JP6913147B2 - 真空ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、真空ポンプ、特にターボ分子ポンプに関する。この真空ポンプは、インレット、アウトレット、および、少なくとも二つのホルベック段を有している。ホルベック段は、共通の一つの回転軸に対して同軸であり、ポンプ方向においてインレットとアウトレットの間で互いに連続している。
真空ポンプは様々な技術分野で使用される。要求に応じて真空ポンプは、一、又は複数のポンプ段を有する。ホルベックポンプ段(ここでは簡単にホルベック段とも称する)は、分子真空ポンプの部類に属し、そしてホルベックステーターに対するホルベックローターの回転によって分子流を発生する。真空ポンプは、一、又は複数のホルベック段を有する。その際、複数のホルベック段が、互いにシリアルにもパラレルにもポンピングを行う。ホルベック段は、典型的には、ターボ分子真空ポンプ内で使用され、そして、一、又は複数のターボ分子ポンプ段に後接続されている。
ホルベック段は、ホルベックローターとホルベックステーターを有している。その際、ホルベックローターは、ローターシャフトを有している。これに、例えばディスク形状のホルベックハブによって、一、又は複数のホルベックスリーブ(以下ではロータースリーブとも称される)が同軸に取り付けられている。ホルベックステーターは、一段、又は多段のホルベックねじ溝を設けられている。搬送すべきガス分子は、ホルベックステーターに対するホルベックローターの回転動作によって、ねじピッチに沿ってインレットからアウトレットへと搬送される。ねじピッチは、ウェブの壁部によって境界付けられる、周回するホルベックチャネルを有する。ロータースリーブがステーターに対して回転するとき、このチャネル内でガス分子が搬送される。逆流損失を最小とするために、半径方向の間隙(ホルベック間隙)の幅は、ウェブの上側とロータースリーブの間で小さく保たれる必要がある。
いわゆる「折りたたまれた」ホルベック装置が公知である。この装置においては、複数のホルベック段が互いに入れ子式に配置されているので、半径方向で直接連続するホルベック段のポンプ方向は互いに反対向きである。二つの互いに連続するホルベック段、つまり(半径方向で)外側のホルベック段と、(半径方向で)内側のホルベック段は、一つの共通な、両側にホルベックねじ溝を設けられた、以下では「ダブルサイド式の」とも称されるホルベックステーターを有することが可能である。これは、二つのロータースリーブの間に存在している。
更に、いわゆる「円錐状(テーパー状)の」ホルベック段を設けることも公知である。このホルベック段においては、ホルベックステーターは、ウェブ高さがポンプ方向において減少するように形成されている。これは、ホルベックステーターの軸方向の長さにわたって一定の直径のままであるウェブ上側においては、いわゆる溝ベース部直径がポンプ方向において増加することによって達成される。そのような円錐形のホルベック段はより良好なポンプ特性を有することが示された。
軸方向における所定の箇所でのウェブ高さは、当該開示の枠内においては、この箇所におけるホルベックねじ溝の公称径と、その溝ベース部直径の間の差の半分であると介されよう。結果、ウェブ高さは、当該箇所におけるねじ溝深さと同じである。
本発明の課題は、冒頭に記載した形式の真空ポンプのポンプ特性を、真空ポンプの他の特性(特に、機械的安定性のようなもの、特にホルベック段の安定性のようなもの)にネガティブな影響を与えることなく最適化することである。
この課題は請求項1に記載の特徴を有する真空ポンプによって解決される。
発明に従い、ホルベック段が、其々ホルベックねじ溝と回転軸を中心として回転するホルベックスリーブを有していること、およびホルベック段においてホルベックねじ溝のウェブ高さが其々、ポンプ方向において減少することが意図されている。
本発明は、互いに連続する少なくとも二つのホルベック段において、ウェブ高さを一定にしないという包括的思想に基づいている。例えば、それぞれ独自のホルベックステーターを有するか、又は共通のホルベックスターターを有する少なくとも二つのホルベック段(これらは其々円錐状に形成されている)が、互いに連続することができる。
これら措置は、改善されたポンプ特性をもたらし、その際、ホルベック装置の安定性が損なわれるということに通じることは無い。
結果、本発明によって、ホルベック装置のポンプ性能は、さらに十分な機械的安定性のもと改善されることが可能である。
真空ポンプが、ホルベック装置に前接続される別のポンプ段を有さないとき、ホルベック装置のインレットは、真空ポンプの唯一のインレットである。そうでない場合、例えば好ましい実施形に従い、ターボ分子ポンプ(以下簡単のためターボ段)が前接続されているとき、ホルベック装置のインレットは、ターボ段のアウトレットの後流に存在する。これと関係なく、同軸な複数のホルベック段には、一、又は複数の別のホルベック段が前接続、及び/又は後接続されていることが可能である。
本発明の可能な態様においては、同軸に配置された三以上のホルベック段が、それぞれポンプ方向において減少するウェブ高さを有し、設けられていることが可能である。互いに連続する二つのホルベック段は、一つの共通なホルベックステーターを有し得る。そのような特別な態様は、以下に詳細に説明される。
ホルベック段は、ターボ分子ポンプに接続していることが可能である。
本発明の好ましい実施形にしたがい、互いに連続する二つのホルベック段が、両側にホルベックねじ溝を設けられた一つの共通なホルベックステーターと、回転軸を中心として回転する各一つのホルベックスリーブを有し、その際、ホルベックステーターの外側においても、ホルベックステーターの内側においても、ホルベックねじ溝のウェブ高さはポンプ方向において減少する。
驚くべきことに、これら措置は、一方では改善されたポンプ特性をもたらし、そして他方では、両方のロータースリーブによって画成されるリング空間の幅が変化しない際に、共通のホルベックステーターの安定性に許容不可能な影響をもたらさないということが示された。
好ましい態様においては、ターボ段には、其々、ポンプ方向において減少するウェブ高さを有する、同軸に配置された三つのホルベック段が続く。その際、ポンプ方向において最後の両方のホルベック段は、共通のホルベックステーターを有している。これら両方のホルベック段の外側のホルベック段と、ポンプ方向において最初のホルベック段の間において、真空ポンプは、中間インレットを有することが可能である。これは、外側のポンプ段のインレットに直接割り当てられている。そのような配置は、特に、いわゆるスプリットフロー真空ポンプにおいて使用されることが可能である。これは、当業者に基本的に公知であり、ここでは詳細には説明の必要がない。
一般的に、完全に記載すると、ポンプの作動の間には、ホルベック間隙のサイズは、回転するロータースリーブに作用する遠心力に基づいてわずかに変化する可能性がある。変化の範囲は、軸方向の位置に依存することが可能である。つまり、静止したロータースリーブにおいて、ホルベック間隙の軸方向における一定の幅は、作動中、軸方向において変化することが可能である。
本発明の別の実施形は、従属請求項、以下の明細書、および図面中にも記載されている。
一つの実施形に従い、ホルベックステーターの外側は、外側の溝ベース部直径を有する。これは、ポンプ方向において増加している。
一つの実施形に従い、ホルベックステーターの内側は、内側の溝ベース部直径を有する。これは、ポンプ方向において減少している。
好ましくは、外側の溝ベース部直径は、ポンプ方向において増加し、そして内側の溝ベース部直径はポンプ方向において減少している。
このようにして、ポンプ方向において減少するホルベックねじ山のウェブ高さは、シリンダー状のホルベックスリーブと関連して達成されることが可能である。
溝ベース部直径は、ここでは各ホルベックチャネルのベース部に関連するホルベックステーターの直径(各軸方向箇所(以下「局所的」とも称する)における直径)であると介されよう。換言すると、ホルベックステーターの外側における溝ベース部直径は、局所的に最も小さい直径であり、ホルベックステーターの内側で、局所的に最大の直径である。
発展形に従い、ホルベックステーターの外側のインレット側の溝ベース部直径は、ホルベックステーターの内側のインレット側の溝ベース部直径よりも小さい。
換言すると、外側のホルベック段の溝ベース部は、そのインレットにおいて、内側のホルベック段のインレット側の溝ベース部よりも回転軸の近くに置かれている。ホルベックステーターのそのような造形によって、特に高いポンプ性能が図られることが可能である。特に、これによって各インレット側で、比較的大きなウェブ高さが達成されることが可能である。
別の実施形に従い、外側のホルベックねじ溝の溝ベース部によって定義される(外側の)テーパー角度と、内側の溝ベース部によって定義される(内側の)テーパー角度が互いに異なっている。好ましくは、外側のテーパー角度は、内側のテーパー角度よりも大きい。
以下の具体的な値と比率は、50mmの軸方向構造長を有するホルベックステーターに関するが、他の軸方向構造長においても、同様に各与えられた値領域内にある。ホルベック間隙のサイズのための好ましい値は、0.3mmである。
外側のテーパー角度は、5度から15度の間、好ましくは8度から10度の間、特に9.1度であることが可能である。
内側のテーパー角度は、1°度から5度の間、好ましくは2度から4度の間、特に3.1度であることが可能である。
別の実施形に従い、外側のホルベックねじ溝においてインレット側で、二倍のウェブ高さの溝ベース部直径に対しる比率は、0.1よりも大きく、好ましくは0.15よりも大きく、特に約0.19である。
更に、内側のホルベックねじ溝においてインレット側で、二倍のウェブ高さの溝ベース部直径に対する比率は、0.4よりも大きく、好ましくは0.6よりも大きく、特に約0.8である。
比較的大きなインレット側のウェブ高さは、同時に比較的小さなホルベックステーターの壁厚においても、十分な安定性を保証することが可能である。
ホルベックステーターの(局所的な)壁厚は、当該軸方向箇所における外側の溝ベース部直径と内側の溝ベース部直径の間の差異の半分である。
発展形に従い、外側のホルベックねじ溝において、インレット側のウェブ高さのアウトレット側のウェブ高さに対する比率は、0.1よりも小さく、好ましくは0.25よりも小さく、特に約0.23である。
更に、内側のホルベックねじ溝において、インレット側のウェブ高さのアウトレット側のウェブ高さに対する比率は、0.5よりも小さく、好ましくは0.4よりも小さく、特に約0.36であることが意図されていることが可能である。
上述した態様は、其々、それ自体行われ、そして任意の組み合わせで、ダブルサイド式のホルベックステーターの安定性を損なうことなく、ホルベック装置の特別良好なポンプ性能へと通じるということが示された。
一つの実施形に従い、ホルベックステーターは、その軸方向の延在に沿って一定の壁厚を有する。
一定の壁厚では、外側のテーパー角度は、内側のテーパー角度と同じである。
一つの実施形に従い、ホルベックステーターは、その軸方向の延びに沿って、特に外側のホルベック段のポンプ方向において、増加する壁厚を有しており、その際、好ましくは壁厚は常に増加する。
増加する壁厚は、両方のホルベック段の異なるテーパー角度と連動する。両方のホルベック段には、異なる要求がつきつけられる可能性がある。この為、外側および内側で異なるホルベックねじ溝が形成されることが可能である。外側のホルベック段のポンプ方向において壁厚が増加することは、外側のホルベックねじ溝のテーパー角度が、内側のホルベックねじ溝のテーパー角度よりも大きいことを意味する。
発展形においては、ホルベックステーターの壁厚は、最大のウェブ高さの領域において最小である。
ウェブ高さは、ホルベックステーターの安定性に寄与するので、比較的大きなウェブ高さの領域においては、比較的小さな壁厚が存在することが可能であることが分かった。
好ましくは、ホルベックステーターの最小の壁厚は、2mmよりも小さく、好ましくは1.5mmよりも小さく、特に好ましくは約1mmである。
一つの実施形に従い、ホルベックステーターはアルミニウムから製造されている。
別の実施形に従い、ホルベックステーターは、統合的に製造されており、特に一つのピースから旋削されている。
以下に本発明を、例示的に基づき添付の図面を参照しつつ説明する。図は以下を示している。
発明に係るものではないターボ分子ポンプの斜視図 図1のターボ分子ポンプの下側の図 図2に示された線A−Aに沿うターボ分子ポンプの断面図 図2に示された線B−Bに沿うターボ分子ポンプの断面図 図2に示された線C−Cに沿うターボ分子ポンプの断面図 三つのホルベック段と、ダブルサイド式ホルベックステーターを有するホルベック装置の簡略的な長手方向断面図 図6の詳細図 発明に係るホルベックステーターの実施形の長手方向断面図
図1に示されたターボ分子ポンプ111は、インレットフランジ113に取り囲まれたポンプインレット115を有する。このポンプインレットには、公知の方法で、図示されていない真空容器が接続されることが可能である。真空容器からのガスは、ポンプインレット115を介して真空容器から吸引され、そしてポンプを通してポンプアウトレット117へと搬送されることが可能である。ポンプアウトレットには、予真空ポンプ(例えばロータリーベーンポンプ)が接続されていることが可能である。
インレットフランジ113は、図1の真空ポンプの向きにおいては、真空ポンプ111のハウジング119の上端部を形成する。ハウジング119は、下部分121を有する。これには、側方にエレクトロニクスハウジング123が設けられている。エレクトロニクスハウジング123内には、真空ポンプ111の電子的、及び/又は電子的コンポーネントが収容されている。これらは例えば、真空ポンプ内に配置される電動モーター125を作動させるためのものである。エレクトロニクスハウジング123には、アクセサリーのための複数の接続部127が設けられている。更に、データインターフェース129(例えばRS485スタンダードに従うもの)と、電源供給接続部131がエレクトロニクスハウジング123には設けられている。
ターボ分子ポンプ111のハウジング119には、フローインレット133が、特にフローバルブの形式で設けられている。これを介して真空ポンプ111は溢出を受けることが可能である。下部分121の領域には、更にシールガス接続部135(洗浄ガス接続部とも称される)が設けられている。これを介して洗浄ガスが、ポンプによって搬送されるガスに対して電動モーター15を保護するため、モーター室137内に取り込まれることが可能である。モーター室内には、真空ポンプ111の電動モーター125が収容されている。下部分121内には、更に二つの冷却媒体接続部139が設けられている。その際、一方の冷却媒体接続部は冷却媒体のインレットとして、そして他方の冷却媒体接続部はアウトレットとして設けられている。冷却媒体は、冷却目的で真空ポンプ内に導かれることが可能である。
真空ポンプの下側面141は、起立面として使用されることが可能であるので、真空ポンプ111は下側面141上に起立して作動させられることが可能である。しかしまた、真空ポンプ111は、インレットフランジ113を介して真空容器に固定されることも可能であり、これによっていわば懸架して作動させられることが可能である。更に真空ポンプ111は、図1に示されたものと異なった向きとされているときにも作動させられることが可能であるよう構成されていることが可能である。下側面141が下に向かってではなく、当該面に向けられて、又は上に向けられて配置されている真空ポンプの実施形も実現されることが可能である。
図2に表わされている下側面141には、更に、種々のスクリュー143が設けられている。これらによって、ここでは詳細に特定されない真空ポンプの構造部材が互いに固定されている。例えば、支承部カバー145が下側面145に固定されている。
下側面141には、更に、固定穴147が設けられている。これを介してポンプ111は例えば載置面に固定されることが可能である。
図2から5には、冷却媒体配管148が表わされている。この中に、冷却媒体接続部139を介して導入、又は導出される冷却媒体が循環していることが可能である。
図3から5の断面図に示されているように、真空ポンプは、複数のプロセスガスポンプ段を有している。これは、ポンプインレット115に及ぶプロセスガスをポンプアウトレット117に搬送するためのものである。
ハウジング119内には、ローター149が配置されている。このローターは、回転軸151を中心として回転可能なローター軸153を有している。
ターボ分子ポンプ111は、ポンプ効果を奏するよう互いにシリアルに接続された複数のポンプ段を有している。これらポンプ段は、ローター軸153に固定された複数の半径方向のローターディスク155と、ローターディスク155の間に配置され、そしてハウジング119内に固定されているステーターディスク157を有している。その際、一つのローターディスク155とこれに隣接する一つのステーターディスク157がそれぞれ一つのターボ分子ポンプ段を形成している。ステーターディスク157は、スペーサーリング159によって互いに所望の軸方向間隔に保持されている。
真空ポンプは、更に、半径方向において互いに入れ子式に配置され、そしてポンプ作用を奏するよう互いにシリアルに接続されたホルベックポンプ段を有する。ホルベックポンプ段のローターは、ローターシャフト153に設けられるローターハブ161と、ローターハブ161に固定され、そしてこれによって担持されるシリンダー側面形状の二つのホルベックロータースリーブ163,165を有している。これらは、回転軸151と同軸に向けられており、そして半径方向において互いに入れ子式に接続されている。更に、シリンダー側面形状の二つのホルベックステータースリーブ167,169が設けられている。これらは同様に、回転軸151に対して同軸に向けられており、そして半径方向で見て互いに入れ子式に接続されている。
ポンプ効果を発揮するホルベックポンプ段の表面は、側面によって、つまり、ホルベックロータースリーブ163,165とホルベックステータースリーブ167,169の内側面、及び/又は外側面によって形成されている。外側のホルベックステータースリーブ167の半径方向内側面は、半径方向のホルベック間隙171を形成しつつ、外側のホルベックロータースリーブ163の半径方向外側面と向かい合っており、そしてこれと、ターボ分子ポンプに後続する第一のホルベックポンプ段を形成する。外側のホルベックロータースリーブ163の半径方向内側面は、半径方向のホルベック間隙173を形成しつつ、内側のホルベックステータースリーブ169の半径方向外側面と向かい合っており、そしてこれと、第二のホルベックポンプ段を形成する。内側のホルベックステータースリーブ169の半径方向内側面は、半径方向のホルベック間隙175を形成しつつ、内側のホルベックロータースリーブ165の半径方向外側面と向かい合っており、そしてこれと、内側のホルベックポンプ段を形成する。
ホルベックロータースリーブ163の下側端部には、半径方向に延びるチャネルが設けられれていることが可能である。これを介して、半径方向外側に位置するホルベック間隙171が、中央のホルベック間隙173と接続されている。更に、ホルベックステータースリーブ169の上側端部には、半径方向に延びるチャネルが設けられれていることが可能である。これを介して、中央のホルベック間隙173が、半径方向内側に位置するホルベック間隙175と接続されている。これによって、入れ子式に接続される複数のホルベックポンプ段が互いにシリアルに接続される。半径方向内側に位置するホルベックロータースリーブ165の下側の端部には、更に、アウトレット117への接続チャネル179が設けられていることが可能である。
ホルベックステータースリーブ163、165の上述したポンプ効果を発揮する表面は、それぞれ、螺旋形状に回転軸151の周りを周回しつつ軸方向に延びる複数のホルベック溝を有する。他方で、ホルベックロータースリーブ163、165のこれに向かい合った側面は、滑らかに形成されており、そして真空ポンプ111の作動のためのガスをホルベック溝内へと駆り立てる。
ローターシャフト153の回転可能な支承のため、ポンプインレット117の領域にローラー支承部181、およびポンプアウトレット115の領域に永久磁石支承部183が設けられている。
ローラー支承部181の領域には、ローター軸153に円錐形のスプラッシュナット185が設けられている。これは、ローラー支承部181の方に向かって増加する外直径を有している。スプラッシュナット185は、作動媒体貯蔵部の少なくとも一つのスキマー(独語:Abstreifer)と滑り接触状態にある。作動媒体貯蔵部は、互いに積層された吸収性の複数のディスク187を有する。これらディスクは、ローラー支承部181のための作動媒体、例えば潤滑剤を染み込ませてある。
真空ポンプ111の作動中、作動媒体は、毛細管効果によって作動媒体貯蔵部からスキマーを介して回転するスプラッシュナット185へと伝達され、そして、遠心力によってスプラッシュナット185に沿って、スプラッシュナット92の大きくなる外直径の方向へと、ローラー支承部181に向かって搬送される。そこでは例えば、潤滑機能が発揮される。ローラー支承部181と作動媒体貯蔵部は、真空ポンプ内において槽形状のインサート189と、支承部カバー145に囲まれている。
永久磁石支承部183は、ローター側の支承半部191と、ステーター側の支承半部193を有している。これらは、各一つのリング積層部を有している。リング積層部は、軸方向に互いに積層された永久磁石の複数のリング195、197から成っている。リングマグネット195,197は、半径方向の支承部間隙199を形成しつつ互いに向き合っており、その際、ローター側のリングマグネット195は、半径方向外側に、そしてステーター側のリングマグネット197は半径方向内側に設けられている。支承部間隙199内に存在する地場は、リングマグネット195,197の間の磁気的反発力を引き起こす。これは、ローター軸153の半径方向の支承を実現する。ローター側のリングマグネット195は、ローター軸153のキャリア部分201によって担持されている。これは、リングマグネット195を半径方向外側で取り囲んでいる。ステーター側のリングマグネット197は、ステーター側のキャリア部分203によって担持されている。これは、リングマグネット197を通って延びており、そしてハウジング119の支材205に吊架されている。回転軸151に平行に、ローター側のリングマグネット195が、キャリア部分203と連結されるカバー要素207によって固定されている。ステーター側のリングマグネット197は、回転軸151に平行に一つの方向で、キャリア部分203と接続される固定リング209によって、およびキャリア部分203と接続される固定リング211によって固定されている。その上、固定リング211とリングマグネット197の間には、さらばね213が設けられていることが可能である。
磁石支承部の内部には、緊急用または安全用支承部215が設けられている。これは、真空ポンプの通常の作動時には、非接触で空転し、そしてローター149がステーターに対して半径方向において過剰に偏移した際に初めて作用するに至る。ローター149のための半径方向のストッパーを形成するためである。ローター側の構造がステーター側の構造と衝突するのが防止されるからである。安全用支承部215は、潤滑されないローラー支承部として形成されており、そして、ローター149及び/又はステーターと半径方向の間隙を形成する。この間隙は、安全用支承部215が通常のポンプ作動中は作用しないことに供する。安全用支承部が作用するに至る半径方向の間隙は、十分大きく寸法取られているので、安全用支承部215は、真空ポンプの通常の作動中は作用せず、そして同時に十分小さいので、ローター側の構造がステーター側の構造と衝突するのがあらゆる状況で防止される。
真空ポンプ111は、ローター149を回転駆動するための電動モーター125を有している。電動モーター125のアンカーは、ローター149によって形成されている。そのローター軸153はモーターステーター217を通って延びている。ローター軸153の、モーターステーター217を通って延びる部分には、半径方向外側に、または埋め込まれて、永久磁石装置が設けられていることが可能である。ローター149の、モーターステーター217を通って延びる部分と、モーターステーター217との間には、中間空間219が設けられている。これは、半径方向のモーター間隙を有する。これを介して、モーターステーター217と永久磁石装置は、駆動トルク伝達のため、互いに磁気的に影響することが可能である。
モーターステーター217は、ハウジング内において、電動モーター125のために設けられるモーター室137の内部に固定されている。シールガス接続部135を介して、シールガス(洗浄ガスとも称され、これは例えば空気や窒素であることが可能である)が、モーター室137内へと至る。シールガスを介して電動モーター125は、プロセスガス、例えばプロセスガスの腐食性の部分に対して保護されることが可能である。モーター室137は、ポンプアウトレット117を介しても真空引きされることが可能である、つまりモーター室137は、少なくとも近似的に、ポンプアウトレット117に接続される読真空ポンプによって実現される予真空状態となっている。
モーター室137を画成する壁部221とローターハブ161の間には、更に、いわゆる公知のラビリンスシール223が設けられていることが可能である。特に、半径方向外側に位置するホルベックポンプ段に対してモーター室217をより良好にシールすることを達成するためである。
発明に係るホルベック装置は、図6から8に基づいて後に説明されるように、特に図1から5の真空ポンプ内で使用されることが可能である。
図6および7は、真空ポンプ11、例えばターボ分子ポンプのホルベック装置のみを示す。真空ポンプは、回転軸13を中心として回転可能に支承されたローター軸15を有する。ローター軸15にはローターハブ17が設けられ、これが二つのシリンダー状のロータースリーブ19を担持している。
更に二つのホルベックステーター21,23が設けられている。内側の、両方のロータースリーブ19の間に配置されたホルベックステーター21は、発明に係る方法において、ダブルサイド式に形成されており、つまり、ダブルサイド式にホルベックねじ溝37,39を設けられている(図7)。外側のロータースリーブ19の半径方向外側には、外側のホルベックステーター22が設けられている。これは、例えばポンプハウジングによって形成されることが可能である。外側のホルベックステーター23と外側のロータースリーブ19は第一のホルベック段25を形成する。外側のロータースリーブ19は、追加定期に、内側のホルベックステーター21と、正確に言うとその外側面と、第二のポンプ段27を形成する。これは、ここでもまた外側のポンプ段、又はホルベック段と称される。内側のロータースリーブ19とホルベックステーター21の内側面は、第三のポンプ段を形成する。これはここでもまた、内側のポンプ段、又はホルベック段と称される。矢印は、ポンプ方向と、ホルベック段25、27,29内を搬送される気体分子の搬送方向を示している。
その際、ポンプ方向は、ホルベック装置25,27,29のインレット33からポンプ段25,27,29のアウトレット35へと延びている。冒頭で述べたように、真空ポンプは、図示されていない中間インレットを有することが可能である。これは、外側のインレットに直接割り当てられている。この中間インレットは、例えば「スプリットフロー」インレットであることが可能である。これら、搬送されるべき気体分子が、図6において破線で示されているように、外側のホルベック段27のインレットの方へと流れることが可能である。
発明に係るホルベックステーター21は、図7に基づいて正確に説明される。
図7は、図6の詳細図である。回転軸13に沿ったホルベック装置の半分の断面が表わされている。
矢印によってあらわされているポンプ方向は、外側のホルベック段27のもとを、そのインレットからアウトレットへと延びている。外側のホルベック段27のアウトレットは、ホルベックステーター21の外面に存在している。そのアウトレットには、内側のホルベック段29のインレットが続く。よってインレットは、ホルベックステーター21の内側面に存在している。ポンプ方向は、このインレットから、内側のホルベック段29のアウトレットへと延びている。
ホルベックステーター21は、外側のねじ山37と内側のねじ山39を有している。ねじ山37、39のウェブ41は、其々、ポンプ方向において増加する(高くなる)ウェブ高さ43を有している、つまり、ねじ山深さは増し、その際、ウェブ上側は、外側も、内側も回転軸13を中心とする円形シリンダー上に位置していて、各ロータースリーブ19と一定のホルベック間隙47を形成する。これは、ホルベックステーター21の円錐形によって、内側面においても外側面においても達成される。その際、テーパー角度は、外側面において内側面においてよりも大きい。
既に冒頭に記載したように、ポンプの作動の間、ホルベック間隙47のサイズは、有効な遠心力に基づいてわずかに変化する。
テーパー角度は、図6および図7においては誇張のために大きく表わされており、具体的な実施形(図8も参照のこと)、好ましくは10度より大きくない。
ことなる大きさのテーパー角度により、ホルベックステーター21の壁厚は一定ではない。ここで、ホルベックステーター21の壁厚は、外側のポンプ段27の方向において増加する(厚くなる)。換言すると、壁厚は、外側のポンプ段27のインレットにおいて、よって内側のポンプ段29のアウトレットにおいて最小であり、外側のポンプ段27のアウトレットにおいてよりも小さく、よって内側のポンプ段29のインレットにおいてよりも小さい。
図8は、回転軸13sに沿った長手方向断面図で、ホルベックステーター21の可能な具体的実施形を示す。ホルベックステーター21は、内側のホルベックねじ山を有する内側面と、外側のホルベックねじ山を有する外側面を有する。矢印は、ここでもまた各ポンプ段のポンプ方向を示している。
図8のホルベックステーター21の形状幾何(ジオメトリー)は、図7において簡略的に、縮尺が正確に表されていないホルベックステーター21のそれに相当している。その結果、ホルベックステーター21の壁厚は、ここでも外側のポンプ段のポンプ方向において増加し、内側のポンプ段のポンプ方向において減少する一方で、その上側が回転軸13を中心とする円形シリンダー上に位置する各ウェブ41の高さは、外側のポンプ段27のポンプ方向においても、内側のポンプ段29のポンプ方向においても減少する。
両方のポンプ段のテーパーは、各溝ベース部53,55によって定義されている。つまり、各溝ベース部53,55によって、図8に示されているように、テーパー角度を有するテーパーが決定され、その際、テーパー角度αaは、外側の溝ベース部53に関し、そしてテーパー角度αiは、内側の溝ベース55に関する。テーパー角度αaは、テーパー角度αiよりも大きく、これから変化する壁厚が生じる。両方のテーパー角度αa、αiが同じであるとき、一定の壁厚が生ずる。そのようなホルベックステーター21は、同様に発明に係る方法において両側が円錐形に形成されよう。
外側のポンプ段のインレットにおける外側の溝ベース部直径は、図8においてNGDAE、外側のポンプ段のアウトレットにおける溝ベース部直径はNGDAA、内側のポンプ段のインレットにおける内側の溝ベース部直径はNGDIE、そして内側のポンプ段のアウトレットにおける内側の溝ベース部直径はNGDIAと符号を与えられている。インレットおよびアウトレットの軸方向の位置は、ここでは、ホルベックステーターの角軸方向端部によって定義されている。表わされた実施例においては、NGDAEはNGDIEよりわずかに小さい。しかしまた、NGDAE>NGDIE、又はNGDAE=NGDIEという実施形も可能である。
11 真空ポンプ
13 回転軸
15 ローターシャフト
17 ホルベックハブ
19 ホルベックスリーブ
21 ダブルサイド式のホルベックステーター
23 外側のホルベックステーター
25 第一のホルベック段
27 第二の外側のホルベック段
29 第三の内側のホルベック段
33 インレット
35 アウトレット
37 外側のホルベックねじ溝
39 内側のホルベックねじ溝
41 ウェブ
43 ウェブ高さ
47 ホルベック間隙
53 外側の溝ベース部
55 内側の溝ベース部
111 ターボ分子ポンプ
113 インレットフランジ
115 ポンプインレット
117 ポンプアウトレット
119 ハウジング
121 下部分
123 エレクトロニクスハウジング
125 電動モーター
127 アクセサリー接続部
129 データインターフェース
131 電源供給接続部
133 フローインレット
135 シールガス接続部
137 モーター室
139 冷却媒体接続部
141 下側面
143 ねじ
145 支承部カバー
147 固定穴
148 冷却媒体配管
149 ローター
151 回転軸
153 ローターシャフト
155 ローターディスク
157 ステーターディスク
159 スペーサーリング
161 ローターハブ
163 ホルベックロータースリーブ
165 ホルベックロータースリーブ
167 ホルベックステータースリーブ
169 ホルベックステータースリーブ
171 ホルベック間隙
173 ホルベック間隙
175 ホルベック間隙
179 接続チャネル
181 ローラー支承部
183 永久磁石支承部
185 スプラッシュナット
187 ディスク
189 インサート
191 ローター側の支承半部
193 ステーター側の支承半部
195 リングマグネット
197 リングマグネット
199 支承部間隙
201 担持部分
203 担持部分
205 半径方向の支柱
207 カバー要素
209 支持リング
211 固定リング
213 さらばね
215 緊急用または安全用支承部
217 モーターステーター
219 中間空間
221 壁部
223 ラビリンスシール
αi 内側のテーパー角度
αa 外側のテーパー角度
NGDAE インレットにおける外側の溝ベース部直径
NGDAA アウトレットにおける外側の溝ベース部直径
NGDIE インレットにおける内側の溝ベース部直径
NGDIA アウトレットにおける内側の溝ベース部直径

Claims (13)

  1. 真空ポンプであって、
    インレット(33)を有し、
    アウトレット(35)を有し、そして、
    一つの共通の回転軸(13)に対して同軸であり、ポンプ方向においてインレット(33)とアウトレット(35)の間に互いに連続する少なくとも二つのホルベック段(25,27,29)を有し、これらが其々、ホルベックねじ溝(37,39)と、回転軸(13)を中心として回転するホルベックスリーブ(19)を有し、そしてこれらホルベック段において、ホルベックねじ溝(37,39)のウェブ高さ(43)が其々、ポンプ方向において減少していること、及び外側のホルベックねじ山(37)の溝ベース部(53)によって定義されるテーパー角度(αa)と、内側のホルベックねじ山(39)の溝ベース部(55)によって定義されるテーパー角度(αi)が互いに異なっていることを特徴とする真空ポンプ(11)。
  2. 互いに連続する二つのホルベック段(27,29)が、両側にホルベックねじ溝(37,39)を設けられた一つの共通なホルベックステーター(21)を有しており、そしてその際、ホルベックステーター(21)の外側面においても、ホルベックステーター(21)の内側面においても、ホルベックねじ溝(37,39)のウェブ高さ(43)が、其々ポンプ方向において減少することを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ(11)。
  3. 共通のホルベックステーター(21)の外側面が、ポンプ方向において増加する外側の溝ベース部直径を有することを特徴とする請求項2に記載の真空ポンプ(11)。
  4. 共通のホルベックステーター(21)の内側面が、ポンプ方向において減少する内側の溝ベース部直径を有することを特徴とする請求項2または3に記載の真空ポンプ(11)。
  5. 外側の溝ベース部直径がポンプ方向において増加し、そして内側の溝ベース部直径がポンプ方向において減少することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の真空ポンプ(11)。
  6. ホルベックステーター(21)の外側面におけるインレット側の溝ベース部直径(NGDAE)が、ホルベックステーター(21)の内側面におけるインレット側の溝ベース部直径(NGDIE)よりも小さいことを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の真空ポンプ(11)。
  7. 外側のホルベックねじ山(37)の溝ベース部(53)によって定義されるテーパー角度(αa)が5度から15度の間にあり、及び/又は内側のホルベックねじ山(39)の溝ベース部(55)によって定義されるテーパー角度(αi)が1度から5の間にあることを特徴とする請求項2からのいずれか一項に記載の真空ポンプ(11)。
  8. 外側のホルベックねじ山(37)においてインレット側で、溝ベース部直径に対する二倍されたウェブ高さの比率が0.10より大きく、及び/又は、内側のホルベックねじ山(39)においてインレット側で、溝ベース部直径に対する二倍されたウェブ高さ(43)の比率が、0.4より大きことを特徴とする請求項2からのいずれか一項に記載の真空ポンプ(11)。
  9. 外側のホルベックねじ山(37)においてアウトレット側のウェブ高さ(43)に対するインレット側のウェブ高さ(43)の比率が0.3より小さく、及び/又は、内側のホルベックねじ山(39)においてアウトレット側のウェブ高さ(43)に対するインレット側のウェブ高さ(43)の比率が、0.5より小さことを特徴とする請求項2からのいずれか一項に記載の真空ポンプ(11)。
  10. ホルベックステーター(21)が、その軸方向の延びに沿って、外側のホルベック段(27)のポンプ方向において、増加する壁厚(45)を有してることを特徴とする請求項2からのいずれか一項に記載の真空ポンプ(11)。
  11. ホルベックステーター(21)の壁厚(45)が、外側のホルベック段(27)の最大のウェブ高さ(43)の領域において最小であることを特徴とする請求項2から10のいずれか一項に記載の真空ポンプ(11)。
  12. ホルベックステーター(21)の最小の壁厚(45)が2mmより小さことを特徴とする請求項2から11のいずれか一項に記載の真空ポンプ(11)。
  13. ホルベックステーター(21)がアルミニウムから製造されており、及び/又はホルベックステーター(21)が一体式に製造されていることを特徴とする請求項2から12のいずれか一項に記載の真空ポンプ(11)。
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