JP2009108752A - 真空ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】排気性能を低下させることなく製造コストを抑制すること。
【解決手段】第1円筒部9は、外周面が円筒形状をした部材からなる。支板11は、外周側へフランジ状に張り出した円環板状をした部材であり、第2円筒部10の固定機構として機能する。ロータ本体部7、ロータ翼8、第1円筒部9、および支板11は、同一の素材を削り出すことによって一体に形成されている。第2円筒部10は、支板11の外周端部にその端部が圧入固定された外周面が円筒形状をした部材からなる。第2円筒部10は、第1円筒部9の外側に、第1円筒部9と同心円上に配置されている。第2円筒部10は、第1円筒部9を構成する部材よりも比強度又は比剛性の高い繊維強化複合材料によって構成されている。第2円筒部10を別部材で構成することにより、ロータ部の加工を容易に行うことができるため製造コストを抑制することができる。
【選択図】図2
【解決手段】第1円筒部9は、外周面が円筒形状をした部材からなる。支板11は、外周側へフランジ状に張り出した円環板状をした部材であり、第2円筒部10の固定機構として機能する。ロータ本体部7、ロータ翼8、第1円筒部9、および支板11は、同一の素材を削り出すことによって一体に形成されている。第2円筒部10は、支板11の外周端部にその端部が圧入固定された外周面が円筒形状をした部材からなる。第2円筒部10は、第1円筒部9の外側に、第1円筒部9と同心円上に配置されている。第2円筒部10は、第1円筒部9を構成する部材よりも比強度又は比剛性の高い繊維強化複合材料によって構成されている。第2円筒部10を別部材で構成することにより、ロータ部の加工を容易に行うことができるため製造コストを抑制することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ネジ溝ポンプ構造を有する真空ポンプに関する。
真空ポンプを用いて排気処理を行い、内部が真空に保たれるような真空装置を用いる装置には、半導体製造装置、電子顕微鏡、表面分析装置、微細加工装置などがある。
また、各種ある真空ポンプのうち、高真空の環境を実現する際に用いられるものに、ネジ溝ポンプがある。
ネジ溝ポンプは、同心円状に配設された回転側円筒と固定側円筒との間に形成されたネジ溝(らせん)状の排気流路を介して気体を送るポンプであり、単体で用いられる他、複合型真空ポンプとしてターボ分子ポンプと共に用いられる場合がある。
このようなネジ溝ポンプにおいて、排気性能(圧縮比率)の向上やポンプ装置の小型化を図るための排気流路を複数回折り返す多重パス構造が、下記の特許文献に提案されている。
特開平11−210674号公報
特開2003−148375公報
また、各種ある真空ポンプのうち、高真空の環境を実現する際に用いられるものに、ネジ溝ポンプがある。
ネジ溝ポンプは、同心円状に配設された回転側円筒と固定側円筒との間に形成されたネジ溝(らせん)状の排気流路を介して気体を送るポンプであり、単体で用いられる他、複合型真空ポンプとしてターボ分子ポンプと共に用いられる場合がある。
このようなネジ溝ポンプにおいて、排気性能(圧縮比率)の向上やポンプ装置の小型化を図るための排気流路を複数回折り返す多重パス構造が、下記の特許文献に提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載のターボ分子ポンプでは、ネジ溝排気流路を構成する複数の回転筒状部が同一の素材を加工することによって一体に形成されているため、容易に加工することができず、製造コストを抑制することが困難であった。例えば、回転筒状部の高さ方向を大きくとる場合には、剛性の制約により使用可能な加工工具が制限されるため、容易に深い円筒形状を形成することはできなかった。
また、特許文献2に記載のターボ分子ポンプでは、ネジ溝排気流路を構成する内側ロータをボルトでシャフトに連結固定するように構成されているため、これらの構成部品により回転体の重量が増大してしまうおそれがあった。回転体の重量が大きく増加してしまうと、それに伴い軸受の容量を増やす必要があり、これにより装置コストが増大してしまう。
また、特許文献2に記載のターボ分子ポンプでは、ネジ溝排気流路を構成する内側ロータをボルトでシャフトに連結固定するように構成されているため、これらの構成部品により回転体の重量が増大してしまうおそれがあった。回転体の重量が大きく増加してしまうと、それに伴い軸受の容量を増やす必要があり、これにより装置コストが増大してしまう。
そこで本発明は、排気性能を低下させることなく、真空ポンプの製造コストを抑制することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、回転軸と、前記回転軸に固定されるロータ本体部と、多重パス構造のネジ溝ポンプ部における気体の排気流路を構成し、前記回転軸の同心円状に交互に配設され、何れか一方にネジ溝が設けられた複数の固定円筒および回転円筒と、を備え、前記回転円筒のうち、最も内側に位置する第1回転円筒は、前記ロータ本体部と同一素材により一体形成され、前記第1回転円筒より外側に位置する第2回転円筒は、前記第1回転側円筒部の形成素材より、比強度又は比剛性が高い別部材で構成されていることを特徴とする真空ポンプを提供する。
請求項2に記載の発明では、前記第1回転円筒の端部から外周側へ張り出したフランジ状の環状支板を備え、前記第2回転円筒は、前記環状支板に固定されていることを特徴とする請求項1記載の真空ポンプを提供する。
請求項3に記載の発明では、前記ネジ溝ポンプ部の上流側に設けられたターボ分子ポンプ部を構成する、前記ロータ本体部から放射状に伸びるロータ翼を備え、前記ロータ翼は、前記1回転円筒および前記ロータ本体部と共に、同一素材により一体形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の真空ポンプを提供する。
請求項4に記載の発明では、前記第1回転円筒は、アルミニウム合金により構成され、前記第2回転円筒は、繊維強化複合材料により構成されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の真空ポンプを提供する。
なお、前記第2回転円筒は、例えば、CFRP(カーボン繊維強化樹脂)、AFRP(アラミド繊維強化樹脂)などの繊維強化複合樹脂材料や、繊維強化アルミニウム、繊維強化マグネシウム、セラミック、チタニウム合金によって構成されていることが好ましい。
請求項2に記載の発明では、前記第1回転円筒の端部から外周側へ張り出したフランジ状の環状支板を備え、前記第2回転円筒は、前記環状支板に固定されていることを特徴とする請求項1記載の真空ポンプを提供する。
請求項3に記載の発明では、前記ネジ溝ポンプ部の上流側に設けられたターボ分子ポンプ部を構成する、前記ロータ本体部から放射状に伸びるロータ翼を備え、前記ロータ翼は、前記1回転円筒および前記ロータ本体部と共に、同一素材により一体形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の真空ポンプを提供する。
請求項4に記載の発明では、前記第1回転円筒は、アルミニウム合金により構成され、前記第2回転円筒は、繊維強化複合材料により構成されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の真空ポンプを提供する。
なお、前記第2回転円筒は、例えば、CFRP(カーボン繊維強化樹脂)、AFRP(アラミド繊維強化樹脂)などの繊維強化複合樹脂材料や、繊維強化アルミニウム、繊維強化マグネシウム、セラミック、チタニウム合金によって構成されていることが好ましい。
本発明によれば、回転円筒のうち、最も内側に位置する第1回転円筒をロータ本体部と一体形成することにより、ポンプを構成する部品数が削減されるため、製造コストを抑制することができる。
以下、本発明の真空ポンプにおける好適な実施の形態について、図1から図3を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態の真空ポンプの軸線方向の概略構成を示した図である。
なお、図1は、真空ポンプにおける軸線方向の断面を示している。この真空ポンプは、例えば半導体製造装置内に設置され、真空チャンバからプロセスガスの排出を行う際に用いられる。
本実施の形態では、真空ポンプの一例としてターボ分子ポンプ部Tとネジ溝ポンプ部Sを有する複合型の真空ポンプについて説明する。
図1は、本実施形態の真空ポンプの軸線方向の概略構成を示した図である。
なお、図1は、真空ポンプにおける軸線方向の断面を示している。この真空ポンプは、例えば半導体製造装置内に設置され、真空チャンバからプロセスガスの排出を行う際に用いられる。
本実施の形態では、真空ポンプの一例としてターボ分子ポンプ部Tとネジ溝ポンプ部Sを有する複合型の真空ポンプについて説明する。
真空ポンプの外装体を構成するケーシング1は略円筒状の形状をしており、ケーシング1の下部(排気口5側)に設けられた、ベース2と共に真空ポンプの筐体を構成している。
ケーシング1の端部には、真空ポンプへ気体を導入するための吸気口3が形成されている。また、ケーシング1の吸気口3側の端面には、外周側へ張り出したフランジ部4が形成されている。真空ポンプは、このフランジ部4を介して、真空チャンバに締結部材によって固定される。
また、ベース2の端部には、真空ポンプから気体を排気するための、即ち半導体製造装置からのプロセスガス等を排出する排気口5が形成されている。
ケーシング1の端部には、真空ポンプへ気体を導入するための吸気口3が形成されている。また、ケーシング1の吸気口3側の端面には、外周側へ張り出したフランジ部4が形成されている。真空ポンプは、このフランジ部4を介して、真空チャンバに締結部材によって固定される。
また、ベース2の端部には、真空ポンプから気体を排気するための、即ち半導体製造装置からのプロセスガス等を排出する排気口5が形成されている。
そして、この筐体の内部には、真空ポンプに排気機能を発揮させる構造物、即ち気体移送機構が配設されている。
この気体移送機構は、大きく分けて回転自在に軸支された回転部と、筐体に対して固定された固定部から構成されている。
これら排気機能を発揮する構造物は、大きく分けて回転自在に軸支されたロータ部とケーシング1に対して固定されたステータ部から構成される。
真空ポンプは、吸気口3側がターボ分子ポンプ部Tにより構成され、排気口5側がネジ溝ポンプ部Sから構成されている。
この気体移送機構は、大きく分けて回転自在に軸支された回転部と、筐体に対して固定された固定部から構成されている。
これら排気機能を発揮する構造物は、大きく分けて回転自在に軸支されたロータ部とケーシング1に対して固定されたステータ部から構成される。
真空ポンプは、吸気口3側がターボ分子ポンプ部Tにより構成され、排気口5側がネジ溝ポンプ部Sから構成されている。
ロータ部は、シャフト6、シャフト6に直接固定されたロータ本体部7、吸気口3側(ターボ分子ポンプ部T)に設けられたロータ翼8と、排気口5側(ネジ溝ポンプ部S)に設けられた第1円筒部9、第2円筒部10、支板11などから構成されている。
シャフト6は、円柱部材の回転軸(ロータ軸)である。シャフト6の上端にはロータ本体部7が複数のボルト31により取り付けられている。
なお、第1円筒部9は第1回転円筒として機能し、第2円筒部10は第2回転円筒として機能し、支板11は環状支板として機能する。
シャフト6は、円柱部材の回転軸(ロータ軸)である。シャフト6の上端にはロータ本体部7が複数のボルト31により取り付けられている。
なお、第1円筒部9は第1回転円筒として機能し、第2円筒部10は第2回転円筒として機能し、支板11は環状支板として機能する。
ここで、シャフト6を除くロータ部の構造について詳しく説明する。
図2は、本実施形態に係るシャフト6を除くロータ部の構造を示した図である。
ロータ本体部7は、断面U字型を有し、シャフト6への取付機構が設けられている。
ロータ翼8は、吸気口3側(ターボ分子ポンプ部T)に設けられた、シャフト6の軸線に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜してロータ本体部7の外周面から放射状に伸びたロータ翼からなる。なお、ロータ翼8は、軸線方向に複数段形成されている。
第1円筒部9は、ロータ本体部7の排気口5側端部に設けられた、外周面が円筒形状をした部材からなる。
支板11は、第1円筒部9の端部、即ち、第1円筒部9とロータ本体部7との境界部から外周側へフランジ状に張り出した円環板状をした部材であり、第2円筒部10の固定機構として機能する。
ロータ本体部7、ロータ翼8、第1円筒部9、および支板11は、同一の素材を削り出すことによって一体に形成されている。なお、これらの部位は、例えば、ステンレスやアルミニウム合金などの金属により構成されている。
図2は、本実施形態に係るシャフト6を除くロータ部の構造を示した図である。
ロータ本体部7は、断面U字型を有し、シャフト6への取付機構が設けられている。
ロータ翼8は、吸気口3側(ターボ分子ポンプ部T)に設けられた、シャフト6の軸線に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜してロータ本体部7の外周面から放射状に伸びたロータ翼からなる。なお、ロータ翼8は、軸線方向に複数段形成されている。
第1円筒部9は、ロータ本体部7の排気口5側端部に設けられた、外周面が円筒形状をした部材からなる。
支板11は、第1円筒部9の端部、即ち、第1円筒部9とロータ本体部7との境界部から外周側へフランジ状に張り出した円環板状をした部材であり、第2円筒部10の固定機構として機能する。
ロータ本体部7、ロータ翼8、第1円筒部9、および支板11は、同一の素材を削り出すことによって一体に形成されている。なお、これらの部位は、例えば、ステンレスやアルミニウム合金などの金属により構成されている。
第2円筒部10は、支板11の外周端部にその端部が圧入固定された外周面が円筒形状をした部材からなる。第2円筒部10は、第1円筒部9の外側に、第1円筒部9と同心円上に配置されている。第1円筒部9と第2円筒部10との間に、後述する第1ネジ溝円筒部17が配置されるように構成されている。
なお、第2円筒部10の固定方法は、圧入固定に限定されるものではなく、例えば、耐熱性を有する接着剤を用いて固定するようにしてもよい。
第2円筒部10は、第1円筒部9を構成する部材よりも比強度又は比剛性の高い部材、例えば、CFRP(カーボン繊維強化樹脂)、AFRP(アラミド繊維強化樹脂)などの繊維強化複合樹脂材料や、繊維強化アルミニウム、繊維強化マグネシウム、セラミック、チタニウム合金によって構成されている。
なお、比剛性とは、単位密度あたりの弾性率で表される、物体の変形しづらさを示し、比強度とは、単位密度あたりの引張強度で表される、物体の破壊しづらさを示す。
なお、第2円筒部10の固定方法は、圧入固定に限定されるものではなく、例えば、耐熱性を有する接着剤を用いて固定するようにしてもよい。
第2円筒部10は、第1円筒部9を構成する部材よりも比強度又は比剛性の高い部材、例えば、CFRP(カーボン繊維強化樹脂)、AFRP(アラミド繊維強化樹脂)などの繊維強化複合樹脂材料や、繊維強化アルミニウム、繊維強化マグネシウム、セラミック、チタニウム合金によって構成されている。
なお、比剛性とは、単位密度あたりの弾性率で表される、物体の変形しづらさを示し、比強度とは、単位密度あたりの引張強度で表される、物体の破壊しづらさを示す。
回転体の周速は、径が大きくなるほど大きくなるため、第1円筒部9にかかる遠心力よりも第2円筒部10にかかる遠心力の方が大きくなる。
そのため、上述したように、第2円筒部10を高比強度材料や高比剛性材料で構成することにより、第2円筒部10の径が大きくなっても十分にその強度(剛性)を維持することができる。
なお、最も内側に位置する第1円筒部9における周速は、比較的小さいため、外側の第2円筒部10ほどの遠心力は作用しない。従って、第1円筒部9は、加工性のよい安価なアルミニウム合金材料を用いることが可能である。
また、第2円筒部10を別部材で構成することにより、ロータ部(シャフト6を除く)の加工を容易に行うことができるため、製造コストを抑制することができる。
そのため、上述したように、第2円筒部10を高比強度材料や高比剛性材料で構成することにより、第2円筒部10の径が大きくなっても十分にその強度(剛性)を維持することができる。
なお、最も内側に位置する第1円筒部9における周速は、比較的小さいため、外側の第2円筒部10ほどの遠心力は作用しない。従って、第1円筒部9は、加工性のよい安価なアルミニウム合金材料を用いることが可能である。
また、第2円筒部10を別部材で構成することにより、ロータ部(シャフト6を除く)の加工を容易に行うことができるため、製造コストを抑制することができる。
図1の説明に戻り、シャフト6の軸線方向中程には、シャフト6を回転させるモータ部21が配設されている。
また、モータ部21の吸気口3側および排気口5側には、シャフト6をラジアル方向に軸支するための磁気軸受部22および磁気軸受部23が設けられている。
さらに、シャフト6の下端(排気口5側端)には、シャフト6を軸線方向(スラスト方向)に軸支するための磁気軸受部24が設けられている。
また、磁気軸受部22、23の近傍には、それぞれ変位センサ25、26が形成されており、シャフト6のラジアル方向の変位が検出できるようになっている。さらに、シャフト6の下端には変位センサ27が形成されており、シャフト6の軸線方向の変位が検出できるようになっている。
シャフト6は、磁気軸受部22、23、24から構成される5軸制御型の磁気軸受によって非接触で支持されている。
また、モータ部21の吸気口3側および排気口5側には、シャフト6をラジアル方向に軸支するための磁気軸受部22および磁気軸受部23が設けられている。
さらに、シャフト6の下端(排気口5側端)には、シャフト6を軸線方向(スラスト方向)に軸支するための磁気軸受部24が設けられている。
また、磁気軸受部22、23の近傍には、それぞれ変位センサ25、26が形成されており、シャフト6のラジアル方向の変位が検出できるようになっている。さらに、シャフト6の下端には変位センサ27が形成されており、シャフト6の軸線方向の変位が検出できるようになっている。
シャフト6は、磁気軸受部22、23、24から構成される5軸制御型の磁気軸受によって非接触で支持されている。
ケーシング1の内周側には、ステータ部が形成されている。このステータ部は、吸気口3側(ターボ分子ポンプ部T)に設けられたステータ翼15、スペーサ16、排気口5側(ネジ溝ポンプ部S)に設けられた第1ネジ溝円筒部17、第2ネジ溝円筒部18などから構成されている。
ステータ翼15は、シャフト6の軸線に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜してケーシング1の内周面からシャフト6に向かって伸びたステータ翼から構成されている。ターボ分子ポンプ部Tでは、これらステータ翼15が軸線方向に、ロータ翼8と互い違いに複数段形成されている。各段のステータ翼15は、円筒形状をしたスペーサ16により互いに隔てられている。
ステータ翼15は、シャフト6の軸線に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜してケーシング1の内周面からシャフト6に向かって伸びたステータ翼から構成されている。ターボ分子ポンプ部Tでは、これらステータ翼15が軸線方向に、ロータ翼8と互い違いに複数段形成されている。各段のステータ翼15は、円筒形状をしたスペーサ16により互いに隔てられている。
ここで、図1に示した複合型真空ポンプにおけるネジ溝ポンプ部Sの構成を説明する。
図3は、本実施形態に係るネジ溝ポンプ部Sを示した拡大図である。
第1ネジ溝円筒部17は、第1円筒部9と第2円筒部10との間に配置された円筒形状の部材であり、第1円筒部9の外周面に対向する面にネジ溝41が、また、第2円筒部10の内周面に対向する面にネジ溝42が形成されている。
第2ネジ溝円筒部18は、第2円筒部10とケーシング1との間に配置された円筒形状の部材であり、第2円筒部10の外周面に対向する面にネジ溝43が形成されている。
なお、第1円筒部9、第1ネジ溝円筒部17、第2円筒部10、第2ネジ溝円筒部18は同心円上に設けられている。
図3は、本実施形態に係るネジ溝ポンプ部Sを示した拡大図である。
第1ネジ溝円筒部17は、第1円筒部9と第2円筒部10との間に配置された円筒形状の部材であり、第1円筒部9の外周面に対向する面にネジ溝41が、また、第2円筒部10の内周面に対向する面にネジ溝42が形成されている。
第2ネジ溝円筒部18は、第2円筒部10とケーシング1との間に配置された円筒形状の部材であり、第2円筒部10の外周面に対向する面にネジ溝43が形成されている。
なお、第1円筒部9、第1ネジ溝円筒部17、第2円筒部10、第2ネジ溝円筒部18は同心円上に設けられている。
第2ネジ溝円筒部18と第2円筒部10との間には第1のガス排気流路R1が形成され、また、第2円筒部10と第1ネジ溝円筒部17との間には第2のガス排気流路R2が形成され、さらに、第1ネジ溝円筒部17と第1円筒部9との間には第3のガス排気流路R3が形成される。
そして、第1のガス排気流路R1と第2のガス排気流路R2は、第2円筒部10の下端部(排気口5側端)で連通し、第2のガス排気流路R2と第3のガス排気流路R3は、第1ネジ溝円筒部17の上端部(吸気口3側端)で連通するように構成されている。
シャフト6と一体に第1円筒部9、第2円筒部10が回転すると、第1円筒部9、第2円筒部10と、第1ネジ溝円筒部17、第2ネジ溝円筒部18のネジ溝41、42、43との相対的な運動により、ガスの排気動作が行われる。
そして、第1のガス排気流路R1と第2のガス排気流路R2は、第2円筒部10の下端部(排気口5側端)で連通し、第2のガス排気流路R2と第3のガス排気流路R3は、第1ネジ溝円筒部17の上端部(吸気口3側端)で連通するように構成されている。
シャフト6と一体に第1円筒部9、第2円筒部10が回転すると、第1円筒部9、第2円筒部10と、第1ネジ溝円筒部17、第2ネジ溝円筒部18のネジ溝41、42、43との相対的な運動により、ガスの排気動作が行われる。
次に、排気されるガスの流れについて説明する。
排気されるガスは、ターボ分子ポンプ部Tから、まず、第1のガス排気流路R1に流入する。そして、第1のガス排気流路R1を通過したガスは、第2円筒部10の下端部側で180°反転し、吸気口3方向に折り返した後、第2のガス排気流路R2に流入する。
次に、第2のガス排気流路R2を通過したガスは、第1ネジ溝円筒部17の上端部側で180°反転し、排気口5方向に折り返した後、第3のガス排気流路R3に流入する。
最後に第1円筒部9の下端部側から排気口5側へ移行し排気される。
排気されるガスは、ターボ分子ポンプ部Tから、まず、第1のガス排気流路R1に流入する。そして、第1のガス排気流路R1を通過したガスは、第2円筒部10の下端部側で180°反転し、吸気口3方向に折り返した後、第2のガス排気流路R2に流入する。
次に、第2のガス排気流路R2を通過したガスは、第1ネジ溝円筒部17の上端部側で180°反転し、排気口5方向に折り返した後、第3のガス排気流路R3に流入する。
最後に第1円筒部9の下端部側から排気口5側へ移行し排気される。
このように、本実施形態の複合型真空ポンプの場合、ネジ溝ポンプ部Sにおける一連のガス排気流路(ガス排気流路R1、R2、R3)は、上述したように上下2点、即ち第2円筒部10の下端部側と第1ネジ溝円筒部17の上端部側で折り返る構造となっている。
このような排気流路を複数回折り返す多重パス構造を採用することにより、真空ポンプのサイズを大きくすることなく、より長いガス排気流路を形成することができるため、排気性能(圧縮比率)の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、固定側の円筒部にネジ溝を設けるように構成されているが、ガス排気流路の形成方法は、これに限定されるものではなく、回転体側にネジ溝を設けてガス排気流路を形成するようにしてもよい。
このような排気流路を複数回折り返す多重パス構造を採用することにより、真空ポンプのサイズを大きくすることなく、より長いガス排気流路を形成することができるため、排気性能(圧縮比率)の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、固定側の円筒部にネジ溝を設けるように構成されているが、ガス排気流路の形成方法は、これに限定されるものではなく、回転体側にネジ溝を設けてガス排気流路を形成するようにしてもよい。
本実施形態では、上下2点で折り返す多重パス構造について説明したが、ガス排気流路の折り返し回数はこれに限定されるものではなく、3点以上であってもよい。
その場合、ガス排気流路の折り返し数に応じて、回転側の円筒部および固定側のネジ溝円筒部を配置する。なお、回転側の円筒部を3箇所に設ける場合には、最も内側に位置する円筒部のみを第1円筒部9と同様にロータ本体部7と一体に形成し、その他の円筒部は全て第2円筒部10と同様に比強度又は比剛性の高い別部材で構成する。この場合、支板11に環状の取り付け溝を形成し、最も内側に位置する円筒部と、最も外側に位置する円筒部との間の円筒部は、この取り付け溝に圧入して固定する。
その場合、ガス排気流路の折り返し数に応じて、回転側の円筒部および固定側のネジ溝円筒部を配置する。なお、回転側の円筒部を3箇所に設ける場合には、最も内側に位置する円筒部のみを第1円筒部9と同様にロータ本体部7と一体に形成し、その他の円筒部は全て第2円筒部10と同様に比強度又は比剛性の高い別部材で構成する。この場合、支板11に環状の取り付け溝を形成し、最も内側に位置する円筒部と、最も外側に位置する円筒部との間の円筒部は、この取り付け溝に圧入して固定する。
本実施形態では、シャフト6を5軸制御型の磁気軸受によって非接触で支持している。このような磁気軸受では、支持対象となる回転体の重心の位置が軸線方向(スラスト方向)の磁気軸受部24から離れるほど安定性を確保することが難しくなる。
しかしながら、本実施形態では、ネジ溝ポンプ部Sにおける第1円筒部9をロータ本体部7、ロータ翼8と同一素材の金属で形成することにより、ネジ溝ポンプ部Sにおける回転体の従来品と同等以上の質量を確保することができる。これにより、回転体の重心の位置がターボ分子ポンプ部Tの方向、即ち磁気軸受部24から離れる方向へ移動させることなく、安定した回転体の支持制御を行うことができる。
しかしながら、本実施形態では、ネジ溝ポンプ部Sにおける第1円筒部9をロータ本体部7、ロータ翼8と同一素材の金属で形成することにより、ネジ溝ポンプ部Sにおける回転体の従来品と同等以上の質量を確保することができる。これにより、回転体の重心の位置がターボ分子ポンプ部Tの方向、即ち磁気軸受部24から離れる方向へ移動させることなく、安定した回転体の支持制御を行うことができる。
上述した実施形態では、ターボ分子ポンプ部Tとネジ溝ポンプ部Sを有する複合型の真空ポンプについて説明したが、ネジ溝ポンプ部Sに多重パス構造を採用した真空ポンプは、これに限定されるものではない。例えば、ネジ溝ポンプ部Sのみで構成された真空ポンプであってもよい。
1 ケーシング
2 ベース
3 吸気口
4 フランジ部
5 排気口
6 シャフト
7 ロータ本体部
8 ロータ翼
9 第1円筒部
10 第2円筒部
11 支板
15 ステータ翼
16 スペーサ
17 第1ネジ溝円筒部
18 第2ネジ溝円筒部
21 モータ部
22〜24 磁気軸受部
25〜27 変位センサ
31 ボルト
41〜43 ネジ溝
2 ベース
3 吸気口
4 フランジ部
5 排気口
6 シャフト
7 ロータ本体部
8 ロータ翼
9 第1円筒部
10 第2円筒部
11 支板
15 ステータ翼
16 スペーサ
17 第1ネジ溝円筒部
18 第2ネジ溝円筒部
21 モータ部
22〜24 磁気軸受部
25〜27 変位センサ
31 ボルト
41〜43 ネジ溝
Claims (4)
- 回転軸と、
前記回転軸に固定されるロータ本体部と、
多重パス構造のネジ溝ポンプ部における気体の排気流路を構成し、前記回転軸の同心円状に交互に配設され、何れか一方にネジ溝が設けられた複数の固定円筒及び回転円筒と、を備え、
前記回転円筒のうち、最も内側に位置する第1回転円筒は、前記ロータ本体部と同一素材により一体形成され、
前記第1回転円筒より外側に位置する第2回転円筒は、前記第1回転円筒の形成素材より、比強度又は比剛性が高い別部材で構成されている
ことを特徴とする真空ポンプ。 - 前記第1回転円筒の端部から外周側へ張り出したフランジ状の環状支板を備え、
前記第2回転円筒は、前記環状支板に固定されている
ことを特徴とする請求項1記載の真空ポンプ。 - 前記ネジ溝ポンプ部の上流側に設けられたターボ分子ポンプ部を構成する、前記ロータ本体部から放射状に伸びるロータ翼を備え、
前記ロータ翼は、前記1回転円筒及び前記ロータ本体部と共に、同一素材により一体形成されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の真空ポンプ。 - 前記第1回転円筒は、アルミニウム合金により構成され、
前記第2回転円筒は、繊維強化複合材料により構成されている
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の真空ポンプ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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- 2007-10-30 JP JP2007281553A patent/JP2009108752A/ja active Pending
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