JP2013208192A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘性が高いジャムなどの食材を吹きこぼれさせることなく加熱調理できる加熱調理器を提供する。
【解決手段】蓋体の内鍋側に取り付けられた回転体と、回転体に取り付けられて、内鍋内の被加熱物に接触した攪拌状態と、内鍋内の被加熱物から乖離した非攪拌状態とを切替可能な第1,第2の攪拌アームと、回転体を回転させるための駆動モータ24と、第1,第2の攪拌アームが非攪拌状態で回転体を高速(第1の回転速度)で回転させる第1の工程と、第1,第2の攪拌アームが攪拌状態で回転体を低速(第2の回転速度)で回転させる第1の工程とを交互に行うように、駆動モータ24を制御する回転制御手段100bとを備える。
【選択図】図6

Description

この発明は、加熱調理器に関し、より詳しくは攪拌機能を有する加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、内鍋内の米と水を攪拌する攪拌機能を備えた炊飯器がある(例えば、特開2008−18112号公報(特許文献1)参照)。上記炊飯器では、炊飯時の吸水工程において容器内の米と水を攪拌することにより、吸水時間を短縮化している。
しかしながら、上記炊飯器では、ジャム、煮豆、きのこの佃煮などの加熱により粘度が高くなる食材では、発生した気泡が蓋体に達するため、吹きこぼれが生じる。このため、上記炊飯器では、吹きこぼれが起きるようなジャムなどの食材を加熱調理することができないという問題がある。
特開2008−18112号公報
そこで、この発明の課題は、粘性が高いジャムなどの食材を吹きこぼれさせることなく加熱調理できる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
被調理物が収容される収容部と、
上記収容部を収納する加熱調理器本体と、
上記加熱調理器本体内に配置され、上記収容部を加熱する加熱部と、
上記加熱調理器本体の上部に開閉自在に取り付けられ、上記収容部を覆うように閉じることが可能な蓋体と、
上記蓋体の上記収容部側に取り付けられた回転体と、
上記回転体に取り付けられて、上記収容部内の被加熱物に接触した攪拌状態と、上記収容部内の被加熱物から乖離した非攪拌状態とを切替可能な攪拌体と、
上記回転体を回転させるための駆動部と、
上記攪拌体が上記非攪拌状態で上記回転体を所定の第1の回転速度で回転させる第1の工程と、上記攪拌体が上記攪拌状態で上記回転体を上記第1の回転速度よりも遅い所定の第2の回転速度で回転させる第2の工程とを交互に行うように、上記駆動部を制御する回転制御手段と
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、第1の工程において、回転制御手段により駆動部を制御して、攪拌体が非攪拌状態で回転体を所定の第1の回転速度で回転させる。また、第2の工程において、回転制御手段により駆動部を制御して、攪拌体が攪拌状態で回転体を上記第1の回転速度よりも低い所定の第2の回転速度で回転させる。そして、回転制御手段は、この第1の工程と第2の工程とを交互に行うように、駆動部を制御する。これによって、上記第1の工程では、ジャム、煮豆、きのこの佃煮などの加熱により粘度が高くなる食材を加熱部により加熱しているときに食材から蓋体に達するような気泡が発生しても、収容部内で気泡を半径方向外側に飛ばして蓋体に達しないように第1の回転速度で回転体と攪拌体(非攪拌状態)を回転させることで、吹きこぼれを防止できる。また、上記第2の工程では、蓋体に達するような気泡が発生しないように低火力で収容部を加熱することで、食材を攪拌状態の攪拌体により攪拌することにより、収容部内の食材を均一に混ぜることができ、仕上がりのよい調理ができる。したがって、粘性が高いジャムなどの食材を吹きこぼれさせることなく、仕上がりのよい加熱調理できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記第1の工程において上記加熱部により上記収容部を所定の第1の火力で加熱すると共に、上記第2の工程において上記加熱部により上記収容部を上記第1の火力よりも低い所定の第2の火力で加熱するように、上記加熱部を制御する加熱制御手段を備えた。
上記実施形態によれば、第1の工程において、加熱制御手段により加熱部を制御して、加熱部により収容部を所定の第1の火力で加熱すると共に、回転制御手段により駆動部を制御して、攪拌体が非攪拌状態で回転体を所定の第1の回転速度で回転させる。また、第2の工程において、加熱制御手段により加熱部を制御して、加熱部により収容部を上記第1の火力よりも低い所定の第2の火力で加熱すると共に、回転制御手段により駆動部を制御して、攪拌体が攪拌状態で回転体を上記第1の回転速度よりも低い所定の第2の回転速度で回転させる。この第1の工程と第2の工程とを交互に行うことによって、上記第1の工程では、ジャム、煮豆、きのこの佃煮などの加熱により粘度が高くなる食材を第1の第1の火力で加熱しているときに食材から蓋体に達するような気泡が発生しても、収容部内で気泡を半径方向外側に飛ばして蓋体に達しないように第1の回転速度回転体と攪拌体(非攪拌状態)を回転させることで、吹きこぼれを防止できる。また、上記第2の工程では、蓋体に達するような気泡が発生しないように第1の火力よりも低い第2の火力で収容部を加熱して、食材を攪拌状態の攪拌体により攪拌することにより、収容部内の食材を均一に混ぜることができ、仕上がりのよい調理ができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記蓋体の上記収容部側、かつ、上記回転体および上記非攪拌状態の上記攪拌体の最外周部の回転軌跡の内側領域内に、上記収容部内の蒸気を外部に排出するための蒸気排出口を設けた。
上記実施形態によれば、蓋体の収容部側、かつ、回転体および非攪拌状態の攪拌体の最外周部の回転軌跡の内側領域内に、収容部内の蒸気を外部に排出するための蒸気排出口を設けたことによって、回転体と攪拌体(非攪拌状態)を例えば高速(第1の回転速度)で回転させることにより気泡を半径方向外側に飛ばして蓋体の蒸気排出口に達しないようにでき、蒸気排出口からの吹きこぼれを確実に防ぐことができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記被加熱物は、上記加熱部による上記収容部の加熱により、粘度が高くなって発生する気泡が上記蓋体に達する食材である。
上記実施形態によれば、加熱部による収容部の加熱により、粘度が高くなって発生する気泡が蓋体に達する食材、例えば、ジャム、煮豆、きのこの佃煮などを、被加熱物として加熱調理できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記加熱制御手段は、上記第1の工程の前に、上記加熱部により上記収容部を上記第1の火力よりも低くかつ上記第2の火力よりも高い第3の火力で加熱して、上記被加熱物を収容した上記収容部を予め決められた温度になるように、上記加熱部を制御する。
上記実施形態によれば、加熱制御手段により加熱部を制御して、上記第1の工程の前に、加熱部により収容部を第3の火力(上記第1の火力よりも低くかつ上記第2の火力よりも高い火力)で加熱して、被加熱物を収容した収容部を予め決められた温度になるようにすることによって、第1の工程の前に固形の食材から水分が出ることにより、第1の工程の第1の火力での加熱による焦げ付きを防止できる。
以上より明らかなように、この発明によれば、粘性が高いジャムなどの食材を吹きこぼれさせることなく加熱調理できる加熱調理器を実現することができる。
図1はこの発明の実施の一形態の加熱調理器の一例としての炊飯器の斜視図である。 図2は上記炊飯器の蓋体を開いた状態の斜視図である。 図3は上記攪拌ユニットを内鍋側から見た概略図である。 図4は上記炊飯器の攪拌ユニットおよび内鍋の斜視図である。 図5は上記攪拌ユニットが取り付けられた内蓋を下側から見た図である。 図6は上記炊飯器の制御ブロック図である。 図7は上記炊飯器のタイミングチャートである。 図8はりんごジャム調理時の制御装置の動作を説明するフローチャートである。 図9は図8の第1の工程の処理を説明するためのフローチャートである 図10は図8の第2の工程の処理を説明するためのフローチャートである
以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の加熱調理器の一例としての炊飯器の斜視図を示している。
この実施の形態の炊飯器は、図1に示すように、加熱調理器本体の一例としての炊飯器本体1と、炊飯器本体1の上部に開閉自在に取り付けられた蓋体2とを備えている。炊飯器本体1は、前面側に設けられた表示操作部5と、前面側かつ上側に設けられたフックボタン6と、後面側かつ下側に接続された電源コード7とを有する。また、蓋体2の後面側に蒸気口2aを設けている。表示操作部5は、液晶表示部3と複数の操作ボタン4で構成され、この表示操作部5により調理メニューや調理状況などの表示とボタン操作が可能である。
また、図2は上記炊飯器の蓋体2を開いた状態の斜視図を示している。
上記炊飯器は、図2に示すように、炊飯器本体1内に収納された収容部の一例としての内鍋10を備え、この内鍋10を覆うように蓋体2が閉じられる。
上記内鍋10は、例えばアルミニウムなどの高熱伝導部材で形成され、その外面に加熱効率を向上させる例えばステンレス等の磁性体を貼り付ける一方、内面に被加熱物の付着を防ぐためのフッ素樹脂をコーティングしている。
また、上記蓋体2は、炊飯器本体1に回動自在に支持された外蓋21と、その外蓋21の内鍋10側に着脱自在に取り付けられた内蓋22とを備えている。この内蓋22の外周に環状の耐熱ゴム製のパッキン23を着脱自在に取り付けている。蓋体2が閉じられたときにパッキン23が内鍋10に密着して、内鍋10と内蓋22との間をシールする。また、内蓋22には、蒸気排出口22a(図5に示す)が設けられている。
また、炊飯器本体1の上面の前部には被係止部8を設けている。この被係止部8には、蓋体2の下面の前部に設けられた係止部25が解除可能に係止する。また、炊飯器本体1内には、蓋体2をロックするロック機構9を設けている。このロック機構9が蓋体2をロックしていないときには、フックボタン6を押すと、被係止部8が後方に移動して、被係止部8に対する係止部25の係止は解除される。一方、ロック機構9が蓋体2をロックしているときは、フックボタン6を押しても、被係止部8が後方に移動せず、被係止部8に対する係止部25の係止は解除されない。
また、外蓋21内の右側後部に駆動部の一例としての駆動モータ24を配置すると共に、外蓋21の中央部内に連結軸(図示せず)を回転可能に配置している。この連結軸は、駆動モータ24が発生した回転駆動力を、プーリ(図示せず)やベルト(図示せず)を介して受けて回転する。
また、上記内蓋22の内鍋10側に、耐熱樹脂製の攪拌ユニット11を回転自在に取り付けている。この攪拌ユニット11は、ひょうたんを扁平にした形状の回転体12と、その回転体12の両側に配置されたの攪拌体の一例としての第1,第2の攪拌アーム13A,13Bを有している。この第1,第2の攪拌アーム13A,13Bの一端を上下方向に回動自在に回転体12の両端に夫々取り付けている。また、攪拌ユニット11の回転体12内には、第1,第2の攪拌アーム13A,13Bを回動させるための駆動機構(図3に示す)が設けられている。
図3は上記攪拌ユニット11を内鍋10側から見た概略図である。
図3に示すに示すように、回転体12には、第1,第2の攪拌アーム兼用傘ギア30と、第1の攪拌アーム用ギア31A,32A,33Aと、第2の攪拌アーム用ギア31B,32B,33Bとを配置している。軸部15の回転駆動は、第1,第2の攪拌アーム兼用傘ギア30および第1の攪拌アーム用ギア31A,32A,33Aを介して第1の攪拌アーム用回動軸34Aに伝わると共に、第1,第2の攪拌アーム兼用傘ギア30および第2の攪拌アーム用ギア31B,32B,33Bを介して第2の攪拌アーム用回動軸34Bに伝わる。
上記内蓋22の上側に取り付けられた駆動モータ24(図2に示す)により軸部15が回転することにより、第1,第2の攪拌アーム13A,13Bを第1,第2の攪拌アーム用回動軸34A,34Bを中心に回動させて、図2,図3に示す非攪拌状態である倒伏状態から図4に示す攪拌状態である倒立状態に切り替えたり、逆に倒立状態から倒伏状態に切り替えたりすることが可能になっている。
また、図3に示すように、ひょうたんを扁平にしたような形状の回転体12は、第1の攪拌アーム13A側に平面視円弧状の第1湾曲面16Aを有する一方、第2の攪拌アーム13B側に平面視円弧状の第2湾曲面16Bを有している。これにより、第1,第2の攪拌アーム13A,13Bは、上記非攪拌状態のときに、回転体12と径方向において隣り合って、回転体12との間に隙間S1,S2を有することになる。
上記回転体12の一方の広幅部12aに、第1の攪拌アーム13Aの一方の端部を第1の攪拌アーム用回動軸34Aを介して取り付けている。また、回転体12の他方の広幅部12bに、第2の攪拌アーム13Bの一方の端部を第2の攪拌アーム用回動軸34Bを介して取り付けている。
上記第1,第2の攪拌アーム兼用傘ギア30と、第1の攪拌アーム用ギア31A,32A,33Aと、第2の攪拌アーム用ギア31B,32B,33Bと、第1,第2の攪拌アーム用回動軸34A,34Bで駆動機構を構成している。
上記第1,第2の攪拌アーム13A,13Bは、駆動モータ24による回転駆動力を受けた駆動機構により回動して、図2に示す倒伏状態から図4に示す倒立状態へ遷移したり、図3に示す倒立状態から図2に示す倒伏状態に遷移したりする。
上記構成の炊飯器によれば、図2の倒伏状態において、駆動モータ24によって攪拌ユニット11を正回転(上方から見て時計回りに回転)させることによって、回転体12の駆動機構により第1,第2の攪拌アーム13A,13Bを回動させて、図3に示すような倒立状態にする。そして、駆動モータ24によって一方向に回転させることによって、倒立状態の第1,第2の攪拌アーム13A,13Bを回転体12と一体に回転させる。これにより、回転する倒立状態の第1,第2の攪拌アーム13A,13Bで内鍋10内の例えば米および水を攪拌する。
一方、図4の倒立状態において、駆動モータ24によって逆回転(上方から見て反時計回りに回転)させることによって、回転体12の駆動機構により第1,第2の攪拌アーム13A,13Bを回動させて、図2に示すような倒伏状態にする。これにより、第1,第2の攪拌アーム13A,13Bが蓋体2の開閉の妨げにならないようにしている。
このように、駆動モータ24によって第1,第2の攪拌アーム13A,13Bの回動(倒立,倒伏)と攪拌ユニット11の回転とを行うことができる。
図5は上記攪拌ユニット11が取り付けられた内蓋22を下側から見た図を示している。
図5に示すように、蓋体2の内鍋10側、かつ、回転体12および非攪拌状態(倒伏状態)の第1,第2の攪拌アーム13A,13Bの最外周部の回転軌跡(図5の点線で示す)の内側領域内に、内鍋10内の蒸気を外部に排出するための蒸気排出口22aを設けている。この蒸気排出口22aは、図1に示す蓋体2の蒸気口2aと接続されている。
図6は上記炊飯器の制御ブロック図を示しており、この炊飯器は、図6に示すように、マイクロコンピュータおよび入出力回路などからなる制御装置100を備えている。この制御装置100は、内鍋温度センサ42からの信号が入力されると共に、駆動モータ24と、表示操作部5と、加熱部の一例としてのヒータ41を駆動するための加熱回路40とが接続されている。
上記制御装置100は、内鍋温度センサ42により検出された内鍋10の温度に基づいて、ヒータ41を制御する加熱制御手段100aと、駆動モータ24を制御する回転制御手段100bと、第1タイマ100cと、第2タイマ100dとを有する。
上記構成の炊飯器において、図7に示すように、例えばジャムを作る場合、内鍋10内に砂糖と2cm角のりんごとレモン汁を入れて、加熱制御手段100aによりヒータ41を制御して、内鍋10を中火力で徐々に加熱し、内鍋温度センサ42により検出された内鍋10の温度が例えば10分後に100℃になるようにする。
次に、内鍋10の温度を100℃に保った状態で、第1の工程において、加熱制御手段100aによりヒータ41を制御して、ヒータ41により内鍋10を第1の火力である高火力(例えば800W)で加熱すると共に、回転制御手段100bにより駆動モータ24を制御して、第1,第2の攪拌アーム13A,13Bが非攪拌状態で回転体12を第1の回転速度である高速で回転させる(例えば500rpmで4分間)。
次に、第2の工程において、加熱制御手段100aによりヒータ41を制御して、ヒータ41により内鍋10を上記高火力よりも低い第2の火力である低火力(例えば400W)で加熱すると共に、回転制御手段100bにより駆動モータ24を制御して、第1,第2の攪拌アーム13A,13Bが非攪拌状態で回転体12を上記第1の回転速度よりも低い第2の回転速度である低速で回転させる(例えば150rpmで1分間)。
そうして、加熱制御手段100aと回転制御手段100bにより、上記第1の工程と第2の工程とを所定時間(例えば30分間)交互に行う。
図8〜図10のフローチャートに従ってりんごジャム調理時の制御装置100の動作を説明する。
まず、内鍋10内に砂糖と2cm角のりんごとレモン汁を所定量ずつ入れ、蓋体2を閉じる。
次に、ユーザーが複数の操作ボタン4を操作することにより、りんごジャムを作る調理メニューが選択する。
次に、ユーザーがスタートボタン(図示せず)を押して、調理がスタートすると、ステップS1において、ヒータ41をオンして第3の火力である中火力(上記第1の火力よりも低くかつ上記第1の火力よりも高い)で内鍋10を加熱する。ここでは、内鍋10の温度が所定時間(例えば10分)で100℃になるように、ヒータ41の投入電力を設定して、前処理工程が行われる。
次に、ステップS2で内鍋温度センサ42により検出された内鍋10の温度Hが100℃になったと判定すると、ステップS3に進む。
次に、ステップS3で第1タイマ100cをスタートする。
次に、ステップS4に進み、図9に示す第1の工程を行った後、ステップS5に進み、図10に示す第2の工程を行う。
次に、ステップS6に進み、第1タイマ100cの計時時間T1が所定時間Tmax(例えば30分)を越えていると判断すると、この処理を終了する。
一方、ステップS6で第1タイマ100cの計時時間T1がTmaxを越えていないと判断すると、ステップS4に戻り、ステップS4,S5の処理を交互に繰り返す。
図8の第1の工程の処理を説明する図9では、ステップS11で第2タイマ100dをスタートする。
次に、ステップS12に進み、回転制御手段100bにより駆動モータ24を制御して、第1,第2の攪拌アーム13A,13Bを回動させて倒伏状態にする。
次に、ステップS13に進み、回転制御手段100bにより駆動モータ24を制御して、回転体12を高速(第1の回転速度)で回転する。
次に、ステップS14に進み、加熱制御手段100aによりヒータ41をオンし、内鍋10を高火力(第1の火力)で加熱する。ここで、内鍋10の温度が所定の上限温度以上ならないように、ヒータ41の投入電力を制限する。
次に、ステップS15に進み、第2タイマ100dの計時時間T2が4分以上と判定すると、ステップS16に進む一方、第2タイマ100dの計時時間T2が4分未満であと判定すると、ステップS15を繰り返す。
次に、ステップS16では、回転制御手段100bにより駆動モータ24を制御して、回転体12の回転を停止する。
次に、ステップS17に進み、加熱制御手段100aによりヒータ41をオフして、この第1の工程の処理を終了する。
次に、図8の第2の工程の処理を説明する図10では、ステップS21で第2タイマ100dをスタートする。
次に、ステップS22に進み、回転制御手段100bにより駆動モータ24を制御して、第1,第2の攪拌アーム13A,13Bを回動させて倒立状態にする。
次に、ステップS13に進み、回転制御手段100bにより駆動モータ24を制御して、回転体12を低速(第2の回転速度)で回転する。これにより、内鍋10内の食材をゆっくり攪拌する。
次に、ステップS24に進み、加熱制御手段100aによりヒータ41をオンし、内鍋10を低火力(第2の火力)で加熱する。ここで、内鍋10の食材から気泡が内蓋22に達しないように、ヒータ41の投入電力を設定する。
次に、ステップS25に進み、第2タイマ100dの計時時間T2が1分以上と判定すると、ステップS26に進む一方、第2タイマ100dの計時時間T2が1分未満であと判定すると、ステップS25を繰り返す。
次に、ステップS26では、回転制御手段100bにより駆動モータ24を制御して、回転体12の回転を停止する。
次に、ステップS27に進み、加熱制御手段100aによりヒータ41をオフして、この第2の工程の処理を終了する。
なお、上記炊飯器において、りんごジャム以外の食材の粘度が高くなる加熱調理も可能であり、調理内容に応じて前処理工程,第1の工程,第2の工程の加熱条件を設定すればよい。
上記構成の炊飯器によれば、ジャム(例えば砂糖と2cm角のりんごとレモン汁)、煮豆、きのこの佃煮などの加熱により粘度が高くなる食材を高火力(第1の火力)で加熱しているときに食材から蓋体2に達するような気泡が発生しても、高速(第1の回転速度)で回転する回転体12と第1,第2の攪拌アーム13A,13B(非攪拌状態)により気泡を内鍋内で半径方向外側に飛ばして蓋体2に達しないようにするため、吹きこぼれを防止できる。また、上記第2の工程では、内鍋10を低火力(第2の火力)で加熱するので、蓋体2に達するような気泡が発生せず、食材を第1,第2の攪拌アーム13A,13B(攪拌状態)により攪拌することにより、内鍋10内の食材を均一に混ぜることができ、仕上がりのよい調理ができる。
したがって、粘性が高いジャムなどの食材を吹きこぼれさせることなく、仕上がりのよい加熱調理できる。
また、上記蓋体2の内鍋10側、かつ、回転体12および非攪拌状態の第1,第2の攪拌アーム13A,13Bの最外周部の回転軌跡の内側領域内に、内鍋10内の蒸気を外部に排出するための蒸気排出口を設けたことによって、高速(第1の回転速度)で回転する回転体12と第1,第2の攪拌アーム13A,13B(非攪拌状態)により気泡を半径方向外側に飛ばして蓋体2の蒸気排出口22aに達しないようにでき、蒸気排出口22aからの吹きこぼれを確実に防ぐことができる。
また、上記ヒータ41による内鍋10の加熱により、粘度が高くなって発生する気泡が蓋体2に達する食材(例えば、ジャム、煮豆、きのこの佃煮など)を被加熱物として炊飯器で加熱調理できる。
また、上記加熱制御手段100aによりヒータ41を制御して、上記第1の工程の前に、ヒータ41により内鍋10を中火力(第3の火力)で加熱して、被加熱物を収容した内鍋10を予め決められた温度になるようにすることによって、第1の工程の前に固形の食材から水分が出ることにより、第1の工程の高火力(第1の火力)での加熱による焦げ付きを防止することができる。
上記実施の形態では、加熱部としてのヒータ41を用いた抵抗加熱により内鍋10を加熱していたが、加熱部はこれに限らず、例えば誘導コイルを用いた誘導加熱でもよく、抵抗加熱と誘導加熱の両方により内鍋を加熱してもよい。
また、上記実施の形態では、加熱調理器の一例として炊飯器について説明したが、加熱調理器はこれに限らず、他の構成の加熱調理器にこの発明を適用してもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…炊飯器本体
2…蓋体
3…液晶表示部
4…複数の操作ボタン
5…表示操作部
6…フックボタン
7…電源コード
8…被係止部
9…ロック機構
10…内鍋
11…攪拌ユニット
12…回転体
13A,13B…第1,第2の攪拌アーム
15…軸部
21…外蓋
22…内蓋
23…パッキン
24…駆動モータ
25…係止部
40…加熱回路
41…ヒータ
42…内鍋温度センサ
100…制御装置
100a…加熱制御手段
100b…回転制御手段

Claims (5)

  1. 被調理物が収容される収容部と、
    上記収容部を収納する加熱調理器本体と、
    上記加熱調理器本体内に配置され、上記収容部を加熱する加熱部と、
    上記加熱調理器本体の上部に開閉自在に取り付けられ、上記収容部を覆うように閉じることが可能な蓋体と、
    上記蓋体の上記収容部側に取り付けられた回転体と、
    上記回転体に取り付けられて、上記収容部内の被加熱物に接触した攪拌状態と、上記収容部内の被加熱物から乖離した非攪拌状態とを切替可能な攪拌体と、
    上記回転体を回転させるための駆動部と、
    上記攪拌体が上記非攪拌状態で上記回転体を所定の第1の回転速度で回転させる第1の工程と、上記攪拌体が上記攪拌状態で上記回転体を上記第1の回転速度よりも遅い所定の第2の回転速度で回転させる第2の工程とを交互に行うように、上記駆動部を制御する回転制御手段と
    を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記第1の工程において上記加熱部により上記収容部を所定の第1の火力で加熱すると共に、上記第2の工程において上記加熱部により上記収容部を上記第1の火力よりも低い所定の第2の火力で加熱するように、上記加熱部を制御する加熱制御手段を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    上記蓋体の上記収容部側、かつ、上記回転体および上記非攪拌状態の上記攪拌体の最外周部の回転軌跡の内側領域内に、上記収容部内の蒸気を外部に排出するための蒸気排出口を設けたことを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記被加熱物は、上記加熱部による上記収容部の加熱により、粘度が高くなって発生する気泡が上記蓋体に達する食材であることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項1から4までのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記加熱制御手段は、上記第1の工程の前に、上記加熱部により上記収容部を上記第1の火力よりも低くかつ上記第2の火力よりも高い第3の火力で加熱して、上記被加熱物を収容した上記収容部を予め決められた温度になるように、上記加熱部を制御することを特徴とする加熱調理器。
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