JP3710204B2 - シート搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機,ファクシミリ,プリンタなどで用いられるシート部材を搬送するシート搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機,ファクシミリなどにおける、シート部材を搬送するシート搬送装置において、原稿搬送速度を一定にするために駆動源の回転速度検出手段および制御を行ってきた。またシート部材のジャムも、搬送路内に設けられたシート部材検知センサの検知信号を用いて行ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、搬送速度の変化は、シートの材質によるすべりなのか、駆動ローラの摩耗によるものなのかは判断できず、駆動源の駆動速度を変化させて搬送速度を一定に保つような制御は行っていなかった。
【0004】
また、搬送路内紙検知センサの紙検知信号をもとにシート部材のジャムを検知した場合には時間的遅れから、シート部材を駆動ローラが削ってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、シート部材を所定の状態で搬送することのできるシート搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、シート搬送装置を次の(1),(2)のとおりに構成する。
(1)駆動パルスの周波数に応じた回転速度で回転する駆動源と、
前記駆動源で駆動される駆動ローラと、
前記駆動ローラにシート部材を介して加圧当接される従動ローラと、
を有し、前記駆動源の回転速度を変更可能なシート搬送装置であって、
前記駆動ローラの回転速度を検出する駆動回転速度検出手段と、
前記従動ローラの回転速度を検出する従動回転速度検出手段と、
前記駆動パルスまたは前記駆動回転速度検出手段の検出信号で前記従動回転速度検出手段からのパルスの区間をカウントするカウント手段と、
前記カウント手段のカウント値と所定の設定範囲との比較結果に応じて前記駆動パルスの周波数を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート搬送装置。
(2)駆動パルスの周波数に応じた回転数で回転する駆動源と、
前記駆動源で駆動される駆動ローラと、
前記駆動ローラにシート部材を介して加圧当接される従動ローラと、
を有し、前記駆動源の回転速度を変更可能なシート搬送装置であって、
前記駆動ローラの回転速度を検出する駆動回転速度検出手段と、
前記従動ローラの回転速度を検出する従動回転速度検出手段と、
前記駆動パルスまたは前記駆動回転速度検出手段の検出信号で前記従動回転速度検出信号からのパルスの区間をカウントするカウント手段と、
このカウント手段のカウント値が所定値よりも大きい場合前記シート部材のジャムが生じたと判断するジャム検知手段とを備えたことを特徴とするシート搬送装置。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を“流し読みスキャナ”の実施例により詳しく説明する。なお実施例では、シート部材の進行方向からみて両側に互に独立に動作する2組の駆動ローラ,従動ローラを配置してシート部材を駆動しているが、斜行補正を要しない場合は、1組の駆動ローラ,従動ローラを配置する形で実施することもできる。また、実施例は原稿用紙を搬送するものであるが、本発明はこれに限らず適宜のシート状部材を搬送する形で実施することができる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)
図1は実施例1である“流し読みスキャナ”の全体構成を示す横断面図である。
【0018】
図1において、101は原稿給送装置、102はスキャナ本体、103は原稿積載トレイ、104は原稿積載トレイ103のリフタ駆動モータ、105は給紙ローラ、106は分離ローラ、107は引き抜きローラ、108,109,110,111,112は縦パス搬送ローラ、116は反転パス、118,119は反転パス搬送ローラ、115は排紙口、120は表面読取り時の斜行補正ローラ、121は裏面読取り時の斜行補正ローラ、117は片面排紙パス、122,123,124,125,126は搬送ローラ圧解除ソレノイド、127は原稿照明ランプ、128はレンズ、129は画像読取り用CCD(リニアイメージセンサ)である。CCD129は図示しないが受光部分に対し、転送部分が両側に配置される構成をとっており副走査方向に対して双方向読取りが可能なセンサである。CONTは本実施例の流し読み画像読取り部の紙搬送制御を司るコントローラ部である。
【0019】
図2は流し読み読取り部の拡大図である。図2において、斜行補正ローラ120と121の間133の位置が流し読み画像読取り位置である。403LD,404LDは発光素子で、これらから発光素子から発光された光はそれぞれ403PD,404PDの受光素子で受光される。403LD,403PDおよび404LD,404PDは、それぞれ図4のように本体前側からみて奥に対をなして配置されている(手前に配置の発光素子には“R”を付してある)。斜行補正の様子の詳細は後で図4にて説明する。
【0020】
素子403LD,403PDおよびローラ120は原稿表面読取り時の斜行補正および流し読みを行うためのものである。同様に404LD,404PDおよびローラ121は裏面読取り時の斜行補正および流し読みを行うためのものである。
【0021】
図3はコントローラ部CONT内の回路ブロック図である。図3において、401は制御の中心となるプロセッサ(以下CPUと記す)であり、ROM406とRAM407とにアドレスバス,データバスで接続されている。またポートには斜行検知センサの受光,発光素子403PD−L,403LD−L,……404LD−Rが接続されている。言うまでもなく図1で示した各種センサ、およびソレノイドの信号もCPU401のポートに接続されているが図3では図示しない。
【0022】
405a〜405dはモータ駆動回路であり、原稿表面読取り用奥配置(以下“表面奥”と略称する。他の配置も同様に略称する。)、表面手前、裏面奥、裏面手前の駆動モータ401−L〜402Rを駆動する。CPU401から各駆動回路405a〜405dにはクロックが送られ、このクロックの周波数に応じた回転速度でモータが回転する。401−L,401−R、402−L,402−Rはそれぞれ流し読み画像読取り部で画像を流し読みするための駆動モータであり、各々の駆動軸には対応して回転速度を検出するセンサ411−L,411−R,412−L,412−Rが配置されている。また408−L,408−R,409−L,409−Rは駆動ローラに当接する従動ローラに取り付けられた回転速度検出センサである。物理的な配置および構成は後で図5により詳細に説明する。
【0023】
つぎに図4において、斜行補正の様子を説明する。図4は斜行補正ローラ120近傍を上から見た図である。
【0024】
表面の斜行補正ローラ120は図4に示すように本体の奥,手前に1個ずつ配置されており、各々の駆動源である駆動モータ401−L,401−Rの回転速度を変えることにより斜行補正を行う。斜行量は、センサ403−L,403−Rでの原稿420の前縁421検知の時間差により検出する。図4(a)の状態で駆動モータ401−L,401−Rは同じ速度で回転している。
【0025】
この時センサ403−L,403−Rでの時間差は前述のCPU401内部のカウンタで計時しておりその時間に合わせて、例えば図4(b)のように駆動モータ401−Rの回転速度を遅くし、401−Lの回転速度を速くする。こうして斜行補正が行われる(図4(c))。
【0026】
図4(b)で駆動モータ401−L,401−Rの回転速度を変える際、その回転速度は斜行量に合わせてCPU401が演算して決定し、前述の流し読み画像読取り位置133に原稿420が到達する前に、斜行補正を完了させる。
【0027】
図4において、411−L,411−Rはそれぞれ駆動モータ401−L,401−Rの回転速度を検出するためのセンサであるフォトインタラプタである。また412−L,412−Rは駆動モータの回転速度を一定に保つためのマグネットダンパで、フライホイールとして使う。このマグネットダンパは磁力と摩擦で駆動モータ軸と接続されており、急激な加減速時は摩擦がはずれ軸に影響しないように構成されており、定速回転時のリプルを吸収する。502−L,502−Rは駆動モータの回転速度を検出するためのスリット円盤である。
【0028】
ここでは表面読取り時の斜行補正について説明したが、裏面読取りも同様に斜行量センサ404−L,404−Rの時間差から、駆動モータ402−L,402−Rで斜行補正制御を行う。その他マグネットダンパや回転速度検出のスリット円盤,フォトインタラプタも同様であり説明を省略する。
【0029】
つぎに図5について説明する。図5は流し読み原稿搬送部の駆動部、表面手前の部分の斜視図である。表面奥,裏面手前,裏面奥も同様の構成である。120−RUは駆動ローラ120Rに加圧当接する従動ローラである。駆動モータ401−R,駆動ローラ回転速度検出センサ411−Rおよび従動ローラ回転速度検出センサ408−Rはコントローラ部CONTに接続されている。シート部材は駆動ローラ120−Rと従動ローラ120−RUに挾まれて搬送される。
【0030】
駆動モータ401−Rに与えられるクロックと駆動ローラ回転速度検出センサ411−R,従動ローラ回転速度検出センサ408−Rは通常同期している。すなわち駆動クロックが速くなれば駆動ローラ回転速度検出センサ411−Rからのパルス信号も速くなり、当接する従動ローラ120−RUの回転も速くなる。したがって従動ローラ回転速度検出センサ408−Rからのパルス信号も速くなる。しかし駆動ローラ120−Rが摩耗して、外形が小さくなると当接する従動ローラ120−RUの回転速度は低下し、従動ローラ120−RU側のパルス信号は遅くなる。
【0031】
また、駆動ローラ120−Rが回転していても紙がジャムして止まった場合、従動ローラ120−RUは紙に接しているため回転せず、従動ローラ回転速度検出センサ408−Rからのパルス信号は停止する(信号レベルが変動しなくなる)。
【0032】
この様子を示したのが図6である。図6において、WF1はモータ駆動クロックもしくは駆動ローラ回転速度検出センサ411−Rからのパルス信号である。(ここでモータ駆動クロックと駆動ローラ回転速度検知センサ411−Rからのパルス信号は同じ周波数ではないが完全に同期しているので原理的にWF1はどちらの信号でもかまわない)
WF2は正常動作時の従動ローラ回転速度検出センサ408−Rからのパルス信号である。従動ローラ回転速度検出センサ408−Rからのパルス信号の区間をモータ駆動クロックもしくは駆動ローラ回転速度検出センサ411−Rからのパルス信号でカウントする。ここでは従動ローラ回転速度検出用スリット円盤がハイ,ロー同じデューティを出力するように記載したがデューティは何でもかまわない。本実施例での正常動作では各区間のカウント値は3である。t2区間でモータ駆動クロックもしくは駆動ローラ回転速度検出センサ411−Rからのパルス信号が遅くなったのにともない従動ローラ回転速度検出センサ408−Rからのパルス信号も遅くなり、カウント値は変らない。t3期間でモータ駆動クロックもしくは駆動ローラ回転速度検出センサ411−Rからのパルス信号が停止すると、カウント値は零となる。
【0033】
WF3は異常動作時の従動ローラ回転速度検出センサ408−Rからのパルス信号である。駆動ローラの摩耗によって従動ローラの回転速度が下がりカウント値が大きくなる。またA時点以降ではモータ駆動クロックもしくは駆動ローラ回転速度検出センサ411−Rからのパルス信号がでているにも関わらず、従動ローラ回転速度検出センサ408−Rからのパルス信号は停止している。これはジャムなどによって従動ローラ120−RUの回転が止まったことを意味する。CPU401はここである定められたカウント値(ここでは6としている)を超えたらジャムと判断しモータクロックを停止させる。
【0034】
これを図7のフローチャートを用いて説明する。このフローチャートによる処理はCPU401で行われる。S1で駆動モータの回転モニタシーケンスが始まる。
【0035】
最初にモータ駆動クロック周期tcycleをX、従動ローラ回転速度検出センサ408−Rをtcycleでカウントしたときの値iの正常値inomをY、また補正変数をa,b,c、カウント値iの最大許容値imaxをZとして設定する。K(i)は従動ローラ回転速度検出センサ408−Rの出力の状態(ハイかローか)を示す。S3,S4,S5はモータ駆動クロック発生を確認するためのルーチンである。
【0036】
S6,S7,S8は従動ローラ回転速度検出センサ408−Rの状態が一つ前の状態と変っているかいないかを判断しているルーチンである。変っている場合はS9,S10に進み、変っていない場合はS6へ戻る。
【0037】
S9,S10はそのカウント値iが予め定められた範囲Y−a〜Y+aに入っているかいないかを判断する部分である。S9で設定範囲に達していなければ従動ローラが何らかの影響で速く回っていることになり、S10で設定範囲を超えていれば遅く回っていることになる。速く回っている際はS12に進みモータ駆動クロック周期を遅らせるよう制御しS3へ戻る。また遅く回っている場合は止まっているかどうかを判断するためS11に進む。S11でもしカウント値iが設定した最大値Zを超えていたらジャムと判断してS14に進み、シーケンスを終了させる。従ってモータ駆動のクロックも停止する。また最大値Z以下であればS13へ進み駆動モータを速く回すためにクロック周期を縮め、S3へ戻る。このようにして、従動ローラの回転速度が一定範囲内におさまるように、すなわちシート部材の搬送速度が一定範囲内におさまるように制御でき、ジャム発生の際は時間的遅れなく検出することができる。
【0038】
更に、単位時間当りのS9,YES、S10,YESの回数をカウントし、カウント数が異常に大きい場合、ローラの摩耗,滑り等の異常として記録或は表示し、保守の便を計るようにすることもできる。
【0039】
(実施例2)
つぎに図8から図10を用いて実施例2を説明する。
【0040】
本実施例は実施例1と同様の機能をソフトウエアを用いずにハードウエア回路で実現した例である。
【0041】
図8は実施例2の要部の構成を示すブロック図で、801はモータ駆動クロック発生回路、802はモータ回転モニタ回路、803はモータドライバ回路である。
【0042】
またME1,M1,D1,R1,RE1は実施例1で説明したのと同様駆動回転速度検出センサ,駆動モータ,駆動ローラ,従動ローラ,従動ローラ回転速度検出センサである。
【0043】
図9はモータ駆動クロック発生回路の詳細図である。8011は基準発振源、8012はカウンタ、8013〜8015はDA変換器、8016は加算器として動作するオペアンプ、8017は電圧−周波数変換器(VFC)、8018はセレクタである。
【0044】
この回路において駆動モータの駆動クロックはVFC8017の出力であり、VFC8017に入力される電圧によってその周波数が決まる。
【0045】
8014はモータ回転モニタからのデータを受け取ってモータの回転速度を制御するための値を決める部分である。8015は図示しないが斜行補正データを受け取ってモータの回転速度を制御する部分である。8018はジャムや、異常時にモータを強制的に停止させるためのセレクタである。セレクタ8018は一旦停止側に切り換った場合、リセットしない限りその状態が維持されるものとする。
【0046】
つぎに図10について説明する。
【0047】
図10は、モータ駆動クロックを基準にして、従動ローラ回転速度検出センサRE1からの出力をカウントし、従動ローラの回転速度を監視している回路を示す図である。ここでカウンタ8021,8022はそれぞれ従動ローラ回転速度検出センサRE1からの出力のハイ部分,ロー部分をカウントする。またカウンタ8023は駆動モータ回転速度検出センサME1からの出力をカウントする。8024〜8029および8030,8031はコンパレータで予め設定値Q1〜Q8がQ入力側に設定されているものとする。
【0048】
8024,8027、8025,8028のコンパレータは従動ローラ回転速度検出センサRE1からの出力をクロックでカウントした際ある範囲以内に入っているかどうかを比較している部分である。ここでもし、カウンタ8021,8022のカウント値がある範囲(Q1からQ4,Q2からQ5、ただしQ1<Q4,Q2<Q5)より大きい場合もしくは小さい場合はオアゲート8034,8035の出力がハイとなり、そのカウンタ値をラッチ8032,8033から出力し、前述のモータ駆動クロック発生部801に送る。
【0049】
これにより、図7における、S9,YES→S12、S10,YES→S13と同様の動作を行うことができ、実施例1と同様に、シート部材の搬送速度が一定範囲内におさまるように制御される。
【0050】
コンパレータ8030,8031は従動ローラR1停止を検知する部分で、コンパレータに定められた設定値Q7,Q8よりカウント値が大きくなった場合、従動ローラ回転停止すなわちジャム発生と判断してモータ駆動クロックを停止させに行く。この場合、駆動モータM1の正常回転が前提であり、そのためノアゲート8036の出力を、コンパレータ8030,8031の出力と共に3入力アンドゲート8037に入力し照合している。すなわちカウンタ8023のカウント数がQ3からQ6(ただしQ3<Q6)の範囲以内にあり駆動モータM1が正常回転している場合は、ノアゲート8034の出力はハイで、コンパレータ8030,8031のハイ出力は3入力アンドゲート8037を介してセレクタ8018に供給され、セレクタ8018はB側に切り換えられモータ駆動クロックは停止する。なお、従動回転速度検出の構成によっては、ジャム発生の際カウンタ8030,8031の出力は共にハイにならないことも考えられる。この場合は、カウンタ8030の出力とノアゲート8036の出力を第1の2入力アンドゲートに入力し、カウンタ8031の出力とノアゲート8036の出力を第2の2入力アンドゲートに入力し、第1のアンドゲートと第2のアンドゲートの出力を2入力オアゲートを介してセレクタ8018に出力するように構成すればよい。以上説明したように、本実施例によれば、実施例1と同様の動作を、コントローラ部CONTのCPUに負担をかけることなく、迅速に行うことができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シート部材を所定の状態で搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の全体構成を示す横断面図
【図2】 流し読み部の拡大図
【図3】 コントローラ部の回路ブロック図
【図4】 斜行補正の説明図
【図5】 従動ローラの回転速度検出のための構成を示す斜視図
【図6】 実施例1の動作を示すタイミングチャート
【図7】 実施例1の動作を示すフローチャート
【図8】 実施例2の要部の構成を示す回路ブロック図
【図9】 モータ駆動クロック発生回路のブロック図
【図10】 従動ローラの回転速度を監視する回路のブロック図
【符号の説明】
120−R 駆動ローラ
120−RU 従動ローラ
401 CPU
401−R 駆動モータ
408−R 従動ローラ回転速度検出センサ
411−R 駆動ローラ回転速度検出センサ
Claims (6)
- 駆動パルスの周波数に応じた回転速度で回転する駆動源と、
前記駆動源で駆動される駆動ローラと、
前記駆動ローラにシート部材を介して加圧当接される従動ローラと、
を有し、前記駆動源の回転速度を変更可能なシート搬送装置であって、
前記駆動ローラの回転速度を検出する駆動回転速度検出手段と、
前記従動ローラの回転速度を検出する従動回転速度検出手段と、
前記駆動パルスまたは前記駆動回転速度検出手段の検出信号で前記従動回転速度検出手段からのパルスの区間をカウントするカウント手段と、
前記カウント手段のカウント値と所定の設定範囲との比較結果に応じて前記駆動パルスの周波数を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート搬送装置。 - 駆動源,駆動ローラ,駆動回転速度検出手段,従動ローラ,従動回転速度検出手段は、シート部材の進行方向からみて一方の側を駆動する組と他方の側を駆動する組とに分けられており、それぞれの組の駆動源を異なる回転速度で駆動し前記シート部材の斜行を補正する斜行補正手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
- 駆動パルスの周波数に応じた回転数で回転する駆動源と、
前記駆動源で駆動される駆動ローラと、
前記駆動ローラにシート部材を介して加圧当接される従動ローラと、
を有し、前記駆動源の回転速度を変更可能なシート搬送装置であって、
前記駆動ローラの回転速度を検出する駆動回転速度検出手段と、
前記従動ローラの回転速度を検出する従動回転速度検出手段と、
前記駆動パルスまたは前記駆動回転速度検出手段の検出信号で前記従動回転速度検出信号からのパルスの区間をカウントするカウント手段と、
このカウント手段のカウント値が所定値よりも大きい場合前記シート部材のジャムが生じたと判断するジャム検知手段とを備えたことを特徴とするシート搬送装置。 - カウント手段がソフトウエアで構成されていることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3のいずれかに記載のシート搬送装置。
- カウント手段がハードウエアで構成されていることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3のいずれかに記載のシート搬送装置。
- 前記制御手段は、前記カウント手段のカウント値が設定範囲に達していない場合は、前記駆動パルスの周期を遅らせ、前記カウント値が前記設定範囲を超えている場合は前記駆動パルスの周期を縮めることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
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