JP2020130236A - 回転調理器 - Google Patents

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新田 浩朗
Hiroo Nitta
浩朗 新田
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Abstract

【課題】短時間で濃厚な溶液を作ることができる回転調理器を提供する。【解決手段】本発明に係る回転調理器は、本体と、調理物を収容するための開口を有し、本体に取り付けられる調理容器と、開口を覆って着脱可能に取り付けられる蓋と、調理容器内で回転することで、調理容器内の調理物を切削する切削部と、切削部に回転駆動力を付与する駆動部と、水を加熱することによって蒸気を生成する蒸気生成部と、蒸気生成部で生成される蒸気を、調理容器内に案内する蒸気流路とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、回転調理器に関する。
従来の回転調理器として、例えば、調理物を収容する調理容器と、調理容器内の調理物を破砕及び撹拌するための撹拌体と、調理容器を加熱する加熱手段とを備えるフードプロセッサが知られている(特許文献1参照)。
特開2017−119070号公報
従来の回転調理器においては、短時間で濃厚な溶液を作るという観点において未だ改善の余地がある。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、短時間で濃厚な溶液を作ることができる回転調理器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の回転調理器は、本体と、
調理物を収容するための開口を有し、前記本体に取り付けられる調理容器と、
前記開口を覆って着脱可能に取り付けられる蓋と、
前記調理容器内で回転することで、前記調理容器内の調理物を切削する切削部と、
前記切削部に回転駆動力を付与する駆動部と、
水を加熱することによって蒸気を生成する蒸気生成部と、
前記蒸気生成部で生成される蒸気を、前記調理容器内に案内する蒸気流路と、
を備える。
本発明に係る回転調理器によれば、短時間で濃厚な溶液を作ることができる。
本発明に係る実施形態1の回転調理器の斜視図 図1の回転調理器の分解図 図1の回転調理器の概略構成を示すブロック図 図1の回転調理器の一部を取り外した状態を示す後方斜視図 図1の回転調理器の切削部付近の断面図 図1の回転調理器の切削部付近の斜視図 図1の回転調理器の供給口付近の断面図 図1の回転調理器の供給口付近の断面図 本発明に係る実施形態2の回転調理器の一部を取り外した状態を示す後方斜視図 図9の蓋付近の断面図 本発明に係る実施例及び比較例の実験結果を示す図 本発明に係る実施例及び比較例の実験結果を示す図
(本発明の基礎となった知見)
本発明者らは、短時間で濃厚な溶液を作るために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
従来の回転調理器において、調理物を水等の液体と共に調理容器に収容し、加熱手段によって調理容器を加熱して調理物を煮込むことで、スープ等の溶液が作製される。
しかしながら、従来の回転調理器における加熱調理では、調理物を水等の液体と共に加熱するため、液体に対する調理物の割合(濃度)が低くなっている。このため、調理物において生じる反応の反応速度が遅くなり得る。
これに対して、本発明者らは、調理物を、蒸気で加熱しながら切削して調理を行う構成を見出した。蒸気で調理物を加熱することで、調理物を液体と共に煮込んで調理する場合よりも、液体に対する調理物の割合(濃度)を高くすることができ、調理物において生じる反応の反応速度を速くすることができることを見出した。さらに、調理物を切削して調理を行うことで、より容易に、蒸気で調理物を加熱できることを見出した。これにより、本発明者らは、短時間で濃厚な溶液を作ることができることを見出した。
これらの新規な知見に基づき、本発明者らは、以下の発明に至った。
本発明の一態様の回転調理器は、本体と、調理物を収容するための開口を有し、前記本体に取り付けられる調理容器と、前記開口を覆って着脱可能に取り付けられる蓋と、前記調理容器内で回転することで、前記調理容器内の調理物を切削する切削部と、前記切削部に回転駆動力を付与する駆動部と、水を加熱することによって蒸気を生成する蒸気生成部と、前記蒸気生成部で生成される蒸気を、前記調理容器内に案内する蒸気流路と、を備える。
このような構成により、蒸気生成部及び切削部によって、調理物を、蒸気で加熱しながら切削して調理することができる。これにより、調理容器に液体を入れて調理する場合よりも、調理物の濃度が高い状態で調理することができる。このため、調理物において生じる反応の反応速度を速くすることができ、短時間で濃厚な溶液(ペースト)を作ることができる。
前記回転調理器において、前記切削部は、前記調理容器の底部に取り付けられてもよい。
このような構成により、切削部を底部に取り付けることで、調理容器に収容される調理物をより確実に切削することができる。
前記回転調理器において、前記蒸気生成部によって生成される蒸気の供給と、前記駆動部による前記切削部の回転と、を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記調理容器内に蒸気を供給しながら前記切削部を回転させるように、蒸気の供給及び前記切削部の回転を制御してもよい。
このような構成により、蒸気を供給しながら切削部を回転させることで、調理物に蒸気を容易に当てることができる。
前記回転調理器において、前記調理容器は、前記蒸気流路と連通して前記調理容器内に蒸気を供給する供給口を前記調理容器の底部に有し、前記供給口には、前記蒸気流路内への調理物の逆流を防ぐ逆止弁が設けられ、前記駆動部は、前記本体において、前記調理容器の下方に設けられ、前記蒸気生成部は、前記本体において、前記駆動部に隣接して設けられ、前記蒸気流路は、前記本体において前記蒸気生成部と接続する本体流路と、前記調理容器の底部内に設けられて、前記本体流路及び前記供給口に接続する底部流路と、を有してもよい。
このような構成により、調理容器の下方に設けられる駆動部に隣接して蒸気生成部を設けて、供給口を調理容器の底部に設けることで、蒸気生成部から調理容器までの蒸気の経路を短くすることができる。このため、蒸気生成部で生成した蒸気の熱ロスを低減することができる。また、調理容器の底部から調理容器内に蒸気を供給することで、調理物に蒸気を当てやすくすることができる。
前記回転調理器において、前記調理容器の底部には、前記切削部を回転させる回転軸が設けられ、前記供給口は、前記回転軸の軸方向と交差する方向に開口してもよい。
このような構成により、回転軸の軸方向と交差する方向に供給口が開口することで、切削部の回転によって生じる軸方向の圧力が逆止弁に影響を与えることを抑制することができる。
前記回転調理器において、前記供給口は、前記回転軸を中心とする周方向に開口してもよい。
このような構成により、調理容器内に蒸気を効率良く供給することができるため、より短時間で調理物を調理することができる。
前記回転調理器において、前記蒸気生成部によって生成される蒸気の供給を制御する制御部を備え、前記制御部は、蒸気の供給を停止させるとき、蒸気の供給量を徐々に減らすように蒸気の供給を制御してもよい。
このような構成により、蒸気の供給量を徐々に減らすことで、蒸気流路内の圧力が急激に低下することを防ぐことができる。このため、調理容器内の液体等が逆止弁を通じて逆流することを防ぐことができる。
前記回転調理器において、前記蓋は、前記蒸気流路と連通して前記調理容器内に蒸気を供給する供給口を有し、前記蒸気流路は、前記蓋内に設けられて前記蒸気生成部及び前記蓋の前記供給口と接続する蓋内流路を有してもよい。
このような構成により、蓋に設けられる供給口から蒸気を調理容器内に供給することで、蒸気流路内に、調理物が入ることを防ぐことができる。このため、蒸気流路内を清潔に保つことができる。
前記回転調理器において、前記蓋の前記供給口は、前記調理容器の底部に向けて蒸気を供給するように開口してもよい。
このような構成により、調理容器内の調理物に対して、より均一に蒸気を供給することができる。
以下に、本実施形態に係る回転調理器について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
また、以下では、説明の便宜上、通常使用時の状態を想定して「上」、「下」、「前」、「後」等の方向を示す用語を用いている。しかしながら、これらの用語は、本発明の炊飯器の使用状態等を限定することを意味するものではない。
(実施形態1)
実施形態1に係る回転調理器1は、調理物に対して蒸気を供給して調理物を切削することができる調理器(ミキサ)である。回転調理器1の全体構成について説明する。図1は、回転調理器1の斜視図である。図2は、回転調理器1の分解図である。
図1及び図2に示すように、回転調理器1は、調理容器2と、本体3とを備える。調理容器2は、調理物を収容するための容器である。調理容器2は、本体3に着脱可能に取り付けられる。ここで、調理物は、例えば、野菜や果物等の食材である。
図2に示すように、調理容器2は、容器本体21と、底部23と、蓋25とを備える。また、調理容器2には、調理容器2内の調理物の温度を検出する温度センサ27(図3)が設けられる。
容器本体21は、調理物を収容するための開口21aを有し、筒状に形成される。実施形態1では、容器本体21には、ユーザが調理容器2を把持するための取手22が設けられる。
底部23は、調理容器2の底を形成する部材である。底部23は、容器本体21に着脱可能に嵌合して取り付けられる。実施形態1では、底部23には、回転軸24を介して切削部26が取り付けられる。回転軸24は、切削部26を回転させる軸である。回転軸24は、調理容器2内に向けて延びるように設けられる。切削部26は、調理容器2内で回転することで、調理容器2内の調理物を切削・撹拌する部材である。切削部26は、調理物を切削できるように、刃状に形成される。
蓋25は、容器本体21の開口21aを覆う部材である。蓋25は、容器本体21に着脱可能に嵌合して取り付けられる。蓋25には、調理容器2内に供給される蒸気を容器外へ排出する蒸気口25aが設けられる。
図3は、回転調理器1の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、本体3は、駆動部4と、蒸気生成部5と、タンク6と、制御部7と、操作部9とを備える。
駆動部4は、切削部26に回転駆動力を付与するための部材である。駆動部4は、例えばモータである。駆動部4は、底部23の回転軸24(図2)と接続する。駆動部4は、回転軸24を回転させることで、切削部26に回転駆動力を付与する。駆動部4は、本体3内において、調理容器2の下方に設けられる。具体的には、駆動部4は、回転軸24の下方に設けられる。
蒸気生成部5は、水を加熱することによって蒸気を生成する部材である。蒸気生成部5は、例えば、ボイラである。蒸気生成部5によって生成される蒸気は、例えば飽和蒸気である。蒸気の温度は、例えば100度である。蒸気生成部5は、本体3内において、駆動部4に隣接して設けられる。
タンク6は、蒸気生成部5に供給するための水を収容する容器である。蒸気生成部5によって生成される蒸気は、蒸気流路8を通じて、調理容器2内に案内される。
操作部9は、回転調理器1を操作する部材である。操作部9によって、例えば、回転調理器1の駆動や切削部26の回転数の調整等が行われる。
次に、調理容器2内へ蒸気を供給するための構成について詳細に説明する。調理容器2内への蒸気の供給は、蒸気流路8と連通する供給口28を通じて行われる。
図4は、回転調理器1の一部を取り外した状態を示す後方斜視図である。図5は、回転調理器1の供給口28付近の断面図である。図6は、回転調理器1の切削部26付近の斜視図である。
蒸気流路8は、本体流路81と、底部流路83とを有する。図4に示すように、本体流路81は、本体3内において蒸気生成部5と接続する流路である。本体流路81の途中には、バルブ81aが設けられる。バルブ81aを開放することにより、バルブ81aよりも下流側の本体流路81に蒸気が供給される。バルブ81aは、例えば、電磁弁である。図5に示すように、底部流路83は、調理容器2の底部23内に設けられて、本体流路81及び供給口28に接続する。
図4〜図6に示すように、供給口28は、調理容器2の底部23に設けられる。供給口28は、回転軸24の軸方向(鉛直方向)と交差する方向に開口する。供給口28は、例えば、回転軸24の回転方向、すなわち、回転軸24を中心とする周方向に開口する。実施形態1では、供給口28には逆止弁28aが設けられる。逆止弁28aは、蒸気流路8内への調理物の逆流を防ぐ弁である。
図7及び図8は、供給口28付近の断面図である。
図7及び図8に示すように、逆止弁28aは、ボール28bと、ばね28cと、保持具28dとを有する。ボール28bは、蒸気流路8(底部流路83)を塞ぐ部材である。ボール28bは、例えば球状に形成される。ばね28cは、蒸気流路8を塞ぐようにボール28bを付勢する部材である。ボール28b及びばね28cは、蒸気流路8内に設けられる。保持具28dは、ボール28b及びばね28cが蒸気流路8の外に抜け出ることを防ぐ部材である。
蒸気の供給を停止しているとき(バルブ81aが閉状態のとき)、図7に示すように、ばね28cの付勢力によってボール28bは、調理容器2内の調理物や液体等が蒸気流路8内に逆流しないように、蒸気流路8を塞いでいる。
蒸気の供給を開始したとき(バルブ81aを開状態にしたとき)、蒸気生成部5によって生成される蒸気によって、蒸気流路8内の圧力が上昇する。蒸気流路8内の圧力によってボール28bを押し出す力が、ばね28cの付勢力よりも大きくなると、図8に示すように、ボール28bは、供給口28に向けて移動する。これにより、ボール28bと蒸気流路8との間に隙間28eが形成されて、隙間28eを通じて蒸気が調理容器2内に供給される。
次に、回転調理器1の制御について説明する。制御部7は、操作部9による入力情報に基づいて回転調理器1の制御を行う。制御部7は、蒸気生成部5によって生成される蒸気の供給と、駆動部4による切削部26の回転とを制御する。実施形態1では、制御部7は、調理容器2内に蒸気を供給しながら切削部26を回転させるように、蒸気の供給及び切削部26の回転を制御する。また、制御部7は、温度センサ27によって検出される調理容器2内の調理物の温度に基づいて、蒸気の供給を制御する。
制御部7は、蒸気の供給において、蒸気生成部5及びバルブ81aを制御する。蒸気の供給を行うとき、制御部7は、蒸気の生成及びバルブ81aの開放を行うように、蒸気生成部5及びバルブ81aを制御する。蒸気の供給を停止させるとき、制御部7は、バルブ81aを閉じるように、バルブ81aを制御する。
実施形態1では、蒸気の供給を停止させるとき、制御部7は、蒸気の供給量を徐々に減らすように、蒸気の供給を制御する。すなわち、蒸気の供給を停止させるとき、制御部7は、ボール28bを流路外へ押し出す力とボール28bを流路内へ押し込む力とが釣り合った状態を維持するように、蒸気の供給を制御する。
実施形態1に係る回転調理器1によれば、以下の効果を奏することができる。
実施形態1に係る回転調理器1は、本体3と、調理容器2と、蓋25と、切削部26と、駆動部4と、蒸気生成部5と、蒸気流路8とを備える。調理容器2は、調理物を収容するための開口21aを有し、本体3に取り付けられる。蓋25は、開口21aを覆って着脱可能に取り付けられる。切削部26は、調理容器2内で回転することで、調理容器2内の調理物を切削する。駆動部4は、切削部26に回転駆動力を付与する。蒸気生成部5は、水を加熱することによって蒸気を生成する。蒸気流路8は、蒸気生成部5で生成される蒸気を、調理容器2内に案内する。
この構成によれば、蒸気生成部5及び切削部26によって、調理物を、蒸気で加熱しながら切削して調理することができる。これにより、調理容器2に液体を入れて調理する場合よりも、調理物の濃度が高い状態で調理することができる。このため、調理物において生じる反応の反応速度を速くすることができ、短時間で濃厚な溶液(ペースト)を作ることができる。
また、調理物を蒸気により加熱することで、調理容器2に水を入れて調理容器2を加熱して調理物を煮込み調理する場合よりも、必要な水の量を減らすことができる。また、蓋25を有することで、調理容器2内を閉空間とすることができる。このため、調理容器2内に蒸気を充満させることができ、調理物に蒸気を容易に当てることができる。また、調理容器2に加熱部(ヒータ)が設けられていないため、通電部が露出することを防ぐことができる。
また、回転調理器1において、切削部26は、調理容器2の底部23に取り付けられる。
この構成によれば、切削部26を底部23に取り付けることで、調理容器2に収容される調理物をより確実に切削することができる。
また、回転調理器1において、蒸気生成部5によって生成される蒸気の供給と、駆動部4による切削部26の回転とを制御する制御部7を備える。制御部7は、調理容器2内に蒸気を供給しながら切削部26を回転させるように、蒸気の供給及び切削部26の回転を制御する。
この構成によれば、蒸気を供給しながら切削部26を回転させることで、調理物に蒸気を容易に当てることができる。
また、回転調理器1において、調理容器2は、蒸気流路8と連通して調理容器2内に蒸気を供給する供給口28を調理容器2の底部23に有する。供給口28には、蒸気流路8内への調理物の逆流を防ぐ逆止弁28aが設けられる。駆動部4は、本体3において、調理容器2の下方に設けられる。蒸気生成部5は、本体3において、駆動部4に隣接して設けられる。蒸気流路8は、本体3において蒸気生成部5と接続する本体流路81と、調理容器2の底部23内に設けられて、本体流路81及び供給口28に接続する底部流路83とを有する。
この構成によれば、調理容器2の下方に設けられる駆動部4に隣接して蒸気生成部5を設けて、供給口28を調理容器2の底部23に設けることで、蒸気生成部5から調理容器2までの蒸気の経路を短くすることができる。このため、蒸気生成部5で生成した蒸気の熱ロスを低減することができる。また、後述の実施形態2と比較して、蒸気流路8の嵌合箇所を減らすことができるため、蒸気漏れを減らすことができる。また、調理容器2の底部23から調理容器2内に蒸気を供給することで、調理物に蒸気を当てやすくすることができる。
また、回転調理器1において、調理容器2の底部23には、切削部26を回転させる回転軸24が設けられる。供給口28は、回転軸24の軸方向と交差する方向に開口する。
この構成によれば、回転軸24の軸方向と交差する方向に供給口28が開口することで、切削部26の回転によって生じる軸方向の圧力が逆止弁28aに影響を与えることを抑制することができる。
また、回転調理器1において、供給口28は、回転軸24を中心とする周方向に開口する。
この構成によれば、調理容器2内に蒸気を効率良く供給することができるため、より短時間で調理物を調理することができる。
また、回転調理器1において、蒸気生成部5によって生成される蒸気の供給を制御する制御部7を備える。制御部7は、蒸気の供給を停止させるとき、蒸気の供給量を徐々に減らすように蒸気の供給を制御する。
この構成によれば、蒸気の供給量を徐々に減らすことで、蒸気流路8内の圧力が急激に低下することを防ぐことができる。このため、調理容器2内の液体等が逆止弁28aを通じて逆流することを防ぐことができる。
なお、本発明は実施形態1に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。実施形態1では、制御部7は、調理容器2内に蒸気を供給しながら切削部26を回転させるように、蒸気の供給及び切削部26の回転を制御するとしたが、これに限定されない。蒸気の供給及び切削部26の回転の順序は任意である。制御部7は、例えば、蒸気の供給によって調理物を加熱調理した後に切削部26の回転を行うように、蒸気の供給及び切削部26の回転を制御してもよい。また、制御部7は、例えば、切削部26の回転によって調理物を粉砕した後に蒸気の供給によって調理物の加熱調理を行うように、蒸気の供給及び切削部26の回転を制御してもよい。
また、底部23には、回転軸24を介して切削部26が取り付けられるとしたが、他の構成であってもよい。切削部26は、例えば、底部23に取り付けられるのではなく、蓋25から底部23に向けて延びる回転軸に取り付けられてもよい。
また、バルブ81aは、電磁弁であるとしたが、バルブ81aは、例えば手動弁であってもよい。
また、蒸気生成部5によって生成される蒸気は飽和蒸気であり、蒸気の温度は100度であるとしたが、これに限定されない。蒸気生成部5によって生成される蒸気は、例えば過熱蒸気であってもよい。ここで、過熱蒸気とは、飽和蒸気を更に加熱することにより、ある圧力において飽和温度以上の蒸気温度を持つ蒸気である。蒸気は、例えば、温度が100度を超える蒸気であってもよい。
また、調理容器2に加熱部が設けられている構成であってもよい。
(実施形態2)
実施形態2に係る回転調理器1Aについて、図9及び図10を用いて説明する。図9は、回転調理器1Aの一部を取り外した状態を示す後方斜視図である。図10は、蓋25A付近の断面図である。なお、実施形態2においては、実施形態1と異なる部分について説明する。
実施形態2では、蒸気流路8Aは、本体流路85と、取手内流路86と、蓋内流路87とを有する。本体流路85は、本体3A内において蒸気生成部5と接続する流路である。取手内流路86は、取手22Aの内部に設けられる流路である。取手内流路86は、本体流路85と接続する。蓋内流路87は、蓋25Aの内部に設けられる流路である。蓋内流路87は、取手内流路86と接続する。
調理容器2A内への蒸気の供給を行う供給口28Aは、蓋25Aに設けられる。供給口28Aは、蓋25A(容器本体21A)の中央部に設けられる。供給口28Aは、蓋内流路87と接続する。蒸気生成部5によって生成される蒸気は、本体流路85、取手内流路86、及び蓋内流路87を通じて、供給口28Aから調理容器2A内に供給される。供給口28Aは、調理容器2Aの底部に向けて蒸気を供給するように開口する。具体的には、供給口28Aは、調理容器2Aの底部の中央部に向けて蒸気を供給するように開口する。
実施形態2に係る回転調理器1Aによれば、以下の効果を奏することができる。
実施形態1に係る回転調理器1Aは、蓋25Aは、蒸気流路8Aと連通して調理容器2A内に蒸気を供給する供給口28Aを有する。蒸気流路8Aは、蓋25A内に設けられて蒸気生成部5及び蓋25Aの供給口28Aと接続する蓋内流路87を有する。
この構成によれば、蓋25Aに設けられる供給口28Aから蒸気を調理容器2A内に供給することで、蒸気流路8A内に、調理物が入ることを防ぐことができる。このため、蒸気流路8A内を清潔に保つことができる。
また、回転調理器1Aにおいて、蓋25Aの供給口28Aは、調理容器2Aの底部に向けて蒸気を供給するように開口する。
この構成によれば、調理容器2A内の調理物に対して、より均一に蒸気を供給することができる。
なお、本発明は実施形態2に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。実施形態2では、蒸気流路8は、本体流路85と、取手内流路86と、蓋内流路87とを有するとしたが、これに限定されない。例えば、蒸気流路8が取手内流路86を有しない構成であってもよい。蓋内流路87は、例えば容器本体21の内部や容器本体21の外側部等に設けられる流路を通じて本体流路85に接続されていてもよい。
また、調理容器2A内への蒸気の供給を行う供給口28Aは、蓋25Aに設けられるとしたが、これに限定されない。調理容器2A内への蒸気の供給を行う供給口28Aは、蓋25A及び調理容器2Aの底部の双方に設けられてもよい。すなわち、調理容器2Aへの蒸気の供給を、蓋25Aからだけでなく調理容器2Aの底部からも行ってもよい。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
以下、図11及び図12を用いて、本発明に係る実施例及び比較例について説明する。図11及び図12は、本発明に係る実施例及び比較例の実験結果を示す図である。
実施例では、調理容器に調理物を収容し、蒸気により調理物を90分間加熱して調理を行った。比較例では、調理容器に調理物及び水を収容し、調理容器を90分間加熱して調理(煮込み調理)を行った。
実施例及び比較例において、調理容器内の固形物を除く液体の質量、Brix(糖度)、及びメイラード生成物(ペプチド)の平均分子量Mを測定した。ここで、メイラード生成物とは、調理物に含まれる糖及びアミノ化合物が加熱されて生じるメイラード反応によって生成される生成物である。Brix及びメイラード生成物の平均分子量Mの測定において、調理開始から所定の時間経過後に調理容器内の調理物を調理容器内の液体と共に撹拌・粉砕して溶液にしたものについて測定を行った。
実施例では、調理開始前の液体の質量が0gに対して、時間の経過と共に液体の質量が増加していき、15分後の液体の質量は90gとなり、90分後の液体の質量は250gとなった。比較例では、調理開始前の液体の質量が2000gに対して、時間の経過と共に水分が蒸発して液体の質量が減少していき、15分後の液体の質量は1700gとなり、90分後の液体の質量は250gとなった。90分間における液体の平均の質量は、実施例では125gで、比較例では1150gとなった。
図11はBrixの経時変化(横軸が時間(分)、縦軸がBrix)を示し、図12はメイラード生成物の平均分子量Mの経時変化(横軸が時間(分)、縦軸が平均分子量M)を示す。図11及び図12において、実線は実施例を示し、点線は比較例を示す。
図11に示すように、実施例でのBrixは、調理開始15分後までは大きく上昇し、その後、概ね一定となった。比較例でのBrixは、調理開始90分後まで指数関数的に上昇した。
図12に示すように、調理開始10分後における実施例での平均分子量Mは、比較例での平均分子量Mよりも大幅に大きくなった。また、実施例及び比較例での平均分子量Mは、共に、時間の経過と共に徐々に増加した。
図11及び図12から、比較例(煮込み調理)よりも実施例(蒸気による調理物の加熱)の方が、糖がより容易に溶出して、溶出する糖によってメイラード反応が生じやすくなることが分かった。これは、90分間における液体の平均の質量に関して、比較例と比べて実施例が約1/9倍になっていることで、液体に対する調理物の割合(濃度)が高くなり、反応速度が速くなったためと考えられる。また、比較例よりも実施例の方が、初期段階から糖が溶出しやすく、初期段階からメイラード反応が生じやすいため、短時間で濃厚な溶液を作製できることが分かった。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、実施形態における要素の組み合わせや順序の変化は、本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明に係る回転調理器は、調理物を切削して加熱する調理に有用である。
1,1A 回転調理器
2,2A 調理容器
21,21A 容器本体
21a 開口
22,22A 取手
23 底部
24 回転軸
25,25A 蓋
25a 蒸気口
26 切削部
27 温度センサ
28,28A 供給口
28a 逆止弁
28b ボール
28c ばね
28d 保持具
28e 隙間
3,3A 本体
4 駆動部
5 蒸気生成部
6 タンク
7 制御部
8,8A 蒸気流路
81,85 本体流路
81a バルブ
83 底部流路
86 取手内流路
87 蓋内流路
9 操作部

Claims (9)

  1. 本体と、
    調理物を収容するための開口を有し、前記本体に取り付けられる調理容器と、
    前記開口を覆って着脱可能に取り付けられる蓋と、
    前記調理容器内で回転することで、前記調理容器内の調理物を切削する切削部と、
    前記切削部に回転駆動力を付与する駆動部と、
    水を加熱することによって蒸気を生成する蒸気生成部と、
    前記蒸気生成部で生成される蒸気を、前記調理容器内に案内する蒸気流路と、
    を備える、回転調理器。
  2. 前記切削部は、前記調理容器の底部に取り付けられる、請求項1に記載の回転調理器。
  3. 前記蒸気生成部によって生成される蒸気の供給と、前記駆動部による前記切削部の回転と、を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記調理容器内に蒸気を供給しながら前記切削部を回転させるように、蒸気の供給及び前記切削部の回転を制御する、請求項1又は2に記載の回転調理器。
  4. 前記調理容器は、前記蒸気流路と連通して前記調理容器内に蒸気を供給する供給口を前記調理容器の底部に有し、
    前記供給口には、前記蒸気流路内への調理物の逆流を防ぐ逆止弁が設けられ、
    前記駆動部は、前記本体において、前記調理容器の下方に設けられ、
    前記蒸気生成部は、前記本体において、前記駆動部に隣接して設けられ、
    前記蒸気流路は、前記本体において前記蒸気生成部と接続する本体流路と、前記調理容器の底部内に設けられて、前記本体流路及び前記供給口に接続する底部流路と、を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転調理器。
  5. 前記調理容器の底部には、前記切削部を回転させる回転軸が設けられ、
    前記供給口は、前記回転軸の軸方向と交差する方向に開口する、請求項4に記載の回転調理器。
  6. 前記供給口は、前記回転軸を中心とする周方向に開口する、請求項5に記載の回転調理器。
  7. 前記蒸気生成部によって生成される蒸気の供給を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、蒸気の供給を停止させるとき、蒸気の供給量を徐々に減らすように蒸気の供給を制御する、請求項4〜6のいずれか一項に記載の回転調理器。
  8. 前記蓋は、前記蒸気流路と連通して前記調理容器内に蒸気を供給する供給口を有し、
    前記蒸気流路は、前記蓋内に設けられて前記蒸気生成部及び前記蓋の前記供給口と接続する蓋内流路を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の回転調理器。
  9. 前記蓋の前記供給口は、前記調理容器の底部に向けて蒸気を供給するように開口する、請求項8に記載の回転調理器。
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