JP3218367U - 食材の削出し又は細分押出しを可能にする調理器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】切餅等の硬い食材にはグレーター(削出し器)として機能し、茹で卵等の軟らかい食材にはミンサー(細分押出し器)として機能する一般家庭用の調理器具を提供する。【解決手段】調理器具1は、有底中空の外側容器2と、支持部材3と、押出し部材4と、を備える。外側容器2の底面22には、少なくとも1つの切刃付き開口部23が設置され、外側容器2の内側には、中空円筒が形成される。支持部材3は、中空円筒内に収容可能であり、かつ、食材5を該支持部材3内の上下方向にのみ出し入れ可能としつつ食材5の他方向の移動を制限可能な中空挿通部31と、中空円筒に沿って支持部材3を回転可能にする回転ガイド32と、を備える。押出し部材4は、支持部材3の中空挿通部31に挿入され、かつ、該中空挿通部31に収容された食材5を外側容器2の底面22に向けて押し出し可能な押圧体41を備える。【選択図】図1
Description
本考案は、比較的硬い食材(例えば、切餅、南瓜)には、グレーター(削出し器)として機能し、比較的軟らかい食材(例えば、茹で卵)には、ミンサー(細分押出し器)として機能する一般家庭用の調理器具に関するものである。
近年、スマートフォン等の携帯端末の普及に伴い、一般家庭でも携帯端末を見ながら、従来に無い少し凝った料理を手軽に調理したい需要が高まっていると思われる。例えば、市販の切餅をそのまま煮たり焼いたりするのでは無く、切餅を、フレーク状(薄片状)に削り出すことができれば、料理のトッピング材料にすることも可能である。
(従来器具で比較的硬い食材を削り出す際の問題点)
しかしながら、切餅等の硬い食材を一般家庭で安全に削り出す調理器具は本考案者らが知る限り存在しない。例えば、従来の調理器具である図示しないスライサーや大根おろしを使用して切餅を細かく削り出そうとした場合、別途用意した図示しない安全ホルダーで切餅を保持したとしても、切餅は通常硬いため、大きな力を切餅から切刃へ掛けなければならず、安全ホルダーによる切餅の保持が適切でなかった場合、安全ホルダーを握る手が勢いよく切刃に向かって動いてしまうことになり大変危険である。
しかしながら、切餅等の硬い食材を一般家庭で安全に削り出す調理器具は本考案者らが知る限り存在しない。例えば、従来の調理器具である図示しないスライサーや大根おろしを使用して切餅を細かく削り出そうとした場合、別途用意した図示しない安全ホルダーで切餅を保持したとしても、切餅は通常硬いため、大きな力を切餅から切刃へ掛けなければならず、安全ホルダーによる切餅の保持が適切でなかった場合、安全ホルダーを握る手が勢いよく切刃に向かって動いてしまうことになり大変危険である。
(比較的軟らかい材料への対応・許容性)
一方、比較的硬い食材のみを加工する専用調理器具では、日常の調理器具として汎用性に欠ける(出番が減る)ことになるため、比較的軟らかい食材への加工にも適した機能が併せて付与されることが望ましい。例えば、軟らかい素材の特質を活かして、迅速な食材加工ができることが望ましい。
一方、比較的硬い食材のみを加工する専用調理器具では、日常の調理器具として汎用性に欠ける(出番が減る)ことになるため、比較的軟らかい食材への加工にも適した機能が併せて付与されることが望ましい。例えば、軟らかい素材の特質を活かして、迅速な食材加工ができることが望ましい。
(先行技術の開示)
これらの問題点にそのまま応えるものではないが、本考案者らが発見した先行技術文献は特許文献1及び非特許文献1に記載のバター削出し器である。この先行技術の調理器具は筒体本体を備えており、本体の一端に多数の切刃が設けられ、筒体本体の内壁に螺旋溝が刻設されている。また、この調理器具は、本体内で回転駆動可能な操作部も更に備えており、操作部の内部空間に、食材であるバターをその操作部の一端から装填可能である。他端には筒体本体側の螺旋溝と係合してバターを刃体側に向けて徐々に押出・搬送する螺旋溝が外周に突設した回転フィーダーが更に設けられている。
これらの問題点にそのまま応えるものではないが、本考案者らが発見した先行技術文献は特許文献1及び非特許文献1に記載のバター削出し器である。この先行技術の調理器具は筒体本体を備えており、本体の一端に多数の切刃が設けられ、筒体本体の内壁に螺旋溝が刻設されている。また、この調理器具は、本体内で回転駆動可能な操作部も更に備えており、操作部の内部空間に、食材であるバターをその操作部の一端から装填可能である。他端には筒体本体側の螺旋溝と係合してバターを刃体側に向けて徐々に押出・搬送する螺旋溝が外周に突設した回転フィーダーが更に設けられている。
このように構成された先行技術のバター削出し器は、回転フィーダーを回転させることで操作部内に装填されたバターを筒体本体の切刃に向けて回転させながら押し出し、さらに切刃を通過させることで細かく削り出していくことができる。その後、削り出されたバター細片群をバターナイフで掬い取り、フランスパン等に塗り付けることができる。
(問題1:限定された対象食材)
しかしながら、この先行技術(特に市販されている調理器具)は、バターのような比較的軟らかい食材を加工対象とし、比較的硬い食材を加工対象とするものでは無い。
しかしながら、この先行技術(特に市販されている調理器具)は、バターのような比較的軟らかい食材を加工対象とし、比較的硬い食材を加工対象とするものでは無い。
(問題2:調理時間の長期化)
また、この先行技術の調理器具は、回転フィーダーの回転量に応じたバターの削出し量が得られることが特徴である。しかしながら、フィーダーの回転数の割に、削り出される食材の量が少なく、調理時間の短縮化には不向きである。
また、この先行技術の調理器具は、回転フィーダーの回転量に応じたバターの削出し量が得られることが特徴である。しかしながら、フィーダーの回転数の割に、削り出される食材の量が少なく、調理時間の短縮化には不向きである。
(問題3:回転フィーダーの取外しの困難性)
さらに、この調理器具の使用を一旦停止して中身の食材を取り出す際や、使用後に調理器具を洗浄する場合には、螺旋溝で互いに螺合した回転フィーダーと筒体本体とを分離するために、回転フィーダーを元の分離した位置までくるように巻き戻す必要があり、大変面倒であり、片付けに要する時間も長くなってしまう。
さらに、この調理器具の使用を一旦停止して中身の食材を取り出す際や、使用後に調理器具を洗浄する場合には、螺旋溝で互いに螺合した回転フィーダーと筒体本体とを分離するために、回転フィーダーを元の分離した位置までくるように巻き戻す必要があり、大変面倒であり、片付けに要する時間も長くなってしまう。
"PRESTO 20016"、MOHA MODERNE HAUSHALTWAREN AGのホームページ、[平成30年7月16日検索]、インターネット<https://www.moha-swiss.com/product/presto-20016/>
本考案は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、比較的硬い食材(例えば、切餅、南瓜)には、グレーター(削出し器)として機能し、比較的軟らかい食材(例えば、茹で卵)には、ミンサー(細分押出し器)として機能する一般家庭用調理器具を提供することを目的とする。
また、本考案のもう一つの目的は、加工用途(対象食材)が広範で、かつ、調理や片付けに係る時間を短縮可能な一般家庭用の調理器具を提供することである。
本考案者らは、鋭意検討した末、上記先行技術が示すような回転フィーダーと筒体本体との間の螺合構造を採用せずとも、食材を細かく削り出したり、押し出したりすることができる構造を見出し、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、例えば、次の構成・特徴を採用するものである。
(態様1)
食材の削出し又は細分押出しを可能にする調理器具であって、
有底中空の外側容器と、支持部材と、押出し部材と、を備え、
前記外側容器の底面には、少なくとも1つの切刃付き開口部が設置され、
前記外側容器の内側には、中空円筒が形成され、
前記支持部材は、前記外側容器の前記中空円筒内に収容可能であり、かつ、
前記支持部材は、前記食材を該支持部材内の上下方向にのみ出し入れ可能としつつ前記食材の他方向の移動を制限可能な中空挿通部と、前記外側容器の前記中空円筒に沿って前記支持部材を回転可能にする回転ガイドと、を備え、
前記押出し部材は、前記支持部材の前記中空挿通部に挿入され、かつ、該中空挿通部に収容された前記食材を前記外側容器の前記底面に向けて押し出し可能な押圧体を備え、
前記食材を加工する際は、該食材を前記中空挿通部に収容したまま、前記支持部材を前記外側容器に対して回転し、又は/及び、前記押出し部材で該食材を前記底面に向けて押圧することで、前記底面に設置された前記切刃付き開口部により該食材の削出し又は細分押出しを可能とすることを特徴とする調理器具。
(態様2)
前記食材が硬い食材である場合には、前記支持部材の前記回転と前記押出し部材の前記押圧とを同時に行う一方、前記食材が軟らかい食材である場合には、前記押出し部材の前記押圧のみを行うことで前記食材を加工することを特徴とする態様1に記載の調理器具。
(態様3)
前記回転ガイドは、前記支持部材の上端又は下端から外周方向に延びた円盤を有し、
前記円盤の一部に凹部が形成される一方、前記中空円筒の一部には更に内側に延びかつ該凹部の寸法に対応した凸部が形成され、かつ、
前記支持部材を前記外側容器の前記中空円筒内に収容する際に、前記凸部が前記凹部と整合させた位置でのみ前記円盤の挿入及び取外しが可能であることを特徴とする態様1又は2に記載の調理器具。
(態様4)
前記押出し部材は、前記押圧体の上部に形成された掴み部を更に備え、
前記掴み部は、前記中空挿通部に収容された前記押圧体による前記食材の押圧、及び、前記押圧体ひいては前記支持部材の回転を促進することを特徴とする態様1〜3のいずれかに記載の調理器具。
(態様5)
前記外側容器の少なくとも周壁部と、前記支持部材の少なくとも前記中空挿通部と、が透明又は半透明であることを特徴とする態様1〜4のいずれかに記載の調理器具。
食材の削出し又は細分押出しを可能にする調理器具であって、
有底中空の外側容器と、支持部材と、押出し部材と、を備え、
前記外側容器の底面には、少なくとも1つの切刃付き開口部が設置され、
前記外側容器の内側には、中空円筒が形成され、
前記支持部材は、前記外側容器の前記中空円筒内に収容可能であり、かつ、
前記支持部材は、前記食材を該支持部材内の上下方向にのみ出し入れ可能としつつ前記食材の他方向の移動を制限可能な中空挿通部と、前記外側容器の前記中空円筒に沿って前記支持部材を回転可能にする回転ガイドと、を備え、
前記押出し部材は、前記支持部材の前記中空挿通部に挿入され、かつ、該中空挿通部に収容された前記食材を前記外側容器の前記底面に向けて押し出し可能な押圧体を備え、
前記食材を加工する際は、該食材を前記中空挿通部に収容したまま、前記支持部材を前記外側容器に対して回転し、又は/及び、前記押出し部材で該食材を前記底面に向けて押圧することで、前記底面に設置された前記切刃付き開口部により該食材の削出し又は細分押出しを可能とすることを特徴とする調理器具。
(態様2)
前記食材が硬い食材である場合には、前記支持部材の前記回転と前記押出し部材の前記押圧とを同時に行う一方、前記食材が軟らかい食材である場合には、前記押出し部材の前記押圧のみを行うことで前記食材を加工することを特徴とする態様1に記載の調理器具。
(態様3)
前記回転ガイドは、前記支持部材の上端又は下端から外周方向に延びた円盤を有し、
前記円盤の一部に凹部が形成される一方、前記中空円筒の一部には更に内側に延びかつ該凹部の寸法に対応した凸部が形成され、かつ、
前記支持部材を前記外側容器の前記中空円筒内に収容する際に、前記凸部が前記凹部と整合させた位置でのみ前記円盤の挿入及び取外しが可能であることを特徴とする態様1又は2に記載の調理器具。
(態様4)
前記押出し部材は、前記押圧体の上部に形成された掴み部を更に備え、
前記掴み部は、前記中空挿通部に収容された前記押圧体による前記食材の押圧、及び、前記押圧体ひいては前記支持部材の回転を促進することを特徴とする態様1〜3のいずれかに記載の調理器具。
(態様5)
前記外側容器の少なくとも周壁部と、前記支持部材の少なくとも前記中空挿通部と、が透明又は半透明であることを特徴とする態様1〜4のいずれかに記載の調理器具。
本考案の調理器具によれば、以上の構造を有する為、比較的硬い食材を削り出すことができ、比較的軟らかい食材を細分して押し出していくことができる。
具体的には、本考案の調理器具は、比較的硬い食材(例えば、切餅、南瓜)を扱う場合には、上述の支持部材の回転と上述の押出し部材の押圧とを同時に行うよう操作すれば、グレーター(例えば、餅削出し器)として機能する。一方、比較的軟らかい食材(例えば、茹で卵)を扱う場合には、押出し部材の押圧のみを行うよう操作することでミンサー(細分押出し器)として機能する。なお、後者のミンサーとして機能させる場合は、軟らかい食材への押圧動作のみであり、極めて迅速な食材の調理が可能となる。
本考案の調理器具によれば、先行技術のような螺合構造を使用せず、着脱容易な上述の支持部材及び押出し部材を有するため、調理の途中でも容易に構成部材を分離可能であり、食材の除去、本製品の片付けや構成部材の洗浄を手早く行うことができる。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づき説明するが、本考案は、下記の具体的な実施例に何等限定されるものではない。なお、各図において同一又は対応する要素には同一符号を用いる。
(本考案の調理器具の用途)
本考案の実施例について、図1〜図10を参照しながら以下に説明する。本実施例に係る調理器具1は、比較的硬い食材5(例えば、切餅、南瓜)には、グレーター(削出し器)として機能し、比較的軟らかい食材5(例えば、茹で卵)には、ミンサー(細分押出し器)として機能する一般家庭用の調理器具に関するものである。
本考案の実施例について、図1〜図10を参照しながら以下に説明する。本実施例に係る調理器具1は、比較的硬い食材5(例えば、切餅、南瓜)には、グレーター(削出し器)として機能し、比較的軟らかい食材5(例えば、茹で卵)には、ミンサー(細分押出し器)として機能する一般家庭用の調理器具に関するものである。
(実施例を説明するための図面)
なお、図1は本考案の調理器具1の各構成部材2〜4を示した分解斜視図であり、図2は、図1とは別の角度から見た分解斜視図である。図3は、後述する中空円筒24内に支持部材3を収容した外側容器2の斜視図である。図4(a)及び(b)は、各構成部材2〜4の分解正面図及び分解側面図である。図5(a)及び(b)は、調理器具1内に食材5を挿入した状態の断面図(側面方向及び正面方向)である。図6(a)及び(b)は、食材5の加工が進んだ状態の調理器具1の断面図(側面方向及び正面方向)である。図7〜8は調理器具1の後述する使用方法Aを説明した画像であり、図9〜10は、別の使用方法Bを説明した画像である。
なお、図1は本考案の調理器具1の各構成部材2〜4を示した分解斜視図であり、図2は、図1とは別の角度から見た分解斜視図である。図3は、後述する中空円筒24内に支持部材3を収容した外側容器2の斜視図である。図4(a)及び(b)は、各構成部材2〜4の分解正面図及び分解側面図である。図5(a)及び(b)は、調理器具1内に食材5を挿入した状態の断面図(側面方向及び正面方向)である。図6(a)及び(b)は、食材5の加工が進んだ状態の調理器具1の断面図(側面方向及び正面方向)である。図7〜8は調理器具1の後述する使用方法Aを説明した画像であり、図9〜10は、別の使用方法Bを説明した画像である。
(本考案の調理器具で取扱い可能な食材)
ここで、比較的硬い食材には、例えば、図1や図7〜8に示す切餅5の他、南瓜、人参、生姜、チーズ等が挙げられるが、必ずしもこれらの例示の食材に限定されない。一方、比較的軟らかい食材には、図9〜10に示す茹で卵5の他、豆腐、寒天等が挙げられるが、必ずしもこれらの例示の食材に限定されない。
ここで、比較的硬い食材には、例えば、図1や図7〜8に示す切餅5の他、南瓜、人参、生姜、チーズ等が挙げられるが、必ずしもこれらの例示の食材に限定されない。一方、比較的軟らかい食材には、図9〜10に示す茹で卵5の他、豆腐、寒天等が挙げられるが、必ずしもこれらの例示の食材に限定されない。
(本考案の調理器具の主要構成部材)
この調理器具1は、食材5の削出し又は細分押出しを可能にするものであって、主要な構成部材として、図1又は図2に示すように、有底中空の外側容器2と、支持部材3と、押出し部材4と、を備える。なお、これらの構成部材2〜4は、軽量化や生産性向上等の観点から樹脂製のものが好ましいが、樹脂以外の材質(例えば、金属、ガラス、陶器)のものを使用してもよい。
この調理器具1は、食材5の削出し又は細分押出しを可能にするものであって、主要な構成部材として、図1又は図2に示すように、有底中空の外側容器2と、支持部材3と、押出し部材4と、を備える。なお、これらの構成部材2〜4は、軽量化や生産性向上等の観点から樹脂製のものが好ましいが、樹脂以外の材質(例えば、金属、ガラス、陶器)のものを使用してもよい。
(外側容器の構造)
ここで、外側容器2は、周壁部21と、底面22と、を備える。この底面22には、少なくとも1つ(図示では多数)の切刃付き開口部23が設置される。外側容器2の内側には中空円筒24(図2参照)が形成され、周壁部21の上端外縁には鍔部25が形成されている。なお、図示の外側容器1の外観は円筒状を成すが、中空円筒24が円筒状である限りは、これに限定されず、周壁部21の外側形状が例えば角筒状であってもよい。
ここで、外側容器2は、周壁部21と、底面22と、を備える。この底面22には、少なくとも1つ(図示では多数)の切刃付き開口部23が設置される。外側容器2の内側には中空円筒24(図2参照)が形成され、周壁部21の上端外縁には鍔部25が形成されている。なお、図示の外側容器1の外観は円筒状を成すが、中空円筒24が円筒状である限りは、これに限定されず、周壁部21の外側形状が例えば角筒状であってもよい。
(支持部材の構造)
一方、支持部材3は、上述の外側容器2の中空円筒24内に収容可能である(図3参照)。また、この支持部材3は、食材5を該支持部材3内の上下方向にのみ出し入れ可能としつつ食材5の他方向の移動を制限可能な中空挿通部31と、外側容器2の中空円筒24の内周壁に沿って支持部材3を回転可能にする回転ガイド32と、を備える。
一方、支持部材3は、上述の外側容器2の中空円筒24内に収容可能である(図3参照)。また、この支持部材3は、食材5を該支持部材3内の上下方向にのみ出し入れ可能としつつ食材5の他方向の移動を制限可能な中空挿通部31と、外側容器2の中空円筒24の内周壁に沿って支持部材3を回転可能にする回転ガイド32と、を備える。
なお、図示の中空挿通部31は、図示の食材(切餅)5に適合した矩形中空断面を有するが、必ずしもこれに限定されず、他の食材に適合した形状を選択してもよい。
例えば、食材5として、球状や円柱状の素材(つまり、切餅等の角柱状素材以外の食材)を使用する場合には、三角形、四角形(正方形)、五角形、六角形等の断面を有した多角形(n角形)中空断面を有するようにしてもよい。ここで、後述の押出し部材4の回転力により、中空挿通部31を含めた支持部材3は確実に回転するが、中空挿通部31内の食材5はこの中空挿通部31の内壁面に適切に接触(グリップ)しないとこれに連動せず、食材5は不動のままで支持部材3のみが回転(空転)してしまう。このような誤動作を避けるため、多角形のnは、n=3〜6が望ましく、n=3〜4がさらに望ましい。これにより、上記回転力を受けた中空挿通部31に食材5が良く摩擦(グリップ)するようになり、支持部材3と食材5とが適切に同期した動作(つまり、グレーターとして必要な動作)を実現することができる。
また、食材5との摩擦(接触、グリップ)が高まるよう、中空挿通部31の内壁面(図示せず)に凹凸面(図示せず)を形成するようにしてもよい。
(押出し部材の構造)
また、押出し部材4は、支持部材3の中空挿通部31に挿入され、かつ、この中空挿通部31に収容された食材5を外側容器2の底面22に向かって押し出し可能な押圧体41を備える。なお、押出し部材4の軽量化のために、図示のように、押圧体41を、外縁部42と中継ぎ部材43とで剛性(機械的強度)を保ちつつその骨格を形成し、押圧体41内に多数の空隙部44を設けてもよい(図1〜2及び図4も参照)。
また、押出し部材4は、支持部材3の中空挿通部31に挿入され、かつ、この中空挿通部31に収容された食材5を外側容器2の底面22に向かって押し出し可能な押圧体41を備える。なお、押出し部材4の軽量化のために、図示のように、押圧体41を、外縁部42と中継ぎ部材43とで剛性(機械的強度)を保ちつつその骨格を形成し、押圧体41内に多数の空隙部44を設けてもよい(図1〜2及び図4も参照)。
(食材加工時の各部材の相対的動作)
以上のような構成部材2〜4を備えた調理器具1を使用して食材5を加工する際は、該食材5を中空挿通部31に収容したまま、支持部材3を外側容器2に対して回転し、又は/及び、押出し部材4で該食材5を底面22に向けて押圧することで、底面22に設置された切刃付き開口部23により該食材5の削出し又は細分押出しが可能となる。
以上のような構成部材2〜4を備えた調理器具1を使用して食材5を加工する際は、該食材5を中空挿通部31に収容したまま、支持部材3を外側容器2に対して回転し、又は/及び、押出し部材4で該食材5を底面22に向けて押圧することで、底面22に設置された切刃付き開口部23により該食材5の削出し又は細分押出しが可能となる。
(食材の硬さに応じた調理器具の操作)
ここで、本考案の調理器具1は、取り扱う食材5の硬さに応じて、食材5の切削方法を変化・選択してもよい。詳しくは、食材5が硬い場合には、上述した支持部材3の回転と押出し部材4の押圧とを同時に行うことで、本調理器具1をグレーター(grater:削出し器)として機能させることができる。一方、食材5が軟らかい場合には、押出し部材4の押圧のみを行うことで、本調理器具1をミンサー(mincer:細分押出し器)として機能させることができる。それぞれの場合の操作・機能については、後述の使用方法の欄も参照されたい。
ここで、本考案の調理器具1は、取り扱う食材5の硬さに応じて、食材5の切削方法を変化・選択してもよい。詳しくは、食材5が硬い場合には、上述した支持部材3の回転と押出し部材4の押圧とを同時に行うことで、本調理器具1をグレーター(grater:削出し器)として機能させることができる。一方、食材5が軟らかい場合には、押出し部材4の押圧のみを行うことで、本調理器具1をミンサー(mincer:細分押出し器)として機能させることができる。それぞれの場合の操作・機能については、後述の使用方法の欄も参照されたい。
(回転ガイドの好適な形態)
支持部材3の回転ガイド32は、図1,2に示すように、支持部材3の上端又は下端から外周方向に延びた円盤32,32を有するようにしてもよい。円盤(図示では、上側の円盤32)の一部に凹部33が形成され、外側容器2の中空円筒24の一部には更に内側に延びかつ上記凹部33の寸法に対応した凸部26が形成されるようにしてもよい。
支持部材3の回転ガイド32は、図1,2に示すように、支持部材3の上端又は下端から外周方向に延びた円盤32,32を有するようにしてもよい。円盤(図示では、上側の円盤32)の一部に凹部33が形成され、外側容器2の中空円筒24の一部には更に内側に延びかつ上記凹部33の寸法に対応した凸部26が形成されるようにしてもよい。
以上の好適な構成することで、支持部材3を外側容器2の中空円筒24内に収容する際に、凸部26が凹部33と整合させた位置でのみ円盤32の挿入及び取外しが可能となる。言い換えれば、図3に示すように、一旦、支持部材3を外側容器2の中空円筒24に収容すれば、食材5を加工するために支持部材3を回転させたとしても、凸部26の存在により、支持部材3が外側容器2から外れたり、抜け落ちたりする頻度を極端に減らすことができる。
(掴み部の付与)
加えて、押出し部材4には、押圧体41の上部に形成された掴み部45を更に形成してもよい。掴み部45には、グリップ性を高めるために連続波状(又は凹凸状)外縁部46を形成してもよく、その他にもグリップ性を高める公知の形状を採用してもよい。以上の構成の掴み部45により、中空挿通部31に収容された押圧体41による食材5の押圧、及び、押圧体41ひいては支持部材3の回転を容易にすることができる。
加えて、押出し部材4には、押圧体41の上部に形成された掴み部45を更に形成してもよい。掴み部45には、グリップ性を高めるために連続波状(又は凹凸状)外縁部46を形成してもよく、その他にもグリップ性を高める公知の形状を採用してもよい。以上の構成の掴み部45により、中空挿通部31に収容された押圧体41による食材5の押圧、及び、押圧体41ひいては支持部材3の回転を容易にすることができる。
(調理器具内部のシースルー化)
また、外側容器2(の少なくとも周壁部21)と、支持部材3(の少なくとも中空挿通部31)とに、透明又は半透明な素材を採用することが好ましい。これにより、調理器具1内に食材5を投入し、食材5の加工を進めても、食材5の形状や残量を常時視認することが可能となり、食材5の追加・交換時期の判断が容易となる。
また、外側容器2(の少なくとも周壁部21)と、支持部材3(の少なくとも中空挿通部31)とに、透明又は半透明な素材を採用することが好ましい。これにより、調理器具1内に食材5を投入し、食材5の加工を進めても、食材5の形状や残量を常時視認することが可能となり、食材5の追加・交換時期の判断が容易となる。
(本調理器具の使用方法)
次に、図7乃至図10の各図を参照しながら本調理器具1の使用方法を例示する。使用方法には、硬い食材を加工する場合と軟らかい食材を加工する場合の二通りの方法(使用方法A,B)が存在するので、個々に説明する。
次に、図7乃至図10の各図を参照しながら本調理器具1の使用方法を例示する。使用方法には、硬い食材を加工する場合と軟らかい食材を加工する場合の二通りの方法(使用方法A,B)が存在するので、個々に説明する。
(使用方法A:グレーター機能)
使用方法Aは、本調理器具1で硬い食材5を取り扱う場合である。食材5として切餅を使用した。先ず、図7(a)に示すように、分離した状態の外側容器2の中空円筒24内に支持部材3を挿入する(挿入ステップS11)。この際に、上述の凹部33と凸部26とが整合するよう、外側容器2と支持部材3とを嵌め合わせる。
使用方法Aは、本調理器具1で硬い食材5を取り扱う場合である。食材5として切餅を使用した。先ず、図7(a)に示すように、分離した状態の外側容器2の中空円筒24内に支持部材3を挿入する(挿入ステップS11)。この際に、上述の凹部33と凸部26とが整合するよう、外側容器2と支持部材3とを嵌め合わせる。
次に、図7(b)に示すように、硬い食材5である切餅を中空挿通部31に投入する(食材投入ステップS12)。これにより、挿入された食材5の移動は上下方向のみに制限される。その後、図7(c)に示すように、押出し部材4の押圧体41を中空挿通部31に更に挿入すれば、食材5を上側から押し当てることができる。
その後、図8(a)に示すように、掴み部45及び回転ガイド(円盤)32を利用して支持部材3及びその内部の食材5を外側容器2に対して回転させながら、食材5を切刃付き開口部23が多数設けられた底面22に押し付けていく(回転・押出しステップS13)。これにより、切刃付き開口部23を通過した食材5の削り片6が、地面(例えば、まな板や調理台)に落下する。なお、図8(b)は、切餅5の削りが完了したばかりの状態を示し、図8(c)は加工前後の切餅5と削り片6とを示す。
(使用方法B:ミンサー機能)
また、後述の使用方法Bは、本調理器具1で軟らかい食材5を取り扱う場合に好適である。食材5として茹で卵を使用した。先ず、使用方法Aの場合と同様に、図9(a)に示すように、分離した状態の外側容器2の中空円筒24内に支持部材3を挿入する(挿入ステップS21)。
また、後述の使用方法Bは、本調理器具1で軟らかい食材5を取り扱う場合に好適である。食材5として茹で卵を使用した。先ず、使用方法Aの場合と同様に、図9(a)に示すように、分離した状態の外側容器2の中空円筒24内に支持部材3を挿入する(挿入ステップS21)。
次に、図9(b)に示すように、軟らかい食材5である茹で卵を中空挿通部31に投入する(食材投入ステップS22)。なお、図9(b)の例では、矩形断面の中空挿通部31に食材5を投入できるように茹で卵5を分割(4等分)しているが、茹で卵5全体を収容可能な多角形断面(例えば、正方形や六角形)を有した中空挿通部31が用意できれば、茹で卵5を前もって分割する必要は無く、丸ごと投入してもよい。
次に、図9(c)に示すように、押出し部材4の押圧体41を中空挿通部31に更に挿入し、食材5を上側から押し当てて、掴み部45を利用して食材5を切刃付き開口部23が多数設けられた底面22に押し付けていく(押出しステップS23)。この際、使用方法Aの際に実行した支持部材3の回転動作を同時に行う必要はない。これにより、肉の細切れを製造する市販のミンサーのように、本調理器具1の切刃付き開口部23を通過した茹で卵5の押出し片7が、地面に落下する(図10(a)を参照)。なお、図10(b)は、茹で卵5の押出しが完了したばかりの状態を示し、図10(c)は加工前後の茹で卵5と押出し片7とを示す。なお、使用方法Bの場合は、上述の使用方法Aに比べ、軟らかい食材5を単純に押圧するのみであるため、調理時間が極めて短くて済むことに留意されたい。
本考案の調理器具によれば、以上の構造を有する為、比較的硬い食材を削り出すことができ、比較的軟らかい食材を細分して押し出ていくことができる。
本考案の調理器具によれば、先行技術のような螺合構造を使用せず、着脱容易な上述の支持部材及び押出し部材を有するため、調理の途中でも容易に構成部材を分離可能であり、食材の除去、本製品の片付けや構成部材の洗浄を手早く行うことができる。
このように本考案の調理器具は、産業上の利用価値及び利用可能性が非常に高い。
1 調理器具
2 外側容器
3 支持部材
4 押出し部材
5 食材(切餅,茹で卵)
6 食材(切餅)の削り片,
7 食材(茹で卵)の押出し片
21,22,25 外側容器の周壁部,底面,鍔部
23 切刃付き開口部
24 中空円筒
26 凸部
31 中空挿通部
32 回転ガイド(円盤)
33 凹部
41 押圧体
42,43,44 押圧体の外縁部,中継ぎ部材,空隙部
45 掴み部
46 掴み部の連続波状(又は凹凸状)外縁部
2 外側容器
3 支持部材
4 押出し部材
5 食材(切餅,茹で卵)
6 食材(切餅)の削り片,
7 食材(茹で卵)の押出し片
21,22,25 外側容器の周壁部,底面,鍔部
23 切刃付き開口部
24 中空円筒
26 凸部
31 中空挿通部
32 回転ガイド(円盤)
33 凹部
41 押圧体
42,43,44 押圧体の外縁部,中継ぎ部材,空隙部
45 掴み部
46 掴み部の連続波状(又は凹凸状)外縁部
Claims (5)
- 食材の削出し又は細分押出しを可能にする調理器具であって、
有底中空の外側容器と、支持部材と、押出し部材と、を備え、
前記外側容器の底面には、少なくとも1つの切刃付き開口部が設置され、
前記外側容器の内側には、中空円筒が形成され、
前記支持部材は、前記外側容器の前記中空円筒内に収容可能であり、かつ、
前記支持部材は、前記食材を該支持部材内の上下方向にのみ出し入れ可能としつつ前記食材の他方向の移動を制限可能な中空挿通部と、前記外側容器の前記中空円筒に沿って前記支持部材を回転可能にする回転ガイドと、を備え、
前記押出し部材は、前記支持部材の前記中空挿通部に挿入され、かつ、該中空挿通部に収容された前記食材を前記外側容器の前記底面に向けて押し出し可能な押圧体を備え、
前記食材を加工する際は、該食材を前記中空挿通部に収容したまま、前記支持部材を前記外側容器に対して回転し、又は/及び、前記押出し部材で該食材を前記底面に向けて押圧することで、前記底面に設置された前記切刃付き開口部により該食材の削出し又は細分押出しを可能とすることを特徴とする調理器具。 - 前記食材が硬い食材である場合には、前記支持部材の前記回転と前記押出し部材の前記押圧とを同時に行う一方、前記食材が軟らかい食材である場合には、前記押出し部材の前記押圧のみを行うことで前記食材を加工することを特徴とする請求項1に記載の調理器具。
- 前記回転ガイドは、前記支持部材の上端又は下端から外周方向に延びた円盤を有し、
前記円盤の一部に凹部が形成される一方、前記中空円筒の一部には更に内側に延びかつ該凹部の寸法に対応した凸部が形成され、かつ、
前記支持部材を前記外側容器の前記中空円筒内に収容する際に、前記凸部が前記凹部と整合させた位置でのみ前記円盤の挿入及び取外しが可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の調理器具。 - 前記押出し部材は、前記押圧体の上部に形成された掴み部を更に備え、
前記掴み部は、前記中空挿通部に収容された前記押圧体による前記食材の押圧、及び、前記押圧体ひいては前記支持部材の回転を促進することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の調理器具。 - 前記外側容器の少なくとも周壁部と、前記支持部材の少なくとも前記中空挿通部と、が透明又は半透明であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の調理器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018002899U JP3218367U (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 食材の削出し又は細分押出しを可能にする調理器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018002899U JP3218367U (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 食材の削出し又は細分押出しを可能にする調理器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3218367U true JP3218367U (ja) | 2018-10-11 |
Family
ID=63796954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018002899U Active JP3218367U (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 食材の削出し又は細分押出しを可能にする調理器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3218367U (ja) |
-
2018
- 2018-07-27 JP JP2018002899U patent/JP3218367U/ja active Active
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