JP2020131327A - 削り節製造器 - Google Patents

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Abstract

【課題】0.01mm以下という非常に薄い削り花を機械を用いて安定して削ることができる削り花製造器を提供する。【解決手段】モーター、円盤、伝達軸受28、伝達軸27、回転刃331、伝達軸受が設置される板、押し当て器341から構成される、対象を削ることで削り花を製造する削り花製造器であって、前記モーターが有する回転軸と前記円盤がベルト251で接続され、当該ベルトを通じて円盤が回転し、前記円盤と前記回転刃は前記伝達軸で貫かれており、前記伝達軸は前記伝達軸受によって支持されており、前記押し当て器が回転刃ともっとも近接する側の先端から3cm以上8cm以下の箇所において5度以上10度以下の角度で折れ曲がっており、前記伝達軸受が設置される板はポリカーボネートで構成されており、対象を前記押し当て器で前記回転刃へ押し当てると、前記伝達軸受が設置される板がたわみ、上記回転刃の位置がずれることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、削り花製造器に関し、特に各種魚節や枯れ節、チーズ、サラミや漢方薬等の削り節製造器に関する。
鰹節を薄く削ったものを湯につけることで出汁をとることは、和食の基本として、現在でも広く行われている。薄く削れば削るほど湯と鰹節の接触面積が増大するため、出汁をとるという観点からは効率がよく、古来よりカンナを用いるなど様々な工夫が重ねられてきた。出汁をとるだけではなく、豆腐の薬味として用いることや、おひたしと共に供されるなど、削り花そのものを食品として利用することも広く行われている。
近年では、回転する刃に鰹節を押し付けることで、高速大量に鰹節を製造できる機械が開発されている。人間がカンナを用いて削るよりも大量の削り花を短期間で得ることができるため、飲食店や食品工場を中心に導入が進んでいる。
図3は、従来から用いられている鰹節製造機100を示した図である。鰹節をシューター1001内に挿入し、鰹節を回転刃1002へ押し付け器1003で押し付けることで、鰹節が回転刃1002の回転にともなって回転刃に取り付けられた刃により削られていく。このような形式の鰹節製造機100は広く知られており、例えば特許文献1に記載されている。
特開2014−161994号公報
鰹節は上述したとおり、薄く削れば削るほど湯と鰹節の接触面積が増大するため、効率よく出汁をとることができる。さらに、非常に硬い鰹節であっても薄く削ることで食感が変わり、薬味や新たな食材として用いることも可能となることから、鰹節をより薄く削りたいという強い要請がある。鰹節を薄く削るためには、回転刃1002へ押し付け器1003を用いて枯れ節等を押し付ける際に、適切な力、適切な角度で押し当てることが必要になる。鰹節は先端へいけばいくほど細くなり、中央部で最大幅となっているのが基本的な形状である。従来の押し付け器1003は、図4に示すように直線状の形をしており、鰹節に対してひとつの線で回転刃1002へ押し当てていた。そのため、鰹節の中央部は十分に接触するものの、鰹節の先端部を押し付け器1003が十分に接触できなかった。この先端が、実際に鰹節が回転刃1002に触れる箇所である。そのため、先端部を安定して回転刃1002に触れさせることができず、0.3mmから0.06mm程度の薄さで削ることは可能であるものの、これ以上の薄さの鰹節を削ることはできなかった。
ところで、鰹節はカツオを乾燥させたものである。これにカビを付着させることで、さらに硬い状態とした枯れ節など様々なものが用いられているが、いずれも生き物由来の食品である。そのため、鰹節の形状は工業製品のように均一にそろえることは難しく、調理の現場には様々な形状の鰹節が用いられる。なかには、先端が反り返ったような鰹節、極端に幅広の鰹節なども普通に流通している。
あまりに幅が広い鰹節であればシューター101にきれいに収まることができないことがある。そのような際は、鰹節を天地ひっくり返して削る、鰹節を左右に動かしてシューター101内にねじ込み、削るなどの工夫で対応している。このいずれも人手を要するため、せっかく鰹節製造機を用いているのに全自動で削り花を得ることができず、生産性を大きく減少させている。
鰹節が凸多面体かつ全箇所で微分可能な形状であれば、回転刃と鰹節が点や線であたることがなく、回転刃と鰹節の面があたることになり、図4や図5に示すように、一定の幅をもった綺麗な削り花を得ることができる。
だが、通常とは異なる形状の鰹節を用いた場合、回転刃1002と鰹節の接触がうまくいかないことがある。例えば先端が反り返っている、先端が著しく尖っている(微分できない)といった鰹節も存在しており、このような鰹節を用いた場合、回転刃と鰹節の線や点で接触することになる。そうなると、当該点や線が削られることで、図6に示すような非常に幅の細い、糸とのような削り花が削られることがある。このような削り花は舌触りが非常に悪いため、豆腐やおひたしに用いると料理の品質低下につながりかねない。そのため、鰹節を整形してから鰹節製造機100を用いる必要があるなど、手間がかかり生産性を高められない要因となっていた。
そこで本発明では、モーター、円盤、伝達軸、回転刃、押し当て器から構成される、対象を削ることで削り花を製造する削り花製造器であって、
前記モーターが有する回転軸と前記円盤がベルトで接続され、当該ベルトを通じて円盤が回転し、
前記円盤と前記回転刃は前記伝達軸で貫かれており、
前記押し当て器が回転刃ともっとも近接する側の先端から3cm以上8cm以下の箇所において5度以上10度以下の角度で折れ曲がっており、
対象を前記押し当て器で、前記回転刃に押し付けることで対象を削り花とすることを特徴とする削り花製造機を提供する。
さらに本発明では、モーター、円盤、伝達軸受、伝達軸、回転刃、伝達軸受が設置される板、押し当て器から構成される、対象を削ることで削り花を製造する削り花製造器であって、
前記モーターが有する回転軸と前記円盤がベルトで接続され、当該ベルトを通じて円盤が回転し、
前記円盤と前記回転刃は前記伝達軸で貫かれており、
前記伝達軸は前記伝達軸受によって支持されており、
前記伝達軸受は前記伝達軸受が設置される板と一体化されており、
前記伝達軸受が設置される板は、ポリカーボネートで構成されており、
対象を前記押し当て器で前記回転刃へ押し当てると、前記伝達軸受が設置される板がたわみ、上記回転刃の位置がずれることを特徴とする削り花製造器を提供する。
本発明の削り花製造器は、押し当て器が直線状ではなく折れ曲がった形状を採用している。そのため、鰹節の中央部の膨らみが邪魔をせずに、鰹節の先端部を回転刃へおしあてることが可能となった。その結果、枯れ節を刃へ押し当て方が安定し、0.01mm以下という薄さの削り花を得ることができた。
削り花を薄くすればするほど、枯れ節の形状に依存したわずかなブレ、枯れ節への押し当て器の力のあたり方の変化が原因となって削り花を安定して製造することが困難となるが、伝達軸受が設置される板をポリカーボネートで構成することによって安定した動作が可能となる。
ポリカーボネートは鉄などと異なり、柔軟性がある。そのため、鰹節が押し当て器の力で回転刃に押し当てられると、押し当て器の力に抵抗しきることができずに、たわむ。その結果、伝達軸受が移動し、伝達軸がぶれる。伝達軸がぶれると回転刃がぶれることになり、鰹節への回転刃の当たり方が変化する。さらに、回転刃や円盤、モーターの回転運動のため鰹節削り花製造器自体が振動するため、その振動によって鰹節が移動し、その移動につられて回転刃を移動するため、鰹節の先端部の様々な側面が回転刃に押し当てられることになる。鰹節が様々な方向から回転刃に押し当てられることになり、手動で鰹節の位置をかえることなく先端部から徐々に中央部まで全自動で削っていくことができる。鰹節の先端が反り返っているような場合であっても、当該反り返っている箇所以外の箇所について自動的に削られることで、糸のような幅の狭い削り節の発生を最小限に抑えることができる。
従来、鰹節が強すぎる力で回転刃に押し当てられると、鰹節が回転刃に食い込むようになり、想定よりも分厚く削れてしまう場合があった。本発明の削り花製造機では、鰹節が強すぎる力で回転刃に押し当てられると、伝達軸受がたわむことで伝達軸、回転刃自体が鰹節によって押され、鰹節が回転刃に食い込むことがない。そのため、安定して0.01mm以下の削り花を得ることができる。本発明の折れ曲がった押し当て器、本発明の伝達軸受を固定するポリカーボネートの板の双方を採用すると、枯れ節の先端部分の様々な角度から枯れ節が削られていき、先端から順番に枯れ節が削れていき、いわば枯れ節がシューターの内部に引き込まれるように削られていく。その結果、0.01mm以下の削り花を安定して得ることができる。
本発明の削り花製造機は、伝統的な鰹節、枯れ節に対して好適に削り花を用いることができることはもちろん、硬いチーズや干し肉、漢方薬などを削ることで、これまでにない食感の新しい食品を提供することができる。硬いチーズや干し肉など、鰹節のように中央部に大きな膨らみがないもものを削る際は、本発明の伝達軸受のみを採用することでも十分な効果を得ることができる。だが、先端部から自動的に削ることで人手を省き、安定した動作を得るためには、本発明の折れ曲がった押し当て器、本発明の伝達軸受を固定するポリカーボネートの板の双方の採用が望ましい。
本発明の削り花製造機を示した図 押し当て器を示した図 従来の削り節製造機を示した図 従来の押し当て器を示した図 よい削り花を示した図 よい削り花を示した図 よくない削り花を示した図
以下、本発明の実施の形態について図を参照しつつ説明する。図1は、本発明の削り花製造器1である。削り花製造器1は、動力室2と回転刃室3から構成されている。
動力室2は動力室を区画している複数の板21により密閉されているが、その側面のうち回転刃室3にもっとも近い面では、高さ方向で中央となる位置付近に伝達軸27を通すための孔である伝達軸用動力室開口部22が開口しており、伝達軸27が伝達軸用動力室開口部22を通じて回転刃室3へと連絡している。伝達軸用動力室開口部22と同様の高さでは、側面に垂直で接した1cmから15cm程度の幅をもつ動力室床面23が接続されており、削り花製造器1の剛性を発揮する構造として、また後述する伝達軸受28を固定するために用いられる。
回転刃室3は、回転刃室を区画する複数の板31によって密閉されているが、その側面のうち動力室2にもっとも近い面では、高さ方向で中央となる位置付近に伝達軸27を通すための孔である伝達軸用回転刃室開口部32が開口しており、伝達軸27が伝達軸用回転刃室開口部32、伝達軸用動力室開口部22を通じて動力室へと連絡している。伝達軸用回転刃室開口部32のある面の反対側の側面は大きく開口しており、後述する回転刃が外部へ露出するよう構成されている。
動力室2内には、モーターが備えられており、外部から供給される電力によって動作する。モーターは耐水性があればなおよいが、通常のモーターでも差し支えない。
モーターのトルクは、枯れ節や漢方薬、硬質チーズ(以下、枯れ節等という。)といった非常に硬いものを削る上で出力が足りないのが通常であり、変速機構が必要であることが多い。そこでモーターを原動車25として、原動車25からベルト251を介して従動車26に動力を伝達させる。従動車26と原動車25となるモーターの直径の比率を調整することで、枯れ節を削るのに必要なトルクを発生させることができる。
従動車26の中央部には伝達軸27が接続されている。伝達軸27は細長い円柱であり、ステンレスなど水に強い金属で構成される。伝達軸27は動力室2内から回転刃室3まで伸びており、回転刃室3内にて回転刃支持円盤33の中央部に接続されている。伝達軸27は、モーターの動力を回転刃支持円盤33まで伝達するための機構である。伝達軸27は伝達軸受28(ピローブロック)で支持されている。伝達軸受28は動力室床面23とネジや接着剤等によって一体化しており、動力室床面23、伝達軸受28、伝達軸27の経路で伝達軸27を支持している。動力室床面23は柔軟性のある材質でなくてはならないが、振動による疲労の結果割れてしまう材質であってはならない。本発明者が様々な材料で実験したところ,柔軟性と振動による疲労への強さを兼ねた材質としてポリカーボネートが最適であることがわかっている。
伝達軸受28が柔軟性のある材質上に固定されることで、枯れ節等を押し付け器341で回転刃支持円盤33に強くおしあてたとき、回転刃支持円盤33、伝達軸27、伝達軸受け28、動力室床面23の経路で力が伝達され、動力室床面23がたわむ。その結果、回転刃支持円盤33が枯れ節等に押される形で枯れ節等から遠ざかる。そのため、枯れ節等が必要以上の力で回転刃支持円盤33に押し付けられることがなくなり、安定して薄い削り花を得ることができる。
伝達軸受28は、動力室開口部22付近の動力室床面23と一体化されている。伝達軸受28は動力室開口部22よりも大きく構成されている。そのため、回転刃室等を水洗いする場合などであっても動力室開口部22から動力室2内部に水が侵入しにくくなっている。鰹節などの枯れ節のみを削る場合は水洗いの必要性は低いものの、チーズや干し肉といった脂肪分の多い削り花を削る場合は水洗いを行う必要性が高くなるため、非常に重要である。
回転刃室3には、回転刃支持円盤33が備えられている。回転刃支持円盤6の中央部には伝達軸27が接続されており、伝達軸27から伝えられたモーターの動力によって回転刃支持円盤33は回転運動を行う。回転刃支持円盤33には多数の刃口が一定の間隔で備えられている。刃口は円盤の一面から他面まで貫通した穴であり、削刀331を取り付けるための器具、例えばネジ穴などを備えている。刃口は、4から12程度備えていることが望ましい。
刃口において、削刃331の刃先がどの程度回転刃支持円盤33からのぞかせるかによって、枯れ節等をどの程度の薄さで削るかが決定される。0.01mmを達成するためには、ほぼ水平状態で、わずかに削刃331が回転刃支持円盤33からのぞかせるように調整する。刃口を複数種類構成し、必要に応じて削刀331の角度を簡易に変更可能とすることや、ネジなどで刃口の角度を調整可能とする機構を備えてもよい。以下、回転刃支持円盤33の削刀331が顔をのぞかしている側を表面、逆側を裏面と呼ぶ。
回転刃支持円盤33の表面近傍であって、回転刃室3の外部に露出している箇所にはシューター34が設置されている。シューター34は枯れ節等を誘導するための斜路である。シューター34の底には、枯れ節等を回転刃支持円盤33へ押し付ける押し付け器341がバネを介して接続されている。押し付け器341は、図2に示すとおり先端(シューター34の底の部分と接続されている箇所)が短い2段階で角度が変わる特殊な台形状の形状をしている。ただし、台形状の構成に限定されるものではなく、例えば長方形などでもかまわない。押し付け器341には、バネによって常に回転刃支持円盤33方向へむかっていく力が発生しており、シューター34内の押し付け器341と回転刃支持円盤33の間に枯れ節を挿入することで、枯れ節が常に回転刃支持円盤34に接触するよう機能する。
図2の左側は、押し付け器341を正面から見た図であり、図2の右側は押し付け器341を側面から見た図である。押し付け器341は、先端から3cm以上8cm以下となる点3411で5度から10度の角度で屈折した「くの字」型の板である。従来の押し付け器は屈折していない直線状の板であった。そのため、枯れ節等の先端部分のみを回転刃支持円盤33へ押し当てるのではなく、枯れ節等の形状にもよるが、中央付近のもっとも幅広となっている箇所を含む様々な箇所のいずれかが回転刃支持円盤33へ押し当てられ、当該押し当てられた箇所が回転刃支持円盤によって削られていた。そのため、枯れ節等のどこが削られるのかは毎回変動し、かつ、枯れ節等の回転刃支持円盤33へ押し当てられる力も変動するため、薄い削り花を安定して削ることはできなかった。
これに対し、本発明の押し付け器341では「くの字型」を採用し、かつ先端から3cm以上8cm以下の箇所で5度から10度で屈折する構成を採用し、枯れ節等の先端から8cm以下の箇所をのみ回転刃支持円盤33へと押し当てている。すなわち、当該箇所を境にして屈折し、枯れ節等との距離が離れていくため、枯れ節等の中央部と押しつけ器341が接触することがない。したがって、枯れ節等をシューター34の底まで挿入した状態で押し付け器341を作動させると、枯れ節等の先端から3cm以上8cm以下の箇所のみが削られる。そして、枯れ節等が先端から徐々に削られていき、枯れ節等全体としてシューター34内へどんどん引き込まれていく。
押し付け器341が屈折する点が3cmより短くなると、枯れ節等と押し付け器341が接する点が狭すぎて、枯れ節等を安定して回転刃支持円盤33へ押し当てることができない。逆に8cmより長くなると、従来の押し付け器と同様に枯れ節等の先端以外の箇所(例えば中央部など)が削られていく可能性が増大し、安定して削ることができない。屈折する角度が10度よりも大きくなると、シューター34を非常に大きく設計する必要に迫られることとなり、コストの面から不適である。屈折する角度が5度よりも小さくなると、枯れ節等と押し付け器341の距離を十分に離すことができないため、従来の押し付け器と同様に枯れ節の等先端以外の箇所が削られていく可能性が増大し、安定して削ることができない。したがって、屈折する点は、先端から3cmから8cm、その角度は5度から10度が好適である。この数値範囲であれば0.01mmの削り花という非常に薄い削り花を安定して得ることができる。特に先端から5cm、角度5度とした場合がもっとも安定して0.01mmの削り花を得ることができた。
回転刃室の下方には、受け皿35が設置されている。回転刃室の受け皿35の少し上方には、回転刃室の四方の側面から中央部にむかって図視しない斜壁351が設けられている。斜壁351は、受け皿35と回転刃室3の側面の間にある隙間に削り花が入り込ませない為の傘として機能する。受け皿35は通常の箱であるが、回転刃支持円盤33の表側の直下にある領域に図示しない粉受け室36が備えてられている二重箱となっている。
枯れ節等を回転刃支持円盤33の表側にあてて削刃331によって削る際、削り花となったものは削刃331と刃口の間の空間を経由して回転刃支持円盤331の裏側へ到達し、そこから下方へ重力によって落下していく。これに対し、どうしても一定発生する削りカスとでもいうべき枯れ節の粉が回転刃支持円盤33の表側に発生する。この粉も重力によって下方に落下していくが、粉受け室36は、それらの粉を収集するための機構である。
以上の構成を採用することによって、枯れ節等をシューター34に投入すると、押し付け器341によって枯れ節等がその先端から回転刃支持円盤33の表面からのぞく削刃331により次々に削り出され、裏面から削り花として押し出されて受け皿35に溜まっていく。その際にどうしても発生してしまう削り残しや粉状となったものや、糸状のものは、表面の下方の粉受け室36に溜まっていく。
粉受け室36にたまった粉や糸状の削り花は、おひたしや豆腐などに添える用途には、食感の悪さから適さないが、出汁とりなどの用途には用いることができる。チーズであれば粉チーズ、干し肉であれば出汁とりやふりかけなどに用いることもできる。
枯れ節等を削ると、回転刃支持円盤6をはじめ、回転刃室内のあちこちに削り花や枯れ節等の粉末が付着し、癒着し、こびりつく。枯れ節等は保存食品であるが食品であることにはかわりなく、一定期間内に清掃する必要が生じる。本発明の削り花製造器1では、回転刃室3内のすべての構造物が水に強いため、水洗いすることが可能である。そのため、鰹節をきれいに水で洗い流すことができ、清潔な状態を保つことができる。汚れが酷い場合は界面活性剤などの洗剤を用いて、その後で水洗いしてもよい。
動力室は動力室カバー24で保護されているため、回転刃室3内を水洗いしているときでも水が動力室内に入り込むおそれがない。伝達軸27が伸びている伝達軸用回転刃室開口部32から水がわずかに侵入する可能性はあるものの、伝達軸受28によって概ね遮断されるため、動力室内のモーターといった電動部品など、水に濡れると不具合が生じる構造に水がかかる心配がない。
以上の構成を採用することにより、本発明の削り花製造器1は、枯れ節を0.01mmの薄さで安定して削り出すことができ、特に硬い枯れ節を用いて調整した場合で、最小0.003mm程度の薄さにまで薄くすることができた。0.01mm以下の削り花は、0.1mm程度であった従来の削り花とは食感が異なり、舌の上で溶けることもある。新たな食品の創造ともいえる画期的な枯れ節といえる。
これまで、削り花製造器1を用いて削る枯れ節としては、本枯れ節、枯れ亀節、枯れ宗田節、枯れ鯖節などがあり、それらの削り花を食用や出汁取り用途に用いてきた。また、漢方薬のうち、非常に硬いものを削る用途にも用いられてきた。だが、0.01mmの削り花を削ることが可能となったことで、これまでにない新たな食品を削ることも可能となった。
特に好適なのが、チーズである。チーズは、原料や加工法によって分類されており、一説によると1000種類以上存在すると言われている。その分類方法はいくつか存在しているが、外観や硬さによって分類する方法が一般的である。超硬質チーズ、硬質チーズといった硬いチーズから、ブルーチーズ等の半硬質チーズ、カマンベールチーズやフレッシュチーズといった軟質チーズなどである。
軟質チーズはそのまま食されることが多いが、硬質チーズや超硬質チーズは非常に硬いため、ナイフで小さく切り取ることや、粉状に加工して食されることが多い。そのための器具として、チーズナイフやチーズおろしなどが開発されている。チーズも鰹節も薄くスライスして食するという点では共通している。だが、チーズに対して削り花を連想させるまで薄くスライスしている例はまだない。チーズを限界まで薄くスライスする方法として、生ハムや肉をスライスする機械であるスライサーを用いてチーズを切る方法はあるが、スライサーの回転刃の厚みの最小が0.5mmのため、チーズの最小の薄さも0,5mmが限界であった。
チーズには様々な種類があるが、本発明が対象とするチーズは硬質、または超硬質のチーズである。より具体的には、パルミジャーノ・レッジャーノ、ミモレット、ペコリーノ等のチーズ(以下、「硬質チーズ」という。)を対象に、本発明の削り花製造器1で削り花を削ったところ、硬質チーズを0.01mmから最小で0.003mm程度の薄さのチーズ削り花を得ることができた。
発明者やイタリア料理やフランス料理のシェフによる評価では0.1mmより薄くなると、従来の薄くスライスしたチーズである0.5mmの薄さのチーズとは全く異なる食感、テクスチャ、性質をもち、新しい食材といえるほどのインパクトをもつとのことであり、本発明によってはじめて可能となった新食材といえる。より客観的に表現すると、通常は口腔内で溶けることがない硬質チーズであっても、そのあまりの薄さゆえに溶けていくかのような感覚を与えることができる。そのため、サラダ等にふりかけた場合、これまでにない新しい触感を加えることができる。チーズを粉末状にしてふりかける場合とくらべても、よりボリューム感のある外見となるので、見栄えも非常によい。その薄さから熱に対する反応性も格段に上昇する。具体的には、熱をもったパスタやリゾットにふりかえると、通常では溶けない硬質チーズであるにもかかわらず、溶け出す。味わいはそのままであるので、従来にない感覚を提供可能である。
粉受け室36にたまった硬質チーズは、残念ながらこのような性質を示すことはないが、それでも従来と同様の食材としては十分活用可能であり、用途に応じて利用すればよい。硬質チーズを削ると、回転刃支持円盤33をはじめ、回転刃室3内のあちこちにチーズ削り花やチーズの粉末が付着し、癒着し、こびりつく。チーズは保存食品であり、特に硬質チーズは長期間の保存が可能である。だが、脂肪分を含むために劣化、腐敗することは避けられない。そのため、一定期間内に清掃する必要が生じる。
本発明の削り花製造器1では、回転刃室3内のすべての構造物が水に強いため、水洗いすることが可能である。そのため、チーズをきれいに水で洗い流すことができ、清潔な状態を保つことができる。汚れが酷い場合は界面活性剤などの洗剤を用いて、その後で水洗いしてもよい。上述したとおり動力室は隔離カバー12で保護されているため、回転刃室3内を水洗いしているときでも水が動力室内に入り込むおそれがない。
硬質チーズ以外の食材としては、干し肉なども好適である。特にイノシシ肉、シカ肉、キジ肉といったジビエの肉を干し肉としたものは、ビーフジャーキー等の一般に流通している干し肉よりも硬いことが多い。これらの干し肉を本発明の削り花製造器1で肉削り花とすれば、非常に食べやすい上に舌の上で溶ける新たな食材を提供できる。
以上、本発明について説明したが、本発明の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載される。
[付記1]
モーター、円盤、伝達軸、回転刃、押し当て器から構成される、対象を削ることで削り花を製造する削り花製造器であって、
前記モーターが有する回転軸と前記円盤がベルトで接続され、当該ベルトを通じて円盤が回転し、
前記円盤と前記回転刃は前記伝達軸で貫かれており、
前記押し当て器が回転刃ともっとも近接する側の先端から3cm以上8cm以下の箇所において5度以上10度以下の角度で折れ曲がっており、
対象を前記押し当て器で、前記回転刃に押し付けることで対象を削り花とすることを特徴とする削り花製造機。
[付記2]
モーター、円盤、伝達軸受、伝達軸、回転刃、伝達軸受が設置される板、押し当て器から構成される、対象を削ることで削り花を製造する削り花製造器であって、
前記モーターが有する回転軸と前記円盤がベルトで接続され、当該ベルトを通じて円盤が回転し、
前記円盤と前記回転刃は前記伝達軸で貫かれており、
前記伝達軸は前記伝達軸受によって支持されており、
前記伝達軸受は前記伝達軸受が設置される板と一体化されており、
前記伝達軸受が設置される板は、ポリカーボネートで構成されており、
対象を前記押し当て器で前記回転刃へ押し当てると、前記伝達軸受が設置される板がたわみ、上記回転刃の位置がずれることを特徴とする削り花製造器。
[付記3]
モーター、円盤、伝達軸受、伝達軸、回転刃、伝達軸受が設置される板、押し当て器から構成される、対象を削ることで削り花を製造する削り花製造器であって、
前記モーターが有する回転軸と前記円盤がベルトで接続され、当該ベルトを通じて円盤が回転し、
前記円盤と前記回転刃は前記伝達軸で貫かれており、
前記伝達軸は前記伝達軸受によって支持されており、
前記押し当て器が回転刃ともっとも近接する側の先端から3cm以上8cm以下の箇所において5度以上10度以下の角度で折れ曲がっており、
前記伝達軸受が設置される板は、ポリカーボネートで構成されており、
対象を前記押し当て器で前記回転刃へ押し当てると、前記伝達軸受が設置される板がたわみ、上記回転刃の位置がずれることを特徴とする削り花製造器。
[付記4]
付記1乃至3に記載の削り花製造器を用いて硬質チーズを削った削り花。
[付記5]
厚さ0.1mm以下であることを特徴とする硬質チーズの削り花。
1 削り花製造器
2 動力室
21 動力室を区画する板
22 動力室の高さ方向で中央付近の1側面に設けられた伝達軸用動力室開口部
23 動力室の高さ方向で中央付近に設置された床面
24 動力室カバー
25 原動車
251 ベルト
26 従動車
27 伝達軸
28 伝達軸受
3 回転刃室
31 回転刃室を区画する板
32 回転刃室の高さ方向で中央付近の1側面に設けられた伝達軸用開口部
33 回転刃支持円盤
331 削刃
34 シューター
341 押し付け器
35 受け皿
351 斜壁
36 粉受け室
100 鰹節製造機
1001 シューター
1002 回転刃
1003 押し付け器

Claims (5)

  1. モーター、円盤、伝達軸、回転刃、押し当て器から構成される、対象を削ることで削り花を製造する削り花製造器であって、
    前記モーターが有する回転軸と前記円盤がベルトで接続され、当該ベルトを通じて円盤が回転し、
    前記円盤と前記回転刃は前記伝達軸で貫かれており、
    前記押し当て器が回転刃ともっとも近接する側の先端から3cm以上8cm以下の箇所において5度以上10度以下の角度で折れ曲がっており、
    対象を前記押し当て器で、前記回転刃に押し付けることで対象を削り花とすることを特徴とする削り花製造機。
  2. モーター、円盤、伝達軸受、伝達軸、回転刃、伝達軸受が設置される板、押し当て器から構成される、対象を削ることで削り花を製造する削り花製造器であって、
    前記モーターが有する回転軸と前記円盤がベルトで接続され、当該ベルトを通じて円盤が回転し、
    前記円盤と前記回転刃は前記伝達軸で貫かれており、
    前記伝達軸は前記伝達軸受によって支持されており、
    前記伝達軸受は前記伝達軸受が設置される板と一体化されており、
    前記伝達軸受が設置される板は、ポリカーボネートで構成されており、
    対象を前記押し当て器で前記回転刃へ押し当てると、前記伝達軸受が設置される板がたわみ、上記回転刃の位置がずれることを特徴とする削り花製造器。
  3. モーター、円盤、伝達軸受、伝達軸、回転刃、伝達軸受が設置される板、押し当て器から構成される、対象を削ることで削り花を製造する削り花製造器であって、
    前記モーターが有する回転軸と前記円盤がベルトで接続され、当該ベルトを通じて円盤が回転し、
    前記円盤と前記回転刃は前記伝達軸で貫かれており、
    前記伝達軸は前記伝達軸受によって支持されており、
    前記押し当て器が回転刃ともっとも近接する側の先端から3cm以上8cm以下の箇所において5度以上10度以下の角度で折れ曲がっており、
    前記伝達軸受が設置される板は、ポリカーボネートで構成されており、
    対象を前記押し当て器で前記回転刃へ押し当てると、前記伝達軸受が設置される板がたわみ、上記回転刃の位置がずれることを特徴とする削り花製造器。
  4. 請求項1乃至3に記載の削り花製造器を用いて硬質チーズを削った削り花。
  5. 厚さ0.1mm以下であることを特徴とする硬質チーズの削り花。
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