JP5824383B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

この発明は、炊飯器に関する。
従来、炊飯器としては、内鍋内を上下方向に作動するザル状の調理容器を備えたものがある特開2002−102061号公報(例えば、特開2002−102061号公報(特許文献1)参照)。この炊飯器は、内鍋内に蒸し器を入れて炊飯することにより、蒸し器内に載置した食材を蒸し調理する。
しかしながら、上記炊飯器では、蒸し器の食材から滴下した水滴(食材の成分を含む)が内鍋内の下側のご飯に混じるため、食材によってはご飯の食味が悪くなるという問題がある。したがって、上記炊飯器では、美味しいご飯を炊飯すると同時にご飯と他の食材とを別々に調理するということができない。
特開2002−102061号公報
そこで、この発明の課題は、簡単な構成で美味しいご飯が炊けると同時にご飯と他の食材とを別々に調理できる炊飯器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の炊飯器は、
米と水の混合物が収容される内鍋と、
上記内鍋を収納する炊飯器本体と、
上記炊飯器本体内に配置され、上記内鍋を加熱する加熱部と、
上記炊飯器本体の上部に開閉自在に取り付けられ、上記内鍋を覆うように閉じることが可能な蓋体と、
上記内鍋内の上側に収納され、上記蓋体側が開口する調理容器と
を備え、
上記調理容器の側壁の上側に複数の蒸気穴が設けられ
上記調理容器は、上記蓋体側が開口する容器本体と、上記容器本体内の上側の上記複数の蒸気穴に面する第1空間とその第1空間の下側の第2空間とを区切るように配置され、上記第1空間と上記第2空間とを連通する複数の穴が形成された棚部とを有し、
上記調理容器の側壁の上記棚部よりも下側に蒸気穴が設けられていないことを特徴とする。
上記構成によれば、内鍋内の下側に米と水の混合物を収容して炊飯の準備をした後、蓋体側が開口する調理容器を内鍋内の米と水の混合物よりも上側に収納する。そして、調理容器内に他の食材(野菜やカレーなど)を入れて、炊飯器本体の上部に開閉自在に取り付けられた蓋体で内鍋を覆うように閉じた後、加熱部により内鍋を加熱する。これにより、内鍋内の米と水の混合物が加熱されてご飯を炊くと同時に、内鍋内で発生した高温の蒸気が、調理容器の側壁の上側に設けられた複数の蒸気穴を介して調理容器内に供給されると共に、調理容器が外側からも蒸気で加熱されることにより、調理容器内に入れた食材が加熱される。このとき、調理容器内に供給された蒸気は、蓋体に設けられた蒸気排出口から外部に排出されることになる。したがって、簡単な構成で美味しいご飯が炊けると同時にご飯と他の食材とを別々に調理できる。
また、蓋体側が開口する容器本体内の上側の複数の蒸気穴に面する第1空間とその第1空間の下側の第2空間とを区切るように棚部を配置することによって、容器本体内の棚部上(第1空間)に野菜などを載置すると共に、容器本体内の棚部の下側の第2空間にカレーやシチューなどを収容して、容器本体内で2種類の食材を加熱できる。このとき、加熱部により内鍋を加熱して炊飯すると、内鍋内で発生した高温の蒸気が、調理容器の側壁の上側に設けられた複数の蒸気穴を介して容器本体内の上側の第1空間に供給されて、棚部上に載置された食材を蒸気により加熱する。また、これと同時に、容器本体内の棚部の上側の第1空間の蒸気が棚部の複数の穴を介して容器本体内の下側の第2空間に供給されると共に、容器本体の底部が下側から加熱されることにより、容器本体内の下側空間のカレーやシチューなどが加熱される。したがって、調理容器内の上段で野菜の蒸し調理などができると同時に、調理容器内の下段でカレーやシチューなどの加熱調理ができる。この場合、野菜表面から滴下した水滴(野菜から出た有用成分を含む)が下側のカレーやシチューなどに加えられて、栄養価や食味が向上する。
また、一実施形態の炊飯器では、
上記棚部は、上記容器本体内に着脱可能に取り付けられている。
上記実施形態によれば、容器本体内に棚部に取り付けて、調理容器内で2段調理したり、容器本体内から棚部を取り外して調理したりすることが可能になり、調理の自由度が広がる。
また、一実施形態の炊飯器では、
上記調理容器は、高熱伝導性を有する部材からなる。
上記実施形態によれば、調理容器に高熱伝導性を有する部材(例えば銅,アルミニウムなどの金属や、炭素材料)を用いることによって、調理容器内の食材の加熱効率が向上する。
ここで、「高熱伝導性を有する部材」とは、アルミニウムよりも熱伝導率が高いものをいう。
また、一実施形態の炊飯器では、
上記調理容器内の底側に立設され、上記調理容器内を仕切る仕切壁を備えた。
上記実施形態によれば、調理容器内の底側に、調理容器内を仕切る仕切壁を立設することによって、調理容器内の仕切壁で区切られた少なくとも2つの領域で別々の食材を混ぜることなく加熱することが可能になる。例えば、調理容器内の仕切壁で区切られた2つの領域の一方に甘口のカレーを入れると共に、その2つの領域の他方に辛口のカレーを入れて、甘口と辛口のカレーを同時に調理できる。
また、一実施形態の炊飯器では、
上記内鍋は、上記内鍋の上部開口の外周に設けられた第1フランジ部を有すると共に、
上記調理容器は、上記調理容器の上部開口の外周に設けられた第2フランジ部を有し、
上記内鍋内に収納された上記調理容器の上記第2フランジ部の下面の全部または一部が、上記内鍋の上記第1フランジ部の上面の全部または一部に接して、上記調理容器が上記内鍋内に位置決めされる。
上記実施形態によれば、内鍋に収納された調理容器の第2フランジ部の下面の全部または一部が内鍋の第1フランジの上面の全部または一部に接して、調理容器が内鍋内に位置決めされることによって、炊飯時に内鍋内の調理容器が動いて異音を発するのを防止できる。
また、一実施形態の炊飯器では、
上記調理容器の上記第2フランジ部の下面と上記内鍋の上記第1フランジ部の上面とが全周に渡って密に接する。
上記実施形態によれば、調理容器の第2フランジ部の下面と内鍋の第1フランジ部の上面とが全周に渡って密に接することによって、内鍋内の米と水の混合物を加熱部により加熱してご飯を炊くとき、内鍋内で発生した蒸気は、他の経路を介して蒸気が外部に排出されることなく、調理容器の側壁の複数の蒸気穴を介して調理容器内に供給された後、外部に排出される。したがって、内鍋内で発生した蒸気の全てを調理容器内に供給できるので、調理容器内の食材に対する加熱効率が向上する。
以上より明らかなように、この発明によれば、簡単な構成で美味しいご飯が炊けると同時にご飯と他の食材とを別々に調理できる炊飯器を実現することができる。
図1はこの発明の実施の一形態の炊飯器の斜視図である。 図2は上記炊飯器の蓋体を開いた状態の斜視図である。 図3は上記炊飯器の攪拌ユニットおよび内鍋の斜視図である。 図4は調理容器を用いた炊飯器の断面模式図である。 図5は上記容器本体の縦断面図である。 図6は上記調理容器の上面図である。 図7は上記調理容器の棚部を外した状態を示す縦断面図である。 図8は上記炊飯器の制御ブロック図である。 図9は仕切壁が設けられた他の調理容器の縦断面図である。 図10は上記調理容器内を攪拌ユニットにより攪拌するときの状態を示す縦断面図である。
以下、この発明の炊飯器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の炊飯器の斜視図を示している。
この実施の形態の炊飯器は、図1に示すように、炊飯器本体1と、炊飯器本体1の上部に開閉自在に取り付けられた蓋体2とを備えている。炊飯器本体1は、前面側に設けられた表示操作部5と、前面側かつ上側に設けられたフックボタン6と、後面側かつ下側に接続された電源コード7とを有する。また、蓋体2の後面側に蒸気口2aを設けている。表示操作部5は、液晶表示部3と複数の操作ボタン4で構成され、この表示操作部5により調理メニューや調理状況などの表示とボタン操作が可能である。
また、図2は上記炊飯器の蓋体2を開いた状態の斜視図を示している。
上記炊飯器は、図2に示すように、炊飯器本体1内に収納された内鍋10を備え、この内鍋10を覆うように蓋体2が閉じられる。
上記内鍋10は、例えばアルミニウムなどの高熱伝導部材で形成され、その外面に加熱効率を向上させる例えばステンレス等の磁性体を貼り付ける一方、内面に被加熱物の付着を防ぐためのフッ素樹脂をコーティングしている。また、内鍋10は、内鍋10の上部開口の外周に設けられた第1フランジ部の一例としてのフランジ部10aを有している。
また、上記蓋体2は、炊飯器本体1に回動自在に支持された外蓋21と、その外蓋21の内鍋10側に着脱自在に取り付けられた内蓋22とを備えている。この内蓋22の外周に環状の耐熱ゴム製のパッキン23を着脱自在に取り付けている。蓋体2が閉じられたときにパッキン23が内鍋10に密着して、内鍋10と内蓋22との間をシールする。また、内蓋22には、蒸気排出口(図示せず)が設けられている。
また、炊飯器本体1の上面の前部には被係止部8を設けている。この被係止部8には、蓋体2の下面の前部に設けられた係止部25が解除可能に係止する。また、炊飯器本体1内には、蓋体2をロックするロック機構9を設けている。このロック機構9が蓋体2をロックしていないときには、フックボタン6を押すと、被係止部8が後方に移動して、被係止部8に対する係止部25の係止は解除される。一方、ロック機構9が蓋体2をロックしているときは、フックボタン6を押しても、被係止部8が後方に移動せず、被係止部8に対する係止部25の係止は解除されない。
また、外蓋21内の右側後部に駆動モータ24を配置すると共に、外蓋21の中央部内に連結部20(図4に示す)を回転可能に配置している。この連結部20の回転軸(図示せず)は、駆動モータ24が発生した回転駆動力を、プーリ(図示せず)やベルト(図示せず)を介して受けて回転する。
また、上記内蓋22の内鍋10側に、耐熱樹脂製の攪拌ユニット11を回転自在に取り付けている。この攪拌ユニット11は、ひょうたんを扁平にした形状の回転体12と、その回転体12の両側に配置された第1,第2の攪拌アーム13A,13Bを有している。この第1,第2の攪拌アーム13A,13Bの一端を上下方向に回動自在に回転体12の両端に夫々取り付けている。また、攪拌ユニット11の回転体12内には、第1,第2の攪拌アーム13A,13Bを回動させるための駆動機構(図示せず)が設けられている。この駆動機構の軸部15(図3に示す)を、内蓋22の上側に取り付けられた連結部20(図4に示す)により回転軸(図示せず)を介して駆動する。
上記第1,第2の攪拌アーム11A,11Bは、駆動モータ24による駆動力を受けた駆動機構により回動して、図2に示す倒伏状態から図3に示す起立状態へ遷移したり、図3に示す起立状態から図2に示す倒伏状態に遷移したりする。
上記構成の炊飯器によれば、図2の倒伏状態において、駆動モータ24によって攪拌ユニット12を一方向に正回転(上方から見て時計回り)させることによって、回転体12の駆動機構により第1,第2の攪拌アーム11A,11Bを回動させて、図3に示すような倒立状態にする。そして、駆動モータ24によって一方向に回転させることによって、倒立状態の第1,第2の攪拌アーム11A,11Bを回転体12と一体に回転させる。これにより、回転する倒立状態の第1,第2の攪拌アーム11A,11Bで内鍋10内の例えば米および水を攪拌する。
一方、図3の倒立状態において、駆動モータ24によって反対方向に逆回転させることによって、回転体12の駆動機構により第1,第2の攪拌アーム11A,11Bを回動させて、図2に示すような倒伏状態にする。これにより、第1,第2の攪拌アーム11A,11Bが蓋体2の開閉の妨げにならないようにしている。
このように、駆動モータ24によって第1,第2の攪拌アーム11A,11Bの回動(倒立,倒伏)と攪拌ユニット12の回転とを行うことができる。
図4は調理容器100を用いた炊飯器の断面模式図を示している。図4では、攪拌ユニット12(図2に示す)を内蓋22から外して、蓋体2側が開口する調理容器100を内鍋10内の上側に収納している。なお、図1,図2に示す炊飯器と同一の構成部には、同一参照番号を付している。また、図4において、120は複数の蒸気穴、130は複数の穴である。
この炊飯器は、図4に示すように、炊飯器本体1内かつ内鍋10の下側にされた加熱部の一例としてのヒータ31,32と、内鍋10の温度を検出する内鍋温度センサ33を備えている。
また、上記調理容器100は、蓋体2側が開口する容器本体101と、容器本体101内に配置された棚部102とを有する。上記容器本体101は、高熱伝導性を有する材料の一例としての銅,アルミニウム,炭素材料などからなり、それらを組み合わせた複合材料からなるものでもよく、棚部102も同様の材料を用いてもよい。
図5は上記容器本体101の縦断面図を示しており、図6は上記調理容器100の上面図を示している。
この容器本体101は、図5,図6示すように、円板状の底部101aと、底部101aの外周から上方に向かって広がる円錐状の側壁101bと、その側壁101bの上端の外周に設けられた第2フランジ部の一例としてのフランジ部101cとを有している。上記容器本体101の側壁101bの上側に周方向等間隔に複数の蒸気穴120を設けている。
また、棚部102は、容器本体101内の高さ方向の略中央に配置され、容器本体101内を複数の蒸気穴120に面する上側の第1空間と下側の第2空間とを区切っている。この棚部102には、容器本体101内の上側の第1空間と下側の第2空間とを連通する複数の穴130が形成されている。この棚部102は、容器本体101の側壁101bの内側に設けられた複数の係止部により支持されてもよいし、棚部に脚を設けて、容器本体101の底部101a上に載置してもよく、棚部を容器本体内に配置する手段はどのようなものであってもよい。
なお、棚部102の複数の穴の大きさ、形状、数などは、食材などに応じて適宜設定すればよく、また、棚部は、網状のものであってもよい。
また、上記実施の形態では、棚部102を容器本体101内の高さ方向の略中央に配置したが、容器本体内の棚部の高さはこれに限らず、方向の略中央に配置したが、容器本体内の複数の蒸気穴に面する上側の第1空間と下側の第2空間とを区切る位置に配置されていればよい。
また、図7は上記調理容器100の棚部102を外した状態を示す縦断面図を示している。7において、図5,図6示す調理容器100と同一の構成部には、同一の参照番号を付している。
図8は上記炊飯器の制御ブロック図を示しており、この炊飯器は、図8に示すように、マイクロコンピュータおよび入出力回路などからなる制御装置200を備えている。この制御装置200は、内鍋温度センサ33からの信号が入力されると共に、駆動モータ24と、表示操作部5と、ヒータ31,32を駆動するための加熱回路40とが接続されている。
上記制御装置200は、内鍋温度センサ33により検出された内鍋10の温度に基づいて、ヒータ31,32を制御する加熱制御手段200aと、駆動モータ24を制御する回転制御手段200bとを有する。
上記構成の炊飯器において、内鍋10内の下側に米と水の混合物を収容して炊飯の準備をした後、蓋体2側が開口する調理容器100を内鍋10内の米と水の混合物の上側に収納する。そして、調理容器100内に他の食材(野菜やカレーなど)を入れて、炊飯器本体1の上部に開閉自在に取り付けられた蓋体2で内鍋10を覆うように閉じた後、ヒータ31,32により内鍋10を加熱する。これにより、内鍋10内の米と水の混合物が加熱されてご飯を炊くと同時に、内鍋10内で発生した高温の蒸気が、調理容器100の側壁101bの上側に設けられた複数の蒸気穴120を介して調理容器100内に供給されると共に、調理容器100が外側からも蒸気で加熱されることにより、調理容器100内に入れた食材が加熱される。このとき、調理容器100内に供給された蒸気は、蓋体2に設けられた蒸気排出口から外部に排出される。したがって、簡単な構成で美味しいご飯が炊けると同時にご飯と他の食材とを別々に調理できる。
また、上記容器本体101内の棚部102上(第1空間)に野菜などを載置すると共に、容器本体101内の棚部102の下側(第2空間)にカレーやシチューなどを収容して、容器本体101内で2種類の食材を加熱できる。このとき、ヒータ31,32により内鍋10を加熱して炊飯すると、内鍋10内で水が沸騰して生じた高温の蒸気が、容器本体101の側壁の上側に設けられた複数の蒸気穴120を介して容器本体101内の上側の第1空間に供給されて、棚部102上に載置された食材が蒸気で加熱される。これと同時に、容器本体101内の棚部102の上側(第1空間)の蒸気が棚部102の複数の穴130を介して容器本体101内の下側空間に供給されると共に、容器本体101の底部が下側から加熱されることにより、容器本体101内の下側(第2空間)のカレーやシチューなどを加熱する。
このようにして、調理容器100内の上段で野菜の蒸し調理などができると同時に、調理容器100内の下段でカレーやシチューなどの加熱調理ができる。この場合、野菜表面から滴下した水滴(野菜から出た有用成分を含む)が下側のカレーやシチューなどに加えられて、栄養価や食味が向上する。
また、上記容器本体101内に棚部102に取り付けて、調理容器100内で2段調理したり、容器本体101内から棚部102を取り外して調理したりすることが可能になり、調理の自由度が広がる。
また、上記調理容器100に高熱伝導性を有する部材(例えば銅,アルミニウムなどの金属や、炭素材、高熱伝導性樹脂)を用いることによって、調理容器100内の食材の加熱効率が向上する。
また、上記内鍋10に収納された調理容器100のフランジ部101c(図5に示す)の下面が内鍋10のフランジ部10a(図1に示す)の上面に接して、調理容器100が内鍋10内に位置決めされることによって、内鍋10内の米と水の混合物をヒータ31,32により加熱してご飯を炊くとき、内鍋10内の調理容器100が動いて異音を発するのを防止できる。
また、上記調理容器100のフランジ部101cの下面と内鍋10の第1フランジ10aの上面とが全周に渡って密に接することによって、炊飯時に内鍋10内で発生した高温の蒸気は、調理容器100の側壁の複数の蒸気穴120を介して調理容器100内に供給され後、内蓋22の蒸気排出口から外部に排出される。したがって、他の経路を介して蒸気が外部に排出されることがなく、内鍋10内で発生した蒸気の全てを調理容器100内に供給できるので、調理容器100内の食材に対する加熱効率が向上する。
図9は仕切壁303が設けられた他の調理容器300の縦断面図を示している。
この調理容器300は、図9に示すように、蓋体2側が開口する容器本体301と、容器本体301内に配置された棚部302とを有する。容器本体301の底部301aに、調理容器300内を仕切る仕切壁303を立設している。
この調理容器300を用いることによって、上記調理容器300内の仕切壁303で区切られた2つの領域で別々の食材を混ぜることなく加熱することが可能になる。例えば、調理容器300内の仕切壁303で区切られた2つの領域の一方に甘口のカレーを入れると共に、その2つの領域の他方に辛口のカレーを入れて、甘口と辛口のカレーを同時に調理できる。
なお、仕切壁は、これに限らず、調理容器内を3つの領域または4以上の領域に仕切るものであってもよい。また、容器本体の底部に、調理容器の上部開口に達する高さの仕切壁を立設してもよい。
図10は上記調理容器100内を攪拌ユニット111により攪拌するときの状態を示しており、この攪拌ユニット111は、図2,図3に示す第1,第2の攪拌アーム13A,13Bに比べて短い第1,第2の攪拌アーム113A,113Bを除いて図2,図3に示す攪拌ユニット11と同様の構成をしている。
図10に示すように、内蓋22の内鍋10側に、耐熱樹脂製の攪拌ユニット111を回転自在かつ取り外し自在に取り付けている。
この攪拌ユニット111は、ひょうたんを扁平にした形状の回転体112と、その回転体112の両側に配置されたの攪拌体の一例としての第1,第2の攪拌アーム113A,113Bを有している。この第1,第2の攪拌アーム113A,113Bの一端を上下方向に回動自在に回転体112の両端に夫々取り付けている。
上記第1,第2の攪拌アーム113A,113Bは、下側に回動した起立状態において下端が調理容器100の底と所定の間隔をあけている。
この攪拌ユニット111を用いて、調理容器100の食材を炊飯と同時に加熱するとき、例えばカレーやシチューをゆっくり攪拌することにより、均一に加熱することが可能になる。
なお、図4,図10において、蓋体2内の連結部20近傍に、回転体12,112の位置を検出する位置検出部の一例としての位置センサ(図示せず)を設けている。この位置センサは、磁気センサであり、回転体12,112の位置センサに対応する位置に設けられた磁石(図示せず)の磁力を検出する。なお、位置検出部は、これに限らず、他のセンサ技術により回転体12,112の位置を検出してもよい。
上記実施の形態では、調理容器に高熱伝導性を有する材料を用いたが、調理容器の材料はこれに限らず、高熱伝導性を有しない材料でもよい。
また、上記実施の形態では、加熱部としてのヒータ31,32を用いた抵抗加熱により内鍋10を加熱していたが、加熱部はこれに限らず、例えば誘導コイルを用いた誘導加熱でもよく、抵抗加熱と誘導加熱の両方により内鍋を加熱してもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…炊飯器本体
2…蓋体
3…液晶表示部
4…複数の操作ボタン
5…表示操作部
6…フックボタン
7…電源コード
8…被係止部
9…ロック機構
10…内鍋
10a…フランジ部
11,111…攪拌ユニット
12,112…回転体
13A,13B,113A,113B…第1,第2の攪拌アーム
15…軸部
20…連結部
21…外蓋
22…内蓋
23…パッキン
24…駆動モータ
25…係止部
31,32…ヒータ
33…内鍋温度センサ
40…加熱回路
100,300…調理容器
101,301…容器本体
101c…フランジ部
102,302…棚部
120,320…蒸気穴
130,330…複数の穴
200…制御装置
200a…加熱制御手段
200b…回転制御手段
303…仕切壁

Claims (6)

  1. 米と水の混合物が収容される内鍋と、
    上記内鍋を収納する炊飯器本体と、
    上記炊飯器本体内に配置され、上記内鍋を加熱する加熱部と、
    上記炊飯器本体の上部に開閉自在に取り付けられ、上記内鍋を覆うように閉じることが可能な蓋体と、
    上記内鍋内の上側に収納され、上記蓋体側が開口する調理容器と
    を備え、
    上記調理容器の側壁の上側に複数の蒸気穴が設けられ
    上記調理容器は、上記蓋体側が開口する容器本体と、上記容器本体内の上側の上記複数の蒸気穴に面する第1空間とその第1空間の下側の第2空間とを区切るように配置され、上記第1空間と上記第2空間とを連通する複数の穴が形成された棚部とを有し、
    上記調理容器の側壁の上記棚部よりも下側に蒸気穴が設けられていないことを特徴とする炊飯器。
  2. 請求項に記載の炊飯器において、
    上記棚部は、上記容器本体内に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする炊飯器。
  3. 請求項1または2に記載の炊飯器において、
    上記調理容器は、高熱伝導性を有する部材からなることを特徴とする炊飯器。
  4. 請求項1からまでのいずれか1つに記載の炊飯器において、
    上記調理容器内の底側に立設され、上記調理容器内を仕切る仕切壁を備えたことを特徴とする炊飯器。
  5. 請求項1からまでのいずれか1つに記載の炊飯器において、
    上記内鍋は、上記内鍋の上部開口の外周に設けられた第1フランジ部を有すると共に、
    上記調理容器は、上記調理容器の上部開口の外周に設けられた第2フランジ部を有し、
    上記内鍋内に収納された上記調理容器の上記第2フランジ部の下面の全部または一部が、上記内鍋の上記第1フランジ部の上面の全部または一部に接して、上記調理容器が上記内鍋内に位置決めされることを特徴とする炊飯器。
  6. 請求項に記載の炊飯器において、
    上記調理容器の上記第2フランジ部の下面と上記内鍋の上記第1フランジ部の上面とが全周に渡って密に接することを特徴とする炊飯器。
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