方法。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を“流し
読みスキャナ”の実施例により詳しく説明する。なお実
施例では、シート部材の進行方向からみて両側に互に独
立に動作する2組の駆動ローラ,従動ローラを配置して
シート部材を駆動しているが、斜行補正を要しない場合
は、1組の駆動ローラ,従動ローラを配置する形で実施
することもできる。また、実施例は原稿用紙を搬送する
ものであるが、本発明はこれに限らず適宜のシート状部
材を搬送する形で実施することができる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)図1は実施例1である“流し読みスキャ
ナ”の全体構成を示す横断面図である。
【0018】図1において、101は原稿給送装置、1
02はスキャナ本体、103は原稿積載トレイ、104
は原稿積載トレイ103のリフタ駆動モータ、105は
給紙ローラ、106は分離ローラ、107は引き抜きロ
ーラ、108,109,110,111,112は縦パ
ス搬送ローラ、116は反転パス、118,119は反
転パス搬送ローラ、115は排紙口、120は表面読取
り時の斜行補正ローラ、121は裏面読取り時の斜行補
正ローラ、117は片面排紙パス、122,123,1
24,125,126は搬送ローラ圧解除ソレノイド、
127は原稿照明ランプ、128はレンズ、129は画
像読取り用CCD(リニアイメージセンサ)である。C
CD129は図示しないが受光部分に対し、転送部分が
両側に配置される構成をとっており副走査方向に対して
双方向読取りが可能なセンサである。CONTは本実施
例の流し読み画像読取り部の紙搬送制御を司るコントロ
ーラ部である。
【0019】図2は流し読み読取り部の拡大図である。
図2において、斜行補正ローラ120と121の間13
3の位置が流し読み画像読取り位置である。403L
D,404LDは発光素子で、これらから発光素子から
発光された光はそれぞれ403PD,404PDの受光
素子で受光される。403LD,403PDおよび40
4LD,404PDは、それぞれ図4のように本体前側
からみて奥に対をなして配置されている(手前に配置の
発光素子には“R”を付してある)。斜行補正の様子の
詳細は後で図4にて説明する。
【0020】素子403LD,403PDおよびローラ
120は原稿表面読取り時の斜行補正および流し読みを
行うためのものである。同様に404LD,404PD
およびローラ121は裏面読取り時の斜行補正および流
し読みを行うためのものである。
【0021】図3はコントローラ部CONT内の回路ブ
ロック図である。図3において、401は制御の中心と
なるプロセッサ(以下CPUと記す)であり、ROM4
06とRAM407とにアドレスバス,データバスで接
続されている。またポートには斜行検知センサの受光,
発光素子403PD−L,403LD−L,……404
LD−Rが接続されている。言うまでもなく図1で示し
た各種センサ、およびソレノイドの信号もCPU401
のポートに接続されているが図3では図示しない。
【0022】405a〜405dはモータ駆動回路であ
り、原稿表面読取り用奥配置(以下“表面奥”と略称す
る。他の配置も同様に略称する。)、表面手前、裏面
奥、裏面手前の駆動モータ401−L〜402Rを駆動
する。CPU401から各駆動回路405a〜405d
にはクロックが送られ、このクロックの周波数に応じた
回転速度でモータが回転する。401−L,401−
R、402−L,402−Rはそれぞれ流し読み画像読
取り部で画像を流し読みするための駆動モータであり、
各々の駆動軸には対応して回転速度を検出するセンサ4
11−L,411−R,412−L,412−Rが配置
されている。また408−L,408−R,409−
L,409−Rは駆動ローラに当接する従動ローラに取
り付けられた回転速度検出センサである。物理的な配置
および構成は後で図5により詳細に説明する。
【0023】つぎに図4において、斜行補正の様子を説
明する。図4は斜行補正ローラ120近傍を上から見た
図である。
【0024】表面の斜行補正ローラ120は図4に示す
ように本体の奥,手前に1個ずつ配置されており、各々
の駆動源である駆動モータ401−L,401−Rの回
転速度を変えることにより斜行補正を行う。斜行量は、
センサ403−L,403−Rでの原稿420の前縁4
21検知の時間差により検出する。図4(a)の状態で
駆動モータ401−L,401−Rは同じ速度で回転し
ている。
【0025】この時センサ403−L,403−Rでの
時間差は前述のCPU401内部のカウンタで計時して
おりその時間に合わせて、例えば図4(b)のように駆
動モータ401−Rの回転速度を遅くし、401−Lの
回転速度を速くする。こうして斜行補正が行われる(図
4(c))。
【0026】図4(b)で駆動モータ401−L,40
1−Rの回転速度を変える際、その回転速度は斜行量に
合わせてCPU401が演算して決定し、前述の流し読
み画像読取り位置133に原稿420が到達する前に、
斜行補正を完了させる。
【0027】図4において、411−L,411−Rは
それぞれ駆動モータ401−L,401−Rの回転速度
を検出するためのセンサであるフォトインタラプタであ
る。また412−L,412−Rは駆動モータの回転速
度を一定に保つためのマグネットダンパで、フライホイ
ールとして使う。このマグネットダンパは磁力と摩擦で
駆動モータ軸と接続されており、急激な加減速時は摩擦
がはずれ軸に影響しないように構成されており、定速回
転時のリプルを吸収する。502−L,502−Rは駆
動モータの回転速度を検出するためのスリット円盤であ
る。
【0028】ここでは表面読取り時の斜行補正について
説明したが、裏面読取りも同様に斜行量センサ404−
L,404−Rの時間差から、駆動モータ402−L,
402−Rで斜行補正制御を行う。その他マグネットダ
ンパや回転速度検出のスリット円盤,フォトインタラプ
タも同様であり説明を省略する。
【0029】つぎに図5について説明する。図5は流し
読み原稿搬送部の駆動部、表面手前の部分の斜視図であ
る。表面奥,裏面手前,裏面奥も同様の構成である。1
20−RUは駆動ローラ120Rに加圧当接する従動ロ
ーラである。駆動モータ401−R,駆動ローラ回転速
度検出センサ411−Rおよび従動ローラ回転速度検出
センサ408−Rはコントローラ部CONTに接続され
ている。シート部材は駆動ローラ120−Rと従動ロー
ラ120−RUに挾まれて搬送される。
【0030】駆動モータ401−Rに与えられるクロッ
クと駆動ローラ回転速度検出センサ411−R,従動ロ
ーラ回転速度検出センサ408−Rは通常同期してい
る。すなわち駆動クロックが速くなれば駆動ローラ回転
速度検出センサ411−Rからのパルス信号も速くな
り、当接する従動ローラ120−RUの回転も速くな
る。したがって従動ローラ回転速度検出センサ408−
Rからのパルス信号も速くなる。しかし駆動ローラ12
0−Rが摩耗して、外形が小さくなると当接する従動ロ
ーラ120−RUの回転速度は低下し、従動ローラ12
0−RU側のパルス信号は遅くなる。
【0031】また、駆動ローラ120−Rが回転してい
ても紙がジャムして止まった場合、従動ローラ120−
RUは紙に接しているため回転せず、従動ローラ回転速
度検出センサ408−Rからのパルス信号は停止する
(信号レベルが変動しなくなる)。
【0032】この様子を示したのが図6である。図6に
おいて、WF1はモータ駆動クロックもしくは駆動ロー
ラ回転速度検出センサ411−Rからのパルス信号であ
る。(ここでモータ駆動クロックと駆動ローラ回転速度
検知センサ411−Rからのパルス信号は同じ周波数で
はないが完全に同期しているので原理的にWF1はどち
らの信号でもかまわない) WF2は正常動作時の従動ローラ回転速度検出センサ4
08−Rからのパルス信号である。従動ローラ回転速度
検出センサ408−Rからのパルス信号の区間をモータ
駆動クロックもしくは駆動ローラ回転速度検出センサ4
11−Rからのパルス信号でカウントする。ここでは従
動ローラ回転速度検出用スリット円盤がハイ,ロー同じ
デューティを出力するように記載したがデューティは何
でもかまわない。本実施例での正常動作では各区間のカ
ウント値は3である。t2区間でモータ駆動クロックも
しくは駆動ローラ回転速度検出センサ411−Rからの
パルス信号が遅くなったのにともない従動ローラ回転速
度検出センサ408−Rからのパルス信号も遅くなり、
カウント値は変らない。t3期間でモータ駆動クロック
もしくは駆動ローラ回転速度検出センサ411−Rから
のパルス信号が停止すると、カウント値は零となる。
【0033】WF3は異常動作時の従動ローラ回転速度
検出センサ408−Rからのパルス信号である。駆動ロ
ーラの摩耗によって従動ローラの回転速度が下がりカウ
ント値が大きくなる。またA時点以降ではモータ駆動ク
ロックもしくは駆動ローラ回転速度検出センサ411−
Rからのパルス信号がでているにも関わらず、従動ロー
ラ回転速度検出センサ408−Rからのパルス信号は停
止している。これはジャムなどによって従動ローラ12
0−RUの回転が止まったことを意味する。CPU40
1はここである定められたカウント値(ここでは6とし
ている)を超えたらジャムと判断しモータクロックを停
止させる。
【0034】これを図7のフローチャートを用いて説明
する。このフローチャートによる処理はCPU401で
行われる。S1で駆動モータの回転モニタシーケンスが
始まる。
【0035】最初にモータ駆動クロック周期tcycl
eをX、従動ローラ回転速度検出センサ408−Rをt
cycleでカウントしたときの値iの正常値inom
をY、また補正変数をa,b,c、カウント値iの最大
許容値imaxをZとして設定する。K(i)は従動ロ
ーラ回転速度検出センサ408−Rの出力の状態(ハイ
かローか)を示す。S3,S4,S5はモータ駆動クロ
ック発生を確認するためのルーチンである。
【0036】S6,S7,S8は従動ローラ回転速度検
出センサ408−Rの状態が一つ前の状態と変っている
かいないかを判断しているルーチンである。変っている
場合はS9,S10に進み、変っていない場合はS6へ
戻る。
【0037】S9,S10はそのカウント値iが予め定
められた範囲Y−a〜Y+aに入っているかいないかを
判断する部分である。S9で設定範囲に達していなけれ
ば従動ローラが何らかの影響で速く回っていることにな
り、S10で設定範囲を超えていれば遅く回っているこ
とになる。速く回っている際はS12に進みモータ駆動
クロック周期を遅らせるよう制御しS3へ戻る。また遅
く回っている場合は止まっているかどうかを判断するた
めS11に進む。S11でもしカウント値iが設定した
最大値Zを超えていたらジャムと判断してS14に進
み、シーケンスを終了させる。従ってモータ駆動のクロ
ックも停止する。また最大値Z以下であればS13へ進
み駆動モータを速く回すためにクロック周期を縮め、S
3へ戻る。このようにして、従動ローラの回転速度が一
定範囲内におさまるように、すなわちシート部材の搬送
速度が一定範囲内におさまるように制御でき、ジャム発
生の際は時間的遅れなく検出することができる。
【0038】更に、単位時間当りのS9,YES、S1
0,YESの回数をカウントし、カウント数が異常に大
きい場合、ローラの摩耗,滑り等の異常として記録或は
表示し、保守の便を計るようにすることもできる。
【0039】(実施例2)つぎに図8から図10を用い
て実施例2を説明する。
【0040】本実施例は実施例1と同様の機能をソフト
ウエアを用いずにハードウエア回路で実現した例であ
る。
【0041】図8は実施例2の要部の構成を示すブロッ
ク図で、801はモータ駆動クロック発生回路、802
はモータ回転モニタ回路、803はモータドライバ回路
である。
【0042】またME1,M1,D1,R1,RE1は
実施例1で説明したのと同様駆動回転速度検出センサ,
駆動モータ,駆動ローラ,従動ローラ,従動ローラ回転
速度検出センサである。
【0043】図9はモータ駆動クロック発生回路の詳細
図である。8011は基準発振源、8012はカウン
タ、8013〜8015はDA変換器、8016は加算
器として動作するオペアンプ、8017は電圧−周波数
変換器(VFC)、8018はセレクタである。
【0044】この回路において駆動モータの駆動クロッ
クはVFC8017の出力であり、VFC8017に入
力される電圧によってその周波数が決まる。
【0045】8014はモータ回転モニタからのデータ
を受け取ってモータの回転速度を制御するための値を決
める部分である。8015は図示しないが斜行補正デー
タを受け取ってモータの回転速度を制御する部分であ
る。8018はジャムや、異常時にモータを強制的に停
止させるためのセレクタである。セレクタ8018は一
旦停止側に切り換った場合、リセットしない限りその状
態が維持されるものとする。
【0046】つぎに図10について説明する。
【0047】図10は、モータ駆動クロックを基準にし
て、従動ローラ回転速度検出センサRE1からの出力を
カウントし、従動ローラの回転速度を監視している回路
を示す図である。ここでカウンタ8021,8022は
それぞれ従動ローラ回転速度検出センサRE1からの出
力のハイ部分,ロー部分をカウントする。またカウンタ
8023は駆動モータ回転速度検出センサME1からの
出力をカウントする。8024〜8029および803
0,8031はコンパレータで予め設定値Q1〜Q8が
Q入力側に設定されているものとする。
【0048】8024,8027、8025,8028
のコンパレータは従動ローラ回転速度検出センサRE1
からの出力をクロックでカウントした際ある範囲以内に
入っているかどうかを比較している部分である。ここで
もし、カウンタ8021,8022のカウント値がある
範囲(Q1からQ4,Q2からQ5、ただしQ1<Q
4,Q2<Q5)より大きい場合もしくは小さい場合は
オアゲート8034,8035の出力がハイとなり、そ
のカウンタ値をラッチ8032,8033から出力し、
前述のモータ駆動クロック発生部801に送る。
【0049】これにより、図7における、S9,YES
→S12、S10,YES→S13と同様の動作を行う
ことができ、実施例1と同様に、シート部材の搬送速度
が一定範囲内におさまるように制御される。
【0050】コンパレータ8030,8031は従動ロ
ーラR1停止を検知する部分で、コンパレータに定めら
れた設定値Q7,Q8よりカウント値が大きくなった場
合、従動ローラ回転停止すなわちジャム発生と判断して
モータ駆動クロックを停止させに行く。この場合、駆動
モータM1の正常回転が前提であり、そのためノアゲー
ト8036の出力を、コンパレータ8030,8031
の出力と共に3入力アンドゲート8037に入力し照合
している。すなわちカウンタ8023のカウント数がQ
3からQ6(ただしQ3<Q6)の範囲以内にあり駆動
モータM1が正常回転している場合は、ノアゲート80
34の出力はハイで、コンパレータ8030,8031
のハイ出力は3入力アンドゲート8037を介してセレ
クタ8018に供給され、セレクタ8018はB側に切
り換えられモータ駆動クロックは停止する。なお、従動
回転速度検出の構成によっては、ジャム発生の際カウン
タ8030,8031の出力は共にハイにならないこと
も考えられる。この場合は、カウンタ8030の出力と
ノアゲート8036の出力を第1の2入力アンドゲート
に入力し、カウンタ8031の出力とノアゲート803
6の出力を第2の2入力アンドゲートに入力し、第1の
アンドゲートと第2のアンドゲートの出力を2入力オア
ゲートを介してセレクタ8018に出力するように構成
すればよい。以上説明したように、本実施例によれば、
実施例1と同様の動作を、コントローラ部CONTのC
PUに負担をかけることなく、迅速に行うことができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート部材を所定の状態で搬送することができる。詳し
くは、請求項1,2,4,5,6,9記載の発明によ
り、シート部材を所定の速度で搬送することができ、請
求項2,4,5,7記載の発明により、搬送中のシート
部材を停止させることなくその斜行を補正することがで
き、請求項3,4,5,8記載の発明により、ジャムを
時間遅れなく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の全体構成を示す横断面図
【図2】 流し読み部の拡大図
【図3】 コントローラ部の回路ブロック図
【図4】 斜行補正の説明図
【図5】 従動ローラの回転速度検出のための構成を示
す斜視図
【図6】 実施例1の動作を示すタイミングチャート
【図7】 実施例1の動作を示すフローチャート
【図8】 実施例2の要部の構成を示す回路ブロック図
【図9】 モータ駆動クロック発生回路のブロック図
【図10】 従動ローラの回転速度を監視する回路のブ
ロック図
【符号の説明】
120−R 駆動ローラ 120−RU 従動ローラ 401 CPU 401−R 駆動モータ 408−R 従動ローラ回転速度検出センサ 411−R 駆動ローラ回転速度検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 518 G03G 15/00 518 H04N 1/00 108 H04N 1/00 108J

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルスの周波数に応じた回転速度で回転
    する駆動源と、この駆動源で駆動される駆動ローラと、
    この駆動ローラの回転速度を検出する駆動回転速度検出
    手段と、前記駆動ローラにシート部材を介して加圧当接
    される従動ローラと、この従動ローラの回転速度を検出
    する従動回転速度検出手段と、前記パルスまたは前記駆
    動回転速度検出手段の検出信号で前記従動回転速度検出
    手段の検出信号をカウントするカウント手段と、このカ
    ウント手段のカウント値に応じて前記パルスの周波数を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 駆動源,駆動ローラ,駆動回転速度検出
    手段,従動ローラ,従動回転速度検出手段は、シート部
    材の進行方向からみて一方の側を駆動する組と他方の側
    を駆動する組とに分けられており、それぞれの組の駆動
    源を異なる回転速度で駆動し前記シート部材の斜行を補
    正する斜行補正手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 パルスの周波数に応じた回転数で回転す
    る駆動源と、この駆動源で駆動される駆動ローラと、こ
    の駆動ローラの回転速度を検出する駆動回転速度検出手
    段と、前記駆動ローラにシート部材を介して加圧当接さ
    れる従動ローラと、この従動ローラの回転速度を検出す
    る従動回転速度検出手段と、前記パルスまたは前記駆動
    回転速度検出手段の検出信号で前記従動回転速度検出信
    号をカウントするカウント手段と、このカウント手段の
    カウント値の異常増加によりジャムを検知するジャム検
    知手段とを備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 カウント手段がソフトウエアで構成され
    ていることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3
    のいずれかに記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 カウント手段がハードウエアで構成され
    ていることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3
    のいずれかに記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 駆動ローラと従動ローラとでシート部材
    を挾んで搬送するシート搬送方法であって、前記駆動ロ
    ーラと従動ローラの回転速度の違いに応じて駆動ローラ
    の回転速度を制御することを特徴とするシート搬送方
    法。
  7. 【請求項7】 シート部材の進行方向からみて一方の側
    を駆動する第1の駆動ローラと他方の側を駆動する第2
    の駆動ローラとにより前記シート部材を搬送するシート
    搬送方法であって、前記第1の駆動ローラと第2の駆動
    ローラとを異なる回転速度で駆動して前記シート部材の
    斜行を補正することを特徴とするシート搬送方法。
  8. 【請求項8】 駆動ローラと従動ローラとでシート部材
    を挾んで搬送するシート搬送方法であって、前記駆動ロ
    ーラの駆動中における前記従動ローラの回転停止により
    ジャムを検知することを特徴とするシート搬送方法。
  9. 【請求項9】 駆動ローラと従動ローラとでシート部材
    を挾んで搬送するシート搬送方法であって、前記従動ロ
    ーラの回転速度に応じて前記駆動ローラの回転速度を制
    御することを特徴とするシート搬送方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003312893A (ja) * 2002-04-18 2003-11-06 Brother Ind Ltd 給紙装置
US7517077B2 (en) * 2003-09-02 2009-04-14 Seiko Epson Corporation Medium transporting device and recording apparatus incorporating with the same
JP2012121661A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Fuji Xerox Co Ltd シート測定装置および画像形成装置
JP2013184340A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Casio Computer Co Ltd サーマルプリンタ
JP2014227277A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 セイコーエプソン株式会社 搬送装置、印刷装置、及び搬送方法

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