JP2023043573A - 調理器、調理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに負担をかけずに自動調理を行うことができる調理器を実現する。【解決手段】本発明の調理器は、撹拌ユニット(11)を回転させる第1撹拌期間と、第2撹拌期間とを少なくとも含む調理メニューが選択された場合、第1撹拌期間において、撹拌ユニット(11)を1回転未満で断続的に回転させ、第2撹拌期間において、撹拌ユニット(11)を所定の回転数で回転させる。【選択図】図6

Description

本発明は、食材を撹拌する機能を有する調理器、調理方法に関する。
近年、調理を自動で行う調理器が提案されている。例えば、特許文献1に開示された加熱調理器がある。この加熱調理器は、様々な種類の調理を自動で行うことが可能であるため、ユーザの負担を減らすことができる。
国際公開WO2013/141176A1号公報
しかしながら、従来の加熱調理器では、卵を使用した料理、例えばオープンオムレツを作る場合、適当な大きさに切った具材と卵とをボウルに入れ、かき混ぜた後、内鍋に入れて加熱調理することになる。通常、卵を用いた料理では、玉子の殻を割ってそのまま焼く目玉焼きのような料理以外では、調理前に卵をとく必要がある。このように、ユーザにとって卵を用いた料理は、手間がかかるという問題が生じる。つまり、従来の加熱調理器では、ある程度自動で調理できるものの、卵を使用した料理のように、事前準備が必要な調理を行う場合、ユーザに負担がかかるという問題が生じる。
本発明の一態様は、ユーザに負担をかけずに自動調理を行うことができる調理器を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る調理器は、複数種類の調理メニューが選択可能な調理器であって、内鍋と、前記内鍋に入れた食材を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部における撹拌制御を行う撹拌制御部と、を有し、前記撹拌制御部は、前記複数種類の調理メニューから、前記撹拌部を回転させる第1撹拌期間と、前記第1撹拌期間の次の撹拌期間である第2撹拌期間とを少なくとも含む調理メニューが選択されれば、前記第1撹拌期間において、前記撹拌部を1回転未満で断続的に回転させ、前記第2撹拌期間において、前記撹拌部を所定の回転数で回転させることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、ユーザに負担をかけずに自動調理を行うことができる。
本発明の実施形態に係る加熱調理器の斜視図である。 図1に示す加熱調理器の蓋体が開いた状態の斜視図である。 図1に示す加熱調理器が備える撹拌ユニットを内鍋側から見た概略図である。 図1に示す加熱調理器が備える撹拌ユニット及び内鍋の斜視図である。 図1に示す加熱調理器の制御ブロック図である。 卵を使用した料理における撹拌ユニットの回転数と撹拌期間の例を示す図である。 図1に示す加熱調理器の第1調理工程における撹拌ユニットの回転状態を示す断面模式図である。 図1に示す加熱調理器の第2調理工程における撹拌ユニットの回転状態を示す断面模式図である。 図1に示す加熱調理器の第3調理工程における撹拌ユニットの回転状態を示す断面模式図である。
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。なお、本実施形態では、本発明の調理器として加熱調理器を例に説明する。
<加熱調理器の概要>
図1は、本実施形態に係る加熱調理器の斜視図を示している。加熱調理器は、図1に示すように、調理器本体1と、調理器本体1の上部に開閉自在に取り付けられた蓋体2とを備えている。蓋体2は、上面に設けられた、液晶表示部3と複数の操作ボタン4で構成される表示操作パネル5を有する。表示操作パネル5では、液晶表示部3に調理メニューや調理状況等を表示させ、操作ボタン4によって各種操作を行うためのボタン操作を可能としている。調理器本体1は、前面側かつ上側に設けられたフックボタン6と、後面側かつ下側に接続された電源コード7とを有する。
図2は、図1に示す加熱調理器の蓋体2が開いた状態の斜視図を示している。加熱調理器は、図2に示すように、調理器本体1内に収納された収容部の一例としての内鍋10を備え、この内鍋10を覆うように蓋体2が閉じられる。
内鍋10は、例えばアルミニウム等の高熱伝導部材で形成され、外面に加熱効率を向上させる例えばステンレス等の磁性体を貼り付ける一方、内面に被加熱物の付着を防ぐためのフッ素樹脂をコーティングしている。
蓋体2は、調理器本体1に回動自在に支持された外蓋21と、外蓋21の内鍋10側に着脱自在に取り付けられた内蓋22とを備えている。内蓋22の外周に環状の耐熱ゴム製のパッキン23が着脱自在に取り付けられている。このため、蓋体2が閉じられると、内蓋22の外周に取り付けられたパッキン23が内鍋10の上部側の内面に密着して、内鍋10と内蓋22との間をシールする。また、内蓋22には、蓋体2の上面に設けられた蒸気排出口2aに連通する蒸気排出口(図示せず)が設けられている。
蓋体2の下面の前部には、調理器本体1の上面の前部に設けられた被係止部8に係止する係止部25が設けられている。被係止部8は、調理器本体1の前面の上側に設けられたフックボタン6を押すことで後方(内鍋10側)に移動する。この移動により係止部25との係止を解除する。なお、調理器本体1内には、蓋体2をロックするロック機構9が設けられており、ロック機構9によって蓋体2がロックされている間、フックボタン6を押しても被係止部8と係止部25との係止は解除されないようになっている。
内蓋22の内鍋10側には、耐熱樹脂製の撹拌ユニット(撹拌部)11が回転自在、且つ、着脱自在に取り付けられている。撹拌ユニット11は、ひょうたんを扁平にした形状の回転体12と、回転体12の両側に配置された第1撹拌アーム13A、第2撹拌アーム13Bを有している。第1撹拌アーム13Aと第2撹拌アーム13Bそれぞれ、一端を上下方向に回動自在に回転体12の両端に取り付けられている。回転体12内には、第1撹拌アーム13Aと第2撹拌アーム13Bとを回動させるための機構(図3に示す各種ギア)が設けられている。
撹拌ユニット11は、蓋体2の外蓋21に設けられた駆動モータ24によって駆動する。すなわち、外蓋21の中央部には、撹拌ユニット11に連絡される連結部20(図7等)が設けられている。連結部20は、駆動モータ24が発生した回転駆動力をプーリーやベルトで構成された駆動力伝達部材(図示せず)を介して受け、回転する。連結部20が回転することで、撹拌ユニット11が回転する。
図3は、撹拌ユニット11を内鍋10側から見た概略図を示す。撹拌ユニット11の回転体12には、図3に示すように、第1撹拌アーム13Aと第2撹拌アーム13Bに兼用の兼用傘ギア30と、第1撹拌アーム13A用の3つのギア31A,32A,33Aと、第2撹拌アーム13B用の3つのギア31B,32B,33Bとが配置されている。回転体12の略中央には、駆動モータ24からの回転駆動力によって回転駆動する軸部15が配置されている。軸部15の回転駆動力は、兼用傘ギア30から3つのギア31A,32A,33Aを介して第1撹拌アーム13Aの一端に接続された回動軸34Aに伝わる一方、兼用傘ギア30から3つのギア31B,32B,33Bを介して第2撹拌アーム13Bの一端に接続された回動軸34Bに伝わる。
回動軸34Aに伝わった回転駆動力によって、当該回動軸34Aを中心に第1撹拌アーム13Aが回動すると共に、回動軸34Bに伝わった回転駆動力によって、当該回動軸34Bを中心に第2撹拌アーム13Bが回動する。これにより、第1撹拌アーム13Aと第2撹拌アーム13Bは、図3に示す倒状状態、すなわち回転体12の所定の位置に収納された非撹拌状態にあれば、回転駆動力が伝わることにより、この非撹拌状態から図4に示す倒立状態、すなわち撹拌状態に切り替る。一方、第1撹拌アーム13Aと第2撹拌アーム13Bは、図4に示す撹拌状状態にあれば、回転駆動力が伝わることにより、この撹拌状態から図3に示す非撹拌状態に切り替る。
図4は、撹拌ユニット11及び内鍋10の斜視図を示す。図4に示す撹拌ユニット11は、内鍋10内の食材(図示せず)を撹拌するために、第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bが撹拌状態(倒立状態)となっている。第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bを、図3に示す非撹拌状態(倒状状態)から撹拌状態にするには、駆動モータ24によって撹拌ユニット11を正回転(上方から見て時計回りに回転)させることによって、回転体12内の兼用傘ギア30等の各種ギアを駆動させることで実現する。第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bが撹拌状態で、駆動モータ24によって一方向に回転させることによって、撹拌状態の第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bを回転体12と一体に回転させる。これにより、回転する撹拌状態の第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bによって、内鍋10内の食材、例えば米および水を撹拌する。
一方、図4に示す第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bの撹拌状態において、駆動モータ24によって逆回転(上方から見て反時計回りに回転)させることによって、回転体12内の兼用傘ギア30等の各種ギアを駆動させて、第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bを、図3に示す非撹拌状態(倒状状態)にする。これにより、第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bが蓋体2の開閉の妨げにならないようになる。
以上のように、駆動モータ24は、第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bを回動(倒立状態および倒状状態にする回動)させると共に、撹拌ユニット11を回転させる。
図5は、図1に示す加熱調理器の制御ブロック図を示す。加熱調理器は、図5に示すように、マイクロコンピュータおよび入出力回路等からなる制御装置100を備えている。制御装置100は、表示操作パネル5と、ロック機構9と、駆動モータ24と、加熱調理器を使用するユーザに対して調理可否の報知を行う報知部26と、内鍋10の温度を検出する内鍋温度センサ42と、加熱部の一例としてのヒータ41を駆動するための加熱回路40とが接続されている。
制御装置100は、内鍋温度センサ42により検出された内鍋10の温度に基づいてヒータ41を制御する加熱制御部100aと、駆動部(撹拌ユニット11、連結部20、駆動モータ24)の回転動作を制御する撹拌制御部100bと、表示操作パネル5によって選択された調理メニューを複数の調理メニューから特定する調理メニュー特定部100cと、複数の調理メニューの加熱条件および撹拌条件を記憶する調理メニュー記憶部100dとを含む。
上記構成の加熱調理器は、複数種類の調理メニューによる調理が選択可能である。調理メニューには、卵を使用した調理メニューも含まれる。以下、上記構成の加熱調理器を用いて、卵を使用した調理メニューの一例として、オープンオムレツを作る例について説明する。
<オープンオムレツの作り方(調理方法)>
図6は、オープンオムレツを作る際の撹拌ユニット11の撹拌条件を示した表である。ここでは、オープンオムレツを作る際の焼き工程の前に実行される2工程(第1撹拌期間(1)、第2撹拌期間(2))における撹拌条件を示している。つまり、加熱調理器において、表示操作パネル5によって複数の調理メニューからオープンオムレツが選択されると、最初に図6に示す撹拌条件で卵と具材とを撹拌する2つの撹拌工程(第1ステップ、第2ステップ)が実行され、その後、焼き工程(第3ステップ)が実行される。
第1撹拌期間(1)は、内鍋10に入れた卵をときほぐすためのときほぐし期間である。第1撹拌期間(1)では、撹拌期間が1分に設定され、ONタイムが1/5に設定され、撹拌ユニット11を1回転未満で断続的に回転させる期間である。ここで、第1撹拌期間(1)における撹拌ユニット11の回転数(図6の※1で示す)は、1回転未満の回転数を示す。従って、第1撹拌期間(1)では、ONタイムが1/5であるので、1分間の撹拌期間で、5秒間のうち1秒間、撹拌ユニット11を1回転未満で正回転させ、残り4秒間のうちに撹拌ユニット11を逆回転させて停止させることを、12回繰り返す。具体的には、第1撹拌期間(1)において、1分間の撹拌期間で、5秒間のうち1秒間、撹拌ユニット11を1回転未満(例えば120°)正回転させ、残りの4秒間のうちに撹拌ユニット11を正回転の回転角より小さい回転角度(例えば120°よりも小さい回転角度(例えば30°))で逆回転させて停止させることを12回繰り返す。なお、1回転未満の正回転の回転角は、120°に限定されるものではなく、また、逆回転の回転角も、30°に限定されるものではない。
第2撹拌期間(2)は、第1撹拌期間(1)において、内鍋10内で卵がときほぐされ、他の具材と一緒に混ぜ合わさった状態で、本格的に撹拌する本撹拌期間である。第2撹拌期間(2)では、撹拌ユニット11の回転数が100rpm、ONタイムが2/4(4秒間のうち2秒間、撹拌ユニット11を駆動する)、撹拌期間が30秒に設定されている。従って、第2撹拌期間(2)では、ONタイムが2/4であるので、撹拌ユニット11の100rpmでの回転は、4秒間のうち2秒間行われ、残りの2秒間停止する動作を30秒間続ける。すなわち、第2撹拌期間(2)では、30秒間の撹拌期間内で、4秒中2秒撹拌ユニット11を回転させ、残り2秒撹拌ユニット11を停止させることを、7.5回繰り返す。
図6に示す撹拌条件は、一例を示し、各数値に限定されるものではない。すなわち、第1撹拌期間(1)における撹拌ユニット11の回転数は、1回転未満に限定されるものではなく、卵を入れてときほぐすことができれば、1回転(360°)であってもよく、2回転未満(例えば480°)であってもよく、3回転未満(例えば840°)であってもよい。あるいは、3回転以上であってもいが、第2撹拌期間(2)における撹拌ユニット11の回転数よりも少ないことが好ましい。なお、回転数を多くすれば、卵と具材とを強く混ぜることになるので、具材が飛び散る恐れがあり、一方、回転数を少なくすれば、卵と具材とを緩くまぜることになるため、具材が均等に混ざらない恐れがある。このことから、第1撹拌期間(1)における撹拌ユニット11の回転数は、内鍋10の大きさ、撹拌ユニット11の大きさ、内鍋10に投入する卵の量、具材の量に応じて適宜設定すればよい。また、第2撹拌期間(1)における撹拌ユニット11の回転数は、100rpmに限定されるものではなく、ときほぐした卵と具材とを均一に混ざるようにできれば、100rpmより少なくてもよく、また、100rpmよりも多くてもよい。
また、第1撹拌期間(1)では、卵をときほぐして具材と混ざるようにするために、撹拌ユニット11の断続的な回転は、正回転と逆回転とを含んでいる。しかしながら、撹拌ユニット11の断続的な回転は、正回転のみであってもよい。つまり、第1撹拌期間(1)において、1分間の撹拌期間で、撹拌ユニット11を1回転未満(例えば120°)正回転させた後、回転を停止させ、再び、撹拌ユニット11を1回転未満(例えば120°)正回転させた後、回転を停止させるということを繰り返すようにしてもよい。
さらに、第2撹拌期間(2)では、30秒間の間、ONタイムの2秒間、撹拌ユニット11を100rpmで連続して回転し、残りの2秒間、撹拌ユニット11の回転を停止させている。このように、第2撹拌期間(2)では、撹拌ユニット11は断続的に回転している。このように、撹拌ユニット11を断続的に回転させることで、撹拌対象物である溶き卵に空気を取り込ませて、最終的なオープンオムレツをふんわりとした状態にすることが可能となる。
図6に示す撹拌条件では、第2撹拌期間(2)は、第1撹拌期間(1)よりも短く設定されている。これは、第1撹拌期間(1)では、卵をときほぐして、具材を均一に混ぜるため、ある程度の期間、撹拌ユニット11を断続的に回転させることが好ましいためである。一方、第2撹拌期間(2)では、第1撹拌期間(1)において既に卵と具材が均一になっている状態であるため、できるだけ高速、且つ短時間に撹拌ユニット11を回転させることが好ましいためである。
ここで、上述した通り、第1撹拌期間(1)内に、撹拌ユニット11が駆動するONタイム(第1駆動時間)と、撹拌ユニット11が駆動しないOFFタイム(第1非駆動時間)とが交互に設定されている。また、第2撹拌期間(2)内に、撹拌ユニット11が駆動するONタイム(第2駆動時間)と、撹拌ユニット11が駆動しないOFFタイム(第2非駆動時間)とが交互に設定されている。図6に示す撹拌条件のように、第2撹拌期間(2)のONタイムは、第1撹拌期間(1)のONタイムよりも長くするのが好ましい。
図6に示す撹拌条件によって内鍋10内で撹拌された卵と具材は、次に、加熱工程において内鍋10を所定の温度で所定の時間加熱することで、オープンオムレツとなる。ここでは、制御装置100の加熱制御部100aによって、第2撹拌期間(2)終了後、選択した前記調理メニューに応じて、内鍋10を所定時間加熱するように加熱回路(加熱部)40が制御されることで、内鍋10内でオープンオムレツが仕上がる。
第1撹拌期間(1)の調理工程、第2撹拌期間(2)の調理工程、加熱工程における内鍋10内の様子を、図7~図9に示す。図7は、第1撹拌期間(1)における内鍋10内の様子を説明する断面模式図である。図8は、第2撹拌期間(2)における内鍋10内の様子を説明する断面模式図である。図9は、加熱工程における内鍋10内の様子を説明する断面模式図である。
第1撹拌期間(1)では、図7に示すように、内鍋10に3個の卵90、所定の大きさに切った具材(ベーコン等)91および調味料が投入された状態で、撹拌ユニット11の第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bを撹拌状態(倒立状態)にして、撹拌ユニット11を断続的に回転させる。この第1撹拌期間(1)において、内鍋10内で卵90をときほぐしながら、具材91と混ぜる工程が実行される。なお、内鍋10に投入する卵90の数、具材91の種類や大きさおよび量、調味料の種類や量については、特に限定されず、調理内容に応じて適宜調整すればよい。
第2撹拌期間(2)では、第1撹拌期間(1)における撹拌が終了した状態で、内鍋10内で混ざり合った卵90と具材91とを、撹拌ユニット11を回転させて、当該撹拌ユニット11の第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bによってさらに混ぜ合わせる工程が実行される。これにより、図8に示すように、内鍋10内で、卵90と具材91とが均一に混ざった状態にすることができる。
第3撹拌期間(3)では、第2撹拌期間(2)における撹拌が終了した状態で、図9に示すように、第1撹拌アーム13Aおよび第2撹拌アーム13Bを非撹拌状態(倒状状態)にして、ヒータ41によって内鍋10を所定時間加熱して、オープンオムレツ92を仕上げる工程が実行される。つまり、卵90と具材91とが均一に混ざった状態の内鍋10を所定時間加熱することで、図9に示すように、内鍋10内でオープンオムレツ92を焼き上げる。
このように、本実施形態の加熱調理器では、オープンオムレツ92を作る場合、内鍋10に材料となる卵90と具材91および調味料を投入し、蓋体2を閉じて、表示操作パネル5からオープンオムレツ調理を選択することで、オープンオムレツ92を、卵のときほぐしから、焼き上がりまでの工程を自動で行う。調理が終了すれば、蓋体2を開けて、完成したオープンオムレツ92が取り出される。このように、蓋体2を閉じてから蓋体2を開けるまでにオープンオムレツが作られるため、オープンオムレツ92の調理中、ユーザはなにもしなくてもよい。例えば、卵を割ってときほぐして、具材を混ぜ合わせることを、行わなくてもよい。従って、オープンオムレツ92の調理中におけるユーザの負担を軽減することができる。
なお、本実施形態に係る加熱調理器では、オープンオムレツ調理を例に説明したが、卵を使用し、卵をときほぐす必要がある調理メニューであれば、どのような調理メニューであても調理することが可能である。また、第1撹拌期間(1)において、ほぐす対象が卵ではなく、挽肉であってもよい。従って、挽肉を使用する調理メニューも、本実施形態で説明した加熱調理器によって調理することが可能である。このように、調理メニューに何らの食材をほぐす必要がある調理工程が含まれているものであれば、本実施形態に係る加熱調理器を好適に使用することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 調理器本体
2 蓋体
2a 蒸気排出口
3 液晶表示部
4 操作ボタン
5 表示操作パネル
6 フックボタン
7 電源コード
8 被係止部
9 ロック機構
10 内鍋
11 撹拌ユニット
12 回転体
13A 第1撹拌アーム
13B 第2撹拌アーム
15 軸部
20 連結部
21 外蓋
22 内蓋
23 パッキン
24 駆動モータ
25 係止部
26 報知部
30 兼用傘ギア
31A,32A,33A ギア
31B,32B,33B ギア
34A 回動軸
34B 回動軸
40 加熱回路
41 ヒータ
42 内鍋温度センサ
90 卵
91 具材
92 オープンオムレツ
100 制御装置
100a 加熱制御部
100b 撹拌制御部
100c 調理メニュー特定部
100d 調理メニュー記憶部

Claims (9)

  1. 複数種類の調理メニューが選択可能な調理器であって、
    内鍋と、
    前記内鍋に入れた食材を撹拌する撹拌部と、
    前記撹拌部における撹拌制御を行う撹拌制御部と、を有し、
    前記撹拌制御部は、
    前記複数種類の調理メニューから、前記撹拌部を回転させる第1撹拌期間と、前記第1撹拌期間の次の撹拌期間である第2撹拌期間とを少なくとも含む調理メニューが選択されれば、
    前記第1撹拌期間において、前記撹拌部を1回転未満で断続的に回転させ、
    前記第2撹拌期間において、前記撹拌部を所定の回転数で回転させる、調理器。
  2. 前記撹拌制御部は、
    前記第1撹拌期間における前記撹拌部の断続的な回転は、正回転と逆回転とを含む、請求項1に記載の調理器。
  3. 前記撹拌制御部は、
    前記第2撹拌期間において、前記撹拌部を断続的に回転させる、請求項1または2に記載の調理器。
  4. 前記第2撹拌期間は、前記第1撹拌期間よりも短い、請求項1~3の何れか1項に記載の調理器。
  5. 前記第1撹拌期間内に、前記撹拌部が駆動する第1駆動時間と、前記撹拌部が駆動しない第1非駆動時間とを交互に設定し、
    前記第2撹拌期間内に、前記撹拌部が駆動する第2駆動時間と、前記撹拌部が駆動しない第2非駆動時間とを交互に設定し、
    前記第2駆動時間は、前記第1駆動時間よりも長い、請求項1~4の何れか1項に記載の調理器。
  6. 前記内鍋を加熱する加熱部と、
    前記加熱部の加熱動作を制御する加熱制御部と、をさらに備え、
    前記加熱制御部は、
    前記第2撹拌期間終了後、選択した前記調理メニューに応じて、前記内鍋を加熱するように加熱部を制御する、請求項1~5の何れか1項に記載の調理器。
  7. 前記複数種類の調理メニューから選択された前記調理メニューは、卵をときほぐす工程を含む調理メニューである、請求項1~6の何れか1項に記載の調理器。
  8. 内鍋と、前記内鍋に入れた食材を撹拌する撹拌部と、を有し、複数種類の調理メニューが選択可能な調理器における調理方法であって、
    前記複数種類の調理メニューから、前記撹拌部を回転させる第1撹拌期間と、前記第1撹拌期間の次の撹拌期間である第2撹拌期間とを少なくとも含む調理メニューが選択された場合に、
    前記第1撹拌期間において、前記撹拌部を1回転未満で断続的に回転させる第1ステップと、
    前記第2撹拌期間において、前記撹拌部を所定の回転数で回転させる第2ステップと、を少なくとも含む、調理方法。
  9. 前記複数種類の調理メニューから選択された前記調理メニューは、卵をときほぐす工程を含む調理メニューである、請求項8に記載の調理方法。
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