JP2020127378A - 両軸受リールのスプール、及び両軸受リール - Google Patents

両軸受リールのスプール、及び両軸受リール Download PDF

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Abstract

【課題】スプールの曲げ強度の低下を抑えつつ、スプールの慣性を低減させることにある。【解決手段】スプール4は、糸巻き胴部21と、1対のフランジ部24と、円筒部25,26と、を備えている。1対のフランジ部24は、糸巻き胴部21の両端からスプール4の回転軸Aの径方向外側に延びている。1対のフランジ部24は、回転軸Aの軸方向に貫通する貫通孔を有していない。円筒部25,26は、1対のフランジ部24の先端部から回転軸Aの軸方向外側に延びている。1対のフランジ部24は、径方向外側に延びるにつれて肉厚が薄くなる第1テーパ部27a,28aを有している。第1テーパ部27a,28a同士の間の平均幅AWは、円筒部の外径D2の60%以下である。【選択図】図3

Description

本発明は、両軸受リールのスプール、及び両軸受リールに関する。
両軸受リールにおいて、軽量なルアーで十分な飛距離を投擲するためには、スプールの慣性を低減させることが求められる。スプールの慣性を低減させるために、例えば、スプールのフランジ部や糸巻き胴部に貫通孔を設けてスプールの軽量化を図った両軸受リールのスプールが知られている(特許文献1及び2参照)。
特開2017−127234号 特許5779516号公報
スプールのフランジ部や糸巻き胴部に貫通孔を設けた場合、貫通孔の周囲の曲げ強度が低下してしまうため、フランジ部や糸巻き胴部の肉厚を増加させてスプールの曲げ強度の低下を補う必要がある。このため、スプールの曲げ強度を保ったまま慣性を大きく低減させることが難しい。
本発明の課題は、スプールの曲げ強度の低下を抑えつつ、スプールの慣性を低減させることにある。
本発明の一側面に係る両軸受リールのスプールは、糸巻き胴部と、1対のフランジ部と、円筒部と、を備えている。1対のフランジ部は、糸巻き胴部の両端からスプールの回転軸の径方向外側に延びている。1対のフランジ部は、回転軸の軸方向に貫通する貫通孔を有していない。円筒部は、1対のフランジ部の先端部から回転軸の軸方向外側に延びている。1対のフランジ部は、径方向外側に延びるにつれて肉厚が薄くなるテーパ部を有している。テーパ部同士の間の平均幅は、円筒部の外径の60%以下である。
この両軸受リールのスプールでは、1対のフランジ部に貫通孔が設けられていないので、1対のフランジ部の曲げ強度の低下を抑えつつ、1対のフランジ部の肉厚を薄くしてスプールの軽量化を図ることができる。また、1対のフランジ部の肉厚が糸巻き胴部に近づくにつれて厚くなるので、1対のフランジ部の曲げ強度の低下を効果的に抑えつつ、1対のフランジ部の軽量化を図ることができる。さらに、テーパ部同士の間の平均幅が円筒部の外径の60%以下であるため、糸巻き胴部の中央から1対のフランジ部までの距離が従来よりも短くなり、糸巻き胴部に作用する曲げモーメントを低減させることができる。これにより、例えば、糸巻き胴部の肉厚を薄くして軽量化した場合でも、糸巻き胴部において十分な曲げ強度を保つことができる。
好ましくは、糸巻き胴部の最小径は、円筒部の外径の60%以下である。この場合は、糸巻き胴部とスプールの回転軸との距離が近くなるので、スプールに釣糸を巻きつけたときに、釣糸の重心から回転軸までの距離が近くなる。これにより、キャスティング時のスプールの慣性を低減させることができる。また、スプールの糸巻き量が大きく減じることを抑えることができる。
好ましくは、テーパ部は、径方向外側に延びるにつれて0.3%以上1%以下のテーパ率で肉厚が薄くなる。この場合は、1対のフランジ部の曲げ強度の低下を効果的に抑えつつ、スプールの慣性を低減させることができる。
好ましくは、テーパ部の先端部の肉厚は、円筒部の肉厚以上である。この場合は、テーパ部の先端部に指を接触させてスプールの回転を抑制するいわゆるサミング操作を安定して行うことができる。また、円筒部の肉厚がテーパ部の先端部の肉厚以下なので、スプールの軽量化を図ることができる。
好ましくは、テーパ部の最も肉厚が厚い部分の肉厚は、0.4ミリメートル以上0.6ミリメートル以下である。この場合は、1対のフランジ部の曲げ強度の低下を効果的に抑えつつ、スプールの慣性を大きく低減させることができる。
好ましくは、スプールは、糸巻き胴部の中心部の内周部に円板状に形成された連結壁部をさらに備え、糸巻き胴部は、連結壁部に接続される部分にのみ形成された貫通孔を有し、糸巻き胴部の肉厚は、0.4ミリメートル以上0.5ミリメートル以下である。この場合は、糸巻き胴部の連結壁部に接続される部分にのみ貫通孔が形成されているので、糸巻き胴部の肉厚を0.4ミリメートル以上0.5ミリメートル以下に形成しても、糸巻き胴部において十分な曲げ強度を保つことができるとともに、糸巻き胴部の軽量化を図ることができる。
本発明の一側面に係る両軸受リールは、リール本体と、リール本体に回転可能に配置されたハンドルと、リール本体に回転可能に配置された上記に記載のスプールと、を備えている。この場合は、両軸受リールにおいて、スプールの曲げ強度の低下を抑えつつ、スプールの慣性を低減させることができる。
本発明によれば、スプールの曲げ強度の低下を抑えつつ、スプールの慣性を低減させることができる。
両軸受リールの斜視図。 図1のII−II線断面図。 スプール軸が取り付けられたスプールの半裁断面図。 スプール軸が取り付けられたスプールの右側面図。 図2の部分拡大図。
図1は、本発明の一実施形態が採用された両軸受リール100の斜視図である。図2は、図1のII−II線断面図である。両軸受リール100は、例えば、小型のベイトキャスティングリールであり、前方に釣糸を繰り出し可能である。両軸受リール100は、リール本体2と、ハンドル3と、スプール4と、を備えている。また、両軸受リール100は、ハンドル3の回転をスプール4に伝達する回転伝達機構10、クラッチ機構11、キャスティングコントロール機構12、スプール制動機構13、及びドラグ機構(図示せず)などを備えている。
なお、以下の説明において、釣りを行うときに、釣糸が繰り出される方向を前、その反対方向を後という。また、左右とは、両軸受リール100を後方から見たときの左右をいう。また、スプール軸14(図2参照)が延びる方向を「軸方向」、スプール軸14と直交する方向を「径方向」、スプール軸14の軸回りの方向を「周方向」という。
リール本体2は、フレーム6と、フレーム6の右側方を覆う右側カバー7と、フレーム6の左側方を覆う左側カバー8と、を有している。フレーム6は、第1側板6aと、第1側板6aと軸方向に間隔を隔てて配置された第2側板6bと、第1側板6aと第2側板6bとを連結する複数の連結部6cと、を有している。
ハンドル3は、リール本体2の側方に回転可能に装着されている。本実施形態では、ハンドル3は、リール本体2の右側方に装着されている。
スプール4は、例えばアルミニウム合金製であり、第1側板6aと第2側板6bとの間でリール本体2に回転可能に支持されている。詳細には、スプール4は、リール本体2に回転可能に支持されるスプール軸14に固定されており、スプール軸14を介してリール本体2に回転可能に支持されている。本実施形態では、スプール4の回転軸Aは、スプール軸14の軸心と一致している。
図3は、スプール軸14が取り付けられたスプール4の半裁断面図である。図2及び図3に示すように、スプール4は、糸巻き胴部21と、軸装着部22と、連結壁部23と、1対のフランジ部24と、円筒部25,26と、を有している。
糸巻き胴部21は、略円筒状であり、外周に釣糸が巻き付けられる。糸巻き胴部21の外周面は、糸巻き胴部21の軸方向における中心部Cに近づくにつれて回転軸Aまでの距離が徐々に小さくなるように傾斜している。したがって、本実施形態では、糸巻き胴部21の中央部の直径が糸巻き胴部21の最小径D1である。
糸巻き胴部21の最小径D1は、円筒部25,26の外径D2の60%以下であることが好ましい。糸巻き胴部21の最小径D1は、円筒部25,26の外径D2の50%以上60%以下であることがより好ましい。本実施形態における糸巻き胴部21の最小径D1は、例えば、円筒部25,26の外径D2の約56%である。糸巻き胴部21の両端は、径方向外側に湾曲しており、1対のフランジ部24に滑らかに接続されている。
糸巻き胴部21の肉厚T1は、0.4ミリメートル以上0.5ミリメートル以下であることが好ましい。本実施形態における糸巻き胴部21の肉厚T1は、例えば、0.45ミリメートルである。
糸巻き胴部21は、径方向に貫通する複数の第1貫通孔21aを有している。第1貫通孔21aは、糸巻き胴部21の軸方向における中心部Cを中心とする略円形の孔である。第1貫通孔21aの中心は、連結壁部23と径方向に重なる位置に配置されている。第1貫通孔21aは、連結壁部23と径方向に重なる位置において、糸巻き胴部21の周方向に間隔を隔てて形成されている。第1貫通孔21aの直径は、連結壁部23の肉厚よりも僅かに大きい。第1貫通孔21aは、糸巻き胴部21の連結壁部23に接続される部分にのみ形成されている。
軸装着部22は、糸巻き胴部21の内周側に配置されている。軸装着部22は、軸方向に貫通する貫通孔22aを有している。この貫通孔22aにスプール軸14が圧入固定されており、スプール4とスプール軸14とが一体回転する。
連結壁部23は、糸巻き胴部21と軸装着部22とを連結する。連結壁部23は、略円板状であり、糸巻き胴部21の軸方向における中心部Cの内周部から軸装着部22に向かって径方向内側に延びている。連結壁部23は、糸巻き胴部21に接続される外端付近の肉厚が、連結壁部23の他の部分の肉圧に比べて厚くなっている。
図4は、スプール軸14が取り付けられたスプール4の右側面図である。図4に示すように、連結壁部23は、軸方向に貫通する複数の第2貫通孔23aを有している。第2貫通孔23aは、周方向に間隔を隔てて形成されている。第2貫通孔23aは、連結壁部23の外端付近において、第1貫通孔21aと連なるように形成されている。したがって、連結壁部23には、第1貫通孔21aと同数の第2貫通孔23aが形成されている。
1対のフランジ部24は、略円板状であり、糸巻き胴部21の両端から径方向外側に延びている。1対のフランジ部24は、径方向外側に延びるにつれて軸方向外側に広がるように傾斜している。1対のフランジ部24は、糸巻き胴部21の軸方向における中心部Cに近づくにつれて小径となるように傾斜している。なお、1対のフランジ部24は、図4に示すように、軸方向に貫通する貫通孔を有していない。
1対のフランジ部24は、第1フランジ部27と、第2フランジ部28と、を有している。第1フランジ部27は、糸巻き胴部21の右端から径方向外側に延びている。第1フランジ部27は、第1テーパ部27aと、第2テーパ部27bと、を含む。
第1テーパ部27aは、糸巻き胴部21の右端から径方向外側に延びている。第1テーパ部27aは、径方向外側に延びるにつれて肉厚が薄くなるように形成されている。
詳細には、第1テーパ部27aは、第1端部31と、第2端部32と、を含む。第1端部31は、糸巻き胴部21の右端に接続されている。第1端部31は、第1テーパ部27aにおいて最も肉厚が厚い。第1端部31の肉厚T2は、0.4ミリメートル以上0.6ミリメートル以下であることが好ましい。第1端部31の肉厚T2は、0.4ミリメートル以上0.5ミリメートル以下であることがより好ましい。本実施形態における肉厚T2は、例えば、0.45ミリメートルである。
第2端部32は、第2テーパ部27bに接続されている。第2端部32は、第1テーパ部27aにおいて最も肉厚が薄い。第2端部32の肉厚T3は、0.3ミリメートル以上0.4ミリメートル以下であることが好ましい。本実施形態における第2端部32の肉厚T3は、例えば、0.35ミリメートルである。
第1テーパ部27aは、径方向外側に延びるにつれて0.3%以上1%以下のテーパ率で肉厚が薄くなることが好ましい。第1テーパ部27aは、径方向外側に延びるにつれて0.3%以上0.7%以下のテーパ率で肉厚が薄くなることがより好ましい。本実施形態における第1テーパ部27aのテーパ率は、例えば、約0.34%である。ここで、例えば、テーパ率をT、第1端部31から第2端部32までの長さをL、第1端部31の肉厚をT2、第2端部32の肉厚をT3とした場合、テーパ率Tは下記計算式(1)により算出することができる。
T=(T2−T3)/L×100・・・(1)
図5は、図2の部分拡大図であり、円筒部25周辺の拡大断面図である。第2テーパ部27bは、第1テーパ部27aの第2端部32からさらに軸方向外側に延びている。第2テーパ部27bは、第1テーパ部27aよりも緩やかに傾斜している。第2テーパ部27bと第1テーパ部27aとの境界は、スプール4における釣糸の最大巻きつけ位置の目安となる。第2テーパ部27bの肉厚T4は、均一に形成されている。なお、第2テーパ部27bの肉厚T4は、第2端部32の肉厚T3と同程度の厚みであることが好ましい。本実施形態における第2テーパ部27bの肉厚T4は、例えば、0.36ミリメートルであり、第2端部32の肉厚T3よりも僅かに大きい。
第2フランジ部28は、糸巻き胴部21の左端から径方向外側に延びている。第2フランジ部28は、第1テーパ部28aと、第2テーパ部28bと、を含む。第1テーパ部28aは、第1端部33と、第2端部34と、を含む。第1端部33は、糸巻き胴部21の左端に接続されている。第2端部34は、第2テーパ部28bに接続されている。なお、第2フランジ部28は、糸巻き胴部21の軸方向における中心部Cを挟んで第1フランジ部27と左右対称形状であるため、詳細な説明は省略する。
第1テーパ部27aと第1テーパ部28a間の平均幅AWは、円筒部25,26の外径D2の60%以下であることが好ましい。平均幅AWは、円筒部25,26の外径D2の50%以上55%以下であることがより好ましい。本実施形態における平均幅AWは、例えば、円筒部25,26の外径D2の約53%である。平均幅AWは、例えば、第1端部31の外周部と第1端部33の外周部との間の幅をW1、第2端部32の外周部と第2端部34の外周部との間の幅をW2とした場合、下記計算式(2)を用いて算出することができる。
AW=(W1+W2)/2・・・(2)
円筒部25,26は、1対のフランジ部24の先端部から軸方向外側に略円筒状に延びている。円筒部25,26は、1対のフランジ部24の強度を高めるため、さらには、フレーム6とスプール4との隙間から釣糸が侵入することを防止するために設けられる。ここで、第1テーパ部27aの最も肉厚が薄い部分の肉厚、すなわち第2端部32の肉厚T3は、円筒部25,26の肉厚T5以上であることが好ましい。また、第2テーパ部27bの肉厚T4は、円筒部25,26の肉厚T5以上であることが好ましい。なお、本実施形態における円筒部25,26の肉厚T5は、例えば、0.3ミリメートルである。
図2に示すように、円筒部25の外周面は、第1側板6aの内周面に対向して配置されている。円筒部25の外周面と第1側板6aの内周面との間には、僅かな隙間が設けられている。円筒部26の外周面は、第2側板6bの内周面に対向して配置されている。円筒部26の外周面と第1側板6aの内周面との間には、僅かな隙間が設けられている。
図3に示すように、円筒部25の軸方向の幅W3は、円筒部26の軸方向の幅W4よりも小さい。したがって、図2に示すように、円筒部26の外周面と第1側板6aの内周面とが径方向に重なる範囲は、円筒部25の外周面と第1側板6aの内周面とが径方向に重なる範囲よりも小さい。
ここで、キャスティングコントロール機構12は、図1に示すように、スプール軸14を軸方向に押圧することによってスプール4の回転を制動する。キャスティングコントロール機構12の制動力の調整は、ハンドル3側に設けられたつまみ部材40の回転操作によって実現される。つまみ部材40の内部には、スプール軸14の一端に接触可能な第1摩擦部材41が配置されている。この第1摩擦部材41は、つまみ部材40の回転操作に応じて軸方向に移動する。また、スプール軸14の他端側には、スプール軸14の他端に接触可能な第2摩擦部材42が軸方向に移動不能に配置されている。
例えば、つまみ部材40が回転操作されて第1摩擦部材41がスプール軸14から離れる方向(図2において右側)に移動した場合、スプール軸14が図2に示す位置から軸方向右側に動いて、円筒部26と第2側板6bとの間に、軸方向間の隙間ができるおそれがある。一方、円筒部25については、スプール軸14が図2に示す位置から軸方向右側に動いた場合でも、円筒部25と第1側板6aと間に軸方向間の隙間ができるおそれがない。したがって、円筒部25の軸方向の幅W3を円筒部26の軸方向の幅W4よりも小さく形成することができる。これにより、スプール4の軽量化を図ることができる。
このように構成された両軸受リール100では、スプール4の1対のフランジ部24に軸方向に貫通する貫通孔が設けられていないので、1対のフランジ部24の曲げ強度の低下を抑えつつ、1対のフランジ部24の肉厚を薄くしてスプール4の軽量化を図ることができる。また、1対のフランジ部24の肉厚が糸巻き胴部21に近づくに連れて厚くなるので、1対のフランジ部24の曲げ強度の低下を効果的に抑えつつ、1対のフランジ部24の軽量化を図ることができる。さらに、第1テーパ部27aと第1テーパ部28a間の平均幅AWが円筒部25,26の外径D2の60%以下であるため、糸巻き胴部21の軸方向における中心部Cから1対のフランジ部24までの距離が従来よりも短くなり、糸巻き胴部21に作用する曲げモーメントを低減させることができる。これにより、糸巻き胴部21の肉厚を薄くして軽量化した場合でも、糸巻き胴部21において十分な曲げ強度を保つことができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態及びその変形例について説明したが、本発明は上記実施形態及び変形例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた実施形態及び複数の変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)前記実施形態では、スプール4がスプール軸14に固定されていたが、スプール4は、例えばスプール軸14に対して回転可能にリール本体2に支持されてもよい。
(b)前記実施形態では、糸巻き胴部21の外周面は、糸巻き胴部21の軸方向における中心部Cに近づくにつれて回転軸Aまでの距離が徐々に小さくなるように傾斜していたが、必ずしも傾斜させる必要はない。また、第1フランジ部27の第2テーパ部27b及び第2フランジ部28の第2テーパ部27bは省略されてもよい。
3 ハンドル
4 スプール
21 糸巻き胴部
21a 第1貫通孔
23 連結壁部
24 1対のフランジ部
25 円筒部
26 円筒部
27a 第1テーパ部
28a 第1テーパ部
100 両軸受リール
A 回転軸
AW 平均幅

Claims (7)

  1. 両軸受リールのスプールであって、
    糸巻き胴部と、
    前記糸巻き胴部の両端から前記スプールの回転軸の径方向外側に延び、前記回転軸の軸方向に貫通する貫通孔を有さない1対のフランジ部と、
    1対の前記フランジ部の先端部から前記回転軸の軸方向外側に延びる円筒部と、
    を備え、
    1対の前記フランジ部は、前記径方向外側に延びるにつれて肉厚が薄くなるテーパ部を有し、
    前記テーパ部同士の間の平均幅は、前記円筒部の外径の60%以下である、
    両軸受リールのスプール。
  2. 前記糸巻き胴部の最小径は、前記円筒部の外径の60%以下である、
    請求項1に記載の両軸受リールのスプール。
  3. 前記テーパ部は、前記径方向外側に延びるにつれて0.3%以上1%以下のテーパ率で肉厚が薄くなる、
    請求項1又は2に記載の両軸受リールのスプール。
  4. 前記テーパ部の先端部の肉厚は、前記円筒部の肉厚以上である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール。
  5. 前記テーパ部の最も肉厚が厚い部分の肉厚は、0.4ミリメートル以上0.6ミリメートル以下である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール。
  6. 前記糸巻き胴部の中心部の内周部に円板状に形成された連結壁部をさらに備え、
    前記糸巻き胴部は、連結壁部に接続される部分にのみ形成された貫通孔を有し、
    前記糸巻き胴部の肉厚は、0.4ミリメートル以上0.5ミリメートル以下である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール。
  7. リール本体と、
    前記リール本体に回転可能に配置されたハンドルと、
    前記リール本体に回転可能に配置された請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のスプールと、
    を備えた、両軸受リール。
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