JP2020133631A - 真空システム及びこのような真空システムを製造するための方法 - Google Patents

真空システム及びこのような真空システムを製造するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロータハウジング内に配置されたポンプロータを備える真空ポンプ、真空システム装置の製造及び取付を簡素化する方法を提供する。【解決手段】ロータハウジング内に配置されたポンプロータを備える真空ポンプ、特にターボ分子ポンプ及び/又はスプリットフロー真空ポンプと、チャンバハウジングによって包囲された真空チャンバを有する真空システム、特に質量分析システムであって、ロータハウジングとチャンバハウジングが、ハウジング体によって一部材として構成され、ハウジング体が、押出成形部品である。【選択図】図1

Description

本発明は、ロータハウジング内に配置されたポンプロータを備える真空ポンプ、特にターボ分子ポンプ及び/又はスプリットフロー真空ポンプと、チャンバハウジングによって包囲された真空チャンバを有する真空システム、特に質量分析システムに関する。
本発明は、更に、真空システム、特に質量分析システムを製造するための方法であって、真空システムが、ロータハウジング内に配置されたポンプロータを備える真空ポンプ、特にターボ分子ポンプ及び/又はスプリットフロー真空ポンプと、チャンバハウジングによって包囲された真空チャンバを有するものに関する。
マルチチャンバ真空システムの現在の設計において、どのようにスプリットフローポンプが1つ又は複数の真空チャンバと最善に接続され得るかの問題が生じる。ここで、取付けスペース、部品の数、製造コスト、検査費用、寸法及び重量、特に搬送を顧慮して後者は、最適化の過程での重要な決定因子である。基本的に、押出成形部品として形成されかつ真空チャンバのチャンバハウジングを接続するための少なくとも1つの結合フランジを備えるロータハウジングをスプリットフローポンプに装備することが知られている。この場合、ボックスタイプポンプも話題にされる。たいていの設備は、簡単に構成されている。例えば、ボックスタイプとしてのポンプは、マルチチャンバハウジングにネジ固定される。その場合、多数の結合面がシールされるべきである。
本発明の課題は、冒頭で述べた形式の真空システムの製造及び/又は取付けを簡素化すること、及び/又は、それと結びついたコストを低減することである。
この課題は、請求項1に記載の真空システムによって、特に、ロータハウジングとチャンバハウジングが、ハウジング体によって一部材として構成され、ハウジング体が、押出成形部品であることによって解決される。
本発明によるハウジング体は、特に簡単かつ安価に製造することができ、ロータハウジング及びチャンバハウジングは、別々に製造する必要も、費用をかけて結合及びシールする必要もない。これにより、取付け費用が低減されるだけではない。また、ロータハウジングとチャンバハウジングに対して、従来技術でのように別々のリークテストを実施する必要もない。
加えて、ロータハウジングとチャンバハウジングの間に薄い壁厚を実現することができ、これに対して、周知のフランジ継手は、両ハウジング間に大きい取付けスペースを取る。換言すると、本発明により、ポンプロータと真空チャンバもしくはその中に配置された機能要素は、互いに近くに配置することができる。一般に、結合領域には薄い壁厚が可能であり、これは、必要な取付けスペースを更に縮小する。特に、チャンバの大きさは、十分にポンプロータの大きさ及び/又はフランジ継手の大きさに依存しない。従って、チャンバは、例えば特に小さくかつポンプロータの近くに形成することができるので、真空引きすべき容積及び真空引きをするために必要な排気時間は、相応に小さい。しかしながら、基本的に、チャンバハウジングは、ロータハウジングよりも大きく及び/又は広幅に形成することもできる。基本的に、チャンバが少なくとも領域的にポンプロータの周囲に延在することも考えられる。
特に、本発明は、また、高いプロセス信頼性と、特に少ない材料クズを、従って更にまたコストの利点を提供する。
後の時点で生じ得る個別の負荷のため、これにより課題を解決するために更に、ロータハウジング内に配置されたポンプロータを備える真空ポンプ、特にターボ分子ポンプ及び/又はスプリットフロー真空ポンプと、チャンバハウジングによって包囲された真空チャンバを有する真空システム、特に質量分析システムであって、ロータハウジングとチャンバハウジングが、ハウジング体によって一部材として構成され、ハウジング体が、成型部品、シリンダ体及び/又は押出成形部品として形成されているものが開示される。ここで、“シリンダ”との用語は、円筒に限定されない。特に、成形部品は成形軸を備え、シリンダ体はシリンダ軸を備え、及び/又は、押出成形部品はポンプロータに対して平行に延在するストランド軸を備える。
特に、ハウジング体は、2重押出成形プロファイルとして形成することができる、及び/又は、一方がロータハウジングを構成し、他方がチャンバハウジングを構成する少なくとも2つの部分ストランドを備えることができる。基本的に、2つより多くの部分ストランドを設けることも考えられる。従って、例えば少なくとも2つのチャンバをポンプロータの周りに位置をずらして配置することもできる。
その点で、ここでは、半径方向、軸方向又は横方向に関して、これら用語は、ポンプロータ及び/又はハウジング体のストランド軸又は成形体軸に関係し、ポンプロータ及びストランド軸もしくは成形体軸は、特に互いに平行に整向されている。
特に、ハウジング体内には、ポンプロータと真空チャンバの間に開口が形成されている。この開口を経て、真空チャンバは、排気することができる。この開口は、ポートと呼ぶこともできる。何故なら、この開口は、真空チャンバとポンプロータの間の接続部を形成するからである。従って、このポートは、ハウジング体に統合されている。
ハウジング体は、特に、平行に整向された少なくとも2つのシリンダ状の空所を備えることができ、好ましくは、ポンプロータが、第1の空所内に配置され、真空チャンバが、第2の空所内に構成されている。空所は、特にハウジング体の平行に整向された部分ストランド及び/又は部分成形体の形態で形成することができる。ハウジング体は、例えば第3のシリンダ状の空所を有することができ、特に、第3のシリンダ状の空所内に、別のポンプロータ及び/又は別の真空チャンバが設けられている。基本的に、例えば2つのポンプロータを別個のシリンダ状の空所内に、特に第1と第3のシリンダ状の空所内に設けることができ、これら空所により、共に少なくとも1つの真空チャンバ、特に第2のシリンダ状の空所内の真空チャンバを真空引きすることができる。従って、真空チャンバのために、特に高い吸気能力を提供することができる。基本的に、ポンプロータは、別個のシリンダ状の空所内に設けられた2つの真空チャンバを真空引きすることもできる。基本的に、ハウジング体は、平行に整向された3つより多くのシリンダ状の空所を有することもできる。
1つの実施形態の場合、ポンプロータが、ロータハウジング内に嵌入されて配置されている。これは、システムの特に簡単な取付けを可能にする。従って、更に、真空チャンバ及びその中に存在する機能要素に影響を与えることなく、ポンプを整備することができる。特に、ロータは、ロータハウジングに直接的に嵌入されている。即ち、特に、ポンプロータとロータハウジングの間に中間スリーブが設けられていない。しかしながら、ターボ分子ポンプの場合、例えばステータディスク及び場合によってはステータディスク用のスペーサも共に嵌入することができる。即ち、特に、ポンプロータは、せいぜいステータディスク及び場合によってはスペーサスリーブによってロータハウジングの内壁から分離されている。しかしながら選択的に、基本的には、ロータ及び場合によってはステータディスク用の付加的なスリーブを設けることもできる。基本的に、軸受要素を、特にそのために設けられたサポート、特にいわゆるスター状部材と共にロータハウジングに嵌入することができる。
別の実施形態の場合、ポンプが、ポンプベース要素を備え、このポンプベース要素が、特に少なくとも1つの固定要素によって、ハウジング体に固定されている。例えば、ポンプベース要素は、ハウジング体とネジ固定することができる。別の例の場合、ポンプベース要素は、ハウジング体にねじ込まれるネジによってハウジング体に固定することができる。ポンプベース要素は、例えばポンプロータ用の駆動装置、制御装置及び/又は軸受装置を有することができる。
1つの発展形によれば、ハウジング体が、少なくとも1つの突起、特に固定突起を備え、この突起に、何らかの機能部品、特にポンプベース要素を固定することができる。これにより、機能部品もしくはポンプベース要素は、特に簡単かつ確実に固定することができる。特に、突起は、ロータハウジングに形成、特に成形及び/又はロータハウジングと一部材で形成することができる、例えば、突起は、ロータ軸に対して半径方向及び/又は横方向に突出するように形成することができる。好ましくは、突起は、実質的に一定の横断面で及び/又はロータハウジング、チャンバハウジング及び/又はハウジング体の軸方向全長に沿って延在する。突起は、例えば軸方向に延在する材料柱として形成することができる。
例えば、ポンプベース要素は、少なくとも1つの固定ネジによって突起にねじ込むことができる。好ましくは、ポンプベース要素は、例えば貫通孔を備える、ハウジング体の突起に対応する少なくとも1つの固定突起を備える。
例えば、真空チャンバ内に、機能要素が配置され、好ましくは、ハウジング体、特にチャンバハウジングは、機能要素用の取付け開口を備えることができる。これにより、機能要素は、特に簡単に真空チャンバに導入することができる。機能要素は、特に質量分析システムにおいて例えばイオン光学、四重極等であり得る。取付け開口は、特に横方向及び/又は半径方向に配置することができ、これは、機能要素の特に簡単な取付けを可能にする。基本的に、取付け開口は、軸方向開口として形成することもできる。特に、ハウジング体もしくは押出成形プロファイルの軸方向終端の開口、特に真空チャンバを規定するシリンダ状の空所の開口も、取付け開口として使用することができる。従来技術では、機能要素を開放したポートを経て真空チャンバに導入することがしばしば必要であり、その場合、ポートとは反対の側で機能要素の固定を行なう必要があり、しかしながら、この固定は、チャンバハウジングによって大いにブロックされていた。従って、取付けは、困難であるか、特別な取付けシステムを必要とした。これに対して、本実施形態の場合、機能要素は、例えば簡単にサポート、特に、取付け開口に装着され、特に取付け開口を架橋するカバーに固定することができる。サポート又はカバーへの機能要素の固定は、システム外で、特に人間工学的作業環境で行なうことができる。次いで、カバーは、取付け開口を覆うためだけに固定される。この場合、固定は、好ましくは外から操作可能なネジによって行なうことができるので、それは、取付け工によって簡単に実施可能である。一般に、ハウジング体は、取付け開口を囲む領域で加工され、封止を効果的に行ない得るために、特に低い粗さを備える。
別の実施例によれば、真空システムは、少なくとも1つの第2の真空チャンバを備えることができ、好ましくはこの第2の真空チャンバも、ハウジング体、特に第1の真空チャンバ及び/又はポンプロータと同じ部分ストランド内に構成されている。従って、簡単にマルチチャンバシステムを実現することができる。真空チャンバは、例えば軸方向に相前後して配置しかつポンプロータに対して平行に整向すること、及び/又は、押出成形部品の同じシリンダ状の空所によって構成すること、ができる。基本的に、1つ又は複数の真空チャンバを、ロータハウジングの軸方向の延長部内及び/又はポンプロータと同じシリンダ状の空所内に配置することもできる。
真空チャンバは、ポンプロータ関してこのポンプロータに対して半径方向及び/又は軸方向に隣接して配置することができる。特に、真空チャンバは半径方向に隣接して配置すること、及び、真空チャンバは軸方向に隣接して配置することもできる。これは、省スペース構造を可能にする。更に有利には、達成可能な取付けスペースに関して、ポンプロータに対して軸方向に隣接する真空チャンバは、少なくとも部分的に、ポンプロータも含むシリンダ状の空所によって構成することができる。即ち特に例えば真空チャンバは、ロータハウジングストランドの連続体の形態で形成することができる。しかしながら好ましくは、軸方向に隣接する真空チャンバは、付加的にチャンバハウジングのストランドもしくはシリンダ状の空所によって構成することができ、例えばロータハウジングの連続体とチャンバハウジングの間に貫通口を設けることができる。
例えば、ハウジング体の2つの部分ストランド及び/又はポンプロータ用のシリンダ状の空所及び真空チャンバ用のシリンダ状の空所は、共通の、特に一部材のカバーによって閉鎖されている。これにより、取付けは、更に単純化される。特に、チャンバハウジング及びロータハウジングは、共通の、特に一部材のカバーによって軸方向に閉鎖することができる。カバーは、例えばプレートとして、例えばポンプベース要素とは反対の側に形成することができる。しかしながら、カバーは、ポンプベース要素に配置及び/又は成形することもできる。
一般に、ロータハウジングとチャンバハウジングは、例えば軸方向に同じ高さで終了すること又はしないことができ、これは、低圧端にも、例えば予真空端のような圧力端にも当て嵌まる。
例えば、ロータハウジングとチャンバハウジング及び/又はこれらハウジング内にそれぞれ設けられたシリンダ状の空所が、その断面積に関して好ましくは明らかに異なる大きさであり、例えば少なくとも20%、特に少なくとも40%、特に少なくとも60%の大きさの違いを備える。この場合、断面積は、特にロータ軸に対して垂直に延在する。例えば、比較的小さい真空チャンバを備える比較的大きいポンプロータ及びその逆のものを使用することができる。従って、真空システムは、必要に応じて特に簡単に設計することができ、介装される結合フランジが大きさを設定する又は少なくとも大きさに影響を与えることはない。
課題は、独立した方法の請求項に記載の方法によっても解決され、しかも、ロータハウジングとチャンバハウジングが、ハウジング体によって一部材として構成され、このハウジング体が、押出成形機によって製造されることによって解決される。
基本的に、押出成形後、例えば開口及び/又は当接面及び/又はシール面を形成するために、特に切削加工が可能である。
ハウジング体は、少なくとも2つの部分ストランド、特にそれぞれロータハウジング用の部分ストランドとチャンバハウジング用の部分ストランドを備える2重押出成形プロファイルとして形成することができる。一般に、ハウジング体は、好ましくは部分ストランド用の共通のダイスによって押出成形される。
簡単な取付けの実施形態の場合、ポンプロータが、ロータハウジング内に嵌入さる。
1つの発展形によれば、開口、特に取付け開口が、ハウジング体、特にチャンバハウジングに形成され、特に、機能要素が、この開口を経て真空チャンバ内に導入される。開口は、例えば、外方へ整向することができ、即ち、例えば外からの機能要素の取付けを可能にする。基本的に、機能要素の取付けは、ポンプロータを嵌入する前に、例えば真空チャンバとポンプロータの間の開口を経ても考えられる。
別の例の場合、ロータハウジングの内部、特にポンプロータを真空チャンバと接続する開口が、ハウジング体に形成される。
一般に、開口は、背後から作用する切削工具、特にTスロットカッタによって簡単に形成することができる。このため、例えば、切削工具が、ロータハウジング、特にポンプロータ用のシリンダ状の空所、及び/又は、チャンバハウジング、特に真空チャンバ用のシリンダ状の空所内に軸方向に導入され、特に引き続き切削すべき材料に対して横方向に送られる。
真空システムのここで説明した実施形態及び特徴は、相応に説明した方法の発展のために考慮すること及びその逆をすることもできる。
以下で、本発明を、添付図に関係づけた有利な実施形態により模範的に説明する。
ターボ分子ポンプの斜視図 図1のターボ分子ポンプの下側の図 図2に示した切断線A−Aに沿ったターボ分子ポンプの横断面図 図2に示した切断線B−Bに沿ったターボ分子ポンプの横断面図 図2に示した切断線C−Cに沿ったターボ分子ポンプの横断面図 スプリットフロー真空ポンプのロータハウジングとチャンバハウジング用の共通のハウジング体の斜視図 ハウジング体の別の実施形態の側面図 真空システムの1つの実施形態 真空システムの1つの実施形態 真空システムの1つの実施形態 真空システムの1つの実施形態
図1に示されたターボ分子ポンプ111は、インレットフランジ113に取り囲まれたポンプインレット115を有する。このポンプインレットには、公知の方法で、図示されていない真空容器が接続されることが可能である。真空容器からのガスは、ポンプインレット115を介して真空容器から吸引され、そしてポンプを通してポンプアウトレット117へと搬送されることが可能である。ポンプアウトレットには、予真空ポンプ(例えばロータリーベーンポンプ)が接続されていることが可能である。
インレットフランジ113は、図1の真空ポンプの向きにおいては、真空ポンプ111のハウジング119の上端部を形成する。ハウジング119は、下部分121を有する。これには、側方にエレクトロニクスハウジング123が設けられている。エレクトロニクスハウジング123内には、真空ポンプ111の電子的、及び/又は電子的コンポーネントが収容されている。これらは例えば、真空ポンプ内に配置される電動モータ125を作動させるためのものである。エレクトロニクスハウジング123には、アクセサリーのための複数の接続部127が設けられている。更に、データインターフェース129(例えばRS485スタンダードに従うもの)と、電源供給接続部131がエレクトロニクスハウジング123には設けられている。
ターボ分子ポンプ111のハウジング119には、フローインレット133が、特にフローバルブの形式で設けられている。これを介して真空ポンプ111は溢出を受けることが可能である。下部分121の領域には、更にシールガス接続部135(洗浄ガス接続部とも称される)が設けられている。これを介して洗浄ガスが、ポンプによって搬送されるガスに対して電動モータ125(例えば図3参照)を保護するため、モータ室137内に取り込まれることが可能である。モータ室内には、真空ポンプ111の電動モータ125が収容されている。下部分121内には、更に2つの冷却媒体接続部139が設けられている。その際、一方の冷却媒体接続部は冷却媒体のインレットとして、そして他方の冷却媒体接続部はアウトレットとして設けられている。冷却媒体は、冷却目的で真空ポンプ内に導かれることが可能である。
真空ポンプの下側面141は、起立面として使用されることが可能であるので、真空ポンプ111は下側面141上に起立して作動させられることが可能である。しかしまた、真空ポンプ111は、インレットフランジ113を介して真空容器に固定されることも可能であり、これによっていわば懸架して作動させられることが可能である。更に真空ポンプ111は、図1に示されたものと異なった向きとされているときにも作動させられることが可能であるよう構成されていることが可能である。下側面141が下に向かってではなく、当該面に向けられて、又は上に向けられて配置されている真空ポンプの実施形も実現されることが可能である。
図2に表わされている下側面141には、更に、種々のスクリュー143が設けられている。これらによって、ここでは詳細に特定されない真空ポンプの部材が互いに固定されている。例えば、支承部カバー145が下側面141に固定されている。
下側面141には、更に、固定穴147が設けられている。これを介してポンプ111は例えば載置面に固定されることが可能である。
図2から5には、冷却媒体配管148が表わされている。この中に、冷却媒体接続部139を介して導入、又は導出される冷却媒体が循環していることが可能である。
図3から5の断面図に示されているように、真空ポンプは、複数のプロセスガスポンプ段を有している。これは、ポンプインレット115に及ぶプロセスガスをポンプアウトレット117に搬送するためのものである。
ハウジング119内には、ロータ149が配置されている。このロータは、回転軸151を中心として回転可能なロータ軸153を有している。
ターボ分子ポンプ111は、ポンプ効果を奏するよう互いにシリアルに接続された複数のポンプ段を有している。これらポンプ段は、ロータ軸153に固定された複数の半径方向のロータディスク155と、ロータディスク155の間に配置され、そしてハウジング119内に固定されているステータディスク157を有している。その際、1つのロータディスク155とこれに隣接する1つのステータディスク157がそれぞれ1つのターボ分子ポンプ段を形成している。ステータディスク157は、スペーサリング159によって互いに所望の軸方向間隔に保持されている。
真空ポンプは、更に、半径方向において互いに入れ子式に配置され、そしてポンプ作用を奏するよう互いにシリアルに接続されたホルベックポンプ段を有する。ホルベックポンプ段のロータは、ロータ軸153に設けられるロータハブ161と、ロータハブ161に固定され、そしてこれによって担持されるシリンダ側面形状の2つのホルベックロータスリーブ163,165を有している。これらは、回転軸151と同軸に向けられており、そして半径方向において互いに入れ子式に接続されている。更に、シリンダ側面形状の2つのホルベックステータスリーブ167,169が設けられている。これらは同様に、回転軸151に対して同軸に向けられており、そして半径方向で見て互いに入れ子式に接続されている。
ポンプ効果を発揮するホルベックポンプ段の表面は、側面によって、つまり、ホルベックロータスリーブ163,165とホルベックステータスリーブ167,169の内側面、及び/又は外側面によって形成されている。外側のホルベックステータスリーブ167の半径方向内側面は、半径方向のホルベック間隙171を形成しつつ、外側のホルベックロータスリーブ163の半径方向外側面と向かい合っており、そしてこれと、ターボ分子ポンプに後続する第1のホルベックポンプ段を形成する。外側のホルベックロータスリーブ163の半径方向内側面は、半径方向のホルベック間隙173を形成しつつ、内側のホルベックステータスリーブ169の半径方向外側面と向かい合っており、そしてこれと、第2のホルベックポンプ段を形成する。内側のホルベックステータスリーブ169の半径方向内側面は、半径方向のホルベック間隙175を形成しつつ、内側のホルベックロータスリーブ165の半径方向外側面と向かい合っており、そしてこれと、第3のホルベックポンプ段を形成する。
ホルベックロータスリーブ163の下側端部には、半径方向に延びるチャネルが設けられていることが可能である。これを介して、半径方向外側に位置するホルベック間隙171が、中央のホルベック間隙173と接続されている。更に、ホルベックステータスリーブ169の上側端部には、半径方向に延びるチャネルが設けられていることが可能である。これを介して、中央のホルベック間隙173が、半径方向内側に位置するホルベック間隙175と接続されている。これによって、入れ子式に接続される複数のホルベックポンプ段が互いにシリアルに接続される。半径方向内側に位置するホルベックロータスリーブ165の下側の端部には、更に、アウトレット117への接続チャネル179が設けられていることが可能である。
ホルベックステータスリーブ163、165の上述したポンプ効果を発揮する表面は、それぞれ、螺旋形状に回転軸151の周りを周回しつつ軸方向に延びる複数のホルベック溝を有する。他方で、ホルベックロータスリーブ163、165のこれに向かい合った側面は、滑らかに形成されており、そして真空ポンプ111の作動のためのガスをホルベック溝内へと駆り立てる。
ロータ軸153の回転可能な支承のため、ポンプインレット117の領域にローラ支承部181、およびポンプアウトレット115の領域に永久磁石支承部183が設けられている。
ローラ支承部181の領域には、ロータ軸153に円錐形のスプラッシュナット185が設けられている。これは、ローラ支承部181の方に向かって増加する外直径を有している。スプラッシュナット185は、作動媒体貯蔵部の少なくとも1つのスキマー(独語:Abstreifer)と滑り接触状態にある。作動媒体貯蔵部は、互いに積層された吸収性の複数のディスク187を有する。これらディスクは、ローラ支承部181のための作動媒体、例えば潤滑剤を染み込ませてある。
真空ポンプ111の作動中、作動媒体は、毛細管効果によって作動媒体貯蔵部からスキマーを介して回転するスプラッシュナット185へと伝達され、そして、遠心力によってスプラッシュナット185に沿って、スプラッシュナット185の大きくなる外直径の方向へと、ローラ支承部181に向かって搬送される。そこでは例えば、潤滑機能が発揮される。ローラ支承部181と作動媒体貯蔵部は、真空ポンプ内において槽形状のインサート189と、支承部カバー145に囲まれている。
永久磁石支承部183は、ロータ側の支承半部191と、ステータ側の支承半部193を有している。これらは、各1つのリング積層部を有している。リング積層部は、軸方向に互いに積層された永久磁石の複数のリング195、197から成っている。リングマグネット195,197は、半径方向の支承部間隙199を形成しつつ互いに向き合っており、その際、ロータ側のリングマグネット195は、半径方向外側に、そしてステータ側のリングマグネット197は半径方向内側に設けられている。支承部間隙199内に存在する地場は、リングマグネット195,197の間の磁気的反発力を引き起こす。これは、ロータ軸153の半径方向の支承を実現する。ロータ側のリングマグネット195は、ロータ軸153のキャリア部分201によって担持されている。これは、リングマグネット195を半径方向外側で取り囲んでいる。ステータ側のリングマグネット197は、ステータ側のキャリア部分203によって担持されている。これは、リングマグネット197を通って延びており、そしてハウジング119の支材205に吊架されている。回転軸151に平行に、ロータ側のリングマグネット195が、キャリア部分203と連結されるカバー要素207によって固定されている。ステータ側のリングマグネット197は、回転軸151に平行に1つの方向で、キャリア部分203と接続される固定リング209によって、およびキャリア部分203と接続される固定リング211によって固定されている。その上、固定リング211とリングマグネット197の間には、皿バネ213が設けられていることが可能である。
磁石支承部の内部には、緊急用または安全用支承部215が設けられている。これは、真空ポンプの通常の作動時には、非接触で空転し、そしてロータ149がステータに対して半径方向において過剰に偏移した際に初めて作用するに至る。ロータ149のための半径方向のストッパーを形成するためである。ロータ側の構造がステータ側の構造と衝突するのが防止されるからである。安全用支承部215は、潤滑されないローラ支承部として形成されており、そして、ロータ149及び/又はステータと半径方向の間隙を形成する。この間隙は、安全用支承部215が通常のポンプ作動中は作用しないことに供する。安全用支承部が作用するに至る半径方向の間隙は、十分大きく寸法取られているので、安全用支承部215は、真空ポンプの通常の作動中は作用せず、そして同時に十分小さいので、ロータ側の構造がステータ側の構造と衝突するのがあらゆる状況で防止される。
真空ポンプ111は、ロータ149を回転駆動するための電動モータ125を有している。電動モータ125のアンカーは、ロータ149によって形成されている。そのロータ軸153はモータステータ217を通って延びている。ロータ軸153の、モータステータ217を通って延びる部分には、半径方向外側に、または埋め込まれて、永久磁石装置が設けられていることが可能である。ロータ149の、モータステータ217を通って延びる部分と、モータステータ217との間には、中間空間219が設けられている。これは、半径方向のモータ間隙を有する。これを介して、モータステータ217と永久磁石装置は、駆動トルク伝達のため、互いに磁気的に影響することが可能である。
モータステータ217は、ハウジング内において、電動モータ125のために設けられるモータ室137の内部に固定されている。シールガス接続部135を介して、シールガス(洗浄ガスとも称され、これは例えば空気や窒素であることが可能である)が、モータ室137内へと至る。シールガスを介して電動モータ125は、プロセスガス、例えばプロセスガスの腐食性の部分に対して保護されることが可能である。モータ室137は、ポンプアウトレット117を介しても真空引きされることが可能である、つまりモータ室137は、少なくとも近似的に、ポンプアウトレット117に接続される読真空ポンプによって実現される予真空状態となっている。
モータ室137を画成する壁部221とロータハブ161の間には、更に、いわゆる公知のラビリンスシール223が設けられていることが可能である。特に、半径方向外側に位置するホルベックポンプ段に対してモータ室217をより良好にシールすることを達成するためである。
前記のターボ分子真空ポンプは、真空チャンバ用のインレット、即ちインレットフランジ113を備える。以下では、複数の真空チャンバ用の複数のインレットを備える真空ポンプ、いわゆるスプリットフロー真空ポンプを説明する。前記のターボ分子ポンプの一般的な構成及び任意の詳細な特徴が、別の図で概略的に示されたに過ぎないスプリットフロー真空ポンプの構築のために考慮され得ることがわかる。
図6には、一体的に形成されたハウジング体20が示されており、このハウジング体は、押出成形部品として形成され、平行に整向された2つの部分ストランド22及び24を備え、これら部分ストランドが、ロータハウジング26もしくはチャンバハウジング28を構成する。部分ストランド22及び24は、それぞれシリンダ状の空所30もしくは32を備える。シリンダ状の空所30は、ここには図示してないポンプロータを収容するために設けられ、これに対して、シリンダ状の空所32は、少なくとも1つの、好ましくは複数の真空チャンバを構成する。
図7には、注視方向が2つのシリンダ状の空所30及び32を経て延在するように、別のハウジング体20が側面図で示されている。更にまた、シリンダ状の空所30が、図示してないポンプロータ用の収容空間を構成し、シリンダ状の空所32が複数の真空チャンバを構成する。
図7のハウジング体20も、ロータハウジング26とチャンバハウジング28を備える。これらハウジングは、互いに一体的に結合され、共通の押出成形部品として形成されている。この場合、押し出されたストランドは、画像平面から奥へ延在する。
ポンプロータ用のシリンダ状の空所30は、この実施例では円筒状に形成されている。内壁のその最終的な形状及び表面品質は、例えば切削で形成することができるが、押出成形時に好ましくは既に相応のシリンダ状の空所が設けられている。
図6及び7の両実施形態の場合、ハウジング体20は、横方向に突出する複数の突起34を備え、これら突起に、例えばここに示してないポンプベース要素を、固定、特にネジ固定することができる。更にまた両実施形では、例えば3つのこのような突起34が設けられている。突起34、どのような数でも、例えばロータハウジング26の周囲にわたって均等に又はここでのように不均等に分配してロータハウジングに配置することができる。選択的又は付加的に、同様の突起をチャンバハウジング28に配置することができる。突起34は、好ましくは図6に見られるようにハウジング体20の全長にわたって延在する。
突起34により、ここでは付加的な機能構造が、押出成形部品、即ちハウジング体20に実現されている。これら機能構造は、ほんの僅かな追加コストで設けることができる。同様に、例えばケーブルチャネルとしての例えば切欠き又は溝、又は、例えばリブ又は流体ラインのような温度調整構造のような他の機能構造を設けることもできる。
チャンバハウジング28内には、ここに図示してない機能要素を真空チャンバに特に簡単に導入できるように、好ましくは取付け開口が設けられている。例えば、取付け開口は横方向に−これは、図7で画像平面に沿った方向に相当する−整向することができる。図7に関して、取付け開口は、例えばチャンバハウジング28の上の壁、右の壁及び/又は下の壁に設けることができる。図8では、2つの取付け開口が見られ、これら取付け開口は、ここでは模範的にチャンバハウジング28のロータハウジング26とは反対の壁に配置されている。
しかしながら例えばまた、基本的に、機能要素は、例えばハウジング体20の図7で空所30及び32によって可視の軸方向の開口経るような軸方向の開口を経て導入することもできる。
押出成形プロファイルもしくはハウジング体20の両空所30と32の間に設けられた壁には、好ましくは同様に複数の開口が配置されており、これら開口は、軸方向に、即ち図7で画像平面から奥への方向に離間している。これら開口は、ポンプロータとそれぞれこれに付設された真空チャンバの間の複数のポートを構成する。
図8には、スプリットフロー真空ポンプ44のそれぞれのポートに接続された複数の真空チャンバ42を備える真空システム40が示されている。ポートは、スプリットフロー真空ポンプ44のポンプロータ48と真空チャンバ42との間の開口46によって実現されている。
真空チャンバ42は、壁50によって軸方向に互いに分離されているが、この例では、それにもかかわらず小さい流体流が可能であるように、壁50内の小さい開口によって互いに接続されている。各真空チャンバ42に対して、複数の機能要素のために1つの取付け開口36が設けられており、適用例に応じて、1つの眞空チャンバのために複数の取付け開口36を設けることもできる、及び/又は、1つの真空チャンバが横方向に個別の取付け開口を備えるのではなく、例えば軸方向の開口を経て機能要素を備えられる。
ポンプロータ48は、この例では2つの離間したターボ段52と1つのホルベック段54を有する。図8で上の開口46を無視して、開口46は、それぞれポンプロータ48の離間したポンプ段の間に配置されている。
ポンプロータ48は、ロータハウジング26内に嵌入されて配置されている。真空チャンバ42は、チャンバハウジング28内に形成されている。ロータハウジング26とチャンバハウジング28は、押出成形によって製造された1つの共通のハウジング体20によって構成されている。
開口46は、真空チャンバ42とポンプロータ48の間のハウジング体20の壁に設けられている。開口は、例えば背後から作用する切削工具、例えばTスロットカッタによって押出成形プロファイルに形成することができる。例えば、切削工具は、そのために図8で上から下又は下から上に向かって軸方向にロータハウジング26及び/又はチャンバハウジング28に導入すること、及び、次に壁の方向に送ることができる。選択的又は付加的に、開口46を形成するために、開口36を切削工具用のアクセス路として使用することも可能である。
ポンプベース要素56は、ハウジング体20の図8で下の軸方向の終端に配置され、ここには詳細に図示してない方法でハウジング体20、例えば図6及び7に示したような突起34に固定されている。ポンプベース要素56は、ポンプロータ48用の駆動装置と軸受装置を有する。ポンプロータ48のポンプベース要素56とは反対側の終端で、ポンプロータは、好ましくは同様に、例えばロータハウジング26に支持されたサポート、特にいわゆるスター状部材を介して及び例えば磁気軸受によって軸受けされている。
ポンプベース要素56に一致する軸方向領域で、ポンプベース要素56に隣接して及び真空チャンバ42の延長部内に、この例では真空チャンバではなく別の機能部分58が設けられ、この別の機能部分は、例えば真空チャンバ42に導入された機能要素用の制御装置又は例えば真空ポンプ44用の制御装置を有することができる。しかしながらまた選択的に、図8で下の真空チャンバ42は、ポンプベース要素56の軸方向の領域内へ突出することもできる。
ポンプベース要素56と機能部分58は、ここでは真空システム40の高圧側の終端に配置されている。図8で上の低圧側の終端で、チャンバハウジング28は、ロータハウジング26よりも長く形成されている。ロータハウジング26の延長部内の自由な軸方向部分は、例えばハウジング体20の押出成形後に切削で除去することができる。何故なら、この自由な軸方向領域は、この実施形態では使用されないからである。
それにもかかわらず、真空ポンプ44及び/又はポンプロータ48によって占められてない領域は、例えば取付けスペース全体を最適に利用するために、別に使用することができる。従って、図9は、ロータハウジング26を構成する部分ストランド22内に、例えば内部に機能要素を配置した真空チャンバ42が設けられている例を示す。部分ストランド22内に配置された真空チャンバ42は、この例では、開口によって、真空ポンプ44の入り口領域と、隣接する他方の部分ストランド24内に配置された真空チャンバ42と接続されている。
真空ポンプ44は、この例では、ターボ段52と、ターボユニットとホルベックユニットを備える組合せ式のポンプ段60を有する。
真空ポンプ44は、出口接続部、特に予真空接続部62を有する。同じ圧力レベルに、別の真空チャンバ42への開口64が設定されている。開口64は、この例でも押出成形プロファイルもしくはハウジング体20内に形成されている。
部分ストランド22及び24は、共通のカバー66によって閉鎖されている。この実施形態では、カバー66は、軸方向にだけ真空チャンバ42を閉鎖する。しかしながら、カバー66は、軸方向に共に終了するロータハウジング及びチャンバハウジング26,28の場合、これら両方を閉鎖することもできる。
図10は、内側の構成に関して例えば少なくとも部分的に図9のものと一致し得る真空システム40を示す。図9で部分ストランドは作動中に垂直に整向されているが、一般に図10による水平配置も可能であり、他の配置の可能である。
図11には、2つの真空チャンバ42を備える、質量分析システムとして形成された模範的な真空システム40が示されている。図11で上の低圧側の真空チャンバ42は、部分ストランド22内にも、部分ストランド24内にも構成され、1つの開口46が、真空チャンバ42の部分ストランド内に配置された部分領域を接続する。第1の真空チャンバ42内に、第1の四重極68が配置され、第1の真空チャンバ42が、真空ポンプ44の中間入口と接続されている。第2の低圧側の真空チャンバ42内に、第2の四重極70が配置されている。分析すべきイオン流は、まず第1の四重極68を経て、次いで第2の四重極70を経て進行し、イオン流用の図示してない変更装置が、四重極の間に設けられている。第2の四重極70の通過後、イオン流は、検出器72に達する。四重極と検出器72は、真空チャンバ42内の機能要素を構成する。
111 ターボ分子ポンプ
113 インレットフランジ
115 ポンプインレット
117 ポンプアウトレット
119 ハウジング
121 下部分
123 エレクトロニクスハウジング
125 電動モータ
127 アクセサリー接続部
129 データインターフェース
131 電源供給接続部
133 フローインレット
135 シールガス接続部
137 モータ室
139 冷却媒体接続部
141 下側面
143 ネジ
145 支承部カバー
147 固定穴
148 冷却媒体配管
149 ロータ
151 回転軸
153 ロータ軸
155 ロータディスク
157 ステータディスク
159 スペーサリング
161 ロータハブ
163 ホルベックロータスリーブ
165 ホルベックロータスリーブ
167 ホルベックステータスリーブ
169 ホルベックステータスリーブ
171 ホルベック間隙
173 ホルベック間隙
175 ホルベック間隙
179 接続チャネル
181 ローラ支承部
183 永久磁石支承部
185 スプラッシュナット
187 ディスク
189 インサート
191 ロータ側の支承半部
193 ステータ側の支承半部
195 リングマグネット
197 リングマグネット
199 支承部間隙
201 担持部分
203 担持部分
205 半径方向の支柱
207 カバー要素
209 支持リング
211 固定リング
213 皿バネ
215 緊急用または安全用支承部
217 モータステータ
219 中間空間
221 壁部
223 ラビリンスシール
20 ハウジング体
22 部分ストランド
24 部分ストランド
26 ロータハウジング
28 チャンバハウジング
30 シリンダ状の空所
32 シリンダ状の空所
34 突起
36 取付け開口
40 真空システム
42 真空チャンバ
44 スプリットフロー真空ポンプ
46 開口
48 ポンプロータ
50 壁
52 ターボ段
54 ホルベック段
56 ポンプベース要素
58 機能部分
60 組合せ式のポンプ段
62 予真空接続部
64 開口
66 カバー
68 四重極
70 四重極
72 検出器

Claims (15)

  1. ロータハウジング(26)内に配置されたポンプロータ(48)を備える真空ポンプ(44)、特にターボ分子ポンプ及び/又はスプリットフロー真空ポンプと、チャンバハウジング(28)によって包囲された真空チャンバ(42)を有する真空システム(40)、特に質量分析システムにおいて、
    ロータハウジング(28)とチャンバハウジング(26)が、ハウジング体(20)によって一部材として構成され、ハウジング体(20)が、押出成形部品であること、を特徴とする真空システム(40)。
  2. ハウジング体(20)内には、ポンプロータ(48)と真空チャンバ(42)の間に開口(46)が形成されていること、を特徴とする請求項1に記載の真空システム(40)。
  3. ハウジング体(20)内には、平行に整向された少なくとも2つのシリンダ状の空所(30,32)が形成され、ポンプロータ(30)が、第1の空所(30)内に配置され、真空チャンバ(42)が、第2の空所(32)内に構成され、特に、ハウジング体が、第3のシリンダ状の空所を有し、第3のシリンダ状の空所内に、別のポンプロータ及び/又は別の真空チャンバが設けられていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の真空システム(40)。
  4. ポンプロータ(48)が、ロータハウジング(28)内に嵌入されて配置されていること、を特徴とする請求項1〜3の少なくとも1項に記載の真空システム(40)。
  5. ポンプ(44)が、ポンプベース要素(56)を備え、このポンプベース要素が、ハウジング体(20)に固定されていること、を特徴とする請求項1〜4の少なくとも1項に記載の真空システム(40)。
  6. ハウジング体(20)が、少なくとも1つの突起(34)を備え、この突起に、ポンプ(44)のポンプベース要素(56)が固定されていること、を特徴とする請求項1〜5の少なくとも1項に記載の真空システム(40)。
  7. 真空チャンバ(42)内に、機能要素(68,70)が配置され、ハウジング体(20)が、機能要素用の取付け開口(36)を備えること、を特徴とする請求項1〜6の少なくとも1項に記載の真空システム(40)。
  8. 真空システム(40)が、少なくとも1つの第2の真空チャンバ(42)を備え、この第2の真空チャンバも、ハウジング体(20)内に構成されていること、を特徴とする請求項1〜7の少なくとも1項に記載の真空システム(40)。
  9. 真空チャンバ(42)が、ポンプロータ(48)関してこのポンプロータに対して半径方向及び/又は軸方向に隣接して配置されていること、及び/又は、ロータハウジングとチャンバハウジング及び/又はこれらハウジング内にそれぞれ設けられたシリンダ状の空所が、その断面積に関して異なる大きさであり、好ましくは少なくとも20%の大きさの違いを備えること、を特徴とする請求項1〜8の少なくとも1項に記載の真空システム(40)。
  10. ポンプロータ(48)用のシリンダ状の空所(30)と、真空チャンバ(42)用のシリンダ状の空所(32)が、共通のカバー(66)によって閉鎖されていること、を特徴とする請求項1〜9の少なくとも1項に記載の真空システム(40)。
  11. 真空システム(40)、特に質量分析システム及び/又は請求項1〜10のいずれか1項に記載の真空システムを製造するための方法であって、真空システム(40)が、ロータハウジング(26)内に配置されたポンプロータ(48)を備える真空ポンプ(44)、特にターボ分子ポンプ及び/又はスプリットフロー真空ポンプと、チャンバハウジング(28)によって包囲された真空チャンバ(42)を有するものにおいて、
    ロータハウジング(26)とチャンバハウジング(28)が、ハウジング体(20)によって一部材として構成され、このハウジング体が、押出成形機によって製造されること、を特徴とする方法。
  12. ポンプロータ(48)が、ロータハウジング(28)内に嵌入さること、を特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 開口(36)が、チャンバハウジング(28)に形成され、機能要素が、この開口(36)を経て真空チャンバ(42)内に導入されること、を特徴とする請求項11又は12に記載の方法。
  14. ロータハウジング(26)の内部を真空チャンバ(42)と接続する開口(46)が、ハウジング体(20)に形成されること、を特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 開口(46)が、背後から作用する切削工具によって形成されること、を特徴とする請求項14に記載の方法。
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