JP2000303986A - 一体型モータポンプ - Google Patents

一体型モータポンプ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電動モータとポンプとが一体化され、コンパク
トで冷却性能のよい一体型モータポンプを得る。 【解決手段】固定子鉄心32にコイル34が巻かれた固
定子10を液密に密封して中空円筒状の密封固定子44
とする。その密封固定子44と一体に段付中空円筒状を
なし、両端部に吸込フランジ50と吐出フランジ52と
を備えたポンプケース16を構成する。そのポンプケー
ス16の大径中央部の内部に、永久磁石68を備えた中
空円筒状の回転子12を同心に配置する。回転子12
は、すべり軸受であるラジアル・スラスト軸受74を介
してポンプケース16に回転可能に支持させる。回転子
12の両端部に連通孔90,92を形成し、回転子12
とポンプケースとの隙間を、液体を吐出側から吸入側へ
還流させる還流隙間93とする。回転子12に回転羽根
18を固定し、ポンプケース16に支持された固定軸8
4に案内羽根20を固定し、両羽根の間に返し通路22
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を圧送するポ
ンプに関するものであり、特に電動モータにより駆動さ
れるポンプの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動モータにより駆動されるモータ駆動
ポンプは広く使用されている。従来のモータ駆動ポンプ
は、互いに別体である電動モータとポンプとがカップリ
ングによって連結されたものであった。しかし、近年、
モータ駆動ポンプ設置スペースの縮小、運転騒音の低
減、メンテナンスの不要化または容易化等の要求が強ま
り、これらの要求を満たすための努力が払われている。
設置スペースを縮小するために、電動モータとポンプと
の軸を一体化し、電動モータ側への液体の侵入を両者の
間に設けたメカニカルシールで防止することや、電動モ
ータとポンプとを固定の仕切壁で遮断し、その仕切壁を
挟んで磁気カップリングにより両者の軸を磁気的に連結
することがその一例である。また、電動モータおよびポ
ンプの小形化のために、高速回転化の方向にある。しか
し、小形化,高速回転化すれば、運転騒音や電動モータ
の温度上昇が大きくなる。そこで、電動モータを冷却ジ
ャケットで包み、ポンプにより圧送される液体を、その
冷却ジャケットを通過させて流すものが提案された。こ
のようにすれば、電動モータに発生する熱が液体によっ
て運びさられ、電動モータの温度上昇を小さくすること
ができ、また、電動モータおよびポンプの運転騒音が冷
却ジャケットにより遮断されるため、運転騒音が低減さ
れる。しかし、未だ十分とは言えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】本発明は、以上の事情を背景とし、小形化が容易で
あり、かつ、電動モータの温度上昇も低く抑えることが
できるモータ駆動ポンプを得ることを課題としてなされ
たものである。本発明によって、下記各態様の一体型モ
ータポンプが得られる。各態様は請求項と同様に、項に
区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号
を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明
の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術
的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項に記載のも
のに限定されると解釈されるべきではない。 (1)電動モータの回転子を中空とし、その中空回転子
の内周面にポンプの回転羽根を固定したことを特徴とす
る一体型モータポンプ(請求項1)。このように構成し
た一体型モータポンプにおいては、ポンプが電動モータ
の内部に構成されるため、小形化が容易であり、また、
中空回転子にポンプの回転羽根が固定されているため、
ポンプにより圧送される液体が電動モータの中心を貫通
して流れることとなり、この液体により電動モータが冷
却され、温度上昇が低く抑えられる。そのため、本一体
型モータポンプをボックス内に設置することも可能とな
り、その場合には、騒音低減効果が得られ、あるいは外
観が向上して、設置場所の制限が少なくなる効果が得ら
れる。回転羽根は、いかなる形態のものでもよく、回転
羽根の形態によって、本一体型モータポンプは、渦巻ポ
ンプ(半径流形,フランシス形,斜流形),軸流ポンプ
等となる。また、電動モータも、DCブラシレスモー
タ,無整流子モータ,かご型誘導モータ等種々のものを
採用可能である。以上の説明は、以下のすべての態様の
一体型モータポンプに当てはまる。 (2)固定子鉄心にコイルが巻かれ、概して中空円筒状
をなす固定子と、その固定子の内側に同心に配設された
中空円筒状部材であって、固定子の両端から突出した両
端部に吸込口と吐出口とを備えたポンプ本体と、中空円
筒状をなし、前記ポンプ本体の内側に同心に配設され、
ポンプ本体により回転可能に支持されるとともに、前記
固定子との間の磁気的相互作用により回転する回転子
と、その回転子の内側に、回転子と一体的に回転可能に
設けられた回転羽根とを含む一体型モータポンプ(請求
項2)。本態様の一体型モータポンプにおいては、コイ
ルへの電流の供給に応じて回転子が回転させられれば、
回転羽根が一体的に回転し、ポンプ本体内に吸込口から
吐出口に向かう液体の流れを生じさせる。この流れはモ
ータの中心部を貫通して流れ、回転子を直接冷却する。
また、回転子とポンプ本体との隙間には、吐出口側と吸
込口側との液圧差により、吐出口側から吸込口側への液
体の流れが生じ、この液体の流れがポンプ本体を介して
固定子を冷却する。ただし、この液体の流れは、エネル
ギ損失をもたらすので、必要最小限に留めることが望ま
しい。固定子はまた、外周面側からも外部流体により冷
却される。ポンプが大気中で使用される場合には、外部
流体は空気であり、ポンプが水中で使用される場合に
は、外部流体は水である。外部流体が水等の液体である
場合に、特に良好に冷却され、また、運転騒音の遮蔽効
果も得られる。ただし、液体中で使用されるポンプにつ
いては、固定子がポンプ本体により、圧送される液体か
ら遮断されるのみではなく、後記(13)項の一体型モータ
ポンプにおけるように、固定子全体が液密に密封される
ことが必要である。 (3)前記回転子が、磁性材料製の中空円筒の外周面に
永久磁石が固定されたものである (2)項に記載の一体型
モータポンプ。 (4)前記ポンプ本体と前記回転子との間に設けられ、
ポンプ本体に回転子を相対回転可能に支持させる軸受を
含む (2)項または (3)項に記載の一体型モータポンプ。
この軸受はいかなる形式のものでもよいが、圧送される
液体を潤滑剤とするすべり軸受とすることが望ましい。
この場合、液体がすべり軸受を通して漏れるようにする
ことができる。軸受の内側の空間は勿論、外側の空間も
ポンプ本体の内部であり、漏れた液体がポンプ本体の外
部へ流出するわけではない。従来の液体圧送用のポンプ
においては、軸受にはメカニカルシール等の軸封装置が
不可欠であり、この軸封装置の漏れが、鳴き(異音発
生)と共に故障の大半を占めていた。この漏れおよび鳴
きの問題が解消されることが、本一体型モータポンプの
大きな利点である。ビル給水設備用,工業用,家庭用
等、一般的な用途においては、故障が大幅に減少するの
であり、また、例えば、原子力施設用のように、液漏れ
を極端にきらう用途や、クリーンルーム用のように、メ
カニカルシール等の軸封装置から漏れた液体が気化して
周囲に拡散することすら許されない用途にも使用が可能
になるのである。なお、軸封装置は省略可能であって
も、軸受内へ異物が侵入することを防止するために、ダ
ストシールを設けることが望ましい場合もある。 (5)前記軸受が、軸封装置を備えないすべり軸受であ
る (4)項に記載の一体型モータポンプ。 (6)前記ポンプ本体の内側に同心にかつ静止して設け
られた固定軸と、その固定軸に固定的に設けられ、前記
回転羽根により運動エネルギを与えられた液体を案内す
る案内羽根とを含む (2)項ないし (5)項のいずれか1つ
に記載の一体型モータポンプ。不可欠ではないが、ポン
プ本体内の中心に固定軸を設ければ、その固定軸に、回
転羽根と共同する案内羽根等の固定部材を固定的に設け
ることができ、ポンプの効率を高めることができる。 (7)前記固定軸が結合部材により前記ポンプ本体に結
合されており、その結合部材がポンプ本体内の前記吸込
口から吐出口への液体の流れを許容する形状を有する
(6)項に記載の一体型モータポンプ。本態様によれば、
ポンプ本体内を貫通して流れる液体の流れを妨げること
なく、固定軸をポンプ本体内に設けることができる。 (8)前記回転羽根が液体を遠心力により内周側から外
周側へ移動させるものであって、複数個直列に設けら
れ、前記案内羽根が、互いに隣接する回転羽根の間に設
けられ、それら回転羽根の一方の外周部から放出される
液体を他方の回転羽根の内周部へ案内するものであり、
かつ、その案内羽根と前記回転羽根に隣接する隣接回転
羽根との間に、案内羽根に導かれた液体を隣接回転羽根
の内周部へ導く返し通路が設けられた (6)項または (7)
項に記載の一体型モータポンプ。この構成の一体型モー
タポンプにおけるポンプは多段渦巻ポンプと称されるも
のであり、高い吐出圧が必要な場合に広く使用されてい
る。多段渦巻ポンプは、段数を多くすれば直径を小さく
することができ、電動モータの中心部の空間を効率よく
利用することができる。 (9)前記回転子が、前記吸込口側と吐出口側との両端
部に、その回転子を半径方向に貫通し、回転子の内部空
間を、回転子と前記ポンプ本体との隙間に連通させる連
通孔を備えた (2)項ないし (8)項のいずれか1つに記載
の一体型モータポンプ。このように、連通孔の形成によ
り回転子とポンプ本体との隙間に液体の流れを生じさせ
る場合には、連通孔の断面積を調節することにより、容
易に流量を調節することができる。 (10)前記ポンプ本体の前記吸込口および吐出口が、
それぞれ配管が接続されるべきフランジを備えている
(2)項ないし (9)項のいずれか1つに記載の一体型モー
タポンプ。このように、吸込口および吐出口にフランジ
を設ければ、一体型モータポンプをあたかも1個の配管
要素のように扱うことができ、ポンプシステムの組立て
が容易となる。一体型モータポンプを単位ユニットとし
て、複数ユニットを直列または並列に接続することも容
易であり、吐出圧や吐出流量の幅広い要求を容易に満た
すことができる。 (11)前記吸込口と前記吐出口とが、前記固定子およ
び前記ポンプ本体と同心に設けられている (2)項ないし
(10)項のいずれか1つに記載の一体型モータポンプ。一
体型モータポンプをあたかも1個の配管要素のように扱
うことが一層容易である。 (12)前記コイルにインバータが接続された (2)項な
いし(11)項のいずれか1つに記載の一体型モータポン
プ。インバータを使用すれば、容易にモータの回転数を
高めることができるため、一体型モータポンプを小形化
することが容易となる。また、一体型モータポンプの回
転数を変更することも容易であり、丁度必要な吐出圧や
吐出流量で液体を圧送することができる。 (13)固定子鉄心にコイルが巻かれた固定子が液密に
密封されて概して中空円筒状をなす密封固定子と、中空
円筒状をなし、前記密封固定子の内側に同心かつ相対回
転可能に配設され、密封固定子との間の磁気的相互作用
により回転する回転子と、その回転子の内側に、回転子
と一体的に回転可能に設けられた回転羽根と、前記密封
固定子の両端開口部にそれぞれ固定的に設けられた吸入
口形成部および吐出口形成部と、それら吐出口形成部お
よび吸入口形成部の内側において、前記密封固定子と前
記回転子との間に設けられ、密封固定子に回転子を回転
可能に支持させる軸受とを含む一体型モータポンプ(請
求項3)。本態様におけるように、固定子を密封固定子
とすれば、一体型モータポンプ全体を液体中に沈めるこ
とができ、液中ポンプとして使用することができる。前
記(3)項ないし(12)項の各々に記載の特徴は、本項の一
体型モータポンプにも適用可能である。ただし、適用す
る場合には、密封固定子の、固定子を密封している密封
部材と、吸入口形成部および吐出口形成部とがポンプ本
体に相当すると考えるものとする。
【0004】
【発明の実施の形態】図1および図2に本発明の一実施
形態である一体型モータポンプを示す。本一体型モータ
ポンプは、固定子10および回転子12を備えた電動モ
ータ14と、ポンプ本体としてのポンプケース16,回
転羽根18,案内羽根20および返し通路22を備えた
多段渦巻ポンプ24とが一体化されたものある。本一体
型モータポンプは液体、特に水を圧送するに適したもの
として設計されている。
【0005】固定子10は、固定子鉄心32にコイル3
4が巻かれて成り、外筒36,内筒38および一対の端
板40により構成される密封容器42により、液密に密
封されて密封固定子44とされている。外筒36および
内筒38共に中空円筒であって、互いに同心に配置さ
れ、それら外筒36と内筒38との間に形成される円環
状の空間の両端開口が一対の端板40により閉塞されて
いるのである。この中空円筒状の密封固定子44の両端
開口部に、吸込フランジ50と吐出フランジ52とが同
心に配置され、一対のカバー54により、密封固定子4
4に固定されている。吸込フランジ50と吐出フランジ
52とは共に、中空円筒部56の一端に半径方向外向き
のフランジ58が形成されたものであり、中空円筒部5
6のフランジ58側とは反対側の端部が、密封固定子4
4の内部に挿入されている。そして、各中空円筒部56
の軸方向の中間部が各カバー54により、密封固定子4
4の両端に固定されて、吸入口形成部および吐出口形成
部として機能するようにされている。その結果、吸込フ
ランジ50,吐出フランジ52,一対のカバー54およ
び前記内筒38により、中央部が大径である段付中空円
筒状のポンプケース16が形成されている。ポンプケー
ス16は、密封固定子44内に同心に固定され、吸込フ
ランジ50と吐出フランジ52との端部が外部に突出し
た状態となっている。したがって、吸込フランジ50,
吐出フランジ52の、密封固定子44内に位置する端を
内端、密封固定子44外に位置する端を外端と称するこ
ととする。
【0006】前記回転子12は、磁性材料製(防錆上、
磁性を有するステンレス鋼が望ましい)の中空円筒であ
る回転子本体としてのヨーク66の外周面に、複数の永
久磁石68が等角度間隔に固定されて成り、上記ポンプ
ケース16の大径中央部内に同心に配置されている。こ
のように、回転子12の磁界を永久磁石68で形成すれ
ば、ヨーク66は磁路形成部材として機能すればよく、
電路形成部材として機能する必要は少ないため、肉厚の
薄いものとすることができ、その内部にポンプ24の回
転部を構成することが容易となる。
【0007】ヨーク66の両端部には、円環状の軸受メ
タル70が固定されており、これら一対の軸受メタル7
0は、ポンプケース16に固定の一対の軸受メタル72
に相対回転可能に嵌合されている。軸受メタル72はカ
バー54の内側面に固定された状態で設けられており、
軸受メタル70の端面および内周面とそれぞれ接触する
端面および外周面を備えている。これら軸受メタル7
0,72はラジアル・スラスト軸受74を構成している
のである。ラジアル・スラスト軸受74はすべり軸受で
あり、軸封装置を備えていない。したがって、本一体型
モータポンプにより圧送される水が、軸受メタル70,
72の摺動面間に水膜を形成し、潤滑剤として機能す
る。
【0008】上記吸込フランジ50,吐出フランジ52
の各内端には、それぞれ半径方向内向きのフランジ80
が形成されており、それらフランジ80の内周縁にそれ
ぞれ中空円筒状の嵌合部82が設けられている。これら
一対の嵌合部82に固定軸84の両端部が固定的に嵌合
されており、それによって、固定軸84は、ポンプケー
ス16内に同心に配置され、ポンプケース16に相対回
転不能かつ軸方向に移動不能に支持されている。上記フ
ランジ80には、図2に示すように、複数の開口86が
十分な大きさで形成されており、水の流れに対して、実
質的な抵抗を与えない。
【0009】上記固定軸84の外周面に前記案内羽根2
0が固定される一方、前記回転子12のヨーク66の内
周面に前記回転羽根18が固定されている。案内羽根2
0と回転羽根18とは、固定軸84の軸方向に交互に配
置され、図示の例ではそれぞれ4個ずつ設けられてい
る。案内羽根20の外周面はヨーク66の内周面に近接
しているが、僅かに離れており、回転羽根18の内周面
は固定軸54の外周面に近接しているが、僅かに離れて
いる。そして、案内羽根20の内周側には前記返し通路
22が形成されている。回転羽根18および案内羽根2
0は、以上の点以外は通常の渦巻ポンプのそれらと同じ
であるため、詳細な説明は省略する。
【0010】前記ヨーク66の両端部には、半径方向の
貫通孔である連通孔90,92がそれぞれ形成されてお
り、それによって、回転子12の内部空間と、回転子1
2の外周面とポンプケース16の内周面との間の隙間で
ある還流隙間93とが互いに連通させられている。ま
た、前記固定子10のコイル34に電流を供給するため
の電源ケーブル94と、電源コネクタ96との間、およ
び電源コネクタ96と密封容器42との間は液密にシー
ルされている。さらに、密封容器42内の空隙には合成
樹脂98が充填されている。合成樹脂98は空気よりも
熱伝達性に優れているため、合成樹脂98の充填により
固定子10に発生した熱が良好に密封容器42に伝達さ
れる。
【0011】本一体型モータポンプは、例えば、図3に
示す形態で使用される。図示の例では、2台の一体型モ
ータポンプ100が直列に接続されたものが2列並列に
接続されているが、接続の台数および形態は吐出圧(揚
程)および吐出流量の要求に応じて適宜定められるもの
であり、直列あるいは並列にのみ接続することも可能で
ある。各一体型モータポンプ100は図示しない電源ケ
ーブルにより制御装置102に接続されている。制御装
置102は、インバータ104を有する電源106を備
えており、一体型モータポンプ100を商用電源の周波
数による場合より高速で回転させることができ、また、
所要吐出流量に応じて回転数を変更することが可能であ
る。本実施形態においては、電動モータ14がDCブラ
シレスモータとなっているのである。複数台の一体型モ
ータポンプ100および制御装置102を主体とするポ
ンプシステム108は、ボックス110内に配設されて
いる。
【0012】以上のように構成されたポンプシステム1
08において、インバータ104から一体型モータポン
プ100のコイル34に電流が供給されれば、固定子1
2により回転する磁界が形成され、その磁界と回転子1
2の永久磁石68の磁界との相互作用により、回転子1
2が固定子12の磁界の回転速度と同じ速度で回転させ
られる。そのため、回転子12に固定の回転羽根18が
回転し、水に運動エネルギを与えて内周側から外周側へ
の移動を生じさせる。回転羽根18の外周側から放出さ
れた水は、案内羽根20の外周部に流入し、返し通路2
2により内周側へ案内されるうちに、圧力が高くなる。
案内羽根20の内周部から放出された水は、返し通路2
2を経て回転羽根18の内周部へ流入し、再び運動エネ
ルギを与えられる。以上の繰返しにより、最終段の案内
羽根20の内周部からは水が高い圧力で放出される。
【0013】このように、一体型モータポンプ100の
回転により、水が吸込フランジ50の吸込口から吸い込
まれ、吐出フランジ52の吐出口から吐出されるのであ
るが、吸込側と吐出側との間に圧力差が生じるため、こ
の圧力差により、吐出側の連通孔90から、ポンプケー
ス16の内周面と回転子12の外周面との間の還流隙間
93を経て、吸入側の連通孔92に到る水の流れが生じ
る。この水の流れは、回転子12を外周面側から、ま
た、ポンプケース16を内周面側から冷却する。このポ
ンプケース16には固定子鉄心32およびコイル34が
直接、あるいは充填された合成樹脂98を介して間接に
接触させられているため、これらも冷却される。固定子
鉄心32およびコイル34に発生した熱がポンプケース
16を介して還流隙間93の水により運び去られるので
ある。また、回転子12は、回転子12の内部を流れる
多量の水によって内周面側からも十分冷却される。本実
施形態においては、回転子12の電流は大きくないた
め、回転子12自体は冷却の必要がないが、固定子鉄心
32およびコイル34や後述の軸受等において発生する
熱が回転子12にも伝達されるため、回転子12を冷却
すれば、実質的に、固定子鉄心32,コイル34,軸受
等の放熱面積を増大させる効果が生じる。なお、固定子
10は、外周面側から周囲の空気に熱を放散するが、こ
の放熱量は少なく、一体型モータポンプ100をボック
ス110内に支障なく設置し得る。
【0014】上記のように、回転子10の吸込側と吐出
側とに圧力差が生じるため、この圧力差がラジアル・ス
ラスト軸受74にも作用する。ラジアル・スラスト軸受
74には軸封装置は設けられていないため、上記液圧差
により、ラジアル・スラスト軸受74の摺動面間に水が
供給され、水膜を形成して潤滑作用をなす。言わば、ラ
ジアル・スラスト軸受74に水の漏れが生じるのである
が、ラジアル・スラスト軸受74は摺動面において互い
に接触しているため、水の漏れは僅かであり、また、漏
れといっても、すべてポンプケース16の内部でのこと
であり、外部へ漏れるわけではない。本一体型モータポ
ンプにおいては、軸封装置の漏れおよび鳴きの問題は発
生しないのである。
【0015】本一体型モータポンプは、固定子10が密
封固定子44とされており、回転子12は永久磁石68
を備えてコイルを備えないものとされて、湿式とされて
いる(電動モータ14がいわゆるキャンドモータとされ
ているのである)ため、全体を水等の液体中に埋没さ
せ、液中ポンプとして使用することが可能である。な
お、本実施形態においては永久磁石68が錆の発生し難
い材料で製造されているため密封はされていないが、錆
の発生し易い材料で製造される場合には回転子12も密
封回転子とされることが望ましい。
【0016】以上説明した実施形態においては、電動モ
ータ14が固定子10および回転子12をそれぞれ1個
ずつ有するものとされていたが、複数対の固定子10お
よび回転子12を電動モータ14の軸方向に直列に並べ
て配設することも可能である。このようにすれば、固定
子や回転子の半径方向の厚さを小さくしつつ強力な電動
モータを構成することが可能になり、電動モータの中心
部に配設されるポンプの外径を大きくすることが可能に
なる。
【0017】また、電動モータとしてDCブラシレスモ
ータが採用されているが、直流モータの弱点である機械
式整流子をサイリスタに置き換えた無整流子モータの採
用も可能である。これは、電動モータの回転軸に直結し
て、界磁と電機子巻線との相対的な位置を検出する回転
子位置検出器を設置し、これの信号に従ってインバータ
を動作させるものである。
【0018】さらに、上記実施形態においては、回転子
12がヨーク66に永久磁石68のみが固定されたもの
とされ、電動モータ14の起動時に、インバータ104
により回転速度を0から徐々に上昇させる制御が行われ
るようにされていたが、回転子12に永久磁石68と共
に起動用の電気導体を設けることも可能である。起動時
には電気導体に流れる電流による磁界と固定子10の磁
界との相互作用によって、回転子12が回転させられ、
回転子12が固定子10の磁界と同期して回転する状態
となった後(同期引き入れ後)には、DCブラシレスモ
ータとして作動する。さらに、かご型誘導モータの採用
も可能である。これら回転子に電流が流れる形式の電動
モータにおいては、回転子自体も発熱するため、前述の
ように、回転子が内周面と外周面との両方から冷却され
ることは非常に望ましいことである。
【0019】上記無整流子モータ,起動用の電気導体を
備えたDCブラシレスモータ,かご型誘導モータ等にお
いては、前記DCブラシレスモータの固定子10と同様
に、防錆上、回転子も密封容器により密封して密封固定
子とすることが必要になる場合がある。その一例を、か
ご型誘導モータについて図4に示す。本モータにおいて
は、ヨーク66の外周面に、珪素鋼板が積層された磁路
形成部120と、その磁路形成部120を貫通してアル
ミダイキャストにより形成された電気導体122とが固
定的に設けられており、密封容器124によって液密に
密封され、密封回転子126とされている。その他の点
については、前記実施形態におけるDCブラシレスモー
タと同様であるため、同一の機能を果たす部分に同一を
符号を付して対応関係を示し、詳細な説明は省略する。
【0020】前記実施形態においては、ラジアル・スラ
スト軸受74が、単純に軸受メタル70,72間への液
体(水)の侵入が許容され、潤滑剤としての機能を果た
すようにされていたが、ラジアル・スラスト軸受74は
精度が良くかつ耐久性に優れたものであることが望まし
い。電動モータにおいては、エネルギ効率向上のため
に、固定子と回転子との隙間をできる限り小さくするこ
とが望ましく、この隙間を小さくしながら固定子と回転
子との接触を確実に回避するために、ラジアル・スラス
ト軸受74はきわめて重要なものなのである。したがっ
て、これの耐久性を向上させるために、軸受メタル7
0,72間に良好な潤滑膜(水膜)が形成されるよう
に、両者の摺動面の形状を工夫し、あるいは摺動面間に
液体を積極的に供給する手段を講じる等により、いわゆ
る流体軸受(液体軸受)とすることが望ましい。
【0021】以上、本発明の二三の実施形態を説明した
が、これは例示に過ぎず、本発明は、前記〔発明が解決
しようとする課題,課題解決手段および効果〕の項に記
載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種
々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である一体型モータポンプ
の正面断面図である。
【図2】上記一体型モータポンプの側面図である。
【図3】上記一体型モータポンプの使用形態の一例を示
す正面断面図である。
【図4】本発明の別の実施形態である一体型モータポン
プの正面断面図である。
【符号の説明】
10:固定子 12:回転子 14:電動モータ
16:ポンプケース 18:回転羽根 20:案内羽根 22:返し通路
32:固定子鉄心 34:コイル 42:密封容器 44:密封固定子
50:吸込フランジ 52:吐出フランジ 6
8:永久磁石 70,72:軸受メタル 74:ラジアル・スラスト軸受 80:フランジ
90,92:連通孔 100:一体型モータポンプ 102:制御装置
104:インバータ 110:ボックス 120:磁路形成部 122:
電気導体 124:密封容器 126:密封回転子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの回転子を中空とし、その中
    空回転子の内周面にポンプの回転羽根を固定したことを
    特徴とする一体型モータポンプ。
  2. 【請求項2】 固定子鉄心にコイルが巻かれ、概して中
    空円筒状をなす固定子と、 その固定子の内側に同心に配設された中空円筒状部材で
    あって、固定子の両端から突出した両端部に吸込口と吐
    出口とを備えたポンプ本体と、 中空円筒状をなし、前記ポンプ本体の内側に同心に配設
    され、ポンプ本体により回転可能に支持されるととも
    に、前記固定子との間の磁気的相互作用により回転する
    回転子と、 その回転子の内側に、回転子と一体的に回転可能に設け
    られた回転羽根とを含む一体型モータポンプ。
  3. 【請求項3】 固定子鉄心にコイルが巻かれた固定子が
    液密に密封されて概して中空円筒状をなす密封固定子
    と、 中空円筒状をなし、前記密封固定子の内側に同心かつ相
    対回転可能に配設され、密封固定子との間の磁気的相互
    作用により回転する回転子と、 その回転子の内側に、回転子と一体的に回転可能に設け
    られた回転羽根と、 前記密封固定子の両端開口部にそれぞれ固定的に設けら
    れた吸入口形成部および吐出口形成部と、 それら吐出口形成部および吸入口形成部の内側におい
    て、前記密封固定子と前記回転子との間に設けられ、密
    封固定子に回転子を回転可能に支持させる軸受とを含む
    一体型モータポンプ。
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